高橋健三 「たそがれの記」(104)
2021.1.1〜2.28

快晴　２月も最終日　いよいよ桃の節句の季節になる
　昨日の、唇の出血には参った。血友病になったかと思うほど、血が止まらなくなった。怖くなって、しばらくはカミソリが使えない気分だった。和子の執念で、血が止まった。こういう時、あの人は強い。お陰で出かかった血も引っ込んで行った。
　おまけに、何故か昨夜はいつもよりよく眠れた。今日は、むしろ快適な気分と言える。これから、春の走りとも言える３月を迎える。内には女の子がいないので、お雛様の祭りはずっとカミさんの日だった。しかし、影の薄い祝い日になりがちだった。だから人形も、紙人形で間に合わせてしまった。実家には、質素ではあったが、時期が来ると、５月人形が飾られていた。お袋にも桃の節句は、冷淡だったようだ。僕は、三男坊だが、代替わりをすると、女房の和子も書道に心を奪われていて、余りお雛様を欲しがりもしなかった。豊かな生活も出来なかったためもあるだろう。僕の中にも、森さん的な差別意識も育っていただろう。僕は、価値観が大変わりする時代を生きて来た。戦争、家の在り方、男女の在り方、教育の方向、すべてがベクトル替わりした時代だった。少年時代からだから、比較的自然なルートに乗って変ったとは言えるだろう。しかし、個人をはみ出した領域がしぶとく残っていたと思う。森さんだけを責める訳には行かない。所詮、日本は矛盾を孕んで変わって来たのだ。何も古さに染まっていない人など一人もいない。自分の古さを洗濯せよと勇ましい事を言ってる人も、要注意、要注意。
　今日は、カミさんの話ばっかりになるが、接骨院に通うようになってからは、首筋、肩、背筋、などに良く膏薬を貼らされるようになった。医者の治療の繋ぎであろう。痛みの個所が共通になって来ると言うことは、寿命の終わりが共に近づいたと言うことだ。88歳と83歳の５つ違い。せいぜい助け合う以外手は無さそうだ。幸い５つも違えば、彼女が先になる心配はまずあるまい。僕の病気で散々迷惑をかけてしまったから、今度は、僕が、生きている限り、面倒を見てやりたい。そうするためにも精々体に気を付けよう。

雲があちこちに残るも、一応晴、次第に良くなりそう
　昨日は新しいキャッシュカードが郵送されてきた。昔使っていたものが更新されたらしい。こちらから依頼したものではない。このパソコンには、危険な要素が入り込んでいるらしいので、一切お金に関するものは取り込まないことにしている。和子とも申し合わせてある。
　血圧グラフは、良い形に整ってきているように思う。体調は、頭のぐらつきが取れないので、警戒して、このところリハビリ歩行を取りやめている。体調の回復次第再開するつもりでいる。和子もこのところ体調が乱れている。咽喉のアレルギーも続いているが、首、肩、背中、腰などの痛みが取れない。最近、前に行っていた腕の良い接骨院に通い始めた。今は上半身びっしりと接骨院の膏薬を貼っている。医者の膏薬が効かなくなっている時には、市販の痛み止め貼り薬を僕が貼る。場所が場所なので、とても自分で貼るのは無理だ。あまり重いものは持たせられない。灯油の運搬はさせられない。なるべく小分けで補給出来る様にしよう。
　余りにも酷いひげ面で、むさ苦しくなったので、安いカミソリで剃ったら、またまた出血で、血だらけになってしまった。血圧の薬で出血しやすくなって居ると聞いたことがある。見栄えのしない無精ひげが伸びて来て、カミソリを当てると、不器用なのか、肌荒れの出っ張りに気付かず出血させてしまう。中々止血出来ず、毎回苦労している。これが嫌で、放っておくようになると、いかにも病人臭くなる。今度は上手くやろうと思っても癖になったのか、毎回出血する。だから茫々にしておくのだが、いかにも見っとも無い。
　老人会「緑会」で、散歩会を企画しているが、僕には距離不適の感もある。もしもが心配で参加できない。元気なころは真っ先に、嬉々として申し込んだものだった。今の僕にはやや不安のある距離だ。ややオーバーな距離はトレーニングになるのだが、迷惑をかけることを考えるとシュリンクしてしまう。和子だけ参加にするかもしれない。

晴、後薄曇りに変わるかもしれない
　３月の声が待ち遠しい。体に気を付けて、なるべく体を長持ちさせたい。陽気が温かくなれば、特に、僕の鬼門である３月、４月を無事に通過すれば、今の不安も和らぐのではないかと思っている。しつこい頭の芯の重さが気になる。早く消えて欲しい。
　「澪つくし」の、漁場で遭難しそのまま行方不明になって居た、かおるの亭主惣吉が、フィリピンで見つかった。遭難は６、７年前の事なので、かおるはすでに再婚している。惣吉は、記憶喪失状態でアメリカの軍艦に救助された後、フィリピンで暮らしていたようだ。途切れ途切れの観賞なので、急激な状況変化におたおたしている。
　「おちょやん」の方も、10年以上も会うことのなかった弟「ヨシヲ」を、やくざ仲間の犯罪から助け出そうと、懸命に説得する「おちょやん」の姿に、思わず惹きつけられて、テレビを離れられなくなっている。突如緊迫した状況に関心を呼び戻らされ、再びのめり込むことも繰り返されている。
　大阪、京都、兵庫、岐阜、愛知、福岡の６府県の非常事態宣言は、今月末で解除される。千葉、神奈川、埼玉、東京の４都県は、今後の会議に諮って結論を出す、と言う状況になって来たようだ。大きな変化がなければ、非常事態は解かれる可能性が出て来た。オリンピックの準備も、予防規模の検討に移るのではないか。いま分かったのだが、今日の新感染者272名とのこと。

晴
　携帯トイレに関する回覧が回ってきているが、自主防災会と、組合との両方の通知がダブっていて、混乱する人が出そうで、心配だ。これが３度目のダブりになりそう。
　朝ドラは、現在、「澪つくし」「おちょやん」が続いている。和子が、時間が来ると、呼び出しをかけてテレビに呼び寄せる。展開が気に入らないと見なくなる僕に、警告のつもりなのだろう。無理やりファンで居てくれと言うようだ。お陰で理解がさほど途切れずに一応見ている。突然惹きつけられる演技に出会うこともある。それがまたきっかけになって見続けることにもなる。
　今は、間に挟まる、田中陽希プロクライマーの「日本三百名山」の雪山に見惚れている。雪庇を警戒してまでの、雪の稜線歩き。アイゼン、スキーを担いでの冬山登山。相当な体力の持ち主なのだろう。自分の経験としては、簡単な春山どまりで、思いがけない大雪に会い、周りに心配をかけたことがある。以来、冬山の真似事を止めにしてしまった。至って柔弱者の思い出しかない。今、田中君の映像で満足している。
　Ｙ兄の国文の論文を読んでいるが、難しくて、中身が中々頭に入って来ない。古語に慣れていないせいだろう。「《玉塵抄》の疑問表現 ─ 〈か・ぞ・やら〉の用法 ─」というタイトル及び副題だ。国文学者の名前も沢山出て来る。学問的な注釈でびっしり。未知の外国語ではないから、ゆっくり読んでゆけば、何かが分かって来るだろう。
　東京のコロナ新感染者数は、また340人と増え、300人を超えた。減少の勢いが弱まったと報じられている。油断はできない。オリンピックの開幕話題として、聖火リレーの企画が話題になっているようだが、用心して掛かろう。

快晴　大袋に2つのポリごみを処理
　昨日は失敗してしまった。「天皇誕生日」を、間違えて「建国記念日」と記述してしまった。「たそがれ」原稿の登録の面倒を見てくれているＮ兄が黙って訂正してくれたので、事なきを得た。「おや」と気付いた僕も、次の瞬間、自分のボケにあきれ返った。ボケもいよいよ本格化？と愕然としている。そう言えば、昔の紀元節は、２月11日だった。天皇誕生日は、昭和天皇で４月29日だった。もう時代が変わってしまったのだ。記述は救われたが、ボケのショックは大きい。天皇制が僕の頭の中で変質してゆくような気がする。国民に寄り添って行くとしきりに口にする天皇がいるなら、戦争反対の先頭にも立ってくれるだろう。
　今月も終わりが近づいている。「たそがれ」(104)の終わりでもある。これからは、Ｎ兄に１号ずつ分冊の追加をお願いして行く。続く限り、書きたいが、見切りが着いたら停止をお願いするつもりだ。今日そのことをＮ兄にお願いしておいた。中断的に終わったら、締めくくりは、Ｎ兄に任せることにする。

快晴　天皇誕生日
　昨日の夜具干しのせいか、よく眠れた。やはり太陽の力は偉大だ。布団に沁み込んだ太陽エネルギーは安らかな眠りをくれる。おまけに昨日は良いことがいろいろあった。昭守さんから、春の訪れの様なお便りを頂いた。ご夫婦お二人とも体を悪くして検査や治療を行って居られるようだが、現在は僕が思っていたほど重症ではなさそうだ。お元気で頑張って居られる。僕の便りを喜んでくれて、僕もホッとする。まるで帰ってきた春だ。思えば長い事不義理をしていたものだ。町子さんとのロマンスの話を知ったのははるか昔になってしまった。大泉では、長い事生徒たちと一緒に「昭守さん、昭守さん」と親しくしていただき、良い時代を送ってきた。思い出で良い、残りの生きた思い出を大切にしたい。今言いたいことは、「どうぞ長生きをしてください。町子さんのためにも。僕も、和子のために出来る限りの長生きをしたいと思っています。」と。「たそがれ」の事は、ご存じだったか記憶にない。20年続けてきた記録を、あと何日続けられるか分からないけれど、もしお聞き及びだったら、時には目を通していただければ幸甚だ。
　今朝早い時間に、山田さんとメールを交換できた。昭守さんのことを報告しておいた。確か明日あたり、彼の論文の写しが到着するはずだ。楽しみに待っている。
　昨日は、東京のコロナ新感染者数178人、今日が275人。重症者77人と急激に減少した。草津辺りでは、旅行者の数も急増して、地元も明るさを取り戻している様子。オリンピックにも明るい日差しが差しそうだ。

快晴　理事会からは重い宿題をしょって帰ってきた気分　和子と夜具干し
　マスクのくぐもり声が、どうにも聴き取り難い。昨日は、管理人さんや周囲の理事に迷惑をかけてしまった。採決に近い意思表明が必要になり、内容理解が不十分なため、不安で、ためらってしまう。管理人さんが、わざわざ席をたって、説明や意思表示の確認に来てくれた。やはり半病人の役員では迷惑をかけているのだろう。
　山田さんは。職掌柄目を使う仕事に追われ、目の疲れが、歯痛となることもあるようだ。公園などの散歩で、治ることもあると言う。読んだり書いたりはかなりの労働だ。弱音を吐くこともあるようだ。日本の言葉の研究が無くなったら大変だ。体に気を付けて、大いに頑張って欲しい。
　暖かめで、好天気。夜具干しに絶好の陽気。例によって和子とベランダに通ずる窓を利用して、夜具を受け渡し、一日がかりで日に干し、しっかり叩いてホコリを取り、寝室を清掃し、取り込んで寝床を整備した。部屋の臭いまで新鮮になったような気分だ。今夜は良く眠れそうだ。
　管理組合が間に入り、非常事態下の携帯トイレの購入を取り扱ってきたが、いよいよ販売の時期になった。この階段では、うちを含めて、３世帯が申し込んでいた。昨夜の会議の討議内容をもう一度復習しないと、僕の頭では収まりがつかない。完全に、理事は今の僕には荷が重すぎる。でも後僅かだから辛抱しよう。

快晴　今年は雪を観ずに終わるのか　ホッとしながら心残り　管理組合理事会あり
　家中の換気に始まり、朝の準備が滞りなく終了。退職してから、病気の時以外は、ずっと続いてきた一日のスタート。正確に言えば、換気はコロナ以後加わったものだ。でも清々しくて悪くない。死ぬまで続けたい。
　今日はまた「聞こえない」会議がある。与えられた資料を参考にして、どこまで理解できるか。そんな気持ちで参加している理事会だが、もう３月で任期も終わりになる。新しい方も決まった。嬉しいような、申し訳なかったような気分だ。出席して居ただけで、何のお役にも立っていなかった。来年は元気な方にお願いできる。
　昨日は、大坂なおみの優勝した「全豪オープン」の試合に夢中になって居た。２回目の優勝である。ブレディ選手にストレートで勝ち、優勝を決めた。23歳と言うからまだまだこれからの人だ。とにかくテニスラケットとの相性は、神がかっている。人種差別には反発し、態度にはっきり表す。この優勝授賞式での司会者の一人は、彼女の生き方を立派だと褒めた。こうした内容を公然と発表する大会も立派だが、なおみさんの態度あってこそだと思う。本当におめでとう。
　東日本大震災から10年が経った。あの時のショックは今も忘れないが、被災者たちの記憶を語られる度に、今なお涙を抑えきれない。今日も消防団の人達の語る言葉に、改めて涙した。テレビの動画のせいか、リアルな画面が眼前に広がるので、一層恐怖が募る。今後の天変地異は、可成り悲惨なものになって行くのであろう。人間たちの心構えと、助け合いの力がどれだけ強固なものになって行くのか。つまらん争いごとに明け暮れていては、滅亡を早めるだけだ。

快晴
　俳句の作り方で、季語の遣い方が軽視されていたように思う。と言うより、自分が軽く見ていたと言う方が正しい。形式的になってしまうと煩わしい存在になって来る。上手い利用が出来ていないのだろう。季語の確認も疎かだったように思う。　カタツムリの遅い歩みが、老いた自分の動きに見えて、でも懸命に歩むためだと思い、次の句を。

　　カタツムリ遅々たる歩み葉を飾り　　健三　
　　　　（「……葉を汚し　」が実態かも？）

　去年の梅雨時にはあまりうまく出来なかった。今は季節ではないが、再度トライしてみた。
　昨日の「たそがれ」で、川の字を山にしてしまった。赤穂浪士の討ち入りに使った合言葉を間違えた感じ。「丸川さん」を「丸山さん」にしてしまったのだ。滑稽なミスにしてしまった。まともより愛嬌があっていいかも。早速訂正をお願いした。またＮ兄、Ｙ兄に笑われる。
　女性軍の陣営も固まって来たし、コロナも増殖の勢いを止めているようだ。オリンピック東京版が実現可能になるかも知れない。選手の受け入れも、予防100パーセントの準備で、受け入れる必要があるだろう。自他国ともに再度の燃え上がりが必要だ。オリンピック開始のリレーも迫って来ている。また再び、兄貴たち設計の聖火台に火が灯るのだろうか。

引き続き快晴
　昨夜はよく眠れずに、起きてしまったので、少々眠い。和子も朝の気分が良くないらしい。眠っている間に、鼻腔から出た洟が固まり、咽喉の近くで固まり始めるので息苦しくなるらしい。起きたり、また寝たり、時には風呂に入り始めたり、薄着のままトイレの掃除を始めてしまったり、風邪を呼び込むような行為をしているのを見つけ、注意をすると、機嫌が悪くなる。お互い体調を崩しているのだから、マイルドにしていなければいけないのに、逆に言い合いになってしまう。僕の耳が聞こえないのと、イライラも困るが、彼女の咽喉に絡んだ反発も手が付けられない。本当に嫌な季節に迷い込んだものだ。とにかく、体はお互いに大切にしないと！
　山田兄からメールが入っていた。大泉高校で一緒だった清水昭守さんの住所を知らせてくれたのだ。体を悪くしているらしいので心配だ。有能な方で皆に好かれる人だった。僕はとても心配している。その上、奥さんも具合が悪いと聞いては、ますます心配だ。便りを出してみることにする。綺麗な印刷ができ、午後早めに郵便局のポストまで、リハビリがてら歩いてきた。当時の僕の考えに疑問があったようだから、返事がもらえるかどうか、心配だ。
　オリンピックの件で、組織の引継ぎの会が行われている。橋本さん、丸川さんの間でもしっかりとバトンタッチが行われた。橋本さんに関して、過去２、３の疑念を持つ人もいるようだが、取り立てて問題にするような事でもなさそうだ。６人ものお子さんを生んで育てた橋本さんが、社会的な場でも腕を振るうチャンスが来る。大いに頑張って欲しい。個人的に森さんと親しかったことなど、取り上げるには当たらない。橋本さんは、政党からも抜けて、政治からも退いた。
　韓国では、女子バレーボールのトップ級のアスリートで、双子、それも揃って美人という、エースとしては、恵まれた選手が、実は成長途中で、苛めの中心になって居て、とても国を代表する選手には押せないという運動が巻き起こり、署名までたくさん集まっていることが分かった。いわゆる女番長的な存在だったのだろう。このようなケースは今後も出て来る可能性があるし、選手の選考の過程で十分に調査する必要が出て来るだろう。人格的な要素がスポーツのスキルと同時に重視されることはもとより大切だ。強いだけで、後はどうでも良いと言う選考基準は問題になるだろう。

日本海側の猛吹雪を考えると、申し訳ない感じだが、こちらは全くの快晴
　どうも夜中に目覚め、寝られなくなる状態が続いている。１時か２時頃に目を覚ますと、再び寝付けなくなり、４時前後にまた眠ると言う癖がつき始めた。目覚めている間が、一種の苦痛で、また寝付くと、７時過ぎまで寝てしまう傾向がある。９時前に床に就く習慣になって居るので、最低７時間ぐらいは寝ていることになる。睡眠不足にはならないと思うが、ただ横になって目が覚めているのは僕には苦痛だ。起きてしまいたくなることもあるが、そうすると今度は、パソコンなどに打ち込んでしまい、完全に眠れなくなってしまう。眠れない日が続くと、自然に眠れる日も来るから、これで良いのかも知れない。脚力はだんだん落ちつつあるような気がする。落日の跡をたどる思いだ。
　灯油をガソリンスタンドに買いに行く。カートの使い方に不慣れで、柄の伸ばし方が足りなかったらしい。２度目の今日は、その点を改善し、可成り運びやすくなった。その上に、階段まで引っ張って来て、階段下で、２つの容器に灯油を分けておくことにした。購入したままの一つの容器にしておくと、室内での移動に不便だし、ストーヴに油を移す時にも、無駄な労力が必要になる。結果として、仕事が大変楽になった。これで、購入の見通し全体が楽になったので、気持ちがすっかり落ち着いた。和子も安心したようだ。
　橋本聖子さんは、森さんの後任を引き受けて、従来彼女がやっていたオリンピック相を丸川珠代さんが引き継ぐことになりそうだ。皮肉なことに、森さんのお陰で、女性軍の活躍の舞台が広がったと言う感じ。それぞれ大いに頑張って欲しいが、心配なのは、まだ「再延期」「中止」の可能性もある状況だ。ワクチンの接種結果が、春を呼び込んで欲しい。

快晴
　朝、テレビで田中プロクライマーの雪洞作りを見ていたが、余りの見事さに感心した。吹雪くと言う予報に、前日の３時頃から掘り始めたものだった。シャベル、鋸まで持参しているのだ。只でも重くなる冬山登山リュックに、そうまでして芸術的と言えそうな、輪郭の際立った雪洞を作っていた。その晩に、落雷に打たれて、死ぬかと思う程の落雷事故に遭遇している。運が強く、幸い酷いショックだけで無事だったようだ。「300名山の旅」は、そのまま続く。凄いエネルギーだ。冬山だから、荷物はプロでも20キロ位のようだ。しかし、装備が凄い。プロの持つ神々しいような見事な技術に見惚れていた。昨日の大坂なおみのテニスにも神業を感じていた。豪州戦でベスト４に進出。
　森さんの後釜が難航している。男か女か。政治家か外郭団体か。アスリートか実力者か。会議は終わっているので、後日の折衝によって決まって来るのではないか。この事でオリンピックそのものが中止となると、国家的なチョンボと言われそうだ。コロナのせいにはできなくなる状況になっても来ている。ワクチンの接種が始まって、鎮静化する方向が予測されている。舛添要一氏は、政治家は避け、外郭団体からの起用か、オリンピックの中止を勧めるような雰囲気で語っている。コロナ鎮静の方向が確認されたら、観客を絞って、実行の線になるのではないか。会長は女性を推したい。就任を受けられる環境づくりを周りが作ることが重要だ。強力な副会長を置くことも考えるべきだろう。「これじゃ誰もやりたがらないよ」、現在の和子の感想である。
　どうやら、森さんの後任は、橋本聖子さんに一本化されたようだ。ＯＫされるかどうかは分からない。一本化しなければ候補は決まらないと思う。彼女は、自転車とスケートのアスリートでもある。今回は女性の地位向上化の選手でもある訳だ。大いに期待に応えて欲しい。オリンピックに大いに関係のあるコロナ情報では、今日の東京の新感染者は、378名とのこと。11日連続して、400名を割っている。見通しは明るくなりそう。春がワクチンとともに訪れることを祈っている。

快晴　ごみ処理の途上、青空が眩しかった
　先日回した回覧（非常時の時の携帯トイレの件）の回答が届いてないと、事務所から連絡があった。直ぐ５号棟の第１階段連絡員に連絡を取った。19日までに回答が欲しいとのこと。21日には、２月の理事会があるとの知らせもあった。自治会からは、新しい居住者名簿が渡され、古いものを返却せよとの連絡があった。焼却のためである。最近は個人情報の管理は厳しくなって居る。
　今気になっているのは、出来上りつつあるワクチンの精度と、販売の状況である。金のある国の買い占めとか、独占状態、品不足で行き渡らない所が出たことを見逃さないようにしよう。安い命や高い命が出来るようなことのないように、「WHO」の方で、状況を見守って欲しい。著しい不公平は、見逃さず、警告を発して欲しい。ワクチンを制作している団体や国の機関も、ワクチンが行き渡らず、接種が著しく遅れている所も、状況調査を怠りなく実行して欲しい。遅れている当事者も、遠慮なく管理担当に訴えて欲しい。世界のどこでも、保護されずにおかれる状態を見逃さないようにしよう。人間の性格を信用し過ぎてはいけない。平等な権利は臆せず主張しよう。
　本日のコロナの情報。３時現在で、東京の新規感染者は、350人とのこと。依然400人切れが続いている。良い方向を期待している。

朝から雨、音もなく降る　あまり寒くない
　ＷＨＯが、新コロナ発生の起源調査を中国武漢で行った。その正式な調査結果は、まだ明らかにされていないが、団員の証言などから、米国は、調査中に、中国の干渉があったのではないかとの疑惑を抱いており、さらなる資料の開示を求めているようだ。これに対し中国側では、極めて神経質になっており、政治的な問題に発展するのを、避けているようだ。僕は、真実が分からないうちに、疑惑が大きくなるのを恐れる。米国・中国の取り上げ方によっては、初めから関係悪化が予測される。あくまでも、科学的な見地から調査を実施することが、重要だ。初めから「発生源は中国だ」といった疑惑を持つべきではないだろう。一方、中国も調査に協力を惜しむべきではない。これが実力行使の争いを誘発するようなことになれば、重大な事態に立ち至ることを胸に明記すべきだ。両国とも世界の大国として、行動を理性的に展開すべきである。世界の流行病を一日も早く抑止する、極めて大事な任務であることを忘れずに、事に当たるべきだ。ＷＨＯでも、先入観なしに、医学的に事を処すべきだと思う。
　今日、東京都のコロナの新感染者数は、266名で、300名を下回るのは、今月８日から７日ぶり。重症者は、前日から６人減って、97人となって居る。ワクチンの接種が始まる所で、今後の心構えをしっかりさせるべきだろう。

快晴　暖かい　昨夜の強い地震は10年前の東北大地震の余震とのこと。
　この頃の地震は、まず原発の故障を心配する。福島の被害の再来を恐れるのだ。住めなくなってしまうのを恐れるからだ。贅沢より安全を願う気持ちが強い。余震と言っても、震度６強の揺れがあり、怪我人も100名を超えたと言う。和子はまだ起きていたようだが、僕は熟眠の入口で眠りを阻害された。震度６を超えた地方では、今後も被害の報告が増えるだろう。
　時間が経つほどに、昨夜起きた福島等、東北の揺れ返し地震の被害が報道されて行く。父の出身地であるだけに悲しみが大きくなって行く。県民たちの、「またか」と言う気持ちも良く分かる。ここ一週間の警戒体制の必要にも、気が滅入ってくる。壁、門、石灯籠などの破損倒壊が目立つ。地震洪水、病気の流行、原発の損壊、全てが、致命的な損害を与える。土地にへばりついて、戦ってきた村民たち。無力な私たちは土地の方々に敬意を表するばかりだ。どんな武将達よりもドラマ以上に土地を愛して来た人達。少しでも早く、少しでも多く幸せが戻って来ますように。ただただ祈るほかない。
　政府の、迅速な対応も期待している。コロナに追われて大変な所だが、避難所まで持ち込まれるコロナ問題を背負う被害者の方々はさらに大変だ。

快晴　その後特に体に異常はないが、ややフラツキがある
　最近の事だが、立ち上がる時とかに一寸フラツクことがあるので気にしている。血圧は、105から95位の幅で小刻みな波を描いている。もう少し高めの方が良いし、振幅に幅があっても良いと思うのだが、やっと新しい降圧剤が慣れて来ているので、もう少し様子を見よう。次の診察日に、医者にも相談してみるつもりだ。
　昨日のオリンピック組織委員会の問題で、ごたごたしている時に、コロナワクチンの第一陣が到着したようだ。これから認定の手続きを済ませ、いよいよ接種にかかる。先ず医療関係者から、始められるのだろう。高齢者も早い順序になって居るが、３月になってからだろう。世界では政治力の弱い地域では、十分に接種が行き渡らない所もあるのではないか。生命に、価値の軽重はないはずだ。条件の弱い所には、条件の有利な国が、援助の手を差し伸べよう。地球規模の災害には、地球規模の人間たちが助け合うべきだ。
　昨日、東京のコロナ新感染者は307名、重症者102人。一応拡大は収まっている。ワクチン接種を控えて今後の展開が問題になるだろう。この間に医療体制の拡充を進めるのも重要だ。
　和子と、特売日の買物に行く。重い荷物運びが気になったが、体のたるみを慣らすには良いかもしれない。敢えて背負うと言う手もある。いろいろ買い込んで、毎日のおかずの材料を何日か持たせる。貧乏所帯の買い物だ。トリの手羽先で、料理を作って見たくなって、買い込んだ。鶏は、和子の苦手で一切口を付けない。食べられないだけでなく、多分食材として触るのも嫌なほど重症だ。農家の娘としては珍しい。だから僕も家では、まず鶏が食べられない。敢えて今日食材に選んだのも珍しい事だ。それでいて僕は酉年生まれである。

高曇り　空は白く明るい
　よく眠れた。気分も良い。朝の血圧も低め。一日を無理なくスタート。
　昨夜遅く、北海道の内山さんからメールが入った。元気とのこと。良かった、安心した。下田さんから便りがあったことを「たそがれ」で読んだようだ。お母さんもお元気で何よりだ。親孝行は、まだまだ続くのだろう。
　森発言問題が、異常な顛末を迎えそうだ。森氏の会長辞退が決まり、後任まで決まった様な報道が流れたが、報道陣の意図的な先行ミスであるような噂も流れはじめた。僕は関心があるから、結論を追ってきたが、馬鹿々々しくなり、追うのを止めた。森発言は、「決定的ミス」になったり、取り上げるに足りない、「憶測合戦」の様相を呈し、国際的な報道スキャンダルになりそうだ。僕少し沈黙することにする。
　どうやら、責められた森氏は、組織原則を逸脱して、委員会の仕事を停滞させないように、独りよがりの善後策で、川淵三郎氏に、後任の話を持ち込んだものらしい。このやり方自体が、原則逸脱、ルール無視になってしまったのだろう。昔流儀の人のやりそうなことだ。白紙からやり直しになるようだ。公式の委員会をやり直して、後任の決定をやるべきだろう。

晴　良い天気になった　気温高め　建国記念日（昔の紀元節）　
　昨日の続きとして、恥ずかしい、嫌な記録を書くことにする。歳をとると言うことの真実として、嫌な事もお知らせしておく。昨日の「たそがれ」の原稿を送稿した後、リハビリに出かけるので、用意をし、少し腹の調子がおかしいと思いながら、30分足らずで終わるから、大丈夫と決めてかかって歩き出した。団地の裏手から、いつものコースを取り、表通りに出た。マーケットを左手に回り込むあたりで僅かに便意を催していたのだが、帰宅まで大丈夫と自信があったため、強行策に出た。コースを回り込み、団地を半周したところで、猛烈な便通に襲われた。降圧剤と一緒に服用している下剤のせいかと思ったが、もう遅い。制御しきれず、無感覚で排出してしまった。プライドも何もあったものではない。無様な格好で、よたよたと家に戻った。大声で和子に呼び掛け、便所に直通。恥ずかしさと汚さとで、かなり難しい後始末を自分でおっぱじめた。これが初めてではなく、これまでに２、３度は経験しているので、何とか手順は、頭にあった。その内、和子が駆けつけて、ひきつけたような顔つきになり、要領よく手伝い始めた。後は和子に主導権を取られ、ガキ同様言いなりになった。
　こんなハプニングは、繰り返したくないもんだ。しかし、内緒にすることも出来ず、実際にあった事だから、悪びれず書いておく。考えてみると、節分で残っていた鬼打ち豆を前日に一握り程食べた。煎り大豆の香ばしさは、大好きなのだ。胃腸が弱っていたのかも知れない。特にお腹の具合が悪かった覚えもないのだが。これも歳のせいか。
　このトラブルが、何か根拠のあるものとなると、怖いので、しばらくは様子を見たい。今日の所は、体がややだるいと言うくらいで、特に大きな異常は感じられない。２、３日は様子を見たい。

快晴の朝の換気は実に気持ちがいい　細胞が生き返って来る
　昨夜は、久し振りに下田有美さんのメールが入り、元気づいた。清々しい人柄がそうさせるのだろう。内山さんの教え子なら当然だろうと思うけれど・・・。内山さんは、元気だろうか。北海道と九州の折り返し運転での親孝行を、続けているのだろうか。コロナ流行の中で、大変な努力だろうと思う。自分だっていつ感染するか分からないのだ。度胸も必要になる。親御さんはお元気だろうか。
　和子が咽喉(鼻?)を痛めてから、もう長い。アレルギーと言うのは、良く分からないのだが、始終、痰(洟？)が絡んで咽喉がゼイゼイしているようだ。普段元気に生活しているのだが、その症状が現れると、眠って居る時間でも、ごそごそしだすので、隣に寝ている僕もすぐ目を覚ます。医者には通っているのだが、なかなか良くならない。こんな時期には気が揉めて仕方がない。今は熱もないし、コロナの兆候もなく、大丈夫だ。元気で外にも出掛ける。とにかく、友人仲間と顔を合わせずには居られない性質だ。いつも元気で居て欲しい。
　東京オリンピックの森喜朗会長の発言が問題になっている。だが、何故か、辞任させるのは、なにか具合が悪い問題があるようだ。390人ものボランティアが辞退したり、女性委員が同じ色の服を着て抗議しているのを見ると、反発はかなりのものがあるようだ。外国の反応が相当厳しいにも拘わらず、罷免の声も大きくならないのが不思議だ。罷免して、後はどうするで、手詰まりが起きるらしい。森さんて、そんなに重要な有力者だっけ？　それとも、挨拶の表現に、尤もな点があると、廻りも本当は思っているからなのだろうか。これでは外国から、「日本は何だ！」と非難され、揶揄されることになる。それこそ不名誉ではないか。ズレた所があるのなら、潔く、認めて、世界レベルについて行こうではないか。

快晴　今日も良い天気になりそう　でも一日一日が辛抱だ
　立ち上がる時、ふらつきを警戒して、そばにある何かにつかまって、ゆっくり立ち上がるようにしている。気分は悪くないのだが、腰から下のバランスが不安定になって居る。生活目標としては、立ったり位置を変えたり、億劫がらずにこまめに動く。面倒くさがらずに、こまめに手足を使う。目の前に出来た必要な用件はなるべく引き受けるようにする。動けるなと感じている時は、体調の良い時だ。部屋の掃除や、灯油の購入、水回りの手伝いまで努力してみる。無理はしないが必要以上に弱気にならない。これが努力目標だ。少しは運動能力を前進させるだろう。
　東京の、今日のコロナ新感染者数412人。３日連続で、500人を下回る。重症者は、昨日と同じ104人。大分落ち着いて来てはいる。あちこちで、解除の声が聞こえる。ホッとしている声も聞こえてくる。大阪でも同様な雰囲気だ。

朝は曇り　好転の兆しあり　午後からはほぼ晴
　朝から、大坂なおみのテニスを鑑賞。全豪テニス一回戦。相手はロシアのパブリュチェンコワ。ゆとりをもって楽に勝ったなと言う印象。実を言うと、卓球はやったことがあるが、テニスには無知な僕なのだ。ルールも碌に知らない。大坂なおみが登場してから見始めた。テニスというと、Ｎ兄がテニス部員で、格好良かったのを覚えている。
　Ｙ兄から、メールが入り、菅総理の使う用語分析に類する考察と言うような新聞の記事の切り抜きを、例によって葉書に貼って出したと連絡があった。彼のこの手のお便りで、これまでも大いに勉強させてもらっている。「頼りない」「物足りない」「信頼できない」の批評をされている言葉づかいの研究かも知れない。対象の領域は広く、政治、言語、文芸、子供の作品など広きにわたっている。明日が楽しみだ。
　最近目が良く見えなくなって来て、困っている。「目鼻耳」の句の様に、体の各機関の能力がガタ落ちになってきている。視力が落ちただけでなく、輪郭がぼけたり、視野が暗くなったりで、読書には致命的だ。最近は、まとまった本は読んでいない。細かな字などは、でっかい虫眼鏡で拡大して読む。良く辞書を引く和子も、虫眼鏡を探すことが多くなっている。目が駄目で、耳が駄目、これだけでも僕の出来る領域はカバーしてしまう。新聞、テレビ、ラジオ、そして、パソコンの世界にも及べば、僕の世界は真っ暗になってしまう。這ってでも読みたい書きたい聞きたい人は、どう生きたら良い？

快晴　昨日のテレビで、あらためて温暖化問題を重視する番組を見た
　僕も温暖化の問題は重視していたが、昨夜のテレビを見ていたら、アメリカで大統領が変わり、温暖化重視の姿勢が大きく変わっていた。地球上の気象変化を取り上げ、2030年あたりで、人間の生活条件が大きく変化するのをどう食い止めるかと言う、切迫した真剣な問題提起がなされていることに気づいた。前々から、取り上げられてはいたが、その真剣みに違ったものを感じた。これからの100年位で、地球の状態が大きく変わって来ることへの大警告であると感じた。僕自身も考えていたことを、さらに強調して行くべきだと痛感した。詩などを創って空想的に恐怖していた地球の変化を、身近な問題に引き据えて発想する必要がありそうだ。ＮＨＫの番組である。
　恒ちゃんから、メールが入る。松ちゃんが退院とのこと。僕が祈った通り、無事にご帰還。今後の透析の問題はあるが、年寄りの寿命なんて、神と科学の支えのようなものだ。厄介がってはいけないのだと思う。僕のように少しでも生きられるだけ生きようと思っている人間にとっては、有難いと思うだけだ。松ちゃん、がんばれ！恒ちゃん、悦ちゃん頑張れ。これからも松ちゃんをみんなで応援しよう。皆さん、松ちゃんを応援してあげてください。人生を全うすると言うのは息を引き取るまでです。何一つ無駄はありません。今、松ちゃんの頭の中では、恒ちゃんと一緒になれて、お花の先生や労働組合の事を一緒に経験して、自分の人生にピリオド打つと言う、晴れがましい瞬間を迎えているのだと思う。僕の眼から見ても、羨ましい一瞬だ。出来るなら、もうしばしの時間を上げたい。お姉さん！歯を食いしばって、もう少し頑張ろう。いつもそう叫んでいます。
　悦ちゃん、良くこれまで面倒見てくれたね。僕の尊敬する姉さんも、満足していることだろう。もう少し頑張ってもらおう。
　このところ和子の床屋が手つかずで放ってある。僕に、集中して刃物を持つ体力の自信がなかったのだ。まだすっきりしないが、可成りむさくるしいので、今日はやることにした。やってみて分かったのだが、集中すると直ぐに腰が痛くなってしまう。和子も、近くの理髪師さんへは行っていないので、行きにくいのだろう。やはりこちらに頼ってくる。決心して始めたが、やはり旨く手が運ばない。髪の切り方もこれまでのように上手く運ばない。最後まで満足出来ず、カミソリまで使って、かすかな傷まで作ってしまった。うっすらと血がにじむ程度だが、初めてのミスだ。嫌な予感がしていたのだ。自前床屋を終えて、後味の悪い片付け作業を済ませた。和子も浮かぬ顔して、自分で手直しをして、夕方の買い物に出た。

快晴　最高最低気温差が１6、7℃になる　風邪に注意
　灯油運びの後遺症で背筋や首の付け根に痛みが出たが、それも完全に消えた。まだ大丈夫と言う感じ。何度かやっているうちに慣れて来るだろう。その内、鈍ってしまった体が生き返るだろう。
　今朝は、大失敗をやらかしてしまった。入間市のお茶屋さんから、老人会に贈られて来た粉茶を、たくさん作り過ぎてしまい、大騒ぎ。小袋一つで、1リットルも出来ることを知らなかったのだ。濃い粉茶を沢山作ってしまったのだ。薄め薄め何杯にもして飲んだ。良い香りのお茶で、勿体ない事をしてしまった。狭山茶で、原料が特産銘茶だったのだ。次からは、気を付けよう。朝から大騒ぎをしてしまった。和子から散々叱られた。説明書きを読んでから始めなさいよと説教されてしまった。これも脳梗塞の後遺症だろうか、それとも生まれつきのそそっかしさであろうか。見るも無残に散らかった急須や茶わんが笑っていた。「お茶屋さん、ご馳走様！」
　米中の対話ムードが出始めた。国家の主体は守るけれど、お互いの利益は大切にしたい。という考えが込められている。世界平和のために重要なことだ。メンツや意地の張り合いからは、建設的なものは生まれない。実践の中で、一つや二つ、自分が変わることも恐れず握手を繰り返すことが、平和をもたらすと言うことを忘れずにいて欲しい。大国の責務でもあるのだ。「核」などは持ち腐れで結構。広島の地獄を忘れずにいて欲しい。僕の頭の中には、「原爆の図」の光景がいつも焼き付いている。まさに生きながらの地獄だ。
　意見の違いを尊重し合うことは大切だが、違いに固執して争い、戦争まで引き起こす「内政干渉不干渉」はどんなものであろうか。「異見に耳を貸して考える余裕」を持ち合うことが、必要なのではないか。ミャンマーのクーデターに対して、各国が発言するのも、他民族に対する友情と言う側面がある。人と人の交流がある以上友人への配慮はあくまでも人間的な心の結びつきだ。このような輪が広がってこそ、本当に世界が平和に、豊かになって行く礎となるはずだ。心を広く持った民族が、お互いを尊重し合ってこそ改善の力となる。軍の力で強引に一国を引きずる時代はもう終っている。頭と心を使おう。力はあくまでそれを支えるためにある。
　ロシアでも、プーチン大統領に反対する政治家を犯罪人に追い込んでしまっている。権力的にレッテルを張って、拘束してしまう。自由に意見を交わし、議論を戦わせ、第三者の意見も聞いて、選択肢を決めるのでなく、権力者に反対するものをすべて犯罪人扱いし、人格を認めないと言うやり方が、戦争のもとになって居ると思う。議論を尊重し、三者の意見を参考に出来ない狭量さこそ、対立を野蛮なものにしてしまう。人間の世界は、頭と心の存在があるからこそ成立するのではないか。心を落ち着けて考えてみよう。

快晴
　オリンピック委員会の森会長の発言問題で、大騒ぎだ。女性蔑視が丸見えになる発言だ。「辞めない」という大見栄を切った謝り方も、火に油。二世代以上時代がズレた政治の感覚が見事に露見したと言って良い。国際的なレベルとのずれが恥ずかしい。どう決着をつけるつもりだろう。コロナ問題よりも簡単なことだと思うのだが。
　「下書きノート」がまた使いにくくなっている。大切な時に自動保存がオフになってしまったりする。大分前に書いた部分は削除してゆとりを持たせた。パソコンの速度がスローになって居るのも影響していると思う。この件は、見通しがたってから一気に改良するつもり。役立たずの保存ファイルを消してしまえば、ゆとりは出来るはず。不要ファイルの移動と保存の場所の判断に自信がない。もう少し考えてから手を付けよう。
　東京のコロナ新感染者数は、577名になった。約１週間３桁が続いている。引き潮気味の体制になってきているのかも知れない。解除を早めるタイミングが来ているのなら、それなりの数字は出て来るのだから、余りオーバーな受け止め方をしない方が良い。200台とか300台に激減する時が現れるのを待とう。オリンピックにも大きく関連することだろう。森発言問題は、女性軍の批判が、大き過ぎて、オリンピックを忘れて怒ってしまわない所を見ると、女性軍には、ゆとりがあるようだ。その方が勝ちだ。多分国際的には、これ以上には膨らまないのではないか。総括の時期には、大いに取り上げて欲しい。

快晴　最近は、あっと言う間に一週間が過ぎる
　時間のたつのが早い時は、先を見通すゆとりがない。後を振り返ってばかりいる。反省と後悔の連続である。生き方の腰が崩れている。身構えて前を観なければいけない。コロナなどに自分の人生にピリオドを打たれてはたまらない。もう一度、消毒もマスクも忘れて、自由にお喋りをしながら、食べたり飲んだりして、時を過ごしたい。大内さんも仲間にして赤ワインを舐めた、入間市のお店が懐かしい。
　先月の25日が初日になったスタンドの灯油販売を利用しに、空の大ポリタンを載せたカートを引っ張り、和子とアベックで家を出た。カートは、いろいろやってみた結果、僕の背丈では引手が短すぎて、カート自身を倒し足りないため、運ぶ力が無駄になって、軽くならないのだ。僕より背の低い和子がやると、自然と柄が倒れ、楽な角度になる。筋肉が衰えて、力が入らない僕は、情けなくなる程、役に立たない。いくら条件が良いとは言え、丸々運ばせるのは気が引ける。そう思って引いてみるのだが、どうにも中途半端な角度になってしまい、力が入らない。所々で交替して、何とか家まで運んだ。僕が、足手纏いになっているような形だ。情けないったらない。しかし、冬の季節だから、灯油は欠かせない。オール電化は高くつく。寝床だけは、時代遅れの湯たんぽを使っている。お湯は何度でも使えるし、温かみも年寄りには優しい。春の季節が待ち遠しい。
　熱いうどんを食べて、体を少しのんびりさせた。和子は、居間に飾ってある人形類に掃除機をかけて並べ替えている。その間、僕は、一休みしたくなって、床に入った。
　今日も、東京の新感染者は、734人と、1000人以下が７日続いていると言う。早めに解除の声がかかるかもしれない。

　早くも「春一番」が吹いたと言うが、心は暗い。２句絞り出す。

　春一番　超早くとも　春は来ず

　人も死に　鶏も死に　病む地球　　　健三

快晴　かなり溜まっていたポリごみを処理
　昨日は、快適な気分で豆を撒き、年男ぶって少しお神酒が入った。酉年の牛男じゃ、モー！という訳で、気分よく寝床に入ったが、寝付きはあまり芳しくなかった。３度ほどトイレに起きている。一応、朝の換気には十分役立った。
　ゆとりをもった「宣言延長」と言う訳で、３月７日の期限が設定された。もし、経過が良ければ、早めに解除と言う意味合いもあるらしい。政治家の特権意識が災いするのか、指示した側である与党議員の夜遊びが露見して、失脚して行く政治家も出ている。総理も、国民にお詫びの記者会見をしている。自民党にも、公明党にも居た様だ。政治家は、戦術ばかり巧妙になり、恥とか節操という人間らしい感情が薄れて来ているらしい。冷徹な鉄仮面の政治などごめんだ。
　今日の東京新感染者、676人、重症者125人。この３日、ほぼ横這いと言うべきか。体重計の針がどっち向きに動くか、を気にしている娘のように、都民や国民は神経を尖らせていることだろう。
　久し振りに、リハビリ基本コース（約2.5キロ）をまともに歩いた。速歩のリズムを保ちながら。今日は嫌にならず歩けた。眼鏡をはずし、曇るのを防ぎ、テンポをやや緩めた。鼻水の出る量も防げたようだ。

節分　ミャンマーで再度軍部によるクーデター、スーチー拘束
　昔は、久が原のお婆ちゃんに電話して、豆撒きの方角を聞いたものだった。古い暦を持っていて、すぐ答えてくれたものだ。お婆ちゃん亡き後は、松ちゃんが代役をしてくれた。代が変わっても、古い暦は何時も備えてあった。問い合わせをしないで居ると、松ちゃんの方から、「どうしたの、今年はやらないの？」と電話してきたものだった。それが今は病の床だ。「松ちゃん、福は内、鬼は外！」　病院まで届け！　パソコンが使えるようになってからは、方角まで教えてくれる。豆の準備は和子に任せてある。
　ミャンマーでクーデターが起こり、再度、軍が掌握する政権に変わった。影響力を持っていたスーチー女史は再び身柄を拘束された。まだこんな古臭い勢力争いが続いているのか、と思うとがっかりする。昔からの体臭の様な習慣・感覚は、日本も同様だが、なかなか落ちるものではない。いかなる革命も、簡単に変革を定着させることは難しいのだと思う。社会主義革命の変化を辿ってみても、東欧でも、ロシアでも定着できなかった。権力の強さだけでは、簡単には一国の在り方を押し付けることは出ないものなのだろう。無理のある変化は、寿命が短い。米国、ヨーロッパなどからは批判も多いだろうが、中国などは、香港問題を抱えているので、内政干渉になるとして沈黙を守るだろう。平和的手段で変革をしたと言う理由で、スーチー女史がノーベル賞を授与されてから、30年が経つ。
　本日の東京コロナ新感染者556人、重症者は129人と発表された。緊急事態は延期され、来月７日までとなるようだ。コロナ拡大の勢いは、一休みしているが、波状攻撃の終末と取る根拠はない。我々も確実な根拠を掴みたい。

可成り雲の残った薄曇り　午後になって陽射しも盛んになり、好天に転じた
　２月に入った。まだ毎日の生活が出来るのが、嬉しい。もう一度春を迎えられそうなのが、無性に嬉しい。６月に入れば、満の米寿が迎えられる。恒ちゃんの跡が追えるのが嬉しい。松ちゃんにも頑張って欲しい。
　昔から、ケアレスミスが多かったが、最近は、それが確実に病的になって居る。Ｙ兄の御指摘や、Ｎ兄の手直しにどれだけ助けられていることか。お陰で何とか、「たそがれ」が続いている。恥も外聞もない。時には、自分でも、こりゃもう駄目だと思うこともあるが、余力を残して、止めるのも悔しい。恥を忍んで、続けている。
　明日は節分。今年は２日になるが、来年は３日になる。何度か３日になるようだ。方角を調べたら、「南南東南寄り」だと言う。拙宅で言えば、僕の部屋の窓から始めて、右回り、居間、寝室、玄関と回る。今までは一回転してきたが、正確な慣習は、玄関どまりの説もある。伝説の混じった、おまじない的風習だから、科学的でないなどと頑張ることもない。無邪気にお祭り気分で声を張り上げるのが良い。今、東京の新感染者は、393名と発表された。500名を割るだろうと予想されていた方が居られるようだが、ズバリ的中である。しかし、簡単に拡大は減少に転じたと判断するのは、早計なのではないか。慎重に、「コロナ退散！」の豆でも撒こう！

一月も今日で終わり、ここ埼玉南部では、初雪も観ず、今日も快晴
　昨夜は一度のトイレだけで、熟睡。今朝の換気も、６時半開始、７時終了で快調。昨日はいつもの夜具干しをすることにして、手筈通り完了。天候と同様、気分極めて良し。血圧グラフの方も、やや小型ではあるが、許容幅の範囲にリズミカルにギザギザを刻んでいる。大きく外れる波も姿を消している。さらに様子を見よう。
　今テレビで見ていたら、病院の現場で、看護師の手が足りなくなっていると言う。そのために、看護師養成の場から、修業途上の看護師を動員しようという思惑で、現場の要請に応えようとする施策が出てきている。その問題を取り上げていた。現場では、疲労困憊した看護師らから、離職希望が多数出ていると言う。寝る時間が無くなるほどクタクタになって人の看護をするという、「天使に譬えられる天職」の手が足りなくなっているのだ。まさに悲鳴が聞こえてくる。
　しかし、僕は戦時中にあった学徒動員を思い出していた。僕自身は歳が届かなかったが、兄たちは、工場で兵器の生産に駆り出されていた。非国民になりたくなくて、皆黙々と従っていたのだろう。勇んで出向いた若者もいただろうが、勉学に励みたかった学徒もいただろう。自発性を重んじるにしても、国が安易に強制できることではない。あくまでも国家の医療体制の強化の問題なのだ。政治の問題として慎重に運ぶべき問題だ。お茶漬けを食べるような気分でやられたのではたまらない。内の次男坊も、現在介護職にある。只でも忙しそうに毎日を送っているが、不本意に駆り出されては、迷惑だろう。人の命を支える仕事が、安っぽく穴埋め意識で使われたのでは、誇りも傷ついてしまう。とにかく、慎重にこの難局を乗り越えなければならない。

文字通りの快晴　真っ白な日本海側が目に浮かぶ
　少し前に、コロナ感染が拡大して、自衛隊の出動を要請した地方があった。北海道であっただろうか。今回は沖縄の島のようだ。孤立している地方ほど、感染の勢いに左右される。病院問題がこじれて来ると、病人の搬送など、患者の生命に危険が出て来る。自衛隊の出動までは、余り好ましくはないが、人の生命には代えられない。医療体制というのは、普段から万全の対応を備えておかなければならない。基本的には、日ごろから十分な受け入れ態勢を常備しており、現実の状況に対応して、発動できるようにしておかなければならない。非常時が来るたびに、右往左往しているようでは、国民は安心して居れない。平和時の研究の取り組みも重要で、地震、天候、火山活動、治水対策、火災対策など、理論展開、技術研究、要具の改良など、広く展開できる活動が極めて大切だ。条件に応じて、国際的な結束も必要になって来よう。国連にも期待したい。

晴れ　今夜は、日本海側がまた大雪になるようだ。明日の朝までにどれだけ積もるか
　東京では、再度小池知事の都民に向けての要請が放送され、全国の動きも報道された。全国市長会の中から独自の訴えを起こす市長などが居り、中央への信頼が揺らいで来ている。今に始まったことではないが、横揺れが酷くなると、団結力にひずみが入る。横揺れのエネルギーは、中央が受け止めて、全体の行動力にして行かねばならない。四ケタが、三ケタに減ったり、いろいろ変化はするだろう。２、３回の変化に一喜一憂してはならない。確信をもって判断できる時は、はっきりと認識できるものだ。具体的な行動で、コロナを追い詰めて行こう。中央では、全体の知恵と力を信頼して、皆に呼び掛けて欲しい。正しければ、必ず受け止めてもらえる。自信をもって指示して欲しい。
　ワクチン絶対主義は問題だ。ウイルスにも特性にずれが出始めている。ワクチンとの相性の悪さが出ることもあるだろう。こうした作業の中で、敵の本性も次第に掴めて来る。敵の本性をより正しく掴み、ワクチンの適性を高めて行く。苦しい戦いだ。指導部が濫りに弱気を吐いてはならない。経済的要素や、オリンピックの事は、それぞれの立場の責任者が、しかるべき地点で、最後の線を提起してくるはずだ。一国の危機ではない。世界規模のピンチなのだ。

曇り　はっきりしない天候になりそう　現在気温は暖かめ
　どうやらコロナの中の変異株が、独自の威力を見せ始めたようで、専門家たちの間にも、外国の研究結果だけに頼るのではなく独自に集積した知識で、対決姿勢を取らなければだめだという気持ちが強くなって来たようだ。クラスターの動きも、しっかり押さえる必要がある。そんな風潮が強くなってきた。
　今日の新感染者の数は、1064人と、簡単に４桁に舞い戻ってしまった。重症者は150人と、油断できない状況にある。クラスターの動きの分析が僕には良く理解できない。感染経路も途絶えがちで、いつも分析が中途半端だ。
　追いかけっこしているうちに、敵の力に変化が起きているようで、不気味だ。ワクチンにしても、後遺症が残ったり、副作用が出たりする例も多いようだ。結果を焦っているために、弱点が残ったまま、実用段階に飛び込んでいるようにも見える。言葉の関係もあって、国ごとの調査研究に交流不足が出来ているかもしれない。研究しながら実践に飛び込んでしまっているようだ。充分に交流を深めよう。全体のリーダーシップは、政治家がとることになろうが、医師の発言を十分にくみ取りながらの思い切った判断が必要になる。各国の医師たちの活躍を期待したい。

薄曇り　早朝東の空には晴れ間も見えたが、その後雲が増えてきた　ポリごみ処理
　最近の血圧の動きを見ると、毎日の起伏が平坦すぎるようだ。降圧剤の利き過ぎなのか、なかなか100を上回らない。少し前までは、やや高めではあったが、リズミカルな規則的上下動が見られた。軽いフラツキ感も定着気味だ。前はあまり気にならなかった。
　今朝は、電力の制限不注意で、フューズがダウン。滅多にない事だ。料金のステップアップをすればよいのだが、節約もしたい。器具の使用に気を付けることだ。
　共産党が、都に、オリンピック問題を、中止を含めて、再考することを提案した。政党として、極めて当然なことだと思う。各国の選手諸君のためも充分に考えての事だと思う。賛成したい。ＩＯＣを含めて再考するべきだと思う。
　現在出ている緊急事態宣言が、さらに延長される形勢にある。２月末まで延長されるかもしれない。病床数の改善も進んでいない。今のままでは、病院の機能がいつストップしてしまうか分からない。自宅待機の中からも死者が出始めている。医療問題をはみだして、国家問題になって居るのだ。

快晴
　恒ちゃんから、昨日電話があった。久し振りに聞く声は、張りがあって元気そうだった。言葉は聞き取れなくても、元気のあるなしは通じる。和子に言葉の方の通訳を頼むと、どうやらまたメールが届いていないと言うことらしい。Ｎ兄や、Ｙ兄、悦にも問題なく通じるのに。そこで、smilingkeng-の方のアドレスを止めて、okengtac-を使うように言ったら、なんと届くようになった。あのアドレスには、何か嫌なものがまつわりついている。僕はもう使っていないのだ。
　昨夜は血圧に不安があったのに、よく眠れた。今朝の血圧は、やや低めではあるが、許容範囲内だ。降圧剤が、日によって、効力に違いが出ているのではないか、と言う気がする。食べ物か、運動量か、体の他の部分の状況などが影響するのではないか。素人の単なる想像である。
　病気前に使っていたパソコンから、コピーした筈のソフト類がうまく働かなくなっているのと、すべての材料が場所を変えていて、昔のようには、利用できなくなっているのに困っている。特に画像関係に多い。いっそのこと、全部削除してしまいたくなるが、懐かしい写真などが出て来ると、未練が出て、マウスの指が動かなくなる。
　本日の新感染者1026人。４桁に戻ってしまった。医療に余力のない今、安全な状況とは言えない。自宅待機の人達が亡くなるケースが増えている。首相自身が発言の中にお詫びを述べているくらいだ。僕の心には、オリンピック問題が、重くのしかかっている。責任者陣営が、中止はありえないと発言しているのだから、それを信じたいが、政治的思惑だけなら、考え直した方が良いと思う。

快晴　やはり気温も比較的高く、雪になるのは無理だったようだ
　徹に頼らず、灯油を運ぼうと、カートを購入するべく、近くの「何でも屋」を探した。元気な頃は、あのくらいならと言う距離に思えたものだが、この体で行ってみたら、案外の遠距離なので驚いた。今まで購入する時に使っていたポリタンに合わせて、車の大きなカートにした。しかし扱ってみると、結構コツが要りそうだ。和子主導で運んだのだが、初めての経験で、あたふたとしてしまった。大型ポリタン一個運ぶのに大騒ぎしたようだ。
　それよりも、その直後に測った血圧計の結果が思わしくなかったのだ。最高が何故か60前後しか示さない。いくら降圧剤を飲んでいるからと言って、これでは下がり過ぎだ。しかもいつもなら、むしろ高めの結果が出る時間にだ。和子のお陰で、何とか灯油対策は準備が出来た。僕が作業に慣れて、何とかすれば、今シーズンはOKだ。灯油が買えるスタンドは、もっと家の近くにある。今日は、カートを売る店が遠すぎた。こんなに足が弱っているとは想像もしなかった。血圧の方は、少し様子を見ることにする。

朝から雨　関東地方も大雪の予報あり　それほどの寒さでもないが・・・
　今日は雨で、陰気に閉じ込められ、コロナだけでなく余計にふさいだ気持ちになって居る所へ、テレビでは、池上さんの案内役で、リニヤ幹線の工事現場である北品川が映されていた。地下40M以上の深みでの大工事だ。静岡の大井川地下水の問題で、現在工事は頓挫して居る。水量が枯れて、桃農家が困惑していると言うのだ。静岡の銘茶の味を啜りながらの交渉もつれなく中断している。東から名古屋方面に、大変な近道になり、交通上は勿論、経済の構造にも大きな利点を生み出すという、リニアモーターカーの工事現場である。国の責任者と、静岡の為政者との折衝もむなしく、工事が宙に浮いてしまっていると言う。歴史上このような衝突はいくらでもあったのだろう。しかし、様々な技術の進歩で、産業構造は変わり、既に使われている土地の下まで、再利用するようになり、多くの人達の利害が重なるようになってきて、中々折り合いがつかなくなってきている。しかも生活が懸かっている重要な対立と言える。決して国のために我慢せよと、簡単に押し切る訳には行かない。充分に話し合って、解決策を見出さなければ、前に進めない。メディアがそれを広く問題提起している訳だ。素朴な環境保護だけの発想でも、国の利益上の割り切りだけでも、答えの出しにくい問題だ。調布の地下工事の結果で、自宅の下に穴が空いてしまった住民の話も最近の出来事だ。皆さんはどう考えるだろうか。しかも工事は、もう大きく進んでしまっている。
　今日のコロナの新感染者は、986人だと言う。久し振りに3桁になったが、これで下火に向かうとは誰も言えない。重症者は、昨日と同じ166人もいる。毎日が難問続きだ。病気は良くなり様がない。

曇り空　雪の予報が出ているが、ここまで降るか
　朝、メールのサイトを広げると、悦から、メールが入っていた。昨日出したメールへの返事だ。こちらが励まされた感じだ。今日は、松ちゃんが、また入院する。元気になることを祈っている。あまり天気が悪くならなければ良いが。悦たちに苦労させることになる。あいにく天候は雨となり、明日は雪になる可能性が高そうだ。
　コロナの方は、東京は、今日で11日連続して、1000人以上が続いている。一見すると、数が減っているように見えるが、決して侮れない状況だ。オリンピック中止の噂は、主催者日本から出たものではなく、外国や、僕の様に、無理押しの心配をしている人たちから出たものらしい。慎重な見極めを希望したい。
　昨22日に、核禁条約が発効し、批准国・地域は52となった。国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」ICANは、３年以内に100か国地域の参加を目指して、運動を進めて行くと言う。発効国は現在50に留まり、カンボジャと、西アフリカのペナンが最近加入したと言う。日本も加入するように働きかけたい。

朝の黒い影は消えて快晴　土日には、天候悪化の模様
　昨日の東京新感染者は、1471人、重症者159人。いずれも好転の兆しとは言い難い数字だ。医療体制は目一杯まで追い込まれている。オリンピックの方も、外国の困難さに寄り掛かった様なメディアの報道傾向を感じる。本心は中止にしたいのではないか。こんなことで恥も外聞もありはしない。指導層の判断をはっきり決めないのがいけない。
　今日の、東京の新感染者数は、1175人と言うことだ。重症者は158人と依然として高い。重症者が多くなったのは、最近の特徴だ。
　年金が減らされることになりそうだ。いずれは我々にもマイナスの烙印が押されるとは思っていたが、これから先どんな被害が降りかかるか分からない不安がのしかかってくる感じだ。生い先短い人間からも苦しみだけは平等に強制される。
　多喜子からメールが入る。松ちゃんが、再入院するようだ。また腎臓が芳しくないらしい。本人の意識も大分老いていて、不明瞭な部分が増えているようだ。無事に頑張って来ることを祈る。恒ちゃんの事は記述にはなかった。まだ頑張れそうだと思っている。しかし一人残っては寂しいだろう。「恒ちゃん、松ちゃん、頑張れ！」多喜子にはすぐ返事を書いた。悦には、これから書くことにする。

快晴　不適切ごみの指摘に間違いがあるように思う
　捨てた人が異なるごみを混ぜて、取り残しにしたのでは、後の処理に困る。引き取り手にしても他人のごみまで処理することになるし、選別に誤りがある場合には、余計に困ってしまう。収集係にも注意して貰いたい。ごみの種類の間違いは、個別に取り扱って貰いたい。後処理に困るのだ。
　NHK-BSで２作続けて放映している「朝ドラ」が変わり目に来て、見る方も混乱している。「澪つくし」が、ストーリーに散漫さが出て来たところで、騒がしい印象の「おちょやん」の筋立てがやっと落ち着いてきた。これから面白くなるのかも知れない。大阪が舞台のモノは、何故か、やや苦手なのだ。言葉のせいか、気質が合わないのか、抵抗がある。
　「バクモン」の田中君が、脳梗塞で倒れた。いろいろと病気のある人だが、相棒の太田さんも居ることだし、頑張って欲しい。同病で苦しむ者として、応援したい。昔ほどキレが無くなったコンビだが、頑張って欲しい。
　アメリカでバイデン大統領が就任し、トランプ前大統領の悪しき遺産を消し始めた。ＷＨＯへの再加盟、移民阻止政策の変更等、オバマ時代の政策に戻りつつある。コロナ対策にも追われる中、独断と分断の政策の手直しに手を付け始めた。核兵器については、既に大量の核弾頭を所有している国として、完全廃棄までは、ロシアと同じく、動けずにいるが、核所有９か国の今後の行方を先導する国として、重要な立場にいる。核被害国である日本が、運動の先頭に立っていないのも、アメリカとの同盟国と言う政策上の関係が重圧となって居るためだろう。広島長崎の皆さんには、申し訳ない現況にある。アメリカも、一時期的に迎えた「分断の季節」を抑え、踏みとどまってはいるが、体制老化への警告ともとれる。アメリカは、民主主義の思想的老化阻止にエネルギーをつぎ込み、政治を担う世代の若返りを狙いつつ、世界をリードして行かねばならない。バイデン78歳と聞き、期待よりもいたわりを感じてしまう。今後、若き有能な政治家の出現を期待している。
　今日は、馬鹿に寒さが身に沁みる。一時は、風邪をひいたのかと思うくらいに、寒さを感じ、布団の中に丸まった。パソコンを使う必要から、また自分の部屋に戻って来たが、ストーヴを身近において、キーボードを叩き始めた。コロナなど発病したら、大変なことになる。せいぜい気を付けよう。

間違いなく快晴　大袋２つのポリごみを処理
　和子が、コロナ予防のためにも、加湿器が欲しいと言う。近くの電気屋に一緒に見に行って欲しいと言うので出かけることにした。ついでにメモリーチップがあれば見てこようと思っている。パソコンの画像の利用がし難くなっている。
　イオンまで出て、加湿器とメモリーチップを求めた。会社は異なるが、古いのと同じ４ＧＢのチップだ。怖々試してみたが、大丈夫使えそうだ。ただ、既に組み込まれている映像と、新しく取り込むことになる映像との使い分けが分かり難い。少し研究が必要だ。映像にはこれまでも悩まされてきたが、一番面白い分野だと思っている。要研究だ。とにかく、今まで持っていた画像は保存されていることが分かった。新たに撮影する分は、新しいチップに撮影すること。これだけは明らかだ。
　今日の、東京のコロナ新感染者数は、1274人だと言う。韓国ではやや下火の傾向が見えていると言う。日本では数の上からそう断定はできない。今日から下降線グラフが出来れば、韓国の後を辿れるかもしれない。政府の動きは逡巡を思わせる。オリンピックに関しては、ヨーロッパのメディアには、中止説が強まっていると言う。日本では、山下さんあたりが、強行の線で張り切っているようだ。

思ったより寒くない　暗雲は切れて無くなると思う　僕の「快晴予測」
　素晴らしくよく眠れた。一度も目を覚まさず、朝６時まで熟睡。９時間は眠れたことになる。気分も良い。ハッピーと言うところ。昨日の午前中、あんなによく昼寝が出来たのに。ハッピーと言わず何という。今、ごみを捨てに行ったら、僕の「快晴予測」大当たりの、真っ青な空が一面に広がっていた。
　本日、当家でも布団干しをすることに決定。和子と、室内とベランダで、窓越しに手際よくバトンタッチが出来る様に、準備は整った。朝食の片付けが終わり次第、手順を追って干し始める。合間合間に、周りの掃除を広めて行く。布団干しが終わる頃、平均的な掃除も終了できるように組んでいる。お互いに無理をしないように働くことにしている。疲れたら、段取りを調整して、終了する。ジジババになってからの習慣だ。天気を観察しながら、10日に１度は必ずお日様の手を借りる。毎日の簡略な清掃は、それぞれ努力している。体を使う一種の体操でもある。
　寝床は、日に晒され、布団が柔らかくなって、今夜の熟眠を約束しているようだ。寝室を整頓しながら、それにしても新コロナの方はどうなっているのだ、と考える。今日の東京における新感染者数は、1240人と発表された。２月の末には、ワクチン接種開始という触れ込みもある。しかしここで心配なことが残って居る。インフルエンザの時には、ワクチンを確実に信用して、高齢者は無料で注射してもらえた。信頼できるワクチンが、しっかり病気を抑えてくれたのだろう。しかし、あの時の様な信頼感が出てこない。いろんな国のいろんなワクチンがあって、どっから取り寄せることになるのか、質の選択など僕らの思惑を超えていて、そんな判断には加われない。ただ黙ってチクリと痛みを感じ、信頼して「これで大丈夫、安心しよう」と思い込むだけだ。ワクチンの質より、高齢者は、建物の２階より１階の方が良いだろう、と有り難い配慮がされているようだ。もともと、今回のコロナは、中国から発生したと言われ、その当時の中国と国連の癒着が噂され、トランプ元大統領との間のごたごたが起きていた。しかし中国は、発生源であることを否定し、自分たちも被害者である事を強調、いち早く危険な状態を克服して、平常に復したのかと思っていたら、また異なる地方で発病したようだ。他国に対してもワクチンの援助を受け入れていた中国の立場はどうなって来るのだろう。しかも、今や、変種のコロナがあることが話題になり始めた。感染者を調べて、医師たちが発見したのだ。となるとワクチンとの相性が問題になる。適合する場合もあれば、全くずれてしまう場合もある。比較的早くから、イギリス辺りで異種コロナの存在が疑われていた。最近では、日本でも国内発病者の変異型が発見されている。敵も共同戦線を張り始めたようだ。彼らは感性で、異種の仲間を増やして行ける。我々は医学・科学の力で立ち向かわねばならない。その辺で立ち遅れを感じるのだが、いかがなものか。
　手堅く立ち向かうことを提案したい。浮足立って、上ずった姿勢を取るべきではない。コロナ問題の情報局を統括する特殊分野も必要になりそうだ。死者の数、感染者数、重症者数なども、世界規模の数字も知って行きたい。増減のグラフと分析も、常に念頭に置きたい。日本では何もかも浮足立って来て、分散希薄になりがちだ。数字とグラフ、専門家の冷静な所見、専門家の分析などをまとめた情報が欲しい。国連でもいい。是非提供して欲しい。

不安な黒い雲が一面に群がっている　陽射し回復が望まれる
　夜、何度も目を覚ましたようで、眠気が残る。朝食後、再度寝床に入る。12時近くまで寝ていたらしく、和子に起こされて、やっと正常な意識に戻った。余程眠かったらしい。日差しも怪しいし、予報では、全国的に寒気が到来、北部では雪嵐とかが暴れそうだ。予報はかなり悪い。ビン、缶、ペットボトルを捨てる日だったことに気付く。仮置き場に相当溜まっていた。全部処理する。部屋の隅が片付いた。
　早朝から、昨日の「たそがれ」の文章を訂正する依頼をＮ兄に送ったが、僕の手直しよりも見事に修正してあった。有難いことだ。
　新感染者数 ─ とくに東京が気になるが ─ 本日は、1204人だと言う。全体の流れの中で、これが衰退を示すのか、隆盛を示すのか、素人には判断不能だが、依然として落ち着いてきたよ、という声は聞かれない。現在は病院収容能力の問題で、専門家たちも大変なのだろう。行政の方で、もう少し筋道をつけてくれれば、考える道も開けてくるのだが、と言う民間の声は聞かれるようになった。
　予防、治療の面で、新技術発見の声は聞こえて来ない。眉唾物の情報では困るのだが・・・。僕のパソコンも調子が悪く、いつダウンするかを恐れつつ作業をしている。特に写真映像のストックが上手く行ってないらしく、パソコンのスピードとのからみで、今までとは異なる使い勝手を見せるようになってきている。毎日、恐る恐るの使い心地が続いている。

黒い濁りのある空　快方へ変わるか？　夜、コロナのため略式理事会
　和子が、ひとりで換気を終えていた。寝ぼけ眼で7:15に起床。昨日は、起きるのが早くて寝不足になって居た。しかし昼寝をせず頑張っていたので、昨夜はよく眠れた。血圧上の変化あり。一日単位に山を刻んでいたグラフが、何故か、３日がかりで同じ高さを刻んだ。まだ新投薬態勢が、定着していないせいか。もう少し、このままの態勢を続けよう。昨日は久し振りにリハビリがらみで、和子の買い物に出かけ、かなり重い荷物を運んだ。体が軽くなったような気分。気持ちが良い。動く、歩く、力を出す、やはり体を使うことが大切だ。分かっているのだが、どうしても毎日は続かない。
　日本政府は、オリンピック開催にこだわって、思い切った政策がとれずにいるのではないか。その重責が、政治的にも経済的にもコロナ対策の足を引っ張っているのではないか。オリンピック開催は名誉なことだが、こんな状況になると、思い切った対策をとり難くしているのではないか。全世界的な状況を見ると、僕には、開催を強行するのは無理だと思える。力を将来に蓄えて、後退するべきではないのか。中止が難しいのであれば、４年未満の延期でも良い。オリンピックの目的の一つは、こんな場合に全人類が力を合わせられることではないのか。当面している困難は、決して軽いものではない。人類に対する神の試練の一つだと考えよう。実現できた次の大会は、一層の喜びをわれわれに与えてくれるだろう。
　ＬＥＤの照射を利用してコロナを不活性化すると言う方法が有効だとの説がある。もし真実だとすれば大発見だ。ワクチンの研究などと合わせて実験を進めて欲しい。兎に角あらゆる知識を結集して、有効な方法を世界に知らしめよう。商売など考えずに皆の大切な武器として、全世界に広めて行こう。僕はその筋の専門家ではない。しかし分かる人には何でも大急ぎで研究を進めて欲しい。医学、細菌学、生物学、電気科学、ケミカルな分野、すべて思い当たることを総動員して立ち向かって欲しい。偶然発見した事でも総動員してみんなの知識にしたい。

晴れ　洗濯物の乾き具合は上々
　早朝３時ごろから、目を覚まして眠れなくなり、４時には起きてしまった。６時に換気開始、６時40分終了。管理組合の日程で気になることがあり、書類をめくって確認する。役員から渡された書類が余りに多くて、後先が読み取り切れない。仕事の整理に事務所に足を運び、管理人さんと話をする。１月17日の理事会が、コロナの緊急事態で役員だけの略式になり、我々平の理事は議決権行使書を提出するだけになりそう。全員出席したのでは、密になりすぎ、好ましくない状況になる。そこで出席者を間引くわけだ。やっぱり僕の頭では、理事の役割は、苦痛な位に重い。あともう少し頑張ってみるか。理事も、階段当番も任期は３月一杯で終わりになる。そうすればゆっくり休める。和子にも迷惑かけた。和子は、洗濯ものの取り込みを僕に頼んで、買いものに出た。外は良い天気だ。
　今日のコロナ新感染者は東京で1809人だと言う。相変わらず感染の拡大が盛んだ。この数字は、土曜日としては、２番目になる。そう簡単には、後に引きそうもない。粘りっこになるだろう。和子が帰って来て、もう一度一緒に重いものを買いに行く。ヨークマートの感謝デーはいつも、80台のジジババがアベックで買い物をする。僕のリハビリでもある。

どんより曇り空
　一昨晩の咳込みは、その後は出ていない。体調にも変化はない。僕は鼻が悪いので、鼻水にむせたのだろうか。どうやら心配はなさそうだ。
　コロナが怖くて、どこにも出かけられない。退院してから、外出したのは病院だけ、あとは二回ほど兄を見舞ったくらいで、どこにも出掛けてはいない。リハビリのために、家の周辺を、ただグルグル歩き回るだけだ。耳の聞こえが悪く、意思の疎通が不自由なので、話し相手はカミさんしかいない。
　コロナを克服するには、誰もが危機を自覚し、行動を自粛するしかないだろう。感染の急増で、病床が乏しくなり、発病しても、入院出来ない人が現れている。自宅療養中に死んで行く人もいる。発病したら、誰でも病院に入り、専門家に面倒を見てもらえる様にして欲しい。それだけのベッド数を確保して欲しい。
　ワクチンや、医療具の面倒も見て欲しい。乏しい医薬品や医療具を掻き集めて、命を救おう。決定的なミスでなければ、落ち度は後で点検して、将来に生かそう。玉砕をしてはならない。一粒でも命を大切にしよう。民主主義、自由主義を生かせるのは、皆で強くなれる人間たちだけなのだ。国を挙げてもなかなか戦いきれない相手だ。いろいろ文句はあっても、今団結できなくて、どうやってコロナに打ち勝てるだろうか。

快晴が続くのが嬉しい
　昨日出掛けた疲れは、とれているが、眠り際に、酷く咳き込んで止まらなくなった。今朝はけろりと直っている。何が原因だったのだろう。自分では分からない。
　和子の咽喉のアレルギーが,未だに良くならない。痰や咳が止まらず辛そうだ。定期的に耳鼻科に通っている。今日も出掛けて行ったが、バスの便が良くなく、いつも時間を無駄にする。昼食を外で食べることが多くなる。パン屋の食堂や蕎麦屋などを探すことになる。今日はどうなるのか、連絡を待っている。もう１時半に近い。
　ここに記入すると間もなく、昼食用のパンを買い込んで、和子が帰宅した。遅めの昼食にして、ヨネスケのテレビを見ながら，ピクルズを齧り齧りパン食を済ませる。ヨネスケがやっていた「突撃！隣の夕食」が、いきなり本番生でスタートであった事にびっくりしてしまった。警察に通報されたこともある、と言う。良くやる！　カムフラージュのためか、自分の家の夕食まで企画実行したことがあると言う。自分の女房に、しこたまお目玉食ったらしい。芸のためなら、芸人は命懸けだ。

快晴　狭山中央病院へ、和子と定期検診に行く　まだ一人では不安だ
　昼過ぎには帰れると思う。一人で行ければいいのだが、乗り換えの手筈も間違えそうだ。和子を道連れにしてしまうが、まだ一人で行ける自信がない。一人で行って、もし間違いが起こると困るので、和子もなかなか行かせてくれない。たかだかあの程度の距離も電車に一人では、乗せて貰えないのだ。今日は、とても寒くて、変な所でトイレに行きたくなったり、駅のエスカレーターが故障していて階段を自分の足で歩いたりと、嫌なことも起きた。相棒が居たので、何とか乗り切って、診察を終え、薬を補充して、帰途に就いた。病院では、カメラの前に立つだけで、体温が計れたのには驚いた。それもスマホのような画面に向かうだけでだ。
　帰りに、時間も昼食時を過ぎていたので、家の近くのラーメン店で昼食を済ませて帰った。疲れてもいたので床に入った。３時間ほど眠れたような気がする。和子も大分疲れていたようだ。居間で休んでから買い物に出たようだった。こうして、２か月に一度の行事が終わる。
　Ｙ兄から、また、例の書類綴じが送られてきた。大いに詩集でも作れとの励ましらしい。呟きもしたいし、叫びもしたいが、段々その元気がなくなって行く。

曇り　低気圧が太平洋側にも進んで来る　日本海側は雪だらけ
　最近は、文章表現が怪しくなり、何度見直しても、誤りが残ってしまう。Ｎ兄へご迷惑をかけるのが気がかりだ。基礎的な力が不十分なのだろう。やさしい文章を書くようにしているつもりだが、前後関係が不自然になってしまう。気にしていると、余計に誤りが増えるようなのだ。こいつが敵だ。気を付けよう。今朝も訂正文をお願いすることになってしまった。
　アメリカ大統領選のぶざまな締め括りは何とも不名誉な話だ。民主党と共和党が、こんな争い方をしていると聞けば、誰もが「えー、まさか！」と言うような見苦しい対立だ。大統領選も地に落ちたと言われても、弁明のしようがない。それ程に見苦しい終末だった。まだ完全なピリオドには至っていないが、トランプ大統領の弾劾に終わることになれば、アメリカの民主主義の歴史に大きな汚点を残すことになる。僕が卒論の対象にしたラングストンヒューズがどんなに嘆くことか。

高曇り　天候良化は判断できず　雪は南に移動するか　年末に準備した断捨離・第一段階終了
　血圧は順調。降圧剤による調整は、今のところ成功している。しかし、ある程度長期間の安定が必要だろう。今のやり方を続けて行って良さそうだ。
　左手の握力が弱化している感じがある。今朝、暮に準備して置いた「断捨離」の古本を捨てながら、そんな気がした。しかし、今日の仕事は順調に完了。仕事は、一部が片付いただけだ。部屋の隅、ベッドの下、などにある古い辞書類、全集ものなどを捨てる予定だ。書棚の中にも、不要になった書類が沢山ある。すべて処理できる時間は残っているのか、不安だ。処分できる日は、限られている。第２、４月曜日だけだ。昼過ぎに、確かめに行ったところ、ゴミ置き場は空になって居た。目出度し目出度し。
　第２次世界大戦で、広島長崎が核爆弾の被災で苦しみ、市民は核兵器使用停止の先頭に立って来た。その後、自然災害のために、福島の原発が住民に多大な苦しみを与え、今もその地域は、傷ついている。核の反省から、反核の声は、ますます世界に広まると考えていたが、その後も核兵器の研究は続き、ミサイルの研究も、無条件で継続され、今や世界は、核戦争可能の危ない綱渡りを続けている。緊迫した対立関係も、あちこちに存在している。核戦争の被害者たちが、どんなに惨めな死に方をしていったかの記憶も定着せぬうちに、広島・長崎は忘却の彼方へと押しやられている。日本国民は、もぅ一度声を高くして原爆の危険性を説き、さらに高まる恐怖の兵器使用を禁止する声を強めなければならない。使ってしまえば、地球上は目も当てられぬ惨状となることは明らかだ。日本の若い層にも悲惨な歴史をもう一度追体験してもらわねばならないと思っている。今の僕の頭には、大学受験の年（昭和27年）に経験した、アサヒグラフ・被爆特集をペンパルに送ろう運動や、丸木位里・赤松俊子共作「原爆の図」の移動展覧会の経験が焼き付いている。若い人たちがもう一度、同じような運動を起こしてくれないかと、願っている。手作りで良いのだ。心から呼びかける切実な動きが欲しい。

快晴　雪のため日本海側では高速道路が不通で、自衛隊が出動を要請されている
　交通不能になって居て、15時間も雪の中に停車しているところもあるようだ。温暖化の中の不慮の豪雪は、交通上の不都合が多発するだろう。コロナと結びついて、災害が大きくなることの無いように祈る。東京までは雪は広がらないだろう。昨日は、芸能人の「しずちゃん」の発病が報じられていた。彼女は器用な女性で、ボクシングもこなし、絵も上手い。また相撲界でも発病した人が多く、数は部屋によって偏っていると言う。場合によると、初場所が中止になるかも知れない。あらゆる興行関係の催し物は、大打撃だろう。芸人さんも、プロスポーツ関係も大変だ。
　非常事態に公立病院と、民間病院とがどのような協力関係を組んでゆくか、の事前準備が足りなかったようだ。これでは、いざというときに、すべての医療施設がフルに力を発揮する方法が取れ無い訳だ。法的な取り決めがはっきりしてないのが、行政の方も協力要請がしにくい原因になって居る。私立病院の方から、協力に応える術も取り組み難いわけだ。その取り組みが不足していたのは、行政の怠慢だったと言えるだろう。

快晴　この県も、東京と同様緊急事態宣言下に置かれる
　舛添・元都知事が小池都知事を無能とする批判が始まっているが、もっと建設的な提言は出来ないのであろうか。知恵者なら、具体的な内容で力になってやるべきではないのか。今や、協力してコロナに立ち向かうべきであろう。日本の政治家は、他を批判して自分が目立つ技しかない。協力して、ステージ４から、一刻も早く抜け出なければならない。根本的な対立は平時にこそ徹底的にやり合うべきだ。イライラしている状態で争っても、良い効能は現れない。じっと堪えて頭を使おう。マメに動こう。
　今日の東京の新感染者は2268人。これまでで３番目の数値だと言う。増えるのは簡単だが、治まって来るのには時間がかかる。何でもそうなんだ。悪くなるのはあっという間で、元通りになるのはじわじわ。僕の病気も悪くなるのはあっという間かも知れない。

人生という不気味　　森　京介

　今日は何の日？
　結婚記念日でも
　アカデミー賞受賞の日でも
　ヴェトナム戦争再勃発でもない
　また出た　二度目の緊急事態宣言
　緊急とは普通でないこと
　コロナという病気が波のように押しかけて
　二度目の黒船になって
　人の心を怯えさせている
　テレビでは
　ビートルズの思い出を放送して
　ジョンとヨーコはベッドインの最中だ
　同時にガンダムと言う巨大な金属の人形が
　動くようになると大騒ぎ
　子供ではなく立派な大人たちだ
　命を懸けて大騒ぎだ
　人生って何なんだ
　ごった煮のような人生って何なんだ
　緊急事態とさわいで居るが
　人生って緊急事態の連続さ
　騒げ騒げ大いに騒げ
　これもまた人生さ
　どこか遠くで秒針が音を刻んでいる　
　　　　　　　　（２０２１．１．９）

東空だけ晴天の兆し、上空は鼠色の雲だらけ　日本海側は豪雪と予報は言う
　夜中に一度だけ目覚める。後はよく眠れた。朝は気分よく起きられた。良い一日にしよう。昨夜、書いておいた「ヤ―マダ」と「モコ」への年賀状を町のポストへ入れに行って来た。久し振りに朝の散歩だ。馬鹿に快調に足が動くと思ったら、眼鏡とマスクと入れ歯までつけるのを忘れていた。防備をしないと言うことの心地よさを痛感しながら、手が氷のように冷たくなって居るのに気づいた。15分間の目覚ましになった。教え子の年賀状も、これでお終いかも知れない。
　トランプ支持者による議会襲撃が、世界的批判の的になって居る。この行為は勿論だが、アメリカでこのような大統領を一期だけでも就任させた民主主義にある「暗部」が気になる。一種の欲求不満の堆積なのではないのか。現代の民主主義、の平和と豊かさに潜む暗い部分が解明される必要がありそうだ。戦争は止めようと言いながら、戦争に走ってしまう病理を明確にする必要がある。世界の政治の健康点検が必要だ。資本主義や、社会主義革命の病理の解明が必要なのは、最近のアメリカの諸問題、中国と香港の問題、ソ連の崩壊、東欧の消滅などを見ても明らかだ。いろいろな苦痛に満ちた実験が、新たな矛盾を呼び寄せている。王政の残存、天皇制の存在と、現代の国民の意識にもメスが必要であろう。アフリカなど、後進の諸民族の問題など、移り行く歴史の「盲腸」の手術も決して図式的処理で済ませる訳には行かない。社会学専門諸氏に分析をお願いしたい。
　緊急事態が通報されたあと、今日のコロナ新感染者数は、昨日とほぼ同数2392人と発表があった。即座に結果の出るものではないが、極めて困難な状況に置かれていることを感じる。飲食店の置かれている窮状は、散々お世話になった世界だけに、辛い位伝わってくる。このような状況の切り抜け方を専門的に研究しておく必要がある。嫌な伝染病は、これからも、手を変え品を変え押しかけて来るだろう。

快晴無風と思ったら風が出て来た　洗濯には快適　取り込み作業も気持ちがいい
　一度も目を覚まさず、６時過ぎまで快眠　寝間着のまま換気。もう一度布団に入り、体を温める。着替えて換気終了、台所と居間の暖房開始。７時半には、快適環境確保。直ぐに血圧測定。
　昨日から、また降圧剤を飲み始めた。飲んだのは朝食後、10時前後だったろう。昨日の朝、150を超えていたのが夕方には90台に下がっていた。今朝は、120台に落ち着いていた。昨夜、「酒は飲むまい」と誓っていたのに、和子が旨そうな焼き鳥を買って来たので、ついやってしまった。その旨さと言ったら身震いするほどだ。今の調子なら、週２回（水曜、土曜）の解禁日は維持しておきたい。その代わり，一回の量は、中型グラスに10度前後に薄めた焼酎１杯を７分目だけに限定。もちろん医者にも相談済み。不承不承の顔だったが、一応の許可と見た。暫くは、３錠の降圧剤を付加していきたいと思う。要は、最高血圧を、上限130に抑えることだ。上手く行けばありがたい。楽しみあっての人生。余生延長のためとは言い、一つ二つの楽しみは残しておきたい。
　東京のコロナ新感染者数が増大中なのには脅威を感じている。今日３時の発表では、2447人に達した。重症患者は、121人になった。これから緊急事態態勢が発表されることになるだろうが、菅首相は最後まで渋っているように見える。経済体制崩壊の危険を感じているのだろうか。ここでこれ以上に危険な状況が起きても経済が一番大切なのだろうか。国民の生命が疎かにされる政治は長持ちしない。いや、させてはならないのだ。「天皇陛下万歳」で多くの国民が命を失った天皇制は、不完全ながら崩壊したではないか。国民の生命を預かる国家の中枢は国民が選んでいる。国民は見ている、感じている。日本を救うために今何が必要かを。

薄曇り　天気好転の可能性あり　明日は、北は大雪、東京は晴れの予報　ポリごみの大袋二つ処理
　年賀状の返事は、昨日着いた二人分が残っている。今日早めに済ませてしまいたい。これが最後になると思う。Ｔ氏は、五輪を成功させようと呼び掛ける曲を年賀状に載せている。彼の関心はコロナに負けないで、と言う気持ちだろう。しかし、それが、いま可能だろうか。僕には、五輪よりも、歌よりも、命を、の段階に来ていると思うのだが。間違っているだろうか。もちろん僕だって、再度の東京オリンピックを見て死にたいと思っていた。しかし、それが許される状況なのだろうか。もともと、戦争などせずに、平和な世界を維持しようと言う気持ちで、繋げてきた大会だと聞く。その精神から考えると、今の状況は、人間の生命のためにしっかりと現状を見つめるべきではないのか。歪んだ民族主義の影響を受けた大会もあったようだ。でもそれを乗り越えて、世界の人達が手を結ぶ大会をこの目で見て来た。だから，これを軽視する気持ちはないのだ。遂に相撲の白鵬までコロナに倒れた現状は厳しい。冷静に考えよう。
　暫く降圧剤の服用を止めていたが、また上が150に届く位になって来ているので、再服用することにした。降圧剤は、錠剤２種類３個（1錠＋2錠）を飲むことにしている。勿論医師の最新指定である。この正月で気が緩み、飲酒なども、制限付きで、解禁にしていた。そのせいか、今朝の測定結果にちょっと驚いている。低くなり過ぎても、足元にフラツキが出るし、高くなればなったで、不安定さが増す。上は、130ぐらいが限度と考えている。気が滅入るようになると、下がり過ぎている。100〜130位を目標にしている。一寸油断すると、枠外になるので、降圧剤の使い分けが必要になる。この所随分長期間、一か月以上降圧剤を飲んでいなかった。ここ正月で気が緩んだせいか、高くなっていることに気づいた。降圧剤を再度組み込むこと、アルコールは、また、少量でもしばらく厳禁。間もなく狭山中央病院での定期検診を受ける期日になる。
　今日着いた３通の年賀状に返信を作成し、自分の足で局まで届けた。帰りに、僕の基本コースを歩いて来ようかと思ったが、可成り足が重いので、中央道路から帰宅してしまった。もう少し真面目に訓練しないと、衰えが先行してしまう。松の内も終わるので、リハビリを本格的に始めないと立ち遅れになる。もうお神酒を遠ざけ、コースに取り組むことにする。「筆自慢」に手古摺る様になったのは、ひとえに僕の認知症的後遺症のせいであると思う。操作の仕方をすっかり忘れてしまっているのだ。なんせ名簿を利用するのは、正月位のものだ。普段は、たどたどしく書く文字も無視して、手書きで出している。情けないが仕方ない。
　夕方５時ちょっと前、東京の新感染者数が発表された。1591名。これまでの最高数値だ。重症患者数も最高になり、113名と増えた。どこまで数値が伸びるのか、見当もつかない。明日、政府は緊急事態宣言を発表するようだ。具体的な内容は不明。このまま数値が伸びて行くのか、見当もつかない。気懸りだが、待つほかない。　

晴　予報に反して、気温も比較的温和
　今朝早くから頑張って、今来ている賀状のお返しは全部完成し、和子の用向きの途上投函してもらうことになって居る。10時に和子は出発した。一日遅れて配達された４人分が葉書の不足で、未だご返事が書けていない。和子が帰りに５枚ほどゲットしてくるはずだ。今日でこの仕事は完了する。返事を書きながら、長い期間の思い出に耽っていた様な気がする。教員の感傷かもしれないが、生き甲斐とも言えるのじゃないか。返事作りで、僕の腰も１センチは伸びた気がする。何度かウルウルとした気分にもなった。今日で、今までに来た分の対応は終わった。
　今日の東京都は、新感染者は1278人だと言うことだ。過去２番目に多い。この都が中心になって、非常事態宣言発令を要望している。７日に結論を出すらしいが、規模は、１か月程度の期間だと言う。及び腰では、慢性化が進むだけで、実効は上がらない。東京都らの、陳情を菅総理はどう受け止めているのか。そろそろ本腰を入れても仕方ないのじゃないか。一時は混乱も起こるかもしれない。現在、実効のある対処が必要だ。

三が日も終わり、また普通の生活が始まる　雲の多い晴
　朝方、和子のせき込みが激しく、苦しそう。コロナの心配はないが、アレルギー性の鼻炎と診断されている。洟が咽喉に回って苦しいらしい。食べたり、歌ったり、何かしている時は気が紛れて、余り出ないが、意図的所作が終わると、排出が盛んになり、苦しいらしい。見ていて辛くなる。嫌な症状だ。しかも長く続いている。薬もそろそろ効いてきて良いと思うのだが。僕が動けるうちに直さないと、我が家はピンチになる。
　昨日は、暗くなってから、和子に引っ張り出されて、歩いてきた。リハビリの意味もあるが、年賀はがきがまだあるかどうかを見に行ったのだ。デザインの出来上がったものには用はなく、結局手ぶらで帰ってきた。局があけば、「インクジェットプリンター用の葉書」は常時置かれている筈だ。自分で印刷するのだから、素材があれば、当選番号に用はない。明日で良いのだが、外に出渋っている僕を引っ張り出したかったのだろう。
　家に籠って、年賀の仕上げを急いだ。頭や手の動きが鈍く、以前のようには捗らない。おまけに「筆自慢」の調子も悪いことばかり出て来て、なかなか捗らない。相手の住所にもかなり変化が起きている。変わった所を訂正しながら進めて行く。個人的な追加文章を、一枚一枚付けるので、完成は明日の午前中になるだろう。それでも７日前後には、着くだろう。今の僕には大仕事だ。明日不足している４枚の葉書を調達してくる。

暗い雲は姿を消し、快晴に向かう　３日はこれが続く
　この所、同じ朝の空模様が続いている。一見黒い雲が覆っているのだが、東の空が白むにつれて、黒雲は消え、完璧な快晴となる。４、５日はこの変化が続いていた。
　昨夜は順調に眠れた。今日で三が日が終わる。明日は、もう仕事始めだ。書初めは実現しなかった。「和子先生」のお手本が間に合わなかったのだ。「生徒」の力を信用しなかったのかも知れない。僕の手の不安定を知っての決断だったかも。心の中だけで、僕の達筆？ を振るった。

　フフッ、ここにだけでも、もう一度記しておく。一日遅れの「書初め」になった。
　小池知事たちの呼びかけにも菅は、乗り気でないらしく、今の体制のままで、小刻みに対策修正を繰り返して行く気らしい。収拾着かなくなる程の蔓延を見なければ、大鉈を振るう気はないようだ。犠牲者がどれほど出れば、動き出すのだろうか。病院の収容能力が０になっても、経済優先主義を継続する気だろうか。今日の感染者数を知るのが恐ろしい。
　コロナ体制の中、行われていた、箱根駅伝の中継を始めから終わりまで、見守る。このレースの沿道支援にもクレームがついていたが、人数は少ないが、可成りの人が声を振り絞っていた。テレビ観戦は僕の例年の楽しみ方だ。創価大と言う隠れ勢力が姿を見せ、長い事トップを走り続けていた。こりゃ今年は創価大にやられたかな、と思っていたら、最後になって、トップを駒沢大に奪われ、２着創価大、３着東洋大と言う決着になった。様変わりがあって、なかなか面白かった。大声をあげて応援した。昨日今日の学生さんたちの大活躍で、老いた体も気分だけは若返った。選手諸君が、競争終了後、コロナに倒れませんように心から祈る。

東の空に星が見え、天空の暗雲は消え、今日も晴天
　元日が過ぎると、新年意識は薄まり、急に去年の連続に戻って行く。しかし、人生には、この区切り意識がとても重要なのだろう。長い階段の途中にあるステップのようなものだ。速度は遅くなったが、またゆっくりと歩き始める。2021年か、88年目の年か。何が起こるのだろう。これまでもいろんなことがあった。泣きたくなるような思いはもうしたくない。
　昨日着いた年賀状に、返信の賀状を書いている。親戚関係は、ほぼ出してあるので、他の方と、教え子関係が4，50通前後はあるのではないか。一人一人に添え書きも書きたくなる。３が日中に、終わらせてしまいたい。どうやら、20枚近くの用紙不足になりそうだ。明日までは、局も休み。和子が言うには、もう年賀はがきはないだろうから、既成の年賀はがきを買うことになる、と言う。でもインクジェット用の葉書を買えば、公的年賀はがきではない、マイ年賀はがきが出来る。月曜日に急いで作業にかかれば何とか間に合うだろう。
　コロナの新感染者は814と言うことで、土曜としては、２番目に高い数値だと言う。今後も1000を超える数字が予想される。「緊急事態宣言」を内閣が発出するべきとの要請を出したいと言う意見があって、その相談をするべく、担当相や都知事はじめ数県の知事が会合を持つようだ。やはり患者の多数出ている地域は、厳しい認識を持っている。どんな具体策になるか、関心を持って見つめたい。

元旦は雪で大荒れの予報が出ていたが東京は快晴　日本海側が大雪
　年が明けた。こんなスリリングな年明けは初めてだ。病に倒れた直後は、病人意識が強く、和子に頼って生きようとしていた。その時には、死を余り意識しないで居られた。しかし、２年目３年目とリハビリが進むと、いつ駄目になるかが気になり始め、管理組合の理事になって、曲がりなりにも会議などに出席したりすると、自分の衰えがはっきり見えて来て、終わりを意識するようになってきた。しかし、友人たちの差し出してくれる手に、生きる励ましを感じるようになり、無性に生きたくなり、そうなると残りの短い事を身近に感じるようになった。一日一日が時計の秒針の様に目に見えて過ぎて行く。今のコロナが、テレビの特番の様に感じられる。その続きがオリンピックの中止であっても不思議はない。政治の理想と国家的運営の矛盾、人間の生理と観念の相克などが見え始めた頃、思考と行動の生理的支えを失って行く。米寿とは、そういう皮肉な祝いなのかもしれない。
　昨日、大晦日には、無理のない大掃除を済ませ、恒例のスキ焼の食べ放題。軽くお酒も飲めた。久しぶりの日本酒が何とも美味であった。定例の晩酌日には、超薄い焼酎を飲んでいる。日本の酒が外国でも受ける理由が分かる。でも脳梗塞には焼酎の薄めたのが一番無難だと言う。病後の飲兵衛が医者にねだると、薄い焼酎が無難、と言われる。ほんの少しなのにいい気分で眠くなる。何時もになく働いたせいもある。和子は紅白を見ていたようだが、僕は早々と、８時には、床に就いた。９時過ぎに和子に起こしてもらい、血圧を測って、グラフの記入。これでやっと年を越せたという思いなのか、直ぐ眠りに就いた。年越しそばも食べず紅白も除夜の鐘も聞かなかったが、幸せな気分に満ちていた。
　今朝は、寝坊して、換気が終わったのが７:15。さあ、元旦をどう過ごすか。和子は、キッチンで、雑煮に入れる削ぎゴボウを削っている。昨夜に続いて、形だけの乾杯をして元旦を祝う。富山風お雑煮で朝食。二人だけの三が日が続く。コロナには罹りません様に、と祈りながら2021年のスタートを切る。
　Y兄のメールで、大泉で一緒だった山崎さんに何かあったような情報を得た。そして、清水昭守さんが、ご夫婦で体調を崩しておられるとか聞き、驚いている。あんな元気な方に何があったのだろう。長い事連絡が取れていなかったので、連絡のないまま来てしまった。自分の病気に追われ、すっかり失礼している。昭守さんは僕より５、６歳若かったと思う。頭が切れる上に、スポーツ万能のタイプだった。どうなさっているのか、急に心配になった。
　知らないうちにいろいろな不幸が始まっている。廻り合わせは、良い事だけではない。和子が出掛けたが、無事でいるか心配になって来た。６時半ごろ帰って来てホッとしている。