高橋健三 「たそがれの記」(110)
2022.1.1〜

早朝は快晴、今は筋雲がやや増えた

【第１報】
　ウクライナでは、約36万人が、国外へ出て、援助されていると言う。子供を含む352人の死者が出ている。戦争は国家的被害の最大の不幸だ。仕掛けられた方だけではない。仕掛けた国民も犠牲者なのだ。
　一時停戦し、話し合いの場を持つ、のが大事だ。メンツなど気にしない。恐ろしい現状を長く続けてはいけない。両者を説得できる立場にある人は、誰でも努力すべきだ。当事者たちも、実はその機会が出て来るのを待っているのかも知れない。簡単に一方だけを悪者にしないことだ。止められなくなってからではもう遅い。子供の危険は大人が守る。所が戦争は、その大人が危険の元なのだ。改めて子供らの顔を見つめてみよう。子宝と呼ぶ気持ちが伝わってくる。

【第２報】
　プーチンは「こちらには核兵器も用意があるのだし…」などと口に出して言って居るらしい。これが本当なら、「いざと言う時には使うよ。」と言う意味だろう。人間の絶滅種希望に繋がるぞ、と僕が言うのはそのためだ。道徳的にも、政治的にも口にしてはならない言葉だ。核兵器を作って保有していること自体犯罪なのだ。アメリカでも銃の個人所有が認められているようだが、いろいろの事件の誘発原因になって居ることからも禁止されるべきことだろう。一体「いざ」と決めるのは誰なのか。彼はもともと核をちらつかせていたのだろうか。これは誰にも許されることではない。核兵器は製造そのものを禁止すべき武器なのだ。作ってしまって、現に存在していることに問題がある。今後、法的に人間の手を縛る意味で禁止されるべき行為であろう。

【第３報】
　プーチンの心ない一言が、日本の被災経験地域や、各地の子供らの集団に敏感に受止められ、批判の声が続いている。原子爆弾や、核兵器使用には敏感に反応する広島や長崎のある日本を忘れないで欲しい。子供らは、多数の青い鯉のぼりを作り平和の声を上げると言っている。３月には優しさ溢れる女の子のひな祭りが全国的に、そして、５月には男の子の節句が、ヒューマンな雄々しさを求めて開かれる。殺伐とした大人の行為は、子供らを傷つけるばかりだ。ウクライナで死んでいった多数の子供たちがさぞ無念であったろうと、黙とうを捧げる。日本の大人たちの中にも、外国の心無い大人の呟きに、敏感に反応する澄んだ心があることを、心から嬉しく思う。一刻も油断のならない世界の動きを厳しく見守ることにしよう。

【第４報】
　ウクライナとロシアの話し合いがあるような情報が入ったまま、長いこと番組は進展しなくなっている。報道の出どこも、良く分からないような種類が多いので、しばらく沈黙することにする。今愕然としているのは、真実かどうかは分からないのだが、ロシア側に4500人ぐらいの犠牲者が出たと言う報道をちらりと見た。いったい何が起きているのか、不安になって来ている。何が本当なのか、分からなくなって来たので、しばらく沈黙する。原本「たそがれ」には、第２報迄出ていたような記憶があるが、今は第１報のみ掲載されている。第４報まで送ってあるつもりだが、しばらく沈黙する。

快晴　プーチンとウクライナの戦争がねちねちと続く
【第一報】
　今日までの報道からは、米露中の協力体制が全く信頼がおけないことが丸見えだ。アメリカが、中国を頼って、軍事的な秘密文書を中国に流すと、中国はそれを丸々ロシアに流してしまう現状が記事になって居た。先ず戦闘状態を保留させ、協議の場を保証する働きかけが重要になって居ると思う。いくつかの国の働きかけが必要になる。秘密事項はない方が良いが、信用できない相手には何も言えなくなってしまう。仲裁国を公開しても、中国の態度が変わることはないのだろうか。遅くなれば、犠牲者がどんどん増えて行く。血なまぐさい雰囲気をいったん棚に上げて、話し合いにかかりたい。一時でも停戦が成立すれば、一番良い。そして調停役を決めて、ウクライナとロシヤそれぞれの意向を打診、ともかくも人殺しをストップさせることが大切だ。メンツはその上で考える。泣き叫ぶ子供の顔を思い起こして欲しい。

【第2報】
　コロナのために実施できずにいた「大阪マラソン」と「びわ湖毎日マラソン」が、一緒に「統合大会」を行うことになって、今日、実施された。昼前から、スマートで若々しい若者たちの体に見とれながら、西の名所「大阪城」「琵琶湖」等を取り込んだコースを巡るマラソン競技の中継に、僕は夢中になって居た。ウクライナを忘れた訳ではないが、しばし殺伐とした戦争から心が離れ、ホッとして居る自分に気づいていた。早く停戦が実現するように願っている。実態も分からず、ヤキモキしている自分を忘れたかったのかも知れない。
　力のある人たちが責任を持って、関わっているのだと信じている。関係諸国の国民たちも、いろいろな形で心配している。デモも起きたり、懸命に叫んで平和を求めている。政治家がこの声に応えなくて良いのだろうか。日本在住のウクライナ人、ロシア人たちも街頭に出て叫んでいる。耳を傾けて聴こう。つましい住処迄破壊されて行く力無き庶民たちの声を聴こう。政治力を持つ立場の人たちにお願いだ。出来ることをやって欲しい。頼む、動いてくれ！

ゴミ捨てに出て確認、間違いなく快晴を確認する
　僕の頭にある戦争は、戦闘機同士の空中戦、爆撃機の編隊による都市部への大爆撃。地上に居る兵士たちへの戦闘機からの銃撃。弾が亡くなれば機体ごと突っ込んで自爆。爆弾投下には、原爆投下迄ある。きのこ雲が立ち上って、地上は生き地獄。
　現在は、爆弾など撒きに飛行機で出掛けようとしない。居ながらにして、外国の本国迄ミサイルを飛ばして直接被害を与える。爆弾ロケットと考えればよい。どんなに離れていても正確に目的物に命中させる。攻撃のルートを分からないようにする仕組みもある。発射場所を海中の潜水艦に搭載することも可能だ。実行してしまえばどれだけ責任が重いか、そういう残虐な手立てがいくらでも取れる様に科学が進んでしまった。
　だから早急に使用停止の武器を法律で決める必要が出て来ている。本当は戦争そのものを法律で禁止してしまえば良いのだが、まだ未練を持つ人間が居るので、なかなか実現しない。法で決めても破ろうとする人間が居なくならなければ世の中から殺人を無くすのは難しい事なのかもしれない。しかし大国の重要な役職にあるプーチン氏がなぜこのような命令を下したのか。幹部内の内輪もめがあったとも聞いていない。いろんな民族の集合体国家の平和なまとまりは、極めて難しいのかも知れない。この戦争が終わるまでに僕の病気は進行してしまうかもしれない。穏やかな雰囲気に包まれて、笑みを浮かべて死にたいと思っていたのに……

快晴　南の空に三日月残る　ウクライナ問題の現状を知らせたい
　昨日のロシアの襲撃で８人ほどの死者。中には少年も含まれていたと言う。大人の愚かさが、これからの知恵を生み出す少年の命を絶つ。人間の愚かな繰り返しをもう止めて欲しい。プーチンは、何か格好をつけてもいいから戦闘停止の命令を出して欲しい。もう人の命を奪う行為は、即停止して欲しい。決して深入りをしないで欲しい。僕の少年時代にも、戦争のために多くの子ども達が死んでいった。
　あれから一世代経ってもまだ繰り返している。神にも仏にも言い訳は立たない。朝のうちにこれだけ書いて、一先ず「たそがれ」に送る。和子が「テレビ、テレビ」と叫んでいる。「たそがれ」を書く手を止めて、岸田総理の放送を聞いた。既に死者は56名に達している、怪我人は169名だと言う。事故で有名な「チェルノヴィリ」原発も占拠されたと言う。総理は「即時撤兵」を要求しているが、当然の事。即時停戦、事後処理を決める国連会議を開くべきだ。ここまでを一先ず朝の第一報として送る。

【第２報】
　一日ハラハラしながら、テレビをかけっ放しにして、ウクライナ情報を気にしていたが、途中で気が抜けてしまった。一般市民の人達の動きはどうなるか、その頭から襲い掛かる戦闘機や爆撃機、機銃掃射のバリバリと言うすさまじい発射音。あちこちで炸裂するミサイルの音と光、人間達の泣声や悲鳴。阿鼻叫喚と言う表現がある。その中で進んで行くロシア兵の行軍と、特殊部隊の素早い動き。そうして夕方には、ウクライナの主要都市が占領されてしまうのだろう。しかし血みどろの光景は展開しなかった。気の毒に亡くなった方も100人以上を数えたと思うが、正確に狙ったミサイルの発射は、逃げ終わった後のビルを崩し、破壊された建物の部分的残骸だけが目立った。「計算された被害」を見ているようであった。これでは自分たちを苦しませているのはプーチンだと言う風にはならないのではないか。もっと冷めた客観性が前に出てしまい、恐ろしさより前に「どうしてこんな風になるの」と疑問が前に出てくる感じ。僕にはそう見えて、２回、３回と現状を「たそがれ」で報告するつもりだったが、これでは、国民と指導部とが、よく相談して、行く道を決めればよいのだと一種の萎えさえ感じていた。国民とプーチンとが冷静に、ウクライナとも、矛を収めて、ウクライナの指導部とも話し合えないだろうか。しかし、損害と犠牲者は出てしまっているから、プーチンの責任はとらざるを得ないだろう。戦争責任を軽くしてしまっては問題だ。現職を辞職するのが当然だろう。身を挺して所信を貫いた訳だろうから。アメリカ側の意見も充分に参考にされるべきだろう。

晴れ　人間の世界には、コロナ以上の黒雲が広がりそうだ
　足元の火をどう消すロシア？　鎮圧するべく、戦争状態を公布。アメリカはどう出る？ロシアは演習をしていた露軍の一部を、当然と言う形で差向けたようだ。しかし、アメリカ、NATO派は、打ち合わせがしてある訳ではない。国連として、或いは、NATOの名義の懲罰、場合によっては、有志国の名義で抗議か。どちらの側にも予定表がある訳ではなかろう。それよりも不用意に戦火を交え、犠牲者が出ることのないようにどちらの側も配慮して欲しい。戦火を交え、憎しみが発芽してからでは遅い。話し合い路線に戻そう。まだ間に合う。理性的になろう。

　【ワシントン、モスクワ共同】バイデン米大統領は22日に演説し、ロシアがウクライナ東部の親ロ派支配地域の独立を承認し派兵を決めたことを「侵攻の始まり」と非難、日本や欧州連合（EU）と連携し対ロ経済制裁の第1弾を発動した。ロシアの出方次第で段階的に制裁を強化する。ロシア外務省は23日、米制裁に強い対抗措置を取るとの声明を発表。米政府は米ロが24日に予定していた外相会談や首脳会談は白紙になったと説明した。

　公的には、上記のような関係国の対応を聞いている。今後の展開を注視して行く必要がある。今の所米ロの話し合い路線は、白紙になったとある。
　この歳になって、戦争などは耳にするのも嫌だ。しかし、自己防衛のためには嫌でも関心を持たねばならない。これからの戦争は極めて危険な場面が想定できる。勝ち負けを超えて、事故が起きても滅亡の危機到来の場面が起きうる。僕らは広島を忘れてはいけない。無条件で反対しよう。

快晴　空だけは大分綺麗になって居る様だ
　ウクライナ問題は、やはりこじれそうだ。世界の国々の立国の手続き問題が複雑になって居る。ロシアだけが、勝手に独立を許可すると言っても、問題が残るはず。世界の一国を承認するのだから、それ相当な手順があるはずだ。昔の植民地の独立だって、それなりの手続きがあっただろう。国連があるし、ロシアとも中国とも、今後の関係を明確にしなければならないだろうし、NATOとの関係もある。台湾の問題もある。ロシアがホイホイと決めてしまえるものではないはず。闇市に新店を構えるのだって、下手をすれば血を見る。手順を追って、町内への仲間入りをすることになるはずだ。優秀な筈のリーダーたちが集まって居ながら、もっと相談ずくの手順が踏めないものか。とにかく弱い者が、泣きを見る「強権発動」だけは御免蒙る。厳めしい武器等見せびらかさないで欲しい。簡単な人殺し行為だけは慎むべきだ。最高の文明を作り上げた人類なのだから。
　世界国家群の新しい勢力分割の動きが出て来るのだろうか。共産国と非共産国に分かれるだけではなく、もっと複雑な離合集散が行われる中で、世界の滅亡にかかわる戦争も起こる可能性がある。人間の滅亡がかかってくる可能性も出て来る。超危険な武器を使用することによるものだが、懸命にそれを避けようとするが、防止の操作のミスによる大爆発で、地球上での生活が不能になる。空想科学小説到来の惨劇すらあり得る状況になるだろう。人間の無謀な征服欲、怒りを抑えることのできない短慮、譲歩することのできる精神力、裏切りの習性、権力好き、持てる力を棚に上げたまま、何度も考え直すことのできない精神的弱さ等のせいで、消滅種族の痕を追うことになる。

快晴　北部の降雪のため気温は当地でも下がる
　昨夜も、また眠れぬ夜になった。５時前後まで、夢うつつで時間を過ごした。その後眠りに就けたが、睡眠は浅く、短い時間となる。
　今日は、2022年2月22日という２の数字が６つ並んだ、珍しい日。テレビでも取り上げていた。僕は昨日それに気づいて、和子に「２の字の日」が来ることを話しておいた。同じ数字ばかりが６つ並ぶというのも珍しい日だろう。
　珍しいと言えば、北京オリンピックで感じたのだが、入賞した選手が手にした「猫の縫ぐるみ」のように見える記念品は、閉会式でも人気になり、話題にもなっていたが。これまでのクラシックな、荘重な感じを与える品々とは違って、愛くるしい猫のような、アライグマの様なペットの動物が漫画風にデザインされている。北京当局の発案にしては、上出来だ。メダルは金銀銅の従来通りだが、「カーリング」や「スノーボード」の様にゲーム性のあるものや、際どい技能の種目が加わって来て、イメチェンが感じられ、楽しかった。開会前に噂された、テニス選手の人権問題はどこへ消えてしまったのか。
　米露の対立が、治まりそうなニュースに、ほっとしていたが、細かな内容を知ると、諍いの種は、解決しておらず、NATOとの関係からも、これからのアメリカの立場を考えても、治まりは着かないのではないか、と思われる。ウクライナ東部の親ロシアの地方の独立化や、一部の露軍に派兵命令が出たとか、様々な情報が飛び込んでくる。この分ではとても収まりそうにない。兎に角、一旦ロシアは軍隊を撤収して、加熱した勢いを冷却させ、当事者委員会を作って、戦争の演習をバックにするような話し合いではなく、アメリカも出過ぎることのないように、各構成員が平静に話を続けて欲しい。雑な話し合いでは、大戦争の危険は充分に有る。それは避けなければならない。

快晴　空の大掃除が終ると美しい青の世界になる　しかし下界は大変だ
　連日の大雪強風で、日本海側から北海道にかけては厳しい天候となっている。住民の方々にとっては、交通事故が起きたり、除雪や屋根の雪下ろしなど、毎日の生活が重荷になる。僕らは、風景を楽しんだり、冬のスポーツなどを楽しんでいるが、北の人達は大変だ。
　天気図には、緻密な等圧線が引かれ、低気圧が絡み合って、人々は、強風と大雪に悩まされる。地球を人間にとって無条件のパラダイスにするには、現在の数層倍の科学力の発展が必要になるが、その未曾有の科学力が、人間自身を滅ぼしてしまうのかも知れない。いや、地球そのものを壊滅させてしまうかもしれないのだ。人間には、自らを負の方向へ導く宿命があるのかも知れない。何故かもう一度桜の満開を無性に観たくなってきた。是が非でも見たい。
　和子は、コーラスに出かけて行った。近くの公民館での練習だ。留守にするのをとても気にしている。電話が良く聞き取れない時は困るのだが、僕は「一向に困らない」振りをしている。気持ちの上の負担感は能力を鈍らせてしまう。声を出すことが咽喉に与える影響は、今の所無い様で、むしろその時は、痰が絡んで来ないと言っている。僕の不健康が、人の人生にマイナスの影響を与えるのは、病気が出てしまった時だけで沢山だ。今は何とか動いているのだから。それより、僕の音の世界が、どんどん遠のいて行くのが、沈黙を積もらせて行く。それが寂しい。
　ウクライナの情勢は、米ロ中心に、首脳達の話し合いの努力もあって、本格的な戦争を避けられそうな気配にある。芝居めいた引き延ばしもあったのではないかと言う感もあるが、ウクライナの政治問題で、米ロの間に大戦争の火をつける訳には行かない。ヨーロッパ各国を戦争に引き込む訳にも行かない。何であれ、争いごとの経緯には両者の責任が問われる。自分の意地しか見えない状態で、人まで巻き込む争いは慎重にすべきだ。戦争は始まってしまえば、意地だけの塊になってしまう。単なる殴り合いのでかいのだ。これからの米ソ中の指導者たちは、世界中の命を乗せた乗物を動かしているドライバーの積りで居て欲しい。冷静に「アルコール抜き」の熟練さで運転して欲しい。神仏の気持で、温かさと冷静な判断力を失わずに、より平和な世界の創造に邁進して欲しい。特に危険な武器の一掃を目指して、崇高な条約を実現させて欲しいものだ。
　僕らの時代に「御三家」と呼ばれた一人、西郷輝彦が75歳で亡くなった。前立腺癌だったようだ。懐かしい時代が、どんどん過去へと滑り落ちて行く。

どんより曇り空　日本海側にまた雪
　昨日、Ｎ兄からのメールで、大泉高同期の仲間たちの現況を大分知った。皆大いに活躍し、それなりに成果と新局面を迎えているようだ。皆さん立派に頑張ってるな、と実感する。しかし、確実に老いて来ている。こちらも頑張らなければと、自らの身に鞭を打つ。Ｎ兄の情報に感謝。
　実は、今朝も午前４時頃から眠れなくなり、起きてしまった。よく眠れた時には、このあたりの時間は、眠っている。一日おき位にこの現象が起きている。週一回くらいと言うのなら、平均すれば８時間睡眠を上回っているのだから、僕も気にしないのだが、一日おきにこれでは、やはり異常を感じる。
　今日は女子のカーリングの決勝戦があって、応援したのだが、相手の英国も強い上に、やはり気分が乗らず、負けてしまった。銀メダルに留まった。僕にはカーリングのルールが良く理解できていない。今日はやたら寒くて、一寸ストーヴを消しておくと、じんわりと冷えてくる。やはり体調が優れないのもありそうだ。

曇り空　また雪の到来が報じられている
　最近、感染者が増えているのは、「ステルス・オミクロン」と呼ぶらしい。僕などは何もかもひっくるめて「コロナ」と呼んできた。ミサイルの新型のようにいろいろと呼び名が変わる。物騒なものの扱いなのか。不安と不幸の象徴のようなものは、早く消えてしまって欲しい。
　Ｙ兄のメールによると、僕からのメールに「返信無用」の意味の英文の注意が付いていると言う。Ｎ兄の方は異常ないだろうか。原稿は送れているようだから大丈夫なのだろう。「この頃、皆との交流が減っている」と僕が「たそがれ」に書いたのに対して、Ｙ兄の方から忠告があったのだ。悪戯だろうか。調べたいが方法が分からない。僕のパソコンには、黴菌が蔓延っているらしい。嫌がらせや、妨害らしい事が良く起こるのだ。もう僕の先は長くないと読んで、新品に変えるのは躊躇している。自分で修理する仕方も良く分からない。僕のやりたいことに支障がなければ、我慢して終わりまで、このまま粘りたい。

快晴
　最近は、旧友とのメール交換も少なくなり、寂しい毎日を送っている。コロナが、人との接触を断つように仕向けているので、すべての接触が絶たれる羽目になる。いろいろと無理な人間関係が生じて、陰険な事件も多くなっている。
　オリンピックでも、ロシアのフィギュア スケートの15歳の天才的少女選手が、ドーピングを疑われ、辛い立場に置かれている。人間と国家、個人と組織との矛盾で、天使の様に舞っていた少女が、翼を奪われたように転び続けた。見ていて目も当てられない状況に、僕は唖然とした。その結果、彼女は、３位入賞も出来ず、日本の選手が、銅メダルを手にすることになった。個人と組織との矛盾から、人間の持つ悪が、不幸を最大限に拡大して、個人へと舞い戻って来るきっかけを作っているのだ。
　政治家たちは、物質的な豊かさだけでなく、人の心を豊かにするように条件整備をしなければならない。ウクライナ情勢の中で、幼い子供らが一番の危険にさらされている現状も、大きな矛盾と言わなければならない。ロシアは、即時軍事力を引き上げ、ウクライナの政府の考えをよく聞き、周囲の国々の政府の意向も聞き、幼子を脅かすような武力介入を一先ず中止すべきだ。この事件が結末を観なければ、オリンピックの中核になるべき「ギリシャの心」は、世界平和の今後にも暗い影を投げることになるだろう。オリーブの葉を、すべての国家に贈りたい。すべての国民の頭にも飾りたい。

快晴か　昨日のように不安定なのは御免だ　今日は大丈夫そう
　昨日は快晴に始まって、関東にまた雪かと予報されもしたが、結局大して崩れもせず、一日を終えた。
セブンイレブンとイオンが、内の買い物先なのだが、１割だ、１割５分引だ、時には２割引の日もある。それに合わせて、和子も買い物に出掛けるので、二日続きの買い出しと言うこともある。僕が役に立つのもそんな時だ。僕の方は暢気なもので、リュックへの郷愁を感じながら、味噌、醤油、牛乳パック、米などを担いで来る。そんな時に思い出すのは、雪谷高校時代の山岳部顧問の経験や、大泉での同じ経験や、退職後に卒業生とレクで出掛けた山行のことだ。実に楽しかった。時にはハラハラしたり、ほっとしたり、病気を引き起こした生徒と山小屋泊まりをしたことなども思いだす。学校と家庭への責任を感じて、夜もよく眠れなかった。すべてが、このザックたちの思い出として残されている。もう山にはいくら張り切っても登れない。既に永久のバイバイを告げて、今がある。今はテレビで、毎朝の様に、田中クライマーの後を追う。
　僕は中学校の教員も経験がある。雪谷高校に行く前の８年間、雪谷のすぐ近くの大森７中で、教えていたことがある。ここでは英語を教えながら、演劇のクラブ活動の指導をしていた。ここでも懐かしい生徒との交流は数限りなくある。世間で問題児と呼ばれる子供ほど可愛かった。皆それぞれに家庭に問題があり、普通には育てられてこなかった子が多かった。ここでは、僕の自由意思で担当した特殊教育と呼ばれる分野に力を入れていた。この仕事は、教員になるため、非常に重要な修行を積む機会になった。こうした中学での経験は、僕に、教育者として基本的に大切なものを得させてくれたと自覚している。その後、高校生との生活となり、高校で生徒たちの反乱が始まった頃、生活指導部の活動を支えてくれる、大きなエネルギーの源となったと思っている。こうした生徒たちとの交流のなかでの、貴重な思い出も多々ある。とても懐かしい記憶ばかりが甦って来る。

朝、完璧な快晴　天災や、戦争の不安など忘れそうな景観に見えたが、午後になって急速に雲行きが変わった　また雪に見舞われそう
　昨日は、和子に付き合って、特売日の買い出しに出かけた。しがない年金暮らしを、少しでも賢く生きられるように、一家の妻の努力も大変なものだ。僕の一生が終れば、それも要らなくなる。自分の年金だけで、生活を続けるのも楽ではない。息子達も、自分たち家族の暮らしがある。どこまで老いた親を見守れるか。助け合って生きて来た家族の事は死んでも気になるのだ。家族主義と言う言葉が、やたら排斥されがちだが、ヒューマンな側面まで切り捨てられ過ぎた傾向がある。この頃スーパーで、買い物に来ている老夫婦を非常に多く目にするが、現実が人間の在り方を教育しているような気がする。我ながら大いに反省することも多い。しかし、家庭を基本的に支えるには十分な収入が必要だ。労働者を守る政策を基本とする政治が必要だ。個人の自由と共に、生活の基礎を支える方向性を持ったリーダーの出現を期待したい。
　和子は、親友のＯさんの御招待で、「夢庵」に出かけて行った。僕も何度もお世話になったお店だ。たまには命の洗濯もしたいだろうと思う。

快晴
　文書保存の悩みが、解決したと思ったら、また駄目になった。何度これを繰り返して来たことだろう。仕方なく、今日は、メールにぶっつけ本番で書き始めた。
　昨日は、大泉高校の同僚の話をしたところまで書き進み、僕が、卒業生であるのと同時に、同校の教員でもあったので、少し話がややこしくなっていた。
　大泉高校の同級生の一人が、後に大学の教授になり、日本労働史の研究家であり、著作家である、現在、私の「たそがれ」のお手伝いをしてくださっているＮ兄なのだ。そして、僕と同じ大泉高校で教師をしていて、後に大学の国文学の教授になり、現在著作の仕事を続けて居られるのがＹ兄である。彼にもいろいろ助言をいただき、大いに力を頂いている。
　また、僕が大泉の教員時代に教えた子供らが、それぞれ教育者になり、その教え子が僕にも紹介されて、メールをくれたりしている。孫教員に当たる先生たちも「たそがれ」の世界に、姿を見せてくれていて、話が、複雑になって居るかもしれない。一寸補足をしておきたくなった。

朝起きた目に芝生の積雪　もう止んでいる　予報は晴れ
　和子が耳鼻科に行きたがっている。昨日の様子では、咽喉の具合が不調なのだろう。雪道には気を付けないといけない。何といっても、もう老人なのだ。
　僕は、慢性化した蓄膿で、完全治癒は、本人も医者も、匙を投げている。点鼻薬で進行を抑えているが、一向に良化の兆しはない。一度は入院して、かなり危険な手術を受けている。今では医者の方でもやりたがらない。場所が脳の近くなので、危険性がかなりあると言う。嗅覚も全くなくなっている。どんなご馳走でも、味は分かるが、匂いは全くない。
　今日は、朝から、昔の学友諸君を思い起こしている。多くの方がもう亡くなっている。僕などより健康で丈夫そうな方が、意外に早く亡くなっている。小学生時代は共学で、大泉中学で初めて男性だけのクラスに入学したが、間もなく学区制編成替えがあり、本格的な共学が始まり、高校から再び共学クラスになった。一緒だった女性たちは、男友達と違って、クラスでしか話をしたことがないが、不思議に顔をよく覚えている。親友たちの中で未だに交流のある友人は、ただ一人、Ｎ兄だけである。その後、僕は自分の出身校大泉高校で長い間、教鞭をとることになるが、ここでの同僚も、お世話になった先生方は、ほぼ亡くなって居られるのではないか。退職後、自分も病身となり、コロナの中で、同窓会そのものとの縁も途絶えてしまった。先生方にもお会いしたいが、まずもう無理と言うものだ。思い出だけが、時折、頭の中を駆け巡っている。


２月13日(日)

東の空に朝焼け　黒い雲が気に懸る
　気温がやや上がって来たのだろうか。朝が楽に感じられる。関東にもう一度雪の予報も出ているが…。
　社民党の福島瑞穂さんがコロナに罹ったようだ。大切な政治家の一人だ。頑張って治して欲しい。大事な命が、これまでにも沢山失われている。誰もの周りに大切な人はいくらでも居る。
　コロナを知った頃、テレビでおなじみだった岡江久美子さんが、亡くなった。あれから、どれだけの人気者がこの世を去ったか。身近な人を失って、寂しくなった方も多いだろうと思う。僕も、病身だった兄を、病院でコロナに感染して失った。同じ様な方は数限りなく居られるだろう。疱瘡や、ジフテリア、コレラを葬ったように、人間の科学の力で、早く食い止めて貰いたい。完璧なワクチンがまだ完成していないようで、不安は残っているが、早く完全征服して安心させて欲しい。戦争などしている暇はないのだ。

薄曇りの青空、完全回復間近か
　今日は７時近くまで眠れた。自動調節が出来ているのなら、心配無用なのだが。寝不足を感じている自分が嫌いなのだ。夜中に目が冴えて、あれこれと考え込むのはさらに嫌いだ。自分の寝る時間に寝て、起きる時間にきちんと起きられるのが、健康だと思っているし、その時が体調が一番いい。
　そんなことを考えている時、「お父さん、灯油が切れたよ」と言う、和子の叫び。寒がりな彼女は、暖房関係に敏感だ。「雪国の出身のくせに！」と僕はいつも笑うのだが、「だから敏感なのよ」と憤然としている。僕は、自分のリハビリにしている仕事だから、別に嫌ではない。歩く距離や、力を出す動きなど、丁度良いと思っている。支払いや、不慮の都合が出来た時には、和子に任せることにしている。今日もこれでリハビリ終了である。

芝生は全面白いが、道路は黒く積雪はない　今は雨も雪も降っていない
　この頃は一日おき位に眠れない夜が繰り返され、３時頃から目が冴えてしまう日がある。老人は、５、６時間の睡眠で足りるのだと言う人もいる。僕も確かにもう老人だが、８時間睡眠が未だに頭から離れない。
　このあたりでは、大雪には程遠い降雪しかなかった。けれど、さすがに気温は下がって、日光に照らされていても、ひんやりと寒い。室内でもストーヴが止まると、直ぐに寒くなる。
　オリンピックムード盛んで、テレビのスクリーンは、スノーボードの男子ハーフパイプ競技で大賑わいだ。日本には優秀な選手が居て、成績も上々だ。競技場は、寝かせた大きな管を横に切開いたような、巨大なコートになって居る。中は、半円形に広がり、その斜面を利用して滑り降り、反対側で大きく空中に飛び上がる。空中から飛び降りては反対側に滑り上がり、また空中に舞う。その空中動作には、複雑な回転技があり、それを組み立てて演技にし、点数を競い合うのだ。僕らには縁遠いスポーツだが、見ているだけでワクワクするような興味深かい種目になって居る。大いに盛んになる可能性がある。

予報に反して、雨っぽい雪模様
　今朝は気分よく起きられた。半ば雪を期待して外を見、確かめたくて、ゴミ捨てにも早めに出たが、やや雨っぽい軟弱な雪で、これでは、気温が少し上がれば、直ぐ雨になる。大雪と言う予報に応えるためにも、もう少しそれらしい雪を期待していた、などと無責任な気分になって居た。雪が降れば被害の出がちな地方の方が聞けば、無責任な野郎だと言われそうだ。もう団地の芝生は真っ白になった。大雪になる予想も、テレビではいまだに消えてはいない。
　お昼過ぎから、３時近くまで、オリンピックのフィギュア・スケートの見事な演技に見とれていた。ショートプログラムの方で、８位に退いた羽生結弦が、フリーの方で大詰めまで１位に輝いていたが、最終場面で、若手二人を自分の前に押し上げて、自らも４位と頑張った。１位はアメリカのネイサン・チェンに奪われたものの、若手鍵山優真を２位に、宇野昌磨を３位に置くことに成功した。日本陣営は大勝利と言える。細かな反省はしっかりと、ゆっくりとやって欲しい。歳のせいか、今年の僕は競技を観ながら、涙の感激をしていた。人生最後のオリンピックになるのを意識しての感激か、スケートの表現にも意味の深さを読み取っていたような気もする。音が聞こえず、沈黙と孤独の観戦だったが、こよなく感激的な応援だったと思う。こんな感激を、お芝居で味わえることはもうないだろう。

再び快晴　明日は関東地方に20センチ台の雪と予報
　今朝は再び寝不足の朝となった。寝付けないのが、寝苦しさを倍増する。睡眠は、時間だけではなく、深度が質を決めるようだ。夜９時に寝付いても１時に目覚めてしまってその後眠れなくなったりする。時間の長短だけでなく、途切れ方ゃ、深度のリズムが大切なのだろう。健康な時は、それが自然に整ってくる。
　これからの健康管理は難しくなりそうだと感じている。今日は、大雪の前の晴れ間とも言うべき天候だ。これは、夜具の日向干しには絶好の天気で、和子とこのチャンスを逃すべきではないことで一致した。テレビは、オリンピックのスノーボードの中継をやっており、日本の若者たちが、大活躍している。これも気にはなったが、夜具干しを優先することにした。少し働き過ぎた感はあるが、気分は上々、家の中がすっきりして清々しくなった。それにしても空を飛ぶようにして特殊な境地を開拓している若者たちは、さぞ気分一新だろう。上位３名の若者たちがどうなるのか、とても気になって居る。
　一方、コロナ情勢を見れば、感染状況は、一層の勢いを見せている。東京で今日は、新たに１万8,200を超えていると言う。中国では、相変わらず無観客のまま、オリンピックの競技が続いている。

朝は久し振りに曇り空　後になって晴れる
　接種の後の、腕の痛みは、ほとんど消えた。もう大丈夫。和子の方も、もうケロッとしている。彼女は、それより咽喉に廻ってしまう洟の方が、とても辛そうだ。
　テレビでは、尾瀬と至仏山を映していた。とても懐かしい山だ。クライマー田中が、テレビを独占している。「三百名山」を完成させるまで頑張るのだろう。また、サザエさんを朝ドラにした作品で、自分の少年時代を思い起こしている。戦時中に軍隊が松の根を掘り起こして、松根油を取り、飛行機を飛ばす話が出て来る。その作業を、疎開児童に手伝わせたことがあった。その仕事を僕ら妙義の疎開少年たちが手伝わされたことがある。僕の「蟲と少年」の中でもその場面を扱っている。何かと、関連が出て来て懐かしくなる。このドラマでは、防空頭巾や、焼夷弾を消すマットなど、さらに千人針とか、出征兵士を送る会など、僕らの苦い経験の場面が、山ほど出て来て、よく似た場面が作れたなと感心させられた。戦後の場面も浮浪児や焼け跡など、もう忘れそうなほど昔の光景を再現していた。
　今日は一日オリンピックのスケート観賞で過ごしてしまった。羽生結弦の天下は、もう終わったのを見せつけられてしまった。十代の若者たちが、世界で台頭してきた。宇野昌磨が辛うじてとどまっている。18歳だと言う鍵山優真選手の時代が迫っている。スケートの世界も様変わりし始めるだろう。弓弦の力を買い過ぎて居た僕も、世代交代が始まっていることを自覚すべきだと反省した。良い事も悪い事もすべての面で変化して来るだろうから、一層の勉強が必要だ。長生きしたいのもそのためだ。

快晴　青く澄んだ空、にんまりと微笑む
　昨日は、朝、ワクチンを接種して、夕方頃から、接種跡が痛み始めた。１回目、２回目ともこんなことはなかった。少し腕が重たるくなった程度で、心配するような現象は起きなかった。だが、今回は接種跡の痛みも酷く、腕が肩より上に上がらなくなった。和子にはそんなことが起きていないと言う。これまでも予防接種の際に、僕と和子では、反応は何時も違った。しかし、どちらも取るに足らない程度のものだった。今回の僕の副反応は、一寸きつい。発熱を心配したが、その点で異常はなかった。まだ体力もさほど衰えてはいない。ワクチンの製造会社の違いも考えられるが、これまで、種々の紹介や報道では、さほど問題にはなっていない。多分僕の体質上、反応が重く出たのだろう。ファイザー製薬のものとモデルナ社のものとの混用も、問題はないとする見解が出ていた。それで市の方も１、２回目と、３、４回目の種類が変わるようなプランも採用しているのだろう。僕の場合も、今朝は、既に痛みが減ってきたような気がする。昨日、体を使う仕事を避けておいたのは正解だったようだ。実施した当日は、一般の予防接種でも激しい動きは避けるようにと注意されていた。
　コロナの感染は、これでもかと突き進む。厳しい状況に悲鳴を上げて、国に統制を強めるようにと要求する地方の首長たち。行き詰まる経済救済。やけっぱちな統制解除を求める声。このままではどこへ行き着くのか、不安の向こうも不安しかない。暖かい春はいつ来るのだろう。
　オリンピック・ゲームは、拾うようにあちこちと観ている。羽生弓弦の成績がどうなるか、期待している。彼の場合、オリンピック参加は３回目だから、延べ12年の事になる。素晴らしい体力と精神力の持ち主だと思う。既に後継ぎが出て来てしまったようだが、しかし、まだまだ、自分が代表だという気持が、十分発揮されそうだ。明日が「ショート・プログラム」の演技、「フリー」の演技が、10日頃だと思う。
　オリンピックも良いが、変に政治的な思惑が入り込むと、興味半減だ。今年も、米中の心理的なつばぜり合いが、開会式にも現れていた。背中に戦争の幽霊を背負った踊り手が、盆踊りをしているのを見ているようで、大人げないと思わざるを得ない。

北陸の大雪情報に対抗するように快晴が続く　ワクチン接種３回目
　良く眠れた。団地の近くの「はなわ病院」でワクチン接種を受ける。３回目だ。書類の整備や、注射し易いような服装に気を遣う。10時半からなのに、気を遣って、和子は６時頃には起きていた。僕の世話でもたつくのを警戒しているのだろう。半認知症の僕は、いつ、何をやらかすか分からないから、さぞ神経を使っていることだろう。
　和子の田舎では、80センチの雪が降ったらしい。更に降り続けば、１メートルを超すのだろう。温暖化と、積雪の量とはどういう関係があるのだろう。面食らってしまう。
　別にどうと言うことなくワクチン接種を済ませた。初めてのお医者だが、優しそうなお方だった。日曜診療を看板に営業して居られる。自治体の方で、接種の予約がスムーズに進行しなかったりするものだから、今回も人様の手を煩わせてしまった。しかも沢田さんより最寄りの医院でやれることに決まった。公的な医療の手続きが、もっと明瞭に、もっと敏速に行われるように整備して貰いたいものだ。疫病も一種の災害の一つだ。これをどう捌くかは、国家機関の力量か、さもなくば医学の実力の差であろう、と言って良い。災害の度にもたついて居るようでは、国民の信頼は勝ち取れない。選挙の時だけ、上手い事を言って騙すだけでは、国民は信用しない。是非とも改善して欲しい。

文句なしの快晴
　今朝も、WORDは不調。昨日までの記録がすらっと出てこない。やっと昨日の続きが現れてホッとする。何度繰り返して来たことだろう。使える限りは利用させて貰うつもりだ。何十年のお付き合いだから、決して恨んではいない。
　朝ドラの場面が、進展している。「カムカムエヴリバディ」では、「安子」の時代が、娘「るい」の時代になり、無職のパパと回転焼のお店を出している。店はるいの独壇場だが、もう娘が出来て、「ひなた」という、女だてら？ に、侍に憧れる少女で、元気に育っている。やっと現代の英会話教室の話題が出て来て、アメリカに渡った安子が思いだされている。どこでどう繋がりが出て来るのか、楽しみになって来る。
　回転焼と言うのは、関西地方でよく売れた駄菓子で、関東の大判焼とほぼ同じ、要するにアンコの入った「今川焼」のようなものだ。僕の母も、苦労していた頃、やっていたことがあったらしい。呼び方は、色々あるが、アンコを小麦粉の皮で包んで焼いた菓子だ。安子は、小豆を煮る時に「美味しくなーれ」とお父さん譲りの歌を、唱えるように歌っていた。それとは違って、るいの時代（つまり僕らの時代）には、
　　毎日毎日　僕らは鉄板の
　　上で焼かれて　嫌になっちゃうよ
といった歌詞で、大人にも子供にも大流行した歌があった。それを歌った、重厚なバスの低音歌手が、人気になり、鯛焼きの方も大いに売れた。るいの回転焼は、その影響で売れ行きは低調。周りが「大月の回転焼」の売れ行きが止まるのを注視している。ストーリーと現実とが、僕の頭でごっちゃになる。「ひなた」のお父さんのジョーは、トランペットのコンテストで優勝して、売り出そうとした時に、精神的異常を起こし、落伍してしまっていた。家計は、るいの回転焼だけに頼っていたのだ。さて、今後どうなって行くのだろう。お楽しみ。

陽射しのある曇り空
　昨日は、トロイの木馬が終った後、「今日は、節分だった！」と、思わず声が出る。
　豆撒きは毎年やってきた。いい年をして、大声を上げ、「鬼は外、福は内」と、豆を撒くのを近所の人はどう見ていたのだろう。同じ様な声を聞いたことが無いから、多分やっているのは内位なものなのだろう。それとも恥ずかしくて密やかにやっているのかも知れない。僕は昔から、お正月のお飾りとか、柚子湯や菖蒲湯に入る風習なども抵抗なくやってきた。むしろ好んでやったと言うべきか。これまで豆撒きも、開始の方角などにも拘って、今は亡き松子姉に電話を入れて、旧暦の暦を調べてもらい、それに従って豆まきを実行してきた。迷信じみた習慣だが、僕には、庶民のささやかな心の祭りに思えて、大切にしてきた。
　その情報網を失ってしまい、今日は和子に「鬼打ち豆」を売っているお店で調べて貰った。その結果、北北西から撒き始め、右へ移動して」とのことで、総計６か所の窓から叫ぶのだから、噂になっても仕方ない。菖蒲湯や柚子湯なら、静かに湯気に浸かって居れば良いのだから、他人には分からないが、「鬼は外」はそうはいかない。初めはちょっと照れるが、終わってからのお神酒の一口の味わいは、こよなく結構だ。母が生きていた頃は、一家総出のゲームで大いに楽しんだものだった。大口空けて笑う母の表情が、今もはっきりと思い出される。

陽射しのある曇り空　節分(豆まき)だったことを思いだして慌てて準備
　また夜中に３、４回トイレに起きた。それにしては、寝不足の気分は余りない。目を覚ますたびに、比較的直ぐ寝付けたようだ。今日一日を楽しくしよう。
　東京、埼玉のコロナ感染は、有名人にまで広がりつつある。各県の知事も感染阻止態勢を強めているが、これまでの手順を繰り返すのには、いろいろ批判も出て、修正点もあり、もたつきの感がある。僕らは、今月６日に、近くの医院で接種を受けることになって居る。１、２回目の時ほど緊張はしていない。今流行りの変種になり、初めは余り悪質な病状はないと言われていたが、最近は、老人、幼児にもどんどん広がっている。持病のある人は重くなり易いようだ。僕などは気を付けないといけない。
　トロイの戦争の映画を見ていて、長時間スペクタクルに見とれていた。大変高額な費用がかかっただろう。この前のも大作だったが、しかし僕は、このような殺戮の場面の連続は、あまり好まない。こんなに始めから終わりまで見続けたのは始めてだと思う。トロイの木馬などが出て来るから、歴史で習ったテーマなのだと思う。西洋版の時代劇だと思えばよいのかも知れない。人を殺す論理が出来上がっていた時代なのだ。

申し分のない快晴　緊急避難に関する会議がある
　昨夜は、良く眠れた。不眠の夜を補うように、７時頃まで目が明かない朝もある。それで補われているのだろう。「体の自動調節」とでも言うべきか。健康ならば、この自動コントロールが効いているのだ。しかし、無理が重なって行くとピンチになる。判断は自分の責任だ。
　世界を眺めると、戦争の危機で、生きて行くのが嫌になる雰囲気だ。中国が国力を増して、経済力一位の成長を目指して我を張っているし、ロシヤではプーチンが、長期政権を目指して、反対派勢力を押さえつけようとしている。アメリカは様々な危惧を念頭に、やはり世界第一の大国の歴史を守ろうと、感情的な判断をしそうな危険が出て居る。
　そこで、各国の指導者たちにお願いしたい。一歩下がり、頭を冷やして、考えて欲しい。ここで意地だけで無茶に前進すると、話し合いの余地を失い、それぞれの国民を悲しい運命へと追いやってしまうことになる。政治的指導者として、何よりも優先しなければならないのは国民の幸せだ。これからの弾一つは、以前の100倍、いや1000倍もの打撃を相手に与え、それが自分の方にも返ってくる。民族の命は、指導者のものではない。戦争の質が変わって行くのだ。皆が広島へ行って、写真のむごたらしさを確かめて欲しい。我を張ることが、抜き差しならない地獄への道を開通させてしまう。もう一度冷静に考えてみよう。

うっすらと濁った雲が邪魔な青空　その後ごみ捨てに出たら、文句なしの快晴へ
　今朝は、例によって４時前から目が覚めてしまい眠れなくなった。この冬の間に不意に地震でも起きて、避難でもするようになると、着るもの位は、非常用に纏めておかないと困るなと感じて心配になってしまった。かっては、リュックに詰めて部屋の隅に置いておいたものだ。しかしこれまでにはそんなことも起こらず、ここまで来てしまった。これからは、そんな配慮が必要になるかも知れないのだ。
　眠れない間、そんなことをあれこれと考えていた。災害が起きなかったから、そんな必要はなかったのだ。それだけハッピーだった訳だが、すっかり心の準備が抜けてしまった。考え直す必要がありそうだ。もっとも、こんな状態で何を考えても、ろくな方策は思い浮かばないだろう。しっかりしている時に、和子にも知恵を借りて、方策を考えるべきだろう。
　今、石原慎太郎氏死去のニュースが入ってきた。弟の裕次郎氏はもっと若くして亡くなっている。この二人の立場を支持するかしないかは別として、僕らの時代にとっては、大きな揺さぶりをかけられてきた方々だ。太陽族を若者のシンボルに映画と文学で押し上げてきた兄弟だ。時代を先導するエネルギーとしては評価し、大きな関心を払いつつ、批判をこめた立場に僕らは立っていた。
　今は亡き、中学高校時代の友人・小野寺政臣君の家の２階の部屋で、仲間たちと喧々諤々の議論をしたのを覚えている。懐かしい思い出だ。
１月31日(月)

今日は鮮やかな快晴　明日からは２月になる
　昨日は、WORDの使い方に転機があった。保存の方法も少し分かって来たし、コピーのやり方もちょっぴり理解できた。「たそがれ」の大元とも関連が出来そうだ。全く独立して存在しているソフトが、コピーで少しほぐれてきた。こことあちらとがつながって来たのだ。嬉しかった。
　今日は、午後になって、テレビで名画を観た。僕が感激した僕の時代の代表的映画だ。何度見ても素晴らしい。スティーブ・マックイーンと、ポール・ニューマン主演の「タワーリング　インフェルノ」という映画だ。何度見ても飽きないアクションものだ。高層ビル火災を扱った名作である。トイレを我慢しながらほぼ終わりまで待って居たが、最後５分くらいでトイレに飛び込んでしまった。それくらいに魅惑的なテーマだ。映画を観なくなって可成りになるが、近視も酷くなり、耳が聞こえなくなって、この映画が見られたのは天祐だと感じた。不敵な行動力と、大きな愛情とに支えられたヒューマニズム映画だと思う。ご存じの方も大勢居られると思う。映画の視聴が自由に出来た頃の感激と同じくらい、いやそれ以上の共鳴が得られて涙が出て来た。
　そろそろ換気の時間になり、和子は申し合わせたように買い物に出かけた。僕の仕事が始まる時間と心得て居る。寝床の準備でもある。さっぱりした雰囲気で何時も眠りにつきたい。夕飯前のリハビリと割り切っている。

やたら白けた陽射しの高曇り　感激はあまりなし
　寒さの感じ方にしても、気温が同じでも、底冷えを感じたり、春近しを感じさせたり、色々とあるようだ。この冬が越せて、６月が来れば、満89歳となり、何とか今年を乗り切れば、丁度90歳のラインにたどり着く。さてその後の生き様なんて想像するだけ不遜と言われるかもしれないが、後は恒ちゃん松ちゃんとタイ記録の人生になる。しかし、自信は全くない。恒ちゃんたちも91歳になってからは、ほとんど病院か、家でもベッドで寝ていたような記憶がある。悦ちゃんが、「90を過ぎると変わるね」と述懐していたのを思い出す。僕はせっかく生きているのなら、歩いて買い物位は行けるようで居たい。そうでなければ、夜寝ているうちに、あの世に連れて行かれたいものだ。今日も、和子にくっ付いて行って、コンビニの安売りで、重いものばかりをリュックに詰めて運んできた。これもリハビリの足しだと考えている。

高曇り　白けた日照り空は好きではない
　リハビリを怠っているせいか、足の踏ん張りが弱くなっている。フラツキとも繋がる。自分が頼りなくなる。北京オリンピックに出場の、自信満々の羽生結弦選手を見て、スケートの大選手の一人が、「彼はリンクの雰囲気を劇場に変えてしまおうとする。点数などに振り回されない。リンクを感動の場に変えることだけを願って滑っている」と批評している。彼の千分の一でも良い、自分が生きていることに自信を持ちたいものだ。
　多喜子から連絡があった。パソコンが故障中であったらしい。お葬式続きで、疲れてはいるが、特に具合が悪い所はないようだ。少しほっとする。今までが、すべて良好過ぎたのだ。お互いに体に気を付けようと励まし合った。これで、少し安心できる。旦那のＫさんも、歩行に支障はあるが、元気なようだ。
　３回目のワクチンを打つのは２月６日の朝10時半頃になって居る。２回目までの接種済み票が見当たらないので、ワクチンの種類が明確になって居ない。医者の方で、見当はつくのではないかと思っているが、気になって居る。予約を取るのに、市のルートでは、電話の申し込みが大変なので、いい加減嫌気がさしていた。何とか個人病院の方で受け付けてくれたので救われた。

余りすっきりしないが、快晴？
　この頃よくあることだが、上空に水蒸気が多いのか、晴れでも、あまり透明感の無い快晴？ の朝を迎えることが多い。天候名を明示することもなかなか難しいものだ。体調のせいもあるのか、ズバット天候を明示することが出来ない日がある。出来ても、気に入らず、気持が渋る日がある。この所そういう日が続く。
　昨日は気分がパッとせず、かかってきた電話に急いで出ようとして、飛びついたら、クラッと眩暈がして、胸がむかついた。直ぐ血圧を調べたが、特に問題はない。様子を見よう。来月早々には定期検診があるのだから。
　トンガの海底火山の噴火で、被害を受けた教訓から、今まで未経験な天変地異への警戒も大切な事が分かる。日本近海にも、嫌と言うほど火山がある。有名な富士山は活火山だが、日本の代表的な山だ。しかし、日本の近海の火山帯の分析の話は、あまり耳にしない。今回のトンガの災害でも、隠れ火山だと言うことで、起きてしまった後でも十分な対策が講じられなかったように思う。地震や、津波、火山噴火、竜巻とか落雷、などの災害には、何となく不可抗力の感があって、国家の防備の意識にもあきらめムードがあり、科学的な日ごろの研究が追い付かない現状がある。隠れ火山にしろ同様だ。大気汚染の問題も、当然起きるものと思っていても、超困るのはまだ先の話、と言う軽視がある。今回のような災害を契機に、予測困難な天然現象、の科学的な究明と防衛体制をスタートさせても良い時期ではないのか。天文気象、地震火山、海洋河川を対象にした災害学を、手掛ける決意をして見たらどうだろう。何時も遅ればせになる災害対策の助けにもなるのではないか。
　今日埼玉で殺人事件があった。比較的近くなので、テレビのニュースにくぎ付けになった。銃を持った60歳台の男が犯人。40台の人質になった男性の医者がいたが、警官が突入した時には、心肺停止の状態だった。その後人質は死亡する。発砲したのなら、気分が滅入る。あったのかも、と言う後からの憶測だ。何とも気が滅入る。手を上げて降参した賊が撃ち殺されたのよりももっと不愉快だ。人質と言えば、周りの人々を助けるために、命を預けたも同然の人。それを殺めるとは、卑怯残忍。攻め込んだ警察にも手落ちがあったのではないか。調査が必要だ。

朝は高曇り、そのまま陽射しは結構強くなる
　テレビによると、医療現場では、普通入院患者とコロナ系の患者の割り振りが、上手く進行出来ずに、混乱が起きている。人数的には、まだ不足している訳ではないのに、割り振りに混乱が起きているようだ。前例の処置変更などが、上手く伝わっていないのかも知れない。指揮者の意思伝達の不徹底だろう。指揮官がしっかりしなければいけない。
　世界情勢をめぐる不安な報道が相次いでいる。アメリカと中国、ロシアなどの国交不安とそれに伴うそれぞれの国内の不穏な動きがあるようだ。戦争に繋がらなければ良いがと心配している。各国が冷静さを保って、戦火につながるようなことにならないよう、十分に理性を働かせてほしい。戦火を交えるのは絶対に反対する。酷い目に遭うのは、国民であり、か弱い子供らになるのだ。軽率な判断は抑制し、戦火を交えることは断固避けるべきだ。見栄と意地から血を流すのは、現代人のやることではない。心からお願いしておく。

曇り　大袋３個のポリごみを出す
　考えてみると、僕らは大気汚染を心配しながら、灯油ストーブを使っている。企業で重油を焚いて物を造っているし、電気も綺麗な発電ばかりではない。風水力や太陽熱、地熱利用だけでは間に合わない。本当は僕らも灯油の使用をやめるべきなのだろうが、温かい安い熱源は考えられない。電気ストーブならうちにも別の部屋で使っている。でも発電の元を考えると、中々割り切れない。原発も危険性がある。全く安全なエネルギー源の発明が必要になる。起業家たちも大気汚染のないエネルギー源が、有れば欲しいのだろう。人間が生存してきたことそのものが有害だった訳だ。地球を汚してきたことになる。今は改良しても程度の差を抜け出ることは出来ない。しかし大量の有害物質を抑える工夫はしなければならない。全世界が騒いでいる大問題なのだ。今すぐに困ることではないと安易に片付ける訳には行かない。孫、子の世界へと、どんどん大気汚染の困難を蓄えてしまうことになる。真剣に考えてみたい。

一応快晴なのだが、空の青味に冴えがない
　灯油のストックに危険信号が出たので、また二人で意を決して買いに出た。最初ほどではなくなったが、重いし、カートの引き柄の寸法が快適でないしで、引き心地はかなり不安。しかしとにかく、一つの仕事を済ませる。これでシミッタレないでストーブが炊ける。その上、これもリハビリの一部に入る。
　先日やった非常時避難訓練のまとめの回覧が回って来た。あの日、僕は今か今かと当番の人の巡回を待って、「当方全員無事」の掲示を玄関に掲示していた。にも関わらず、了解の回答を得られなかった一人に数えられてしまったようで、結局不在扱いにされてしまった。次回の集会で、残念の意思表示をしたい。

一応晴　薄い色のついた雲があちこちにある　陽射しはあるが
　この所の体調不良で、和子が、10キロ以上も体重が減ってしまった。医者でも調べて見たが、特に悪い所はない。咽喉にアレルギーが見られる以外、なにも重い症状は見つからなかった。心配している。結婚したての頃に戻ってしまった。着ていた衣類が、ブカブカになり、昔の痩せていた頃の服が、また着られるようになっている。歳のせい？ それだけなのか、気になる。
　僕の方は、リハビリが手抜きになり、歩く能力も落ちて来ている。ただ未だに、灯油を買いに行く位の仕事は、何とかやれている。部屋の掃除、洗濯ものの片付け、台所の片付け、寝床の整頓と日向干しの手伝い、などは、日常の仕事だ。耳が駄目な事は、皆さまご承知のとおり。最近は目も可笑しくなってきている。
　こんな夫婦が、手を貸し合って、何とか生活を続けている。家もだんだんボロになり、あちこちの補修も追いつかない。部屋の中も、片づけきれず、お恥ずかしいが、かなりの散らかり方だ。しかし健康が、何より大事だと考えている。
　昨日は、正月場所の千秋楽の相撲を見た。包帯だらけの横綱。優勝したのは、関脇の御嶽海。結びの一番で、横綱を倒し、優勝。13勝2敗。来場所は大関に昇進とのこと。日本人力士で、大力士が出るまで、死ねないな、と言う気持ちでいるが、まず実現の可能性はない。いや、力士の方には、可能性はあるだろう。だが、僕の方に、残された時間があまりない。

朝のうちは高曇り、午後になって雲量が増した　火曜頃から天候悪化の情報もある
　コロナの感染は、伸び放題に広がっている。東京では１万名を突破した。オミクロン株の感染力は、これまでのウイルスとは桁外れに強く、また若年層にまで広がっている。これまでのウイルスとは違い、重症化のリスクは低いようだが、感染拡大につれ、重症者も増えているようだ。変異の幅が大きく変化しているのだろう。極めて危険な傾向を感じる。
　我が家も、典型的な老人家庭になり、健康状態も衰えてきているし、いろいろ病気もあるので、お互いに助け合って、重い病状が出ないようにしなければならない。特にコロナには気を付けなければならない。人生最後のピンチと思っていい。無理をせず、粘る形で、頑張るんだ。自分たちに言い聞かせながら、苦笑している。メモ帳の不手際も相変らず、続いている。

快晴が続く
　本のページをめくるように、一週間が経ってゆく。当然だが、僕の命は削られて行く。若い頃なら別だが、この歳になると、もうすり減る一方だ。年が変わって、数えで89歳になり、今度の６月４日で満89歳になる。更に一年頑張らないと90代には入れない。恒ちゃんや松ちゃんは91歳に届いたのだ。立派なものだ。僕は死ぬまでに、人間が、ここまで変わったと言う「立派さ」を垣間見てから死にたい。生きて来たこれまでは「愚かさの確認」のみに終わって来た。何時も自分の見落としを疑っていた。
　先日は、内山さんの教え子である下田さんから、久し振りにメールを貰った。いつものように、身に付いたバイブルの引用を用いて、気品ある文章が書かれていた。充分に間を取ってのやり取りが好みの様で、僕のように、電光石火のやり取りは苦手の様だ。また次の便りまでは、間があくものと思われる。内山さんからも、このところ便りが途切れている。でも彼女から送られてきた北海道のカレンダーを見る度に、彼女の事は思い出している。寒い北国だけに、コロナの感染が絶えず気になって居る。九州に居られる母親の健康をいつも気遣いながら、何度も行き来している彼女は立派だと思う。何故か、今、彼女のメールが、届かなくなっている。アドレスが変わったのだろうか。下田さんが知っているのかも知れない。

今日もゴールデンファイン　気温も和らいでいる
　起き抜けの仕事で、灯油の補充とコメの移動を手伝う。次の補充に便利なように、残りは全部1つのポリタンに纏めた。米は重い袋に入っているのを、小型の米櫃に移す仕事だ。和子は腕を痛めていて出来ない状態。ワクチンの接種予約の件も気にしてくれて居る。
　その後、ワクチン問題は、周りの方のお世話にもなり、何とか来月初旬に予約がとれそうだ。そっと顔を見合わせてホッとした。しかし、こればかりは助け合いではなく競争になってしまっている。政府も自治体も、予約段階を省略せず実態を直視して欲しい。やりっ放しにしないで、予約、本決定の手順を詰めて、合理的な手順を行政で検討して欲しい。電話の申し込み、受付の機能や回線の機能をふくめて、十分検討して欲しい。担当医の割り当ては、ある程度は幅を持たせて構わないが、公正さを守りながら、秩序を作って欲しい。
　トンガの救援の体制は組まれつつあるようだ。写真もだんだん見られるようになったが、都会と違って、破壊状態の写真ではないので、火山灰なのか砂なのかも区別が難しい。もう少し説明が欲しい。
　政府がアメリカと組んで、日本の広島と長崎の、核爆弾による被害実態を見てもらう運動を企画しているらしい。大いに賛成だ。アメリカには資料も豊富に残って居る筈だ。被害現場に立つことも現実感を増すだろう。核保有国の見学参加者を大いに増やして欲しい。日本人が、苦悩した様子を直に眼にして欲しい。核兵器の使用を禁止できるようなヒューマンな動きが広がることを切望したい。

今日も僕を励ますような快晴　ワクチン接種の通知到着
　換気をする習慣を、寒さのために修正し、昼間に時間を移してから、朝の構えが崩れて、和子に起こされて起きる気になる様な消極的な姿勢になった。しかし、７時15分には、起きて、朝の生活をスタートさせるようにしている。換気は、温かい昼間のうちに、一度30分ほど全室に風を通すことにしている。昼間と言っても、換気の終わった後は空気が入れ替わるので、冷え冷えとするが、新たにストーヴを入れ、蒸気を足して部屋の温度を整える。成るべく和子が買い物に出かける留守の間に終わらせるようにしている。この間に見たい相撲放送もある。該当する部屋の時間を少しずらして、部屋の中を２空間に分けて、二つのテレビで調整している。
　待ちに待っていたコロナのワクチン注射の通知が来たので、早速予約しようと思って電話をしたが、連続話中音で、10回以上かけたが駄目。30分ぐらい後に、またかけ続けるうちに、かかったけれど、もう今日は終了したと言う。まだ９時過ぎたばかりだ。しかも、「明日の12時半、ちょっぴり前にかけてくれ」と言われた。それがかかる秘法であるような口ぶりであった。冗談じゃない、勤務時間中はずっと予約時間な筈だ。コロナに関する市役所の取り扱い態度は、どうも納得できないものがある。接種現場の職員はともかく特に予約の取り扱いについては、まじめな対応が見られない。老人がごった返している入間市などもっと誠意のこもった事務運びが出来ないものだろうか。僕らの注射期間は、２月18日に始まるが、今は予約期間だ。乗り遅れまいとする市民で電話は恐らく鳴りっぱなしの状態だろうと思う。どの会場で注射を受けるか会場選びにも、公平でない決め方が行われているようで不愉快だ。皆公平にと協力しているのに一部でそんな話を耳にすると、お上を信用できなくなる。決めるまで出来る限り心配りをした準備をし、開設後は、決められたとおりに公平に実施して欲しい。こちらにも協力する気持ちは充分に有る。

快晴　何とも見事な空の深い色彩が感動的
　明け方に深く眠り込んでしまい、起きるのが辛かった。この眠気が、もっと早い時間に欲しい。ひとみさんの忠告を守って、出来る限り薬品類は呑まないようにしている。医者からもらった血圧関係だけはやむなく飲んでいる。降圧剤でも、症状が高くなり過ぎている時以外は、服用しない。病院は気軽に薬を出してくれるが、医師に相談した上で、出来るだけ服用を避けている。Ｎ兄推奨の睡眠薬の件も、まだ服用決定の段階が来ていない。車酔いの薬などもなるべく飲まなくなっている。
　猛威を振るっているコロナ。変異種に姿を変えながら、１次、２次……６次までと、我々を脅かしている。何か決定的な対処法はないのかと思うのだが、ワクチンと、対処薬の研究の進展に生ぬるさを禁じ得ない。今も同じことが繰り返されている。医学にも施設の充実にも、ジャンピングボードが欲しい。
　トンガの被害実態は未だに死者３名、海底ケーブル破損により通信網はほぼ不能、飛行場は滑走路が使用できず、救援のための航空機が離着陸できない程度しか分からないようだ。先進国の技術救援隊の派遣が必要だと思うのだが、国連の手配を待つまでもなく動きはもう始まっている。ただ何分にも救援手段の持ち込みが困難な状態なので、自発的な援助の申し出が望まれるのではないか。大きな器具の持ち込みが必要なら、先進国の出動が欠かせないだろう。食料と水の補給は緊急に必要とされる。援助ルートの確定をリードする作業班の手も必要だ。救援隊の組織化を国連で進めて欲しい。どんな戦争より世界秩序に役立つ人間の力を発揮しよう。

快晴　宮中歌会始
　割に眠れたせいか、すんなりと起きる気になり体も動いた。６時40分には始動開始。東京都と９県が、またコロナ感染防備のため、規制が強まる。これは協力する以外手はない。僕の周りでも、めっきり人々の動きが緩慢になって居るのが感じられる。子供らが実に可哀相だ。リオちゃんの葉書には、僕らの教え子達が、もう70歳になると書いている。改めて驚嘆する。亡くなった方すら増えて来ている。飲めない身だが、時折無性にお酒が飲みたくなる。和子が察して、たまには飲ませて貰っているが、薄く薄めて、ごく少量だ。もう昔のような豪快な飲み方は無理だ。
　僕の愛して来た八ヶ岳で遭難者が出た様だ。お年の方だったのか、３人のパーティで、女子一人の方が意識不明の状態で発見されたようだ。この雪の降る季節には十分注意が必要だ。雪の少ない登山道はかえって注意が肝心。ご無事を祈りたい。北部の山岳地帯は大雪になる予報が出ている。
　トンガの被害情報は相変らずすっきりしないが、死者２名とか、陸地が消えたとか、バラバラな情報しか得られない。こんな時の情報は怪しいから、もう少し形の整った情報を待ちたい。しかし、大本の原因であるトンガの被害が掴めないと言うのが腑に落ちない。
　宮中歌会始が行われたようだ。テレビでその雰囲気を味わったが、庶民の歌とは違って、悩みが高尚で優雅だ。天皇が、国民を慮る気持ちだけは、一途なものとして受け取りたい。東宮の住まいが変わる歌もあったが、我々とは次元が違う。竜宮の移転のような話だ。コロナに悩まされながら、職を失って行く庶民の歌とはおのずと色彩が違うのは仕方ないのだが。宮中の人々にも、歌心は失って欲しくはない。

薄い雲の高曇り　陽射しはかなりある
　昨日の津波警報の後、火山噴火によるトンガの被害状況が全く途絶えている。津波の被害もあっただろうと各国が心配している。国際的な援助が必要な状況だろうと思われるが、情報が途絶えている。こんな状況は珍しい事だ。通信網まで完全に途絶えると言うことは、考えられない。SOSくらいは出せる筈だ。テレビを注目しているが、関係情報は入っていない。僕が見落としたのだろうか。
　北朝鮮からは、またもや、ミサイルの打ち上げ通告、この頃は日常茶飯事になって来た。堂々と発表してやっている。どんな世界を夢見ているのだろう。指導者の気持が分からない。それに対して気持ちを伝えようとする国民は皆無なのだろうか。戦争がしたいのか、平和を望まないのか。自分の意見を言うと、逮捕されるのだろうか。
　お昼のニュースで見たが、ニュージーランドやオーストラリアが、トンガの状況を調べる航空機を飛ばすなど、周辺国が動き始めたようだ。現地のかなりピンチな画面は一部放映されていたように思うが、ほんの初期の町の状態だったように思う。とに角早く、詳しい状況が知りたい。

快晴　朝から日本列島の太平洋側全域に津波警報で、びっくり！
　朝、テレビを入れたら、「津波だ、逃げろ」の字幕が大きく見えた。外国の話かと思っていたら、雰囲気が切迫している。音のない世界を注意深く見ると、日本列島全域に津波注意報と警報が出ている。これは大変だと思って詳細を見たが、40〜50センチくらいから、１メートルを超す所もある。これから、落ち着いて調べ始めるつもりだ。。
　どうも今回のトンガ沖から発生した津波騒ぎの情報が良く分からない。避難の報道が早々と出たが、潮位の増し方はその後スロウに展開している。いくつかの港で船が多くて４、５隻沈没している。潮位の変化は、50センチから1メーター20センチくらい。しかし、あのどっと押し寄せる「津波」と言うイメージが湧いてこない。地元の被害も伝わって来ない。情報が伝わっていないようでもある。被害が少ないならそれに越したことはないが、何だか情報ばかりが先行してしまい、中身が薄くなって行くような気がする。情報筋の信頼度がいつもの地震や水害などと隔たりがあるように思う。

高曇り　複雑な形の、赤みを帯びた薄雲、飛行機雲の崩れたものもみられる
　この頃、１日おき位に眠れない夜がある。夜中の１時ごろから、４時頃までの間に、ずーと、眠れなくなったり、４，５回位目覚めて眠れなくなる。時計ばかり気になって、ますます眠れなくなる。何も考えずにぐっすり眠れる夜が、一番快適だ。
　昨日遅く、Ｙ兄から読売新聞の短歌欄の写しが送られてきた。矢張り、Ｙ兄のつけた印通り、良い作品が上がっている。ただ一番気に入った短歌は少しずれがある。
　冒頭に置かれた一首

祈るよに「風の盆恋歌」うたう女（ひと）明日入院すあさって手術

が、最近の僕の心象に会う作品だ。でも、「祈るよに」は一寸苦しい。当然ながら、Ｙ兄の選んだ作品は、皆良い作品だと思う。

お鍋から落ちしおとうふ砂利道に立ちすくみたる小三のわれ

　Ｙ兄がお気に入りのようだが、「小三のわれ」という自覚が余り小三らしくないような気がする。もう二首の赤丸の付いた作品もなかなかのもので、僕の実体験からも共鳴したくなる。

降り積もる落ち葉を全部集めたら逆再生して秋を撒きたい

雲水が振り返り見て合掌す吾が落ち葉を掃きたる道に

　前の歌は、「秋を撒きたい」の表現が魅力的。僕もやりたい手法。後者は、掃き清められた道の印象を自分の心に仕舞ってから立ち去る、ここには日本的な美学がある。

入間には快晴の空が戻って来た　しかし寒い
　一昨夜眠れなかったせいか、昨夜はたっぷり熟眠した。今朝は、６時過ぎに着替えを始めた。パソコンが、スリープの状態のままになっていた。切るのを忘れて寝てしまったのだろう。
　今朝の朝ドラでは、「カムカム　エヴリバディ」のルイちゃんが額の傷を気にして、中々愛を告白できない苦衷が描かれていた。歳の割に若い役をやっているので期待されている女優さんだ。中々の名演技が続いている。相手役のトランぺッターは、ルイ・アームストロングに憧れる若者で、出世の糸口になるコンクールを控えている。
　洗濯屋の店員ルイちゃんに愛の告白をしたばかりの彼は、返事を待ってイラついている。ルイが迷っているのは、幼い頃の事故で額に残った傷に対するコンプレックスのためであった。華やかな職業の彼にはふさわしくないと言う引け目なのだろう。ジョーの方は、そんなことを全く気にしていない大らかな人柄だった。ルイは、独り決めで、自分が彼にはふさわしくない女だと決めてかかっていた。それに気づかせようと振舞う彼女の態度に気付いた錠一郎は、彼女の本当の気持ちを知り、コンクールへの意欲が盛り上がってくる。
　今日はここで終わっている。良いお芝居を見続けていた頃が懐かしい。耳が聞こえなくなってから、映画も同時に見なくなった。当然音楽も駄目だ。音がなくとも判るテレビだけが僕の今の楽しみだ。字幕を頼りに理解を進める。しかしよりよく僕を納得させるのは、俳優さんたちの演技力だ。演技力には、昔より敏感になって来たように思う。
　和子は、またコーラスに出かけるようになった。ホッとするような、不安なような、複雑な気分だ。恐らく本人も同じなのではないか。

晴れ時々雲が出る　北日本と西日本の一部に大雪が降るようだ
　また、文章の保存に苦労している。もう保存は諦めて、書き下ろしてすぐ原稿を送稿する手順で行くことにしよう。今の僕にはシステムが難しすぎるのだ。
　昨夜は、４、５回目を覚まして、その度に再度寝付けなくなった。いろんなことを考えて、何も素晴らしいことは出来なくなっていることを自覚する。にもかかわらず、地球の現状に不安を感じ、人間の環境保全を第一に心配している。第２に、人間同士の新兵器による殺し合いが再度起きる可能性が無くなっていないことを憂慮している。第３に、強力な伝染病で犠牲者が多数出る状況を憂慮している。どの項目が出現しても、人間が強力なスクラムを組んで自衛することが出来そうにないと思うのだ。一つ一つの国家体制の指導力が、頼りない事、イデオロギーが先に立って、言葉の論理性に共通性がちぐはぐになって来ている。そのために、経済的優位性をエゴイスティックな発想だけで考えて協力不能になって居る。やはり国連に権威がなさすぎるのかも知れない。オリンピック委員会以上の権威を、国連が持てる様な協力体制を樹立したいものだ。焦らずにやって行こうではないか。是非ともお願いしたい。

快晴　山と積まれたポリごみを２回に亘って捨てる　風もなく過ごしやすい天気だ
　超音速ミサイルと言うのは、何か物に命中させる武器で、飛翔時間が超音速だと言うことだろう。ぶつかった瞬間爆発するまでの間に妨害されるのを防ぐ純粋な暴力手段なのだろう。そんな物騒なものを、何のために使うのか。乗物の速度を早くする発明とは訳が違う。命中率の高い、目に見えない速度の弾、要するに、人を恐怖に陥れる武器を作って喜んでいるのだ。科学をそのために利用している。こんな競争をいつまでやるつもりなのか。人間の高度な知性は、こんなもののために進歩して来たのだろうか。人を殺す道具にも進歩があるとは恐ろしい話だ。相手はそれを上回る殺す技術と道具を発明することになる。こんなことをしているのは、人間だけだ。首切り役人が、ギロチンや電気椅子に変わって行くようなものだ。人間にはもっと違った建設的な発想が出来ないのだろうか。科学が嘆くだろう。

曇り、いや雨　道路は黒く濡れ　雨後だと思っていたら降っていたのだ
　何時も窓を覗いて天候を判断するのだが、僕の眼には雨の落下が見えなかった。昨夜は寝苦しかったが、総じてよく眠れた感じ。起きると直ぐにストーブ周りを掃除。スチーム付きのストーブも和子と一緒にこびりついた水垢を落とす。まだまだご厄介になる大切な助っ人だ。
　公海に物騒なロケットを飛ばし、威圧をかける。北朝鮮のヤクザじみた行為がまだ続いている。僕は助け合いを世界に広めようとしているが、他民族と見れば、牙をむく人間たちが居る。協力は善意を前提にしなければ、成り立たない。信用できない人々に心を許し、怪我をすることがあるのでは、警戒心を懐に隠した付き合いになってしまう。そんな付き合いが世界中に広まれば、戦争だらけの地球になってしまう。例え、宇宙が、人間に利用されるようになっても、戦場が宇宙に広がるだけで、平和な世界など育ちはしない。SFの世界が現実になるだけだ。住む人が善良でなければ、住む場所は必ず住みにくくなる。大きな地獄が広がるだけだ。「武器の優位性競技」は、やめる約束をしよう。もし、どうしても両刃の発明が出て来てしまうなら、邪気の刃を封ずる神の条約を人間の上に据えることにしよう。さもなければ人間は、やがて自滅を逃れられなくなるだろう。

曇り　天候が変わりそうだ
　睡眠は、８時間確保できた感じ。昨日動き回ったのが良かったのかも知れない。やはりリハビリの代わりに、こまごまと働くのも良さそうだ。ウオーキングだけに拘らないのも大切だ。
　午前中にやっていたNHKのテレビドラマ「おらが春 ─ 小林一茶」が、実に面白かった。西田敏行扮する一茶が実に印象的。一茶の俳句以上に心に残った。小学校の頃から覚えている「一茶のおじちゃん、一茶のおじちゃん、あなたの生まれはどこですの。はいはい私の生まれはのー、信州信濃の山奥の、そのまた奥の一軒家、すずめとお話してたのじゃ」という童謡で、一茶の名を覚えた僕は、その後、俳句に興味を持つことになるが、芭蕉を知ったのはその後であった。

快晴　雪は殆ど消え、気温も上がってきている
　日曜で朝ドラはなし。長年の習性なのか、和子もゆっくりと起床。僕が部屋を暖めておく。僕は、歳をとってから、朝は早いし、体調が良ければ、動きも早い。ただ、モウロクのせいで、時々抜ける。仕事の順序も狂うことがある。多分これはもう治らない。今朝ごく少量の鼻出血あり。
　あまりに良い天気なので、寝室の用具の日向干しをすることにした。夜具はもちろん、枕や寝巻、ベッドの上掛けに至るまで、陽に当て、埃をはたく。部屋も掃除機をかけ、埃を吸い取る。水拭きを徹底して、埃を念入りに拭き取る。年明けの掃除第一号になる。今年はもっと衛生的な環境にしたい。ただ自分の体には責任をもって長生きに努めること。僕の家庭は、僕も和子も健康が大きく生活に影響を及ぼす年金生活家庭であることを肝に銘じよう。和子の体調も気に懸る。僕が苦労を掛けてきたためとも言えるのだ。気持ちを細やかにして頑張ろう。

快晴 道路の雪はほとんど解け、芝生には凍り付いた粉雪の粒が見えている
　Ｙ兄は、昨日の俳句の中では、最初の「音もなく白の投網に捕獲され」が良いと言ってくれた。「初雪や孫雪知らず怯えたり」の光景もあり得るね、との感想も。酸素が汚染されて薄くなったり、人間が健康を害したり、絶滅種になって行くと言うのは、やはり俳句にはならないようだ。しかしどんなに下手だと自覚していても、話題にされるのは嬉しいものだ。
　灯油が切れてしまったので、リハビリのつもりで、和子と一緒にスタンドに石油を買いに出かけた。昔は良く運んだものだが、病気してからは、余りやらなかった。でも冬になれば石油は必要だ。電気だけでは費用が嵩む。大きなポリタンをカートに就けて、転がして行く。慣れてくれば、転がして行くと言う感じで運べる。不慣れなうちは、力ばかり出して疲れてしまう。今日あたりは大分慣れて転がすコツが見えて来た。たっぷり蓄えたので、暫くは安心できる。
　妹の多喜子に長いこと会って居ない。お葬式が続いた頃、大分疲れた様子が見えたので、心配になって来た。メールの調子も余り良くないのだが、何とか出せたので、返事を待っている。彼女が残った、たった一人の身内になってしまった。学童疎開以来の同志なのだ。

朝起きると、入間の世界は真っ白
　昨夜は、入間の平地に雪が降った。この辺りでは、年によって、雪を見ることはない。昨日は、夕方に差し掛かって降り始めた。暗くなる頃には、芝生もすっかり雪に覆われ、何センチ位になるか、もう予測する気持ちはない。これだけあれば十分。息子の徹ちゃんが勤めに困らない程度にしてやって欲しい。地方では、子供らは小さな雪洞くらいは出来るだろう。雪国があるのを忘れない程度で良い。美しさを超えて、災害になってしまうのを恐れる。

　　　　季語一つ消え　　　　　　　　　健三

　　音もなく　白の投網に　捕獲され

　　神業も　老衰なりや　雪不足

　　初雪や　孫雪知らず　怯えたり

　　地球から　雪姿消し　ヒト属も

　　水消えて　地上に愛も　人も無し

　昨夜の雪に、安心感を覚えたのか、寝不足だったからか、ぐっすりと熟睡した。頭がすっきりとしている。今日一日、昨夜の神の悪戯に、僕も応えなければいけない。元気に頑張ろう。
　和子のお陰で、来た年賀状に対応して、喪中はがきを送れるようになっている。今年はこれ以上の応対は出来ない。
　周辺道路に店を持つＳさんに読んで貰いたく、去年の作品展以後保存してある自作の仮綴じ本を、何種類か、手渡した。そのうち読んでいただいた感想を伺いたいと思っている。

薄曇り　時折日差し
　昨夜は睡眠５時間弱で、眠れぬ夜になった。いろんなことを考えて、１時頃から眠れなくなった。Ｎ兄のメールも気になって居る。何事もなければ良いが。
　昨日の北朝鮮のミサイル問題は、いつものデモンストレイションであったようだが、いつも通りはっきりとはしない。韓国で、反米、反日の勢力が台頭してきているし、次期大統領の選挙も近付いてくる。その色に染まって行きそうな予想を立てる人もいる。戦争中の日本に恨みを持つ国民も多いようだ。僕にはこの反日反米と言うのが良く分からない。そういう勢力と言うよりは、自らの勢力を増すために利用しようとするスローガンなのではないか。その時には、北朝鮮の武力を後ろ盾にしたいのではないか。建設的なスローガンより、破壊的なスローガンが何ともたやすく党派を結合して行くのを見ると、人間の品性の低さを痛感する。地球の老化対策のための連合とか、核の危険を抑える共同研究とか、自然の災害を防ぐ国際的研究会などがもっともっと盛んになって欲しい。
　中国で、共産主義の現時点においての総括を進めている。しかし、立派な路線を描いて見せ、都合の悪い事は、伏せてしまうような面があるのは、気になる。人間には拙い面が沢山あるのを、共産主義なら一つ残さず晴らしい成果を上げてしまうように演出をしてしまっては、失敗や、誤りなどが正される余地がなくなってしまう。実はあったんだよ、と言う気さくな吐露も批判も言いにくくなってしまう。間違ったことをはっきりさせることは、犯罪ではない。覆い隠すことは危険性を再生産してしまう心配があるのではないか。もっと浴衣がけの共産主義があってよいのではないかと思うのだが。

快晴　北朝鮮がミサイルの可能性のある物体を発射の情報アリ
　朝目覚めて、鼻出血しているのに気づいた。何時もは蓄膿のせいで、左の鼻から出血していたが、今日は右から出ていた。出血の場所が移ったのか、寝る姿勢が変わっていたのか。他の原因によるものなのか、やや不安。昨夜は良く眠れたと思っていたのだが。洟ハンケチや枕カヴァーを血で汚してしまった。
　正月早々、物騒な北朝鮮のミサイル情報が入る。まるで駄々っ子のヤクザだ。あんなのに殺されたのでは、死んでも死にきれない。
　昨日は、僕のパソコンもいよいよオシャカか、という状態になった。「たそがれ」も、遺言も書かずに終わりになるか、と覚悟を決めていた。朝起きて直ぐ、再度いじり回して、少しはお金がかかってもと言う気になって、修理上の問いにも、おっかなびっくり返答のスイッチを押していた。ずらーと並んで動かなくなってしまった作業ボタンをため息をつきながら押していたら、メールが使えるようになり、WORDも動くようになった。契約などのボタンは弄っては居ないのだが、大変な請求が来るのではないかとびくびくしている。
　オミクロン株の感染は、世界中に広まっている。感染度合いや病状に違いはあるが、今や世界の敵になりつつある。僕は、未だ３回目の注射を受けていない。日本では、「前倒し」が強調されていたが、どうなっているのだろうか。

空の青さは少し冴えないが、一応快晴　後、雲があちこちに　仕事始め
　喪中のお知らせを出したが、全部ではないので、舞い込む年賀状も多い。それに対して後からの喪中の報せを出すのもなかなか大変だ。そうした仕事をしながら、いつも事務能力の減退を痛感し、落胆している。便利にこなしていたソフト「筆自慢」などが使いこなせなくなっている。用紙をセットする時、葉書の上下がどうなるのかと言った、初歩的な知識まで、抜け落ちてしまった。そのための葉書のロスも多い。自分で書くのが一番だ、と思っても、昔のようには筆が動かない。僕の場合、可成りの悪筆になってしまう。結局カミさんに頼むことになる。
　教え子の子供たちは、なかなか優秀のようだ。僕ら世代の英会話能力などは、今の学生さんに比べ、とても低かったのではないか。「長女が英検の1級合格で、近々留学も予定している」などの記述を読むと、羨ましい家族だなと感嘆する。余程優秀なのだろうが、経済的な基盤もまるで違うようだ。ボクらの時代、どう転んでも留学など、考えることもなかった。学生時代に留学経験がある公立高校の先生も、当時は少なかったと思う。
　和子にまた手伝って貰うことにして、今日の仕事は終わりにした。

また晴天続きのお正月に戻りそう　紺青色の空
　三が日の最終日。今日でお正月も終わりになる。もともと喪中なのだと思い返す。謙虚に、平常心に戻ろう。ねえ、恒ちゃん、松ちゃん！
　左の腰（脇っ腹に近い？）に痛みがある。ひねったのかも知れない。「涼しい」膏薬を貼った。和子がいつも肩に貼っているやつだ。効く効かないは別として、とても気持ちがいい。
　さあ、2022年が本格的に始まる。また構えを直して、頑張ろう。一日一日が大切だ。良く見守り、良く考え、しっかり行動して行こう。
　箱根駅伝は、今日が復路。往路冴えなかった東洋大学は、９位から４位までせり上げ、力を示した。もう少しで３位に入賞出来た所だ。それにしても、青学の優勝には目を見張る。新記録の優勝だった。内にとっては、箱根駅伝は、楽しみな年中行事のトップに立っている。
　久し振りに電池が消耗して、補充の必要が出て来た。台所のレンジ用に、単一２本、血圧計用に単四を２本購入。

珍しく薄曇りの空模様　天候好天は？ 再び好天に変わったので安心
　昨日は昼過ぎになって、喪中のお知らせを、書き始めたが、プリンターが上手く動かず、ミスを乱発してしまい、葉書を無駄にしてしまった。和子が、外から帰って来て、手書きで手伝ってくれたが、仕事もミスを見つけられ、散々な目に遭った。昨日来た葉書のお返しと名簿から直接対応するのとの区別もいい加減になり、判別能力の衰弱と事務能力の低下を暴露してしまった。情けなくなって、涙が出て来た。逃げるように自室へ戻って来て、名簿の判別まで和子にやらせてしまった。
　その悪戦苦闘で、昨日は疲れていたのか、敗北感でよれよれだったのか、夜中の目覚めは一度だけで、連続して眠れたようだ。遅くなったが、喪中のお知らせは、和子の応援で、今日全部出せた。生憎日曜だが…。仕方ない。
　今日は「箱根駅伝」のある日だ。朝から１時半位まで、テレビにかじり付いていた。前評判通り「青学」が往路優勝。監督の思惑通り、３年生のベテランから最後の山登りを受け継いで、フレッシュな１年生が新記録で芦ノ湖畔のゴールを切った。いつもこの山登りの舞台が優勝に花を飾る。「東洋」にも山登りで知られた選手が居た。その「東洋」は、今日は、９位と余り振るわなかった。数シーズン前には、良く話題に上っていたのだが。

入間は快晴続きのお正月となった
　温かい友情に包まれ、どうやら2021年を終わらせ、新しい年を迎えた。
昨夜は例年のすき焼き作りに再度挑戦。去年は得意の筈が裏目に出て、折角の味を台無しにしてしまった。今年は味付上々、例年の味を再現させた。去年の苦い経験が、修正され大変美味に出来上がった。去年は何故あんなに失敗したのか。僕だけでやったし、和子も応援が出来なかった。それまで僕が味付けは担当していて、自慢の味付けだったが、何故かあの年には、記憶が狂ってしまった。やはり病気の結果の番狂わせだったのだろう。昨夜は、形だけの乾杯もした。喪中だが、元気な人にはお正月だ。恒ちゃん、松ちゃん、一緒に新年を迎えよう。心の中には、二人共でんと座っている。
　Ｎ兄、Ｙ兄、おめでとう！今年も宜しく。またいろいろ手数おかけしますが、宜しく。良い年にしましょう。Ｎ兄に手数をおかけして、「たそがれ」も新しい姿に生まれ変わった。僕の心境が少しぶれてきているのだが、今までの姿勢を保つよう努力するつもり。悲しいのは嫌いだ。歩き続けたいと思う。
　親戚の皆さん、同僚や教え子の皆さんも、元気にお過ごしの事でしょう。またお便りください。ご一緒に考えながら歩きましょう。皆さんに支えられて、ここまで来ました。有り難うございました。今後ともどうか宜しく。