高橋健三 「たそがれの記」(112)
2022.5.1〜

快晴　今日はどこまで気温上昇？ 明日から７月
　梅雨は終わったと言うものの、今度は水不足への不安が増している。白く干上がった湖や河っぺりが、不安を訴える。電力不足への警告も続いている。群馬県伊勢崎では、40度が２日も続いている。殺人的な暑さだろう。小学校の学童疎開でお世話になった地方だ。クーラーを支える電力は維持して欲しい。扇風機だけで過ごしている老人層も多い。クーラーは老人には有害と思い込んでいる方も結構いるそうだ。フィルターの掃除が大変手間がかかるし、外に出せば費用もかかる。うちは今年新しく買い替えたので、これから方針を考える。
　今日は、午前中寝床でぐっすり眠ってしまった。最近昼寝をしていないので、首筋が軽くなった思いだ。居間の室温とは、違って、僕にはやや高温すぎるのだが、それも気にならず熟睡できた。
　和子は、大内さんと喋りたくなったらしく、買い物を兼ねて、近くのお気に入りのビルへ出かけて行った。耳の遠くなった亭主と話すのは容易でない。こちらも気楽になる面もあるが、周りの世界が希薄になる感じだ。なるべくパソコンで気を紛らしている。これでも周りの世界がじりじりと動いているのを感じる。

昨夜は一晩中暑さが続き、寝苦しかった　今日も快晴、また気温は上昇か
　やや胃に負担が掛かり過ぎたのか、夜中に胸が焼けて、胃散を飲んだ。これは僕の秘密兵器だ。効果てきめん、すぐに眠れるようになる。しかし昨夜は、少し時間がかかった。掃除を入念に済ませたので、やや疲れ気味だったのかもしれない。さあ、また暑さとの戦いが始まる。便秘が３日続いた。朝になって、身震いするような生理的要求にこたえて、ほぼ完全に排便を終えた気分だ。入院中には８日の便秘を経験したが、３日ぐらいの便秘なら、目に見えるような部類の便秘で、腸の底皿いのようで気分がよい。すっきりした後味だ。
　和子の髪の手入れを僕が手伝わされていたが、家庭で、出た髪のごみを上手に始末して捨てられる道具を一式まとめておいたのだが、どっかに雲隠れしてしまった。ボロ布の溜まった袋のようにも見えるので、ゴミ処理の荷物と間違えて捨ててしまったのかもしれない。剃刀の使用は、手元が危なくなってきた僕には無理なので、はさみの利用で、髪を揃えるくらいの理髪なら、やれると言う話になっている。時には、和子は専門店でパーマをかけ、おしゃれの気分に浸る。僕は子供の頃から、家族のバリカン散髪をやっていた。いわゆる「兵隊刈り」である。男の兄弟３人いたので、お互いに素人散髪で済ませていた。だから多少は髪をいじるのに慣れている。素人なのでカミソリだけは固く断わって来た。和子の最終仕上げは、自分で合わせ鏡を利用して仕上げているようだ。専門家のお値段は結構な値段で、月に何度もは大変だ。僕は、今日、初回を済ませほっとしている。
　気温の異常上昇のニュースで、テレビは埋め尽くされている感がある。あちこちで、40.0度に達しており、電力節約の呼びかけに反して、使用量90.1％の現状が何度も提示されている。老人は要注意のアピールが、再三再四繰り返される。きっと、冷房も使えない老人もいるのだろう。人の家でも構わないから飛び込んでしまえ。駅でも食堂でも、役所でも、病院でも、図書館でも、「助けてくれ」と叫んで飛び込むんだ。もっともっと危険な状況が来るかもしれない。簡単にあきらめずに頑張ろう。

快晴　気温の上り詰めが怖い
　梅雨上がりで、早朝からギンギラギンの快晴。気温がどこまで上がるか、不安になる。38度を超すか、朝からそんな勢いを感じる。仕舞い込んで置いた半そでシャツが、小さくなった感じなので、もう少し大きめなのを、和子に所望したら、昔ハワイで買い込んだ大きめだったシャツを出してきた。着てみると、これも小さめに感じる。病気上がりで太ることもあるのかと、首傾げながら、着ることにした。やせたとばかり思っていたのだ。買い込んでおいたシャツがみんな小さくなることもあるまい。スフ時代ならともかく。
　危険な高さの気温にまで進行するかと心配したが、東京近郊では、36度を覗き見るかというあたりで、足を止めているようだ。もっと北の県でも、38度に迫ったりしている所もあるので、いつ自分の住む地域の新記録が出るかわからない。特に僕などは年が年で、病気上りでもあるから、いつ内臓に（特に心臓が心配）打撃を与えるような、変化があるかわからない。家の中の居場所も考慮して、逃げ回るしかない。　　

今日も暑くなりそうだ　快晴
　暑くなって来ると、冷房の一筋の冷気が気分を甦らせてくれる。人間は危うい何かにすがって生きている。それが何であっても懸命だ。それを改めて感じさせるような日々が繰り返される。今日は、気温38度もありうると予報されている。病気でいえば、本格的な発熱の領域に入る。気温が、そこまで行っては、人間立つ瀬がない。
　「たそがれ」の下書きノートの保存方法が、よく理解できなくて、ノートをとるのをやめて、一発で、本番に持ち込むように努力することにした。そうすれば、どこのページを使ってもいいことになる。保存してもらえるページを的確に開けることが、僕には、どうしても出来ない様だ。面倒なのが嫌いなのだ。それより熱中症にならないように、体を守る方が、重要だ。
　どうやら、梅雨明けになるらしい。長い時には、生徒たちの夏休みが始まるころまで、続いたのを覚えている。まだ６月中だ。むしろ、熱中症の期間が続く。人間の体温を超える気温が、体に悪影響を与える可能性が大きくなる。この時期の気候状態は、大きく変わってくるのだろう。健康には十分な注意が必要だ。

また梅雨のどんより空に戻った　時々日差しが戻る　気温は真夏日
　昨日は、群馬の伊勢崎では、気温が40.2℃を記録したと言う。重病で凄い熱が出た時に「40度を超えた」というが、自然の気温が記録するような暑さではない。とんでもない記録だ。あの地域での記録だと言う。僕は、室温が36度を超えようとしているのを見ながら、背筋が寒くなった。相手は、地球の変化、太陽系の変化なのだ。地球の生物で、死滅する種が出て来るかもしれない。水位が高まる海岸に住む人達の恐怖と同じだろう。地震や豪雨が増えてきた地域に住む人たちと同じなのだ。
　和子が、サークルに参加している間に、梨生ちゃんへの続きを書き、気に入らない部分を書き直し、かなり汚く仕上がった葉書状の「手作り葉書」を、投函してきた。随分久しぶりの「徒歩リハビリ」になった。「担ぎ屋リハ」は時々やっている。白紙の手作り葉書用紙に、パソコンで記入して手紙を作り上げるのもなかなか大変な仕事だ。失敗してあちこち汚してしまう。言おうとしていることが中々纏まらない。そうした仕事の能力が壊れてしまっているのだとしか思えない。

今日は梅雨明けかと思うほどの上天気、超快晴
　今朝５時前に目が覚め、眠れなくなった。５時を少し回った頃起きてしまうことに決心し、着替えた。今日は暑くなる、という気配がみなぎっている。予報を見ると、37度近くに上がる見込み。埼玉では、38度になったことがあるそうだ。僕に覚えはないが、38度と言ったら、病人が発熱した状態だ。今に冷房室に逃げこむようになるのかもしれない。気温対策や、地震退避壕が、必要になるかも知れない。
　今僕が怖いと思っている病気に「サル痘」がある。何故か身震いするほど、嫌いな病気だ。皮膚一面に何かできる病気が何故か身震いするほど嫌いだ。できている物が整然としているほど、身震いが出る。昔から麻疹（はしか）とか疱瘡と呼ばれて、ワクチン接種をされたものだ。気味の悪い病気が僕は恐ろしかった。
　今日は、天気予報によると、埼玉のこの地域は、最高気温39度という40度に近い温度が予想されている。病気で熱が40度と言えば、大騒ぎになる。熱射病になる人が沢山出なければよいが、と心配している。過去にも経験のある温度のようだ。40度になれば埼玉としては記録になる。僕が伸びてしまう危険性だって高い筈だ。充分に注意しよう。和子は買い物にかこつけて、冷房のある建物に避難するのも、手だなと思う。ネットニュースでも、この猛暑を、気候変動の現象として、世界的に伝えているようだ。まだまだ気温上昇は続くだろう。大いに注意しよう。この暑さの中、ウクライナの重要都市では、また戦闘が激しくなるようだ。「やめてくれー」と叫びたくなる。
　まだ完全に夏用に、寝具を切り替えていなかったので、快晴の空を見て、和子から寝具の太陽干しの提案があった。これに応じて、暑い中、例のベランダと寝室を窓越しに使って、布団や夜具類をすべて真夏向きに編成替えした。

雲の上の光が、今にも復活しそうな曇り空
　５時前後の目覚めで、30分もすると、起きたくなる。今日は和子が、沢田さんに行きたいと言っていた。昨日の耳鼻科に続いて連荘になるが、特に悪いところがあるわけでもなさそうだ。安心して使っている薬でもなくなったのではないか。昨日の通院は、バス事情が悪く、時間を無駄にしたと言っていた。バス会社の、利用者への通知が不親切だと抗議していた。１時間近く時間を無駄にしたらしい。やっぱり、まだまだ入間は田舎だ。近代的な市街地になってきた、と感じたこともあるが、やはりまだまだだ。我々は気分が贅沢だから、求めるものが大きい。その点、沢田さんは歩いて行ける。しかし、我々はもう足の弱さも感じるし、徘徊の危険もある年に近づいている。どちらにしても、僕らには、完璧なものは無くなっている。
　太平洋戦争で、４人に１人が亡くなった沖縄で慰霊祭が行われた。集団自決もたくさん起きた。戦争状態が終わるまでも、一番苦労した地域だ。我々の苦労の比ではない。原爆の苦痛をなめた広島で、核使用禁止の国際的が会議が行われる。人間はすぐにものを忘れる。忘れた方が良いこともあるが、自分の欠陥をすぐ忘れてしまうのには警戒を要する。憎しみの処理を間違えて呼び寄せてしまった不幸は、その時の苦しみの大きさにかかわらず、すぐまた同じ間違いを繰り返す。人間の悲しい習性である。痛みを思い起こす習性も大事にしよう。この会議を悲惨な核被害の記憶とともに大切にしてゆきたい。

朝から曇っていたが、ゴミ捨てに出るころパラつきだした
　目覚めたら、もう６時過ぎ。よく眠れたようだ。昨夜とった電話は、ポピーのママだったようだ。カラオケ会員の一人だと思っていたが、会場のお店のママだった。しばらくぶりに声を聴いた。この頃、相手をいちいち確かめなくても電話をとることが出来るようになった。「つんぼ取次ぎ」と自分では呼んでいる。死ぬまでには、いろんな芸当ができるようになる。かすんだ感覚の世界で、想像力を発揮することだ。しかし、とんでもない思い違いも予測される。ケースバイケースで用心は必要だ。
　和子は耳鼻科へ治療に出かける。咽喉のアレルギーの治療だ。僕はもう蓄膿の治療を諦めて、医者にはいかない。彼女はまだゆとりがあるせいか、沢田さんにも時々通っているようだ。僕はだんだん医者嫌いになってきている。友人みたいな気分で、体を任せる気持ちになれる医者が少なくなったのだ。医者も生活にゆとりがなくなったのだろう。雑談めいたゆとりがなくなってきた。今でも、歩いて行ける沢田医院が一番懐かしい。
　このところ、能登地方の地震を心配していたが、最近、アフガニスタンで死者1000人を超える地震が起きた。雪谷高校の宮本先生が、言っていたけれど、地震は予知法の研究が一番大切だ。しかし一番難しい。早く知って早く避難する、のが一番生命を救う。しかし、研究には、金と時間がかかる。世界が協力して事例研究に力を注ぐことが大切、と力説していた。彼は生きている生物の生活反応迄調べたいと言っていたのをよく覚えている。地球上にあるすべての地震地帯を時系列的、総合的に研究を継続することが必要だ。起きてしまってからは、科学的な救助法が緊急に必要になるが、予知と早期避難が犠牲を少なくする上で一番だ。戦争などやめて、全人類が力を合わせよう。

どんよりと曇り、気温の上昇を予測させる　梅雨真っ只中
　今朝早く強い雨になるとの予報だったが、その痕跡はない。それどころか、日照りが始まって、気温も激しく上がりそうだ。また努力して少し長めを歩こうかなと思っている。朝か夕方で日照りの弱まった時間帯がよいと思う。
　今、体で違和感があるのは、足の裏で、一面分厚く、素足の裏がまるで靴の底にでもなっているように、鈍い感覚しかない。火の上でも歩けそうだ。あとは、坐っていて、足が痺れ易くなってきた。正座が好きで、何時間座っていても、平気だったのが、短時間でも苦痛になってきた。
　最近になって、ロシアがとても特殊な国で、プーチンが特異な絶対者で、民主主義者と一緒に存在できる様な人格ではないと言うような議論を聞く。そんな人が、ソ連からいきなり現れてきたことが信じられない。ヒットラーが、戦争を起こし、世界戦争を経て、やっと平和を勝ち取ったことが、嘘のように感じられる。世界史の流れが、まるで掴めていなかった様な気がする。今後、地上の生活者たちは、どのように生きて行くのか。人間たちも、協力共生する事が出来ず、自滅への道をたどるのだろうか。僕の命など、もうどうなっても、仕方ないが、若い仲間たちは、まだまだ先がある。自分たちの世界建設も始まっていない。これからの世界に民主主義も根付いていないとなると、平和と民主主義も、一瞬の幻に過ぎなかったことになる。また、あの太平洋戦争の悪夢が繰り広げられるのだろうか。今度の結末には、絶滅しかないのではないか。最近の犯罪の増加には、絶望の兆しが感じられる。すべての人が、未来への視点を失わずに生き続けるしか道はないのだ。目を見据えて、一歩一歩岩登りのつもりで生きて行こう。

朝から暑い　今年一番の熱気にぎょっとしている
　和子は、大内さんと今日も出かける。僕に言わせるとものすごい元気だ。一見、あちこち老けて来たなと思っていたが、まだまだうらやましい位の元気さがある。昨日も、買い物を手伝ったが、大内さんとも出会って、二人共、元気なのに驚いた。大内さんは、僕より一つ年下、和子は、五つ若い。負けずに頑張りたいが、どう見ても、その差は歴然。どこかに出かける気力さへ無くなっている。病院へ行くのがやっとだ。
　パン食が苦手な僕は、食べる量が少なくなりがちだ。今日の昼食で、コーヒーにパンを浸してから食べると、いつも２個がやっとのパンを、３個楽に食べられることを発見した。その上に大きなバナナ１本を楽々平らげていた。さらに飴を２個舐めたら、十分満足して居た。スープがつけば、さらに良いのだが、コーヒーで間に合わせてしまうことも出来ることに気づいた。インスタントのスープを使うこともできる。自分の頭の働きを利用することが足りなかったようだ。もっと食事にも頭を使うようにしよう。

やや濃い曇り空　耐えているアジサイがよく似合う
　余りメールにばかりこだわって一日が終わってゆくのは感心しない。しかし、「たそがれ」の存続にかかわるので無視も出来ない。細々であっても、息を閉ざしたくない。読んで下さっている方々とも、気持ちのつながりを保って行きたい。しかし、なるべく大騒ぎは慎もう。淡々とした努力だけで、十分だ。
　この湿っぽさの季節を見送って、またあの暑い夏を迎え、そしてまたあの色彩の秋を堪能する。高級なお料理のコースを楽しむように時間が経って行く。どこまで御馳走の流れが進行して行くか、人生もワンコースなのだろう。しかし日本料理のコースにも、変動が起こってきている。気温にも、雨の降り方にも、地震や津波、大洪水などの天変地異にも、いろいろ変化が迫ってきている。日本だけではなく、世界の自然が変わりつつある。世界の英知を集めて、様々な悪しき変化に対処して行かなければならない。戦争などしている時ではない。地球の異常な変化や綻びに、賢く対応して、地球環境の保護に力を尽くしてゆくのが、今まで世話になった地球への恩返しだ。意地を張った争いなどをやめ、人間の力と英知を結集して、地球保全に力を尽くそう。今までの経験からも、異質なものが、触れ合う良さは、十分に分かっているはずだ。争いだけでなく、良質の部分を歴史から、もっともっと学べるはずだ。
　昨日は、能登半島の先っぽで、震度６の地震があった。半年くらい、余震が続いていたらしい。周りの地域には、３、２程度で済んだらいいが、中心地では、石の大きな鳥居などが倒れ、お店では、瓶や缶が、棚から落ちて、店中が混乱したという。和子の田舎の近くなので、心配した。地震の予知については、昔、雪谷高校にいた宮本先生から、いろいろ聞かされていた。とても熱心な先生だが、政府の予算配分が少ないと言って、批判していた。今や、研究費の必要な領域だと思う。そして、今さっき、またもや震度６近くの揺れがあったと言う。さらに警戒しよう。

白けた青空ではあるが、一応快晴　和子が、大内さんと都内へ出かける
　６時頃起床。メールが無事に使えるかどうかが気になっている。起きて使ってみると、画面表示が、また変わっている。「またか」というじれったさが、不安を呼ぶ。あっちこっちにメールを出してみるが、着未着に自信が持てない。ウクライナの「明日」のように、違和感で、朝を迎えるような気分になる。今書いている原稿もＮ兄にうまく届くか試す気持ちが強い。書く内容よりその方が大切なような錯覚が起きる。昨日の分も何度か送ったのだが、まだ届いていないらしく、「たそがれ」には姿を現さない。遅れているだけなら問題ないが、この所、何度か届かないことがあった。Ｎ兄は几帳面だから、いつも急用にぶつかっていなければ、直ぐに「たそがれ」に変化が起きている。こちらの原稿が遅れてしまった時には、「どうした？」という督促めいたメールも入ることがある位だ。
　しかし、今回は、何人もの方から、「病状悪化か？」との問い合わせが届いた。有難い事だと、痛感した。僕にももう少し分かり易いルールや手続ができないものかと、判断の衰えた自分を責める反面、恨みがましくも思った。毎日が、結果に期待する実験のような気分だ。今日もまた同じように１日が経つのか？

日差しの漏れる薄曇り　落ち着かない日が続く
　一か所が引っかかっていて、全体が動かない、というではないので、僕には、難題だ。総合的なシステムの変更が混じってきて、一つ一つの画面が、大きく変わり、日本語表示が英語に変わったり、表示内容も変わってきて、面食らってしまいました。おまけに、僕のアカウントの中に問題もあって、その事の指摘と絡んで、僕を面食らわせました。今後もどうなるか予断を許せません。神経を踏み潰すようなことが起きないことを願っています。
　こんな事があると、ウクライナの戦争にも真面目になれず、問題意識が遠のいてしまいます。ウクライナの首相の生真面目な援助要請と対戦行動が続き、ロシヤは、いつもNATOや、アメリカが気になっていて、世界の喧嘩に勝ちたがっているプーチンも、両方とも半病人のようになっている。ただ「勝ちたい」病になっていて、世界の平和に戻る契機を掴み取ることも忘れてしまっている。どんなに戦争が好きな人間でも、辞め時を考えているものだ。僕は直ぐにでも止めて貰いたい。一人でも死者を増やさないうちに、休戦の話し合いに入って欲しい。すべて作り直さなければならない仕事が山ほどある筈だ。国連も忙しくなる。
　やっと一言書けてほっとしている。

　【追記】今度のこと以後、メールのシステムが分からなくなってしまったようで、自分に自信がなくなってきた。相手にメールが行ったのかどうかも不安でならない。一つ一つの画面が、全く違った動きに変わってしまったように思えてくる。一回ごとの作業にものすごく神経を使うので、疲れてしまう。今、Ｎ兄に送ったメールすら着未着に自信が持てないでいる。

今日も高曇り　予報では晴れ間が出て、気温が30度近くまで上がると言う
　朝からどうしようかと途方に暮れている。取り合えず、心配してくれている、下田さんにはがきを書き、Ｎ兄、Ｙ兄と同じように、現状を報告しておくことにする。その後、少しゆっくり考える。
　アカウント登録らしい欄が出たので、食い下がってみたが、時間をかけた割には、収穫はなかった。もしかすると、自分には知らないうちに資格がなくなっているのかも知れない。いろんな現象に脅えていた頃のことだ。今日もまた何時間も無駄にしてしまった。和子の失くしものの回数が激しく、探し物に時間を浪費してしまう。結局重要な通帳は見つかったが、もう疲れてしまって、僕のメールの件は、後回しになってしまった。下田さんの住所は、手元には控えてないのだ。パソコンの中に紛れてしまっていることに気づいた。

曇り時々小雨
　昨日は病院へ出かけたので、疲れのためか、ぐっすりと眠れた。しかしWORDの不手際と、メールの故障のため、「黄昏」がストップしている。山田さんからも問い合わせが来ている。メールが使えないので、今日、Ｎ兄、Ｙ兄に、はがき連絡をして置く予定だ。のっぴきならない事態が到来した。Ｙ兄とＮ兄とに、現在メール不通、というより、メールは使えない状態だ。手元のあるノートの原稿をかけても、それを送れない状態なのだ。おたおたしているうちに、孫教え子の下田さんからも、メールが入った。「たそがれ」が止まっているが、どうしたのかという心配のメールだった。とりあえず心配の便りがあった方には、はがきで現状を知らせておくことにする。

曇り時々小雨、傘を持って、狭山中央病院へ定期健診
　所が、病院の都合で、脳外科は、土曜に変更になっていた。電話でもくれればいいのに、連絡は何もなかった。玄関先で、今日が無駄足になった事がわかり、愕然とする。しかし、薬に変更はないから、薬局だけで間に合った形。病気の状態に変化があると困るが、特に異常がなければ、薬の補充だけになり、診察を待たないでいいだけ早く帰れるので、嬉しい位だ。入間に帰ってきて、「夢庵」で、和子のお誕生会を兼ねて、御印だけの乾杯をした。
　メールがどうしても使えなくなった。メールの欄が、日本語の欄から、英語の欄になってしまい、トラブルがあったことが伝えられ、登録をし直すように進言してある。所が、僕のアドレス欄が、もう使っていないアドレス欄が出てきてしまい、「要注意」の指定になっている。なにがなんだか、トラブルの原因がわからない。僕は２つアドレスとパスワードが登録してあって、一つは？なのだが、もう一つは、完全に使えていたのだ。それが一気に両方とも使えなくなってしまった。こうなると、僕にしてみれば全機能停止である。「どうしたらよいか」を分かるように教えてくれない。しばらく、「たそがれ」も停止せざるを得ない。新しいアドレスを登録する方法もよく分からなくなっている。13日、14日、15日と３日ブランクになったままだ。困っている。

今日も又、薄雲が拡がる曇り空
　今度はメールの件が、引っかかっている。ソフト代もひっ絡めて、何か、条件を満たしていないことがあるらしい。それが何であるかも、不明だ。日本語で書かれていたソフトが急に英字の指示ばかりになってしまい、理解が不十分だ。ソフト用語らしく、普通の英語だけでは掴み切れない。少し研究が必要になりそうだ。ただ、もと使っていた僕のメールのアカウントが、不都合を起こしているようなのだ。パスワードも何回も変更しているので、どれだったかも怪しくなっている。これを早く廃棄しなかったのが、間違いの元だったのかもしれない。悪いいたずらが入り込む可能性があるとか聞いている。今手続き中が、はかどらないと何日もかかるらしい。N兄にも迷惑かけるかも知れない。精一杯取り組んでみる。
　髪の毛が伸びすぎて、頭がぼさぼさになっているのを、指摘され、彼女がやると言う。今までは「交換頭」で、お互いにお素人床屋をやり合ってきたが、もう年も年だし、いろいろ体がしんどくなってきた。かみそりなどつかっているので、怪我でもすると大変だ。今年に入ってから、やめている。お店でやると、結構お金がかかるし、今までは、「素人床屋」で誤魔化してきた。遠ざかっていた床屋には行きづらいものだ。僕は少年時代から、家でバリカン係を務めてきた。どうせ坊主頭だから、簡単に覚えてしまったのだが、今のは難しい。今年は和子はパーマ屋さんに行っている。僕のは和子がやってくれたが、握力が落ちて来ているので不安だ。それでも何とか終わりまでやってくれた。もう次からは伸ばしっ放しでも大丈夫なのではないかと思っている。

薄雲が多いが、晴れのうち
　トイレに３、４度起きたが、また眠れて、結局６時半起き。８時間近く眠れたことになる。昨日の和子の誕生日祝いは、僕の時の「四六時中」での外食を、合同のお祝いということにして、今日は、ビールで乾杯だけにすることにした。和子の提案で、それでOKということになった。御馳走はいつでも食べられる。確か前にも同じことをやった覚えがある。
　北朝鮮とロシアとが、結束の固いことを見せている。「実力による現状変更」とは、「革命」のことなのか。社会的な富が、ひどく偏る結果、悲惨な経済状態を打破してきた社会主義革命と同じとみていることか。ウクライナの戦争は、どう見ても、自立してきた仲間に従順を強いる「脅迫」としか見えないが・・・。ロシア革命に誤りがあったなら、前向きの是正の道が在った筈だ。貧富の差を本当に縮めてゆく政治の推進だった筈だ。これでは、「力による」という手段だけが、独り歩きを始めてしまったとしか、思えない。北朝鮮は、今や、まさに「ヒットラーの軍国主義」の道を歩いていると思われる。冷静に、世界の情勢を見直してみよう。歴史を、真剣に見直してみよう。
　中国の動きを見ていても、習主席と、秀首相の間に権力の内部矛盾が、いつ拡大してくるか、予断を許せない。コロナによって政治と、経済との間に生まれている政治的亀裂と、指導部内部の権力闘争とが重なって、いつ爆発してくるか、注目しておく必要がある。これは今後の世界政治に大きな一石を投じることになるかも知れない。

雨、アジサイに似合うしっとりとした風景　和子の誕生日（84歳）
　ロシアは、ウクライナ市民に簡単にパスポートを発行している、とウクライナは抗議。国籍問題を前に書いたが、北朝鮮の拉致問題にも通ずる、発想ではないか。統制とルーズが出鱈目に絡み合った発想だ。ご都合主義とも言える。特にウクライナ政府には、失礼なやり方だと思う。我が強いだけだ。
　昨日苦労したパソコンの印刷の問題だが、どうやら成功したようだ。個人的にも使うので、インクの補充が必要になる。値引きの日にまとめて買うようにしているので、もう少し保留しておきたい。その間にミスの個所を再確認しておこう。と思ったが、インクが切れれば自動的にストップするだろうと思い、印刷を始めてみた。予測通り、インクは足りて、20枚印刷完了。予備を含めて、十分な枚数だ。各記事やカットの構成を再検討したら、ずっと前より見やすい構成になった。それを20枚分持って、和子は、梅ちゃん、栄子ちゃんの集まりに出かけて行った。僕は運営に携わったのは、昔のことで、今は、印刷など、完全に技術援助だけだ。彼女らは、運営についてのそのお喋りが楽しいのだろう。僕はまた家で留守番だ。

曇り　はっきりしない空
　昨日は「筆自慢」で苦労してしまった。僕のパソコンは、まさに満身創痍だ。何でもない葉書の文書面の作成が頓挫してしまった。妙な画面が飛び出して来て、しつこく絡みついてくる。和子の「会合の知らせ」が、できないままストップしてしまった。もう少し粘ってみるが、かなり絶望的だ。参っている。ゆっくり考え考えやってみる。このファイルは、いろんな局面で便利なので、使えるようにしておきたい。
　どうやら、粘り勝ちになりそうだ。和子依頼の葉書招待状が仕上がった。まだ和子の意見は聞いていない。今個人的なグループで、この葉書の会の会場と同じ、ポピーに行っているところだ。帰ってきてから、こんなの嫌だと言う事になるかもしれない。今回も失敗して、やっとカラーにたどり着けた。続けて行くうちに、慣れてくるだろう。今も漢字変換が、ここで出来なくなった。ここでもう止めることにする。

曇り　梅雨らしい梅雨になりつつあるが、大雨が続いたり、雷や雹の演出が気になる
　日本が国連の非常任理事国になったらしい。国際的にごたごたが絶えない最近の動向に対処するには苦労しそうだ。しかも、拒否権問題が取り上げられてきている時代になるので、中国や、ロシアなどへの対策に苦労するだろう。今までは、拒否権が一種の逃げ場になっていて、使う方も使われる方も、問題解決先延ばしの武器の感が強かった。ロシアが、共産国から、外れたが、一層独裁色が強まっているので、更に困難点も出てきている。苦労するかも知れないが、重要な役割を果たして欲しい。新課題も山積している。
　来月のグリーンヒルカラオケ会の招待状を試作してみた。ハガキのテーマカットには、仙台の七夕祭りを利用させて貰った。しかし、その作業中に、自分のミスが余りにも酷いので、まだできると思っていた自分の能力段階を、２ぐらいまで下げることになりそうだ。いや、１になるかもしれない。絵がカラーにならなかったり、行替えを何回もミスしたり、漢字の大きさが揃わなかったり、全体のバランスを決めることが無様になってしまったり、さんざん自己嫌悪にかられた。多分、もうどうしようもないな、と和子もあきれただろう。時間を掛けて、ゆっくりやるしか手はない。僕にできることで、散々お世話になった人にお手伝いがしたい。質が悪くても、時間がかかっても、「あいつがやってくれた」と、記憶して居て欲しい。まだ７月の当日までは時間がある。何とか頑張ってみる。

今日も曇り空だが、引き続き気温は低め
　ひんやりしてあまり梅雨らしくない。とにかくお天気の表情が様変わりしている。うちの号棟の北側に、毎年豊かにアジサイが咲いていたのだが、いつの間にかなくなってしまった。「あれは便所のそばにある花だ」と言って嫌う人がいて、排除してしまったとか聞いている。無風流なことだ。隣の号棟には２株ほど残っているが、これもやや貧弱になっている。そんなにも愛されない花だとは思わないのだが。「紫陽花寺」という有名なお寺もあるではないか。好きずきは仕方ないが、僕には寂しい話だ。植え込みについて、住人の話し合いがあってしかるべきであった。ルールも何も決まっていなかったから仕方ないのかもしれないが、個性の強い人の意志だけで決まってしまうのであれば、揉め事の種になる。年を取ってから僕は好きになった花だけれど。花も好みの問題だから、統一は難しいかもしれない。管理組合にも風流の必要があるのだろう。あるいは「アジサイ号棟」とか「ヒヤシンス号棟」なんていうのが出来て来るのかも知れない。

梅雨の曇天　気温は低目　ポリごみの大袋を捨てる
　ゴミ置き場で出会う人の顔がまるで変って見える。住民が変わったのではなく、年を経て変わって来たのだ。子供は大きくなり、大人は年を取り、皺も増えた。僕もその中の一人になっているのだ。僕が人の目にどう見えているのかは知らない。この団地も、いつの間にか知らない人ばかりの住処になってしまうのだろう。しかし、その時、僕の視線はもう存在しない。
　気弱な発想ばかり浮かぶ。もっと淡々とした心境になりたいのだが・・・。こだわって いることばかりが思い出されて、考え込んでしまう。思いっきり飲んでみたいとも思うが、怖くてそれも出来ない。うすーい水割りで我慢している。それも一杯だけで。それだけで僕は元気になれている。こんなことを書いているうちに、弱気はどこかへ飛んで行くのだ。滅茶苦茶に上手な漫才コンビでも出現してこないか。旨い漫才師はいなくなっている。これも時代が悪いせいかもしれない。

昨日梅雨入りしたにしては明るい空
　今朝は馬鹿に早く目が覚め、眠れなくなる。４時ごろ起きてしまった。寝ていてもいろんなことを考えてしまって、とても睡眠には無理なので起きてしまう。気温がやや低めだが、空には青みが感じられる。昨日梅雨入りしたにしては、空が高い。
　WORDの保存ファイルがまた消えた。出てきた適当なファイルに書き始める。和子も眠れないらしく起き出してくる。朝風呂にでも入るのだろう。あちこち筋肉痛や関節痛を訴え出している。老人病の一つだ。耐えることも必要だし、無理なく解(ホグ)してしまうこともできる。
　ウクライナ東部の戦況は、一度前進したが、再び苦戦しているようだ。大勢を読まずに戦っていると、退け時が見えなくなってくる。兵士一人の命でも、大切にしなければいけない。他国でありながら、砕けてゆく都市が、可哀想だ。この頃はビルの残骸や黒焦げ姿が痛ましくてならない。他国の都市とは思えない勿体無さを感じる。
　アメリカと韓国の連合で、北朝鮮がミサイルを撃ったら、同じ数のミサイルを発射する、と宣言している。これは日本海の汚染にも通じるし、危険でもある。あまり望ましい対応ではないように思う。ミサイル8本という数にも抵抗がある。日本が加わっていなくても、同じ仲間として行動しているのだから、何とかほかの手段を考えられなかったものか。撃ち合いではなく、話合いに、なぜ持ち込めないのか、北の方は、近く核実験も用意されているように聞いている。それを誘うような結果にはならないか。ミサイルの打ち上げ競争の観あり、とはならないか。花火とは違うのだ。お金の無駄遣いにもなる。再考願いたい。

曇り　かなり暗い空　また荒れるか
　最近、各地で、天気が荒れている。短時間に集中豪雨とか、雹などが降る。気象関係の研究も、だいぶん進んできているのだろう。災害を未然に防ぐには、研究しかない。宇宙の研究以上に、我々の生活には重要だ。天気予報にとどまらず、一連の地球上生活の変化に対応する必要性が高まっている。気象学の専門家の養成も必要だ。僕も高校生時代、天気図の作成に興味を持って、自分で天気予報の真似事をやっていたことがある。現代は、地球生活の研究が重要な時代になっている。温暖化現象を初め火山活動や、地震の研究など、重大な緊急テーマになって来ている。地球生活の可能性の問題は、他の惑星に逃げ出す夢の研究より喫緊の課題になって来る。研究者の待遇なども保証するべきだ。地球上の生命保持の問題を軽視する事は出来ない。
　ウクライナの戦争がいつ終わるのかが気になっている。どちらの大将も「最後まで戦う」と言っているが、争いには、収め方が大切だ。陣地の取っこを、いつまで続けても仕方ない。壊したものは、直さねばならない。生きている人間たちは、生活を続けなければならない。もっと良い生活を作り出さなければならない。人間は協力しなければならない。痛手や不幸もたくさんできてしまい、心を休める必要もある。復興は、たやすいことではない。しかし、破壊が続くよりは、勇気が湧いてくる。国民も同じだ。その糸口を早く見つけよう。何よりも平和の糸口をできるだけ早く見つけることだ。

やや厚めの高曇り　日差しを期待したい
　昨日は結局、イオンの「四六時中」で、美味しい日本酒を出していることがわかり、７時ころ和子と会食に出かけた。前にも何度か利用した店だが、店の名前が変わったのが、割に最近だと記憶している。天ぷらを中心に、きれいな盛り合わせ料理で、冷酒を二本取り、乾杯した。日本酒は久しぶりなので、素晴らしく美味であった。医者の提言もあり、家では、焼酎の薄い水割りだけで、日本酒は飲まない。
　耳が聞こえないので、じれったく、声が大きくなる。だが、御客は少なく、間隔も空いていて、好都合だった。和子も今日は、台所仕事がないので楽しそうだ。偶にはいいだろうと言うと、うれしそうだ。料理は、僕は余りやらないから、和子の味に慣れている。でも僕には旨い。店の料理は上等なもので、何か格式を感じる。珍しさも美味しさに通じるから、たまには良い。一本づつの日本酒の冷と綺麗なお料理で二人の食事を楽しんだ。
　日本酒でも、水で割らないから、僕には濃厚な酒だ。気分はほろ酔い。足取りも、突く杖もどこかふんわりとしている。帰宅すると、９時近くなっていて、眠くなっている。いつも８時半前後には、床に就く。きっとよく眠れる。
　店に向かう前に、教え子だった「ちんぺー君」から電話が入り、誕生日を覚えていてくれて、わざわざかけてくれたようだ。実にありがたいことだ。僕に言わせると「教え子は神様だ。」と言うことになる。気弱になったり、活力を失った時に、いつの間にか励ましていてくれる。ちんぺー君にも、これまで色々世話になっている。教員にとって、教え子は、ありがたい存在だ。

晴れ、しかし予報では、豪雨、激しい雷、雹などの予想あり、要注意
　いやな予報の中、和子は、近くの食堂で、コーラスの反省会に出かける。すぐ近くなので、不安な予報だが、心配はない。今朝、昨日の「たそがれ」の記録の続編を書いたが、WORDの調子が悪く、送稿を諦めた。「日を改めて書き足したら」とＮ兄に言われ、思い出しながら、書き直してみる。
　昨日、テレビの座談会を聞いていたら、プーチン大統領は、「ロシア記念日」とか言って、今月の12日を特別視しているようだ。今ウクライナの東部で激しく争っているが、そろそろ停戦の会談に持ち込みたいと思っているのではないか。彼は、ロシアの人口が減っているのを気にしていて、人口増加を国力の一つとして重視しているようで、既に支配下に置いた地方で、国籍変更を歓迎して、国の人口を増やそうとしているのだそうだ。似た文化や言語を持つ民族なら、都合もよい、と思っているらしい、というのである。手続きも簡略にして便宜を図っていると言うのだ。現代としては単純過ぎる割り切り方だが、学者の分析の一つなのだ。僕には、理由はともかくも、停戦は歓迎したい。しかし、それにしては、現在の戦場の様子は、激しすぎる。停戦には程遠い状況である。

気分の良い快晴　何か良いことがありそう
　観光船の12人は、どこへ姿を消したのだろう。どこへ流されていったのだろう。家族はさぞ無念なことだろう。人生の落とし穴とでもいうべきか。不幸は突然やってくる。船底の船倉の仕切りに穴が開いていたと言う。それが事故とどういう関係があるのか。観光業と言えば、人に楽しみと喜びをもたらす職業だ。それが、逆に不幸を運んで来たのでは、お客は堪らない。危険性は、重なる毎に倍増されると思うべきだ。人様の命を預かる意識を持たねば、プロは務まらない。亡くなった皆さんのご冥福を祈る。
　ウクライナ東部が、再びロシアの攻撃にさらされている。大部分を制圧したように思われる。ロシアは、西側がウクライナに武器の貸与をやめない限り、停戦の協議に入る余地はないと、強気な姿勢を見せている。停戦の決め手はいまだに見えて来ない。
　ウクライナの各都市の建物は、工場も民間の住居も、公共の施設も最早、黒く焼け爛れた残骸の列をなして居る。日本の風景の上に重ね合わせて、身震いが出る。あちこちに戦車や大砲のどす黒い車列が見え、克明なテレビ放送が、日本の茶の間迄、架空の戦場と化している。絶対に現実に転じさせてはならない空洞の風景だ。

水蒸気を感じるが、晴天で気が晴れる　いよいよ６月に飛び込んだ
　昨夜は、よく眠れた方だ。６時前に起き出す。最近、外運動が途切れている。家の中だけの掃除や換気で動き回るだけでは、筋肉保持には不足だろう、と思う。団地の散歩会と一緒に歩こうかなとも思うが、かなりご無沙汰してしまっているし、迷惑でも掛けるといけないと、遠慮している。カメラでも持って独り歩きをやってからにしたい。みどり会も、今はニュースを読んでいるだけになっている。会長さんが若手のＫさんに引き継がれ、僕と同期のＴさんが会長職を降りたこと、会報の書き手に、僧侶のＭさんの文章が目立ってきたのに注目している。Ｔさんの苦労が立派に実を結んでいるのがわかる。みどり会健在なり、という所か。
　ウクライナ戦争など始まり、最近俳句を忘れていた。昔、桜の時期に作った作品が、出てきたので引用する。Ｎ兄が、前に纏めてくれた句集『蜘蛛の糸』の冒頭に出ていた。今より若い自分を感じて、抜き出してみた。４月の句だから、少しさかのぼった季節になる。ネット用の「たそがれ」から取ったので、一寸様変わりしてしまった。

　樹齢積む　花懐に　老いの群れ

　桜散る　水面に優し　櫂の音

　静けさや　水面も花も　行く舟も

　願わくは　花散るような　大往生

　ビール飲む　口元に散る　桜かな

　ボート漕ぐ　若い二人は　咲く桜

曇り、ほやほやの雨上がり　明日から６月になる　梅雨も間もなくだろう
　いよいよ虫歯予防デーが近づく。僕の誕生日は昔から、そう呼ばれていた。おかげで子供の頃から虫歯の宝庫だった。母の遺伝かもしれない。母も歯医者通いの生活をしていた。僕はほったらかしておいたので、入れ歯を作ったのも早かった。６月４日がくると89歳になる。長兄も次兄も91歳まで生きていた。僕はそんなに持ちそうにもないが、でも長生きはしたい。
　団地の皆さんとは、病気のためやコロナのせいで、縁が遠くなって久しい。自治会やカラオケのサークルでも友人は沢山できたが、今では、外で会うチャンスも無くなった。すべて和子に任せてしまった感じだ。事務的なお手伝いだけやっている。事務所にもほとんど顔を出さない。だんだんできる仕事もなくなってくる。
　今回のロシアのウクライナ侵攻は、従来の社会主義国の国際進出には、大きくマイナスになっていると思う。常に下心を疑られる。政治的屈服を強いられるとか、基地化とか、建設事業の援助には、隠れた意図が潜んでいるとか、疑心暗鬼で考えることになる。それさえなければ有難い援助なのだろうけれど、どうしても勘ぐってしまう。協力はあくまでも協力で、見返りを望む場合には、初めから要求を出しておかなければいけない。罠になってしまっては協力にはならない。ロシアの意図はもう丸見えになっている。露骨すぎて明らかな侵略行為だ。革命というのは、そんなケチな料簡で成功してきたものではなかった筈だ。救済と援助の意思で固められていた。過程で起きる権力の所在の問題が、初心の正しさを歪めて行くのだ。この心の歪みと哲学の研究が必要だったのだろう。社会制度だけでなく、人間の革命も同時に進行させる必要があったのだろう。

今日も夏っぽい快晴で朝を迎える　いよいよ６月に入る
　和子のコーラスは大成功で終了。上機嫌で帰還した。緊張がとれたのか表情が明るくなった。元気で頑張ろう。６月になると、僕の89歳の誕生日、和子の84歳の誕生日が、続いてやってくる。引き続き健康に十分注意しながら、生きている楽しさを忘れないように頑張る。一日一日を努力して生きる。そのために助け合う。それが夫婦というものだ。今朝は緑茶の甘さが舌に染みる。
　ウクライナ戦争は、核兵器使用を、解禁してしまう危険性を助長している。ロシアの責任は重大だ。学校が襲われたからと言って、学校も武装せよと言う、トランプ氏の発想に似ている。そんなことは今までの警備員の質を高めることと、行動規範の手直しで、補えるはずだ。世界戦争となれば、自己防衛の発想が、即攻撃の先行につながり、そして攻撃内容の拡大となり、ついには相手国を、一瞬にして、広島長崎化してしまう。現代では、それの何倍もの規模の地獄が出現してしまう。プーチン氏はなぜそれを考えないんだろう。地獄の大統領に立候補したいのだろうか。核戦争を抑止することは、現代においては、第一義要件になっている。言葉があり通訳もいる。発射スイッチを押す前に、いくらでも話し合いができるはずだ。他国には迷惑をかけない範囲で、相手国の了承も得て、二国だけの無理心中になることを確認してから、スイッチを押して欲しい。その際には、国民の声も聞くことだ。全国民の同意を得られないのなら、両国の責任者と二人で、心中するが良い。もう戦争などは御免だ！

昨日に引き続き快晴、今年初めての真夏日になるとか　和子のコーラスの会の発表会あり
　10時が、出演者の車での待ち合わせ時間。忘れ物はないかと、ぎりぎりまで気を揉みながら、朝食を済ませる。結構荷物は大きくなる。僕が元気な頃は、一緒に運び屋をやったのだが、もう運びはおろか、記念写真も撮れない。耳も聞こえず、足元も覚束ないので、お荷物になるだけだ。せいぜい口煩い注文屋になって、玄関で見送ることにしている。そろそろ出番になって、歌い始めただろう。アレルギーで喉を痛めているのを気にしながら歌っているだろう。無事終了するのを願っている。
　今度は熱中症に警戒する必要があるらしい。この辺でも、30度を超え35度に届くかも、と心配されている。うちの暑がりさん、寒がりさんが早く帰らないと心配だ。気象予報士の皆さんも「何が起こるかわからない」という不気味さを浮かべて予報しているようだ。雨の量とか、最高気温とか、地震の予測や、津波の可能性などにも十分気を配る必要がある。これから台風の季節にも入るから、規模と被害予測の程度には十分気を配ろう。

気持ち良い快晴
　朝、左足がひどく攣った。この症状は久しく起きなかった。左足親指の関節が痛んだことはあったが、足の痙攣は何年も起きなかった。それが、朝起きようとした時、突然起きたのだ。登山の途中でも起きることはなかった。猛烈な痛みなのだが、起きるとけろりと忘れてしまう。医者に診てもらったこともない。
　和子のコーラスの発表会がいよいよ明日に迫った。御揃いの舞台衣装も出来上がり、今日も家で試着に懸命になっている。なかなか、気に入った着こなしが出来ず、舞台衣装だから、終演すれば、はいそれまでよ、なのだが、一生着るような真剣な顔付きだ。いらいらしている。女の真剣勝負を思わせる。僕は早く公演が終わって欲しい。コーラスの方も、大成功での終演を祈りたい。
　ウクライナ情報も、何度かは、ウクライナ軍優勢の報道もあったが、東部での劣勢がはっきりしてきたようだし、大統領も「現実的に考えることも必要になるし、・・・」といった弱気もみられる。所詮は、日頃から、軍備に金を使い敵に打撃を与える研究ばかりをしている国が強いに決まっている。現代的やくざのような国に軍配が上がるだけだ。身内を庇おうとすれば、そうそう戦争の継続も出来ない。明らかに劣勢な国には闘争力に限界がある。周りの同情につられて、深入りしすぎると、二進も三進も行かなくなる。絶大な援助もプラスにならないこともある。弱音に聞こえる言葉が、知的な判断になっていることもあるのだ。ウ国の大統領の人格には、敬意を払うが、自国の進むべき道の選択には、十分知性を働かして欲しい。愛すべき国民を大事にして欲しい。

一日、日差しが絶えず、洗濯物はよく乾いた
　今日の記録を書き始めて、かなり書いてしまってから、またWORDが不調になった。もうかなり疲れている。考えながら、少し休ませてもらう。10行以上の文が、いきなり消えてしまったのだ。書いていたのは、国連で、北朝鮮の行動に懲罰を与えることに、ロシア、中国、北朝鮮が拒否権を発動したことを批判的に描いた直後のことだった。その日一日の記録がみな消えた。北海道の観光船の事故のことも新しい動きをまとめておいた。それも消えた。もう少し休みたい。拒否権の制度は、民主的でないと、僕も思っている。相対多数の原則を、全く無視している。三人が、十何人を抑えてしまうのだ。やはり、おかしい。
　遭難船のことは、テレビで見て欲しい。これから日本には、世界各国から、名所を見に沢山の方が見えるだろう。快適な条件づくりをしておくべきだ。観光関係の各部署は、そのお客さんに充分鑑賞していただけるように、安全に過ごしていただけるように配慮して行かねばならない。「おもてなし」が、日本の素顔にしておかなければならない。コロナがはやる中、観光事業もまた大変だ。世界一の人気を大切にすべきだ。

相変わらず薄い水蒸気にぼけた青空の天候　好天と雨に早変わり
　知床での難破船の引き上げが難航している。120メートル下の海底から、いったん海面近くに引き上げられた小型観光船は、移動中に180メートルの海底に再び転落、前より深みにはまると言う不手際。再度引き上げの作業からやり直しになる。大きな作業船で、甲板を作業場にして、引き上げた事故船の調査を行う予定らしい。12名の遭難者のうち、１名の携帯物が、別ルートで発見されただけのようだ。
　また、１年と少し程前に、山梨のキャンプ場から失踪した女の子の捜査は、さらに足や腕の骨の発見もあり、母親とのDNA鑑定も一致。犯罪か事故で亡くなっているらしい。今後の捜査も困難を極めるだろう。
　ウクライナ戦争は、ロシアの国家的欲望で、未だにらちがあかない。戦争そのものに問題がありそうだ。プーチンは引き下がって、ロシア側もよく検討し、美しかったウクライナの町や村を再建する努力をしよう。破壊するより、すがすがしい労働だ。各地に散った国民も、喜んで帰って来ることだろう。
　北朝鮮では、ひっきりなしにミサイルの飛行実験。核実験も、準備されているようだ。広島の実際にあった被害の状況をよく調べているのだろうか。被害者は勿論、加害者にもなりたくないと、思わないのだろうか。ここへ来て、戦争にメスを入れられないような人間にはなりたくない。もっともっと、人間には繊細な感性があるはずだ。人の立場で考える優しさもあるはずだ。考えに考えた上での行動をとるべきだ。

相変わらず薄曇り　しかし好転の可能性あり
　僕と、今僕が使っているWORDとは、似た者老人で、何とか仕事をしているが、能率がものすごく悪い。しかしこれ以上手当しても限度がある。使い切る覚悟で付き合っている。宜しく、終わる迄どうぞ、という訳だ。朝起きた時も、毎回、自分で体の打診聴診を試みている気持ちだ。「大事にして頑張れ」と言い聞かせている。まだ食事も旨いし、ユーモアにも笑える。水のように薄めた温かい焼酎の一杯には生き返る。和子は、「しょうがない」と思っているのだろう。血圧もきちんと測っているし、グラフもつけている。僕には過去を思い出す、これ以上ないヨスガなのだ。乱れなく安全圏にいることを確認して、落ち着いてやるべきことに専心する。
　来月の８日には、久し振りに「定期検診」で、狭山中央病院へ出かける。和子には悪いが、いつも付き添って貰っている。もう耳が駄目で、通訳がいないと、どうにもならない。それが終わると、誕生日の６月４日が到来していることになり、正真正銘の89歳になる。

カスレ雲かかるが、晴れ
　昨日はつらい日だった。WORDが全く動かなくなって、Ｎ兄に原稿も送れなくなった。メールも全く使用不能になったのだ。がっかりして、就寝時間を迎え、途方に暮れて床に就いた。「たそがれ」も、もう駄目になるかと思いながら、やっとの思いで、ごく浅い眠りについた。今朝、目覚めて、まさかの思いで、再びパソコンに向かった。手応えが、昨夜とも違う。と言って、正常でもない。期待を込めながら、まずメモ欄に書き込みが可能かどうか、を試してみる。昨夜とは違って、本来の作業に近い仕事ができる。これはと思って、続けてみるが、一向に自信は沸いてこない。その状態で、今までやってきた。現在午前10時。出来るなら、昨日、今日の記録を書いて、何とかN兄に送ってしまいたい。メールも順調ではないので、向こうに着くかどうかも不明だが、送ってみる。追加が出るかもしれないが、一先ず、今日のここまでを送ってみることにする。
　知床の船会社は、認可取り消しになるらしい。どんなお金儲けも、相手を大切に思わない企業は、こんな目にあうのが当然だろう。国民を大切に思わない国家と同じだ。

曇り　昨日とそっくり、景色の濡れ具合が雨上がりっぽい　回復の兆しも見えている
　昨日は、和子の「ポピーの会」の再開通知の中身で、和子となかなか意見が一致せず、Ｏさんに相談しながら、決定したようだった。「地味だが一寸可愛らしく」がウリなのか。とにかく、以前の様な凝った演出はできなくなってしまった。そのうち次の応援が、出てくることを期待している。
　ウクライナの情勢は、非常に掴み辛くなった。国連の力関係が絶えず関係してくるので、ロシアの演説の間、いくつかの国が退席したとか、もう話し合いになっていない。一種のデモンストレーションの場になっている。僕の頭の中でも、ウクライナの各戦場跡と国連の会議場が、ごったになって、世界の動きがよくわからなくなってきている。すべてが政治的取引で、平和への熱意とか人間の誠意など、見えなくなって来てるように思われてくる。武器の援助まで「死の商人」の動きに見える。いい加減なラグビーの試合の観戦をみているようで、「真面目な解決」の姿が薄れてくる。
　初訪日ということでバイデンの噂話がされているが、北朝鮮の喧嘩好きな大将に向かって、「ハーイ」と呼び掛けて、「それだけだよ。」と挨拶したというような、嘘か本当かわからない話が伝わっている。本当だとすれば、この呼びかけは、からかいである。「他には言うことないよ」という意味である。大統領同士の間で交わされる訳はない。最大の侮辱か、ケンカを売っているのだ。核戦争反対の運動は、もっと冷静な話し合いに基づいて進めなければならない問題だ。けんか腰では、逆に原爆を呼んでしまう。北にしても、冷静な会議ではもっと考えるのではないか。是非、広島の写真を見て、とっくり考えて欲しい。みんな、まだ本当のひどさを知らないのだ。日本の提案で、国連の会議を日本が会場になり、核問題が話し合われるようになると言う情報が入った。僕は昔から、それを提唱していたのだが、日本から提案する大臣はいなかった。何故かは知らない。原爆展を各地で開く運動を続けて来た僕には、時や遅しの気持ちだが、ぜひ実現して欲しい。

曇り　雨上がりなのか、ベランダの手すりに雫
　天気が悪いのに、ベランダのアマリリスが満開になった。２株で花が14個着いている。この間、この欄で紹介した時に咲いていた花の中にはもう萎れかかっているのもある。賑やかに真っ盛りだ。この花たちは、あまり素性が確かでなく、あわやという苗をいただいたのだが、しおしおの蕾も含めて立派に育っている。だから蕾の中には、形が悪く、歪んで咲いた花たちも含まれている。満開になってみれば、支え合って、うちのベランダを飾ってくれる。決して戦争などはしない。見習うべきだ。
　午後になって、和子がそろそろみどり会のカラオケ会を再開する準備をしたい、と言っている。彼女は世話人を降りたと言っていたのだが、あれこれ世話を焼きたいのだろう。パソコンのソフトを使うので、手を貸さざるを得ない。以前は、僕が超きらびやかな色彩を用いて、毎回招待状を作成したが、もう、イラスト使用はできなくなり、パソコンの調子は極めて不調。文字だけのを見本に作ってみたが、これでは嫌だと言われそうだ。もうお手伝いは無理だと思っている。ごく事務的な連絡のような通知くらいなら作って差し上げられるが、あまり気乗りがしない。よく相談してみるつもりだ。

やや陰険さのある曇り　また天候悪化か
　昨夜は、Ｎ兄への送稿に失敗してしまった。多分、写真が重すぎたのではないか。あの写真の送信には、妙に時間がかかった。何かミスがあったに違いない。写真の送付には、要注意だ。さっき送り直したのが着いたかどうか、様子を見ている。また難題が増えた。どうやら着いていないのではないか。Ｎ兄からはまだ回答なし。前にもこんなことがあった記憶がある。
　和子のやっている歌の会が、コロナ次第で復活する。また招待状の作成係を頼まれている。参加はできない。気の利いたカットが入手できなくなっているので前の時より不便だ。
　お昼を過ぎて、今確かめてみたら、昨日の本番「たそがれ」に写真が追加されていた。やはり掲載しておいて良かったと思っている。こんな目で見ていた教え子がいたんだな、と大いに納得がゆく。

モヤっぽい青みがかった空でも晴れ　中途半端な気分で判定
　和子はいよいよ発表会が近づいて来て、最後の仕上げにかかっている。今日も短時間練習に出る。がんばれ、おばあちゃん？！ 失礼！ 昨日の電話の主の名前は、うまく和子から引き出せた。記憶は薄らいでも、名前の雰囲気は覚えているものだ。電話の中身は、今日のコーラスの練習のことだった。

　これは、大変昔話になるので、恐縮だが、僕がまだ大泉高校の英語の教師をしていた頃の話になる。その頃、かなり情緒不安定な生活をしていて、酒に酔って酩酊し、よろけてガードレールに倒れ掛かり、肋骨を折ってしばらく休んだことがあった。その時、クラスの子が、見舞いに来てくれて、自作の縫いぐるみを、持ってきてくれ、「早く治してください、ケガなんかしちゃ駄目じゃないか」と、叱られてしまった。もしゃもしゃな頭、メガネが下に落ちかかっていて、右手にチョークを持ち、（写真にする時、チョークが見えなくなったのだが）右の唇の下のホクロまで忘れずにつけて制作している。それを持って病院まで見舞いに来てくれたのだ。思わず涙を流してしまった。
　そんなことがあって、その人形を未だに記念に取ってある。脳梗塞で倒れた時も、入院するのに持って行って、ベッドの枕元に飾っておいた。だらしのない先生だと思われていたに違いない。棺桶に入れて持って逝きたい。

やや水蒸気を感じる青空　晴れ
　最近は、ひと頃の様に、体に張りを感じない。芯がなくなったと言うか、けだるいと言うか、重心のありかが定まらないと言うか、やはり脳の異常の後遺症なのだろう。頭の働きも含めて運動機能が、たるんでしまったのが、実感で分かる。昔のすっきりさを取り戻したいが、年も90前後に接近していて、叶わぬ願いというものだろう。あまり欲張るのは、却ってマイナスになるかもしれない。
　和子が、Ｏ女史に付き合って、出かけたので、僕はまた留守番に当たる。今度は電話の名前が聞き取れないので困った。相手の名前が聞き取れないのが一番困る。また、逆に和子から聞き出すことに勤めるより仕方ない。この技術もだいぶん進んできた。目もダメ、鼻もダメ、耳もひどい、歯は話にならない、入れ歯を抜くとフガフガになる。味覚も嗅覚もダメ。感覚のあらゆる機能が駄目になっている。残った感覚を寄せ集めて、生存していることの楽しみに執着している。柚子湯や菖蒲湯など、俳句にしてまで粋がって、相手が迷惑がっている。「感覚よ、戻れ！」と、号令をかけたい。ロシアの戦よりは、マシだろう。

朝のうち完全な曇りだったが、次第に回復、午後になって完全に晴れ
　相変わらず、WORDの調子は悪いが、みどり会の印刷の仕事もあるので、ちょっとした絵を入れて、会合通知が出来る様にしたい。あとはメールのやり取りがなんとかできれば、生きている間の用は足りる。今懸命に調整中だ。何とかしたい。今日書いた文章の一部と、16，17日の分が、消えてしまった。本番の「たそがれ」では大丈夫。消えたのは下書きだけ。
　事のついでに、病気をした頃の記録に目を向けてみた。しどろもどろの記録の継続になっているが、何とかつながっている。記憶の方は、もっとばらばらで、支離滅裂になっているようだ。Ｎ兄の援助で、ここまで続いてきた。あの時の病状迄、曖昧なところが多いのによく続いて来たものだ。彼の援助に感謝するしかない。記録されている病状を読んでみて、症状が、スローな進み方だったので助かったのだな、と理解できる。今は、血圧の上があまり急激に上がらない薬を飲んで、進行を抑えているのだろう。最近の血圧グラフを見てみると、戦いの跡がわかる感じだ。一応順調のようだが、微妙にじりじりと底上げしている不気味さもある。降圧剤の役割も大切なのだろう。まじめな努力が必要だろう。

濃厚な曇り　また雨か？　気温低め
　二日続きの歩荷（ボッカ）リハビリは、無事終了。リハビリは自分の体に電話して、体調の伺いを立てているようなものだ。筋肉の張り方、疲労具合など、細かく伝わってくる。せっかく生き延びたのだから、人生の最後を大切にしてやりたい。皆さん宜しく。

世話もせず、見事に開花アマリリス
　　　　　毎朝謝罪、毎朝感謝　　　健三

　先日お話ししたベランダのアマリリスです。来年こそ、もっと優しく世話をしてやろうと思っている友人です。そばに薬味用の小葱が見えています。納豆にも入れられます。この欄の読者の感想をお聞かせくださいね。花の周囲がごたごたしていてすみません。お許しを！ これでも、今は朝起きると、最初に顔を見る親友です。

雨上がりの濃い曇り空　今にも降りそう　やはり降り始めたようだ
　４時過ぎに起きたくなる。薄いシャツで十分。良い陽気になった。強い雨が降ったのだろうか。さすがに、もう湯たんぽは打ち止めにした。５月まで使用していた年も珍しい。僕よりも和子の方が、北国出身なのに寒がりだ。湯たんぽの用意は僕の仕事だから、和子が「今年はもういらない」と言う迄作り続けた。お互い年齢が年齢だから、歳に合わせて生活を演出してゆかなければならない。
　今日はパソコンの調子がすこぶる悪い。朝方書いた文章が危うく失われるところだった。書き直した部分のつながりが悪くなって、何度もやり直すし、今までの平常の時とは全く違ってしまう。今は何とかつながっている。
　現在、僕の記憶力は最高に悪くなっており、メモをどうしても必要とする。１分で読める文章を書くのに、１時間以上、時間がかかったりすることもある。
　今日はファミリーマートの特売日なので、昨日今日と二日続けてボッカ・リハビリとなる。そう重くはならないので行ってみるつもりだ。時間もそう長くならない予定だ。雨は気になるが。

曇りがち、薄日
　今日は、特売日で、和子にくっついて買い物に出、いつものようにボッカ・リハビリにしたが、玄関で靴ベラを使い、重みのある運動靴をはいた時にうまくはけず、立ち上がれなくなってしまった。最近あまり歩かなくなっていたので、足腰も弱くなっていたのだろう。しかし掴まり立ちをして、息を整えた。店では普通通り担げたのだが、一寸胸が弾んだ。担げなくなったかと思って、がっくり来たが、大丈夫と知りホッとする。６月いっぱい商品の値上げはないと知り、ほっとする。ウクライナへの侵略戦争その他で、かなりの値上げが起こると聞いている。ロシアは反抗的態度をとる、これまでの友好国との通商などを切る、という態度を見せている。NATOなどと接触する国も憎まれるという。また他方では、プーチンに対する反抗チームも動き出しているとも聞く。
　DNA鑑定が、あまり歯切れのよい決定を下さないので、美咲ちゃん事件の捜査に、暗い気持ちを持っていたが、やっと気が晴れた。と言ってもまだ犯人が挙がったわけではない。北海道の観光船の事故の問題も、捜査の停滞には驚いた。深い海に沈んだ船の捜査がこんなに手間取るものだと知らなかった。

雨上がりの景色が拡がる　ごみ捨ての行き帰りには、まだぽつぽつと降っている
　今日は再び、「たそがれ」の記録を消失してしまい、保存しておいた文章を失ってしまった。今日の記録用の文章だ。
　ロシア語が嫌いになってくると言う実感がわかるような気がしてきた。ウクライナの国民が、どんな思いでこの戦争を受け止め、体にしみ込んだ、ロシアの生活や言葉を憎らしく思い始めたかが理解できるようになった。自分の身にしみ込み始めた文化を忌避する人間の苦しみがどんなにつらいか、分かってきた。体にしみ込み始めた様式や言葉を、異質な憎しみで迎える苦しみだ。新たに支配者として立ち現れた人間たちに憎しみを感じるようになった気持ちがよくわかるようになった。ロシアが、例の東部の製鉄工場跡の陣地に攻め込んだことが、報道されてきたようだ。逃げ込んだ市民が避難したばかりのところだ。情け容赦のない攻撃だっただろう。悲惨な状況が想像される。

雨　今は止んでいるが、道は黒く、周り中雫だらけ
　昨夜は持病の喘息が出て、せき込みが始まった。すっかり忘れていたので、薬の使い方を忘れていて、和子に面倒かけてしまった。薬をのどに吹きかけたら、けろりと咳は止まってしまった。まるでお呪い。また出るかもしれないので、薬のことを忘れないようにしなければいけない。貯金はないけど、持病だけは溜まってゆく。
　今朝は、和子が便秘で悩んでいて、御袋がよく僕に使った「無花果浣腸」を持ち出してきた。薬品を全部使いきるように注入するのが苦手なのだが、今日は満点の出来栄えだった。しかし結果は、和子の便秘が強情で、不首尾！今度は、下剤を飲むと、和子は悔しがっている。僕も入院当時、８日間ぐらいの便秘で、何度も苦しんだものだ。看護婦の持つ大型浣腸器にも脅えていたものだ。
　今日は大平洋側で大雨の予報。洪水や、土砂崩れに警戒せよと、放送が入った。13日の金曜日でもあるし、充分に注意しよう。「おべっか担ぎ」と言われても、注意深さは肝心だ。
　ウクライナでは、行政単位で露側につくの、ウクライナ側につくので騒いでいる。市民の「取っこ」になっている。住民投票によるのが普通だろうが、個人の申し出だけで、既成事実にしようと言うロシア側の腹だろう。これでは混乱してしまうだけだ。既得権主義が横行している。「この指とまれ」を演出して、先に取ってしまうのでは、歴史も伝統もあったものではない。闇市のショバの取りっこにも、少しは合理的な手順があったそうな。

この３日間絹雲型の準晴天、朝の状況がその後微妙に変化する
　昨日の記録一日分が、理由不明のまま消失。こだわらずに前へ進もう。明日は13日の金曜日。あちらムードの忌日。とにかく注意しよう。特にウクライナ方面では、用心が肝心。僕も昨夜は、変調が起きている。いつもになく床について間もなく、10時頃目を覚まして、翌日の朝寝坊したのだと勘違い。10時までの寝坊などしたことがないから、頭がおかしくなったかと疑った。実は、和子がこれから寝ると言う時間だったのだ。僕が寝て２時間もたたないうちに目を覚ますなんてことは、滅多にないことだ。でもその後は、いつもになくよく眠っている。不思議な現象だった。
　和子は、今日はお出かけ。親友、Ｏさんと新宿方面に出向く。また、夕方まで一人で留守番。来客と電話の応対が厄介だ。警戒警報の塊になって、大役を果たす。
　これから日本で起きる大きな問題は、改憲問題として起きる、日本の国軍公認の問題だろう。ロシアのウクライナ問題を侵略の実例として、平和憲法擁護運動の前に立ちふさがってくることは確かだ。いかに後退を続けてきたとは言え、その理念だけは、死守したい。とるべき新たな道を見つけ出して行きたい。やっぱり駄目だった、月並みな戦争可能国家に戻ろう、というのは歩みたくない道だ。核被害体験国として、普通に軍隊を持ち、どんな武器も使用できるようになる道は、広島長崎の仲間たちに誓って歩みたくはない。そう誓った沢山の写真を忘れることはできない。焼け焦げの油揚げの様になって、殺し合う道を捨てる前提で、命懸けで探したい。

今日も、空一面に薄い絹雲がかかっているようだ　日差しの手前、判定は晴れ
　現代の戦争は、実に恐ろしい状況の中に置かれている。戦争の武器には、通常武器から、破壊力を極端に大きくした兵器、危険な病気や化学反応を起こす化学武器、更には、広島の何倍もの地獄を作り出す核兵器などがぞろりと用意されている。しかも、いざ使われるとならば、無言でスイッチが押されるであろう。いかなる批判も無意味になる「あと説教」になるだけだ。他の人間が生きていれば、奇跡みたいなものだ。残るのは広大な地獄だけかもしれない。
　ロシアの軍隊の中にも、特殊な人間関係があり、一種の軍閥のようなものがあり、特殊任務を帯びたグループもあるようだ。機密の探り出し、などもお互いにやり合っている。今は暗号とか無線による合図や、特殊符号を用いて秘密をやり取りしている。軍部だけでなく、会社組織とか、商業組織の間でも使われている。ロシヤに限らず、どの国でも多かれ少なかれ使っている手段なのだ。ネットというと綺麗に聞こえるが、人道を踏み外す利用の仕方がいつ出てくるかわからない。戦争自体が途轍もなく危険な状態を作り出してきているのだ。新たな残虐性到来に充分警戒しよう。

絹雲が一面にかかっているが、十分晴れ
　最近、腕の筋肉が痛んだり、肋間神経痛気味の症状が出る。これは、家で懸命に動いているため、疲れているのかもしれない。和子に力を貸して貰っているが、和子も年相応に老いが目立ってきたので、甘えてばかりはいられない。支え合いにも神経をつかう。
　プーチンの演説を聞くのに気を使ったが、戦争開始の無理な自己肯定に過ぎなかった。ソ連崩壊の経験から得たものが、生かされていない。ロシアの今後の国家主義の構造も大分見えてきた。アメリカとロシアの狭間で不幸になることのないように将来を見つめて行きたいものだ。テレビなどでも、もっぱらプーチンの演説の意図をどうとるかの角度から取り上げているようだ。

曇り、雨になるらしい　ベランダの真紅のアマリリスが開花　しばらくは楽しめる
　鉢に放り込んだまま、ほとんど放り出してあったアマリリスの球根が、赤い蕾を４つも、誇らしげに咲かせる準備を始めた。余りに可哀想だから、水だけは補給しておく程度の世話しかしなかったので、咲くのを喜んだり、期待する資格は全くないのだが、やはり花が咲くと言う現象は、心無い主人を喜びで包み、反省させる。蕾の形が歪んでいるのがあるので、気にしている。来年まで生きていたらもっと注意して世話をしてやろうと、心に決めた。反省だけは、去年もしたのではなかったかと、実は恐る恐るの反省だった。
　今日は、ロシアにとって対独戦勝記念日だとして、その喜びを、現在の戦争に勝利して示そうと言うプーチンの考えを何度も聞いた。僕も戦争を小学生の頃、経験している。戦果が上がれば喜んで「万歳」をしていた。夜、提灯や旗を掲げて行進もした。敵に戦死者が沢山出れば喜びもした。苦しいことも多かったが、敵の身内が死ぬことに、やはり万歳をしていたのだ。プーチンと同じだ。しかし人間一人一人の違いも尊重してゆくこと、だから民主主義も大切にしてゆくこと、個人の存在を尊重すれば、簡単に人を殺すことはできない。戦争を起こさないようにすることは、人間にとって極めて大切なことを、戦後学んだつもりだ。しかし、１世紀も経たない内に、核兵器を抱えて、また戦争の掛け声がかかり始めた。僕は、地球での生存可能条件が失われるのとほぼ平行して、人類の絶滅期到来かと、思い始めている。しかしまだ先の話だ。それまでは、懸命に生き続けなければならない。
　プーチンの演説が気になって、テレビで時間を待っているうちに、沖縄で地震が起きたり、プーチンが、甲状腺癌の手術のために、後進に重責を譲って、退任するのでは、というニュースが入ったり、全く落ち着けないでいる。
　今日は、換気と掃除を省略したくなるほどせわしい。和子が、買い物に出ないので、引き受けてくれた。
　しかし、見終わって、何ら得るものはなかった。ネオナチという政治分析の実態もはっきりせず、あえて言えば自分たちがその役割を担っているような気がする。戦争を始めたのは自分たちなのに、戦争開始の宣言らしくもない。ナチと戦って、勝利した後、更にネオナチと戦ってきたと言う内容は、まるで抽象的な敵と戦ってきたと言っているかのようだ。現実に、ウクライナという泣いている国家が存在しているのに。戦っている主体はロシアという特殊な個性を持った文化の国だとも言える、と表現している。どこの国だって特殊な文化を持っているのに、自分たちだけのような独善主義にも染まっている。自国の反省もなく、兵士たちの活躍を賛美している。自国が新たな戦争を引き起こしたと言う自覚も全くない。これでは、停戦をする自覚も皆無なのではないか。彼には早く引退して、選手交代を望みたい。自分の持つ得体の知れない愛国心に拘らず、新発想で政治を進める新鮮な大統領を迎えたい。手術が手遅れにならないことを祈る。

絵にかいたような五月晴れ　緑が綺麗だ
　今朝は６時前に目が覚め、直ぐに着替えた。どういう訳か、僕の最初に就任した大森第七中学校の先輩教師であった木村暘（アキラ）先生の夢を見た。名前が難しい字で、ユニークでヒューマンな社会科の先生だった。後に同校の英語科の先生だった女性と結婚し所帯を持った。僕も英語科だったので、ますます親しくなり、大好きな方だった。家にも何度かお邪魔し、泊まり込んだこともあった。こんな僕なので、散々ご迷惑をおかけしたにちがいない。その後の転勤校でも、良い先生がたくさんいらしたので、職場での生活はとても楽しかった。何か、僕の方に潜在的な心残りがあったのか、夢の中なのに、明瞭に誰であるか判別できたのが、不思議だ。一足先に亡くなられておられる先生なので、呼びに来られたのかも知れない。ほかの学校にも、お世話になった先輩で、既に亡くなられた方は意外に多い。
　ウクライナ方面が、また騒々しくなって来そうだ。ロシアが、過去の戦勝を祝うとかで、攻撃再開とか言っている。殺し合いで勝ったから、また殺すと言うのは、何と残虐な「祝い方」か。人間が殺し合いまでして争うことを、お寺や、教会で、反省自粛し、命を落とした方々に詫びるべきではないか。
　観光船事故のほうは、船はいまだに回収ができず、新たに、100メートル水面下にある、強い水圧で押さえつけられている状況での捜査を基にした船体の回収が試みられるようだ。
　美咲ちゃん事件の捜査は、肩甲骨や頭の骨の一部、靴や靴下、衣服、などが見つかっているが、まだ本人のものとは確認されていない。DNA鑑定を含め、今後の課題になっている。
　徐々に減りつつあったコロナ感染も、ここ禁則なしの大型連休の終了で、跳ね返りが心配される。なんとか、このまま収束されることを願っている。

連休も終わりに近づいている　外はまだ真っ暗
　早朝に眠れなくなり、例によって起きてしまう。昨夜は、パソコンがおかしくなり、例の画面一面に呼び出し図柄の表示がのっけに出て、ニッチもサッチも行かなくなった。前回の時は、２、３度いじっているうちに元に戻って使えるようになったが、今回は、和子に「お父さん、もう寝る時間だよ」と注意されるまで、回復しなかった。ついに諦めて、明日、またトライすることにして、床に入った。そのせいもあってか、翌朝眠れなくなった。
　結局、早朝に起きてしまって、昨夜の続きを再開した。また同じ状態が続いたが、最後に通告が出た。「サインアウト」の呼びかけが出て、もう一度サインインをし直せ、修正に成功することがあるかもしれない、と通告された。思い切ってやってみると、なんと修正されたのだ。キツネにつままれたような気分で、いつもの通りWordを呼び出し、これを書いている。しかし、画面はちょっと違っている。自動保存の操作などが出ていないし、バックは真っ暗だ。今合図が出て、元通りに回復した。
　昨夜、頭が重くなり、何もかも否定的な気分に落ち込んだが、少し気持ちを持ち直したようだ。今日はどんな一日が過ごせるのか、やってみないと分からない。もう一度寝直してみる。まだ寝巻のままでいる。暖かくなってよかった。もう寝巻のままで起きていても、寒くない。楽な季節になって行く。

高曇り、空に日差しの明かりが漏れる
　６時に起床。よく眠れた。気分も比較的良い。元気に過ごせそうだ。和子は午前中コーラスの練習。発表会を控えて居るので、一生懸命だ。人間はやることが見えている時、一番元気が出る。
　僕には、今すべきことが見えていない。世の中の出来事を見て、ああだ、こうだ、といちゃもんをつけ、主観を述べているだけで、直接的には何もできないでいる。世界は動いている。時間も動いている。それを見て、ただ止まっている。何もできない。ネットで、面白いことを言っている人がいても、ああそうかと頭の中で考えているだけだ。人にも会えないし、その人の著作があるかどうかも直ぐには調べられないし、会って話もできない。今日も、伊東乾という人を知って、ユダヤ人について、面白いことを言っている。それが現代の世界情勢と関連があっても、それ以上には突っ込んで行けない。ウクライナ情勢とも大きく関連するようなのだが、知識はそこでストップ。参考書すら求められない。足のない研究生で終わりなのだ。生き延びていても、その先へと進むということはまずない。悔しいが観念だけが疑問になって渦巻いている。何を調べたくても、僕の場合「DNA鑑定」が有効には働かない。夢でうなされるだけだ。憎いヤツを呪い殺す夢を見るだけだ。結局はおとなしく寝ることになる。

子供の日　古色蒼然たる祭日だが、いくつになっても懐かしい　桃の節句と同様だ
　貧しい家庭に、桃の節句や、端午の節句に少しずつ人形や飾りが増えてゆくのが楽しかった。外に立つ大きな鯉幟も自分のものではないが、大きくなったり、新しくなると我が事のように喜べた。今は、近くに大鯉幟は立っていない。昔は、少し離れた農家で立てているのを、すぐ近くまで見に行ったものだ。いまだに菖蒲湯は大好きだ。柚子湯とは違った趣きがある。菖蒲の葉が「キュッ、キュッ」とこすれ合う音には独特な新鮮味がある。幼い頃、菖蒲の葉で笛を作って、湯に浸かり乍ら、楽しんだものだ。今はその技術も記憶が朧になっている。

みどりの日　この日にふさわしい快晴
　最大10日連休と言っても、このコロナ流行では、泊りがけ旅行も、ままならず、その上この歳では、出かけるのも大儀。桜が終わり、初ガツオの新緑となる。最高の季節だ。自分なりの素晴らしい休日がないものか。ウクライナを考えると、平和、好天気、気分良し、季節も最高と４拍子揃っているだけで幸せではないか。「只今、平和に生き残り中」と、プーチンに嫌味でも言ってやりたい。
　「みどりの日」という祝日にも余り馴染みがない。とび連休をくっつけるために新設された新祝日だと聞いている。若い頃はよく山を歩いていたが、90歳近くなった最近は、やっと歩いている状態で、足も重くなった。でも気持ちは、常に自然のそばに置いているので、自然と接していると明るく居られる。
　玄関コールを念入りに押している人がいるので、出て言ったら、日蓮宗の勧誘だった。母が健在のころは、母の実家が日蓮宗だったそうで、因縁があるのかもしれないが、僕個人への繋がりはもうない。立ち話が始まったので、適当に切り上げた。年で耳も聞こえなくなっているけど、まだ何とか頑張っていますから、とお断りして切り上げることにした。玄関コールを聞き逃してしまい、小荷物の到着を見逃してしまうことがあって、再配達になることが多い。一人留守番の時は、それがしばしばある。宗教の勧誘も時には見られる。電話での再配達の手続きには、耳が聞こえなくていつも往生している。

憲法記念日　存在価値を守りたい　快晴にしておくが、気になる薄モヤ
　「憲法改正」のチャンスとばかりに、本格的な武装を進めるために、憲法の影がますます、薄くなりそうだ。ロシアの起こした戦争一つが、日本の政治的姿勢を変えさせてしまう。核反対の運動もやり難くなって来る。核被害の古典的経験国日本まで、もっと危険な核になってくる現代の暴力装置集団に、巻き込まれて行くのか。今日こそ憲法を読み直すべき日なのだ。核保有国という言葉が、最近は、核共有集団という言葉が流行りそうだ。
　今日のテレビを見ていて、旅行社のような会社の安全運営の責任は重大なものがあると、改めて痛感した。KAZU号の場合だけ見ても大変な弁償を負うことになる。多数の人の命、船の沈没、引き上げの作業量、億単位で考えなければならない、責任への賠償、これからの営業への影響、人事問題としての引責。会社の今後にも「？」がつく。無事に終了すれば、楽しいことが、地獄の事態へと転落してしまう。航空機とか、船を利用する場合、特に安全性が要求される。

高曇り　薄いイワシ雲が空一面固まって移動中　青空も覗く　しかし急変の予報
　今朝はまた、パソコンで悩んだ。スタートの場面が、前に一度出てきた「総並び」画面で、にっちもさっちも行かなくなった。結局、例によって「再起動」で逃れ、再びWordの僕の「たそがれ」メモ欄に帰り着いた。その間、支払いを要請されるような危険な場面にも何度か遭遇している。やっと我が家に舞い戻った感じでホッとする。もう昼過ぎになっていた。我が「たそがれ」のホームページに戻ってみたら既にＮ兄の「たそがれ」（112）の修正は終わっていた。Wordの働き具合も正常になっている。何故このようなことが度々起こるのだろう。まさに「振り回されている」とは、このことだろう。しかしもう新規に機器の買い替えを考える気はない。この機械と、運命を共にする気だ。
　和子はコーラスの練習日。何とか、体調を保って練習を続けている。月末の本番まで、持つのだろうか。無事な終了を望みたい。
　少女不明事件の捜査は、DNA鑑定が続いている。結論は、まだ明らかになっていない。骨の時間経過がありすぎて、判定が不明になる場合もあるようだ。お母さんの気持ちはどうだろうか。美咲ちゃんではないことを、願っているだけらしい。
　船の事故の方は、ついに船会社の方へ、家宅捜査が入った。社長宅へも捜査令状が出ている。

昔ならメーデー　懐かしい思い出がどっさり
　よく職場の人たちと、手作りのプラカードや旗を担いで、朝から代々木方面の集会場に出かけて行ったものだ。生活要求や、政治への注文が会場いっぱいに並んでいた。雨の日でも変わりはなかった。時代が時代だけに赤旗の赤い色素が雨に溶けて、顔中真っ赤にして、歩いている質素な時代もあった。「血のメーデー」という嫌な思い出もある。メーデーは時代の移り変わりを映していた。安保闘争、勤評闘争、学テ闘争など、メーデーで教育問題が取り上げられていたことも多い。行進しながら、歌もよく歌った。労働歌、闘争歌、反戦歌、「青年歌集」の歌、それが今のカラオケの動きにも繋がっているから楽しいものだ。やはり歌うのも生活の一部なのだ。経済闘争か政治闘争かが問題になったこともある。労働運動の一端を担い、政治的発言も重要になっていた教員の組織も、大切な役割を果たしていた。
　すべてが懐かしい記憶になっている。そのすべてが、すっかり老いてしまった。そしていまだに戦争が起きており、ウクライナ戦争の反戦活動も行われている。人間と闘争本能のつながりは、いまだに進化していない。方向を間違うと人類の破滅につながる。危険な時代は、何十年も間をおいて大地震や津波の様に襲ってくる。何度も不幸な一生を余儀なくされる人たちも多い。人間は、自分の力で争いをなくすことも、天変地異の災いを防ぐこともできないらしい。そんなことはない、と信ずる人たちが、挑戦してみては退いて行く。
　ここまでを、午前中にＮ兄に送った。うっかりしていて、「たそがれ(111)」の記述領域が終わっているのに気が付いたのは、その後だった Ｎ兄も、気づいたのがその後になったようだ。僕の送稿が、今日は早過ぎたようだ。この頃は、書き込みが早い時は昼前になってしまう。作業の相手の時間を軽視しているわけでは決してない。今日はここまでよ、と思った時には、もう後からの書き足しを諦めてしまう。催促をしたようで気になったが、Ｎ兄がすぐに応じてくれた。これでまた２か月は保証された。自分の寿命も分からず、89歳を目指してまっしぐらだ。６月４日が、89歳の初日になる。でも今まで送稿を急かしたことは一度もない。彼がきちっとやってくれているからだ。彼の仕事の邪魔だけはしたくない。