高橋健三 「たそがれの記」(69)
2015.1.1〜


 3月1日以降は、「たそがれの記(70)」で、どうぞ。


 
2月28日(土)

朝のうちは、雨の痕跡が見られたが、天気はどんどん回復
  10時半過ぎ、桜台の「観る会」事務所に出掛ける。「一味の会」の3月の会費納入のためだ。疲れていた体を、ほぐそうと、ゆっくりと駅まで歩く。始めは、足が重く感じられたが、次第にほぐれて歩調が整う。最近の電車の中では、殆どの若者が、人の顔も見ずに、携帯用パソコン(進んだ携帯電話の類)に夢中になっている。この頃、本を読む人よりも遥かに多くなって来た。電車の中の風景は、大きく変わってしまった。
  桜台事務所には、珍しく事務局員の二人しか居らず、寂しい位だった。2月の最終日の上に、土曜日だったせいなのかもしれない。おまけに、今回提出の予定だった総会参加票を忘れてしまったので、「後から郵送で・・・」と、恐縮した。入金の手続きを終え、結花ちゃんとも簡単な挨拶を交わしただけで、事務所を出る。駅では、豊島園行きが来たので、練馬まで乗って、飯能行きの鈍行に乗り換える。後は、のんびりと西村のミステリーを読み続けた。話の展開は、極めてつまらない作品である。
  帰りも、駅から歩いて団地に戻る。帰宅して、昼食のコーヒーとパンにありついたのは、もう2時過ぎになって居た。テレビでは、河川敷で殺された少年と、容疑者とのことが、報道されて居た。最近は、小規模戦争、「イスラム国」の政治的殺人、国内の衝動的犯罪など、「殺人」と言う行為が、やたらに、気軽に発生している。まさに集団ヒステリー現象を見るようだ。他人の「生きる自由」を平気で奪い取る、殺伐とした風潮が、拡大して行くのだろうか。現代の「羅生門」が見えて来る。
  週末なので、手元のパソコンでは競馬ソフトがフル稼働している。機械が老朽化してきたのか、大量のデータ処理の際に、不具合が目立つ。ソフト一つの不調だけでも、セットアップし直し、データを入れ換えて使えるようにするためには、基礎データの取り入れなどを始め、相当な時間が掛かるのだ。今週はソフトの一つ、「SIM」の不具合に手古摺ってしまった。

 2月27日(金)

晴れ、冷たい北風が吹きまくる
  昨日の旅行で、腰や太ももに疲労痛が残った。意識の混濁の様な不安は、全く残っていないが、あの種の自覚症状は一寸気になる。先月、ヨークマートの店先が模様替えした時に、一瞬別の店に居るような錯覚が起きて、和子に笑われた事がある。昨日も、店の中で一度、バスに戻ってきた時に一度、「あれ、ここはどこだ?」という意識の混乱が起きた様に感じた。Where am I, I wonder? と言いたくなるような状況なのだ。昨日は、多少は酔って居たから、そのせいもあるかもしれない。認知症の軽い症状なのかもしれない。酔い方の、一種のパターンなのかもしれないと思うのだが、現在どこに居ようと、急に家に帰ろうとする衝動なども、何度か経験しているように思う。精神のどこかに穴が空いているのかもしれない。酒との関係が少なからずあるような気がするので、飲酒は、控え目にして居るが、呑まずにいると、このまま酒が飲めなくなってしまうような気もする。病気なら止めてしまっても良いのだが、日頃家で飲む程度なら、殆ど問題はないのだ。オンザロックのグラスに、大きな梅干しを一個入れ、コップの中頃まで焼酎を注ぎ、コップの縁にすれすれになるまで、お湯を注いで薄める、所謂、焼酎のお湯割り2杯までが、決まりになっている。最近は、それ以上は口にしていない。
  恒兄と、山田さんとから、今日書いた昨日の「たそがれ」が、入力構成が乱れ、おかしなページになっている、と連絡があった。こちらの書き込み原稿を見ると、使うべき記号が飛んでいたり、指定が狂って居たのだ。直ぐに訂正してアップロードし直した。昨日の疲れのせいかと、また不安が頭をもたげた。
  明日は、桜台に観賞会の会費を納入に行くつもりだ。その準備で、午後、郵便局に会費を下ろしに行って来た。明日の午前中に行って、とんぼ返りで戻る予定。

 2月26日(木) 日帰りバス旅行

朝曇り、午後になり、フロントガラスに雨滴が付き始める
  雨予報の中、大型バスが一台、事務所前にするすると到着した。7時過ぎから、旅行参加者が三々五々集まって来た。和子も7時過ぎると浮足立っていた。「藤丘会」始まって以来の参加者数43名が、大型車両を埋め尽くした。後ろ3分の1位は、サロン席になって居て、長いテーブルを囲むようにして、飲兵衛グループが座って居た。かつては僕もその一員だったが、今回は、不調をおしての参加だったので、僕は、中ごろより後ろの席に着いた。和子は、最前部の右側に、Oさんと隣り合わせに席を取って居た。僕の隣には、グリーンヒルの住人ではない男性が座った。Fさんが、わざわざ日本酒を注ぎに来てくれ、それをちびちびと舐めながら、旅のスタート気分を味わって居た。僕の前には、Uちゃんが、僕の後ろの席には、コーラスのHさんが座って居て、時々椅子の背越しに話しかけて来た。
  千葉県に入ってから、トイレ休憩を兼ねて、何箇所かで下車して、見学をした。僕は、昼食の海鮮食堂や、ポピーの「切り花会」、お酒の試飲会、お土産屋などで下りたが、面倒臭い時には、パスして、座席に残って居た。自重して、配られたお酒を、ちびちびと舐めて居たが、それでも酔いが廻るほどに、調子が軽くなって来ているのが分かった。雨のために、鋸山登山など、計画コースの一部が割愛された。お陰で、僕のカメラは一度も日の目を見ずに終わってしまった。昨夜、わざわざ充電をしておいたのも無駄になった。昼食後には、サロン席にも一時顔を出してしまった。後になって気づいたのだが、時折、現在地の確認が曖昧になる事があったようだ。座席が変わった後とか、バスの乗り降りの直後などに、錯覚が起きて、「これは一寸ヤバイ!」と感じた。やはり、昔の様な酔い方ではなくなっている。ホロ酔いの中にも、一種意識に乱れや混濁が出るようだ。帰りのバスでは、飲まない様にして、自重を続け、ほぼ、うとうとと居眠りを続けて居た。有難いことに、車酔いには全く悩まされることなく、全行程を終了した。片付けは、和子に任せ、早めにベッドにダウンする。「旅行に参加できた」という満足感が、心地よい眠りを呼び寄せてくれた。

 2月25日(水)

薄曇り、時々晴れ間
  午前中に、福祉バスで、入間市に出、岡山皮膚科に行く。和子は、今日で通院は終わる。僕は、一月後に再来院を告げられる。いつものパン屋で、昼食を済ませ、タクシー券を利用して、帰宅。和子はタクシーを下りて買い物に寄ったが、僕は即帰宅し、少し横になる。午後3時30分頃、今度は一人で、澤田さんに行き、自分のいつもの薬と、明日用の「車酔い」の予防薬を出して貰う。明日は、恐らく雨になるので、気分は暗いが、実施の変更はない。明朝7時半には、雨の中、出発と言うことになるだろう。気分良く帰って来られる事を願っている。夜は、早めに就寝。

 2月24日(火)

曇り、次第に晴れ間が多くなる
  余り喜び過ぎたようだ。見えて居たBSとCSのテレビ番組が、再び見えなくなった。地デジも見えないかと、弄りまわした報いがこれだ。どうやったら見えるようになったのかが、理解できてないので、再度矢鱈にあれこれと思い出しながら、弄りまわしているうちに、このザマだ。何とも不甲斐ない。慌てずに、また気まぐれに、あちこち悪戯しているうちに見えるようになって来るかも知れない。それまで呑気に、気儘に過ごすことにした。
  明日は、また和子と、今度は皮膚科に行くことになっている。水虫が完治するには、爪が生え換わる位の時間が、掛かると言う。もう左程、痛くも痒くもない。常時、塗って居る、油のようなべたべたした感じの薬が気になるだけだ。長期間の治療が必要なので、継続的に、薬を貰い行かなくてはならない。
  明後日、26日の「藤丘会」の日帰り旅行会に同行せよとのお声がかかった。和子はこの所まめに参加している。最近は出不精になっているので、敬遠していたのだが、新春の海の幸の食べ放題と、南房総のお花畑での「お花摘み」と、中々の魅力ある企画にほだされて、行ってみることにした。車酔いが心配なので「酔い止め」を、乗車前に飲んで行くつもりだ。「鋸山」「海ほたる」などにも立ち寄ると、「しおり」には書いてある。無理しない様にして、楽しんで来たい。
  パソコンに裏切られた気持を直すべく、ベッドにひっくり返って、本を読むことにした。乃南アサの「夜離れ」(よがれ)を読む。なかなか良く出来た短編6編が揃っている。彼女の作品は前にも読んだことがあるが、改めて文章の上手さに感心した。さらに短編の技法にも長けている。今晩中には読み終えるだろう。

 2月23日(月)

曇り、後、薄日が差して来る
  日本への中国人旅行者が、40%も増加して、「日本人気」が高まっているように報じられている。にもかかわらず、日中の関係は、未だに微妙なものがある。尖閣諸島の問題で、「海軍の動き」が予測されるとの噂もある。習主席の指示が出ているのだとも聞く。国軍幹部構成を、習主席と親しい海軍系高官で固めているという情報も届いている。日本側でも、南西国境周辺の警備について、自衛隊配備の声が上がっていた。今回、予那国島の住民投票で、配備賛成が多数を占めたので、何らかの動きが始まる可能性が考えられる。こうした気になる情報は、アジア情勢の緊迫化につながるものであり、関係各国の真意の表明なり、共同声明などで、不安を払拭して貰いたいものだ。竹島問題に関する韓国の姿勢にも、不穏なものがあり、領土問題に関し、現状確認のための首脳会談と、共同声明の発表が、不可欠だと思う。今、アジアの平和が乱れるようなことにでもなれば、世界は大きな危機に立たされることになる。一般の国民は、どの国でも仲良く往き来して、互いの文化を理解し、友情を温めたいと願って居るのだ。為政者レベルの対抗姿勢が、暗いムードを作り出してしまう。恨みの根が蔓延らないうちに、忌憚のない話し合いをもって、解決して欲しい。民衆は、皆平和を願っている。

 2月22日(日)

薄曇り
  日曜日が、時間の流れを測るメジャーの目盛の様な気がする。楽しみなのだが、怖い。体重とか、血圧とか、いろんな測量にびくびくしている人も多いだろうが、僕の楽しみは、期待感と裏腹に怖さも含んでいるので、嫌でも応でも、結果の蓋を開けるまでが勝負となる。今日の開けて見た結果は、的中は、万馬券1レースだけだ。万馬券の中では、つつましやかなものだ。今日の出費分(仮想)は浮いたが、昨日の分は埋められない程度に過ぎない。ただ、パソコンの使い勝手が、非常に良くなって来たのが嬉しい。使用ソフトのチェック機能もなくなった。テレビの地上デジタルが見られないのだけが、唯一挫折感を残している。
  一日外に出ず、家で本を読んだり、パソコンを弄ったりしている日が多くなって来た。健康上は、良くないのだろうが、無理に見たいものも、他にはないのだ。パソコンなら、もっと遠くの世界とつながっている。テレビと、パソコンで、外は十分に取り込める。外に出るのは、身近な仲間の体臭に触れ、生の声を聞くためだ。外界に繋がる学習材料で、知識以上に重要なのは、それを感覚として僕の内側に取り込めるかどうかなのだ。肉的な吸収だ。怖い現実の肉的なサインなのだ。これは、僕の日々の生命にも繋がっている。今以上に、この感覚を鈍らせる訳にはいかない。
  馬の予想は、依然知れたものだが、今日的中した1レースに万馬券が出た。的中その物を含め、万馬券などは、本当に久しぶりであった。期待はするが、今後の見通しには、全く確信が持てない。WIN5で、はっきり分かるが、1点で勝負できるレースと、4,5点まで候補が必要なレースとの区別は出来る。しかし、すべて買えるほどの財力は、僕には無い。1通りの指定で買える馬券(つまり100円で買える馬券)は、当たっても精々2,3万と言う所だろう。それでも、普通レースの万馬券を狙うよりは確率的に良いのかもしれない。ただ、そんな人気揃いで決着がつくレースに、いつ出会うかだ。永久に、小さな夢を掌で転がしながら、毎週遊んでいるだけなのかもしれない。

 2月21日(土)

曇り、天気は、また崩れそうだ
  もう週末が来てしまった、という感じ。時間がどんどん流れ、何も出来ない自分が取り残されて、老いて行く。そんな頼りない気分を、振り払いながら、一日一日を送って行く。少しは、良い気分になりたくて、懸命に知恵と経験を絞って、馬の予想をやってみるが、これがまた最悪。使っているソフトが、まるで羅針盤が狂ってしまったかのように、外れた目を示す。何か大きな力に「騙されて」いるような、不安な気分に襲われる。まるで、敵の作戦に嵌められて、殲滅されて行くような、後味の悪さだ。今日も、超堅いレースが、やっと1レース取れただけであった。馬券なしの架空予想である事にほっとする。
  26日に企画されているFさん主催の、「美味しい魚が食べられる日帰りバス旅行」に連れて行って貰うことになって居るのだが、無事に参加できるかどうか、やや不安もある。一番心配なのは「車酔い」だ。「入間の赤ひげさん」で、予防薬を貰ってから行こうと思っている。元気な時には「先に酒に酔ってしまえば大丈夫」などと言って居たものだが、今は、その酒も、気楽に飲めなくなっている。遊ぶにも不安だらけで情けない。和子が一緒だから、助かるが、一人では何とも心もとない状態だ。
  憲法が「変わる」前に、国連活動の名のもとに、自衛隊の活動領域が、どんどん拡大されて来そうだ。公明党は、一応「懸念」を表明はするが、自民党の監視役の役割を放棄し、むしろ「配慮ある補佐役」として機能し始めているようだ。自国の軍隊が強くなり、無敵な軍事力を持つ事を、政治家も国民も「懸念する」気持を忘れ、「憧れ」始めて居るのではないか。「富国強兵」という歴史上の言葉が、蘇って来るようだ。ドラマの登場人物にも、その時代を強調するような「英雄」が、次々と現れる。「強い、豊かな国」は、帝国主義のすぐ隣に並んでいた事を、僕は覚えている。妙義山麓で、東京の我が家が空襲でいつ焼失するかにおびえながら集団疎開生活を続けて居た事を忘れた事は一度もない。手足は、疥癬で爛れ、お腹には回虫がわんさと寄生していた。「豊かさ」や「強さ」も、その質が問われなくてはならないのだ。「歴史は繰り返される」とよく言われるが、それは、歴史から学ぼうとする努力を惜しむからだ。そうしないと「戦争は必然的で仕方のないこと」などという、とんでもない結論を引き出してしまう。平和が長く続いている日本は、反動が来れば、一気に逆戻りの危険が十分にある。絶対に、「広島・長崎」を風化させてはならない。
  恒兄のアドバイスを受けつつ、ままならない自分のパソコンと、何とか立ち向かっている。大分、解決して来たように思う。ただ、購入してから8年ぐらい経つマシーンなので、他の原因の不具合も出て来ているようだ。一つ片付くと、別の個所が、と言う感じだ。でも、セキュリティに関しては、かなり分かって来たように思う。

 2月20日(金)

晴れ、やや温かくなり、ほっと息をつく
  予想以上に温かい日和となり、みどり会のカラオケ会に顔を出す気になった。初めて「女ひとり」を歌うが、どうも音が狂う。自動評価の点数も低い。この歌を持ち歌としているOさんの様には歌えない。
  恒兄から、アドバイスを受け、ノートンのセキュリティによる、導入したソフトの安全性確保能力を、もう一度確認してみた。今日も、彼からスカイプで、その件について示唆があった。先日、成功したと思って居た「ALGO」に関する制御の効果が無かったので、心配してくれているのだ。「いずれかのドライブに、ファイルが残って居て、ノートンが、それを読み取ってしまうのではないか。すべて消して、一本化した上で、ソフトに対する信頼性を保証する手続きが必要なのではないか」という忠告の様だ。早速、すべてのドライブを調べ、それらしいソフトの残痕を見つけ、もう一度その作業をやってみた。明日、使用してみないと何とも言えないが、今度は大丈夫のような気がする。僕には、まだパソコンと言うものの能力が分かって居ないのだと痛感する。今回のトラブルは、いろいろな意味で勉強になった。
  国会での、安倍の「野次」が問題になっている。日教組出身でもない民主党の議員が、先日の「野次問題」について発言中に、阿部総理が「日教組!」と野次ったことについて質問していた。「テロ問題」との関連で「日教組」が出て来るというのも、穏当ではない。日教組の運動形態に、個々批判があるのは別に構わないが、運動の総体として全面否定する風潮が強くなって来ているのは、無視できない。当時の、戦後の反省を軽視して、次々と打ち出される教育政策、「安保・指導要領改悪・国旗国歌問題」などは、現在のもろもろの安倍路線に明確に繋がりを示していた。その国家統制的な姿勢こそが、日教組の強い反発を受けたのだ。職場からどんどん民主的な空気が奪われ、上意下達の場へと変えられて行くのを、現場に居る教員たちは、肌身に感じていた。職員会議などの質的変化は、まさに危機を感じさせていたのだ。今の職場が、「適正な職場」であると言うのなら、国民の目までが、官僚統制を認めてしまうことになる。今の自民党は、ゴリ押しの「憲法改正」を避け、公明党の存在などを利用して、ヤワヤワと「本命に近づく」手法を、安倍にも取らせている。しかし、すでに「日本の風潮も大きく変わって来たな」という実感を禁じえないものがある。重大な事件でも直ぐに影が薄くなる。「風化」の早い日本人は、「広島・長崎」を忘れ、「福島」を忘れて、安易な原発再稼働、危険な原発容認路線に走りつつある。「咽喉元過ぎれば熱さを忘る」も、「おおらかさ」の意味だけではない事を、心に銘記すべきだ。

 2月19日(木)

天気回復、晴れ、気温上がる
  和子は、化粧品などの購入のため、いつもの新宿のお店まで出掛けた。僕はおとなしく、読書に集中する。エンタメ小説のレベルを出ないが、新たに借りた本の一冊を読了した。眠くなると、そのまま居眠りを繰り返した。昼食は、一人でレトルト・ビーフカレーを食べる。
  国会は、民主党が、、後藤さん殺害事件の時の、政府の対応を追及している。当面の対応は必要になるだろうが、基本的には、若者が武力志向に走り、シリアに吸い寄せられて行く世界状況の分析も必要ではないか。単にイスラムの一部の行動形態の歪みだけではないだろう。一種の「民主主義の淀み現象」ではなかろうか。一定の進歩向上現象がみられたものの、世界的には、差別、蔑視、貧困、戦争が、依然無くならない。社会主義国に於いてまで、GNPの向上の裏に、生活格差の拡大する傾向が可視化している。そんな状況下で、「進歩・改善」に対する絶望感が、広がっているのではないか。今、足元に、希望を実らせて行かなければ、犯罪やテロの発生源を無くす事は出来ない。身構えして、憎悪を太らせるだけでは、一層の危機を招いてしまうだろう。現状分析に関する、各国為政者たちの思慮深い洞察を促したい。
  気候が好転し、僕の風邪は、小康を保っているが、また寒くなるのではないかと警戒している。3月が待ち遠しい。でも、春の足どりは、これからがじれったいのだ。

 2月18日(水)

一日、小雨が降ったり止んだり、雪の予報もある
  和子の薬が切れている。補充のため「入間の赤ひげさん」(澤田医院の事)を訪れる必要があるのだが、風邪で僕の体調がすっきりせず、行くのを控えていた。しかし、雨も小降りだし、出掛けて見る気になった。用件を済ませ、気持がすっきりした。却って元気が出た。午後の「茶話会」の映画は、上のTさんが用意してくれたので、お客様面して、集会所に向かった。「幸福の黄色いハンカチ」で、高倉健の存在感、若い頃の武田鉄矢、桃井かおり、倍賞千恵子らの、初々しい演技が、たまらなく懐かしかった。やはり、大作は、初版の重みが一番だ。健さんと若者のアベックとの心の交わりが深まって行く過程に、何とも言えぬ味わいを感じ、体調が楽になったようだ。勉強家のSさんが、顔を見せて居て、英語の質問をされた。大まかな説明は出来たのだが、一度家に帰り、辞書で確かめ、もう一度、事務所を訪れた。メモを手渡し、説明を補足した。僕の頭も、どんどん退化しているので、すべての事に自信が無くなっている。英語もどんどん使い物にならなくなっているのだろう。
  ドイツでマリンバの勉強中である、Kさんの二男坊さんの演奏会に参加する旨、知らせておいたのだが、その返事のメールが入った。観賞券2枚を、手配しておくとのことだ。3月12日、大泉の「ゆめりあホール」に行くことになる。あの美しい音色を楽しみにしている。

 2月17日(火)

朝のうち霙混じりの雨、後曇り
  暗く、寒い一日となった。風邪気味なので、無理をせず、少し眠る。パソコンは、それなりに落ち着いており、動きもスムーズになって来た。ノートンが、常時作動して、各ドライブ内のファイルを整理しているためかもしれない。ただ、「怪しい」プログラムは、一度はインストールを許しても、最終的には削除してしまうようだ。目の敵にされているプログラムの中に、僕が重宝しているものもある。インストールして、ノートンが居眠りしている間に、働いて貰い、やがてノートンに連れ去られてしまう。そんな事を繰り返している。恒兄に教わったユーザーの許可制が、通用してないようだ。
  和子は、りらの会のコーラス練習に、3時近くまで出掛けていた。僕は、しばらく疎かにしていた読書を、また始めたが、直ぐに眠くなって、持った本を取り落としてしまう。疲れて居る上に、風邪気味でもある。まだ熱は出ないが、注意が必要だ。今夜は、早めに床に就くことにする。

 2月16日(月)

快晴、風もない、西の夕空が穏やかで、思わず足をとめた
  朝、期待と諦めを背負って、パソコンに向かう。昨夜、突如起きた「テレビが映った!」事件を、整理してみた。兎に角、パソコン画面から、テレビ画面に移る事が、出来るようになった。しかし、映る画像は、BSとCSだけ。地上デジタル放送は駄目。これは、DigitalTVboxにエラーがあるからだろう。今まで、さっぱり反応を見せなかった、リモコンが使えるようになってきた。これは、僕自身が、余りリモコンの操作に馴染んで居なかったせいもある。ただ、頻りに、メニュから発信されていた「放送選択機能のエラー」の表示は、さっぱり顔を出さなくなった。それと「番組表」が、出せなくなったために、ビデオ撮りの予約が全く出来なくなってしまった。このテレビでもダブルチューナで、同時録画もできていたのだ。それが、今の所、大きな損失だ。富士通のHPに、沢山のQ&Aが載って居る。そこにも、「BSとCSしか見られない」という相談が結構来ている。その対応策を探して、試みているのだが、それが、機種ごとに異なるので、非常に分かりにくいし、機器の開発過程が会社本位だったようにも思う。時間切れで、これで間もなく、サポートを一切中止してしまうつもりなのだろうか。僕のこれまでの富士通に対する信頼感が薄らいで来ている。テレビのトラブルが始まったのは、比較的最近のことだ。僕がしばらくの間、テレビへの切り替えを全くしなかったので、その間に生じたトラブルなのだろう。
  アメリカを軸にした、反テロ連合国が、空爆を中心とする対IS制裁攻撃を準備しているようだ。しかし、これでは、殺されたから復讐するという姿勢でしかない。理性的な政策的要求を突き付け、回答を求めるという形で迫る必要がある。双方の市民層の犠牲には十分配慮しなければならない。歴史的な不平等や、抑圧への反感が、ISの怨念が生まれた要因でもある。今回の殺人行為に関する、責任者の処罰は、国際的な裁きで、後日公平に責任を取らせることにしたらどうか。虐殺には虐殺をの印象は何としても避けなければならない。非戦闘員の死者を出さない様に配慮すべきだろう。これは臆病になる事ではない。戦争を無くすという遠い展望に基づくものだ。
  この所、パソコンがらみで、意識がそちらにばかり向いていて、他の事が疎かになって居た。この辺で、一段落を付け、正常な日常生活に戻りたい。恒兄からメールのあった墓地の問題にも、結論を出しておかないといけないと思っている。徹の所のごたごたには、一応のけりがついたが、タイに居る潤とも相談する時間が取れず、苦慮している。何をするにも、経済的な蓄えが無いことが原因で、二の足を踏まざるを得ない。

 2月15日(日)

快晴、冷たい風が吹きつけるので、外に出る時には、襟巻きを巻いた
  大変なことが起きた。夕方、5時過ぎに、パソコンを弄って居た時、突然目の前の画面に、テレビが映って、声が聞こえ始めた。あんなに苦労したのに、切り替えのソフトが働かず、もう諦めていた所で起きた大事件だ。和子に買い物の手伝いを頼まれていた所だったが、何故見えたかが知りたくて、直ぐには席を立てなかった。調べ始めたが、理由は良く分からないまま、スーパーに出掛けて行った。買い物の間中、気になって、「何故だろう」を、頭の中で繰り返していた。気もそぞろに買い物を済ませ、ロボットのように、荷物を運んで家に着くと、荷物をキッチンに下ろすのも上の空で、点けたままだったテレビ、いやパソコンの前に舞い戻った。テレビになって居る時に、パソコンに戻すのは、今まで通り右クリックして、「待機」状態にすれば良いのだが、パソコン状態から、テレビにする方法が分からない。あちこち弄りまわしているうちに、最下欄のタスクバーにあるDigitalTVboxのショートカットをクリックすると、画像が映り出す事を発見した。「メニュー」にある同じショートカットでは、例の設定場面で立ち往生になるだけだったのに、どうした事だろう?しかし、デジタル放送は映らない。映るのはBSとCSだけだ。CSは加入してないので、ほとんどの局は、加入勧誘の場面になってしまうが、BSは、すべての局が映るし、選局も、マウスで自由にできる。しかし、地上デジタル放送は、どうしても映らない。さて、これは、今までの大騒動とどう繋がるのだろうか。パソコンと、テレビの機能を繋いでいたソフトDigitalTBboxの「番組表」コントロール機能のエラーを、飛び越えて、「画面が出て来て」しまったのだ。その後、食事を終え、一杯飲んだ後では、これ以上弄るのが怖くなって、その後の確認は、明日の仕事にしようと決心した。驚機の余り、他の事は出来そうにない。明日を待つことにする。

 2月14日(土) バレンタインの日

快晴、風強く、冷たい
  昨夜も、寝て居て、咳き込み、どうにも止まらなくなって、起きて来てしまった。居間で、咳止めを飲み、しばらくの間、正座を続ける。一緒に居るのが、和子だけだから、まだ良い。廻りに家族が沢山いたら、さぞ迷惑な話だろう。小1時間瞑想して、気持を落ち着かせる。5時前後になって居たので、そのまま起きてしまうことにした。こんな日は、どうしても一日眠気が、付き纏う。
  残りの薬が、無くなって居たので、僕の分だけ取りに行くことにした。和子は、マッサージに、接骨院に行った。留守になった家から、11時頃出たのだが、テーブルに置かれていた薬代の1000円札を、財布にしまうのを忘れて出掛けてしまった。出掛ける前に、「これ忘れるといけない」と、はっきり意識していたのを覚えている。それなのに見事に忘れて出てしまったのだ。澤田さんに着いて、手続きを終えるまで、財布が空になって居るのに気づかなかった。「用を思いついたので、出直して来ます」と、受付に断って、取りに帰ることになった。往復40分ほどかかる。それを2往復することになってしまった。「先日の、先生のテレビ放送を観ましたよ」などと、看護婦に声をかけて、気分を誤魔化しながら、出直しを覚悟した。内心は、昨日の「13日金曜日」が、今日になって祟った」と、自棄な気分になって居た。
  薬を貰い、料金を払って、2度目に澤田医院を出る頃には、序だから、ゆっくりと図書館を廻って帰る気持になって居た。本を4冊借り足して、ゆっくりと、帰りの坂道に挑戦した。ややヨロメキを感じながら、家に着いた。和子は、すでにマッサージを終えて、家に帰って居た。バレンタイン・チョコを差し出されて、苦笑いが出た。
  こんな日は、眠気が一日付き纏う。競馬予想に気を紛らして居ても、気持が集中しない。お陰で、今日は1レースも当たらなかった。はじき出したデータまでが、虚しく感じられた。しかし、パソコンも何とか、スムーズに使えるようになって来たので、レクを楽しんでいると思えば、諦めもつく。今日は駄目でも、明日に期待をかけて、パソコンが打ち出して来たデータ結果をひねくり廻し、予想を続けた。
  夕飯の時に飲んだ、お湯割りの廻りが、滅茶苦茶に早く、起きて居られなくなり、自分の役割である台所の片付けと、湯たんぽの用意をそのままにして、正体なく眠り込んでしまった。眠りから覚め、片付けを済ませて、正式に床に就いたのは、12時を回って居た。どうにも、様にならない一日であった。

 2月13日(金)

今日も快晴
  恒兄のアドバイスに従い、セキュリティ・ソフトのコントロールの、こちらが制御する機能を、ノートンのソフトを使って、探ってみた。しかし、どうもまだ要領を得ない。制御から外した筈のソフトが、相変わらず規制にひっかかって、削除されてしまう。しかも、最初の規制には、OKが出ているのに、後になって「危険だから削除します」と消されてしまい、使えなくなる。その間、多少時間がある場合には、その間に用を済ませてしまうこともあった。まるで、「鬼の居ない間の洗濯」という所か。馬関係だけでも、3つほど、そうしたソフトがある。廃棄してしまったのもあるし、「鬼ごっこ」の末何とか利用しているのもある。しかしいずれは消されてしまう。テレビ機能の方は、「メニュ」から、テレビに切り替えようとすると、まず郵便番号と地域との設定を要求される。それらを入れると、直ぐに「番組表エラー」が出てしまい、それ以上は前に進めない状態だ。何度繰り返しても同じ。だから時には、手間取って、じれったくなってしまう。一方、画像ファイルを、アルバムに収めて、見易くする作業は、着々と進めている。表に頭を出して来るセキュリティソフトは、どうやら、ノートンだけになって来たので、ほっとしている。
  週末になって、馬予想が気にかかっている。最近は、データにそっぽを向かれていて、惨敗続きだ。データ分析のサジェストに左右される前に、過去成績だけを材料にし、まず自分の頭で、ある程度結論を出す。その上で、データ分析とのズレを参考に、再検討するという形にならざるを得ない。それでも、軸は空を打って、空振りが多い。WIN5も、先日「4勝」が出たが、平均して、2勝すれば良い方だ。基本予想を、3連複から、連単に替えたのが、良くなかったようにも思う。今週から、また元に戻す。

 2月12日(木)

快晴、日向なら温いので、外の居心地もそれなりに良い
  和子が、梅ちゃんと、小手指の「歌声」に出掛けて留守なので、僕は、気兼ねなくパソコンに向かう。恒兄のアドバイスを念頭に置き、今まで調べた修正方法を参考にして、再度、テレビ機能修復に立ち向かったが、頑として壁は動かなかった。仕方なく、保存が可能だった画像ファイルを、アルバムの形で、可視保存する作業に、力を入れた。想像以上の画像数に驚いたが、一冊一冊のアルバムの背中に、見出しを入れて、整理して行った。途中で、息が詰まって来るので、適当な所で、休む。それでも一冊一冊のアルバムは、まだまだ未整理で、ページも統一性に欠ける。タイトルとの関連も完全には符合してない。出来上がってから、もう一度、画像移動が必要になるだろう。
  内戦化したウクライナ東部と国家権力との衝突は、冷戦時代の、ロシアと欧米との代理戦争の様相を帯び、世界平和には不吉な予兆となって居たが、現在、4者会談が、行われている。大国同士が、相互に心を開いて、罪なき非戦闘員の殺し合いを避けるために、話し合うと言う事は、非常に重要になって来ている。「イスラム国」問題についても、これを適用し、無駄な命のやり取りを、これ以上進めないで欲しい。戦争を無くそうとする知恵を働かさなくてはいけないのは、「人間」という「種」である事を、忘れてはならない。
  「永代供養」という施設について、ネットで調べてみた。東京や埼玉にも、新しくできた所も結構多い。「僕はどうする?」と聞かれた時に、死後、比較的に安く、骨を預かってくれて、数年の法事的な「想い出会」が出来る所に入会して置くと言うやり方を考えてみたのだ。お寺のお墓の維持が出来なくなって、この形が流行って来ているようだ。でも結構費用はかかる。幅はあるが、法事的な行事を付けて、素朴なもので、入会時一人50万から100万の所もある。お寺でも、稼ごうとするから、僕らには、過酷な値段となる。お墓を買うより安いとは言っても、生涯の買い物になって来る。死んでからしばらくは、お骨を、家に置いておいたって、どうってことはないように思うのだが、子供らはどう思うだろう。やはり気持悪いかな?

 2月11日(水) 建国記念の日(昔の紀元節?)

晴れ
  今日のポリゴミ回収は、馬鹿に早く巡回したようだ。8時40分と言うのが、時間的な目途だったと思うのだが、8時30分より早く、ゴミを運んだが、もう車は6号棟前に行ってしまって居た。少なくとも、グリーンヒルでの仕事開始は、申し合わせの時間以後にして欲しい。我々にも、ついうっかりして時間を守れない事もあるが、そんな時には我慢するつもりだ。
  恒兄が、メールをくれた。スカイプでは、聞き取りにくいと僕が書いたものだから、、それでは文章で、という親切心だ。セキュリティ・ソフトの扱い方は、少し分かって来た。ただ、今回の場合は、どうも富士通に見捨てられた感が強い。購入が8年ほど前になるので、そろそろ修理のサービスは停止になる様なのだ。社のHPのQ&Aなどの記事を隈なく読んだが、質問に対する明確な答えは、見つからなかった。質問は、G-Guideや、DigitalTVboxに関するものが圧倒的に多い。機種が煩雑で、それぞれに対応する修正プログラムが、用意できていないのではないかと思われる。社に相談をすると、有料の相談にするかどうか(2000円位取られるらしい)に、とても拘るのだ。直らなくても取られるのだから、こちらも警戒してしまう。先日、ヒントを教えてくれた人のアドバイスも、結局は、古いソフトを綺麗に削除して、購入時に添付されて居たCDから、インストールし直すと言うことに尽きる。所が、それを何度やっても、番組表アプリにエラーがあると画面に出てしまう。エラーの箇所は、これこれと出てくる。プログラムを弄る術もなく、手直し方法としては、修正されたものを、インストールする他にはない。どうやら、現実とズレが出来て来たのを修正できず、ここまで放置して来たのではないかと、勘ぐるしかない。発売時期の古いことに、逃げ込もうとしている感じがする。もっと新しい機種でも、トラブルが多発しているのだが、その機種の修正ソフトは、僕の機種には合わないのだ。今ではもう半分諦めている。他の点では、特には困っていない。ただ、適正ソフトを失った画像集の、新しい纏め方に苦労している。「たそがれの記」の読者のみなさん、どうか、心配しないでください。僕は呑気な性格なので、失った分は、ゆっくりと取り戻しますから。
  恒兄から、もう一つメールが入った。これは、墓地の維持をどうするか、という現実的な問題だ。僕の知る所では、墓地を放棄する人が増えて居て、うちのお墓のある八柱霊園も困っているらしい。都が運営している霊園だけに、無縁仏にするのにはお金が掛からないようだが、これから死ぬ人の処理方法は、新たに決めなければならない。恒兄夫婦でも、意見は完全一致ではないらしい。うちはどうするか。とにかく金が無いので、僕が死んだら、骨にした後、しばらくは、この家に置いておいて欲しい様な気持ちで居る。そのうち、新しい「骨の保管方式」が、生まれるかもしれない。今後、遺骨処理を協同組合的に取り扱い、仲間を募集する動きが出て来るかも知れない。散骨というのも、「傍迷惑」の範疇にはいると考える人も居るだろう。潤や徹とも話し合って、「お父さんやお母さんの骨をどうする?」と、聞いて見ようと思っている。この2,3か月の間に、僕らの考えも纏めておきたい。和子も散骨には、乗り気ではないようだ。要するに「骨と想い出の安置場所」が出来れば良いのだ。

 2月10日(火)観る会第2日

晴れたり、曇ったりで、雲の変化が早い
  昨日の疲れからか、ぐっすり眠れた。7時近くまで眠って居た。起きると直ぐテレビ画面の「梅子」と対面する。丁度、信夫と結婚する所まで、ドラマは進んで来た。再放映のドラマは、観ながら、こんな場面があったっけと、首を傾げている。見落としなのか、記憶忘れなのか、しばしば見覚えのない場面に出くわす。「マッサン」の方は、アップルジュースに専念すると、出資者に約束しながら、結果として大嘘ついたことになった。かなり自信のある「日本版スコッチ」を創り上げた事を告白し、許しを請うが、二人の大阪人は、カンカンになって怒っている。小見出しタイトルは「万事休す」である。大変なことになって来たが、その点、初めて放映されているドラマを観るのは気が楽だ。すべてが、これから分かる事だから。それにしても、このドラマは、かなりの視聴率を取りながらも、マッサンの評判が、今一つ湿っている。日本でのウイスキー開発がこんなにももたついたのか、というじれったさと、パッとしない性格のマッサンの印象がそうさせているのかもしれない。僕は結構面白く見続けているのだが。そのうち、血の繋がりのないエマが、成長して何でエリーに似て来たのか、などと、詰まらないケチをつける者が出て来るのではないか。ストーリー展開が、やや唐突な所と、のんびりと流れる所が、視聴者をやきもきさせるのではないか。
  6日で、図書館の貸し出し期限が切れているのに気付いた。8冊借りて来た本の中で読了したのは3冊だけだ。パソコン騒ぎで、読書時間がめっきり減ってしまったのだ。仕方なく3時過ぎになって、図書館に駆け付け、読んだ3冊を返却し、残りの5冊を再手続きをして、そのまま持ち帰った。パソコン修正は、長期戦になるだろうし、当面困ることも出て来てないので、腰を据えて頑張る事にする。テレビ機能の回復が出来なくても、余り気にしない事にした。それよりも、保管出来て居た各種のアルバムが、ファイル移動で消えてしまったのが問題だ。残ったファイルを集めて、見易く修復しようと思っている。人生の中で一番重要な記録は、写真のアルバムが殆どなので、パソコンのアルバムは、気分的には、ゆとりを持って修復できる。ただ、惜しまれるのは、アルバムに使って居たソフト「画殿蔵衛門」が、建築・土建の技術屋さん用のソフトを目指すようになってしまったことだ。また、個人アルバム用の雰囲気を保ったヴァージョンは、VISTAを見捨ててしまったようなので、一寸残念な気がする。古いヴァージョンを使って、懐かしい画像を、急がずに修復する事にする。無暗に、新しいソフトにお金をかける気はない。

 2月9日(月)観る会2月例会第1日

良く晴れたが、風は冷たい
  2月例会夜の部の日である。久しぶりに電車に乗った。いつも通り、和子と梅ちゃんと同行して、おそい昼(或いは、早い夜の食事)として、練馬駅にある寿司屋に入る。食事を済ませると、6時少し前になって居て、入場時間に、ドンピシャリだ。高畑さんが主役のお芝居「をんな善哉」の上演だ。彼女にはぴったりの役柄で、中々の好演。ただ僕の聴力の衰えは、かなり進んでいると感じた。最前列の「寿席」を取って貰って居るのに、セリフは半分くらいしか聞き取れない。仕草と雰囲気で何とか意味は掴めるが、最終的には、胸に不満が残る。Oさんが、欠席のようだった。Yさん一人が、明日の昼の部に廻った。Hさん親子の会費については、会場で彼女が言っていたように、帰宅した時に郵便受けの中に納入済み書類を発見。これで、全員分が、2月まで納入済みとなった。
  今日も、演劇鑑賞に出かける時間まで、目一杯パソコンに立ち向かったが、収穫は無かった。今は、G−Guideの「番組表」関連を探っている。いずれにしろ、FMV系のテレビとパソコンの共用機には、不満が多いようだ。プログラムに不安定な個所があるように感じられる。

 2月8日(日)

曇りがち、一時雪、気温再び下がる
  パソコン修理の努力を続けているが、余り成果は上がって居ない。第1に、テレビへの転換機能が未だに回復していない。これは、DigitalTVboxというファイルの中で、番組をリサーチするプログラムが狂ってしまっている事が大きな原因のようだ。このプログラムをアンインストールして、この機械をスタートアップさせた時に用いたディスクから、元のファイルをインストールしてみたのだが、番組を呼び込む部分の構成に誤りがあるという指摘が、相変わらず、画面に出る。その修正方法には言及してない。何度やっても、同じ結果になるので、遂に見放してしまった。第2の問題は、使いたいソフトを、セキュリティ・ソフトが、勝手に消去してしまう現象だ。今も続いているが、防備するような、ソフトの囲い込みをやってみたら、2つほどソフトを奪還出来た。それが、どうにか使えている。3番目に、ネットのブラウザーは、相変わらず、あるセキュリティソフトの「防護ファイル」に占拠されて居て、何度ニフティのブラウザーに入れ替えても、次に使う時には、もう元に戻って居る。しかし、これは、ネットが使えない訳ではないので、我慢できる。後は、今まで使って居た「小道具」的なプログラムが、消えてしまって、画面からも姿が消えてしまったこと。結局、一番重要な修正は、テレビを見られるようにする事だろう。そのためには、エラーの出ないDigitalTVboxのファイルをインストールする事が必要だ。しかし、修正用のファイルは、どこにあると言うのだろう。どんな手順が必要なのだろうか。
  中国で、子供の誘拐が、多発して来ていると言う。それが、将来性ある労働力として「買い取る需要」が在るから、「商品としての子供」を「不当に仕込む」人でなしが、出没するのだと言う。強力な新興国に起こる現象とは、とても思えない。その国の主流のイデオロギーが変わっても、そこに住む人間の「心根」は少しも変わって居ないのではないか。
  ロシアとウクライナの対立が、ロシアと欧米の対立の様相を帯びて来た。石油価格の暴落と共に、ルーブルの下落が、ロシアの財政的危機を招いている。今後、ロシアが、ウクライナに対して、武力を後ろ盾にした政策を押し進めることになると、アメリカや欧州も黙っては居ないだろう。欧米が前面に出た代理戦争の様相を帯びれば、また再び、世界戦争の危機が訪れ、「再び過ちは犯しませんから・・・」の誓いを反故にすることになる。繰り返してはいけない事は、繰り返してはならないのだ。平和の記念碑を「墓石にしてはならない」ことを肝に銘じるべきだ。

 2月7日(土)

晴れて、気温上がる
  馬予想の道具として、持っているソフトで使えるものが減って来た。デリケート過ぎて、一寸した契機から、予想の途中で、支障を来たし、動かなくなってしまうもの、始めから、動きを拒否して、予想まで辿りつけないものなど、いろいろだが、予想はますます自信が無くなって来た。今日から、3連複方式を捨てて、勝馬候補を選び、それを軸にして、「連単」を予想する方式に切り替えた。今日やってみたら、9レース中3レース的中、還元金は、プラスとなった。ソフト使用がスムーズに行かないと、イライラして、予想も楽しくない。しかし1,2着が逆になった分まで入れると、5レースが、良い勝負となったことになる。しかし、またマグレかもしれないから、大きな口はきけない。兎に角、パソコンが、「グータラ」になった感じで、落ち着かない。恒兄が、心配して、スカイプ電話をかけて来るが、耳が悪いので、彼の言葉がよく聞き取れない。タダでも、パソコンの話は、難しいので、話しの途中で、やり取りが空滑りしてしまう。恒兄は、理論的に攻めて来るが、受けて立つ僕の方は、手探り経験型だから、何とも折り合いがつかない。恒兄の方も、イライラしているのだろうと思うと、余計に気が急いて来る。
  昨夜は、咳き込んで、目を覚ましてしまった。起きて薬を飲むのも面倒で、何とか咳を捩じ伏せて、やっと、再び眠りに就いた。幸い、和子の目を覚まさずに治まったらしい。今朝、彼女に聞いてみると、気付かなかったとのこと。

 2月6日(金)

晴れ、気温も上がり、もうこれ以上の積雪の心配はないとのこと
  天気予報が、良い方に外れて、何よりだった。今朝は、道路の結氷に備えて、あちこちで散布剤が撒かれていたが、ここらでは、そんな必要は殆どなかった。午後から、みどり会のカラオケ会が開かれ、9人の顔ぶれが集まった。最近では珍しいことだ。北国や裏日本の雪害の心配が無くなったためか、皆の雰囲気も明るかった。それでも体調不良で、参加できない人が、まだ4,5人は居る。気の毒だが、仕方がない。大きな声を出すのも、健康には良いのだが、それを抑えた方が良い場合には、やむを得ないことだ。寂しいが、仕方ない。
  土日なので、また馬の予想ソフトを使うことになる。所が、例のセキュリティ・ソフトが、しゃしゃり出て来て、こちらが必要として、折角インストールした予想ソフトを、勝手に、削除してしまうのには驚いた。酷いウイールスが、そのソフトに便乗して来て、害を及ぼすから、除去すると言うのだ。有難迷惑なセキュリティが、あるものだ。すべてがそうではないのだが、強権を発動するようなやり方をするものもある。これではどちらがウイールスなのか、分からなくなる。また、ネットのスタートになるブラウザーは、ニフティのものを利用していたのだが、「危険が検知されたので、従来のブラウザーを変える」と宣告して、警戒中の告示の付いた、自社のブラウザーに替えてしまったセキュリティ会社もある。それが何と、有料で契約してしまった会社なのを知って、唖然とした。来年、まだパソコンを使って居るとしたら、公益性のあるセキュリティを選びたい。今回の経験は、大いに勉強になった。
  今週の競馬は、「東京新聞杯」と「きさらぎ賞」とがある。どちらもG3の重賞だ。しかし、本格的な春競馬に向かうにつれて、出走馬の頭数も多くなり、予想は、だんだん難解になって行くだろう。これまでの生彩を欠いた予想を何とか脱却しなければならない。温かくなったら、気分転換に、久しぶりに府中にでも出掛けてみたい。もうしばらくは、テレビ競馬で我慢する。
  昨日の「たそがれ」で、Yさんの文章批評で、僕の作文力に異常が見て取れるようになったら、「たそがれ」にも終止符を打たねばならないと書いた。その後、こんな事を書かれたのでは、Yさんが遠慮してしまうと思ったので、少し言葉を補いたい。いずれは、作文能力も壊れて来て、「健三さんも、もういかんな」と気取られる前に、綺麗に退場したいと言う意味で、決して無暗矢鱈に逃げ出すつもりはない。Yさんの指摘とも、正面からぶつかって、直せるものは修正し、表現不足は補う努力を惜しまないつもりだ。今後とも、宜しくお願いしたい。

 2月5日(木)

雨、霙(みぞれ)、雪が交互に降るので、地面はなかなか白くならない
  「たそがれ」に対する、最近のYさんの文章アドバイスを読むと、「俺もいよいよ駄目になるのか」と思う程、支離滅裂な文章になって来ているらしい。「たそがれ」は何とか書き続けているが、だんだんに、書くことが乱れて、訳が分からない記述になって来ているのかもしれない。Yさんの言葉を信号機に使って、辞め時を考える事にしよう。
  パソコントラブル後、僕とパソコンとの出会いから、これまでの曰く因縁を総ざらいするような「点検」を、続けている。胸をときめかせて、使い始めたソフト、不便さを感じて、使用を断念したソフト、OSとの関係で、レベルが上がったのに、使えなくなったソフト、ソフトとの関連で始まった趣味、ソフトが産み出してくれた文章や写真や画像、など、僕の周辺には新たな「財産?」が増えて行った。その中には、今も現に生きて働き続けているものもあれば、もう動けずに、不要のディスクだけが、昔を語っているものもある。時間が経ってしまって、そのソフト達との、「別れの経緯」など、記憶の定かでないものも出て来たようだ。「今回の点検」のお陰で、その経緯を新たに思い出したものもある。ディスクだけが残って居て、もうインストールも出来ないものを、Eディスクに入れて、使えない事の確認をしてみたりしている。昔作ったスライドショーなどにも、懐かしいものが沢山残っている。しかし、未だに僕と一緒に老いを追っているのは「たそがれの記」だけだ。パソコンは、NECに始まって、今の富士通の製品FMVで、3代目になる。それに伴って、プリンターも、5代目位になっているのではないか。思えば、僕の人生で、単なる道具以上の存在である。
  夜になって、多摩川住宅で知り合った国沢さんの奥さんから、和子に電話が掛かって来た。僕も知り合いなので、声を聞き、とても懐かしかった。印刷関係の仕事をしていた御主人の事も、良く覚えている。とても大柄で、美人の彼女も、もう70代、御主人は僕と同じくらいだったと思う。思えば、多摩川住宅でも、いろんな人との出会いがあった。国領・調布あたりから、車で雪谷高校に通っていた頃もあったのだ。すべてが懐かしい。長いようで、あっという間に終わって行くのが、人生なのだろう。
  「後藤さんの事件」以来、「テロ」に対する防衛を理由に、日本の戦闘への身構えの状況が進んでいる。安倍の改憲論は、ここが潮時と見て、勢いづいている。重い歴史を背負う僕には、それが人生最後になるであろう不安として、強く、強く迫って来る。今日は、国会での「イスラム国」(あくまで、これは「国」ではない)非難決議が可決された。満場一致だったという。

 2月4日(水)立春

晴れ、明日は東京方面でも雪か、の予報あり
  初めの勝ちは「くそっ勝ち」とか、「糠喜び」などという言葉があるが、今まさにそんな気持ちだ。パソコンのテレビ機能が回復したと、昨日は有頂天になって居たが、そうは問屋が卸さなかった。今朝になって、また映らなくなり、いろいろ弄ってみたが、一向に埒が明かない。初回設定の段階で、郵便番号や地域の記入が要求されるが、その先には進めなくなってしまう。そしてファイルの構成のエラーが宣告されるが、修正方法は何ら説明が出ない。どうやら、富士通の設計ミスが7,8年たった今になって、表面化して来たのではないか。ネットで、この件に関して、質問が殺到しているが、的確な答えは提出されていない。もうしばらく様子を見ることにしたい。
  和子の薬が無くなり、補充のために澤田さんに行って来た。帰って来てから、請求書の内容を読み違えて、請求内容を質す質問を、電話でしてしまい、とんだ恥をかいた。電話口の職員に、「大丈夫ですか」と言われてしまった。待合室にいた時に、相当ぼやっとした顔をしていたのかもしれない。
  人質交換の交渉が始まった頃、家では、「パイロットは、とっくに殺されてしまったのではないか」、と冗談半分に、話し合って居た。それが事実になってしまったようだ。もう居なくなっている命の交換を企んでいたとは、卑劣極まりない所業だ。しかし、それに怒って、死刑囚の女囚の処刑を急ぐと言うヨルダンの対応もまた悲惨この上ない。人間が一番醜くなっている姿であろう。このまま、空港などで取り締まりが厳しくなり、あちこちに戒厳令の様な状況が出て来ることを想像すると、もう戦争が始まって居るような気分になる。憲法9条の影が、ますます薄くなって行くのではないか。
  「観る会」の阿部大先輩から、電話があった。余り顔を合わせなくなった僕や、恒兄と松ちゃんの近況が気になって居たらしい。彼女は、もう米寿の88歳になったそうだ。今は、「90歳の会」というのに入り、事務的な仕事を請け負っているようだ。文章なども手掛けているという。実に元気な人だ。一緒に飲みたいと、頻りに言って居た。

 2月3日(火) 節分・豆撒き

晴れ
  朝9時少し過ぎに、富士通から電話があった。昨日の電話での話し通り、技術担当から連絡してくれたのだ。ざっと成り行きを説明したのだが、どうやら向こうは、有料訪問修理の依頼と受け止めて居たようだ。暫く話をしているうちに、この人のヒントで、後は自力で直せるな、という自信が出て来た。何の事はない、購入時の添付CDの事を忘れていたのだ。探し出して見たら、まだ封も切って無かった。ここにあるdigitalTVboxが、この機械のスタートなのだ。飛び付くように封を切り、ディスクをEドライブに突っ込んだ。出て来たフォルダーの中身と同名のファイルを急いで取り込んでみた。調整でやや時間を食ったが、何とかインストール出来て、動くようになった。その結果、テレビが映るようになったではないか。万々歳である。その後、「たそがれ」を書き込んでいるソフトHTMLProject2が動かなくなっていて、これも調整に随分時間が掛かったが、何とか問題なく作業が続けられる状況が出来た。特に、久しぶりに聞こえたテレビの音声と画像は嬉しかった。昔の恋人に出会った感じだ。何とかやれた。ど素人にやれた。そんな感激の瞬間であった。富士通の彼女の「ヒント」が大いに役立ったのだ。感謝感激である。
  これで、ほぼ目立つトラブルは解決したことになる。それにしても、「ヒントだけでいいから、聴かせて」と僕が女性職員にお願いした事は、和子たちの集まりの話題としても、大笑いを誘ったようだ。コーラス練習から帰宅後に和子の報告を聞き、僕も大笑いした。
  「今日は節分だよ。豆を撒かねば・・・」と和子に言うと、「もう買ってある」とのことだった。最近では、廻り中が、殆どこの風習を忘れてしまっているので、の「鬼は外、福は内」と大声で言うのが、だんだん照れ臭くなって来た。運が悪いと、「玄関先が豆で汚れていたよ」などと、お叱りを受けた事さえある。でも、僕はまだ意地を張って撒き続けている。今夜も、7時頃に「決意」して立ち上がった。西南西の方角から撒き始め、右まわりに撒く。寝室から始まり、玄関、風呂場、キッチン、北の間、パソコン室、居間と、一回りする。豆は、迷惑を残さない様に、加減して撒く。その後、夕食になるのだが、年男代理のトリ年男は、豆を齧りながら、お湯割りを飲む。テレビでは、歌番組をやって居て、賑やかなBGMとなってくれる。豆を撒く前に、恒兄の所に電話して、松子姉に撒き始めの方角を聞く。義姉は、電話口に出てきたが、「今年は、恒さんの方が詳しいから」と言って、説明を恒兄に譲った。でも、今年も、元気に揃って節分を迎えられたのは、有り難かった。一緒に寒さを乗り越えたいものだ。

 2月2日(月)

晴れ、とても寒い
  寒くなったなと、思ったら、もう2月に飛び込んで居た。大雪の季節になったが、この近辺では、雪が積もるのは、案外3月に入ってからだろう。大学入試の頃、東京なども大雪に見舞われることが、多かった。明日は、節分で豆撒きをやり、3月に入れば、もう「お雛様」。春も遠くはない。歳をとって来ると、暑いのも体に辛いが、寒いのも早く抜け出したい。特に嫌な事件が続発したり、パソコンの不調などが続くと、気分的に「シンドク」なってしまう。
  後藤さん殺害事件は、結局「テロ対策の本格的な取り組み」が強化されるようになりそうだ。政府は、各国の大使館を通じて、指示を出し、国内の警備体制も強化されることになるだろう。重苦しい時代がやって来そうだ。警察だけでなく、自衛隊などの動きが微妙に変わって、安倍のこれまでの思惑が現実化して行く不安を感じる。国民の恐怖や反感が、集中する事件は、戦争の糸口にもなりかねない。集団疎開と東京空襲は、まだ僕の記憶にはっきりと刻みつけられている。空港の取り締まりが厳しくなると、僕は外国旅行にも行きたくなくなる。もうその機会もないだろうと思うが、解放された世界にこそ、いつまでも生きて居たいと思うのは、自然だろう。
  パソコンの故障の件で、富士通にメールで文句を付けたら、折り返し電話が掛かって来て、明日の午前中に「技術部」から電話をよこすと言って来た。有料訪問と言うような展開になりそうだが、僕の方は損をする気持が強い。Digital TV boxというソフトが、インストール出来さえすれば、自分で何とかなるのだが、関係文書の説明が、何ともややこしくて、耄碌しかかった僕には難解すぎる。ファイルとかくれんぼをやって居るような気持で、やっと「パソコンからテレビに移る時出て来るメニュだけは、修復できたのだが、中身が消えているらしく、その先には進めずにいる。やっとの思いで、新しくインストール出来た「同名のファイル」は、僕のOSであるVISTAでは、使えないものだった。明日どんな説明が聴けるのか、あまり期待しないで、待つ事にしよう。もう一点、パソコンに表示されるスケジュール用カレンダーが消えてしまったのも、まだ修復が出来ていない。うろ覚えのファイル名で、探し回ったが、未だに見つからない。様子を見ながら、修復を続けたいが、だんだん面倒臭くなって来ている。当面、「たそがれの記」が続けられれば、それでいいや、という気にもなって来た。

 2月1日(日)

晴れ、しかし、明日にかけて、北海道と日本海側は、また雪になるらしい。
  どうやら、後藤さんは、殺されてしまったようだ。今朝から、ニュースで、放映されたネット情報を取り上げて居た。安倍や閣僚の怒りには、正視できないものがあるが、特に後藤さんの身内の人たちの表情には、無念さが溢れていた。国家エゴの取引が、すれ違いを呼んで、交渉をこんぐらからせ、時間切れに導いてしまったのだ。国家の面子を捨て、彼の命を救う事を第一に考えていたとは思えない。安倍の声明も、自分の正当性だけを述べ、敵の非道を訴えるにとどまり、時には、憎しみの余り、自衛隊を出動させたいような発言が出たりする。彼の頭にある政治路線を正当化するような「事件」として、大いに利用できると思って居るのだろう。声高に非難しているうちに、「死期」が迫ってしまったようだ。こんな場合には、今理屈は言わない、ずるく立ち回っても、命を救うと言う結果だけに執着する覚悟が必要だったのではないか。「敵」も、イラク戦争以来の屈辱感を「怨念」にしてしまっている状況だから、悪魔や復讐の鬼と化している。正規の公開文の中で、「イスラム国」は、「今やお前たちの血に飢えている。これからは、お前たちの国民の誰もが、どこで捕えられ、どのように殺されてもそれが宿命だと思え」という意味の事を公然と口にしているのだ。最早正常ではない。戒律厳しい宗教は、逆に油になって、憎しみの火を彼らに与えているのだ。それが政治の表現となれば、殺し合いの様相を呈し、尋常な交渉は、ますます遠のいていくように思われる。これからは日本国内のテロ行為や、外国旅行中の日本人が危害を受ける可能性も高まるだろう。彼らを憎み、戦いを決意している列強国家は、嵐の様な空爆で、彼らを殲滅出来ると思って居るのだろう。しかし、それは、同時に、罪のない死者を量産してしまい、基本的な問題の解決は困難になる一方だろう。「怨念の再生産」が重ねられて行く。この辺について、安倍総理の「怒りの正当性」は、甘い、というしかない。彼は、自分だけが正義感溢れる宰相であると、錯覚を起こしている。
  和子が、イオンのサロン室で、「お仲間3人組」の「お喋り会」をやりに、出て行ったので、この所、掃除をサボって、埃っぽくなった家の全室を掃除した。そんなことでもしないと、気持が落ち着かなかったのだ。昨日予想しておいた、今日の「WIN5」は、4レースまでは的中したのだが、惜しくも、後残り1レースと言う所で、オジャンになった。レースの順に、1番、2番、6番、2番、1番という人気の馬が、それぞれ勝利し、比較的やさしい予想となった。36通り位買えば、楽に27万円以上の払い戻しがあったようだ。僕は、馬券は、買わない主義だし、年金暮らしでは、そんな余裕もなく暮らしているので、普段、予想だけを楽しんでいる。こんな日には、中継で馬の表情を見ているだけで、少しは「人間同士の憎しみ」から逃避することが出来たようだ。早く、安定した平和を、と願っている。パソコン修理の方は、もう少し時間が掛かるだろう。

 1月31日(土)

晴れ、時々曇り、芝生だけはまだ真っ白だ
  雪は、所々に残っており、その上を吹く風は冷たく頬を叩く。外に出るのを敬遠して、朝のゴミ置きだけになった。家にいて、本を読むか、パソコンの気になる個所を、弄るか、どちらかになってしまう。パソコンに搭載されたプログラムの中で、テレビ機能を制御する装置があるが、それを手繰り出す「糸口」が掴めずにいる。「富士通関係のファイル」が、沢山あって、その中に、それらしいものが見つかって居るのだが、まだ正体がつかめない。G−Guideというファイル名には、うっすら記憶がある。ただ、テレビ機能の修復は、ファイルが壊れていなければという事になる。まあ、ここでのTVは見られなくても、大きな問題ではない。和子が、居間にある大型TVを存分に使っているので、割り込むのが大変なだけだ。今までは、パソコンを使いながら、主にビデオを撮るのに利用していたのだ。
  イスラム国の人質になっている後藤さんの安否が気になる。日本政府、ヨルダン政府、イスラム国3国の思惑など、すれ違いが多過ぎて、まるで人の命を弄んでいるかのような状況にあるのが、許せない。戦争中の捕虜交換でも、もっと手際よくやって居た筈である。取引の交渉条件が、複雑になって来ると、当事者の不安はいかばかりかと思う。勿論家族も含め近親者は、居ても立っても居られないだろう。こんな非人間的な事はない。生殺しとは、この事だろう。イスラムの国づくりも、過去だけに拘ってはならない。現代世界の視野で、もう一度宗教と政治形態とを見直す必要がある。その上で、新たな国づくりの在り方と、国際関係の路線変更を考え直すことが求められる。勿論、その対応として、アジア、欧米の側からの自己改革も必要となる。世界の作り直しである。

 1月30日(金)

朝起きると、芝生は銀世界、残念ながら、後に、雨となる
  降ったのは、今年初めてではないが、所謂、積雪を見たのは、初めてと言っていいだろう。東京は勿論、埼玉のこの辺でも、同じだ。雪掻きを必要とする程ではないが、夕方には、雨に変わって、雪は、道路や地面にまだらに残る程度になってしまった。雪が好きだと言うYさんは、がっかりして居るだろう。
  午前中は、雪は、結構本降りに降っていた。しかし、僕は、それを横目に見ながら、「観る会」の「一味ニュース」を作製した。その後、同封するものを、人数分揃えて、封筒詰めをした。新しい会員手帳、事務局からの便り、座席シール、勧誘パンフレット、一年間の会のカレンダーなど、結構入れるものは多い。封筒は、いつもより大きい「長3号」を使った。宛名、差出人の住所など、すべて「ニュース」と一緒にプリンターで刷った。4時近くに、雨の中を、郵便局へと運び込んだ。一人92円で、5人分だ。今や、この5人と、僕ら団地の住人が3人と、会員は一頃の半分になってしまった。やはり、長く観て来ると、練馬までは遠く感じるのだろう。団地がもう少し駅に近いと、印象は変わって来るのだが。僕が良く歩く程度の距離なのだが、バスに乗ると、180円、15分位と言う所だ。会員さんが、一時は団地だけで10数名に増えた事もある。もう一度、勢いを盛り返したいものだ。
  急ぐ仕事が済むと、意識はまたパソコンに向かう。これには週末の競馬予想が絡んでくる。はっきりして来たのは、競馬ソフトには、今回のトラブルは、実害が全くなかったということだ。6つの方法論で、データを分析し、組み立てて、予想をする。それぞれが、作者の思考方法を理論的に組立て、ソフトに注入したものなのだ。過去のレースで、どのような走り方をして来たか、様々な角度から分析して、当面するレースを予想するのである。数値や、順位が示され、それをもとに、今度は、利用者の論理で、自分なりの結論を導き出すのだ。結果として出された数値の高い馬が、必ずトップを走るとは限らない。そのレースが、どのようなレース展開を見せるかによって、適正な判断が変わって来るからだ。だから、予想は、主体的に関わることなしには、成立しないのだ。将棋や囲碁のソフトが、棋士と互角に戦える様になって来たのだから、科学的な理論と言うものには、人を感動させる力がある。しかし、現実はさらに多様な形で展開するので、絶対と言う事はあり得ない。それでも、僕は、予想と言う「科学」に、深い関心を抱いている。あたれば、勿論嬉しい。自分の論理や分析が、結論と一致する所に、喜びが在る。これまで使って来た6つのソフトは、健在であることが分かってほっとした。
  他のファイルで、使えなくなっているものが2,3在る。テレビ機能や、カレンダー機能を持つボタンが、見当たらないが、これも必ず見つけられると思う。当面必要な機能から点検して来ているので、いずれは、ばったりと出会うのではないか、と期待している。

 1月29日(木)

良く晴れていると思って居ると、いつの間にかどんより曇って居る、風が冷たい
  今日は、「一味ニュース」の作製を後回しにして、先ずパソコンのソフトの整理を続けた。セキュリティーソフトが嫌うソフト、と言うのがあり、余り取り込みの実績のないソフトは「怪しまれる」。システムが合って居ないソフトも警告を発するか、強引に拒否されてしまう。消えてしまったソフトを見つけたり、再取り込みを試みたりしているうちに、いろいろと分かって来た。WINDOWS 7、8が指定されて居ても、VISTAでも、使えるものが、今まではあったが、セキュリティのガードが堅いと、すっぱりと切られてしまう。無理押しすれば使えるものも、中には出て来るのだが、強い番兵は、情け容赦なく切ってしまう。僕のパソコンは、切り替えてテレビにも使えるのだが、その切り替えのスイッチファイルが埋もれてしまい、今は、テレビが観られない。これはどうしても、修復させたい。勿論、必要な番組は、大型TVの方で観ている。パソコンの仕事の他に、テレビも、録画もできるのが、このパソコンの持ち味だったのだから、それは修復してくれないと困るのだ。しかし、強引な、起動ディスクの空き容量作りが、原因になったようだ。自分でも「気を付けないと危険だよ」と、言い聞かせていたのだが、やっぱり、落とし穴に落ちてしまった。
  さらにセキュリティ・ソフト同士の市場争いもあって、「・・・を、消さなければ、働けない」と、露骨に名差しで、敵の抹消を要求するものもある。ネットの世界も、世界の様相に似て、決して平和ではない。競争と排他主義が蔓延している。蟻地獄の様に、罠を張り巡らしておいて、引っ掛かった奴から、少しでも金を踏んだくろうとする輩も珍しくはない。パソコンは、素晴らしい科学の進歩の証しなのだが、「汚濁の世界」でもある。「人間」が、そうさせてしまうのだ。輝かしい才能を持つ人間が、同時に「動物にも劣る醜さ」を、持ち合わせていて、自分たちを雁字搦めに縛って居る。その現実からも目を離してはいけない。
  「お父さん、ヨークマートが、店内の模様替えをして、大分雰囲気が変わったよ。」と和子に言われ、気晴らしを兼ねて、買い物に付き合った。専門家のアドバイスで、商品置き場を変えるのだろうが、雰囲気が大きく変わって居る。品物が凄く増えた感じがし、出ている商品が「上等」に見えるから不思議だ。お客の移動するコースにも、心理的な配慮がしてあって、実演を行う場所も、より有効になるよう変更している。こういうプランを創り出す担当者には、是非会って話を聞いてみたいと思う。
  明日は、「観る会」の「一味ニュース」を作り、新会員手帳と一緒に郵送しなければならない。頑張るぞ。

 1月28日(水)

晴れたり、曇ったり
  予定通り、朝のルーティーンを早めに済ませ、10時44分の福祉バスで、和子と入間市に出る。先ず、二人で岡山皮膚科へ行き、足の炎症の手当てをする。「あ、綺麗になって来たね。」と言うのが、患部を見た医者の第一声だった。塗り薬が補給され、また4週目に来るようにと言われた。水虫自体の消滅には、かなり時間が掛かると言う。でも、見通しが立って、気持にゆとりが出来た。治療終了後、駅前に出て、いつものパン屋さんで、軽い昼食を済ませた。近くにあるATMに寄り、生活費を下ろす。その中から、「観る会」会費の未納分を立て替え、その足で桜台の事務所に納入に出掛ける。一人で快速急行の池袋行きに乗る。あっという間に桜台についた。事務局の由香さんに、「髭は、どうなりました?」と聞かれ、びっくりした。覚えていてくれたのだ。「伸ばすのをやめました。ほら。」といって、顎の剃りあとを見せる。「アラー」と、びっくりしたようだったが、「どうせ伸ばしても、大した髭にはならないからね。」と、言い訳して、帰って来た。
  家に帰って、またパソコンに向かった。「一味の会」のニュースを作り、座席シールなどを会員に送らねばならないのだが、今日は、疲れているので、明日にする。ぼんやりと、画面を眺めて、現在どこに支障が起きているかを、調べてみた。直ぐに出せなくなっているソフトがいくつかあり、立ち上げ時に、自動的に表示されていたショートカットがいくつか消えてしまっている。それを調べて、また復活させる手立てを講じる必要がある。Cドライブからは、赤グラフが出て、空き容量の危機を知らせていたが、データやファイルを他のドライブに、大分移したので、今では、グラフの色もブルーに替わった。慌てずに、勉強しながら、必要に応じて、修復を広げて行こうと思っている。
  夕方5時になって、恒兄から、スカイプ電話が入った。僕のパソコンの状況を心配して、アドバイスをしてくれた。僕の耳は、小さい音が聞こえないだけでなく、相手の話す言葉を、全体として理解する力が衰えて来ているらしい。指示・説明を受けながら、パソコンを操る事がとても難しくなっている。恒兄はいろいろ指示してくれたが、疲れはしないかと心配になり、「今日はこの辺にしよう。」と、スカイプを切った。
  今日は、大変だったからと言って、和子が、僕の好物の握り寿司を買って来てくれた。酒は控えて、緑茶で、ゆっくりと寿司を味わった。「たそがれの記」を、書き続ける機能には、問題が無くなったので、安心してこれを書いている。競馬のデータを扱うソフトが元通りになるかどうか、明日から、週末にかけて、確かめて行くつもりだ。
  Yさんが送ってくれた本は、昨日の夜で、読了した。僕より若い筆者だが、レコードに関する造詣が深く、「ヒバリ」の歌に関しての知識の豊富さには驚いた。「読んでみないか」と和子に渡しておいた。彼女や、友人のOさんなどは、大いに関心があると思う。

 1月27日(火)

一日どんよりと曇る、一時小雨がポツリ
  和子は、コーラスの練習に出かけ、僕は、パソコンと苦しい取り組みが続く。Cドライブの容量を示すグラフが赤くなってしまった位に、空き容量が減ってしまった。ただでも重いVISTAの立ち上がりが目立って遅くなっている。下手なファイルを、起動ドライブから動かすと、動かないソフトが出て来る。その辺の理屈は、よく分からないので、大いに気を遣ってやって居たのだが、うっかりしたミスが出て、デスクトップのアイコンが数個消えてしまった。「やったーーー!」と叫んだが、一気に修復する方法では、どうしても上手く行かない。「たそがれ」を作って居た「プロジェクト2」というソフトも消えてしまった。しかしこれだけは何とか修復し、今これを書いている。後は必要に応じて、徐々に修復して行くつもりだ。これから発見されるミスの結果は、気付いた度に、勉強のつもりで、ソフト探しをやるつもりだ。アルバムの画像などは無事だったので、スライドショー作製の試みは、続けることが出来る。スライドショーの作製ソフトは、余り良いものが無かったので、ほぼ見放していたから、回復できなくても、さして支障は感じない。馬予想の方のソフトは、明日細かく調べるつもりだが、大方はセーフだと思う。当たりもしないソフトだが、データの取り込みには相当の時間が掛かって居るものもあるので、ここで消えてしまっては、残念だ。良く調べて対処したい。
  明日は、「観る会」の会費納入の締切日になっているが、まだ全員分は揃わない。一部立て替えざるを得ないだろう。座席シールと、新会員手帳も配布されるので、帰って来ると、直ぐに「一味ニュース}の作製と発送を急がなければならない。午前中は、入間市の皮膚科にも行かねばならず、一寸「しんどいぞ」と思っている。

 1月26日(月)

朝のうち、どんよりと曇り空、午後になり晴れ間が出る
  みどり会の新年会も、この頃は、何となく、寂しさを背負っての「はしゃぎ会」の様で、僕は本気で騒げない。お付き合い面して、座っている感じなのだ。この頃は、老人が、こんなにはしゃいで幸せなのだろうか、老人が、ただ騒いでいると、世の中の人が皆で馬鹿になってしまうのではないかと、ひねくれてみたくなる。12時から、3時まで会場で飲んで、終わって、カラオケに出掛け、そこが終わって、飲み屋に移動してまた飲んで、家には、9時に帰宅したとか、いや10時だったとか、今日になって、奥さんたちが、呆れた顔して話していたと言う。いつの頃からか、僕は、もうそんな仲間には誘われなくなってしまった。仲間になるには、或る程度の「元気度」が必要で、僕はその適性を欠くのだろう。
  先日、薬を取りに行った帰りに、図書館に寄って、本を入れ替えて来た。その事を「たそがれの記」に書くのを忘れてしまった。今、枕元には、8冊の本が積んであって、僕が寝ている姿勢の位置からは、目覚まし時計が見えなくなってしまっている。不便なので、今日僕のパソコンルームへ運んで来た。耄碌が進んでいるので、また既読書が混ざって居るだろう。新津きよみの「同居人」、夏樹静子の「影の鎖」、乃南アサの「夜離れ」、西村京太郎の「雲仙・長崎 殺意の旅」と「恨みの三保羽衣伝説」、それに、選集・全集ものが3冊。「自選ショート・ミステリー 2」、「日本推理作家協会賞・受賞作全集 13 水上勉」、それに「日本近代短編小説選 昭和篇2」の3冊である。さらに、その上に、Yさんから送られた、片岡義男の「歌謡曲が聴こえる」が加わったから、読書のストックが9冊になった。いろいろな行事も、予定されているので、とても返却日までに、読み終えることはできない。まあ、焦らずに何度でも再借り出しを繰り返して、頭の体操を続ける事にしよう。
  「観る会」の会費が、まだ揃わない。28日が締切日なのだが、不安になって来た。我が家も、色々あって、立て替えるお金が極めてピンチなのだ。各種病院の通院も控えているし、桜台に出かける時間を作るのも容易でない。前月末・会費納入の原則が守られる事を切望している。

 1月25日(日)

晴れ、静か
  みどり会の新年会が開かれた。79人程参加し、これまでの記録を作った。Tさんの分析によると、そろそろ頂点だろうと言う。老人人口の増加が、この辺でストップし、僕らは死んで行く。その後、若い層は、ここを離れて行く。かつて僕は若い層のUターンを望んで、核家族化の是正を主張したが、どうやら、ここも象の墓場に終わりそうだ。確かに若夫婦が戻って来たくなる雰囲気ではない。みどり会も、焦げ茶色に老いて行きそうだ。悪酔いを警戒して、今日は、我武者羅に、食事を先に平らげた。その後、日本酒をコップで飲み始めたが、酔うために飲む感じで、余り趣きはない。でも、飲めるだけ飲んで帰って来た。久しぶりに会った人たちと、挨拶し、笑顔も交換したが、「皆良く生きてるな」という感じであった。長生きする者が、戦友意識で、それ以外の人間と「戦う」時代が来るとは、思っても居なかった。老人と孫たちの作り出す風景も失われつつある。一軒の家屋建築費を、もっと安くし、最低、老若2所帯が住めるようにする。実子であるかどうかは別として、新たな、人間的な生活スタイルの基礎を作れないものだろうか。血の繋がりよりも、人間の同志意識で、「老若愛」を再生できないものだろうか、そんなことまで考え始めている。今日、集まった人たちも、皆温和な顔をしていたが、生きていることを、どんな風に「意味づけて」いるのだろうか。
  イスラム国の、人質のうち一人は、どうやら「処刑」されてしまったようだ。金が目当てなのか、残酷に、人を追い込んでくる。人間は、宗教だとか、正義だとか、いかにも分かった事は言うが、自分の衝動を実行しているだけだ。「慈しみ」という言葉など、永遠に未来にあるだけなのか。今それを求める資格が、人間にあるのだろうか。僕は、知らず知らずのうちに手を組んで頭を垂れていた。あの人の「母」を、僕は先ず思い出して、涙ぐんだ。人が自分の子供を産んで、あの人たちの年まで育てる事の苦労と愛情とを、蚤の糞の様に思う権利は、どこの誰にもない筈だ。その前提が消えてしまっては、「人間の理想」を築く精神的な土台が、「液状化」してしまう。どこの国の子供たちも皆可愛い。国境を越えて、愛情をそそるような「美しさ」を持っている。それを胸に抱いているのが「母」であろう。その気持ちを、兵士たちの「正義」の争いが、無視するのだとしたら、その「争い」は、一体何のための争いなのか。僕には、分からなくなる。もう一度考えてみよう。この世の中には、悲しいことが余りにも多過ぎるのだ。「イスラム国」の人たちよ、もう一度考えてみよう。

 1月24日(土)

晴れたり、曇ったり
  今日は、本も読まずに、パソコンの前に、座っていた。昨日のカラオケ会の世話で、背中から、右肩が痛む。早い動きは禁物だ。この所、システムに関わる作業が多くなり、気付かぬうちに、Cドライブ内のファイルが膨張して、空き容量が、極端に減って来た。当然の結果として、ソフトの動きが悪くなったり、極端な例では、動きを止めてしまうものまで出て来た。空き容量を増やす、ドライブの整理方法を利用してみたが、もう限界の様だ。後は、外付けのHDを増設して、起動ドライブを移すしか手は無くなって来たが、これは極めて費用も危険も伴うので、十分な研究が必要だ。コンピューターのアイコンを押して、各ドライブの状況を見ると、Cだけは、真っ赤な危険信号が灯っている。今はまだ主要なプログラムは動くので、そっと使って行くことにする。僕と同様、機械も疲れて来ているのだ。
  昨日、Yさんからメールがあった。何か、本を僕に送ってくれたらしい。歌謡曲の歌詞の事を書いたものの様だが、楽しみに待っている。僕には、それが日本的な詩文の世界の一つだという関心があるので、是非読んでみたい。
  また月末となり、近く「観る会」の会費納入に行かねばならない。会費が出揃うかどうか、気になり始めた。和子も心配している。納入期限は28日までだ。

 1月23日(金)

晴れ間は多いが、風強く、雲の動きも変化も激しい
  もう週末を迎える。イスラム国に人質に取られた二人の日本人の安否が気になるが、「声明を待て」が、唯一の返答の様だ。母親のテレビでの訴えは、抑制の効いた立派な言葉だったが、それだけに胸に迫って来た。常に弱い者の気持を汲み取る様な生き方をして来た方だったようだ。「イスラム国」という集団が、弱者としての抵抗を続けているのだとすれば、あなた方の傍に近寄る人間は、「関心」を持って、取材などを行って居るのだ。そういう人たちの命を脅かして、金を巻き上げる「政治性」を、僕は支持できない。それでは味方は増える訳が無い。強盗が身を守る時の論理と同じだ。階級的な連帯など、全く感じられない。君らが人質に取り易い人たちは、最も君たちの事を心配している人たちなのかもしれない。もっと冷静になって、世界を理解して欲しい。アメリカの大統領だって、迫害の苦難を乗り越えて、政治的指導権にまで近づいた黒人なのだ。良心的な黒人と言うのは、決して「マルコムX」だけではない。少年時代から、権力に反逆し続けた、あの「マルコムX」だって、白人を皆殺せ、とは言わなかった。言葉は激しかったが、彼が求めたのは、「平等な社会」だったのだ。理解できる人たちを、どれだけ廻りに惹きつけるか、その視点なくして、変革など出来る訳はない。憎しみからの復讐になってしまう。真の変革には、時間が掛かるのだ。変革をした人間は、その上に、自分を変革しなければならないからだ。そうでなければ、それに気付かなければ、滅ぼした敵に、自分が入れ替わるだけに終わってしまう。僕は、戦争を世界からなくしたいと思っている。人の命を、交渉の条件にしているのが、戦争の論理だ。僕は、自国での反省から、この考え方を許すことが出来ない。日本人にも、一寸、廻りで物騒な声を聞くと、直ぐ、やはり憲法を変えて、また戦争出来るようにしようよ、と言い出す人が増えるのだ。今世界で、いろんな現象が起きている。物騒な所もあるが、東欧のように、福祉を徹底的に追っている国々もある。戦争は、この人たちの試みを台無しにしてしまう。だから、僕は、新しい戦争を起こすことに、絶対に反対だ。特に、原爆を使った戦争など、広島・長崎の人たちへの裏切りだと思うのだ。僕の人生は、それを訴えるためにあったのだと思うのだが、日本国民は余りにも早く、死者への裏切りをスタートさせようとしている。僕は、その風潮に虚しさを感じつつ、寂しさ一杯で、82歳を迎える。「俺たちの心情は、そんな生易しいものではない」と、イスラム国の「広報係」の人たちは、言うだろう。しかし、そんな軽い信念で、世界が変わると思ったら、間違いじゃないか。君らの真心は、熱いのだけれど、もう少し冷静になって、敵味方の分別は持って貰いたい。明日へ膨らむ力を持った抵抗が必要なんじゃないのか。女性の教育の重要さを、命がけで訴え、ノーベル賞を受賞した少女の方が、余程、真の変革に貢献して居ると思う。その女性に恐怖を与えている君たちは、行動の土台として、何かを踏み違えてしまっているのだ。日本の若者たちにも、これまで死刑台に上るように、変革の路線を辿った者が存在したが、変革というのは、支持者が広がって行く形で敵の陣地を攻略することだと思う。「自爆テロ」という言葉自身が、「支持者などどうでも良い」という絶望的な考えに発し、「自分や仲間の命は捨てても惜しくない」という「崇高な」使命感を誇っているように思える。弱い庶民は、毎日の生活が、どんなに苦しくても、誰もが、その一日一日を生き抜いて居る。毎日自殺などは考えない。「あの人は、良い人だな」と思いながら、一生懸命生き続けている。「死ね、死ね」と呷るのは、強権の下の「いじめ」の世界だ。いつの間にか、自分が無慈悲な権力者と同じ姿になっている事に気付いていない。昔、特攻少年たちに、敵艦への体当たりを命じた指導者たちと良く似ている。僕は、あなた方にも、人殺しはして欲しくないのだ。元気に跳ねまわって、人を殺しに行くのは、止めよう。今だけでなく、金輪際止めよう!

 1月22日(木)

一日、小雨が降り続く
  昨日の集まりだけで、結構疲れた。今日は、肩から背中へかけての筋肉痛が、苦になる。パソコンに向かって、長時間操作して居ても、こうはならない。慣れているからだろう。それに、対人関係に気を遣うのが、すっかり弱くなってしまった。耳が遠くなって、意思疎通が思うように行かないのが、何とも精神的な苦痛を齎す。人と「話す」事が、こんなに億劫になるとは、思ってもみなかった。パソコンと向かい合っている時は、その苦痛はないので、気が楽だ。蔵衛門の補修は、進んでいるが、第5版は、機能的に、「蔵衛門プロ」には劣って居る所がある。画像の保存能力などに、違いが出て来て、画像の収納が、超スローになってしまう事がある。途中で、動きが停まってしまうことも起きている。もう少し検討を要する。
  スライドショーのソフトについては、このパソコンを、自宅の大型テレビに接続すれば、「蔵衛門」自身が持っている「スライドショー」の機能を利用して、観賞できる事に気付いた。小型のパソコンを常時大型テレビの近くに接続して置ければ、尚便利だろう。プレゼントなどにするディスクを焼き込むことは、別途考える余地がありそうだ。
  この団地でも、少子化の影響で、子供の声が殆ど聞こえなくなった。遊ぶ姿どころか、子供の声がしないのだ。全く寂しい。その代わりに老人たちが、グランドゴルフなどに打ち興じている。冬の雨の日などは、静かを通り越して、自分が仏にでもなったような気分がしてくる。シーンという音が絶えず遠方から流れて来る感じだ。ツンボになって来た僕を叱るように、和子が「お父さんは駄目ね。」という。その声が聞こえただけでも、ほっとする。思わず、「何?何か言ったか?」と、近寄って、ようやく生きた心地を取り戻すのだ。子供らがはしゃぐ声は、当に天使の励ましになる。

 1月21日(水)

曇り、時々小雨が落ちていたが、3時頃、この辺の初雪となる
  3週ほど貯めてしまったポリゴミの大袋を、6袋一度に処理した。今にも降りそうな空模様であったが、地面は濡れていない。どうやら、今日は、確実に雨になるだろう。そう思いながら、午後になって、傘をさしながら、集会所に向かった。茶話会の新企画で、初めて「朗読」を取り上げる。二人の主婦による短編4編の朗読である。朗読は、なかなかのレベルだと思った。声もよし、歯切れもよし、情感も篭って居て、演劇的素養も感じられる。今後も大いに続けて欲しい。Tさん、Mさんの働きかけの成果なのか、観客がかなり多かった。映画より人気があるのか、女性は、朗読を聞くのが好きなのか、映画では、これまであれだけの仲間は集められなかった。しかし、僕は、もう映画の方でも、先頭に立って、世話をするだけの元気が無い。僕も、そろそろ、一メンバーとして参加するのがやっとの状況だ。
  今朝は、足の炎症がかなり痒くなって、目を覚ましてしまった。薬を付けて、また眠ったが、結局寝不足となった。会が終了し、帰宅してから、パソコンの整理を始めたが、かなりのミスをしてしまった。折角整理を済ませたアルバムファイルの一部を消してしまったのだ。止むなく、もう一度、画像を入れ直した。失敗してやり直す度に、中身の整理が進んでくる感じだ。失敗も良いものだ。スライドショーのソフトも、いろいろ検討してみたが、結構難しいものだ。技術の凝ったソフトは、ややもすると、奇を衒った仕上がりになり過ぎたりする。制作に手間が掛かり、老人向きではないのもある。画像とBGMと、画面転換のスタイル、そしてオープニングとエンディングのきちんとしたもの。このあたりを、評価のポイントとして、比較してみている。無料の試用が可能なものもあるのだが、途中登録がやかましかったり、直ぐ注文を要求して居るような商品も多い。試用期間中は、仕上がったスライドに、社名などの透かしが入って居て、画像が余り鮮明でなかったりする。「兎に角、買わせてしまえ」という執念が溢れている。5,6千円はするので、僕らには、そう気楽に注文できない。もう少し待てば、より使い勝手が良いものが、より安く発売されるかもしれない。落ち着いて吟味するつもりだ。
  「イスラム国」が、日本人入国者2名を捉え、巨額の身代金を要求して来ている。、今までの例と同じに、ネットを使って映像を流し、要求に応じなければ、殺すと、不法な要求をして来た。人質の一人は取材に入ったジャーナリストの様だ。一人は、「朝イチ」の柳沢解説員の知り合いだという。当初は正しい側面を持っていた主張も、テロに近づくに従って、論理は飛躍だらけになり、民主主義やヒューマニズムから遠のいてしまう。「社会変革」をしたいのか、自分らを完全に認めないものは「殺したい」のか。仲間の少女に「自爆テロ」まで強要している。そのような「変革者」が理想としている教義とは何なのか。その結果どのような社会が生まれると言うのだろうか。神と悪魔が、将棋の駒の様に軽く道具にされている。これまでの社会変革の「教義」には、右でも左でも、これに似たり寄ったりの論理と実践がはびこっていたが、結局、悪魔は自分達をも滅ぼしてしまったではないか。普通の人間に立ち返って、先ず、人質を解放するべきだ。

 1月20日(火)

晴れ
  足の炎症は、大分楽になった。毎日、2回から3回塗って居る薬が、効いているようだ。次に通院する頃には、表面だけは完治するかもしれない。ただ、医者の話では、水虫自体は、決して滅びて居ないのだと言う。菌が残留して居ても、表に出て暴れないでくれれば、多少の爪の変形や、踵の角質化位は、我慢する。水膨れだけは、御免蒙りたい。もっとも心臓などに飛び込まれたら、尚更大事になる。
  この所、体調がぐずぐずしていたので、無精ひげを伸ばし放題にしていたら、和子が、冗談に「髭伸ばしてみたら、どんな具合になるのかな」などと、言うものだから、ますます無精にしていたら、薄いにしても、顎髭は大分目立つようになってきた。しかし、入れ歯を外したりすると、まあ、とても見られたものではない。しかし、これだけ長くなると、電気カミソリでは、切れずに絡んで痛いだろう。ハサミや剃刀を使って、剃り落してしまうつもりだ。僕の顔では、やつれて見えるし、病人と思われても嫌だ。確かに半病人ではあるが、この年になると、「半」の付く、付かないは、大きな差となる。変な貫禄に憧れずに、身綺麗にして居る方が、良さそうだ。
  今日は、パソコン内の画像の整理をしがてら、スライドショーの作製ソフトの優れものはないか、とネットを探し回ってみた。今までも必要に応じ、無料ソフトで何とか誤魔化して来たのだが、画像、音楽、編集力、DVD作製に優れた性能を持つソフトが欲しくなった。「ワンダーシェア」という会社のソフトで、5000円前後の製品があるらしい。もう少し調べてみたい。一寸気を向けると、うるさく、執念深く付き纏って来るので、ネットでの買い物は余り好きではないのだ。
  和子は、新年になって2度目の「りらの会」のコーラス練習に出掛けて行った。やはり、彼女は、まだまだ元気だ。練習から帰って来ると、話す声が若返って居て、びっくりすることがある。現に5つ若いのだから仕方ないが、「とてもかなわない」と言うのが、最近の実感である。

 1月19日(月)

こちら晴れ、北は雪と雷、誠に申し訳ない気持
  今夜もまた、北海道、北陸、東北、関東山沿いは大雪の恐れあり、雷も伴うこともある、との予報が繰り返されている。冬の自然の重い部分が、同じ地方に集中して居るのが、何とも気の毒だ。
  最近、童謡や、唱歌、アニメの主題歌など、所謂日本的な歌詞の付いた歌を、やたら元気に歌っている「クラシック派」グループが居る。日テレにしばしば出演する。所謂「演歌調」とは対照的だ。歌手はマイクを、離して、胸に構えるように持ち、軍歌や行進曲に似たリズムや歌いくちで、夜10時前後に、堂々と1時間程歌いまくる。気付いている人も多いのではないか。レコードも出て居て、売れていると言う。僕の世代には、あの歌い方では、軍歌だけを連想する。軍歌の時代には、悲哀を出さずに勇ましく歌え、と指導されていた。でも「ここはお国を何百里」などは、嫌でも、悲壮感が滲み出て来る。モールではなくデユアーで歌えと言われて居たようだ。どんな世代の、どんなグループが、どんな発想で、これを始めたのか、じっくりと聞いてみたい。僕も非難の気持だけではなく、妙な懐かしさを滲ませて聴いてしまうのだ。そして、何が日本的なのだろうと、考え込んでしまう。
  昨日、N兄からメールが届いた。セキュリティ問題で、混乱を起こす原因を作ってしまい、申し訳なかったという内容だ。とんでもない。混乱は、アドバイスに伴って、諸条件の中で起きた事であり、彼の責任でも何でもない。パソコンの動きが、鈍くなってしまう原因とか、VISTA型のシステムの弱点などの勉強にもなり、大変有意義だったと思っている。それに、「蔵衛門」など、過去の記録写真集は、徐々に修復が進んでいる。パソコンの胃袋を清掃して、すっきりさせるような作業を続けている。思えば、僕の手元には、何枚あるのか分からないほどの、写真の「ネガフィルム」と、「デジタルファイル」とが、山積みされている。取っておいてどうなるのかも分からず、何故か、ただただ「守る」気になって、保存の方向に動いてしまう。そういう自分が不思議だと思っている。
  夕方になって、「観る会」の会費納入が気になり、「前月末送金」の原則を徹底して欲しくて、督促通知を用意した。皆、忙しくてうっかりしてしまうのだろうが、僕の所で、立て替えるのも負担なのだ。
  和子の友人、Oさんが、デユーク・エイセスの歌、永六輔作詞、いずみたく作曲の「女ひとり」の入っているCDを持って来てくれた。先日カラオケの日に頼んで置いたのだ。恋に疲れた女の一人旅の歌で、京都の地名と寺の名前、それに和服の描写を上手く歌い込んでいる。彼女がいつもとても上手に歌っている。僕も一応歌えるようになれればと、そんな気持ちになってお願いした。ひそやかな練習目標が出て来た。

 1月18日(日)

快晴、午前中風もなく温和、午後風と共に寒さが加わる
  和子の友達、Oさん、Sさんと共に、4人で、航空公園のミューズ・キューブホール(小ホール)に出かけた。「Coro Jesi]という女声合唱団の創立記念演奏会に参加するためだ。プログラムは、無伴奏の合唱曲、中田喜直・童謡曲集と女声合唱曲集と続く。そして最後に、G.B.PergolesiのStabat Materという、キリストの母を讃える歌(12章)を、プロのソプラノ(小宮順子)、メゾ・ソプラノ(杉山由紀)の賛助出演を得て、見事に歌い上げた。黒の盛装の衣装で歌う見事な合唱であった。和子のコーラスの仲間の顔も何人か加わっていた。その中に、何と僕の大泉の教え子である梅陽子の姿を発見、びっくりした。演奏終了後、ロビーで、陽子と久しぶりの出会いを喜ぶ。彼女は、開口一番、「先生は、もっと良いお医者さんを選ばないといけないよ。「藪」ばかりの様な気がする。駄目だよ。長生きできないよ。」と、一発かまされた。相変わらずの「陽子ぶり」に、ほっとする。僕の家の近くに住む彼女は、僕のHP「たそがれの記」で、僕がどんな「医者通い」をしているか読んでいるのだ。彼女は、同じく大泉高校の同級生梅君と結婚して、もう立派な「熟練ママ」をこなしている。50歳を越え、風格もついた立派な女性である。僕にとっては、大切な「たそがれの記」の愛読者?でもある。これが、今日の一番嬉しいハプニングであった。でも、僕は「ヘボ医者」にばかりかかっている訳ではない。僕は、偏屈な名医より、心が通じる「町医者」で、十分なだけだ。辛い時には愚痴も言うが、結構幸せな通院生活を続けている。
  帰途、Oさん、Sさんは、武蔵藤沢で下車、僕ら二人は、無料バスに乗るために、入間市まで乗って行った。乗り継ぎは、上手く行って、さして無駄な時間もなく、無事帰宅した。早速、足の手入れを完全にし、体をベッドに横たえた。まだ7時であった。目を覚まして、パソコンに向かったのが、10時半頃。もう一度、やや、痒みを増した足の手当てをして、寝る。夕飯は、和子と、団地の近くの商店街にある中華屋さんで済ませて来た。大好物の「ラーメン餃子セット」である。4日ぶりに、冷酒の極小瓶で乾杯もした。和子は、「足の具合が悪くなったらどうする?」と心配していたが、「こんなちっちゃいのが飲めなくなったら、生きていてもつまらない」と、僕は、物足らない顔をした。結果は、明日までお預けだ。

 1月17日(土)

晴れたり、曇ったりで、これまでにない冷たい風が吹き付けた
  皮膚科の医者の言う通りに、足の手当てをすると、ほぼそれだけで一日の注意力を奪われてしまい、何もできない。一日3回、膏薬の塗り替えをやる。余り足を使い過ぎるのも、擦れるのを懸念して避けている。水膨れの箇所は、水泡が破れて、固まって来た。水虫が暴れ出すと、とんでもないことになるものだ。神経も集中することが出来ず、「馬予想」などという作業は向かない。それでも、日程的に、データだけは、繋いで置いた。暮からの極端なスランプはまだ続いている。軸が揃わない。勝馬がとんでもない馬に奪われてしまって、オッズだけが跳ね上がって、万馬券が出るが、その原因が、殆ど読み取れない。「そうだったのか」という、納得が、いつも宙に浮いてしまう。買い物だけは、和子に付き合った。割引日だから、と言って、沢山買い込むものだから、ポーターの僕は足がふらつくほどだ。いっそのこと登山用のザックでも使った方が運び易いのだが、潰れ易いものも混ざって居て、そうも行かない。ビニール袋に入れたものを、さらに布袋に入るだけ突っ込み、両手に目一杯提げるので、実に運び難い。
  しかし、火傷の跡のような炎症が、治まりつつあるように感じられる。つけている薬の不適応などは、心配なさそうだ。今は、傷の範囲が広いので、ままならないが、治癒が進めば、行動もし易くなるだろう。
  欠損してしまったアルバムも、徐々に修復されつつある。座ったままで出来るので、却って集中でき、仕事が捗る。今度のことで、僕のパソコンも、酷使されて、相当な負担と、ダメージを負っているのだなと、実感している。後から追加したハードディスクで、かなり補ってはいるのだが、満腹で、動作が鈍くなり、立ち上がりが遅くなって来ている。セキュリティ屋さんは、そこに目を付けて、新種のソフトを売りつけて来る。最初は「お試し版」を使わせ、悪い個所を調べ、「何千個所も見つけたよ」と通告して来て、直ぐに「購入せよ」と強要して来る。どんなに急いでいる仕事中でも、アドがひっきりなしに入って来る。2,3種類と関わって居ても、それこそ戦争の様になる。また「競合」なども起こる。「相手のソフトを消去しないと、大変な危険に見舞われるが、それでも良いか?」などと、仕事の繋がりを忘れてしまう程の「執念」で迫って来る。取り込んである各種のソフトも、どんどん版を新しくして、使い勝手に不都合も起きたりする。考えてみると、電気器具の一つなのだから、テレビがデジタル化する時のあの大騒ぎが、小刻みに起きている訳だ。もう今では、買い替えることも考えず、どちらか(パソコンか僕か)が、先にお陀仏になるのを、お互いに待っているような気がする。余り良い気分ではない。

 1月16日(金)

曇り、後、青空が覗き始め、晴れる
  本日は先ず、皮膚科行きである。朝食を済ませ、10時1分のバスに乗る。市役所に行く人、何らかの病院に行く人など、顔見知りが沢山乗る。名実ともに「老人団地」である。僕らは、市役所前から、一寸歩く。岡山皮膚科も、僕の耳鼻科と同じく、大きなビルの中にある。耳鼻科は、集合住宅の中に組み込まれているが、この皮膚科は、集合店舗のビルの一角にあるので、医者らしく、広いフロアーが待合室になっている。診療室は奥の大部屋になって居る。看護師二人が患者に対応してしる。先生は、衝立てで2分した診療用の空間を、行ったり来たりして、交互に診察・治療・手当て指導をやってくれる。ユニークな看護師の個性で、雰囲気はとても明るい。どうやら先生は、大の映画ファンであるらしい。診療室の前には、大きなヘップバーンの写真が貼ってある。小型テレビには、チャップリンの「モダーンタイムズ」が上映されていた。大変混んでいたので、チャップリンの演技を観ながら、診療所内を、素早く観察する。10時半頃から、1時間20分位待たされた後、手渡された番号札の30番に当たる大きな札が、診療室の扉に貼りだされ、「高橋さん」と呼ばれた。この頃は、この声が聞こえない所が多く、悩みの種となっている。今日は和子が付き添ってくれたので、その心配はなかった。診察は次の通りだった。「こんなにカブレタ原因が、良く掴めないが、風邪薬等の薬疹なのか、水虫菌が血液に入ったのかだろう。顕微鏡検査では水虫菌が居ることは確かだ。取り敢えず炎症を治める薬を塗布し、原因が水虫だった場合には、それを完全治癒させる手立てを講じることにします。」と言い渡された。主に塗り薬の入った小さな容器が処方された。僕一人分で7本になる。以前にも、水虫菌が血中に入り、太ももに水膨れ状の、酷い炎症を起こしたことがあるのを思い出した。不気味な経験だった。その時も、同じような手当てで綺麗に治癒したのを思い出し、今回も大丈夫だと確信した。
  運よく11時35分のバスがあったために、12時には帰宅できた。入間市の美味しいパン屋で買い込んだパンを、昼食に食べて、取り敢えず、みどり会のカラオケ会場に出向いた。少し安心して元気が出たせいか、鼻詰まり声で、足も痛痒いのだが、忘れることにして、5曲も歌ってしまった。体調不良で参加できない人も増え、寂しい状況が続いているが、何度も廻って来るのは嬉しい。4時閉会。事務所に道具を返して、帰宅する。
  家で、薬を患部につけ直す。「2,3回は塗り直しなさい」と言われている。次回の通院は2週間後だ。それまでに、けろりと直してしまいたい。
  馬のデータの取り込み、パソコンの新アルバムへの写真の整理を、暇にまかせて推し進めた。まだ不揃いな位置のままショートカットを使っているので、ギコチナイが、出来上がりまでには、何とか格好を付けたいものだ。

 1月15日(木)

一日雨、時にはかなり強く降る
  ガラガラ声は、多少和らいだが、依然両足の発疹は直らない。帯状発疹のような赤いぽつぽつである。痛みよりも痒みの方が強い。明日は、皮膚科に診て貰いに行こうという話を、和子と決めた。診察結果によっては、通院する医者の領域がまた一つ増える。追い詰められて来たな、と感ずる事がある。
  パソコンの方は、時点を設定し、その時点までシステムを戻すという処置が、どうしても上手く行かない。そこで、前に画像保存に使っていた「蔵衛門」を調べてみた。すると、どうやら、あのソフトの本流は、建築工事や設計上の画像保存の道を進でいるらしいことが分かった。一般的に使いやすいカメラなどの画像保存用としては、別の流れで進んでいるようなのだ。そちらの方は、蔵衛門5版から道を別に進んでいるらしく、HPも名称も別になって居た。5版なら、僕の今までのシステムで使えるし、ディスク版が、僕の所にも残っている。それを組込み直して立ち上げることを思い立った。とりあえず、古いソフトの断片から、主だったアルバムの画像を寄せ集め、アルバムとして構成し直す仕事を始めることにした。時間はかかりそうだが、昔使っていたアルバムも、保存用と加工用とがごっちゃになって居て、想い出のためのアルバムを作り直すには、良いチャンスだと思う。既に5冊ほど、分類しながら整理してみた。見てくれは、一寸、幼稚で、不細工な所もあるが、実用的には問題はなさそうだ。
  明日は、10時頃のバスで、入間市に出て、初めての皮膚科に出向く。今日は、馬のデータの、中間ダウンロードはしなかったので、明日、取り込まなければならない。また、みどり会の方にも顔位は出さなければいけないだろう。でも、兎に角、診察結果を見て考える事にする。嫌な、陰湿な病気でなければ良いのだが・・・。かつて、水虫菌が入り込んで、右の太ももに水膨れの様な腫れが、かなりの範囲に広がった事があった。症状が、まるで違うので、それではないと思うのだが。

 1月14日(水)

朝のうち快晴、その後次第に曇る、天気崩れるか
  僕も和子も、咽喉の風邪気味。熱は高くないが、脹脛のあたりが、火傷したように赤く腫れて、細かな発疹が見られる。軽い痒みを感ずる。何か伝染性の病気になったようで、気味が悪い。ここ二日ほど、続いているので、様子を見て医者に行きたい。風邪薬を続けて飲んでいるので、「薬疹」の恐れもあるが、断定は出来ない。足の腫れは一向に引かず、痒みを感じて、腫れが酷くなる。これに気を取られて居て、今朝は、ポリゴミを捨てるのを、うっかりしてしまった。2週間うっかりが続いたので、ガス室には、大きなビニ袋が4つも積まれてしまった。
  N兄から、「蔵衛門」が使えなくなった事に関して、「システム復元」をやってみたら、という提案があり、2度ほど、繰り返してみたが、「復元に失敗した」という結果の通告が出るだけで、事態は改善されない。頭がボケて居て、やり方を間違えているのではないかと思い、手順を、プリントに打ち出して、注意深くやってみたのだが、結果は同じだった。いろんな事をやって来たPCであるし、ソフトもぎっしり詰まっている。癖の悪いVISTAでは、駄目なのかもしれない。駄目なら駄目でも構わない。写真は新たにアルバムソフトを発足させて、利用して行けば良いだけだ。さらに、念を入れて「復元措置」を繰り返してみる事にする。

 1月13日(火)

晴れ、時々曇り
  昨日のパソコン弄りの、予期せぬ跳ね返りが、出始めたようだ。ノートン360とAVGを同居させた事で、競合現象が現れたのかもしれない。まだ良くは分からないのだが、今まで使って居た「蔵衛門7プロ」という画像ソフトの動きが怪しくなって来た。僕は、過去のすべての記録を、このアルバム形式のソフトに入れて保存しておいた。かなりの冊数の画像になる。演劇鑑賞の活動も、老人会の諸行事の記録も、ここに入れて保存しておいたのだが、それが上手く見られなくなった。まだ工夫の余地はあるのだろうが、安易に押したボタンが、災いして、画像を消してしまったかもしれないのだ。もっとも、僕一人の「想い出」以上には、意味のない記録ではある。ノートン360や、AVGの標識が現れて、「ああだ、こうだ」と与えてくれるアドバイスに、適当に応えているうちに、ショートカットが消えてしまった。その後、「蔵衛門」が使えなくなってしまった。今、古い版のディスクなどを引っ張り出して、再度インストールを試みているのだが、VISTAとの居り合いも旨くなかった記憶もあり、セキュリティソフトの競合のせいだけでもなさそうだ。兎に角、何らかの版の「蔵衛門」を、インストールし直し、保存した筈の画像ファイルの保存場所を探して、それを、回復した「蔵衛門」に組み込めば良い筈だ。ただ、そのインストールのし直し自体が、環境条件にずれが出来ているために難しいのかもしれない。もともと入って居たものだが、いざ入れ直すとなると、支障が出てしまうのかもしれない。使っているカメラも代わって居て、画像保存用のソフトも、新しいものがあるのだが、僕は、使いつけている「蔵衛門」を手放さずに利用して居た。因みに、建築工事用ソフトとして出直している、最新の「蔵衛門」は、WINDOWS7、と8だけが、指定されている環境OSになっている。まあ、もうしばらく、あれこれ弄ってみる事にする。
  風邪が、完全に咽喉に来てしまって、今朝は、もう声も出なくなった。和子も、軽いが同じような症状なので、正月の家族会が、感染現場だと考えられる。昨日は、みどり会の役員会も休んでしまった。会長の引き継ぎは、Fさんの固辞という事態に至って、それならと上のTさんの手が上がっているらしい。僕は体調を崩していて、手助けも出来ない。うまく80代から、70代、60台にバトンタッチが出来るかどうか。新体制が出来るのは、もう少し時間が掛かるかもしれない。夕方になって、議事録の印刷物が、配布された。

 1月12日(月)

相変わらず晴天が続く
  僕の風邪の兆しが強まって来た。僕の余り経験のない「咽喉風邪」なのだろう。咽喉がひりひりと痛み、咳が出る。和子に言われ、うがい薬で、何度も咽喉を消毒している。熱は、平熱を保っているので、なるべく体を休めて静かにしている。昼間、みどり会のH会長から、夜の役員会に参加の要望があった。声が良く出ない位に、咽喉を痛めているので、事情を説明して、不参加の許しを得た。他の参加者にうつす心配もあるのだ。会長が、替わることの確認の会でもあるので、現会長も気にして居るのだと思う。彼には、長い事会長として働いて貰い、本当に感謝している。良い人柄と、マメな働きぶりで、絶対に信頼される会長だったと思う。条件が許すなら、もっと続けて欲しいのだが、いろいろとご都合もあるようなので、若いFさんに替わると言う話が出ているようだ。まだ、本決まりではないようだが、H現会長も気になって居るのだと思う。僕も参加したいのだが、流感だったりすると迷惑をかけるので、今日は、遠慮しておきたい。
  N兄の所にも、スカイプが入って居て、テレビ電話が出来そうだなと、少し前から、思っていたのだが、今日、偶々スカイプが、呼びかけを始めたので、出て見たら、N兄と声だけは繋がったようだった。ただ、画像が上手く繋がらず、残念ながら、僕の方からは、全くN兄の姿を拝めなかった。生憎、僕が咽喉風邪で、声が良く出ず、向こうでは聴き辛かったと思うのだが、画像は見えているようだった。今度、調子が良い時に、再度挑戦してみようと思っている。元気そうな声だったので、次の機会を楽しみにしている。
  昨日は、徹が灯油を買いに行く時に、ついでに、うちの分も買って貰い、ポリタンに、2本届けて貰った。彼は車なので、ついでに買って貰うことにしている。昨夜は、僕が風邪気味だと言うのを知って、ベランダの奥の置き場まで運んでくれた。引っ越して、少し離れたが、それでもまだ近い所なので、いろいろと手伝って貰えて助かる。

 1月11日(日)

素晴らしい快晴が続く
  昨夜は、やや咳き込んで、眠りが浅かったようだ。起きたのは7時を遥かに廻って居た。窓のカーテンからは、好天の光が見え、起きると直ぐ、カーテンを開いた。寝不足の目には眩しい。
  セキュリティに関する、N兄の提案が、一寸遅くて、ノートンの継続手続きが終わってしまったのは、残念だった。今朝、N兄から提言のあったAGVのソフトをダウンロードしてみた。ノートンと競合しないかと心配したが、今の所問題なさそうだ。様子を見て、今度の切り替わりの時には、フリーソフトに置き換えたいと思っている。N兄からは、丁寧な、長文のメールをいただき、僕が彼にアピールした不安は、彼とも共有して居たようで、安心した。しかし、大切なのは、どんな矛盾にぶつかろうとも、僕らが若い頃から抱いて来た、未来に託す気持ちは、解決されなければならない事だ。より良い社会構造の創出は、現実の難局と立ち向かうことから始まる。現実に対峙してこそ、その根底にある困難さと、解決の理論的、実践的方向を見出す事が出来るのだ。マルクスやレーニンの経験だって、毛沢東の経験だって、その時代の、苦闘から生まれたものであり、絶対的なお手本になる訳ではない。変革の方法論と究極的理想との矛盾を、どのように統一して行くか、今この問題に直面している。これを解決しない限り、所詮、見えない尻尾の付いた人間の儚い夢から一歩も前に進めない。それでも盲進すれば、理想をも裏切る「悪魔」に変身してしまう。最近の「宗教者たちのテロリスト化現象」は、当に「尻を巻くって、逆行化現象を自己肯定」して居る、「怠惰な自己欺瞞」に過ぎないのだ。民主主義と、社会主義は、まだ良く姿を見せていない接点を、確かめ尽くす事が必要だ。イデオロギーは、人間の幻想を変える事はあっても、その肉的存在まで「即変革」できるものではない。人間は、いつでも自分の描く幻想から、甚だしく立ち遅れているものなのだ。そして、それに気づく事が、歴史を前に進めて行くことになる。
  N兄から、大沢さんの通夜での様子を聞いたり、身近な知り合いの死が重なった話などを聴いて、僕の周りにも、既に先立った懐かしい人たちが沢山いることに改めて気付いた。引っ込み思案の僕が、「グイッ」と前のめりになった頃の親友たち、小野寺、坂口、重野などは、もう居ない。高室も体調が優れず、なかなか会うチャンスがない。年末の、片付けの折、想い出深い冊子に、彼らの文章を見つけ出して、久しぶりに若い頃の想い出に耽った。
  昨夜、咳き込んだ後、寝付けなくなって、調子が悪かったのだが、今朝は、喉の奥がざらざら、ゴロゴロして居て、風邪気味に感じられる。和子の親友のOさんから電話があり、御主人がまた入院したという。喘息持ちなので、風邪でも大騒ぎする人らしい。一人でさっさと支度して入院してしまったそうだ。徹の所も、娘たちが咳をしていた。昨夜車で同席したので、僕も注意した方が良さそうだ。明日の、みどり会の役員会に出席できるかどうか、怪しくなって来た。流感のワクチンも万能ではないらしい。僕も和子も、既に予防接種は済ませている。

 1月10日(土)

相変わらず、真っ青な空が虚しく広がる
  今日は、和子が居ない。彼女が残して行ってくれた食事の準備などを、最大限に利用して、一日を過ごす。あの人は、ああしなさい、こうしなさいと、いいながら、最後は戸締りを完璧にし、明りを皆消して出掛ける人だ。一人住まいの感覚が残留しているのだろう。その気持ちが伝わって来るから、僕にも、和子の思いがよく理解できる。だからこそ、バス停までは送って行きたくなるのだ。
  今日は、馬がある。それだけで、楽しい筈だったのだけれど、予想はすべて外れて、その腰砕け感が無残に残った。新しく、「たそがれ」に、予想欄を再開させただけに、気持の収まりがつかない。
  一人で自由に、パソコンとテレビを操作したが、満足出来る見返りはなかった。競馬は、自己満足的な要素すら無く、すべて無為に終始する。まさしく「つまらない」と断定してよい。裏を読んだつもりの手も、すべて結果は無に終わった。県人会で、初詣に行った和子の方が、余程賢かったのかもしれない。競馬は連続3日間開催であっても、今回僕にプラスになりそうな事は、おそらく無いだろう。「そこのけ」欄を再開するのが、早過ぎたのかもしれない。
  N兄から、セキュリティソフトについて、進言があった。フリーのセキュリティソフトについての提言なので、僕には有難かった。このところ、いろいろ考える事があったので、胸が一杯で、最近思っている事を勝手に書き流してしまった。失礼だったかもしれない。お許しを請う。散々お世話になったN兄だが、愚痴になってしまった失礼を詫びたい。彼の健康は、どうなのだろう。それも確かめずに、言いたい事を書いてしまった。もう一度冷静にメールしたい。

 1月9日(金)

寒くても、空の青さに見惚れる
  僕のブログを、文章上で支えてくれているYさんが、添削のメールに付記して居たのだが、肝臓の具合が悪くなったらしい。飲めなくなるのは、お互いに活力を無くす事にもなるので、励ましのメールを送っておいた。さらに検査を続けるようなので、しっかり診て貰うように書いておいた。僕は、不思議と「肝臓だけ」は、医者にかかった事が無い。
  ノートンのセキュリティ・ソフトが、期限切れになって、継続を要請された。ヨークマットのマークの付いた店で扱うとあったので、近くで入金できると思ったのだが、コンビニでないと扱って居ないと言うのだ。ファミリーマート系のルートは、シマンテックには繋がりがないらしく、駅方面に行かなければならない。締め切りが14日になっているので、もうギリギリなのだ。徹が、買い物帰りに、車で下の店まで連れて行くと言ってくれたので、助かった。しかし、夕飯前の娘を二人同乗させて居たので、はらはらした。相当お腹が減って居たのではないか。それに、風邪気味らしく、咳き込んでいたので、「風が流行って居るから注意してね。」と、言っておいたが、見るからに辛そうだった。
  調子の悪かったパソコンが、この所調子よく動いている。反応も比較的早くなっているし、馬関係のソフトも、ファイルを整理したら、何とか動くようになってきた。これで、予想も、また再開できそうだ。そこで、「たそがれの記」のインデックスから、見られるように、画面に手を加えておいた。的中率には変わりはないだろうが、拘りなく、長閑に続けたいものだ。
  明日は、和子が県人会の企画である、初詣の日帰り旅行に出かける。親友Uちゃんも一緒だ。最近、Uちゃんは、富山県人になったように毎回参加しているようだ。元気に動けるのは、年寄りにとっては、有難いことだ。僕などは、もう出掛けるのが億劫になって来ている。だから、病院や、図書館などは最小限の行動範囲として、大事な存在になっている。通院、「通館?」を始め、他の場合も、出来る限り「歩く」という原則を守るようにしている。

 1月8日(木)

風は冷たいが、素晴らしい青空の日が続く
  メールには、本当に出鱈目な悪戯メールが入って来る。見もしないネット・サイトの料金請求が来たりする。競馬情報も頻繁に入るが、皆嘘っぱちだ。私が秘密の情報を教えてあげよう、という頼みもしない甘い勧誘もある。今日などは、「860万円当たりました、直ぐ受領手続きを取ってください」という、とんでもないお知らせも来た。本当なら嬉しいが、そんなキャンペーンに応募した覚えはない。「危ない、危ない」と手を引っ込める。いろんな手を遣って、個人情報を盗み出そうとする輩もいる。「貴方の個人情報が盗まれた惧れがあります。調査に応えるとそれがはっきりします」などというのもある。その調査に引っかけて情報を得ようとしているのだろう。危なくって、下手な対応は禁物だ。国際的にもネット謀略が盛んだと言う。相手のシステムの破壊、情報の略奪等、政治・経済・研究機関などと、犯罪の領域も広がりつつある。IDとパスワードなどだけで、秘密を守りきれるものではない。個人的な領域でも、十分に注意する必要がある。「オレオレ詐欺」も一向に、被害額が減って来ないらしい。「生き馬の目を抜く」という言葉があるが、どうやら生きた人間の目まで狙われているようだ。人を騙そうとする「人間」が、何故こんなにも多いのだろうか。
  高樹のぶ子の「彩雲の峰」を、一気に読了した。人間の感情の微妙さや存在の不確定性が、見事な感性と、特殊な楽器の音色の様な名文で描かれ、豊潤な作品となっている。性愛、夫婦愛だけでなく、人と人との一般的な愛情の不確実性や、エゴによる歪んだ自己弁護など、特殊な世界が描かれてはいるが、一般的な「愛」の不安定な「揺らぎ」がテーマだと考えてもいいだろう。自己制御をしようと努力し、しかも、その制御自体、極力理性的にと心がけて居るつもりでも、「エゴ」はどのようにでも理屈を付けて、自己の進み出す方向を合理化してしまう。自分にも思い当たる経験が沢山ある様な気がする。高樹のぶ子の作品をもう1冊借りて来ているので、ゆっくり文章の勉強をさせて貰うつもりだ。極めて詩的な散文なので、読みながら、とても手応えを感じている。

 1月7日(水)

晴れ、柔らかな日差し
  9時一寸過ぎに、大袋2つの大量のポリゴミを運んで行ったら、もう綺麗に片付いていた。作業員が、昨日のゴミの山に驚いて、今日は早めに作業を進めてしまったのかもしれない。規則では、8:40が締め切りなのだから、文句は言えない。ひんやりした気持になって、またゴミを持ち帰り、ガスの倉庫に放り込んだ。
  昨日は、雨を警戒して、薬の補充のために澤田医院を訪れるのを敬遠し、今日に回したのだ。今日の空は抜けるように青く、刷毛で刷いた様な、薄い真綿にそっくりな白い雲が、中天に何箇所か見えた。病院へ行くのは勿体ないような好天気だ。澤田さんの待合室で、図書館に返しに行く本9冊の中から、結局読めずに返すことになった本を取り出して、読み繋いでいた。何故か、「高橋」という患者が3人も居て、間違って返事した折に、思わず本から目を離したら、正面の椅子に女性が座っているのに気付いた。知り合いだった。少し前に御主人を亡くしたOさんだ。澤田医院で出遇うのは初めてだった。僕も、その後直ぐに呼ばれたので、二言三言しか言葉を交わす時間はなかった。いずれにしても、お互い病気の事を話すのは、楽しいものではない。間もなく、Oさんは薬局に呼ばれ、先に帰って行った。ここで何度か出会って、その後亡くなった方を何人か知っている僕は、ここでは余り知人に会いたくないのだ。
  帰りに、図書館を廻って、本を返却することにしていた。9冊借りていた本のうち、2冊を再借り出しし、新たに4冊を借りて、6冊を、薬と一緒に鞄につめ、急坂のあるルートを、直通で団地に戻ることにした。多少元気が出たのかもしれない。辛い時は、坂を避けて廻り道をする。借りた本は、高樹のぶ子の「時を青く染めて」「彩雲(あやぐも)の峰」、高橋揆一郎の「伸予」、木谷恭介の「倉敷美術館殺人事件」、笹沢佐保の「悪魔の情事」、篠田節子の「死神」の6冊となった。
  早速、高樹の「彩雲の峰」に手を付けた。小説の舞台が、僕の一生に沁みついている「八ヶ岳」であること、登場人物に、ログハウス作製の作業現場の関係者や、八ヶ岳美術館の学芸員などが登場し、至る所に、見慣れた八ヶ岳南麓の風景描写が出て来る事、そして何よりも、僕が購入して、上物なしに放置してある別荘地の富士見郷が物語の中心なのだ。そして読みながら、この物語が初めてではない事にも気付き始めた。遠い昔の記憶だ。その上高樹のぶ子の文章が、実に美しい。内容的には、かなり際どい物語なのだが、人間の怪しげな心の動きが、まるで風景を写すように美しく描かれている。再読でも何でも良い、薄れてしまった記憶を蘇らせたいという欲望が膨らんで来た。

 1月6日(火)

曇り、時々晴れ間も出ているのに、突如ぱらつく雨
  正月明けで、ゴミ置き場は、ゴミの山が天井に届きそうな程、積み上げられていた。可燃ゴミの日が、例年より一日遅くなったためだろう。
  追加の賀状を投函しに行った時、空には青空が広がっているのに、突如雨がぱらつき、びっくりした。寒気がかなり流れ込んできており、気温も凄く下がった。不安定な天気が続きそうだ。場所によっては、いよいよ吹雪がやって来るのかもしれない。本格的な冬の到来である。被害が少ない事を、何よりも願っている。
  和子は、新年初めてのコーラス練習に出かけて行った。また歌姫?たちの活動が始まる。目標があって、それに向かって懸命さが持続して居ることこそ、健康の元だろうと思う。大いに頑張って欲しい。僕は耳が衰え、言葉の交流の楽しさを半分以上失ってしまったのが、残念だ。何をするにも、意思疎通が必要だが、何度も聞き返さないと、通じなくなりつつある。こうなると、一人で打ち込めることを見つけたくなる。絵を描くとか、書道(和子の本領なのだが)、読書などは一人でもできるが、運動にはならない。また山でも始めれば良いのだろうが、体力が落ちてしまったので、危険性も増した。無理のない程度に、あちこち歩きながら「句作」でもやったら、などと考えているが、今は冬なので、難しい。春になったら、何か始めたい。

 1月5日(月)

晴れて、穏やかな日和
  だが、明日から、北日本、北陸方面、関東の山沿いは、吹雪いて大雪になるとの予報が出ている。土砂崩れや、雪崩などが心配だ。雪国の生活の経験のない僕には、とても大変なように思える。2,3日は降り続くのではないか。
  背中の右側と、腰に痛みが出て来て、なかなか引かない状態のまま、正月を迎えたが、少しずつ治まって来たようだ。特に朝起きた時が酷いのだが、動いているうちに、なんとか治まって来る。暮の疲れが出ているのだろう。今日も、年賀状が数通追加された。この所、お節の残りや、お雑煮が続いていたので、無性に刺身か、握り寿司が食べたくなった。和子に、「時間が少し遅くなって、値引きされたもので良いから、ヨークマートで探そう」と持ちかけたら、OKの返事を得た。二人で出掛けて、思惑通りの品を、ゲットして帰って来た。そろそろ正月気分も終わりにしなければならない。晩酌と寿司で、正月にピリオドを打つ事にしよう。和子も、明日からは、りらの会のコーラス練習が再開されるとのこと。お互いに健康に注意して、長生きを目指そう。
  民主党は再生を目指して、党首選は3人で争うことになるようだが、僕には、民主党の独自性が明瞭には掴めない。自民党ほど保守ではなく、民主主義と平和を目指し、自由な発想を重んじているようだが、それだけに纏まりは悪い。強力な新政策を実現させて行く形で、「あの党は、こういう事をしてくれる党なのだ」というイメージを築くことが、不可欠になるであろう。公明党も、自民党に溶け込み過ぎて、独自性を失いつつある。共産党も、議員数の増加に自惚れることなく、独自の政策を、一つ一つ議会の中で、実現して行くことを志向しなければなるまい。「共産主義」の理想も、すでに幻想のまま崩れてしまったのだから、新しい変革のイメージを現実に積み重ねて行く以外に道はない。模範としていた外国の見本も、全て崩れて、今は皆無となった。頼るものは何もない。自国で、証明するしかないのだ。民主主義と平和という命題、独裁によらぬ資本と労働の調整技術も大きな命題となる。どこの国も、競争して、この大命題と取り組むべきだ。

 1月4日(日)

晴れ
  気温がぐっと下がったが、この辺のお天気は安定して、毎日、青空が広がる。長閑なお正月だ。今日は、団地の「お正月の初顔合わせ会」が、集会所で開かれた。僕は、耳が不自由なのと、気分が余り優れないので、参加を取り止め、代わりに和子に参加して貰った。「女性の参加も歓迎」という通知も来たので、もっと大勢参加すると思っていたら、役員以外では、和子とOさん位のものだったらしい。和子が「今日は主人の代わりに参加しました」と、いろいろな要人たちと言葉を交わして来た様だ。その様子を報告してくれた。偶にはこんなのも良いだろう。女性も、もっともっと参加して、男の宴会ムードを、真の交流会に変えて行く事が大切だろう。10時から、12時半頃までの歓談だったようだ。
  家でぼやっとしているだけでは、芸が無いので、中山と京都でやって居る「金杯」のレースを覗いてみた。プロの井崎さん、細江さんの予想には素晴らしいものがある。特に細江さんのパドック分析は天才的だ。女性ジョッキーだっただけの事はある。お笑いメンバーや、元ジョッキーの大御所らが、何やらもごもご言っている中で、彼女は断然光っている。
  数枚ずつ追加的に届く年賀状に、その都度対応して、図柄を印刷し、付記を入れて、投函している。

 1月3日(土)

晴れ
  予定通り、徹の一家が、お正月のご挨拶にやって来る。あの引っ越しの大騒ぎの中で、戦友意識も芽生え、久しぶりの再会という訳だ。新居もやっと落ち着いたんだろうが、憲子も、娘たちも、やや疲れた顔をしている。娘たちは、急に大人になる時期の「ピンチ」だったためか、何か頬が少しこけ、やつれた感じだ。裁判や、K弁護士の事も話題に上ったが、徹も一皮剥けた感じだ。僕でさえやった事のない大経験を切り抜けたのだから、当然の事かも知れない。ただ、孫たちが大きくなって来て、前の「爺ちゃん」「孫娘」と無邪気に騒げなくなって来たのが、寂しい感じだ。皆が、それぞれの道を歩み始めたのだが、昔の様な無邪気な明るさで、わっと一緒に笑いの渦に飛び込むような雰囲気が、僕は大好きだ。宴会の開始が、やや遅れて、夜9時過ぎに、皆が引き揚げて行った。僕の酔いも、どこか湿っぽくなり、それを眠気が包むように、途中でベッドに消えた。今度会う時には、もっとはしゃいでやろうと思いながら眠りに就いた。和子に「貴方、いつもの対応と少し違っていたよ」と言われてしまった。僕の体調の悪さもあるのだと思うが、やはり、皆が歳をとって来たのだろう。結局、潤たちとは、正月には会えない事になった。潤も、5日にはタイに戻る。今度の帰国は春になるだろう。

 1月2日(金)

良く晴れて、静かなお正月
  ゆっくり起きて、追加の年賀状を、近くのポストではなく、郵便局のポストへ投函しに行った。年明けての、中山金杯と京都金杯は、一日目の日曜日に行われるようだ。だから、WIN5も、例外的に1日目になるのだろう。先週、酷い結果であったので、今週はどうしようかと、迷っている。「金杯」というと、何かしら、「ホロ酔い競馬」のイメージで、JRA自身が、ホロ酔いの気分で「走る」のではないかと、勘ぐってしまう。それに前日の3日には、徹が、家族皆でやって来るので、それを気持ちよく迎えてやりたい。予想している時間は無くなるであろう。
  今日、潤から電話が入った。どうやら、もう帰っているようだ。今年は、年内に帰宅が認められたのだろう。また、外で会えるようなら、4日頃、と言う話も出たが、3日の翌日では、老人たちには、一寸キツイ。奏は、学校から沢山宿題を出されていて、それを消化するのに手一杯で、ゆっくり時間をかけて遊んでいられない状況らしい。僕らが、都心に住んで居ないので、埼玉まで出て来るのは、大仕事になってしまうのだろう。一人で遊びに来て、泊って行くなんて言うのは、夢のまた夢なのだろう。徹の所のチビちゃん(もうチビではなくなっているが)たちとも、なかなか顔が合わせられなくなって、子供ら皆が可哀そうだ。それぞれが、違う世界に分かれて行ってしまいそうなのが残念だ。想い出だけでも共有していて欲しい。
  恒兄からは、スカイプ電話が来た。「何とかお正月が迎えられたよ」という、ご挨拶がしたかったようだ。松ちゃんの笑顔も見られた。恒兄の所には、潤からも、メールが送られて来ているような話だった。こうした交流の喜びは、元気でいてこそ味わえるものだ。皆で、明るく声を掛け合って、少しでも長く生きて行こう。

 2015年1月1日 元旦

曇り、時々晴れ、短時間風花らしきものぱらつく
  寝た時間は、そう遅くもなかったのだが、目を覚ましたのは、8時近かった。昨夜は、除夜の鐘のTV放送も聴かずに寝てしまった。和子が買って来た上等な牛肉ですき焼きをやったのが、実に美味で、お喋りをしながら、たっぷり食べたせいかもしれない。飲んだ冷酒も、多量ではないが、美味しくて、気分良く飲めた。恒兄は、今は酒が全く飲めない、と、この間の電話で聞いた。一緒に飲むと楽しい人だったのに、可哀そうで仕方ない。しかし、もうしばらくの辛抱だろう。
  自分は出してもいないのに、年賀状を取りに行くまで、そわそわして居た。この所しばらく出さずに居るのに、毎年きちんと年賀状をくれる教え子なども居て、申し訳ない気持だ。「来た人ぐらいには出してあげなさい」、と和子に言われ、年賀葉書を買い足し、親戚に出したのと同じ図柄で、印刷した。着くのは遅くなるのだろうが、喜んでもらえれば、僕も嬉しい。明日の朝には投函できる。


    (2015年3月から、たそがれの記(69)は 、ここ、たそがれの記(70)
    へと進みます。)

   (ここ以前の記録はたそがれの記「総目次」から日付を選んでご覧下
   さい。)


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