高橋健三 「たそがれの記」(103)
2020.11.1〜

大晦日　今年最後の一日を迎えた　絶好の快晴、明日大雪とはとても思えない
　メモリーチップの入手は失敗だった。店の販売に携わる人もあまり詳しくなかったようだ。メーカー名の違いで、合うかどうか分からないと言われてしまったようだ。出来たら今日自分で見に行こうと思っている。しかし、今年中に手に入れることにこだわる必要はない。正月を迎える準備が出来れば、出掛けてみても良い。今年最後のスーパー巡りもいいかもしれない。結局、来年に入って専門店で入手することにした。
　遂にコロナは東京で新感染者1300人を超えた。今や、コロナは燃え盛る炎の勢いだ。尋常な手段では抑えきれないだろう。本部はこの際、これまでの対処方法を根本的に再検討してみてはどうか。日本共産党まで、中国の武漢から始まったコロナ対策の初期の扱いには、誤りがあり、当時の医師等の批判者を「デマ拡散者」として弾圧したと、志位和夫氏が述べて、習指導部を批判している。この際安っぽい党の団結よりも英知の結集こそ大切にするべきだし、誤りは率直に認めるべきだ。見栄や驕りは、人命を守る統一戦線のプラスにはならない。
　病人の家庭である我が家は、ともすると、いらいらした雰囲気を生み出してしまう。和子も気が強いから、僕の暴言には、きつい言葉で立ち向かう。片付け一つがスムーズに進まなくなる。孫も子供らも親戚も来ない寂しい正月になる。コロナのために自分たちの気持が荒んでしまっては負けだ。僕も充分注意しよう。
　明日は、正月だ。２０２１年、新しい年を思い切り生きよう。

東空は青いが、中天は薄雲、日差しは薄いが気温は高め　これで雪が来るのだろうか
　午前中に、和子と感謝デイの特売を狙って、イオンに出かけた。例によってザックスタイルでマスクを付けた格好だ。重いものをぎりぎりに詰めて背負ってきた。なんとか家までたどり着いた。久し振りだったので、ゆっくり休んでいるうちに眠くなって、しばらく眠ってしまった。さっき起きて、パソコンを開くと、N兄から、メールが入っていて、「たそがれ」(104)の入った新総目次が掲載されていた。来年からは、ここに日々の出来事や、心の動きを書きとどめて行くことになる。Ｎ兄に心から感謝したい。これから、来年の出だしの演出を考えたい。
　東京では、今日も新コロナ患者は、944人と下げ止まらず、知事は深刻な表情で、都民に呼び掛けている。都民の方も、このスタイルに慣れてしまって、もう自粛哀願スタイルでは、決着がつかないのではないか。確実に病院はパンクしてしまう。発病しても、収容して貰えない体験をしないと、現在の生温い姿勢はどこまでも続いてしまうのではないか。自己に厳しい姿勢は、そう簡単に出来ることではないのだ。他人に病気をうつす状況を犯罪と思うぐらいでないと行動を止めないように思える。憎まれるのを恐れていては、コロナには勝てないかもしれない。小池知事の顔色にもそろそろ変化が見え始めた。
　今まで使っていたカメラのメモリーカードが、満杯になってしまった。最近新しいのを買った経験がないので、値段や性能など、まるで知識が無くなっている。今までのは、容量が４Ｇ位のものだった。店で聞いて貰うように和子に頼んだが、やはり自分で行くべきだったかもしれない。正月用の記事に画像のコピーを利用したい。

快晴　最近は予報で崩れそうなことを言っても天気は続く
　このところ、早朝の空を薄い黒ずんだ雲が一面に覆っていても、やがてそれは雲散霧消、素晴らしい青空が続くことが多い。僕の昨日の疲れも雲散霧消。和子の方が心配だ。でも昨日は女性軍の忘年お茶の会をやって来たようだ。帰って来てから、「お父さん髪を切ろう」と言いだした。内では床屋はお金をかけない。お互いの頭は、お互いに切り合う。勿論パーマなどはかけない。見苦しくなく切りそろえ、整えるだけだ。いつ頃からか、その形が定着している。その代わり、部屋の中は、床にシーツを敷いて、一時的床屋に変身する。和子が時折、美容院へ出かけるが、平素は、大体夫婦床屋で済ませてしまう。彼女は、染髪まで僕に依頼する。僕はあの染剤をあまり信用してないので、気が進まないのだが、最近はもう抵抗は少なくなってしまった。僕の方は、少年時代には、坊主頭を家族でバリカンをかけあっていたから、今の夫婦床屋も何ら抵抗はない。和子も美容院を利用したい時には、自由に出かけて行く。
　昨日は、暖房カーペットの取り換え作業も入ったので、彼女の方は疲れているのではないか。ゆっくり休んで大晦日に備えたい。とうとう2020年は乗り切った。来年はどんな年になって来るか。不安ばかりが重なって来る。
　延期されたオリンピックは、来年実施されるのか、中止になるのか。今がピークになる青年たちには気の毒だが、もっと各世代全体の事を考えれば、これからの世代に大きな損害なく繋いで行くと言う視点に立てば、拘って無理押しすることはないのではないか。僕など、今回中止と言うことになれば、もうオリンピックを見るチャンスはなくなる。すごく残念だが、万単位の仲間たちの生死を考えれば、世界一致して、このピンチを食い止める方が歴史的大事業となるのではないか。疫病に対する医学と各国の国民の闘争こそ歴史に残る輝かしい爪痕になると思う。各組織の方々が、熟慮した上で、大胆な結論を出されることを願っている。

薄い雲が空一面だが陽射しは漏れていて、一応は晴、気温は生温い
　断捨離の残りを処置する日なのに、うっかりして８時半近くなっていた。大量の本なので、収集時間に間に合わないかとハラハラしている。実際には、収集車が来るのは、締め切りより遅くなるので、ゴミ置き場が空になったのを確認するまで、首尾不首尾は分からない。しかし、今日を最後に一応今年の「断捨離」は、終了にしたい。ベッド下の分は、来年に回す。大物全集が、どっさり詰まっている。年末の経験は、今後の処理に大きな教訓となった。
　Ｙ兄から連絡のあった子供詩人の葉書は、日曜が挟まっていた為に到着は今日か明日になるらしい。配達一回の意味を取り違えていたようだ。今日のメールでは、「蟲の声」の出来には届かないらしい。
　お昼少し前、ゴミ収納が終わって、処理場は、空になって居た。思い通りになって、気分は晴れ晴れ。今年思い残すことはない。元気で正月を迎え、米寿の有難みを堪能するつもりだ。後は身近な物の整頓位で、無事にお正月としたい。今日は思いのほか疲れが出たような気がする。
　和子が、買い物の帰りに郵便受けから、少年詩人の葉書を持って現れた。今回は３句書かれていて、どれもなかなかの出来だ。柚子湯が絡んでいたので、その句だけをご紹介しておく。

　平和な親子関係の心の繋がりがほのぼのと描かれている。

薄雲が広がっているが、何とか晴れそう　家の換気はいつもどうり
　朝から、和子と来年度の５号棟理事の件を話し合い、３階段の連絡委員に、来年度理事の選出を依頼する。片岡さんという人柄の明るい方のようだ。候補の氏名登録用紙を添えて３階段ポストに入れる。後から、和子が電話を入れておくことになって居る。二人三脚の、今年のお勤めは、やがて終わるが、結構気を使って草臥れた。頭も体も駄目になった僕のせいで、和子が苦労したことだろう。
　事実、僕は、和暦、西暦、団地の号棟、階段番号、階数などで整理されている理事の名簿を、組み替えて行く仕事が、どうしても捗らなくなっているのに気が付いた。ああ、判断力や整理能力、順序の判別が異常な位に遅くなっていたのに気づいて、涙が出て来た。衰えを改めて確認するのは悲しいものだ。
　Ｙ兄からのメールで、また例の小学生の詩の記事が送られて来ると言う。楽しみに待っていたが、Ｙ兄が懸念していたように、今日は１回集配のためか、届かなかった。明日になるのだろう。何でもテーマは、柚子湯なのだそうだ。何でもこれから育つ小学生が、柚子湯をどう謳うのか楽しみだ。
　今日、東京のコロナ新感染者は、708人とのこと。日曜としては、過去最大の数字だと言う。止め処ない伝染力の物凄さを感じる。

今日も青空一杯　ごみ捨ても気分が良い
　辻本議員の質問に対し、安倍前総理のしどろもどろな答弁は、哀れなほどであった。こうまでして金を捻出し、法を犯して、国を動かして行く。もはや力ずくの無理押ししか見えて来ない。論理も何もあったものではない。こういう人たちの下で働く部下たちは、気が弱い人間なら、常に自殺を背負っていなければなるまい。松本清張の作品にも描かれていたような気がする。政治の現実と正当な理論とが、歪み切っても、無理押しをする中で、こんぐらかって、「正当化」されている。いわゆる汚職の構造である。所詮、権力の質の問題なのだろう。これは政治の質を決める核心とも言える。主義の違いを問わない本質的な問題であろう。あらゆる「インチキ」をなくす必要がある。
　今、管理事務所に行って、５号棟の理事の名簿順を見せてもらった。かなり前から、階段入口の順に、１、２、３と回っているようだ。それに従うと、つぎは３階段の順序になるようだ。階段の中では、それぞれの順番が決まっている筈だ。それを確認して、候補を決めて事務所に、来年１月10日までに提出しなければならない。その後、候補確認顔合わせ、そして正式な承認が行われる。そこまでは僕も関わって居なければならない。
　事務室で、目の充血を指摘されてしまった。その時には、自覚してなかったので、何のことか分からなかった。帰って来てから、確認すると、真っ赤な目が睨んでいた。痛くも何ともないのだが、真っ赤だ。一応目薬を点しておいたが、治まらないようなら、眼科に行く必要があるだろう。血圧に関係がなければ、一時的な充血だと思う。
　東京の今日の新感染者949名と発表された。舛添要一前都知事は国と都の政策を批判して「1000人越えして正月を迎えるのか」と批判した。批判より、方策提案を出すべきだ。変異種も加わって来そうだ。がっちりと抑え込む手立てはないか。科学者たちも遠慮なく発言すべきだ。年末年始のうちに、少しでも有効な防波堤を築こう。

晴　多少の雲は見られるが大丈夫だろう　今日はクリスマスだ
　早朝２時頃、一度目を覚ましたが、程なく眠りに落ちた。今日の朝の支度は順調。一日がうまく運ぶことを願ってスタート。昨日の東京のコロナ感染者数は888人と過去最多だったが、今日も884人の大量感染。この調子だと、1000人を超すのも時間の問題か。その前に立ちはだかる防波堤が築けるかどうか。押し迫る年末の対決になる。初期にもっと徹底した対策を取れなかったものか。手遅れになったのではないか。中国、台湾が早期に抑え込んでいるのに留意する必要がある。他国の良策を参考にするのは、今からでも遅くはない筈だ。変異種が広がる前に一定の成果をおさめたい。
　「桜を観る会」だか何だか知らないが、政治家の悪さの見せ所とでも言うか、真相が少しずつ見えてきている。マスコミも、上手く立ち回って、騒がないことがあるが、こういう人間関係で、日本の政治が動いて行ったら大変なことになる。もっと騒いで貰いたい。大きなボロが出て来そうだ。野党の追及をしっかり追って欲しい。紅白にかき消されてしまわないように、来年への橋渡しを期待したい。
　和子の咽喉のアレルギーが一番の気がかり。見ていて苦しそう。症状はかなり前から続いていて、良化が見られない。医者の指示も把握しにくく、もっとすっきりさせたい。このままでは不安で仕方ない。

一応晴だが、やや雲が多い　天候悪化かも　クリスマスイブ
　早朝、Ｙ兄からメール。子供の詩の秀作（新聞の記事）を送るとのこと。これまでにもよくあったことだが、いつも良い詩が送られてくる。楽しみだ。イヴなので、骨付きの鶏でも味わいながら、観賞しよう。
　残念ながら、和子は、鶏が、全くの苦手。見るだけで顔を背ける。幼児経験の結果だそうだ。テレビの料理番組でも、必ず目はそらすし、時には、座をはずす。あんなに美味いものを…と言うのが僕の実感。もっとも僕は、食糧難に育ったせいか、あまり好き嫌いはない。戦争の結果であろう。家にも贅沢する余裕など皆無だった。だから、何でも食べた。戦争中は、カボチャや人参の「葉」まで食べた。それでも空腹よりはましだった。
　ネットを見ていたら、ワクチンの話題が目に付いた。コロナのワクチンの話だ。日本は、ワクチンでは苦い経験があるらしい。良くは知らないが、副作用や異常反応の過去があるようだ。外国の記事のようだが、日本の国民が不安がっていると書いてある。僕には余り不安はないが、こんな記事を読むと、今回のワクチン製造にも、もたつきがあったのを思い出し、影がよぎる。医療関係者の次が高齢者の順序になって居る。来年3月頃になるだろう。
　冒頭に書いた「子供の詩」が送られて来た。短いので丸々紹介しよう。

　蟲の声が、少年の耳に呼び掛けたのでしょうか。輝く月が囁いたのでしょうか。女神の弾くハープが流れて来ます。この子は、絶対コロナに罹りませんように。

引き続き快晴　夜具干し、洗濯に絶好の日和　ポリごみの処理日
　昨日は、パソコンに泣かされたが、夜に入って、もう一度「賀状用のソフト」を調整し直したら、使えるようになった。いつまた臍を曲げられるか分からないが、取り敢えずホッとしている。
　和子が、咽喉を痛めており、ゼーゼーと始終咽喉を鳴らしている。便所や寝室の清掃には十分気を遣っているのだが、今日も夜具の日向干しをやることになり、ベランダ側の窓の内外で、夜具の受け渡しをした。和子は、便所掃除や、洗濯などにも精を出しているし、社会的にも手洗い励行の宣伝が盛んになり、家庭の水の使用量も増えて、さぞ喜んでいる業者もいるだろう。とに角、誰がコロナに倒れても、怒りを持って戦わねばならない時代を迎えている。
　さっき知ったのだが、今日の東京の新感染者は、748人だったと言う。コロナは、深く静かに勢力を伸ばしている。決して舐めてはかかれない相手だ。世界的にも、その力を誇示するように、蔓延している。新しい局面にぶつかると、自らの変異を行っても、その力を強く保ち、蔓延してゆく。不気味な位に賢いと思う。粘り強いと推察される。我々も覚悟が必要な局面だと思う。

引き続き快晴　気温もやや上がり、日差しも燦々
　パソコンの具合が最悪。年賀状を作っていたが、まるで言うことを聞かなくなってしまった。賀状は中途だし、当惑している。親戚だけ20人ばかり、完成して局へ持ち込んだ。その後は手の打ちようがなく、当惑している。夕方が近づいて、宛名の方は修正に成功したようだ。でも油断はできない。挫折は至る所にある。
　和子が変なことを言い出した。「家の中でもマスクをした方が良いみたい」と言うのだ。僕は家に帰ってくれば、待ってましたとばかりに、マスクを外す。第一、あちこちと飛び回っているのはそちらだから、そっちが先だろう、と僕は思っている。ノイローゼっぽいのはそっちだろう、と言いたい。僕は、ほぼ完全に、周りから遮断された世界で息をしている。リハビリ中にすれ違う人にも殆んど会わない。うつるとしたら、相手はカミさんしかいないのだ。これ以上にマスクノイローゼにはしないでくれ、と喚きたい。

快晴　雲一つなし　換気後は室内もすっきり
　睡眠状況は、まあまあ。元気を出そう。和子は沢田医院へ。序に20通ほど親戚関係賀状を投函してもらおうと思ったが、自分がまだ添え書きをしてないこと、篆刻朱印を、プラスすることが出来てないので、もう一工夫してみようと思った。一度は真っ黒な原稿が出来たが、手直しすることに成功した。現在のプログラムと「筆自慢」との結合は相変わらずうまく行かない。意図的にそのようにプログラムが出来上がっているのかも知れない。同じプロの篆刻を刷り込むことには成功した。しかし、異なるプログラムの賀状を重ねることは出来ないようだ。
　英国では、変異コロナの被害で、大騒ぎのようだ。ダブル被害にでもなったら、大変なことになる。列車も航空機も閉鎖して、移動を食い止めている。南アフリカなどにも広がっているらしく、被害僅少のうちに食い止めて欲しい。日本もやる時には徹底的にブレイクして欲しい。
　今日は柚子湯の日（冬至）だ。和子もうっかりしていたらしいが、僕も夕方まで忘れていた。夕方になって、その話になると、彼女はやる気満々で、「やろう、やろう。柚子はあるよ」という。いきなり柚子湯を沸かすことになった。

　僕が大分前に作った句だが、僕は柚子湯が大好きだ。哲学的と言うか、瞑想と言うか、湯の温みと香りの湯気に包まれて、成仏してしまいそうな気持になる。無の世界で一休みする気分は、登山途上の休憩にも似て、安らかな気分の自分を発見できる。いつだったか、クリスマス・イブの日にも入りたくなったことがある。Ｎ兄に送った記録には書き忘れていた。これから、文章を追加してもらうつもりだ。

晴れ　気温やや温む
　昨夜は、夜中に目覚め、眠れなくなる。朝、浅い眠りのまま換気開始の時間になる。換気終了時に、うとうととする。ハッと気づいて、冷たくなった各部屋のサッシュを閉めて歩く。次の仕事場になる台所をヒーターで温める。日曜だがそろそろ台所の出番だ。そんな時間になる。
　お勤め人のいない家庭は暢気なものだが、コロナ時代は、そうも言って居られない。いつだって気が急いている。東京の新感染者数は、17日822人、18日664人、19日736人と、依然強い勢力を誇っている。トップレベルの数字を示している。とても気楽には出かけられない。これから、地方の中小都市へと膨張するのであろう。地方でも、これから、感染率が高まることだろう。
　新たな傾向としては、変異を起こしたコロナが、力を得て広がり始めている。こちらが、生活態度を変更してまで、対抗しようとしていることを、敵は読み取っているように思われる。年齢層を変えてみたり、症状に変化を加えたり、ワクチンの適応範囲にもズレが出来る心配もある。科学者たちの分析力にも、発想を多極化して、対応して欲しい。固定概念は危険だ。

快晴の空を黒い雲が汚してしまった　冬が深まる　寒くなる中、一日の経過が詰まって来る
　熟眠が一日おきになるようだ。昨夜は、１時と３時に目が覚めた。その都度30〜40分は眠れなくなる。いろいろ考えてしまう。余計に眠れなくなる。これも悪循環だ。あまり気にしない方が良いのかも知れない。
　一昨日822人、昨日664人と、東京のコロナ新感染者数は、衰えない。うちの管内、埼玉もかなり多くなってきた。市の要望にも他人事ならぬ熱が入ってきた。事務所の指示もきつくなる。年末年始の「Go Toトラベル」もストップがかかった。すべての会合が、中止ないし小規模化がされるであろう。恐怖が含まれた困惑と逃げ腰が、ここの共同体でも強くなってきた。それでいて、常に秘密主義がついて回るのが気になる。昨日も消防庁の赤い車が数分停車していたのが気になった。急病かな、ボヤかなと心配だが、口に出すのも躊躇する。落ち着かない気持ちを、掃除機を振り回してごまかす。海外では、医療関係者たちから、ワクチンの接種が始まっている。
　昨日に繋げようと、リハビリコースを歩きに行ったが、どうも半コースで帰りたくなる。息が辛くなるのだ。洟だらけになって、息が苦しくなってしまうせいもある。やはり最近になって、鼻の欠陥が可成り影響しているのを感ずる。リハビリの成功に過大評価を望むのは、無理なのかもしれない。ともかく前と同じに、基本コースには抵抗なく臨めるようにはしたい。

快晴　一段と寒くなる　北では大雪
　昨夜は、胸に痛みを感じて、早めに就寝。痛みは、肋間神経痛の軽い発症だったのか、今朝は何ともない。時間的にも充分眠れた筈。父は心筋梗塞でなくなっているために、僕にとって、心臓は、脳の次に気になる器官だ。心筋梗塞を患っていた父は、いつも酸素タンクを枕元に置いて眠っていた。しかし、周りの人間が寝ている間に、静かに亡くなったと聞いている。静かな死は、僕も憧れている。動き回っている間にばったり倒れるような、大仰な最期は好まない。出来ることなら、最後の挨拶を済ませる余裕を持ちたいもんだ。
　組合の仕事としては、20日までに、新名簿の校正原稿を集めて、事務所に届けること。来年1月20日までに、次年度の５，６号棟の新理事候補を決めて、報告する仕事が残されている。何もしないうちに、任期が終わってしまう感じだ。しかし本心はホッとしている。引継ぎまでは締まって行こう。
　厚労省を通じて、アメリカのファイザー社とドイツのビオンテック社から申請が出ている。いよいよワクチンの実用化が始まりそうだ。ワクチンの広まりに政治的な策謀などが入らないことを願う。実力を発揮するワクチンこそ本物だ。科学者の良心に誓って、人間の在り方をこれ以上貶めないようにして欲しい。
　Ｎ兄から、「たそがれ」(104)の試作品（見本）が送られてきた。僕の挨拶を取り込んで、綺麗なのが出来上がっている。後は本番を待つのみだ。これが日の目を見れば、もう2021年になる。僕の米寿の年が始まる。

明け方の切れ切れの雲が姿を消し、完ぺきな快晴へ　換気は完璧、寒気進行
　Ｙ兄にもよく注意をされるが、最近の自分の文章にはミスが多くてやりきれない。原稿をＮ兄に送る前に３、４回は読み直しているのだが、可笑しいのに気づかない。注意力散漫が悪文を一層ひどくしている。日常生活でも、うっかりミスの連続で、それも同じことを何度も繰り返す。限界が近づいているのが良く分かる。しかし自暴自棄になってはいけない。小さな子供と同じに過ちは素直に認め、直して行くべきだ。短気は損気。理性を捨ててしまうことになる。
　本格的な寒さを迎え、石油ストーブを再整備した。電気だけでは温まらなくなった。徹君にも石油の購入を手伝って貰うことになる。毎年、ガソリンスタンドでの石油購入と運搬の厄介になって居る。小型の電気ストーブは、書斎。寝室は、小型電気ストーブと湯たんぽ。台所と居間は、大型の方の電気ストーブと暖房付きの絨毯を使う。使用する部屋の転換をはっきりさせて、電力を節約する。使うのは、夫婦二人だけ。自覚して工夫する。何か努力目標がある方が頑張れると思う。

文句なしの快晴　プラごみを処分
　昨夜は３度も目を覚まし、よく眠れなかった。明け方になって眠りに就き、朝は７時過ぎまで寝坊。寝不足のままよりはまだましだ。換気は和子が全部やってくれた。
　何と、東京のコロナ新感染者数が、678名になった。Go To政策に火がついて来た政府の頭上に、油を注ぐように、患者数が増え始めた。広がる下地は出来つつあったのだろう。目の色を変え、度胸を据えるべき時が近づいている。
　年賀状の作成を始めたが、廃止宣言後であるので、去年は、大分減った。それでも、教え子からのモノが一番多かったのだが、それでも予想したより多かったように思う。この気持ちには少しでも答えたくなったので、来た分には答えるつもりだ。正月になってみないと、その正確な数は予想できない。今年もとりあえず、親戚筋の牙城から手を付けだした。自分の所を考えても、いつ何が起こるか分からない状態なので、準備しながらも、気が散って仕方ない。輝君の訃報に驚いて、ショックを受けていたが、何時何が起こるか全くわからないと言うのが実情だ。後遺症で文字を書くのが容易でないため、手書きの部分は最小限にしてまとめるつもりなのだが、上手く行くかどうか。
　和子が出かけた直後に、富山の実家から電話と言う不運。送った荷物が着いたという知らせだと思うのだが、難聴の進行のため、僕には、電話の相手が、上の姉か、下の姉か区別がつかず、要件も殆ど聞き取れないまま、電話が切れる有り様。生き甲斐のないこと、この上なしという実感。和子にももう少し家に留まって居て欲しい。しかし用があるのに出かけない訳には行かないだろう。

今日は、間違いなしの晴天か　寒気はやや遠のいたが、夕方が近づくに従い、更なる寒さ戻る　
　これでは、千葉県は水不足に悩むだろう。ダムの水減りの跡が記憶に生々しい。地上に降る水分も平等には行かないものだ。一方に洪水があれば、もう一方には水不足。神にも全能はなし。不足分は、人知に頼るしかない。知恵の元は愛だと思う。人を想う心だ。でも人間には、野望があって、治水よりも宇宙の方に目が向く。危険な大エネルギーにも気をそそられる。地球の長持ちを考えるよりも、捨てて逃げ出すことを考える。所詮、全人類を連れては行けぬことは明白だ。英知には、自分だけはの発想が潜んでいる。
　今日は、和子が年賀はがきを買ってきた。今の僕は、プリンターの使い勝手も、おぼつかないので、少し早めに、作業を始めたい。プリンターに付いているコピー機のスキャナー操作も使うので、記憶にやや甘い所が出来た僕には、心の準備も必要になる。思った通り、自信を回復するのには、また無駄紙を出してしまった。しかし、何とか、親戚関係の分をプリントし始めた。年賀状の習慣を止めることを宣言した後に、部分的復帰を決めたので、年賀を止めた後にも、年賀状をくださる方には、「お返事」の形になるが、出すことにしている。今年は少なくなるとは思うのだが、和子ともども、少し余分に年賀はがきを用意した。しかし、来たら直ぐに御返しの印刷が出来る様に、ノーハウを思い出しておかなければならない。大変な努力を要求されそうだ。

いつもの謎の空　恐らく今日も晴れるだろう

　ふざけて、上のような歌を作った。幼稚だが面白い。今日も頑張って行こう。先日、「断捨離」で整理した古書の束を捨てる日なのだ。いっぺんに全部と言うのは無理なほど、山をなしている。他の住民に迷惑が掛からない程度にしようと思って始めたが、両手に一束づつもって、杖なしで、ゴミ置き場まで、３往復したら、足ががくがくになった。意気地なしとは思ったが、無理は止めにして、残りはベランダに残した。再来週の月曜日に延ばす。年末で清掃車が来なかったら、来年にすればよい。全部処理が済むまでは生きていなければならない。潰れてはおじゃんだ。自重しよう。「断捨離」で生き延びるのも面白いではないか。ところがその後、血圧を計ったら、いつも午前中は高いのに、妙に低い。「断捨離」で体を使ったことと関係があるのか。もしかして、体を動かして、血管が広がり、一時的に下がったのかも知れない。しかし様子を見よう。
　もう２束、古書を捨てようと思い、運んで見ると、早朝処理した分は、早くも持ち去られていた。どうやら処理系統が別扱いになっているらしい。次回には、８時までに運び終わってしまうようにしよう。古書と、古着の処理に留意すること、が我が家の眼目になる。古着も、8:30までの処理が要請されている。コロナのために年末年頭は、省略される行事が多い。
　今、管理組合の連絡が入り、今月の理事会なしとの連絡は、内容不十分であり、各自自宅会議で書類による議決を行うと言う意味だったようだ。予定されている議題の分厚い議案書が配布され、各自の賛否を20日までに回答書にまとめ、提出すると言うことだったのだ。これから勉強しなければならない。尤も、いつもは参加していても聞こえない僕には、気が楽になる形式だ。ゆっくり読んで、回答書を作成しよう。しかし、三役はじめ執行部にあたる人たちは大変な手間でご苦労なことだ。手落ちの無い様に努力しよう。
　コロナの件だが、世界的には、ワクチン作成と接種の段階に入っている。アメリカのファイザー社とドイツのビオンテック社がトップを切る形で、ワクチンの創出が取り組まれている。米国のモデルナや、英国のアストロゼネカなども後を追っている。インドなども審査を急いでいる。各国が大量に作成をもくろんでいて、他国への輸出も計算済みだろう。只、審査の密度の質、保存技術など、付随事項の問題もあり、一概に速さだけを問題にする訳にも行かない。先を焦って事故でも起こしたら大変だ。ロシアや中国の情報は余り掴めていないようだ。こんな時も資本の競争のようになってしまうので、国際的な規模でフェアーに事が運べないものか。
　妙に足腰に力が入らない。原因が心配だ。和子は、最近リハビリを休むからだと言うのだが、前には休んでもこんなことはなかった。今朝の作業が無理だったのかと気になっている。午後には、買い物の手伝いに出るので、その時によく体調を調べてみようと思っている。

この頃の空の癖、東に赤い光　煙りのように黒い薄い雲が、中天に一面　それが消えると快晴
　快適な目覚め。換気のスタートで一日が軽快に始まる。こんな日は楽しい。朝の血圧測定も良好。理想的な幅を行き来しているグラフの動き。血圧計が友達に見える。
　中国の習氏は、香港政策に対し西側の報道を意識して、「西側は、よその体制の些細なことまで針小棒大に報道している。われわれは、体制を擁護し、自信を持って政策を推し進めていくことが大切だ」と強調している。自分たちには絶対に誤りはない。という前提がそうさせるのだろう。何故か僕は、ヒットラーを思い出してしまう。共産主義の理論と実践には、重視し、学ばなければいけない所が沢山あるが、独善的な「われらに誤り無し」は危険だ。歴史は動いていて、絶対不動の正しさには「？」が付くことを知るべきだろう。だからこそ、体制の異なる要素を引き入れることを承認したのではないのか。それとも、後からの混乱は力でつぶせると考え、騙し取ったのだろうか。だとすれば、香港の市民たちを人間扱いしてないのと同じであろう。東欧などの歴史を無視して、価値観を余りに固定的に決めつけてしまうのは、左翼思想としても危険なのではないか。対立する前に「他を理解する」ことが重要になって来るのではないか。勿論これは民主的と呼ばれる側にも言えることだ。
　昨日の東京のコロナ新感染者は、621名だった。この所600を超す勢いが衰えない。決して油断は許されない。年末年始の過ごし方には十分な警戒が必要だ。政治的な指令を待つ姿勢だけではだめだ。市民の側から、政府を突き上げる主体性が必要だ。「自粛」を「要請」されるというような矛盾した「おままごと」では駄目なのではないか。市民運動的な、自発性も必要になるように思う。テレビ放送の方向も検討して貰いたい。
　今年のインフルエンザ・ワクチンを無料で接種していただき感謝している。去年は有料ではあったが、真っ先にと言う優先的扱いをしていただいた。感謝している。しかしコロナのワクチンについては、どうも不安が付きまとう。外国を含めて、科学的分析が遅れているようだ。それなのに、感染の領域が広がるので、焦っている様に見える。条件が100％揃わないうちに接種を開始しそうな気配だ。焦って事故でも起こさなければ良いが、と心配だ。どっかの製薬会社は、水虫の薬で、人の生命を奪っている。急いでは欲しいが、焦っていい加減な薬を作って欲しくはない。
　インド太平洋地域の平和が、きな臭くなってきた。もう戦争は御免だ。どこの国も無茶なことは止めて、先に手を出すと言うような行動は充分に慎んで欲しい。中国の動き、他国の不安、軍艦を派遣しそうなドイツの動き。とにかく、武力衝突だけは避けよう。僕は、戦争に始まって、戦争に終わる一生など、ご免こうむる。『蟲と少年』は、どうしてくれる。「戦争と老人」まで書かせようと言うのか。皆さん、考えてくださいよ。頼みます。

薄い白い雲が一面に邪魔して、晴れとは書けない　しかしきっと晴れる
　「おちょやん」という朝ドラの雰囲気が分かって来て、だんだん面白くなって来た。大阪弁に対する抵抗感が、今回もやっと乗り越えられた。旅回りの一座の生活にも興味がある。座長の跡継ぎの少年と、道頓堀の芝居茶屋の女中・千代との出会いで始まったお芝居なのだ。これからは、今までより中身の関心で付き合えるだろう。朝のドラマは、いつも僕は胸弾ませて、見ることにしている。まるで芝居好きのガキみたいなものだ。役者への関心よりは、むしろ登場人物の人生的展開が楽しみだ。すぐ忘れてしまう癖に、どの舞台でも集中して鑑賞している。
　朝の予言通り、空はすっかり晴れて、快晴。和子はどこかへお出かけらしい。相棒は大内さんか。目的は「ポピー」かも知れない。僕も少し体を動かそうと、部屋の掃除と、和子が干して行った洗濯物の片付けに取り組んだ。お皿の収納器の曇りが気になって、磨いて曇りを拭き取った。少し足がふらつく時もあるが、すべて所用が済んだ時には、むしろ爽快感が残った。僕も、まだ少しは役に立つのだと認めさせたい。「療養中」の看板だけでは、情けない。
　３時前後には、快晴だった空もまた雲が出て、西の空に、木漏れ日が差す程度の空模様に変わってしまった。千葉の断水が気になって来る。降るなら、ひと思いに降って欲しい。

赤いさざ波形の雲残したまま晴空　危険ゴミの処理
　政府は、コロナ拡大の兆しを見て、慌ててコロナ予防政策を修正する政策を取り始めた。変更することを明らかにせず、部分的に実施した路線を延長するという曖昧な形で政治指導の路線変更を行っている。ワクチン対策も、外国に比べ、テンポが遅く、正確な品質確認も終わっていない。品質保証の一応済んだワクチンを利用して、接種を始める様子もない。ワクチン価格にしても、他国の例に比べ、すっきりしたニュースが流れてこない。確かな早い情報を国民は求めている。
　陽射しが結構あったので、夜具干しをすることになり、いつものように窓越しに布団の受け渡しをして、ベランダは夜具の展覧会場となった。この気分は僕は大好きだ。太陽の香りを楽しむ気分だ。
　コロナの事もあるし、もうこのまま何処にも出掛けられないのかと思うと泣きたい気分になる。もう山にこそ登れないが、汽車でどこかに出向く位はしてみたい。綺麗な景色なども観てみたい。近くの温泉位は浸かってみたい。生きていられるかどうかも分からないのに、こんなことを妄想している。子供たちや、孫たちとも、感染など気にせず、話がしたい。冗談を言って笑ってみたい。そんな夢も実現不可能なのかもしれない。でも何故かこの頃は、就寝中に夢を見ることが全くなくなった。この現象は、生理的には、どう説明するのだろう。
　菊池良君が、僕にお歳暮を贈るのに、缶ビールを入れて良いかどうかで、奥さんと言い争ったらしい。僕の飲兵衛ぶりを知っている彼と、健康にこだわる奥さんとの言い争いだったのだろう。昨日、久し振りに小缶ビールを、一本だけ口にした。これで夢が見られるようになるのじゃないかと思うほど、美味かった。忘れていた味だ。

早朝のどす黒い雲は去り、青空も所々に覗く
　午後になると日が差し始めた。風もなくのどかな日和となった。午前中少し疲れを感じ、昼過ぎにかけて２時間ほど眠った。頭の芯が楽になった。和子は、その間、昔のアルバムを楽しんでいたようだ。
　和子の体調が思わしくなかったのか、「お昼は、ラーメン屋さんで済まそう」と提案され、受けて、OK。洟が出るのと、マスクが面倒で、最近、外食は気が進まない。和子は、どうせまた「序の買い物」だろうと、「先に一人で帰れるよ」と答える。食べ終わった安堵感を背負って、腰を上げた。一人でゆっくりと歩みを進める。
　日本の政治もかなりひどいが、韓国の実態をテレビで紹介していたが、これも可成り酷い。首相、法務大臣、検事総長、など折り合いが悪く、それに汚職が絡まって、疑惑が知恵の輪の様に、絡まり、訳が分からない。コロナ感染も酷いのだが、それどころではない様相だ。中国は、コロナが真っ先に始まり、もう終わりに近くなり、断然ゆとりのポーズという所か。初めから強硬な対策を取ったのも良かったのではないか。今は、コロナ以前の気分に戻って、安心した生活が始まったようだ。周りの諸外国では、コロナに追い詰められていると言うのに。ただ香港問題だけは、意固地になって、若い連中、それを支持する年配層を押さえつけている。もっとゆとりのある政治が考え付かないのだろうか。

薄曇り　天候がどうなるか不明　換気は予定通り　寒気襲来の予報あり　ポリごみ処理　
　よく眠れたので、換気は気分よく済み、もう一度身体を寝床で温めてから着替える。６時35分には完了。７時５分前には着替えて、朝の気圧測定にかかる。一日が気分よくスタートすると、万事好調に進行する気持ちになる。
　近く、本格的冬の寒さ到来の予報もある。また千葉を中心に水不足が伝えられている。気象上の偏りが起こって、コロナに次ぐ災難が到来するかもしれない。その上、地震の心配も重なる。政府もいろいろと心の準備が必要だ。賄賂抜きの活躍が必要になる。それが嫌なら早々と退いて欲しい。野党も反対ごっこは終わりにして、質の高い政策の勝負が始まる。心の準備と、優れた政策が欲しい。
　東京の新感染者572人と膨らんだ。大阪や北海道が、悲鳴を上げて、自衛隊の出動を要請したが、民間に下った自衛隊がどのような気持ちで、活動するのか。だから軍隊は必要なのだと言う顔をされたのでは、自民党は大喜びだろう。簡単に軍民の大同団結万歳をされたのでは、政治的にも基本的にも問題だし、それに中身はそれほど期待は出来ないと思う。やはり基本は、民間の医療施設の拡充と質的前進が必要になるだろう。あくまで現在の民間医療の行き詰まる危険性の一時的カバーを軍に補充してもらうと言うことに留めるべきであろう。

換気時には黒い雲に見えたが、その後青空に変わり快晴　太平洋戦争勃発の日
　昨日、体を使った割には、熟睡が得られなかった。昼間寝ることになるかも知れない。疲れ過ぎの場合にはこんなことも良くある。
　今日は、「本八日未明」の、忌まわしい戦争勃発記念日だ。あの真珠湾攻撃が行われた日。あの戦争で、国民はどれだけ苦しい思いをしたか。僕の人生は、ここに端を発し、生き方全体が方向づけられてきた。個人の運命など他愛もなく牛耳られてしまう。耳の底に、まだラジオの「本八日未明・・・」が、消えずにいる。
　歳をとっても、よく覚えていることは他にもある。幼児の頃、母親に教わった歌や他愛もない手遊びである。「とうりゃんせ」などは、ちゃんとした歌だが、しぐさ歌などには訳の分からない文句もある。「ずいずいずっころばし　ごまみそずい　ちゃつぼにふられてどっぴんしゃん　ぬけたーらどんどこしょ　たわらのおねずがこめくってちゅう　ちゅうちゅうちゅう　おっとさんがよんでも　おっかさんがよんでも　いきっこなーーしよ　うそついたらはりせんぼんのーます」などは、今でも覚えているが、意味は全く分からない。手遊びをしながらの歌だったような気がする。誰か同じ様な歌に記憶のある方が居たら、お教えいただきたい。この歌は、江戸っ子を自称するおふくろの歌だ。恐らく、生まれてから150年は楽に経っているだろう。良く目の前に座らせられて、教え込まれた「遊び歌の一つ」だったと思う。
　コロナの予防のためには、Go To政策は間違っていたのでは、の声しきり。菅内閣の支持率は、早くも下降の声も聞かれる。

朝から快晴、雲一つなし
　大分前から、［断捨離］を目標に、死ぬ前の片付けを決意していたのだが、未だに完了していない。今日、その一部に手を付けた。可哀相だが和子を巻き込まなければ、完了できない大仕事だ。『現代の眼』がどっさり残っていた。今日は捨てる日ではないので、ビニールテープで縛り、いつでも捨てられる状態にしておいた。比重の重いゴミが、ベランダに山をなして、その日を待っている。安保闘争や、保存しておきたいものもあるのだが、もう何も出来ない僕が手元においてもどうにもならない。僕の時代はもう終わったのだ、と観念して、再度捨てる覚悟をした。安保闘争の時のグラフなど、目を瞑って括ることにした。表紙に旧友小野寺君が写っているような気がした。僕の時代は終わったのだ。アサヒグラフを遺書にしても仕方がない。真理は自分で、体を使って、追及するものだ。
　輝ちゃんの奥さんに葉書を書いた。喪中を知らせる葉書に返事を出したのは初めてだ。教員をスタートさせた大森七中の経験は、僕の教職観を作る基礎になっている。それは当然、今の僕を作ってきたスタートラインだったのだ。輝（テル）を送り出してくれたご両親に感謝したい。輝の奥さまの残りの人生に声援を送りたい。ポストまで僕の足で歩いて投函してきた。その間に思い耽った回想は止めどなく続いた。

快晴　寝坊してしまって太陽がまぶしい　換気も７時から
　換気開始が６時では、まだ外は薄暗く、サッシを空けるのが、一寸物騒な気がするが、７時になると、陽光はまぶしく、恥ずかしい気分になる。太陽は何よりもの用心棒だと痛感する。
　同じカレンダーに、来年の元旦の赤い１が見えて来た。もうあっという間に2021年が来る。ここまで生き永らえてきた僕にしてみると、嬉しいような恐ろしいような、複雑な気持ちだ。血圧の調整が上手く運ぶようになって、上が130から100の間に入るようになり、ギザギザグラフも規則的に描けている。頭も軽い。ただ、頭のフラツキは、残っている。これは薬とは関係なく、最初に倒れた時に脳に出来た後遺症ではないかと思われる。あるいは、まったく別の原因によるものかもしれない。注意して行動していれば、問題ないだろう。寒くなるが、風邪をひかないように注意して、リハビリを続けよう。杖はしっかりと利用しよう。薬の調整に成功して、気持ちがやや明るくなった。
　しばらく休んでいたリハビリに行く気持ちが出て来た。まだマスクが気になるが、もうしない訳には行かなくなっている。久しぶりだから、足もややもたつくが、歩く程に調子を取り戻した。また何回か繰り返すうちに、元のリズムを思い出すだろう。今日は基本コースを一周して来た。マスクの中で、鼻がぐしゃぐしゃになる。これはいつも通りだ。足は未だ左程衰えてはいない。気持ちを萎えさせてはいけない。

小雨　朝、ゴミ捨てに出た時には、雨は止んでいた　６時10分から30分換気
　昨夜は、一度しか目を覚まさず、よく眠れた。換気に起きて、寝床に戻ったが、もう眠れず、30分経過。再び起きて、戸を閉める。体を温めてから、着替え。朝ドラが始まって居た。新ドラマにはまだ馴染めず、義理で見ているように見えるのか、今日も、和子に怒られた。大阪弁の方言なのか、言葉のせいもあるような気がする。これから慣れるのではないか。
　昼から、和子は、久し振りに「ポピー」店へ、Ｏさん達と行く、と言い出した。僕も良く行っていた店だし、良心的な配慮のあるママがやっているので、敢えて止めることはしなかった。充分に注意だけはしてね、と念だけは押しておいた。僕は、一人で昼食を済ませ、寝そべって、テレビを見ていた。競馬放送や、ご無沙汰している警察ドラマなどを、半分居眠りで眺めていた。輝が死んだことが頭から離れない。本当に良い奴だった。さぞかし会社では良い仕事をしていたことだろう。
　管理組合の新名簿作成についての回覧が回ってきた。５号棟は、３階段あって、各階段に輪番の連絡員が居り、代議員と協力して連絡事務に当たる。和子は、各連絡員への連絡を担当している。僕が病身ではあるが、今年度の理事をやらされている。コロナのために、本年度の活動は、変則となって居る。聞こえない会議に出たり、僕も大変だが、皆顔見知りなので、安心してできる限りの努力をしている。

東の空に雲が多いが、大勢は晴れ　次第に快晴に向かいそう
　昨夜は、やや寝不足。トイレに３回も起きる。しかもなかなか寝付けない。こういう夜もあるのだな、と考えるほど目が冴える。生きているうちにやっておかねばならないことが気になって来る。和子の世話の事。営繕まで手が回らずに、古くなった家の手入れ。これからの住み方。妹の多喜子と一緒に企てて、志ならずに終わった、八ヶ岳の土地の処理。相続したくない、手のかかる代物ばかりだ。すべて、和子や子供らとの相談が必要だ。しかし、どうするかは皆が納得する線を決めておかねばならない。買い貯めて来た本類の処分も、未だ途中で挫折している。体の動くうちにけりを付けねばならない。コロナが、相談の機会を作るのを邪魔している。
　福島の原発事故の大変さは、長いこと県民を苦しませてきた。しかも地震への警戒は高まる一方だ。これ以上あちこちに新原発が出来るようでは、心配でならない。それにストップをかける判決が下された。福井の大飯原発再稼働が、県民の要請により、ストップがかけられ、稼働に待ったがかかった。現状では、稼働許可は認められないと言うのである。福島の二の舞があちこちに起こったら、列島は住めない陸地になってしまう。許可の前例は、次々と後続を生み出してくる事は必然だ。最近の傾向に心を痛めていた人も多い。「もう一度考えてみよう。被爆福島の再現は、もう御免だ。広島長崎の悲劇を想起しよう。地震でも大丈夫と誰が保証したのだ。優れた科学者たちに、どんな災害にも大丈夫かと確かめたい。再稼働を早めて、災害を呼び寄せてはならない。

曇り　険悪さのある雲　天候変わるか
　和子の声で二度、目を覚ます。一度目で換気の開始。二度目で、換気終了。昨夜の寝つきの悪さのせいだろう。頭は鈍いが、体は良く動いた。和子の声で、目を覚ますとは、彼女の睡眠状態も、良くなかったと言うことか。僕の方は、考え事が原因である。
　年賀状のデザインを探していた時に、丑年にちなんで、僕の心境とぴたりの絵を発見した。そのイメージを歌にすると、

　となりそうだ。
　これを来年のスタートに使おうと思い始めた。牛の咆哮って、悲しげだけど、決してか弱くは聞こえない。踏ん張る脚にも力が入っている。和子用の図柄も選択してもらい、決定しているので、時期をみて、年賀はがきを購入して、印刷に取り掛かろうと思っている。
　今朝は、テレビで三島由紀夫の自決事件の特集があった。当時、僕は、彼の行動を、思想的によりも、生理的に解釈してしまい、ショックの整理が出来ているので、動揺も何も大きなものはない。天皇制云々を語る気もない。彼が静かに歳を取っていけなかったと言うだけだ。当然ながら、文学論とは全く別の次元のことだ。
　東京のコロナ感染は、止まるところを知らず広がっているようだ。同時に使えるワクチンが出来た、と言うニュースも伝えられ、大量の利用を目指すようだ。しかし、100パーセントの信頼性までは届いておらず、躊躇する人たちも出ている。
　夕方近く、とんでもない訃報が舞い込んだ。鈴木輝一君が、亡くなったと言うのだ。大森七中時代の教え子の一人だが、教え子と言うより同志として、毎日の学校生活を送っていた。75歳だと言う。奥さんからの訃報である。驚きと悲しみで、唇が痺れ、言葉もなかった。濃く記憶に残る教え子が何故、こうも早くこの世を去るのであろうか。七中時代の演劇部で、当時の僕の片腕になって大活躍をしてくれた少年だった。その後、演劇とも関係の深い照明関係の仕事に就き、大活躍をしていた。会社のためにも、大いに貢献したことだろう。僕の病気のこともあって、演劇部のＯＢ会でも、会うチャンスが作れぬまま、永遠の別れになってしまった。お芝居のグループでは、彼の先輩にあたる故義見君とも忘れられない思い出が残されている。「輝ちゃん」、会いたかったよ。もう少し粘って欲しかったな。僕も遠からずそちらの世界に旅立つことになると思う。「文子」や「ふうふう」「山中さん」、そして斉藤のお慶にも一緒に会いたかった。皆の芝居、もう一度見たかったな。疲れたろう、ゆっくりお休み。　

薄曇り　寒さは増しつつある　ポリごみを処理
　昨夜は、1:00と3:00の２回、目を覚まして、トイレに立った。直ぐに寝継いで、朝の目覚めは6:10。直ぐに、寝巻のまま換気開始、そして6:50終了。起床7:00。気分はまあまあ。天気は、余りぱっとしない。
　「朝イチ」では、コロナの予防テクニックが、世界的な論文をまとめた資料によって、分かり易く解説されていた。大変な労作なのだが、家庭も事務所もごっちゃ混ぜ、体力、年齢も、混ぜこぜ。使える資力にも、配慮無しという感じで、貴重ではあっても取り上げにくい。加湿器の効能にしても、どんな家族が、どんな部屋で使えて、その家族の年齢構成はといった点まで、配慮して欲しかった。もう一度構成し直して再放送して欲しい。重要なパーツが沢山含まれていたように思う。
　そろそろ年賀状の準備にかからなければならないが、我が家の事情を踏まえると、目出度くなるのかどうか、判断に迷う。もうこんなに迫ってからでは、ちぐはぐになっても仕方がないのかも知れない。手元にない「喪中はがき」は、ないものとして、準備にかかるしかないのか。
　安倍元総理の「桜を観る会」の後始末が悪く、また燻ぶってきた。と思っていたら、今度出て来たばかりの菅総理の身辺にも胡散臭い煙が出始めた。彼の懐刀の元農水相、吉川氏に汚職の疑いが濃厚になって来た。鶏卵生産界の大手との癒着が疑われて、既に自らから、要職を退いている。どうも自民党は、金に汚い。体質改善が何よりも、担当する政治の本質を方向付ける。先ず身の潔白さを求めたい。
　今日のコロナは、東京で500人と新規の感染者数は勢いを増している。Go to travel東京発版も、総理と都知事の折り合いがついたのか、65歳以上の高齢者と基礎疾患のある弱者にだけStopがかかった感じ。「自重してくれ」の要請だ。これは僕自身への要請と見て良い。

快晴　本日から師走に入る　年の瀬は越えなければならないもの
　この正月には、自分にも、自分の周りにも、何事もなければ良いがと思っている。越えなければならない様な年の瀬は、もう一寸元気を取り戻してからにして欲しい。コロナも周りで目を光らせている。自分だけでなく、周りには、もっと大変な状況に居る人もいる。平凡な、寝起きが出来て、いろいろ考えたり、祈ることのできる余裕のある正月であって欲しい。
　和子はまだ僕より元気なのか、大掃除気分を出し始め、まめに動き始めている。掃除機の故障を気にしたり、部品の不足をぼやいてみたり、普段の不精を嘆くことしきり。僕はその周りを、あちこちバタバタと飛び回っていた。それだけで疲れてしまうのだ。
　『蟲と少年』を２冊、手製増刷した。製本を完成近くまで仕上げた。あとはバインダーを差し込んで締め付けるだけだ。今回からダブルネームは止めて、森京介の作者名に一本化した。ただ、ブログのアドレスを記し、出所は明らかにしておいた。