高橋健三 「たそがれの記」(105)
2021.3.1〜

雨上がりの快晴　芝生は雫の輝きで一杯　いよいよ五月を迎える
　昨日は、目一杯、僕のパソコンの画像問題に取り組んだ。取り込んであるすべての画像の位置関係を調べメモを取った。目当ての写真を直ぐ見つけられそうな気分になるまで調べ上げた。もう要らなくなったものも仰山ある。これは単独ではなかなか消去できない。残っているソフトとの関係を調べて処置しなければならない。僕の頭では無理かもしれない。よく検討してみるつもり。
　血圧が、またリズムが崩れた形で続いている。最高血圧が、100未満で、最低血圧が30台で、地べたを這うように続いている。こんな時は気分が重い。降圧剤が効きすぎているのではないか。前に医者に相談して、薬を変え、２種類あるうちの一つを弱くしたらしい。でも２粒飲むように言われ、あまり効果が出ていないような気がする。どのようなグラフが良いのかを、言ってくれないので、僕には分からないのだが・・・。もう少し高めの方が、気分が軽くなるような気がするのだが。今度病院に行く時には聞いてみようと思っている。
　明日から５月になる。「たそがれ」も106号になり、Ｎ兄はすでに用意してくれている。体調にもあまり変化はないので、新しいご挨拶は次の号にしようと思っている。今度の号で、満88歳の米寿を迎える。６月４日の虫歯予防デーの日が、誕生日だ。どうぞ宜しく。

雨上がりか路上が黒い、空は曇り　昔の天長節
　昨日の、東京のコロナ新感染者は、925人。着実に上り続けている。連休に突入するが、都会の雑踏が減るかどうか、それ一つに懸っているようだ。ワクチンの方は、医療関係に次いで、高齢者に行くが、入間では、予約は５月10日（月）から始まる模様。
　春の叙勲とやらに、いしだあゆみと、森進一が選ばれたと言う。大衆芸能には日本人のエキスが詰まっている。それが、たとえ歴史の評価の傷の一面になって居ようとも、やはり生粋のモノと言わなければならないだろう。「おしん」も日本のエキスだったのだ。古い、新しいだけでなく、批判者の中にもエキスが通っていることにも注目しなければならない。全て混ぜこぜの発展なのだ。頭の中だけで純化させてしまってはならない。
　今日の東京の新感染者数1027人。やはり、変異株が増えてから、うなぎ上りになって居る。しかも老若男女を問わず広がっている。極めて危険だ。オリンピックも考えた方が良い。主催国のメンツなどに拘ると、後になって恨まれることになる。よく検討しよう。

快晴　芝生と木々の緑が初夏らしく明るくなった　ベランダのアマリリスも開花　午後になって次第に雲が増えて来た
　昨日は、コロナ新感染者は、東京が828人、大阪が1231人と確実に増加。拗ねたり自棄になったりせず、真剣にコロナを克服しよう。分かってはいるけれど、どうしても、憂鬱な気分で、やりきれなくなる。
　体調の悪い和子も怒りっぽくなっている。今日は、沢田さんへ、精密検診の結果を聞きに行く。帰って来て、「特に大きな疾患はなし」とのこと、ほっとする。ワクチンの接種も大丈夫とのことで二人とも肩の力が抜けた。市から予約用のクーポンが届いた。どこでどのような手順で注射して貰えるのかは未だ分からない。市から、予約のための書類が届いた。予約は電話でも出来るのだが、ネットでも出来るようだ。５月10日が予約開始日（予定）になって居る。そこで予約して、日にちや医師や場所が決まるようだ。その日にクーポン券を持参して注射を受けることになる。なんせ初めての事なので、手続きに面食らっている。とに角、今日は和子が悪い病気でないことが分かり安心した。

絹雲覆う快晴、昼近く雲は消えた
　昨日は思わぬ発見をしてしまった。僕が病気で倒れ、退院の後は、Ｎ兄の協力を得て「たそがれの記」を継続してきた。長期にわたるご援助を頂いてきた訳だ。そのご苦労の本当の姿を、今になってうなずけるような事件だ。今は僕が原稿をＮ兄に送ると、それをあらかじめＮ兄が用意してくれたファイルに組み込んで、サーバーに送信するので、整然としたブログの形で読むことが出来る。しかし一時期は、僕が自分で、htmlファイル制作ソフトの《ホームページ・ビルダー》を使って日記を書き、直接プロバイダーに送り込んでいた。その頃のファイルは、《ホームページ・ビルダー》が作成する無数のタグに縛られているので、閲覧者のモニターの状況によって、見え方が大きく異なる。だから、反乱を起こす。「たそがれの記」(70)〜(88）が、《ホームページ・ビルダー》版のファイルで、冒頭部分の枠が重なったり、ズレたりで、見苦しい状態になっている。これまで、読者からの苦情はないので、おそらく過去にまで遡ってご覧になっている方は、おられないのではないかと思う。他人の日記の過去にさかのぼるとすれば、余程傑物の日記で、研究資料にする時ぐらいなものだ。しかし、もし不快な思いをした方がいたとすれば、平にご容赦願うしかない。Ｎ兄の努力を思うと、僕の様な男に随分惜しみない援助を、しかもこんなに長い間続けてくれたものだと、頭が下がる思いだ。ここに一筆留めておきたかった。おーきに！　あ、「おちょやん」がうつったかな？
　昨日は、恒ちゃんの91歳の誕生日で、バースデイケーキと本人の写真が送られてきた。見事なケーキと笑顔が写っていた。予想以上の元気そうな顔なのでホッとしている。松ちゃんは、長期入院の態勢になるために、来週の火曜日に転院することになったようだ。今の時期、入院患者さんの動きが急なのだろう。彼女は、僕と同様認知症的傾向にあるらしい。僕もどんどん忘れて行くので怖い。
　和子も医者通いで大変だ。今日は耳鼻科、明日は沢田さんと続く。沢田さんでは、精密検診の結果を聞く。アレルギーなので、ワクチンの注射の連絡があったら、受けて良いものやら、迷っている。自治会からも、その判断についてアンケートが来ている。僕は大丈夫だと思うのだが…。沢田さんでも確かめてみたい。
　午前中に、昨日見つけた（と思っている？）「たそがれ」の乱れている部分になぜかショックを受けて、Ｎ兄に、泣きついたようなメールを書いてしまって、さっき恥ずかしくなって取り消しのメールを書いた。「前文に詫び状を書いてくれ」なんて頼んでしまった。もう一度見直してみたら、見出しだけが、崩れていて、本文は何とか読める。この程度なら問題なしと思い返して、取り消しのメールを書いた。やっぱり頭がおかしくなっている。躁鬱症的な気持ちの変化が起こる。落ち着こう。
　東京のコロナ新感染者数828名と、また増えた。どこまで広がるのだろう。

快晴　澄んだ青空が心を洗ってくれる　大気は乾燥の状態
　朝ドラの「おちょやん」が始まっている。座長の浮気で、離別を決意した千代は、夫と別れて、姿を消した。彼女は、京都に居た。彼女を大きく評価していた著名な喜劇役者の、たっての希望で、再び舞台に返り咲きそうだ。演劇の世界の裏が見えて興味深いドラマだ。大阪人の執念と根性が、良く描かれている。苦労の中で育って来た「おちょやん」の根性物語は続く。字幕に助けられてのやっとの筋掴みだ。
　気象変動などの国際連携の呼びかけの動きを見ていると、アメリカにしろ、中国にしろ、政治的経済的リーダーシップばかり気にして、地球上の変動に関しての協力が必要な事の気持が感じられない。これでは争いの元を作るばかりではないか。後進国との協力にしても、商業上の利点ばかり考えているのではなかろうか。コロナにしても、商取引とヒューマニズムがごっちゃになって居る。大国が増えたために、争いが増大するのでは、行き着くところが不安になるだけだ。
　今日は、パソコンで画像の蓄えがどうなっているかを調べた。当に個人的な写真、記念撮影や、旅行の記録などがどうなっているかを調べてみたが、かなり正確にギガ単位で保存されている。懐かしい映像がわんさとあるのに感激した。HPのカットや見出しまでそろっているのに驚いた。整理すれば、５分の１位に圧縮できるのではないか。失敗はしたくないので用心深くやることにする。

縮小管理組合総会　これで新理事会にバトンタッチ　三次「宣言」スタート
　努力はしたが、無責任な一年間だった。身の縮む思いであった。聞こえない会議。役員を辞退しなかったことへの後悔。反省はするものの、ホッと息もついている。体調の悪い和子も同じ気分だろう。彼女は若いが、僕の方は限界が近づいている。ホッとしてがっくりしないように、息を吹き返すように努力したい。周りにも心配な病人が居る。自分についていえば、６月４日以後、満での米寿の年に入る。都の退職会から花束は貰えても、どれだけ生きる世界に食い込んで行けるかが、勝負になる。病後ではあるが、一応健康状態を何とか保持したい。
　長時間「おしん」を見てしまった。橋田壽賀子の追悼的な座談会も、それに合わせて企画された。確かに大作家だったと思う。おしんの子供時代を演じた、僕の教え子小林綾子や、強い女優ピン子も出席していて、おもしろい座談会であった。伊東四朗も僕の好きな俳優だ。有意義な晩飯前であった。大泉の卒業生だった、小林綾子も立派な女性になって居る。日本の歴史が、頭の中をぐるぐる回って過ぎて行った。

快晴　議案賛否集計と組合総会前日の準備
　明日から来月11日まで緊急事態宣言施行中になる。感染状況が、どのように変わって来るか。家に居てそれを見守って居るだけだ。恒ちゃん、松ちゃんの病状も気になるが、どうしようもない。多喜子は、会いに行くのだろうか。仲良くしていたから、気持ちが収まらないのだろう。向こうの条件も厳しいのではないか。ずっと一緒に居た一人娘の悦は、ここに来て、両親が替わりばんこに入院しては、退院の手伝いを繰り返していた。送り迎えも大変だっただろう。最後の段階に来て、その心情にも辛いものがあるのだろう。「クンちゃん」にもご苦労かけている。申し訳ない。こんな時世なので、さぞ問題も多かったと思う。気持ちだけはいつも感謝している。
　Ｎ兄からメールが入り、「たそがれの記」の新しいファイル（106）を用意してくれたようだ。何時もながら、手際がいい。有難いことだ。
　今日の、東京のコロナ新感染者数は、876名と依然勢いは衰えない。やはり宣言突入しかなさそうだ。今、日本人が想定しているよりも、酷い状態が到来するかもしれない。心を引き締めて行こう。

一応晴れてはいるが、朝は雲が多い　管理組合投票集計進行中
　今日は早めの換気が終わると同時に起きてしまった。すべて順調に捗る。家と自分に手いっぱいの一日一日が過ぎて行く。申し訳ないと思っている。立ち上がる時に用心深く手をついて腰を上げる。歩くには、バランスを取って歩く。歩行にはどうしても杖が必要になる。老人の象徴だと思って、格好悪さは気にしない。和子には、余り見たくない風景だと思う。
　恒ちゃんたちは落ち着いているだろうか。辛いのだろうか。いつも気に懸っている。心配しても仕方がない事なのだが…。お互い嫌な時代に老いてしまったものだ。兄弟でも、親子でも、自由には会えない。コロナが恨めしい。
　少し前に、都の退職会から,手紙が来た。僕の米寿（6月4日）にお祝いの花束を送ってくれると言うのだ。送って貰いたい日を指定して、返事をくれと言う。こんな嬉しい行事があったんだ。5月12日までに返事を投函するようにとある。僕は当日の午前中を指定するつもりだ。コロナの最中に贅沢なお祝いをしてくれると言うのだ。感謝に堪えない。当日まで、何としても元気で居よう。
　この頃、戦争が、また起こるような気がして仕方がない。中国にしろ、アメリカにしろ、軍事にかかわる人たちが、戦争の恐ろしさを経験して来た、僕ら以上の年の世代より、皆若くなってしまい、戦争をスポーツ位にしか感じていない、一発やってみたいと言う好奇心の塊のような人たちの集団に変わっている。指導的な人たちの判断に、政治的な独断が入り込めば、直ぐ火がついてしまう。一旦始まれば、核の使用へと拡大し、地獄の再来になることは明らかだ。それも類を見ない大地獄となるであろう。世界の指導者が、協力と思いやりの感情を失ってしまえば、地獄はすぐ隣にある。米中の対立が戦争の火元になることは、決して架空の話ではない。ストップをかける世代も、どんどん減少しているのだ。自分が早く死にたがるだけでは責任はとれない。何としても戦争ストップ勢力を結集しなければならない。

快晴　朝から東の空がぎらぎらと眩しい　夏が近づいている
　巣籠り政策とは、コロナ撃退の手ではあるが、自分も文化も生活も同時に壊してしまう。人間には致命的な副作用をもたらす。生きるとは、もともと毒を含んだ行為だから、自滅する危険を常に孕んでいる。しかし、コロナの手口は、生殺しで非情だ。救いがない。むしろ自然死の方が、温かみがある。
　多喜子からメールが入り、松ちゃんが転院するらしい。いよいよと言う感じだ。行ってやりたいが、コロナ警報もきつくなる。今僕が、コロナに倒れても非常に困る。和子が、８キロも体重を減らしていて、昨日精密検診をやった。のどや鼻で、そんな減り方は考えられないと言う。長期間、僕は蓄膿を患っているが、体重変化は見られない。今は特に僕が再度倒れては赤信号になる。良い義姉さんで、心残りで目頭が潤むが、堪えねばならない。頑張って欲しい、と呟いている。
　今日の東京の新感染者数は、861名。連休を脅かすように、増加してきている。小池さんの要請は受理されるだろう。この連休は、一層の自粛が要請されることが予想される。「路上酒」などという子供じみたすね方は止めるべきだ。この連休の反応を期待している。五輪リレーの走り手も辞退する人もいれば、ニコニコ参加する人もいる。タレントのイモトが辞退すると思えば、嘗て僕が贔屓にしていた競馬の女性騎手が、喜んで参加している。ともかく、大変な事態になって居る。

スッキリと快晴　予想気温より過ごし良い
　溜まっていたポリの大袋を二つ処理する。可成りの量のCDのケースも別途出してみた。パスするかどうか。中味が入って居れば危険物になるのだが。ケースだけだからOKなのではないか。いや、結果はノーであった。それが午後になって分かった。良く覚えておこう。やはり金曜の危険物の日でないといけないらしい。
　依然、コロナ情勢は、悪い流れに踏み込んでいる。大阪などは、３週間から１ヵ月ほどは、３回目の緊急事態宣言下に入りそうだ。
　テレビを見ていて、言葉が聞こえなくとも判るのは、猫写真の名手の数多い記録と、田中クライマーの登山記録映画「１００名山」〜「３００名山」だけのようだ。僕には、長いお付き合いだった、映画もドラマの類も、あきらめの時期に入ったのかも知れない。セリフの字幕を読むのもスピードが追い付かなくなって来ている。最近耳にする、「人工内耳」と言うのが、どの位の進歩をしているのか試してみたいが、残りの人生に用立てる値段ではとても手には入らないであろう。

快晴だが、ボケていて爽快感がない
　昨日は、夕方、和子と特売日の食糧買い出しに出た。登山の経験のせいか、荷物だけは耐えられるので、手伝える。でもゆっくりゆっくりなのだ。米と味噌、水ものが重いものの重鎮だ。全部はとても無理なので、残りは、和子が、カートで引っ張ってくる。あちこちの筋肉を傷めているので、全部はとても持たせられない。こうして生活費一割を節約している。
　今日も５時前に起床。朝の支度と、パソコンの電源を入れて、調整。何とか使えるようにして、換気の時間を待つ。議決権行使書の集約が気になっている。今日が事務所へ持ち寄る締め切り日になって居る。第１階段の分がまだ届かない。自分が居る第２階段の分は、只野さん経由で届いている。第３階段の分は、昨日持参してくれて、僕の手元にある。今日中に間違いなく事務所に届けなければならない。
　換気終了。老人の一日が始まる。歩き方に現れて来た「やっとこさ」とでも言おうか、人間の終末期リズムとはこんなものだったのか。何をやっても「どっこいしょ」と声が出そうになる。数えるように、時間や日にちが経って行く。
　クーラーの入れ替えが今日になって居た。電気屋がやって来たのは、来訪の電話は、早かったが、姿を現したのは10時近かった。午前中に完了して、帰って行った。機種を変更したので、２万円以上節約になった。設置準備のために、和子は大分疲れているようだ。
　議決権行使書は、１号階段の分もそろって、手元に置いてあった３号階段の分とともに、事務所に届けてきた。既に一部の係が集計準備作業を開始していたようだ。僕はそのまま帰宅する。どうしてもやらねばならないことは、一応終了。理事のバトンタッチまでの、完全なお手伝いが出来ないのが何とも悔しい。皆さんにはご迷惑ばかりかけてしまった。
　その後、妹の多喜子の所からもメールが入った。しかし、これは恒ちゃんのメールを回しただけの内容であった。僕は、同じものをもう入手したことを伝え、返事も出してあること、いかんともし難い状況まで来てることを、多喜子に伝えた。恐らく彼女も同じ心境だと思う。
　東京の新感染者数、今日は711名、大阪が719名と発表されている。恐らく再び非常事態の宣言が出るのではないか。特に大阪の場合医療体制の状況が悪く、医療現場で様々な混乱が起きているようだ。国家からの第３次非常宣言の発出が何らかの形で出されそうだ。他の府県でも、この状況に乗っかって動く可能性も出て来ている。

晴れ　上空の薄雲が気になる　予報では清々しい初夏到来を告げる
　病人には、とげとげしい陰鬱な季節は御免だ。過ごしよい季節の到来を期待したい。それにしてもコロナの動きは不気味だ。米中関係と同じくらい鬱陶しい。もう戦争は御免蒙る。世界が協力して、やって行けそうな状態を、初めて見て、安心して死んで行きたい。
　WORDをそのままで、印刷に持ち込めるやり方に気が付いた。これが使えるなら、「筆自慢」のお助けは無用になる。病気前にはこれが出来たのに、出来なくなっていた。自分の無力でそうなっていたのだ。これからは、印刷が必要なら、この方法で、やれる。文書の大きさも、文字種も選択可能。少し目先が明るくなってきた。でも安心はできない。いつケロッと忘れてしまうかもしれないのだ。昨日は出来たのだが…。
　恐れていた恒ちゃんからのメールが届いた。先週は、入院していたようだ。舌の奥、脳底部分に癌があるらしく、痛みは酷いし、検査する時の部分摘出や、本番の際に麻酔をかけるのが、極めて厄介な場所なのだ。思い切って手術に踏み切るか、このまま自然体で放置するか。決定するために、自宅に帰されたようだ。恒ちゃんとしては辛い土壇場に追い込まれた。運命と言う言葉が浮き出てくる。彼の決意は決まって来ているようにも感じる。心の中は開きにくい。一人娘悦一家の事も心に重いのだろう。僕の３つ上の兄。爽やかな生き方をして来た兄夫婦。いよいよ追い込まれて来た。どう進むにしろ、ただ、「兄貴、頑張れよ！」と無言で叫ぶより手はない。

雨後の快晴　手すりの雨滴が大粒　午前みどり会総会　夜、最後の理事会
　理事会は、意見書を出して欠席の予定。みどり会の方は、和子に任せる。皆とのお付き合いも既に終了の感が強い。寂しい気持ちを抑え切れない。この文書も、WORDの控えの文書を保存する、文書２と文書３の両方に出て来る。一応、文書２の方を追うことにする。午前中の納会気分が、事務所に集中しているようなので、出向くのを躊躇している。２時頃まで待つことにする。
　事務所に行って、理事会不参加を告げ、理事長宛てに、要望されていた意見書を提出しておいた。とにかく体がだるくて、夜の聞こえない会議は、命を縮めそうだ。管理人は、仕方なく、「はい、いいですよ。」と答えた。封筒を手渡して、帰宅して来た。1)理事資格の問題と今後の選出方法の問題点（主に健康状態）、2)特別修繕費の今後の扱い、3)ライフプラン問題に対する組織的配慮、4)耐震診断の結果について、5)総会の準備作業について（不参加のお詫び）などについて自分の気持ちを述べたものだ。
　今日は、とんでもない思い違いをしていることに気付いた。組合の総会の書類参加の分の記入済みの用紙を、５号棟の１、２、３階段の分を揃えて事務所に届けなければいけないのに、心のどっかで、参加者の仕事だと勘違いしていたらしい。第３階段の連絡員が持ってきてくれたのを、不思議な顔をして受け取ったために不安感を与えてしまった。第１階段の分はまだ届いていない。ここの第２階段の分は、勘違いで、当日総会に参加する２階のＴさんに渡してしまっていた。大変な間違いだ。Ｔ氏に合わせる顔はないのだが、事情を話して、返却してとお願いしたら、既に事務所に届けてくれたと言われ、自分のうっかりに、穴があれば入りたかった。すっかりボケてしまった自分にあきれ返っている。もう精神寿命が切れてしまったような気分だ。
　今日のコロナ情報。東京の新感染者数543名。大阪府1220名。1000名を超えたのは、これで６日目だと言う。病院の受け入れ態勢も大変だ。

曇り　予報では、大雨も降りそうだったが、荒れるのは明日か？
　今日は、徹底的に不吉な日だ。大切なWORDに、全く裏切られてしまった。最近、保存用のファイルが、しばしば消失する。また顔を出す時もあるのだが、その確率も少なくなった。今日などは、二、三度混濁が現れ、何度か調整したが、部分的なファイルが顔を出すだけになってしまった。仕方なくこれを書き始めた。書きかけの詩作も完全に姿を消してしまった。体調も余り良くない。歩行中のバランスがうまく取れていない。リハビリに気が向かないのもそのせいだろう。まあ、昨日、沢山歩いているから、いいだろう。
　今日のコロナ情報だけ書いて終わりにしておく。今日の、東京の新感染者数は、759名だ。それを探すのにも草臥れてしまった。何度も同じことを書かされた上に、内容は結局消えてしまった。凄く虚しい。書き出しの「年号」が、それを物語っている。書き続ける意欲を、何とか持続させたい。

高曇り　天気の好転を期待　もう一度ケーズデンキ入間店に行く
　冷房の品選びに失敗し、一段品質を下げ、消費電力を抑えた品に変更。そうしないと、使用電気器具の使い方によっては、ヒューズが飛び続けるようになるらしい。今度のは、ナショナルの製品だから、まず問題ないだろう。品物のお届けは、来週の火曜日になると言う。既に受け入れ態勢は出来ているので、和子が懸命にきれいにした所をキープしておくだけだ。
　WORDのもう一つの文章ファイルでは、行の頭が揃わなくなってしまい、どうしても治らない。また文章作成中に邪魔なページが入り込んできて、作成の邪魔をする。煩くて仕方ない。現在安定して使えるようなのは、文章３と言うファイルだけのようだ。大切にしよう。
　何とか、「筆自慢」を利用して18日の組合理事会へ意見書を出すことにした。休むだけでは、余りにも無責任のままで今年度終わってしまう。この日の問題点を列挙して、僕なりの考えを書いてみた。途中で文脈が乱れて、口語になったり、固い文章に変わったりで、読みにくいが、意は伝わるだろうと思う。むっつり黙って帰って来るよりはマシだろう。
　和子と電気屋への道を、杖付きながら、ノッタリクッタリと歩いている自分が情けない。

晴れ後曇り　気温はやや下がり気味　冷房の機器交換今日は取りやめ
　朝も４時過ぎに目が覚めてしまい、４時半には、起きてしまった。先日の、筆自慢で、A4版の書類を作る手順を考えて、余り見易くはないが、一応みられる書式を作り出した。18日の理事会に提出する意見書を作ってみたのだ。これを出して、会議と総会は休ませてもらう。参加扱い云々は、どうでも良い。これ以上は、体や精神が壊れてしまう。
　冷房のマシンを買い替えるので、ケーズデンキ入間店へ行ったり、取り付ける部屋の、取り付け場所を片付けるのに、掃除に見栄を張ったりで、和子が疲れて伸びてしまいそうだ。相当疲れているようだ。少し休ませなければ潰れてしまう。しかし、お陰で部屋は綺麗になった。
　WORDの調子がまた変だ。操作がスムーズに行かなくなっている。昼間書いておいたメモも、それ以前の記録もすべてを失ってしまった。「たそがれ」の文章は書き直された。やっと落ち着いてきた。これは、また新しいメモノートに変わり、まだ自動保存がオフになっているのを、自分でオンに直した。今までの記録はどこへ行ってしまったのだろう。また出て来るかもしれない。
　クーラーの交換は、中断になった。取り付けに来た人は、予定されていた品は、電力がかかって、ヒューズがたびたび飛んでしまう、と言う。どうも店で販売に立ち会った店員は、思い違いをしていたのではないか。妙にアンペアに拘っているようではあった。商談のし直しをすることになる。和子がもう一度ケーズデンキ入間店に出向くと言っている。様子で僕もついて行くことになるかも知れない。
　東京の新感染者数は、急激に増えて、729人になった。734人感染した２月４日以来の数字だと言う。ステージ第４水準になると言う。変異株の影響なのかもしれない。自民党の二階幹事長は、「蔓延が酷くなれば、オリンピック中止も選択肢の一つに入ることもあるだろう。」と発言しているようだ。

余りパっとしない雨が振ったり止んだり
　眠れず、早朝３時過ぎに起きてしまう。パソコンに向かうが、何も出来ない。管理組合の文書を読みだすが、頭に入らない。またパソコンに戻って、プリントの仕方で不明な個所の工夫をしたが分からない。和子が起きて来て、「どうしたの？」と聞く。「寝れないんだ」と答える。彼女は黙って引き下がって行く。強情な僕の気性が分かっている。換気の時間になり、部屋中を開け放した。その中で独りでパソコンに向かっている気にはならない。もう一度寝床に戻り、換気終了の時間を待った。
　お昼前に和子とAUの店を訪れ、一昨日の携帯の機種変更の手続きを済ませた。今後は、使用を和子に任せる。充電の定位置と仕様書の定位置など決めてあげる。電話の色も赤紫のような色に変わった。中々美しい。場所は僕の書斎の机の一部に固定した。少しづつ慣れてきているようだ。現在彼女の専用だった電話は、次男坊の嫁が使っている。そんな関係で、和子は、僕のを利用していた。もう僕の活動領域には、電話はいらない。「聞く耳持たない」ではなく、「聞こえる耳なし」では仕方ない。僕は、もっぱらパソコンと睨めっこという所。写真はデジカメがある。
　「筆自慢」を利用して、Ａ4紙に普通の印刷が出来ないかを実験してみた。普通は葉書の印刷ソフトだから、無理なのかと思ったが、書体と紙の位置を工夫すれば、やれそうだ。気楽に印刷が出来る技術を覚えておきたい。今は、立派な印刷ソフトを持っていない。WORDも昔のように気軽く使えていない。保存用のノートに使っているが、プリントするのは、良く分からないでいる。邪道だが、筆自慢は使い慣れている。これが利用出来るかも知れない。

曇り、雨が降り出したが、小降り　昨日の精神的混濁はどうやら吹き飛ばした
　デジカメに入れておいた冷房の説明写真が、充電終了と同時に、皆消えてしまった。今日もう一度撮り直す。容量が分かっているので、却って良い写真になるかも。曇っているのでもう少し明るくなってから撮ることにする。しかし、消えて居ると思ったのは、僕の思い違いで、それをそのまま持参して、ケーズデンキ入間店へ足を延ばした。店員もなかなか丁寧で、細かい相談にも応じてくれた。器具選びも終わり、商品も決まった。電気会社との契約アンペアなどが心配だったが、領収書との関係とか電話などで、和子が確かめているので、大丈夫だろう。結構高い買い物になったようだ。取り付けは明後日になる。すんなり事が運べばよいのだが。
　ケーズデンキ入間店に行ったが、マスクのせいもあり、言葉が聞こえないのと、細かい文字が読み取れなくなっているのに往生した。管理組合の理事会と一緒だ。しかも和子も電気関係は弱い。主婦としての知識だけで相手をするので、電気屋のペースにまかれないかとハラハラしていた。その上に自分の体力の減退にも絶望的になってしまった。和子に励まされ、食事の時間も過ぎていたので、いつもの「夢庵」に立ち寄って、軽い食事と熱燗を一本だけ舐めてきた。これで少し元気が出た。
　大阪では、コロナの新感染者数が、1000人を超えたと言う情報が入った。東京では、510人とのこと。依然、感染度は高まっている。

今日も快晴　先々週に捨て損なった段ボールをすべて処理
　朝から、和子に宿題を出された。冷房の清掃は取りやめで、かなり使ってきているので買い替えることになった。その時の割引条件に、現在の機器の写真を撮ってきて欲しい、と言う。デジカメに撮りっ放しで良いらしい。設営状態も映してきて欲しいと言われた。ベランダを片付けて、写真を数枚撮ってみた。こんなもので、2000円の割引だと言う。嘘か本当か行って見ないと分からない。一応、朝のうちにトライしてみた。何とか、５，６枚の写真にした。偶然、この時カメラの電池の充電が必要になってしまった。
　ここで僕の仕事は完全に混乱した。僕の頭は昔とは違って、二つ三つの項目が並行して追えなくなってしまっている。整理も出来ず、前にも進めなくなる。今日はここに、「携帯電話の機種交換の件」も同時に話題になって居た。僕の頭は完全に、動転し、逃げ出したいような発作にかられた。その時、今の僕の限界を見たような気がする。走り出したくなるような、頭を抱えて倒れてしまいたいような、まさに病的な発作にかられた。
　僕は、歯を食い縛って、「病気になってしまいそう！」と怒鳴った、いや、叫んでいた。驚いた和子が、「一寸、ちょっと今やめよう。明日でもいい事だから後にしよう。ゆっくりやろう。間に合うんだからゆっくりね」と叫んでくれた。それを契機にして、僕は横になり目を瞑っていた。雰囲気を変えるために、ガラリ当面の仕事の種類を変えてくれた。近くにあるauの店に出かけることにした。むっつりと後について行っただけだが、気持ちは次第に和んで行った。今は落ち着いて、これを書きながら反省している。小さくなってしまった自分が口惜しい。

今日も快晴　朝の行事すべて順調　偶然、桜花賞があることを知った
　東京でのコロナの変異系は、N501Yと呼ばれるらしい。とに角どんどん型を変えて強さを増して繁殖して行くのだから、専門家も手を焼いていることだろう。世界でもいくつかの型式があって、国によって違っているようだ。
　コロナも金儲けの種になるらしく、詐欺行為も出てくれば、買い占めもある。人間はどうしてこうまでもいやらしい特質を持っているのだろう。善良な貧乏人がいつも不幸を背負わされる。
　ベランダのプランターが、手入れ不足で、惨めな状態になって居る。綺麗な花が咲いていたり、艶の良い葉が茂っている時だけ大切にして、季節がズレると、ほったらかしにしがちだが、今がその時期だ。春の花の予定がなかったものだから、内のベランダは未だに冬枯れである。和子が、薬味に使えるねぎの根っこを持ってきたので、植えてやろうと思ったが、プランターの土が余りにも傷んでいるので、ホイソレとは行かなかった。こんな時には、ネギにも、哀れを感じるものだ。生涯の終りに、他の生物にももっと優しくするべきだ。体がもっと身軽ならなと、悔しい気持ちだ。昔はもっと気軽にいろんな野菜を作ったものだ。もっともその頃は、本格的に菜園を借りていた。今は、いじいじとプランターを弄っている。
　今日は、久し振りに競馬中継をテレビで見た。たまたまクラシックの桜花賞だったのだが、人気馬の中に、純白の馬が居たので、興味を持った。ソダシと言う名の真っ白な馬だ。「純白」とか「輝き」の意味のサンスクリット語だと言う。白馬の殆どは、葦毛馬を言うが、純白ではなくムラがあって、余り見た目に白くはない。誘導馬などによく使われていて、純白はむしろ弱いと言われている。その純白馬が勝利して、今日は桜花賞馬となった。しかもレコードで勝利した。鞍上はあの吉田騎手。嬉しそうだった。昔は、安い馬券を買っていたが、今はまったくやらなくなった。勿論今でも馬は大好きだ。久し振りに目の保養となった。

快晴　気温が例年並みに戻る　青空が一層映える
　昨日、Ｎ兄から、血圧計の使い方について、注意を受けた。椅子に座って、足を組まずに静かに測定をする必要がある。体操をしながらなんてとんでもない、と注意された。必要な注意事項を、送ってくれた。僕の表現もややオーバーではあったが、Ｎ兄のデータは大変役に立った。今後気を付けよう。早速今朝は、椅子に楽に座って、静かに測定した。データまで、しっかりした数字だったような気になった。現在、最高血圧110〜120、最低血圧80前後であり、最近は、あまり大きな高低は見られない。最高110以上はなかなか見られない。自覚症状としては、低血圧状態になって居るのではないかと思う。服用している薬剤には、脳梗塞用の薬剤の他に、毎日、降圧剤が組み込まれている。便秘防止のために下剤も含まれている。歩いていて、弱いフラツキを感じることがある。最高血圧が決まる前には、一時的に130〜140位までメーターが上がることもある。しかし最終的には低めに決まるのだ。
　今、発表があったが、東京の今日のコロナ新感染者数570名と、依然漸増が続いている。要注意である。大阪も大変な状況にあるようだ。今日の新感染者918名。大阪府だけの総計で、感染者5万9,398名、死者1,211名、ともに全国総計の１割を超えていると言う。

快晴　午後になって雲が増し、曇りに転ずる　冷房器清掃の準備に追われる
　冷房の掃除が入る予定がある。その時までに、カーテンの掃除を徹底したいと言う話が出ている。二人とも体調が良くない時期にぶつかっているので、時期選びに難航している。
　考えてみると、一軒の家を経営して行く経験というのは、一生に一度の事だ。営繕的なやり繰りが出来ていないのも、経験がないからだ。今の生活習慣は、僕の成長期には未経験なのだ。マイホームは借家で、粗末なカーテンも目隠し程度の代物だったし、絨毯なんて敷いてなかったし、掃除機もなかったし、冷房なんてとんでもない。仰山な大掃除は畳を上げて叩くぐらいなものだった。親がどんなに食べることに苦労していたことだろう。僕にとって、自分の家に住んで、自分で大げさな修理や改良などに頭や金を使うなんて考えてもみなかった。今でも人泣かせな大仕事だ。それどころか、自分が居なくなる心構えすら、面倒くさくて仕方がない。病気と喧嘩するのがやっとなのだ。
　新型コロナの第４波は、２波３波より悪質で、若者にも揺さぶりをかけてきた。伝播速度も速い。悪質だ。転異を重ねる度に強力になるのか、厄介な奴だ。人間の努力をはずしてかかる。厳重な注意を要する。その上、人間の差別意識を利用して、忍者のように姿をくらませる。同じ埼玉でも、病気の発生前線がまるで見えて来ない。昔と同じに「隠す」行為が、あるようだ。この調子では同じ団地に発生しても「黙秘」で、情報は遮断されるだろう。これではボヤでも大火になりかねない。助け合いも協力も妨げられる。もっと、大らかさが欲しいものだ。
　今日のリハビリコースは、近くのラーメン屋さんになった。帰りは和子は買い物に、僕は歩行追加に、と解散した。懸命にリハビリ継続の習慣づけを心掛けている。可成り腰が痛む日がある。体操をしながら、血圧計を使うと言う漫画みたいな場面を繰り返している。さて今後どうなるのか、自分にもわからない。
　今日の東京のコロナ新感染者数537名と、敵も、サルもの引っ掻くもの、中々手ごわい。目覚ましくはないが、手堅く増加率を上げて来る。大阪だけでなく、京都、沖縄、東京まで、新体制に巻き込んで行く。

快晴　早々に換気を終了　清々しい日和　灯油暖房も必要なくなった
　朝から、WORDの調子が良くない。僕にとっては、「たそがれ」存続のためにも必須なものなので、何とか存続して欲しい。そうしないと、原稿がメール上の即席になってしまう。内容の整理も、誤記の訂正も困難になってしまう。
　５号棟の新理事も決まり、各階段連絡員も新任が決まったようだ。新年度の総会のコロナのためのガイドラインも配布され、それに沿って、議決権行使書も、この階段の新連絡員に提出してある。成立条件を補足するために必要になるかも知れない。これだけで良いのか、という心配が付きまとっていて不安になる。もっと平静になろう。
　今日も東京の新感染者数545名と発表された。急な増加に、都も対策を練ろうとしてはいるようだが、なんせ医療体制が不十分で、病人がこれ以上に増えると、対応できなくなるらしい。現に一度はお手上げ状態になった。規模を自在に操れる建物と組織の常時体制が必要なのだろう。医師や看護など、人的な準備も必要になる。今回はワクチンなど肝心な薬品の手配まで、どんどん遅れているではないか。現状の手遅れは、目に余るものがある。五輪の方も、開幕記念のマラソンまで始めながら、あちこちで、中止や延期の声まで上がっている。これでいいのか？

黒い雲からわずかな日差し　好転の兆しあるも頼りなし　次第に回復か　３時には快晴
　午後になって、またリハビリコースが気になり、歩きだしてみた。時々息苦しさを感じるが、速度を落とすと楽になる。それでも基本コースに少し欠ける修正コースを考えだして、やや早めに帰り着いた。鼻水が大量に出て来て、息が苦しくなる。
　現在３時過ぎ。リハビリウオークを終了し、家に帰着すると、大阪が、コロナピンチになっており、今日の感染者が800名後半になりそうだと言う。東京を追い越して拡大してきている。強い内容の指示に切り替えたようだ。東京はまだ未発表だが、当然強い自粛発表となるだろう。ワクチンの件が語られているが、テレビでも、医療ピンチの危機感が先に立って、出演者皆、表情が落ち着かない。大阪は、既に「医療非常事態宣言」を発した。
　東京の新感染者が555人に達したと発表された。すべてが変異株の細菌の仕業と考えられる。都はどうする、政府は何とする。落ち着きたいが、僕自身の体調も自信がない。ワクチン接種はどのように進むのだろうか。何もかも手遅れの観あり。また病院の右往左往が始まるのか。
　この頃は、新情勢を４時前に入手するので、どうしても「たそがれ」の原稿入稿が、二つに別れてしまう。N兄には、追加原稿として送られ、お手数をかけている。申し訳ない。

雲は多いが、日差しもあり、天気回復の見込み　気温はやや下がる
　このところ、体調が思わしくなく、一週間ほどリハビリを休んでしまった。昨日の入間市までの通院では、余りにも疲れてしまい、がっくり来た。そこで、今日は、少しだけ歩きに出た。ひと頃は何でもなかった基本コースが、予想外に辛く、体力の減退を思い知らされた。少し鍛えておかないと、歩けなくなってしまう。弱気を捨てて、真面目にリハビリに取り組もう。久が原から、弱気ではなく強気の精神を学ぼう。姪っ子夫妻から、気力を頂こう。
　今日の東京の新規感染者は、399人だと言う。コロナのしつこさは、相当にしぶとい。各地方に広がる傾向も怖い。一層警戒心を強めよう。

雨後の曇り　和子と耳鼻科へ行く　帰り道、時々雨がぱらついたが、濡れずに帰着
　今朝、またWORDに変動があり、前のファイルが出て来なくなった。保存ファイルが３つになって居る。その中で、４月初めの記録が姿を消して居た。既に記事は送られているので、実害はない。３月13日から、31日まで記入済みの分の後ろに、４月５日からの分を繋いだものになった。今までも途切れ途切れになって居るので、我慢することにする。当面これを活用することになる。「たそがれの記」本番には影響なし。どうぞご安心を。
　今、３時頃多喜子からのメールを受けた。どうやら、恒ちゃん、松ちゃんの終わりが近づいているようだ。恒ちゃんの現在の痛みを止めるには、麻薬を用いることになるし、松ちゃんのカテーテルの癒着の件も、最終的な状況の現象のようだ。一時的な小細工は、体にも無理が来るのだろう。最後は楽に終わらせてあげたい。僕もこれには賛成だ。二人が道行の様な、最期を送れるのは、あの二人には、極めて「らしい」事だ。成り行きを静観することにする。悦の知らせを静かに待つことしかない。悲しみに堪えてじっと待つことにする。待つことしかない。

時々陽は差すが、曇りに近い
　昨日の詩の頼りなさを埋めたくて、３連の短歌にしてみた。何度考え直しても、心は寂しい。

　　問う哀れ三首　　　　　　森　京介

不治と知り　無意の治療の繰り返し
　　　　もう止めようと病父（ちち）は乞う

励ましの言葉も虚ろ娘らの
　　　　心に重き看護の日々よ

誰に問う　亡き祖母にでも問うべきや
　　　　神よ仏よ答えておくれ

　大阪、兵庫の地域で英国型のコロナが猛威を振るいそうだ。これまでの倍くらいまで跳ね上がるかもと、伝えられている。開会リレーは中止すべきとの声も高まっている。昨日の東京では、446人の新患者が出た。ニューフェイスのコロナが、現れては勢力を盛り上げて行くと言うのは、人間が苦手な、一致協力を病原菌が先取りしているような気がする。人間も戦う体制を急ごう。国会解散、総選挙の予測で浮足立っていては、政治家は、国民をコロナから守れない。
　午後になって、少し気分が良くなったので、テレビを眺めていたら、熊本城の再建工事の現状と工事の経緯が語られていて、感激した。加藤清正が、築城のエリートだなんて、思っても居なかった。石垣の組み方の工夫に格段の力を入れていたとは、驚きだ。「加藤清正虎退治」と言う幼児時代の聞きかじりに、毛の生えた程度の知識しか僕にはなかった。久保木の圭ちゃんの世界だろうか。人間の知能は、利用の仕方は違っても、高級数学を駆使する能力を、あの時代から持っていたのだ。石垣の曲線にもこんな意味が含まれていたのかと、びっくりした。人間の英知には底知れぬ価値がある。感激して、こんな体でも生きていて、まだ見たことのない熊本城を、見学に行きたくなった。
　ミャンマーのクーデター勢力に対して、国民の間に批判の抗議デモが起きている。市民から500人以上の犠牲者が出て居る。これを救済しようと言う国際的は勢力が、まとまる動きは、未だ合意が出来ずにいる時に、10の少数民族が、武力援助に立ち上がった。しかし、彼らの援助だけでは戦争状態が、拡大するだけで、危機的状態はひどくなって行くと思う。他国の力が、平和的な解決へと導くための圧力となる必要がある。是非とも緊急に、合意を求めるべく、動きを開始して欲しい。少数民族が絡んで来たので、中国は余計にこだわる面が出て来たが、悲惨な状況の拡大を防ぐために、是が非でも協力して欲しい。アメリカも、こだわりを捨てて協力して欲しい。小さな国でも多くの国が意思表明をして行こう。

快晴　各階段連絡員が交替しつつある
　新年度の管理組合、自治会、みどり会の組織作りが始まっている。しかし、コロナが邪魔で、活動が極めてやりにくい模様。役員の人達は、さぞ苦労しているのだろう。形を整えなければならないので、僕のような、老いぼれ半病人まで駆り出さなければならない。心を痛めるのみで何も出来ないでいる。
　多喜子から連絡があった。心配するほどの事はなかったようだ。彼女も疲れて来たのだろう。恒ちゃんからの近況報告が来たついでに書いたようなメールだった。恒ちゃんたちも、良化はないにしても、悪い方へ行ってはいないようだ。しぶとく頑張っている。松ちゃんなどは、従来のカテーテルが取れなくなっているので、そのまま別のカテーテルを使うとか言って居る。辛い現状との闘いだ。恒ちゃんは頭痛が激しいらしい。想像だけで、涙と二人への応援のうめきが漏れそうだ。
　午前中に、多喜子から電話があった。しかし、声が聞こえなくなっているのに仰天。もう意思伝達は文字にしか頼れないと実感した。直ぐにお詫びのメールを入れておいた。自分の存在が、段々情けなく思えて来た。しかし、また折り返しのメールで、歳をとることは、大変なことなんだと、諫めの言葉が送られてきた。恒ちゃんが再入院を拒んでいると言う話を聞き、励ましの詩を書いた。

　静かに瞬く微笑み　　　　　　　森　京介

俺の命だ
と思い過ぎることがある
人の世話になっても返って来るのは
病気の輪廻だけ、もう終わりにしたいと
ぼやきの姿勢が出る

捨て身になって
生き延びて良いのだよ
自分の細い命が身近な人を
支えていることだってある

存在の仕方は
死を境に変わるかも知れない
例え命の写し絵であっても
胸に抱く人にとっては
微に入り細に入り細胞になって行くもの
宝石のように輝く思い出は
多数の身内に生きて、引き継がれ
命を手渡しているのだ
ルビーの輝きは
例え一秒でも人の心を支える力になる

自分の命を
苦痛の中で
一瞬のルビーの微笑みに変えると考えよう
　　　　（2021.4.3　再入院を愚図る恒ちゃんへ）

曇り　厚い雲にも切れ目あり
　東京での昨日の新感染者は、475人だった。500まで行かなかったが、やはりかなりな膨張率だ。オリンピックの開会リレーの方にも動揺が起き、走るルートなどに変更が起きている。本通りは避けるらしい。どうしても群衆を集めてしまうからだ。もともとそれが目的で走るのだから、当然の結果だ。
　メールのコピーの件が、分からなくなり、Ｎ兄に問い合わせた。今まで僕がやっていた通りの手順を送って来てくれたが、これではどうしても出来なかったのが、チョットした弾みで出来てしまった。不思議だ。今日さらにそれを利用して、「たそがれ」の記事を書こうと思っている。出来なかったのは、僕のパソコンのWORDのせいだと思っているので、またもや躓くかも知れない。その時はその時だ。
　次に紹介するのは、Ｙ兄との「照ノ富士」論議の途中で出て来た古典の引用だ。以下はＹ兄提供の古文資料。古典の授業を受ける気で、意味を読み取って欲しい。

　悲田院尭蓮上人は、俗姓は三浦の某とかや、双なき武者なり。故郷の人の来りて、物語すとて、「吾妻人こそ、言ひつる事は頼まるれ、都の人は、ことうけのみよくて、実なし」と言ひしを、聖、「それはさこそおぼすらめども、己れは都に久しく住みて、馴れて見侍るに、人の心劣れりとは思ひ侍らず。なべて、心柔かに、情ある故に、人の言ふほどの事、けやけく否び難くて、万え言ひ放たず、心弱くことうけしつ。偽りせんとは思はねど、乏しく、叶はぬ人のみあれば、自ら、本意通らぬ事多かるべし。吾妻人は、我が方なれど、げには、心の色なく、情おくれ、偏にすぐよかなるものなれば、始めより否と言ひて止みぬ。賑はひ、豊かなれば、人には頼まるゝぞかし」とことわられ侍りしこそ、この聖、声うち歪み、荒々しくて、聖教の細やかなる理いと辨へずもやと思ひしに、この一言の後、心にくゝ成りて、多かる中に寺をも住持せらるゝは、かく柔ぎたる所ありて、その益もあるにこそと覚え侍りし。（徒然草141段）

　難しい古文の授業の様になりそうだが、懐かしい授業を思い出しながら、読み取って、僕とＹ兄との会話を想像してみてください。ヒントは、照ノ富士です。照ノ富士の大関返咲き成功は、顔に現れた決意の成果だった。しかし、東京出身の翔猿だって、心に秘めた口惜しさを十分に持っているんだ。こんな感想を参考にしてください。
　僕の一つ下の有名な女性、トットちゃんの黒柳徹子はまだ健在で、対談を続けているが、今日の相手は、イルカだった。加藤登紀子も僕のお気に入りだったが、トットちゃんにも、尊敬の念を禁じ得ない。しかし無邪気なイルカの話を聞いていて、夫を若くして失ってもまだまだ力一杯頑張っている姿に感激した。女は強い。世界の政治家の数の比重では、100番以下だが、日本では、様々な分野で着実に女性もエネルギーを発揮し始めている。政治家になると、利益に目を奪われる男どもよりも、遥かに良い仕事をしていると思う。

曇り　時折日差しはあるが、好天は無理そう
　今日は、「四月馬鹿の日」（エイプリル・フール）だが、この頃はあまり話題にならない。Ｎ兄と共有する思い出がある。ずいぶん昔の話、僕の大泉での学生時代の思い出だ。彼は忘れているかもしれない。そんな思い出が、誰にでも一つや二つ記憶に埋もれている筈だ。
　今朝からＹ兄とメールのやり取りがあったが、照ノ富士の優勝に始まって、人間には心の動きを表情に出すタイプと、余り出したがらないタイプがあって、それが出身地方によっても異なっている、という話題が出た。例によって、Ｙ兄のお得意「新聞切り抜き葉書」の話になり、東京人と地方出身者でも当てはまると言う話題になった。そうなると僕は東京人で、本音を顔に出さない方に入ってしまう。でも十分に心を傷めて居るのだ、と反論したくなった。兼好法師の「徒然草」でもそれに関する一節があったよと、Ｙ兄に教えられた。僕には記憶がなかった。そのうち教えて貰えるだろう。いつもこんな具合に、メールでも話が弾んでいる。こんな話し方でよければ、ぜひ多くの方とお話がしたい。メールお持ちの方、ご遠慮なくお便りください。僕も努力して返事を書きます。意見があれば、必要に応じて「たそがれ」にも載せます。利用してください。
　いま日本国中が、コロナ問題で大騒ぎだ。大阪の知事が、強い処置を望んで、頑張っている。橋本さんが、弁舌を振るっている。周りでは、オリンピックの開会リレーが進行している。国民は、何時ワクチンがうてるのかと気をもんでいる。どうなって行くんだろう。

陽射しはあるが、かなり雲が多い　いよいよ４月に入る
　昨日の東京のコロナ新感染者は、364名となって居た。Ｎ兄に余り何度も手数をかけるのを懸念して、今日に回した。医師たちの発言にも、第４次のリバウンドになりそうだ、との予測が多い。テレビで見る都会の混雑状況もかなり密度が高まっている。気分的にも夜の過ごし方など、かなりたるんで来ているようだ。自粛が足りず処分される人達も出そうだ。明日、東京の新感染者が、500名をオーバーするようだと、かなりのリバウンドになるだろう。令和３年度が始まる。いろんな組織の総会が開かれ、新しい活動が始まる。コロナだけが図々しくのさばっている。世界中の英知を集め、決定的なワクチンを作り出し、「コロナおさらば！」を宣告してやりたい。キューバなども医療はかなり進んでいるようだ。
　疲れを感じて、リハビリにも取り掛かりたくない。午後になり３時頃まで昼寝をした。やっと動いている感じで、体の動きも鈍くなった。起きて、調べてみると、東京の新感染者が414名、大阪は、432名と、東京をオーバーしていた。今日あたり東京では500を超えるかと思っていたので、余り驚かなかった。どうやら第４次拡大の流れに突入したのだろう。自分が感染しないように、精々努力しよう。
　多喜子の事が気になって居るが、あまり騒いでも仕方ない。普通なら、打てば響くように反応があるのだが、メールが不通なら別だが。

曇り　判読不明な空模様　今日は妹多喜子の誕生日（早生まれのオーラス）
　妹には昨日メールを入れておいたのだが、未だ反応はない。まさか体調が悪いのではないだろうな。彼女は反応の早い人なのだ。集団疎開の頃とはまるで性格が変ってしまった。強く逞しい女性に変身している。
　ミャンマーのクーデターについて、前にも書いたことがあるが、状況はますます悪化している。民衆の抗議を鎮圧するため、国軍は、空軍まで繰り出して、抗議するデモ隊に襲い掛かっている。死傷者はどんどん増えつつある。為政者と国民との間にはもう簡単には埋められない溝が出来てしまっていると、考えざるを得ない。内政と言う割り切りだけで目を瞑るわけにはいかない。中国も考え直して、力を貸したらどうだろう。アメリカとともに仲裁に入り、ともかく流血の惨事だけは、ストップさせる訳に行かないだろうか。敵対だけでは、これからの世界はリーダーシップはとれない。第三者も、これ以上、さらに流血の惨状を見るに忍びない。
　「自粛要請」の嵐の中、この桜の季節、別れの季節、出会いの季節、人間万歳の季節に、仲間を集めてオダを上げる楽しみに負けた大臣泣かせの官僚たちが居る。厚生労働省の若い官僚諸君が処分されると言うニュースが流れている。国民に自粛を迫りながら、銀座で、23人の官僚がオダを上げたらしい。大臣たちも見逃すわけに行かず、処分に踏み切るだろう。オリンピックの方は開催記念のリレーが始まっている。可成りの数の走者候補が辞退している。しかし、強引にスタートは切られた。ワクチン接種の方もあまり順調ではないらしい。喜んで接種に応じると言う層を増やしたいらしく、盛んに世論調査が繰り返されている。イマイチ反応に安心と喜びが少ない。アレルギーのあるうちの和子も不安が去らず、高齢者の番が来ても応ずるかどうかわからない。一体どうなって行くのだろう。

天気回復、風も無く静かな快晴　ベランダの手すりに雨滴の輝き
　昨日は理事会も休んでしまい、やれることはやった上で休んだのだが、心苦しさはなくならない。河野理事長には申し訳なかった。皮肉にもよく眠れた感じがする。夜中に一度だけトイレに起きたが、後は前後不覚で眠っていたようだ。もう朝も早くから明るくなったので、換気は6:00〜6:30に戻した。
　今日の東京都の感染者数は234名だそうだ。人出はかなり増えている様子。第４次拡大を恐れる人も多い。大阪や地方で増える傾向も出ている。大阪の吉村さんなんかはかなり心配している。僕も東京では、水曜日あたりに500を超える数字が出るような気がする。まだまだ順調には収まるまい。
　明日は、三つ下の妹の多喜子の誕生日だ。さっき、オメデトウのメールを入れておいた。僕もかなり弱気になっているが、兄義姉たちも、多喜子も頑張っている。これでは先に逃げ出す訳にも行かない。
　相撲も終わり、また寂しくなる。高校野球ぐらいかな。僕の頭はがらんどうになって居る。とても寂しい状態だ。理事も終わるので、また作品でも考えようか。しかし酒も飲めない状態で、作り出すエネルギーがそう簡単には絞り出せない。この頃は、いつの間にか夕方になって居るのに気づくことが多い。何もせず時が刻まれている。

曇天模様　黒ずんだ濃い雲が目立つ　管理組合理事会（総会準備など）がある
　年度の切り替え時で、新年度の総会を控え、いろいろと忙しくなりそうだ。今までは何とかごまかせたが、敏速な事務分担が始まり、僕は邪魔な存在になりそうだ。自分の体の現実も変わった。取り巻く条件も変わった。耳も聞こえず、計算も遅くなり、文章も怪しくなって、基礎的な計算まで間違えやすい。その度合もだんだん悪くなる。他人との意思疎通には時間がかかるし、動作も機敏には動けないし、杖を突いたままだ。就任を断るべきだったのだろうが、皆さん忙しい中で頑張って居られる。手伝うぐらいは何とかなるだろうと、思って来たが、どうやら甘かったようだ。管理事務所に相談してみようと思っている。
　理事会が始まる前に、管理人に相談してみた。理事会を能率よく進めるには、人数を密にするしかない。事務所には、参加者の使う資料が可成り密に置かれていた。「都合が悪い人や体の不調な人は、議事の感想を添えて出してくれれば、欠席でも参加として扱う」、などの言葉につられて、事前学習を懸命にやり、メモを作った。でも僕は手当てにつられてなんて言うのは嫌いだ。答え方の分からない項目もあるので、手当は無視して結構と断って、体を休めるのを優先した。兎に角、会議が良く聞こえないので、とても辛いのです、と本音を吐いておいた。耳が悪くなり過ぎたのだ。
　和子が、安川の桜がとても綺麗に咲いている、と言っていた。「散る前に、お父さんも観ておくといいよ」、と言っていたのを思い出した。散るとなると早いので、先刻、見に行ってきた。淡いピンクと真っ白の2種類が、塀の中を弧を描いて居る。いつの間にか成長して、グリーンヒルよりも遥かに綺麗になって居た。あのイメージを描きながら、今夜はゆっくりと眠りに就こうと決めた。高齢になってコロナに罹るのは大いに警戒しなければならない。管理人も充分わかっている。

快晴だが薄い絹雲が青空を一面に覆う　それが灰色の網目に見える
　今日は起き際の気分が余り良くない。昨日の朝とは雲泥の差がある。直ぐにも寝直したいほどだ。
　明日は、最後の理事会がある。グリーンヒル管理組合の新年度総会会場は、公民館のホールになって居るが、入場者人数には市の指定通り50名位しか集まれない。今年度と新年度役員を合わせてもオーバーしてしまう。55名以下と言うのがガイドラインだ。役立たずの僕などは出ても邪魔という所。意見書や委任状の提出が山をなすのではないか。入間市でもクラスターなどがあるらしいが、どうもその輪郭は判然としない。僕が倒れた時入院した病院も、一時クラスターのために、医療業務が停止になった。僕はそのことを今年３月になって初めて知った。その前は２か月に一度検診に赴き、薬の補給やリハビリの指導を受けていた。患者70名の間に感染したらしい。現在は、門前払いされて入れない。この間も、向かいの薬局で薬を貰って引き揚げて来た。テレビの分析を見ていると、どうやら第４次感染の拡大期に入りつつあるようだと言う。共同住宅の管理組合も、総会どころではない現状に置かれている。僕個人の体調も思わしくない所で、悶々とする日も多い。
　今日の東京の新コロナ感染者数は、430人だと言う。また増えそうな気配を感じる。４次感染になる。

快晴
　今日の目覚めは、きっぱりと区切り良く、爽やかな朝が迎えられた。悶々とした寝不足のまま目が冴えていると言う状況が一番いやだ。一日を気分よく過ごそう。
　高校野球を一試合見た後、皇居で行われている歌会始の実況を全部見た。全部見たのは初めてなので、面白かったと言えば、面白かった。天皇皇后も、秋篠宮も皆、歌作りに参加している。読み上げる人も専門についている。百人一首大会のようだが、もっと厳かだ。初めの方で、一般庶民の歌も読み上げられるが、高齢者の作品が殆どだ。60歳、70歳の方の作品が多い。質的には民草？の作品の方が上だが、皇室の人達の作品は、煌びやかな言葉選びが目立つか、例の「国民に寄り添った温かい作品」が多く、紀子サマなどには、もっと本音を歌って欲しかった。皇室も、英国のように人間臭い面が表に出ることがあっても良いのだと思う。皇室のラブストーリーなど、皆で隠しているように感じる。人間天皇を目指すなら、皇室自体もっともっと人間臭くなって良いのだ。
　夕方からは、相撲を見ることにする。結果は明日書くことになるが、高安が２敗、照ノ富士３敗、朝之山３敗が上位の成績だ。僕は、高安は１敗のままで千秋楽を迎えると予想していたので、既にその予想は外れてしまったが、残り全員が３敗になれば、やはり、強いのは照ノ富士になるだろう。富山出身の朝の山を応援したいが、もろい所が照ノ富士以上にある。最初に応援の手を伸べた翔猿と炎鵬の成績も見届けたい。
　最後に東京のコロナ新感染者が、今日は376人だったことを書いておく。

晴、あちこちに薄雲が散在しているが、一応晴　井窪さんの展覧会を覗く
　他国のクーデターを静める努力も内政干渉なのか。個人宅に押し入り、父親の膝に居る七歳児に発砲、死亡させたと言う。これが内政なのか。軍隊や警察による暴動だ。決して改革の異形態ではない。異議を申し立てる立場がどこにもないとは思えない。変革の堕落した形態としか言えない。中国の政治家たちは、これにも抗議はしないのか。
　昨日の、東京コロナ新感染者は、420人だった、と言う。まだまだ勢力は衰えてはいない。非常事態が解かれ、リバウンドに入る可能性もある。オリンピックに関する諸判断には、十分注意する必要がある。特に他国のオリンピック関係者に対する処遇には、気を配る必要がある。開幕のリレーが開始されたといって、開始された以上と言うような気持ちの無理押しは危険だ。広範囲の状況判断が必要だ。
　くたくたに疲れた状態で、和子と一緒に、久保稲荷へ、井窪さんの個展を観に行った。ギャラリー「木蓮」で、そらん４展を観た。「苦しんでいる」、これが感想だ。他人ごとではない。観客の僕が、一緒になって表現に苦しんでいるのだ。この時代、現代のテーマに戸惑って声も出ないでいるのだ。作家の心の中が、見え見えで、いたたまれなくなる。一緒に泣きたくなる、いや、泣いている。
　帰りに和子と、ラーメン屋に入り、熱燗を２本も飲んでしまった。肴はソラマメだけだ。体に悪かったかもしれないが、飲まずに居れない「表現」にぶつかっていた。デッサンは完璧な２体の作品があった。形として完璧な完成品であるのに、重さが無くなっていた。悲しさの無重力と言うか。あの一家は苦しんでいるに違いない。あるいは描きたいものが無くなっているか、どちらかだ。

快晴　朝の換気も極めて気持ちが良い
　日本でのワクチン接種の予定がはっきりしない。河野大臣の語っていた予定が延び延びになって居る。オリンピックの選手たちや役員、関係者の接種を優先したいのか、高齢者を先にやるのかも決まっていないようで、一般の接種はその後になると言う。そんな状態で、実施出来るのか、大いに不安だ。いい加減な形で前に進めて、二進も三進もいかなくなる心配はないのだろうか。国際的な不評を心配している。
　現在休場中の鶴竜は引退して年寄りになると言う報道が入ってきた。成績や年数から、「年寄り」になる資格はあるようだ。白鵬の方は、未だ横綱としての復帰可能なのだろうか。手術を必要としていると言う話を聞いている。彼も協会のメンバーに組み込まれる資格は十分あるだろう。日本相撲協会のモンゴル化の心配はないのだろうか。あらゆるスポーツは、民族的な色彩を薄めてくる傾向にあるだろうが、相撲などは特に精神的な、歴史的な構造が重視されるのではないか。現代化に当たっては、十分に考慮して行く必要がある。

晴　桜は一気に８割程度開花した　桜の花も欲求不満を脱出　あっという間に散ってしまう
　和子の老化も一気に始まったと言う感じ。右腕が痛くて動かない。洗濯物を干すのにも不自由している。時には僕も動員される。アレルギーで鼻や咽喉がゼーゼー言う。急に痩せた。鼻紙の消費が仰山出る。極端に神経質な言動が目立つ。コロナの時代だから、余計にうっとうしい。熱はない。その状態が長く続いている。僕まで息苦しくなる。僕も鼻は相変わらず蓄膿症。鼻呼吸は停止したまま。背中やアバラも痛む。嫌な時代を早く切り抜けたい。抜けられるのか。
　世界情勢もコロナのために様々な面でイライラしているように見える。コロナ余波の戦争など真っ平御免だ。北朝鮮・マレーシアの断交問題、日本を間に挟んで、北朝鮮と米国の不気味な抗争なども嫌な様相を帯びている。海洋問題やコロナワクチン問題などもいつ煙が出て来るか分からない。しかし、そんなことで火ぶたを切る時代ではない。原子兵器で死ぬ人など、もう出してはならない。冷静な時代を迎え入れよう。
　僕の裏の予測が功を奏して、高安が一敗で通過した。どこまで冷静さを保てるか。
　コロナの方は、やはり下げ止まりが続いている。今日の東京の新感染者は337人。また300人台を超えてしまった。本格的な再拡大にならなければいいのだが。

回復途上の曇りか、しかし午後になってもあまり変わり映え無し
　昨日の理事会は、大失策。変更になった日にちを、頭の中で変更できていなかったようだ。来週の日曜28日だったのだ。役員さん達が仕事をしているので変だなとは思ったが、管理人に言われて、やっと気づいた。また恥をかいてしまった。失策がだんだんと多くなって来る。日常生活でも、「たそがれ」の文面上でも、間違いだらけだ。Ｙ兄や、Ｎ兄にも迷惑かけている。管理組合ももう間もなく新年度になり、耳無し理事も免職になる。
　事務所から、携帯トイレを取りに来てとの知らせがあった。昨日の今日なので、僕が取りに行った。こんなものを使うようになったのでは大変だと言いながら帰ってきた。水洗の施設が故障してしまい、トイレが使えなくなった時に、必要になる緊急時用品だ。洗面所の下の戸棚にしまい込んだ。排泄したものをゴミ扱いにすることが本当に上手く処理できるだろうか。確かめるような状況は御免だが、確かめたくもある。
　今日、和子の留守に、大内さんから電話があったのだが、僕の耳が悪くて、そんな気はしながら、よそ様扱いしてしまった。和子とは一番付き合いの多い人だし、普通に名乗ってもいるのだから、普通に応対できる筈なのだが。最近は一段と聞こえが悪くなって来たので、不安で、一層対応できなくなって来ている。情けないことだ。自信が無くなることで、また一段と聞こえなくなる気がする。また相撲の中継が始まるが、どんどん期待が薄くなってくる。Ｙ兄やＮ兄はどうしているかな。僕も、昔だったら、「よしよし、それでOK、よくやった！」なんて掛け声が飛び出すのだが・・・。今は、寂しい観戦だ。
　最後に相撲を見る気になった。７勝２敗の炎鵬、６勝３敗の翔猿はよく頑張っている。今日見ていて、高安の取り口が気になった。妙な落ち着きを感じる。精神的なものか、育ち行く自信とでもいうような落ち着きだ。もし優勝候補と言うことであれば、最高の星を稼いでいるのだから当然と言えば当然。しかしなにか、「ツキの神」のようなものを感じる。１敗のまま千秋楽を迎えられるかもしれない。

陰気な雨、音なく降る　組合の最終理事会開催・新年度理事会の発足準備
　米中の会談は、激しい言葉の戦争で終わったらしい。巨大な駆逐艦の誇示など、中国は好戦的な姿勢を見せているが、大国同士がこれではどうしようもない。中国は何故歴史的根拠も薄い領土問題にこだわるのだろう。領土拡張主義や他民族抑圧の方向に転換するつもりなのか。経済的向上があると、社会主義も帝国主義に変貌するのか。僕らの時代は、戦争で苦労したから、軍隊が威張り出す国家は嫌いだ。他国や自国市民に、個的権利を極端に抑圧する国家も嫌いだ。人間の精神的趨勢もそのように進むと思われるので、今まで支配的であった要素も修正して行く必要が出て来る。さもなければまた抑圧と反抗の時代に突入してしまう。政治家たちは、もっと大らかな気持ちで自国の発展を見つめて行って欲しい。独占以外なら、発展変化して行っていけないものなど、何一つない。
　最近の、オリンピックに関する世界的世論調査で、多くの国で、この状況の中での開催に反対する声が強まって居ることを知った。各国とも、７割以上が、延期か中止を望んでいると言う。ＩＯＣの決断が極めて重要になっており、メンツを捨てて、開催国が判断し易い環境づくりをするべきではないか。経済的損失は、強行すれば取り戻せると言うものではない。それ以上に、多くの参加者に損失を与える可能性が十分にあるのだ。技術向上の可能性も覚束ない中での開催は、オリンピック史上汚点を残すのではないか。中枢の賢明な判断を望みたい。
　理事会参加は気が重い。何にも役に立てなかったことが何よりも苦しい。こんな辛い思いはしたことがない。並行して、和子の不調が長引いており、初めの１、２回を除いて、押し付けることも出来ず、彼女にも辛い思いをさせたと思っている。何とか任期の終わりを迎える。

曇り　そろそろ花曇りの季節になるか
　昨日の「たそがれ」には、とんでもない思い違いの記録を残してしまった。大相撲の記録の件だ。５戦全勝は翔猿ではなくて、炎鵬の方だった。どうも記憶がガタガタと崩れてしまう。６日目で、翔猿は４勝２敗、炎鵬が６戦全勝となって居る。ここに謹んで訂正をさせていただく。Ｙ兄の一報で分かったことだ。どちらも好きな相撲なのに、申し訳ない事をしてしまった。ミスの償いとして、今場所の残り、この二人を応援することにする。今日からもっと注意深く観戦することにしよう。
　和子から今日特売日と知らされ、リハビリ兼用で買い物について行くことにする。パソコンのカラーインクが切れていたのに気が付いた。和子が手首を痛めて、カートを引くのが難しくなっているので、和子の方でも手を借りたがっていた。買い物が済むと、直ぐにインクホールダーを入れ替え、カラー印刷OKになった。
　印刷は後回しにして、早速、大相撲観戦と行こう。
　　（７時過ぎに記録追加）午後６時９分頃、宮城地方に、震度５程度の地震が起きた。粘っこい気になる横揺れで、津波を伴う震度５強と発表された。津波は１メートル程度だろうと言う。何か起こるかもしれない。用心深く見守ろう。不吉な事が次々と起こるので、十分に気を引き締めて、生活しよう。落ち着いて行動し、孤立することなく、助け合って危険から離れよう。テレビの情報は絶やすことなく参考にしよう。とりあえず皆さん、気を許さず、頑張ろう。

快晴　暖かくなってきて気が緩む　風呂でものんびりと入れる　着替えもゆったりと
　昨日、Ｙ兄と、照ノ富士の勝負を追って行ってみようと、共通の目標にして見ていたら、なんと負けてしまった。大体、勝負と言うのはそんなもんで、ムキになるとツキが無くなるものだ。競馬で散々いじめられたのに、未だに繰り返している。それより翔猿が、あの体で、５勝続けている。こちらを本命にしたくなる。
　西から開花が始まって、東京でも、開花して不思議はない。いつ最後の花見になるか分からないので、上野は駄目だが、近くの公園まで、足を延ばしてみたい。団体でも個人でも良い。機会があれば、名残りの花見をやっておきたい。稲荷山公園辺りが絶好だろうと思っている。上野と違って、強い利用制限はないと思う。宴会は無理にしても、花の下に座って休息する位は出来るのではないか。
　バイデンさんとプーチンさんの間に深い溝が出来そうだ。芝居じみた罵り合いがあったらしい。お互いに大国の代表であることを認識していて欲しい。「月の明るい晩ばかりではねーぞ」みたいな凄みの利いたセリフは避けて欲しい。誰にも「心を籠めて理性的に」国家運営をお願いしたい。もしかすると、前大統領トランプに関係があるのかも知れない。野党派政治犯ナワリヌイ氏の件に関りがあるのかも知れない。なんせ政治の奥は深い。いずれにしろ、親分さんたちの集まりとは違うのだから。
　米中の香港をめぐる意見交流も、対立したまま、終わった模様。社会主義の国へ資本主義の町が移って活動を続ける事を可能にすると言う取り決めで始めたが、結果はデモと鎮圧、法的統制強化に終わっている。つまり中国側では、内政干渉の一点張りで、原則の約束違反か、出来ないことを約束していたか、どちらかの結果となった。人道的な歩み寄りがもう少し実現しないと、社会主義の新機軸にはなり得ない。今後の世界政治の展開にも新しい局面を探すのは無理だろう。
　ミャンマーのクーデターへの対応し方も同じで、内政干渉の論理だけを貫いていては、民衆の抵抗で失われる生命を守ることも出来ない。クーデター政権は、今度はスーチー女史の不正を持ち出し、クーデターの根拠とし始めた。現状について働きかけが出来る組織は現れないのだろうか。スーチー女史は極めて潔白なタイプの政治家であった筈だ。

快晴　昨日の驚きがまだ残っている
　携帯電話の機能が良くなってきて、もはやガラケーを使っている人など余りいなくなった。ぼくも、和子もスマホは持て余すだろう。しかしもう、使い方に慣れて行く他ないのではないか。今年の４月30日までには、機種変更の手続きを済ませなければ、使えなくなってしまう。パソコンとの絡みもあって、いろいろ不便な点が出て来そうだ。目下、和子と相談中である。持ち歩いているのは彼女だから、僕は控えめに意見を言うことにしている。
　昨日の東京のコロナ新感染者は、確か僅かに400名を超えていたと思う。しかし、当局は、宣言をさらに延長することを嫌うだろう。ここで抑えると、文句を言いだす論者も多いのではないか。しかし、反転上昇した場合、どう説明するつもりなのか。
　僕はオリンピックの件も気になって居るが、恐らく、実行委員の方々は、観客数制限、ないし無観客、参加選手たちと少数観客の予防対策強化、セレモニーは最小限に省く形で、断固実行の線に決めるのではないか。ＩＯＣの御偉方は、メンツもあって、そう簡単には中止を選びたくない。日本の事情でと、責任転嫁して仕方なくそれを「承認」するというやり方を選ぶだろう。反転再拡大の場合の手は、それしかあるまい。
　今後の、テレビ鑑賞として、今日５日目を迎える大相撲を観ることにする。Ｙ兄ともメールで話したのだが、今場所の推薦花形として、照ノ富士を推薦して、観て行きたい。既に、彼は４戦全勝と、善戦している。どこまで好成績が伸ばせるか、楽しみにして、応援したい。

快晴　狭山中央病院へ定期検診
　定期健診の朝は早い。新狭山から出ている病院の送り迎えバスが数が少なく、間隔が長い。間に合うように出かけなければならない。団地８時台のバスで所沢に出る。全コース乗り換え３か所で病院へ着く。和子は几帳面だから、時間を急かす。また僕が超スローだから、直ぐイライラさせてしまう。そういう病気のせいもあって、せかせかは苦手だ。団地発8:00時台のバスに乗らなければならない。特に和子は、前の日に風呂に入れるとか、朝食の用意とか、洗濯物の始末など、いろいろ準備に追われることになる。薬の数まで調べている。気持ちが落ち着かないに決まっている。
　慌ただしい朝を、更に撹乱するような情報が僕らを待っているとは想像も出来なかった。予定通りのバスに乗って、病院に着いた。何故か扉は締まったままだ。貼り紙を読むと、多数のコロナ患者発生のため、しばらく診療業務を停止しますとある。青天の霹靂である。そんな情報は目にも耳にもしなかった。やがて姿を見せた看護師に聞くと、３月に入って、多数のクラスターが発生したと言う。切れた薬は向かいの薬局で受け取って欲しい、と言われる。度肝を抜かれた気分で、正面の薬局に直行すると、窓口の女性が、さらに細かな情報を伝えてくれた。
　クラスターは、70人もの規模で起きたようだ。今年2021年の３月、患者から医師に感染。それを引き金に病院中に蔓延し、一時閉鎖していると言う。僕の全く知らない情報で、悪寒が走るほどであった。この病院は、2018年の４月に、僕が脳梗塞で倒れ、救急車で運ばれ、その後、点々と病院をうつされ、入院することになった病院で、５月から６月にかけてひと月入院し、お世話になった。今日も外から２階を見上げると、正面に僕の世話になった病室の窓が見えた。懐かしい毎日を思い出す。その後そんなことになって居たのか。僕は新聞でもテレビでも報道されたと言うこの事件に全く気付いていない。驚いたね、の連発を繰り返しながら、武蔵藤沢まで戻って来た。駅で久し振りに団地のＫさんに会う。しかしまるで声が聞こえないので会話にならず、和子の通訳でやっと場をつないだ。和子と夢庵で、昼食を取って帰る。僕は気持ちが落ち着かず、気付いたら、熱燗を一本注文していた。やるせないとはこういうのを言うのか。誰も責められない憤懣が、今にも爆発しそうであった。家に帰り、床に潜り込むと、前後不覚の「ヤケ寝」に落ち込んでいた。兎に角、埼玉県では、コロナの輪郭はまるで見えて来ない。口封じにでもあっているかのようだ。

薄雲が目立つが、陽射し充分で、一応晴
　ミャンマーのクーデターの件が、気になって仕方がない。今までに国民の抗議デモで138人の死者を出しており、最近でも、最大の約40人の死者を追加していると言う。内政干渉とは言え、状況が酷くなれば、国連にしろ、有志国外勢力が、斡旋を申し出て、無駄な犠牲を防ぎ、話し合いの糸口を見出す努力を認めて良いのではないか。このまま殺人の規模が増大するのを放置することは、人道上無視できない。数国の有志閣僚が動くべきだと思う。最小限、停戦状態を確保し、事態の収拾を図るべきだ。生命の損失を防ぎたい。軍隊にしろ、自国の国民の殺戮を、簡単に認めるべきではないのではないか。僕はハラハラしながら事態の成り行きを見守っている。他国の事とは思っていられない。
　相撲のことだが、今の横綱陣の姿勢が腹立たしい。鶴竜にしても、白鵬にしても、降格がないその地位に安住し、休場を繰り返している。「給金泥棒」と呼ばれても仕方がない状態だ。日本人の横綱なら、横綱の誇りを守り、引退して後輩に席を譲るだろう。「お前たちはまだまだだ」と、辺りをねめつけて、居座っている感じがする。協会が動き出すのを悠然と待っているかのようだ。そこまで行けば、「居直り横綱」と呼ばれても仕方がないだろう。協会よ、動け。本当に強い日本人力士よ、出でよ！
　コロナ問題は、世界のヒューマニズムを鍛え直すかと思っていたが、ワクチンの問題や、オリンピックの中止問題を前にして、国家エゴを露呈しそうな、嫌な雰囲気になって来た。政治エゴが絡んで、益々、助け合いよりも優劣の奪い合いになりそうだ。死んでいった多くの同胞の事を考え、力を合わせるべきではないか。苦慮しながら、現在を耐えている人々に、報いてくれる政府の姿を見せて欲しいものだ。

天気完全回復　快晴
　左の背中下の部分が気だるく、体調は、あまり良くない。ちょっと意欲が出てこないのだ。
　昨夜は、あわやという所で、市会議員選挙に間に合わないところだったが、和子と一緒に、なんとか投票を済ませた。耳が聞こえないので起きた、一昨日のＳさんとのズレた電話がやっと了解できた。既に７時を回っていた。公民館に行くと、もう閑散としていて、顔見知りの一人だけが、笑いかけてきた。「こんな時間にどうしたの？」と、訝しげであった。いつもなら午前中には登場したのに、今日は終了時間間際だ。投票日を忘れるなんて、もう人生の幕も近いのか、情けなくなった。投票率はどうだったのだろう。この地域の立候補者の顔ぶれも、与党野党共に、大分入れ替わって来た。女性の顔ぶれも増えて来ている。ただ若い人たちの関心が、どうなのか、それが心配だ。
　今日は、枠を広げた特別の特売日をリハビリに利用した。そのため、ちょっと買い過ぎ、二往復となった。最初、ザックでコメと水物を運び、ミルクや果物も入れて、一人で家まで往復した。二度目は手段を変え、ザックを女性でも使える買い物用カートに替え、出直した。今度は和子主導で、荷物を引いてもらい、僕は、お使いの分も、リハビリも終了したことになる。身体の方も特に不都合は起きなかったようだ。

荒々しい大きな雲の残りが消えて、快晴へ
　昨日はいろいろな意味で、とてもつらい一日だった。松ちゃんの容態が悪くなって居ないかと心配している。恒ちゃんも、調子が良くない。その上こちらのWordのノート保存が途切れてしまったり、大慌ての一日だった。我が家の方でも、和子の体調が思わしくなく、体中の痛みや、咽喉の不調が良くならない。コーラスにも参加できず、現在一時的に脱会している。ごく親しい友人たちに、時々会うだけで、寂しそうだ。台所仕事にも支障が出始めている。肩や手首などの痛みで、思う様に物が運べない。男の不器用な手伝いながらと、僕も手を出すようにしている。リハビリ患者の顔をしていられなくなった。今後の記録は、「文書2」に残して行くことになる。そのコピーが「たそがれ」に送られる。
　昨日のニュースでは、東京のコロナ新感染者は、330人。世界のニュースでは、60か国の看護師さんで、コロナで亡くなった方が3000人も居られるとか。新しくこの職に就こうとしている方々には脅威になる数字だろう。絶対に必要ではあるが、危険な職業と言うことになる。彼らをコロナから守る手立ては極めて重要になって来る。質の高いワクチンの製法、感染経路の正確な分析、質の高いウイールス生態の把握などが必要になって来る。そして、貧富の差なく国民全体に行き渡るワクチンの接種を行える民主的な政治力の存在が必要になる。オリンピックに対する配慮も必要だ。現在の状況を見ると、強行するには、すべて不足しているように思える。
　多喜子から、松ちゃんの件で、昨日と同じメールが入る。事態が進行したかと、勘違いしてビックリする。そうではなくて、あのメールが届いてなくてはと思ってのことだったらしい。どうもチグハグニなる。もう少し落ち着きが必要だ。

雨　明日にかけて大雨が予想される
　今日は、また突如パソコンノートの保管が取り壊されて、今までの記録が消えてしまった。昨夜来た恒兄のメールが消えてしまって、今思い出しながら書いている。松義姉の安否に関する重大な記録だったのだが……。思いだしながら書き起こしている。透析のため入院している松子義姉が、血液凝固のために、カテーテル交換が不能になった状態で、現在手当て中という緊急情報だった。かなり危険な状態だったので、いろいろ励ましの言葉など書いていた。今朝も文章を繋げている所だったが、急に保存していた記録が消失してしまった。時代の変わり目を生きながら、90歳と言う高齢に達した、兄たちの一生は、僕ら夫婦の生き様にも、大きく影響している。兄たち二人を、ある意味で見本にしながら、後を追ってきた面がある。松子義姉には、華道と言う特殊技能があった。高橋紅生と言う号で、お弟子さんも多かった。草月流で個展も何度も積み重ねてきた。兄の尽力も大きかったと思う。同じ職場で結婚に辿り着くまで、組合活動なども熱心に行ってきたようだ。職場での文化活動で、熱心に職場演劇などにも取り組んでいた義姉は、地域ではコーラス活動にも参加し、大活躍していた。内の和子も、図らずも、書道とコーラスに打ち込んできた。書道は、富山時代から金子鴎亭先生のお弟子で、自由で闊達な書法を身に着けていた。そんな兄たちの後を追って、高齢が進んだ僕らも、夕陽の時代を歩んでいる。
　現在僕らは、僕の病気の後遺症との闘いを中心に、次第に強まる和子の体調の老化が加わって、今までで最悪の毎日を送っている。毎日の仕事での支障も増えて、僕の非力な援助も次第に増えざるを得ない。
　Ｎ兄に支えられて続けている記録「たそがれ」の継続も風前の灯だ。生活条件の悪化がこれ以上に進まないことを祈っている。

明るい薄曇り　しかし明日にかけて列島は大雨に見舞われるようだ
　朝から、左の後ろ脇腹に不快感。膵臓でも悪いのか。長く続くようなら医者に診てもらおう。しかし、頑張って何とかリハビリを敢行。独りで、イオンのフロアを彷徨ってきた。小一時間過ぎていたから、いつもの基本コースを超えている。お茶などを保存しておくのに、リッター入りのメジャーボトルが欲しかったのだが、何故か、ズバリの製品が見付からない。虚しく引き揚げてきた。疲れていたので、ベッドに入り３時過ぎまで昼寝をした。目を覚ますと、和子が入れ替わりに買い物に出た。
　Ｙ兄からの声もかかって、先日の短歌を手直しし、申し訳なかったが、Ｎ兄に訂正して戴いた。こんなところが今の気分を描いたものと言えそうだ。予定の収まり場所である句集「蜘蛛の糸」の方でも修正された。
　コロナの方は、東京の新感染者は、今日も304人で、わずかながらだが、300をオーバーしたようだ。都民を揶揄するように、300の土台にしがみついている模様。

柔らかい快晴、鈍さに温かみがある
　朝、Ｙ兄から、メールが来ていた。昨日の僕の短歌の悪戯に、専門家としての対案を頂いた。創作動機が伝わって居なくて、制作動機に照らして一寸不満な個所もあるが、やはり言葉の遣い方が専門家は違うなと感じる。
　今日は、特売日で、僕のリハビリは買い物の手伝いに決まった。熱い濃茶が飲みたくて、老人会から送られた粉茶を飲むことにしたが、１リットル単位になって居るので、点てる時の手順上リットル単位のメジャーカップが欲しくて、勇んで買い物に出た。しかし勘違いをしてしまって、要らぬ買い物に終わってしまった。後遺症の思い違いは、今の僕のお得意になってしまった。今日も大失敗。しかし曲がりなりにも作れた濃茶は、特別に美味かった。体にも好結果をもたらすだろう。
　コロナの後退ぶりは、相変わらず下げ止まりのままだ。今日も300人を超えている。

日光をかすかに感じる程度の薄曇り　晴れて行く可能性あり
　春浅い３月、グリーンヒルのメイン道路には、未だ固い蕾の白木蓮の鮮やかな姿が日に日に輪郭を膨らませ、自己主張が目立ち始める。今年初めての団地風景で一首。

　凛としたハクモクレンのお出ましに
　　　　　　　　桜が焦る　団地道行く　　　　健三

　やはり、最近の体調は感心しない。灯油購入後、背中から腰に不快感。激痛ではなく腫れぼったい鈍痛とでもいうか。左の背中から腰に掛けて重さが残る。今朝は、ベッドで横になったら、和子は留守だったもので、お昼近くまで眠ってしまった。午前中にこんな眠り方をするなんて滅多にない事だ。和子が家に居るので、これから少し歩いて来ようと思っている。様子で早く切り上げるかもしれない。もう一首思いついて、

　春浅し　心と体ちぐはぐに
　　　　　　　不調に悩むリハビリに出る　　　健三

　そろそろ感染者の数も減って来るのかと思っていたら、東京の今日の新感染者は、340人だと言う。また300人を超えてしまった。入院体制のピンチも良化してはいない。コロナ関係の仕事についている官僚の超過勤務時間は、378時間に達すると言う殺人的状態になって居る。変異株のコロナの逆襲も極めて危険だ。世界の情勢を見るに、とてもオリンピックを強行する条件はない。有名人やアスリートの中からも参加辞退の動きがみられる。日本人だけの判断では、動きが取れなくなっているのではないか。中枢の権限ある人たちの英断が必要になって来ている。ワクチンの出回りも限界が見えて来て、注射器の改良までが使用回数を増やすために実行されている。針の長さを調節してワクチン容器から取り出せる回数を増やす工夫までされているのだ。全叡智がコロナに向かうべきで、コロナに負けるなと、オリンピックに励むやり方に限界が来ているのではないか。

比較的濃い曇りだが、　地平に光あり
　Ｙ兄からの手紙を早朝入手。彼から予告のあった「子供の詩」である。山田さんが「言葉」を大切にする気持ちが良く分かる。力のある文章の秘訣とでも言うか、単なる技術ではなく、視点の意外性が人に与える感動と言うのがある。子供の詩の場合、思いもかけぬ視点が、ショックの様に感動を生み出すことが多い。読売新聞で扱った「日本語大賞」選者・平田敏子「〈こどもの詩〉コーナー」の作品では、子供の視点に胸を打たれる。ここでは２例だけ上げよう。

　１、おじいちゃんのできごと　　石山七葉（秋田県・横手北小3年）

わたしのおじいちゃんは
ゆきかきでお金をかせいでいる
さいきんは雪がふらないから
おじいちゃんはこまっています
わたしは雪がふってほしいなと
思っています
　　（かわいい孫のお爺ちゃんへのとてつもない愛情が雪になって降って来そうです。）


　　２．たんじょう日　　小島千果（東京都葛飾区・小学1年）

きょう
ママのたんじょう日
おぼえてる
ばあちゃん
はじめて　おかあさんに
なった日でしょう
おめでとう
　　（血統の引継ぎにもユーモアが生き生きと流れています。）

　詩ではなく、平仮名だけの文章なので、全文は割愛するが、茨城県小学１年　佐藤亘紀君の「おとうさんにもらったやさしいうそ」という作文に感動した。一週間後に白血病で亡くなった父親の最後の優しいウソをテーマにした作文である。陰になった人の心には強烈な愛が込められていたのだ。「お父さんは、一寸遠い所で仕事をするので、お母さんと元気に過ごしてね」と、言い残して家を去った、と言うのだ。僕の瞼もすぐ緩み始める。（この作文の全文）
　一昨日、日曜日には、またリハビリ再開に努力しよう、と気持ちを固めたのに、昨日は雨で、せっかくの決意を削がれた。今日は、和子が耳鼻科から戻ったら、基本コースを歩こうと思っている。もっとも今日は、灯油購入の予定日なので、それをリハビリ代わりにすると言う手もある。ただ歩くだけよりも数層倍の運動量になる。

朝は比較的濃い曇り　午前中から雨がぽつぽつ降り出してきた
　昨日、東京のコロナ新感染者は、237人。気を持たせる減り方を続けている。僕はもう随分長い事友人に会っていない。楽しみは、パソコンに向かう時だけになって来た。しかし、パソコンはパソコン、人ではない。僕にとっては、文字であり、映像に過ぎない。余りこれが長く続けば、僕もだんだん人でなくなる。僕の腰の疼きのような存在になって行く。映像ではあるが、田中君の山歩きを見て辛うじて人間の香りを戻らせている。コロナよ、早く去れ。
　段ボールゴミを捨て損なって、ベランダに溜まってしまった。偶数月曜は、朝９時前でないと、巡回が終わってしまう。古本も同じ日だったので、僕の断捨離がなかなか進まなかったのだ。ゴミ処理時間を８時までと記憶にセットしておかねばならない。最近の忘れっぽさは、文字通り異常だ。
　Ｙ兄からメールが入り、血糖値が高いようだと言う。学者は運動不足になりがちだ。彼などマメに動いて居られる方だと思う。まだまだ心配する歳ではないだろう。図書館まで歩くとか、公園散歩なども利用できるのではないか。医者が確り見守ってくれている人だから心配はいらないだろう。僕は、子供の時から医者が嫌いで、注射一つ逃げ回っていた。母が医者を連れて裏の畑に僕を追いかけて来て、畑の中で尻に注射器を刺されたのを覚えている。僕と違って、Ｙ兄は、病気に関してとても用心深い人だ。

薄曇り
　ミャンマーの民衆が痛ましい。内政不干渉と言う原則は、国家的殺人行為を国際的に認めると言うことなのか。社会主義国などでは、それが常識なのか。革命は、民衆がぎりぎりの線で、国家に歯向かう人間的行為だが、個々の思想まで、異見表示までも、武力で鎮圧するのが人間的であり正当だと言うのか。武力（殺人を是とする）は、ギリギリまで、控えるべきだ。それが権力の自制的理性ではないか。歴史的誇りを「支配の道具」に固定して使うのは間違っている。傲慢さに支えられた武力的権力は、国民を大切にする国家体制を作り得ない。単なる権力の取りっこに過ぎない、最低の行為である。ニュースを聞いて、涙を禁じ得ない。一言言わして貰う。
　地震災害で、高齢者や、持病を持つ方が、避難所暮らしの中で寿命を減らして行く状況が報道されていた。動きたくなくなるとか、足が重くなってしまうと言った兆候を重視する必要がある。僕の最近にも言えることだ。リハビリが億劫になったり、面倒くさくなる時は要注意の信号だと言う。その状況に屈してしまうと、肺や心臓の病につながり、動けなくなって行くと言う。自覚的鼓舞が必要になるのだ。僕ももう一歩の努力が必要らしい。どうにでもなれ、と言うのは、潔いようで、実は、自分の体に無責任な放任退却なのかもしれない。また努力を開始しよう。生きたいと言う気持ちを明確に保持しよう。
　今、午後３時になるが、30分ほど前に、10日ほどサボっていた、リハビリ基本コースを歩いてきた。やはりしばらく歩かないと、腰から下がヘロヘロになってしまう。それに出発する勢いも、中々ついて来ない。今になって、やっと、明日も行こうと言う気が出てきている。僕も時々自分の体調に責任を放棄してしまいたくなる。それは負けの兆候だ。

昨日は天候の変化が激しかった、今日も薄曇りで朝を迎えた　１都３県は「宣言」継続
　今日は朝から忙しい思いをしている。和子が、接骨院から紹介された豊岡整形へ鞍替えする。診察が朝早くからなので、家事も繰り上げた。豊岡整形は、前に、僕も和子もお世話になって居る。入間市にあるしっかりした病院だ。和子は、朝５時過ぎから、準備をしていた。早めの朝食を取って出掛ける。僕は留守番だ。
　昨日は、Ｎ兄から、バラで登録された俳句や短歌は句集「蜘蛛の糸」へ、詩は詩集「生き延びて」へ加えて置くとの連絡を得た。宜しくお願いしておいた。もう余り増えないと思う。
　診察を終えて、和子から電話連絡が入った。痛みが強くなったのは、余り使いつけない無理な筋肉の使い方があったためだろう、と言われたと言う。やはり僕と同様、灯油運搬のお化けが出たのだろう。こんな時は、ヤケになって引かずに、騙し騙し、無理を掛けずに段々に慣れて行くことが大切だと言う。コロナ以前には車で、団地まで売りに来てくれたものだ。やわやわと労働に慣れて行くのが良いという訳だ。鍛え方が下手ということでもあろう。気を付けよう。もうあと１回位運べば、この冬は充分だろう。新しい病気でなかったことが嬉しい。ホッとしている。
　東京の今日の新感染者293人。300人を辛うじて下回った。

薄雲を掃き清めるように晴れた
　腰の鈍痛が、緩めば、もう少し明るくなれるのだが…。これではさぞかし苦虫噛み潰しの顔だろう。自分でも想像がつく。和子だけが迷惑している。これでも苦虫を随分かみ殺しているつもりなのだが…。彼らもなかなかの根性蟲だ。一寸やそっとでは照れくさ笑いもしてくれない。明日あたりだと多少は緩むかもしれない。そんな気がしている。
NHKの「あさイチ」で、近江アナが今日で最後になるようだ。個人的理由で、NHKを退社し、「街づくり」の仕事に就くと言う。前任者もそうだったが、惜しい人ばかり辞めて行く。今日はどこか涙もろい近江さんだった。今後市民のために。有能さと、魅力を最大限に活用し、大いに活躍してください。
　入間市の市議会議員選挙の通知が来た。相変わらず投票率は悪いが、コロナのためにさらに落ち込むのではないかと心配している。政治とカネの問題が、繰り返されている。無神経な贈収賄も日常茶飯事になって居る。市民への利益を図る政策追及と、個人が得する贈収賄がごっちゃになって、票の売り買いが行われている。今回も充分に気を付けよう。投票日は３月14日（日）だ。

快晴　洗濯物も良く乾く
　左脇腹の痛みが取れない。大した痛みではないが、気になる。明け方にはよく眠れた。和子の背中の膏薬の貼り換え時間で目が覚めた。彼女の痛みも、痛がり方から、可成りの痛みのようだ。昨夜は、余り辛気臭いので、節句酒にかこつけて、一杯だけツケて貰って、ちびちび飲んだ。どうも左の背中側の腰の周辺に鈍い痛みが残る。長く座っていると重くなる。立ち上がる時にも腰が重い。もう四、五日になるのだから、治まって来ても良さそうなものだ。気短になって来ているのかも知れない。
　血圧計の電池が切れていた。今日買って来て貰うので、グラフが途切れるが仕方ない。単４、２本が必要だ。今の所大きな乱れは無さそう。和子が、夕方の買い物のついでに買って来たので、今入れ直した。これで今夜の測定はＯＫだ。
　コロナの変異株増殖に危険が指摘されている。彼らの生き延び方の手なのだ。「チカサト」の抵抗は意味あるかもしれない。医療体制の拡充は進んでいるのだろうか。それも大切だ。
　体の痛みがどうしても取れなければ、僕も接骨院に診断を頼もうかと思っている。整形外科の方が良いと言われれば、医者を探すことにする。とにかく、現在二人とも調子が悪く、お手上げ状態だ。

快晴　早朝の残月が冴えている　今日は桃の節句、ひな祭り

　コロナ禍の　残月冴えて　雛寂し　　　健三　
　　　　　　　　（2021.3.3桃の節句の朝に）

　実は早朝、快晴の空に残る月を見たのだが、淋しい朝空に余りにも鮮やかに沈んでゆく姿に感動した。女の子には、楽しい一日の筈が、友達も呼べないひな祭りなんて、可哀相だ。月にまで、「来年は大丈夫だからね」、と励まされているようだ。一句試みた。
　和子は、このところ毎日接骨院に通っている。腕や肩、背中の痛みをマッサージしている。電気マッサージ機などもかけるらしい。その後に、大きな膏薬を貼る。それが効かなくなると、市販の薬に貼りかえる。これが僕の仕事。早朝になることもあるので、寝不足の日が出来る。こういう日には、僕も必ず午前中の昼寝が必要になる。お雛様どころではない桃の節句になった。
　この頃、朝の血圧測定を忘れてしまう。早めに起きて、家中の換気を済ませ、炊事をする和子が風邪をひかないように周囲の暖房の準備をする。台所を中心の作業になる。その後、朝ドラを斜めに見ながら、僕の机周りの整備をする。パソコンの準備もこの中に入る。「たそがれ」の記述用意もこの辺に入る。それと並行に、朝ドラの鑑賞をし、日本300名山も観ている。どこに測定を挟み込むか、忘れるのも当然かもしれない。僕の朝のラッシュアワーなのだ。
　総理大臣が、最後に結論出すのは自分だと、偉ぶって見せたが、「チカサト」の都府県は、宣言の延長を求めている。解除するのが怖いのだ。花見の季節を受けて、ここでの解除が再発の契機にもなりうる。小池さんの気持ちは良く分かる。東京のここ３日間の新感染者数を見てみると、１日121名、２日232名、３日316名と、怪しげな動きは明瞭だ。今回の判断は正しいと言わざるを得ない。我々民衆は嫌でも身近主義になる。だから見通せる人に頼るより仕方ない。任せながら厳重に重視しよう。

晴　最低気温が日毎に上がり下がりしながら、春本番へ　明日はひな祭り
　椅子から落ちた時の、腰の痛みがなかなか取れない。若い時のようにすぐ直ってしまう訳には行かない。悪くなった体調もなかなか元には戻らない。和子の背中に膏薬を貼るのも、もたもたして皺くちゃにしてしまい、新しい膏薬を使えなくしてしまうことも度々だ。この痛みと体の無駄な揺れを早く治したい。治る筈と信じている。
　昨日から、「たそがれ(105)」が始まった。Ｎ兄が準備してくれていたので、スムーズに移行できる。Ｙ兄は、「Ｎさんは、貴方にとって、有難い存在ですね」と言ってくれたが、それ以上の存在だと思っている。「運」を支えて貰っているのだ。
　変異コロナが気になって居る。新たな増殖を防がないと極めて危険だ。現在のコロナのワクチンも十分な備えが出来ていないのに、備えが、かく乱されてしまう。出来ているワクチンも部分的には有効だ、などと気休めを言って居てはいけない。新たな敵の本性を掴むことが大切だ。手遅れはウイルスに力を与えてしまう。科学者の本領を発揮して欲しい。
　また、オリンピックの話になるが、強行することが、コロナに勝ったことになると言う説もあるが、本当だろうか。最高に幸運だった場合でさえ、終わった後で、全世界から出る、病気の対応と後始末への抗議の総攻撃に遭う可能性も考えられるのだ。更に、おもてなし所か、観客の総不満の津波に遭う可能性すらある。犠牲者が出れば、身内には恨まれる。経済的な穴埋めどころか、国家的損失だけが、むなしく残るのではないか。そんな暗い予測から、僕は強行論には、賛成しがたい。
　今日もすっきりしない一日が過ぎてしまった。　ひとえに、最近の、変に気だるい体調が原因だ。

晴　期待していた３月が始まる
　昨日、午後遅くから始めた大掃除めいた作業が、文字通りの大掃除に化けてしまい、夕飯の時間までかかってしまう大掛かりな仕事になった。和子が買い物から帰宅して来て、「何してるの？」と大騒ぎになった。高齢者家庭になると、掃除もあちこちと行き届かなくなる。長い事手が届かなかった所は、いつの間にか、埃が雪のように積もってしまう。その光景にびっくりする位だ。しかし、独りでやるには、体の動きが悪くなっていて、思う様に、手足、指先が動かない。安定も悪い。椅子に乗るのもおっかなくて、下手をすればヨロケテ落ちてしまう。緊張が要求される。恐らく健康な人が見ていたら、笑い出してしまうような無様な格好をしているのではないか。あっちにブツケこっちにぶつかり、ヨロケテ踏み台から、落ちたり倒れそうになる。やはり和子の留守に始める仕事ではなかったようだ。悪戦苦闘の末、除去した埃の塊をみながら、ため息をついている所へ帰ってきた和子に助けて貰い、何とか終了できた。今朝、起きると昨夜のお化けがあちこちに出ていて、体中が痛い。自分が「20パーセント以下人間」になってしまっているのを、嫌と言うほど自覚する。
　オリンピックは、中止した方が良い。そんな気分になって来た。国民の盛り上がっていた気分は冷え、経理上の計算も、莫大なマイナスになるようだ。赤字の帳尻は、国民の貧しい家計に跳ね返って行く。都と国の税金に上乗せされる。コロナ関係経費はケチることは出来ない。やる以上は万全の警戒を実施して、参加者を守る義務がある。歯を食い縛って耐えてまで、頑張る性格のものだろうか。マイナスの額によっては、お祭りではなく一種の戦争になってしまう。参加者側にしても、感染の危険を冒してまで敢行すべき「オリンピック精神」なのだろうか。「残念だけれど、またね」と諦められる行事ではないのか。損害の大きさ、感染の危険性を秤にかけ、オリンピック事大主義を排除して、結論を出してしかるべきだと思う。