高橋健三 「たそがれの記」(114)
2022.9.1〜

連日の秋空を楽しんでいる　明日から11月　寒さや火災が怖くなる

　昨夜は、もうパソコンはダメかと思う位不調だった。やけになって床に着いたが、今朝やってみたら順調に動くではないか。まだ使えるのに変えた電池と入れ替えてみたら、なんと調子よく動くではないか。消耗した電池と間違えて入れ替えたのかもしれない。よし、まだ機械は壊れていない。諦めずに続けよう。
　Ｎ兄から、耳のことで、身体障害の手続きをとって、補聴器や治療のことを考えた方が良いと言う提案が送られてきたが、公的な援助の手際の悪さに懲りている僕はあまり乗り気になれない。治療は、今からでは、たぶん時間がない。機器の調達は、すでに試みて、効力のあるものにお目にかかるのは大変なことが解っている。いつも面倒をかけてＮ兄には申し訳ないと思っている。しかし、諦めも大切なのではないか。努力の方向を変えるのも大切だろう。有難うございました。
　韓国で、人雪崩事故が起きて160人以上の犠牲者を出した。日本人２人が入っている。都市化は一つの住宅商業地の発展上の過程だ。国が、コントロールして防ぐ手立てはあるのじゃないか。都市工学など、専門分野があるようだが、新宿飲み屋街の火災の時にも指摘があったが、対策がいつも後手に回っている。都市の自然成長に任せて、事故があってから指摘しているだけでは、手遅れだ。死ぬのはいつも無力な民衆である。そんな混む所へ行くからだと、笑ってはいられない。建築工学や、都市工学の中に安全性を含む理論を合体させるべきだ。

空には白い雲が散らばっているが、その様子から「快晴」を宣言

　空の色の澄み方が、すっかり秋らしくなった。思わず深呼吸をしたくなる。６時起床で動き出す。和子の方も、コーラスの練習が続いていて、苦労しているが、決定的に残念なのは、僕がその歌を聴くことが出来ないことだ。音が聞こえなくなって久しい。聞こえていた頃には、団地内公園にも、入間市民会館にも聴きに行っていたものだ。今は市民会館には、ワクチン注射や、マイナカードの手続きなどで顔を出しただけだ。何とも寂しいことだ。日常の会話が聞こえないのだから、どうにもならない。和子に疲れが出なければよいが。それだけが心配しながらの応援だ。
　朝、７時ごろまでに起床して、夜９時には、床に就き、夜中には一度くらいのトイレで、床に戻るとすぐ寝付け、朝は６時過ぎまで、寝ていられる状態が一番気分が良い。長時間眠れずに目を開けている状態は不可。現在何でも美味しく食べられており、食欲もある。この調子を継続できるようにしたい。明日が終われば、11月を向かえる。いよいよ90歳を迎える鳩寿の年が近づいている。来年の６月４日が誕生日である。
　昨日の夕方の掃除の直後、かなり強い腰痛を感じたが、すぐ治まった。長寿に向かって歩き続けられるように、体には十分注意しよう。
　この所、ここグリーンヒルでも、祭りが、コロナのために中止乃至は変則施行で、繋いで来たが、今年は、合唱と、展示は作品を列挙できたが、合唱はマスクをしたままだった。お店の出店も中止になった。ツンボの僕は、いつもまともには参加できなかったが、今年は、「第36回藤の台まつり」として、今日行われた公民館に、行く気になって出かけて行った。やはり例年にくらべると、祭り自身に勢いがなく、マスクをした合唱に象徴されるように、住民のエネルギーがくぐもって聴こえ、生命力の勢いに欠けている。盆踊りや、神輿の勢いを早く復活させたいものだ。

朝から引き続き快晴の兆し　嬉しくなる

　夜具の組み合わせを変えたら、俄然寝床が暖かくなった。これならよく眠れる。この間の天日干しも功を奏している。いい調子で冬を迎えられそうだ。10月も間もなく終わる。
　テレビでは、終戦をテーマにした朝ドラをやっている。天皇の放送など、深刻な思い出が蘇えってくる。終戦ではなく敗戦だった経緯も、良く描かれていて、集団疎開地の群馬の妙義山麓で迎えた天皇の放送を、訳も分からず？ 涙で迎えていたのを思い出す。放送を聞いた部屋とか、ラジオの形まで記憶に焼き付いている。ドラマは、その時の国民感情を、墓場を掘り返すように突き付けてくる。嫌だ、戦争は嫌だ。しかし、戦争を仕掛けてくる国が、今でもあるのだから、無視してもいられない。

今日も快晴に近い晴れ　気分良し

　起きる時右足に軽い痙攣。６時ちょい過ぎに起床。和子は、金子公民館で、合唱団「ムクノキ」発表会のための最終的声揃え。84歳になり、もう最終的文化活動になるので、懸命な努力を続けている。今年亡くなった、久が原の松子姉も、生け花の師匠をやりながら、地元久が原のコーラスに参加して、かなりの歳迄活動をつづけていた。和子にとっても、良い「人生の師匠」になっていたのだろう。和子は書道を教えながら、合唱に打ち込んで来た。もう一つ「リラの会」にも入っているが、こちらは現在活動中止。咽喉もかなりきつい筈だ。「ムクノキ」は地元グリーンヒルの老齢に踏み込んだコーラスサークルの懸命な共同作業になる。思い切り頑張って欲しい。彼女は、その上に、団地のカラオケサークルにも入っていて、近くのカラオケパブで定期的に活動を続けて来た。パブのママとも親しくしている。年齢80台の「グリーンヒルの夕陽」になって、まだ十分に輝いている。体に気を付けて頑張って欲しい。

どうやら快晴か、最近、空にばかり期待している

　５時過ぎに起床。朝の支度と、パソコンの点検から、一日が始まる。今日はどうやら再起動後、仕事を進行できそうだ。Ｙ兄から、メールが届いていた。老人夫婦の、不器用な暮らしへの声援のようだ。でも、最近の外からのコンタクトは、メール一つ、はがき一枚が、すごい力になる。生きているのが楽しくなる。もっとも僕の方からは、愚痴と泣き言しか聞かされていないかもしれない。グッドニュースを期待されても、所詮それは無理だ。申し訳ない。破綻なく、黙々と生活を続けているだけだ。いや、破綻だらけかも。
　この所、大分外を歩き回っているのが、体力的にはプラスになったのではないか。足が楽に動くようになってきた。これは掃除など必要なことをするのにも、動きやすくなるプラス面だ。調子の良いうちに、夏から冬へ向かう生活上の変化を行うのにも利用したい。例えば、扇風機とストーヴとその使用する環境の準備の入れ替えなど、結構いろいろと模様替えが出て場所をとる。掃除を継続して行えるように環境を整えることも必要だ。道具の消耗度にも気を遣う。お金をあまり持っていない家庭は、いつも懐を気にしなければならない。今日の様に急に寒くなると、不安になってくる。

多少、水蒸気雲は感じるが、一応快晴

　昨日も、入間支所へ出掛けて行って、大分時間を費やした。可哀想な位の、和子の悪戦苦闘ぶりを見て感激した。僕ほどではないが、やはり耳が遠く、聞き慣れない「電子用語」を聞かされ、一人で判断しながら答えていた。スマホを敬遠している位だから、決して得意な領域ではない。何とか用を足して帰ってきた。実際に利用する立場だから、懸命に頑張ったのだろう。帰って来て、保存メモを、整理しておくことにも念を入れていたようだ。
　今日も、最終仕上げのために、近くの出張所に出かけて行った。本庁で、そのように要請されていたのだ。ここですべての手続きが終わったことになる。インフルエンザ予防接種も終え、マイナンバーカードの件も、終了して、老人夫婦がほっとしているところだ。メモ帳など保存してみて、僕はもう字が書けなくなってきていることが解り、愕然としている。ペンが持ちにくくなってしまい、「書く」と言うと、パソコンのキーボードを叩いているので、僕は次第に「文化果つる所」へと近づいているようだ。気が付くと、筆立てに立っているボールペンが、みな駄目になっているのに愕然とした。
　ウクライナ戦争が早く停戦になることを願っているのだが、お互いに、大きな攻勢をかけるきっかけを作ろうと、でっちあげ作戦を練っているようで、不愉快だ。少しでも早く停戦のチャンスを作りたいと願っている我々には誠実さが認められない。ロシヤにしても、これまでに何度も腰の据え直しをしているように見える。もっと真剣に平和づくりを考えたい。

雨上がりの曇り　朝のうちは、まだ陰険な黒雲が群がっていた

　まだ行動したことが、決着していない気分があるのか、朝３時ごろから眠れなくなった。昼間の居眠りのせいもあるかも知れない。今日でさっぱりと決着をつけよう。「マイナンバーカード」のお陰で不要な気苦労をしている。しかし中途半端は良くない。和子も落ち着かないでいる。何であれ、決着が大切だ。
　ネットでは、「プーチン氏が、戦争を認める」という見出しの記事が出ているが、「認める」と言う意味が、理解できなかったが、どうやら「戦争を否定しない」「戦争はしてよい」という発言らしい。核兵器を保有しながら、戦争をしても良いという発言は、「必要なら、侵略戦争もやるぜ」という意味にとれる。これは「必要なら、殺し合いもやるぜ」という、物騒な内容を含んでいる。物騒な国家の首相だと言うことだ。世界平和を望む国が増えている現代では、欲望に従う命の取り合いは、避けたい国家も多いことだろう。独断は問題になる。ロシアや、北朝鮮はそうだろうが、他の国々はどうだろう。戦争には懲り懲りしている国もあるだろう。一般国民が一番苦労しているに違いない。重要な地位にある人が、不用意な言葉を吐かないで欲しいものだ。

黒い雲があちこちにあるが、隙間には青空が…　雨に変わるかも

　いつも手古摺るWORDだが。今日はファイルのつなぎ目が、すんなりと出た。昨日いろいろといじった成果かも知れない。願わくば、この調子で進みますように。
　大きなテレビのアンテナ経路が不調なのに気が付いて、背面の装置のコードに、掃除機が触れて、接続不良を起こしたのではないかと思い、配線を点検したら、予想通りアンテナ線の接続が外れていた。指先の力が弱くなっていて、なかなかはめ込めなかったが、何とか押し込んだ。音の故障はもとのままだが、映像はきちんと映るようになった。「無料ストレージ」と言うおすすめが来たが、映像を預かってくれるらしい。本当なら、写真好きには利用価値がありそうだ。
　マイナンバーカードの手続きが、完了していない。係員の説明不足もあり、こちらの理解も不十分で、まだ手続きが完了していなかったようだ。今日は、インフルエンザ予防接種を済ませてから、もう一度市役所に相談しに行ってみる。二人とも理解力限界で情けなくなる。

やや褪せた色合いだが、ほぼ完全な快晴に近づいている
　どんどん色彩的に秋の空が出来上がって行くのを見るのは気分が良い。見る間に今の完成度に近づいた。しかし、今日の自分の心理状況はあまりよくない。この頃、時折精神状態が暗くなり、自分の一生が無駄だったような気分に追い落とされる。90年かけて積み上げてきた自分の理想的な世界が完成間近で、幕が下りてしまいそうな気分に捉われる時がある。豊かな生活、平和な力強い文化、豊かな温かい人間性、どこ迄も高く築き上げられる世界を夢見て、力不足ながら努力してきた自分の世界が、現実に、戦争という火薬臭い暴力によって、崩されてしまう。優しい人間性も、人間がかぶっている鬼の面だと気づいて唖然としている自分を見つめ直している、その自分を意識して立ちすくんでいる。この90年は何だったのだ。また昭和少年の悪夢に引き戻されてしまうのか。空襲の空間が現れ、墜落してくる戦闘機のイメージが舞い戻ってくる。そこから発した僕の人生はずっと、これらのイメージを否定する方向に進んできた。しかし、やはり、これが人間の世界だったのか。資本主義も、社会主義も、その鬼どもの扮装に過ぎなかったのか。10日に１日は迫ってくる悪夢のような後悔が走る。しかも、広島長崎のむごい現実を背中に背負って。人間を買いかぶり過ぎたか。自分が余りにも甘かったのか。このままでは、自分に終止符が打てないと言う実感。
　さっき、この辺まで書いたときに、パソコンが故障し、全文消えてしまったので、もう一度思い起して書き直した所だ。泣き面に蜂という思いだった。

今日の空はもう崩れ始めている　青空は減り、雲の色も黒ずんでいる

　今日、昨日と２日分の記録をＮ兄に送る。昨日は、疲れてついに原稿のメールを送れなかった。今日の「固め打ち」となった。今日はゆっくりと、掃除や換気をやれるだろう。気のせいか、１日サボっても、絨毯の汚れが気になる。遣らなかった体が、自分を蔑んでいるように思えてくる。思い詰めることはない。広い気持ちで問いかけてみるのが一番だ。マイナンバーカードについては、結果を待ってよく検討してみることにする。成功すれば一歩前進だ。

今日も素晴らしい好天気　遠出も安心して計画できる。

　マイナンバー制度は、今までは全く利用する気がなかったが、最近になって、保険証と一本化する、という話も出てきて、拡大して行く方針を、打ち出しそうなので、参加してみようか、という気になった。和子と出掛けてみて、参加の事務手続きが結構僕らには負担が重いと言うことに気が付いた。和子も僕も耳が遠い。特に僕は、殆んどカナツンボだ。会話が成り立たない。その分、通訳の代わりを和子がしなければならない。もう年も取っているし、かなりの大仕事になる。やってみる、と言うので、お天気にもつられて、入間市にある市庁舎へ出かけて行った。コロナの注射もここだった。係の女性も大変だったろうと思うのだが、申込者の僕らも、完全に終了するまでには、くたくたになってしまった。和子もがっくりしていたようだ。家に帰っても何もする気が起きない状態であった。僕の歩行力も、かなり減退していた。帰りは、入間から藤沢までバスで帰ってきたが、バスの乗り降りも、膝ががくがくして、やっとの思いだった。入金のルートなどもみな暗証番号制なので、準備はしていったものの、慣れない手続きに四苦八苦の思いであった。何とか使えるようになるのかと、今も信じられないような気分だ。

この秋初めてと思われるような絶好の好天気

　窓を開けてみて、思わず歓声を上げた。素晴らしい秋空。秋がやっと来た。やっと記録を書き始めた。そうさせたくなる秋空なのだ。もう一度ベランダを開けて空を見る。雲一つない。完璧な秋空。万歳をしたくなる。嬉しい、嬉しい。思わず赤とんぼを探してしまった。
　マイナンバーカード取得の手続きをして途中で厄介で、止まっていたが、今日、和子が電話の手続きは、二人とも耳が駄目なので、電話を避けて、直接担当にぶつかる方が良い、ということで、支所まで言って手続きを確かめようと言うことになり、散歩がてら出掛けることにした。支所から帰って、くたくたになった二人は、高齢者を口説き落とすには、手続きをもっと簡単にすべきだと憤慨していた。何度も高齢者を呼びつけたり、手続きが厄介なのは、実態を良く知らないで事を運んでいる証拠だ。マイナンバー制度がなかなか広まらないのも、優しい政治がなされていないからだ。老人はもう電話一つかけるのが重いのだ。明日また本庁に行かなければならない。インフルエンザ予防接種にも行かなければならない。1日２回の外出など、90歳近い人間にはなかなか難しいのだ。現実の理解が、温かい思いやりになる。

雲が切れてあちこちに青空がのぞいている　好転の兆し在り

　朝６時半に起きる気になった。お茶の用意と、パソコンの準備を同時に始める。和子は、少し前に起きていて食事の支度にかかっている。最近は、ややけだるそうな体の動きが、気にかかる。体のあちこちに痛みが出て、辛そうだ。痛み止めの膏薬を絶えず張り替えている。背中などは僕の役割になる。
　北朝鮮のミサイルのことを非難しながら、次第に質的向上してきているのを指摘し、わが国でも、後れを取る訳にはゆかないと、防衛の問題もあることを発言したりしている。核兵器の現実使用を恐れながら、遅れを取ることはならずと言う矛盾ある発言が、テレビでも増えてきている。画面に現れる人物の経歴も変わりつつある。現役を降りた自衛隊員なども次第に顔を出し始めた。軍備拡大の予算が増えることを期待する声も、大きくなってきそうだ。日本はどうなって行くのだろうと心配になってくる。封印された強力な新兵器でも探したくなる。同時に「いやだ、いやだ、やめてくれ。戦争はもう嫌だ」と言う呪いの願いも滲み出ている。
　今テレビでは、国防費の論議が盛んに行われていて、ひと頃だと大喧嘩になりそうなミサイル装備の金額が論じられている。ウクライナの戦争が、現実の問題となって、核戦争も起きうる雰囲気の中で、状況が変わってきてしまっているのを感じる。素手で平和を守る姿勢など、とてもできる雰囲気ではなくなっている。軍備に何兆円と言う話も現実味を帯びてしまっている。この世論変化は、ウクライナ戦争と、プーチンの顔に刻まれているように思われる。こんな具体的な侵略戦争の「顔」はない。この「顔」を前にして、信念だけで、軍備不要論を主張するのは不可能ではないのか。僕がこんな物騒なことを言い始めるほど、世界の歴史は進んできてしまった。二次大戦後のヨーロッパ共産化も崩壊し、ソ連が解体し今のロシアが身内国だった国と戦争をしている。中国は、台湾勢力を配下に入れようと拘り、それを革命の完成だと考えている。習主席は、敢えて平和的統一を口にしようとはしない。とても「戦争廃絶」どころではない。僕の孫やその子供まで戦争の苦渋を体験することになるのかもしれない。争いは人間の持って生まれた血の習性なのかも知れない。

日差しを含む曇り空なのに、まず青空は期待できない

　昨日の夕方、かみさんが葉書をもって飛び込んできた。１週間ほど前にメールで予告の入った、Ｙ兄からの切り貼り付きの葉書だ。思わず涙ぐんだと言う感激のエピソードが載っている。７年間も新聞を配り続けた少年に毎年年賀にお年玉を手渡し、感謝の気持ちを表し、その温かい気持ちを少年の方も忘れずにいて、後日ご挨拶をしに、改めてその主婦宅を訪れる、という話だ。確かにほろりとくる話である。考えてみると、昔はよく聞いた話だ。確かに涙を誘う新聞配達少年と主婦との友情物語ではある。最近は余り聞かないが、人間が冷たくなったのであろうか。「アルバイト」がさほど苦労の類に入らないのかもしれないが、人間のサガが変わったとも言えるかもしれない。ウクライナ戦争を見ていると、そんな気もしてくる。地球が住みにくくなるほど、人間は、優しくなって、助け合わなければならないのに。地球と一緒に冷めて行ってしまっては最低だ。
　それにしても、葉書にしろ、封書にしろ、郵便の郵送に時間がかかるようになったのは何故なのか。土日や連休が挟まると、一週間かかってしまうことも多い。当然、運ぶ人の事も考えなければいけないが、「早く伝えたい人」の気持ちも考えていただきたいものだ。

このところ朝はいつも曇り　秋晴れは殆ど見ていない

　今年の秋は寂しい秋だ。まだあの清々しい秋晴れが見られないでいる。この分では赤とんぼもいつになる事か。待ち遠しい秋になっている。
　昨日は、今月２度目の安売りの日。またボッカ役で、和子の買い物に同行した。空のリュックが、商品で大きく膨らみ、ゆっくり歩いて家まで運んでくる。途中の辛抱だけだから、却ってリハビリ代わりになると、月２回ヨークマートで実行している。滅多にないが、イオンも加わることがある。生活上必要でやっていることを、僕はそのように解釈している。背負って歩き始める時、体からの反応で、何となく、良い手応えか、そうでないかが伝わってくるような気がする。リハビリコースを歩き始める時と同じだ。無理をしないで体の音を聞くと言う意味で大切なことだ。働けなくなってきた病人と言うコンプレックスも軽くなる。
　アメリカも、真っ向から対立する政策、移民問題、妊娠中絶問題を抱え、中間政党の誕生が語られるようになっている。これからどんな道をたどるのか。中国がどんな道を歩むことになるのか、重要な時期を迎えようとする時、米中の政治の行方は極めて重要な時期を迎えている。迷走ともいえる軌道を踏み出したロシアのこれからも含めると、世界の歴史がどのように展開するのか、核問題を絡めると、不安と願いの歴史が、延々と続きそうだ。僕の息の根は、どこまでモツのか、不安を抱えて旅立つのが宿命になって居るのかも知れない。

あちこちの雲の隙間から光が漏れるが、晴れ間にはならない

　僕が、WORDの調子をほめると途端に具合が悪くなる。余程ついていない人間なのだろう。今書いた文章が、もう消えてしまい、先ほど書いた文章も消失した。仕方なく今日の分を書き直すことにする。
　先ほども書いたのだけれど、今日は中国共産党大会が始まる日だ。各種のジャーナリストが取り上げている。国として発展途上にあり、経済力は右肩上がりに伸びているらしい。ソ連邦が崩れてしまった現在、共産主義国家としてはナンバーワンだ。大きく注目されている。しかし、国家権力の抑圧的な政策が強すぎて、自主的な側面が余りにもなさすぎる。たびたび国家権力の代行者・警察の動きが激しすぎる。国民に考えさせる側面が貧弱だと思う。今度の大会での横断幕掲示の一幕も、抑圧するから、内緒で準備するし、いきなり行動するから、警察沙汰になる。世論は弾圧だと言うことになる。息苦しい雰囲気を感じざるを得ない。この国が、国民の自由の問題をもっと鷹揚に取り扱って行けば、評価は大きく変わって行くと思う。経済の方向性に絞った国家方針を明確にし、他は、納得を前提に権利や思想の統一に時間をかけても良いのではないか。他国の信頼感も大きく変わって来ると思う。どれもこれも絶対に国への批判を許さないと言うのは、息が詰まるようなやり方だと印象が固定してしまう。コロナの対策一つでもあまりに高圧的すぎるのだ。僕は極めて真面目にこの大会の成り行きを注目している。力を客観的に評価できるような、やり方を考えれば、国際的な評価も上がるだろう。台湾問題なども武力行使以外には手はないような印象を与えてしまう。深い考慮が必要なのではないか。資本主義的にではなく、ヒューマンな方向で考えて。

朝から雨は上がっていたが、相変わらず空はどんより

　昨夜はいつまでも、コンピューターにしがみついていて遅くなってしまった。しかし、相変わらず機器の操作は不調、眠る前に不機嫌な状態が続いた。これ以上は体に障ると思い、寝ることにした。和子はもう先に眠りについていた。テレビはつけたままだった。スイッチを切って床に潜り込む。案外早く眠りにつけた。台所仕事で疲れたのだろう。目を覚まさせずに済んだ。また明日、と言う投げやりな気分で床に就く。今朝は６時に起床した。窓から空を見ると、どんよりと曇り空。元気の出ない天候が続く。と思っていたら、午後になって青空が雲間から覗き始めた。ことさら空の色の青みが強い。
　明日は中国の全国党大会が始まる。批判的横断幕なども現れたようだが、警備も厳しく、おそらく無事に開かれるだろう。中国政府には国民に対する自信がないのだろうか。もっと自由に、批判でも、政治に対する提案でもさせる雰囲気があっても良いのではないか。マスコミや、人民に批判を許さないと、一般庶民の思考力が減退してしまう。政治を支える国民の力が無責任になったり、虚弱になったりするのは、国家の政治力の衰退を招くもとになる。平民は黙ってろという時代ではない。理解して一緒に歩む時代なのだ。

朝からじめじめした雨

　今まで「自動回復」の手続きが良く分からなかったが、おぼろに分かり始めた。今後実践的に理解して行きたい。まだ自動保存には手が届かないでいる。今まで分かったつもりが全部駄目になっている。
　３時ごろから、目が冴えて、着替えてしまったが、また眠くなり、５時頃から寝直し、２時間ほど眠れた。やはり、いくら老人でも、寝不足になるような早起きはよくない。眠れる時には十分寝る必要がある。両者の睡眠を、うまく使い分けよう。
　今朝は、工藤さんからメールが届いていた。昨夜、早速お返事を下さったのだろう。和子から頼まれていた、合唱祭のことをお知らせするのを忘れていたので、補足のメールを送った。和子は、「リラの会」の方で11月に出演だそうだ。咽喉の不調にも負けず頑張っている。

ここ２、３日と比べると、濃厚な曇り　天候悪化か

　早朝から、和子が髪を染めだした。終わってから、寝直しを提案して、僕は起きることにする。朝湯にも浸かった様だし、ゆっくり眠れるだろう。僕は、パソコンに向かう。昨夜は、電源につながるコンセントの点滅順位にこだわる挿入位置を間違えて、プログラムの自動点検を偶然誘導してしまい、かなり長時間画面は真っ暗、点検状況を知らせる通知が画面の下部に出続けた。これは久しぶりのことだったので、期待して見守って居た。かなりの時間が経って、回復すると、スピードとか、画面の切り替わりなどが滑らかになった。不調が続いていたので、小躍りして歓迎した。しかし、こんな時には、裏切られて、またモッタリクッタリしてしまうことがあったので、用心が肝心だ。いつもこんな好調さで使っていたい。
　パソコンの今朝の使い心地は、快適だ。Ｙ兄の、メールに気を良くしてるせいかもしれない。相変わらずの「オチョウシモン」を自覚する。こんな時にはパソコンが素晴らしい発明品だと言う気分になれる。浮いた気分ではいけない。真面目な気分を取り戻そう。
　ロシアとウクライナ両国とも、戦力上でも、心理上でも、トルコの調停に乗る心境に近づいているようだ。是非乗って、早く、命の取り合いを停止して欲しい。意地だの、恥だの言って、両国の関係者の生命をどんどん消してゆく行為は決して続けるべきではない。世界中の人間たちの生命観が、死と残虐の世界にはまり込んでゆく。優しい人の気持ちや、神仏の教える世界に背いて、没落して行くだけだ。調停役が、声をかけているうちに、意地だ、恥だ、と言うのをやめて、国民のためにも、素直になろう。とりあえず戦闘を中止し、我を張らず、三者の中で、停戦の条件を良く検討することだ。再建しなければならないことは山ほどある。戦争の兵士を募るより、国家建設の戦士に徴兵はいらない。生きるために全員が参加するだろう。世界中の国々も、戦争の加勢よりも、国家再生に力を貸す方が、どれだけ清々しいか、冷静に考えてみよう。敢えて、停戦から和平への路線をしっかりと歩むことを決意しよう。

昨日とそっくりの空模様 果たして今日も晴れるか
　昨日は待望の日差しに恵まれ、和子が待っていた夜具の天日干しが実現した。少しずつ夜具の種類が冬に向かっている。温かくはなって来るが、重みが冬を感じさせる。毎日の掃除が、それだけ体力を必要とするので、老齢を感じさせる。しかし現実は仕方ない。
　待っていても、一向に日差しは姿を見せない。和子が、今日も担ぎ屋を頼みたいらしいので、これからリュックをもって、ヨークマートへ出掛けてくる。運良く、雨にも降られず買物を終わらせた。今日の荷物はかなり重かった。買ったものを片付け、冷蔵庫に入れるものを整理し、一息入れて、ごろりと横になる。インスタントカレーソバを空にしたら、１時間ほど居眠りに襲われた。さて今日の掃除を済ませて、夕飯を迎えよう。

久しぶりに晴れそうだ　雲が多いのが少し不安

　昨夜は、何度も夜中に目を覚まし寝付けなくなった。明け方になって、ぐっすり眠ったような気がする。７時近くまで眠り込んだ。睡眠時間は十分だと思う。
　テレビのニュースによると、ロシアが、輸送路になる橋をウクライナのテロに破壊されたと言う口実で、復讐と称して、80発ものミサイルを発射して、ウクライナの10都市を攻撃した。多数の死者及び負傷者を出した。こうなっては、殺し合いは、停戦に持ちこみ難くなる。両国の指導者の性格が、よほど粘液質なのだろう。国民の恐怖心を考えたら、一刻も早く停戦して、和平へと進ませるべきだと思うのだが。僕は戦争は大嫌いになってしまった。小学生時代の、戦争の記憶を思い出すと、憎らしい思いが沸き起こってくる。今の年まで一生続いていたような気持ちになる。
　広大な銀杏並木を前に、脚が止まり、一生を積分した様な句が出来た。ここにも載せておく。

　黄の世界　声無く立って　仏に成りぬ　　　　健三（2022．10.11）

今にも降りそうな曇り　一時は雨になった

　和子が布団を干したがっているが、なかなか好適なお天気にならない。天日干しもままならない地球は住みにくい。今朝は、右足の筋肉が攣って、痛みに目が覚めた。最近頻繁に起こる。時間はあまり早くはないので、睡眠時間は十分。あまり気にしないで、生活しようと思っている。しかし強烈な痛みには参る。
　しげりちゃんとの会話が、中途半端で終わっていたのを思い出し、メールを書いてみたが、届かなかったようだ。アカウントが、正常に働かないようだ。電話で確かめてみることにする。
　ナンバーカードのことも考えなければならない。頭の容量がだんだん小さくなるようで、いつも記憶が溢れてしまう。日常生活のことで、和子とやり取りがちぐはぐになってしまう。メモも取っているのだけれど、そのメモがどっかにいってしまう。いやはや、お手上げだ。

曇り空の上が明るい　好天に転ずるか

　昨日の久が原行きで、ぐったり疲れた。ドライバー役を務めた小糸さんも大変だったろう。やっぱり若い人たちは、エネルギーがあって羨ましい。恒ちゃんたちのいた建物は、知らないうちに、３階建てになっており、所帯が増える可能性に備えているようだ。ジジババが居た処は恒ちゃんの病室に利用された様であったが、かなり片付いており、持ち物の処分をする業者も入って、引き取ってもらえないものの処分を整理するのが今日の目的であったらしい。女性たちは、まだ自分が使えそうなものを、形見分けとして、戴いていたようだ。和子も仲間に加わり、着物類、小物などを、悦ちゃん中心に相談して、形見分けに頂けたようだ。
　男どもは、関心がないので、僕と小糸さん（しげりちゃんのご亭主）とは、近くの居間に残って、小糸さんの見事なカードさばきに見入っていた。２年程、プロから奇術の手ほどきを受けて来たと言う。僕の目には、素晴らしいと言えるテクニックを披露してくれた。
　すべて終わったのが、かなりの時間だったので、慌てて帰り支度をはじめ帰路に就いた。運転は、小糸さんに任せて座席に座っていると、眠くなってくる。とろとろしていたら、もうだいぶ遅い時間になっていた。僕らをグリーン・ヒルの我が家まで送ってくれることになったらしく、小糸さんがハンドルを握り続けていた。我が家のすぐ近くに送ってくれるまで、しげりちゃんはずっと、形見分けに僕が戴いた筆談用のホワイトボードを使って、富士見の土地の話など続けていた。商店街について、車を降り、小糸家と別れを告げ、我が家に戻ったが、もうよたよたするほど疲れ切っていた。形だけの夜食をとり床に就いた。そして今日の日曜日、ぐったりと体を休めている。疲れの中では，恒兄夫妻が同時に亡くなった寂しさが、空しく胸に突き刺ってた。

雨は上がって、久が原行きには絶好

　準備しておいたことを手順を追って実行するだけ。結果として、ひばりが丘の小糸さんの車で、送ってもらうことになり、実に有難い事だ。座っているだけで、僕にはいろいろ思い出にふけることが出来た。爺ちゃん、婆ちゃんの仏前にも、久が原最後のお線香をあげて合掌した。隣に並べてあった恒ちゃん松ちゃんの写真にもお線香を立てた。皆も傍に置いてあるアルバムや、思い出の品に目を通していた。中身が大切な文書は、カメラで記録をとった。僕ら男は、やや手持ち無沙汰で、卓上に置かれた、美味しそうな寿司などをつまんでいた。女子諸君は二階に上がって形見分けに立ち会っていた。

どんよりとした曇り　秋の急激な気温低下も異常気象の中に入る　要研究

　過ごしやすくなったが、秋らしい清々しさを忘れてしまった。兎に角、落ち着きのない天候が続く。12、3度が、最高気温だ。農業や漁業へのはねっ返りが心配。
　嫌な事件の続出と終末が報じられている。江戸川の幼女不明事件も、水死体は、当人に該当と、確定したようだ。母親が気の毒。幼稚園児の熱射病死の事件も、理事長の代替わりで、責任を取り、幼稚園不当管理事件もピリオドを打ち、幼稚園は再開の模様。全国の幼稚園が、反省して欲しい事件だった。
　この所、世間では嫌な事件が続発した。コロナの蔓延のせいもあるだろう。人心の不安は、いろんなプラスαをもたらす。ロシアの始めた戦争も、嫌な予感をあちこちに齎している。北朝鮮のミサイルの問題も、不安な空気を演出している。戦争能力を見せびらかすと言うのは、決して自慢すべきことではない。ヤクザの力こぶと言ってもいいだろう。例え、戦争能力誇示に対する対抗だと言っても、同じレベルに見られてしまう。人間たるもの、命のやり取りをする前に、とことん考えを述べあい、合意点を探し求める努力をするべきだ。殺し合いをしたくてすると言う、ヤクザは、論外の存在だ。嘘で相手を丸め込もうとする類も、人間の領域から座をはずしてもらいたい。言語も持ち合わせ、文学も残している種族が、撃ち合いしか考えないと言うのでは、思考力のある種族とは言えないのではないか。

曇り時々雨　こんな日は、パソコン日和だ。

　８日の久が原行きはまだはっきりとしない。多喜子やクンちゃんちのプランが明瞭にならないと、時程が組めない。
　今朝は朝から雨模様で、しばらく続きそうだ。夜中にトイレに起きて、しばらく目が冴え、また眠りにつき、朝方７時ごろまで眠る、と言うタイプの寝かたに落ち着きがちだ。睡眠時間で見ると、そう寝不足にはなっていないと思う。しかしあまり断絶した睡眠は、質が落ちる。脳の働きも良質にはならない。
　和子たちの、歌のサークルは、時々コロナをよけて通り、何とか計画を変更しつつ継続している。僕の頭の中では、11月の風物をあしらった「定例会のお知らせ」を準備し始めた。探し方によっては、質の良い無料のカットが探せることに気が付いた。全てめぐり合わせである。僕の方もあまり無理はしない。今日は、葉書大の用紙づくりに精を出した。うちにはカッターがないので、僕はよく切れる包丁を使う。厚手の紙を折るのに、指先に力がいるが、曲がって切れる鋏よりも、効率と、仕事の質が向上する。今日は50枚以上も増産した。

　曇り空　また上空一面水蒸気に戻ってしまった　しばらく続くか

　社会変革の力を、憎しみだけに頼るのは、間違いだ。もっと大らかな優しさがなければ、改革のエネルギーは変質してしまう。僕の発想の中にも、同じ傾向があったのかと思うと、身震いが出る。もう一度人生がやりたくなるような口惜しさだ。余生を使って、今後の歴史の流れを注視すること。教え子達にそれを残さなかったかと不安になる。若い人は、根が明るいから、修正も可能だろうが、憎しみは、人柄を変える。これから人の世がどのように変わって行くか分らないが、「人は世につれ、世は人につれ」と言う。変えようとする社会に、変えられてしまうことだってある。
　北朝鮮のミサイル実験は、ミサイル・デモとなって、拡大しそうだ。ロシアの侵略行為に参加したいと言う第３国も出てきている。このまま放置していて大丈夫なのだろうか。ゼスチャーとしての核の弄びも加わりそうだ。核に対応すれば、広島の悲劇の再現になり、平和への帰り道は不透明となってくる。アメリカだけに頼るのは極めて危険な戦略になるのではないか。ウクライナの勢力挽回を過剰評価しては、平和は遠のく。むしろ今は第３国、もしくは国連の調停の働きかけが有効になろう。平和への責任は、どの国にもある。国際的な位置づけと、実力が必要ではあろうが。

快晴　上空の水蒸気が消えたのか　天候悪化の予報のはずだが

　あいかわらず、WORDの記録には苦労している。記録が中断するページばかりで、記憶までばらばらになりがちで当惑している。何とか、メモ帳の役割だけでよいから、継続的な利用法にして欲しい。このページからのコピーが、毎日Ｎ兄に送られて記事になる。しかし、担当の方も大変だろう。宜しくお願いしたい。
　今、新しい形で、北朝鮮のミサイルの情報が入った。今までは、一般のニュースの一部で扱われていたが、今日のは、戦時中の「臨時ニュースを申し上げます。」とか、「大本営発表！」の雰囲気だ。また戦争になるのかという恐怖心が甦ってくる。今日のは、「北海道、青森方面に向け打ち上げられた模様」国民は、建物の中や地下に避難するよう」という呼びかけになっていた。連続ドラマは中断され、何度も繰り返されていた。昭和世代にとっては嫌な予感がする。後から、調べて見ると、本土上空を超えてという形で太平洋側へ落下というのは、５年ぶりらしい。とにかく武器を振りかざしながら、威張っている国には、好意が持てない。やはり国民同士が自由な雰囲気で文化交流を継続し、意見交流を維持して行く国と、交流を続けたい。

灰色の雲が多数群がっているが、切れ目に青空、また晴れる可能性あり

　最近は、しばしば便秘を起こし、正常な排便を定着させるのに時間がかかった。たまたまＮ兄から送られた整腸剤を２か月近く服用した。病院から出された下剤や、和子が使っている下剤と併用したのが功を奏したらしい。この所、便通が、規則的に落ち着いてきた。身体が重ったるいのは、リハビリが、不規則になっているせいだと思うし、足の筋肉もだいぶん衰え、押すと凹む様な、むくみも来ている。これを聞いた医者は、「老齢が進むと、誰でも浮腫みは来ます」と言われた。８日になって、久が原参りが出来れば、元気が出るのではないか。腕は、重い掃除機や、換気の窓開けに使っているので、あまりひどい筋肉痛は、起きなくなった。

東の空が晴れている　多分快晴か

　昔、『チボー家の人々』という小説があった。かなり売れた本だったように思う。中身は、あまり覚えていない。一家の繁栄と終末を描いたものだった。「久が原の高橋家」の終末が来ることを知って、何故か、この小説の題名を思い出した。おやじが、懸命に稼ぎ出して、家を建て、長兄磐兄が、別の道を歩み、恒兄が跡を継ぎ、オヤジたちは恒・松子夫妻に看取られて、一生を終えた。立派な生涯であった。月並みな苦労は、彼らにもあった。しかしよく僕らのために頑張ってくれたのだろう。そして今、孫娘の悦が、恒さんの後輩・信成さんと結婚し、跡に住むことになる。苗字は途切れるが、血は繋がっている。僕らの住んだ家は無くなるが、思い出はモノだけではない。土地柄というか、「ある空間」とでもいうか、意識がつながって行くのだ。それだけに小さな空間との別れが、寂しく感じられる。８日には、その空間とのお別れ会がある。寂しい空間へのドキドキ感もある。皆さんしっかり生きている。縁あってこの世に出てきた僕らは、今後も頑張ってそれぞれの道を歩いて行く。どんなにつらい時があっても、音を上げるまでにして、負けないで戦って行こう。何度も置き換えて来たスタートライン「久が原」を思い起こして、「位置に着こう」。しみじみと８日を待っている。

10月に入った　東の空に、少し雲が残るが、おおむね快晴　良い陽気が待ち遠しい

　昨日は大変な情報が入ってきた。久が原の実家が取り壊されると言うのだ。僕が大学受験の年に、父が新築した「久が原の家」が、役目を終え、取り壊される。恒兄の設計によるものだった。恒ちゃんたちが住んでいた、東半分の地面は続けて使用するようだ。国ちゃんと悦たちが、そのまま住み続ける。随分長いこと、僕もあそこで暮らしたものだ。和子と結婚したのが、僕が30歳、和子が25の時であった。二人とも大森七中に勤めていた。実家の二階に増築して、場合によっては両親の世話を、とも思っていたが、僕らは、一時、間借りをしているだけになった。恒ちゃん夫妻が、両親をしっかり面倒を見て、看取ってくれることになったのだ。松ちゃんには心から感謝している。僕は居候をしただけで、やがて、新居のグリーンヒルに住むことになった。その時も、「さらば久が原」の気持ちはあったが、しかし、今はその時以上に、寂しい気持ちを抑えきれずにいる。そうか、あの跡が更地になってしまうのか。いや、場合によっては、知らない人の家が建ってしまうのかもしれない。国ちゃんたちは、今までどうりだが、実家が消えてしまう、の実感は強い。今月の８日に、「久が原の実家」さよならパーティをやることになった。這ってでも、参加したい。

快晴と言って良いだろうが、上層一面に水蒸気の薄雲を感じる

　今日で、９月も終わり、10月に入る。やっと熱中症の季節から解放される。良い季節に向かうと言うのに、わがパソコンは、不調の絶頂にある。記録を残すのと、メールを使うのがやっとという状況。僕の健康状態と大差なくなってきたようだ。Ｙ兄へのメールが、尻切れトンボで、失礼しているのではないかと気になっている。Ｎ兄には、「たそがれ」の原稿を送るのでやっと、という状態。こちらも失礼お詫びいたします。
　メールで気になるのは、もう使っていない(smilingkeng)時代のアカウントの修正をするようにというような、ピント外れの忠告が繰り返し届く。Okengtacに直してから、相当経つと言うのに、繰り返し催促がある。どうしたら良いか分らずに居る。面食らっている。そろそろ御仕舞いにせよと言う、催促のように聞こえてくる。しかし、僕はできるだけ粘りたいのだ。助けて欲しい。情けない声は出すまい。全力を尽くすのみだ。

雲間に青空があちこちに見えるが、晴れとは決めにくい

　どうも、郵便の到着に、時間が掛かり過ぎるのが気になっている。こちらの不注意なら仕方ないが、誰かの悪意とか、制度上の欠陥だと、手を打たなければならない。Ｙ兄の送ってくれた優しいエピソードの切り抜きもやっと届いた。僕の「たそがれ」が、余り殺風景な話題ばかりなので、ムードを和めようと言うＹ兄の厚意かもしれない。２通続いた「切り抜き葉書」がはからずも、スムーズにいかない郵便事情に引っかかったようだ。これからは、少し警戒して見守るようにしますので、ご安心ください。異常が続くようなら、手を打ちます。今回到着したのは、当たらなかった射的屋さんの若い衆が客の幼い妹に、景品の縫いぐるみを差し出し、サービスをしてくれたの見ていて、家に帰ると、うちの人に「お兄ちゃんが当ててくれた」と告げると言う、ほのぼのとしたお話が載っていた。確かにロシアの話なんかより、ずっと温かいエピソードだ。

珍しく快晴　気分良し　快晴が皮肉に思えることばかり起こっている

　和子の仕事が終わって、ホッとした。後は和子に任せておいて大丈夫。僕には、もう歌は、うまく歌えない。彼らが楽しければ、それで良い。
　ロシアは、もう盲目前進である。人口登録証明書をでっち上げて、他人の国の国民を自国の国民にでっち上げようとしている。略奪とはこの事だ。よくこんな略奪的な政治が出来るものだ。あきれている。理由とはいくらでもでっち上げられるものだ。用心しよう。
　安倍夫人を涙させたという菅元総理の挨拶が話題になっている。いかにも日本的情緒と言うか、ロシアの状況を見ると、一世紀の政治的ずれを感じる。ナチ同士にも親友はいる。日本人はそれをあまり区別できない人種だ。浪花節的ともいう。現代で、これをどうヒューマニズムに組み込んで、「人間的」という範疇に仲間入りさせるか、もう分らなくなって来ている。

雲は多いが晴れ　晴れ間からの日差しは、まだかなり強い　暑くなりそう

　朝６時半ごろまで眠れた。昨日の記録保存の後味が悪く、今日はその続きから始まると言う意識で、朝起き上がった。控えのノートが、こんぐらかって、使い方が、難しくなり、悪い頭が鈍さを増す。
　昨日書いた「詩」は、はがきの事情で、取り下げ、「たそがれ」の原稿に化けた。和子に頼まれた仕事は、まだ終わっていない。一時書き残して置くつもりだったWORDのメモ帳も、うまく機能していない。要求される条件が、僕にはこなし難く、往生している。
　今日の目標。和子の要件を終わりにすること。今日の記録を完成させ、送稿を済ませること。一日一日のやるべき事をきちんとチェックしながら進むこと。今こそ整理が必要。ごちゃごちゃ主義は、ただでも、分裂病気味の今の僕にはもう使えない。
　ロシアでは、徴兵事務所に放火する事件が続発している。プーチンの強引な政策への跳ね返りだ。国民は賢く粘り強く、自分の命も大切に、効果的な反発で、彼の方向付けを変えさせよう。国民が動かなければ、首相は動けないはずだ。首相のやることの責任は、国民にもあるのだと自覚しよう。僕らも懸命に見守って居る。

また朝から雨早朝の空は、良く見えないが、快晴だと思われる

　５時起きで、のろのろと朝の支度。足の筋肉が、うまく動かない。昨日は、ついに書き込みが出来ず、未記入のまま、一日過ぎてしまった。Ｎ兄が、不審に思っただろう。朝書き込みを２、３行しただけで、夜になり、再びパソコン使用不能状態になる。そのまま記入なしで、今朝を迎えた。特に大きな記入事項もなく、26日を迎えた。恒ちゃんの一周忌に参加できなかったのが、今になって悔しい。非力な自分が悪いので仕方がない。潤にもお目玉をもらい、がっくりした。しかしあの日の前後は、身動きするのも億劫で、いつもやっている、椅子に座って、指先でキーを叩くことしか出来そうになかった。郵便が遅れて、不参加の知らせの到着が、当日になってしまった。今の郵便局は、連休に弱く、３、４日はかかってしまうと、Ｙさんに言われた。もっと早く出すべきだったのだ。一生の不覚である。あと何日生きるか知らないが、肝に銘じて記憶しておこう。人の意向がくみ取れないだけでなく、自分の気持ちについて行くのが難しくなって来ている。人に厄介をかける存在にはなりたくないと思っていたが、最近は、迷惑ばかりかける存在になっているようだ。
　こんな状態の僕だけれど、今日、和子のサークルの「例会通知」に使うデザインの一部に、詩を書いた。

　　　　　黄金色の季節
　　汗流す生活でも、
　　チビたちの微笑みを求める
　　風になびいて穂先が揺れる
　　肩先の子供が足をばたつかせ、クックと笑う
　　黄金のコメの波をバックに
　　柿が揺れ、紫のブドウがずしりと下がり
　　桃の産毛の肌がすり寄って来る
　　秋という名画家が
　　地球に描いた大作だ
　　人間たちが見守っている　　　(22.9.25　　健三)

　外は、予想どうり快晴になって来た模様。鈍いのは自分だけだ。話が跳ぶが、イタリアの右傾化にも、アメリカは十分気を遣う必要がある。女性だが、ムッソリーニの後継を自任している。時代が、また変わって来るのか？

ごみを捨てに行くと、帰りには、シャツがすっかり濡れている　「黒い雨」なら、お終いになるところだ。あの時の雨の直後は、雨の雫に濡れるのも怖かった

　少し位の雨なら、傘を差さないで歩く習慣が僕にはある。「核の黒い雨」なら、イチコロでアウトだ。核兵器使用禁止で足並みが揃わないのは、「使うかもしれない」という下心があるからだ。広島長崎の情報が、しっかり伝わって居ないのかも知れないし、悲劇の記憶が薄れているのかもしれない。或は、人間には、高齢者や脳梗塞後遺症の患者の様に記憶喪失症が起きて、恐ろしさも、悲しみもすぐ忘れてしまう習性があるのだろうか。だとすれば、人間という種族が滅びるのは、そう先のことではあるまい。
　どうして人間は、異なる民族がお互いに助け合って、共同して繁栄するのを喜び合って、生きて行けないのだろうか。皮膚や髪の色の違いで、差別し、大人がこれでは、子供のいじめにとやかく言えないのも無理はない。大人の社会から、差別がなくならなければ、子供もそれを引き継いでゆくだろう。大人たちが生き方をしっかりと見直して、社会構造を変えて行かなければ、今ある歪みがもとで自らの存続を断ち切ることになろう。自己への厳しさこそ、種族繁栄と、高度の文化を繁栄させる力になる。

雲多く、日差しも時折射すが、ほぼ曇り　台風25号発生、本土に上陸の気配

　台風の豊作だけは御免蒙りたい。しかし、25号がズバリ本土狙いに接近しそうだ。関東も油断はできない。前の台風の被害が修復できる暇もなく、次の攻撃が来るから、住民たちの心は痛む。
　ロシアでは、戦争に対する国民の心は固まっていない。プーチンの兵士召集の呼びかけには、逃げ腰の中年もいるようだ。国外への脱出が増えていると言う。それを入国拒否する国も当然出て来る。戦争には巻き込まれたくないからだ。なぜそんなにまでして殺し合いをしなければならないのか。本当に他国を乗っ取るつもりでいるのか。時代が変われば、侵略には、他国総がかりで、防衛する時代も来るだろう。誰だって自分の生活は大切なのだ。同じ仲間の生活も防衛したいのだ。幹部が、「命をかけて他国を奪え」と、国民に命ずる権利など、今時ありはしない。落ち着いて考えてみよう。

雲間から日差しあるも、大量の重い雲が広がっている　気温はこれまでよりかなり低い

　今朝のWORDの扱いが悪かったのか、長めに書き溜めた部分が吹き飛んでしまった。もう一度新しく書き直す。
　いつものように血圧測定で、一日が始まる。朝の血圧が高めなので、いつも気にしている。今の所、降圧剤を控えているので血圧は高くなる傾向にある。もしあまり高まるようなら、また服用するつもりでいる。朝高めになっても、今の所、夜になると、安全圏に戻る。全体的にみて、低くなりすぎると、低血圧性の眩暈を感じたりするので、降圧剤の服用を控える許可を医者に認めてもらっている。しかし、次第に上がってくると、心配になって、服用するようになる。２度ほどこれを繰り返している。血圧計は、140くらいまで、次第に高まりながら、数値が示され、上が140未満（普通、僕の場合、上が130〜90台、下が、40前後）で、数字移動の表記が終わり、一気に最高低血圧の表示と、その時の脈拍数が掲示される。この数値に脅え乍ら、毎日測っている。出来ることなら、この病気で死にたくないのだ。
　僕は新聞をとらなくなって久しいので、テレビとパソコン利用のネットで情報を得ているが、今朝、ロシアとウクライナの戦争について、ロシアの軍隊の派遣がうまく手配できず、困っているが、戦争は止めないと言うプーチン情報を得た。同時に、中国が、ウクライナの戦争について、とりあえず停戦の提案をしたいと言う意向を示している、という情報を得た。中国ならば、ロシアも耳を貸すのじゃないかという期待感で注目している。停戦の機会を外してしまい、困っているロシアの引き際に手を貸そうと言う気持ちからか、中国の力と立場を評価しているせいか、今も期待して見守っている。出来ることなら、この公的「人殺し」を一刻も早く停止するよう、中国の力量と誠意とを期待して見守って居る。ロシアの側に強引さがあったのかどうかはともかく、一刻も早く停戦状態を確保して、冷静な話し合いに入る手がガリを作りたい。少なくともその間殺し合いは停止されるのだ。今の中国には、この大役をなしうる条件と力量があるし、成功すれば、彼らにも重い評価の上乗せが生じるだろう。アメリカに遠慮はいらない。兎に角、他の条件は、後回しにして、世界に平和を取り戻し、戦争状況を一つでも失くして行く条件づくりに、中国の力量と品位を生かして欲しいものだ。恐らく他国も後に続くと信じる。疑いばかりの世界政治に信頼感を呼び戻そう。

曇り、道に雨水は残るが、雨は上がっている

　早朝眠れず、５時起きになった。
　昨夜は、潤に叱られてしまった。今回の久が原の一周忌について、動きが遅いと言うのだ。連絡するのが遅いし、連絡の中身も、まるでずれていると怒られた。悦との間でも、話題になっているのだろう。自分でも世間様のことが解らなくなってきて、「降りてしまった」ような気分になり、すべてがトロくなっていることに気付いているのだが、この意識のスローダウンをどうしようもないでいる。いろいろ代理の役をやらせている潤にしてみれば腹立たしいのだろうけれど、どうにも仕方ないのだ。和子にも恥をかかせてしまい、申し訳なく思っている。苦しくなってくる。電話で、潤にも悦にも詫びておいたが、潤には怒られたし、悦には笑われてしまった。もう少ししっかりしなくてはと思ってはいる。しかし、久が原には、僕の葉書は昨日届いたと言うのだ。郵便局に、ヒックら、ヒックら歩いていったのは、４、５日前だったのではないか。台風の動きに触発されて動き出したような気もする。やはり遅かったのだ。ただ、自分が参加できるかどうかばかりが気になって、全体の動きまでとても考えられなかった。情けないが、兄二人を亡くした三男坊としては怠慢だったのは確かだ。申し訳なかった。しかし、頭も体もままならず、体調を崩している和子にも頼れなくなると、どうしようもないのだ。申し訳ない。和子にも恥をかかせていることになる。
　これからは早めに早めにを心がけよう。

朝早く雨の音はしていない　風の音が吹き渡っている

身分は違うが、英国王と兄貴夫妻の霊が、台風とともに、一周忌と国葬の儀を無事済ませたようだ。和子が、昨夜，潤ちゃんに連絡して、確認をとった。久保木さん夫妻は参加できたと言う。しげりちゃんたちの車で参加したらしい。良かった。少しでも、賑やかな一周忌にしてあげたかった。恒ちゃんたちも喜んでくれたことだろう。久保木さんも根性ある所を見せたようだ。僕の方は、そろそろとした動きで、和子と一緒に食糧の買い溜めに出た。家の換気と掃除を済ませた後だったので、ザックの重みが、身体に堪えないように、ゆっくりと家まで荷物を運んだ。運よく雨は上がっていた。僕の机上の仏壇には、恒ちゃん夫妻と、周りの人たちが、賑やかに集う写真で笑い声が聞こえる様な気がする。「恒ちゃん、ゆっくりやろうや」と声をかけてみる。皆が微かに笑っているような気がした。
　もう台風も大分弱ってきたようです。後始末が各地で大変でしょう。気の毒に亡くなった方もいるようです。

雨のち曇り　台風14号は、まだ本州方面に接近中

　今日は、恒ちゃんと松ちゃんの一周忌。僕のパソコン机の右袖に略式の仏壇兼神棚が飾られている。今まで和子と僕の両親の写真が、今なお健在の友人たちの写真とともに飾られており、機会ある毎に果物などが供えられる。今日は、写真を総入れ替えして、恒ちゃんと松ちゃんの写真を飾り、一周忌の二人を祭る10日間に切り替えた。エリザベス女王と一緒だが、英国は別の国の話で、むしろ気になっているのは、相変わらずウクライナだ。しかしこれも別の国の話で、特別なことがあれば、僕の記録板になっている「白板」に、批判や、恨みつらみが書き足される。10日間は、一周忌のお二人との、会話に努めようと思っている。小さな盃も置いてある。形だけの乾杯なら何時でも出来る。和子と二人で応対するつもり。しかし脳梗塞上がりの身では、杯は何時も空のままだろう。今日の午後位の台風状況なら、一周忌の仏事は、滞りなく終了したことだろう。まだ潤たちからも連絡がないので、詳しくはわからない。多少は仏も、ツキのない高橋家には同情しているのかもしれない。

　14号接近中　上陸予定の鹿児島地方厳重警戒発令中

　ここ関東地域は、不気味な沈黙で、重い曇り空が続いている。既に道路も濡れているが、今降ってはいない。まずは九州の方々の戦いが始まる。地域の防護は大切だが、それよりまず自分の命を大切にしよう。頑張って下さい。情報によると、「今までとは、違う」という警戒心がみなぎっているようだ。我々の気持ちもおのずと高ぶってくる。練馬で少年時代に経験した、庭の木が傾く恐怖を思い出す。あの時代の台風には、女性の名前がついていた。キャサリーン台風と言ったか、キティー台風だったか。詳しい記憶は消えてしまった。アンテナが倒れるのを防ごうと庭に出て、あまりの風の強さにアンテナを設置した庭の太めの木に、しがみついたら、木もろとも庭に倒れたのを覚えている。少年時代の恐ろしかった記憶が甦る。九州の皆さん、気を付けて下さい。今、ここでも、遠くで、風の音が強まって来ています。

日差しがあるも　群雲多く、いつでも晴れや曇りへと様変わり、不気味な台風も接近中

　じわじわと汗ばむ大気の中で、天候は悪化。台風の動き次第で、大被害も予想される。台風14号の上陸で九州地方の被害が予測されるので、特別な警戒を要する旨、気象台から警告が出ている。その後も本州全体をぎりぎり一杯に含みこんだ領域が要警戒の地域と指定されている。長雨の地域として、洪水、地滑りの被害に警戒と予告されている。
　まだ台風に対する根本的対処し方が構築されてはいない。台風弱化技術とか方向転換誘導術とか、当然取り組んでいても不思議のない対策だ。しかしこれには、どちら方面に追いやるかで、利害関係が出て来るから、漁船を退避させておいて海上で勢力を弱めてしまう抑制法の方が、有効なのかもしれない。火事に対する対処法も、もっと研究されるべきだ。家庭規模の消火法から、混雑した都会の消化、山火事の自然発火の予防に至るまで、まだまだ研究対象は山ほどある。農村で、田畑流失を防ぐ水路と河川のつながりの再構成、堤防の見直しなどにも、ぜひとも取り組まなければならない。大学の研究室や、企業の研究部などで大いに取り組んで欲しいし、地域別の公的機関でも、進めるべき研究だ。熱海の様な地滑りも2度と起こしてはならない。総点検運動の中で動きを盛り上げてゆく必要がある。

　荒々しい晴れ　最近の傾向は、朝上空で水蒸気群の再編がなされ、午後からの大勢が決まるようだ

　早朝に目覚め、手製白板のカレンダーを書き換える。和子の動きを見ていると、やはり、エリザベス女王の国葬と同日、19日の、恒ちゃんたちの一周忌には出席出来そうもない。付き添って貰えるほどには、和子の体調は整っていない。すべて潤に依頼する外なさそうだ。車酔いが出ても、手数をかけるし、一人で行動する必要が出ると、別の危険も出る可能性がある。車の出動を依頼すると、今の僕の状態では、車酔いの可能性が大いにある。いずれにしろ、迷惑をかけそうなので、遠慮しておきたい。
　今日は、特売日の日なので、買い出しが必要だ。背負うのも少しずつ辛くなって来ているので、様子で、何度かに分けて、運び込むことにする。無茶はしないことだ。やはり体力がじりじりと落ちてきているのを感じる。
　ウクライナの戦闘の中に、無人兵器が混じりだし、市民を殺戮し、多数の墓場が見つかっていると言う。無人格化した兵器が溢れ返るようになれば、戦争は無人格化し、ゲームの様に殺傷が行われるだろう。想像しても恐ろしいことだ。殺人が非人格化すれば、今まで以上に、無感覚な行為となってしまう。人殺しがおもちゃの遊びの様になってしまうことに同意はできない。暗殺ごっこも同様である。戦争とは人が人を貶めてゆく最大の行為になって行くだろう。そのためにもウクライナの戦争は一刻も早くピリオドを打つべきだ。

どんよりと曇り空

　夜中に目覚めて、ある語句が思い浮かんで、なぜか書き留めておく気になって、夜中にペンを執った。夜が明けて、今ここに写している。

老いの身の
　　　最後の日課と決めたるや
　　　　　　窓開け放し　掃除機握る　　　　　健三

　今回のコロナ騒ぎで、提起された「換気と埃の一掃」を習慣化しようと決意したのだ。かっては、真冬でも実行したものだが、親友のアドバイスで、冬は換気だけを昼間に移した。初めは、毎日ではなく、２、３日おき位にやっていたが、それでも埃が目立ち、ついに毎日の習慣にした。最近は、何とか板についてきて、余り苦痛ではなくなった。「疲れた時は休んでください」と、和子にも言われている。慣れは苦痛を感じさせない。ひとりでに体が動くようになる。御蔭で、今の所コロナには捕まっていない。僕と同様、鼻に欠陥を持つ和子も、風邪の類には縁がない。伝染病にも捕まらないでいる。恒兄は亡くなる直前に捕まってしまった。僕らも、まだどうなるか分からないが、決戦を挑むつもりでいる。毎回、掃除の最後には、濡れ雑巾で、テレビ周辺や衣紋掛けの周辺の埃を拭うのを、終止符にしている。

薄雲薄日の不安な晴れ　すっきりして欲しい　憧れの秋が待ち遠しい

　２，３度トイレに起きたが、６時過ぎまでゆっくり眠れた。Ｙ兄の葉書が、頭に引っかかっている。例の「山田葉書」の問題提起だ。読売俳壇に関する作品解釈の問題提起だ。

自分より自分見るごと天の川
　　　　　　　川口市　渡辺しゅういち　　　という作品だ。

（評）「凸レンズのような天の川の端近くから中央部分を見て、天の川と認識している私達。この句の通り、自分の属しているものを、内側から見ている。なんとも不思議な見え方。」とある。
　Ｙ兄は、この意味の取り方に疑義があるようだ。彼は、選者の先生の解釈に疑義を申し立てているのだ。こんな疑問を持っているようだ。つまり、こう説明している。「数多く輝く星の中で、自分をじっと見つめている星があるという短歌があります。それと同じくあの天の川は、自分よりも自分のことを良く見ている（＝知っている）ような気がすると言う句意だと思いますが、如何ですか。」
　という問題提起なのだ。さて皆さんはどうお思いになりますか。
　選者は、天文学の知識通り天の川の、凸レンズ型の構造を頭に浮かべ、見た目とのずれを問題にしているのだと思う。Ｙ兄は、これを「見当はずれの解釈」と退けています。皆さんはどうお考えですか。
　博学のＹ兄の問題提起なので、僕はどぎまぎしている。作者と選者が、どのような心境にあったのか。ずれがあっても、作品の共鳴という点で一致をすることもあるだろう。作者が孤独を感じている人で、広い世の中で、自分をじっと見続けている人が居ることに気づいて感激的な暖かい思いをしていても、自分に対する理解のずれが甚だしく、寂しい思いをしていても、どちらも記憶に残る瞬間だと思うし、受け止め方だと思うのだ。どちらにしろ、もっともっとと求めている自分の心の息吹に感動しているのだ。ただ、俳句のテーマとしては、銀河系の形態まで行くと、硬すぎる感じがしないでもない。
　Ｙ兄、締まりのないまとめになってしまいましたが、皆さんの考えが伺えるかもしれません。でも難しい問題ですから、反応がなくともご勘弁を！

青い割れ目の多い曇り空だが、とろい日差しも待ち構えている　かなり暑くなりそう

　今日は、和子は都心まで出かける。よく行っていたお店に出かけるのだが、19日の一周忌に、僕を連れて行けるだけの力があるかどうかを確かめるためだとも言っていた。それを聞いて僕の方も気持ちが動いている。カメのような動きでも行きたい気持ちが強い。和子の仮想実地踏査の結果がどう出るか。それを待とう。５時頃には帰って来るだろう。
　最近、お墓に対する概念が変わりつつあり、私有の墓地を持っている人も、その処理に困惑しているようだ。うちでも久が原と潤が、その後の運営を任された形で、検討中である。「内のお墓」を持つことが今ではそれほど魅力がなくなってきている。墓地に関する感覚が、変わってきているのだ。葬儀の場は欲しいが、何も私有地にこだわる必要はない。御盆や今の世代のお葬式には、思い出の会が出来て御骨が預かってもらえれば、事足りると思っている人も多いだろう。公園葬とか、霊園形式で、御骨に限らず、記念になる物の保管と催事の挙行と、いつでも礼拝できる仕組みがあれば、事足りるのではないか。今は、現在所有している墓地を終わらせるのに大金が必要になっているようだ。お寺さんも、時代の変化を考えて、大金を動かさずに、葬儀習慣を変えられるように、政府の力も借りて、協力していただけないものか。国中の大きな動きになるものと思われるが、是非ご協力願いたいものだ。

所々から光漏れるも、おおむね曇り　後に晴れ間も広がり、雲も大きく変わる

　最近の血圧グラフを見ると、降圧剤をやめてから、次第に血圧の上下とも上がってきた体調と、気分を併せ考えると、やや不安が残る。やはり服用していた方が良いのかな、という気分にもなる。どうも血圧に関しては、勉強が不足している。何時ぽっくり逝くかわからない。明日消えても不思議はない歳だ。今年一杯生きられるのかどうか。来年の誕生日、６月４日まで生きられれば、90歳を満たすことになる。それでも恒ちゃんや松ちゃんに届かない。悦ちゃんが言ってたのを思い出すが、「90を超えると、ぐっとふける」と言う。自分の親を見ていて思うのだから、相当な実感なのだろう。でも僕にはそうは感じられなかった。恒兄は、最後まで、パソコンの文章もしっかりしていたし、僕への説教も確かなものだった。その点、松姉は、最後の入院で、がくっと衰えたように思う。
　今月19日が一周忌になる。松ちゃんを追うように恒ちゃんも亡くなったので、これからの供養は一緒の方が楽しくていいと思う。二人とも良い先輩だった。是非参加したいのだが、この所、和子も、僕も不調が続くので、潤ちゃんにお願いすることになりそうだ。今の所、既に、僕は一人で出歩くのは殆ど無理だ。電車の乗り継ぎや、道の判断も怪しい。情けない話だが、和子と歩いていて。乗り換えの判断違いを指摘されることもあった。情けない。

本当に久しぶりの快晴　うすい靄は感じるが、ほぼ快晴だ　青さが快い

　また一寸、WORDの調子が良くない。褒めては貶しの連続だ。Ｎ兄にも毎度迷惑をかけている。今回は、続けて使えていたメモ用のノートが、どうしても呼び出せなくなった。また新しいメモを作り直すより仕方なさそうだ。毎日作り直すのでは何のためのメモかわからない。このところ調子良く行っていたのに、残念だ。やはり作り直しては、繋げてゆくより仕方ない。
　降圧剤を使用していて、それを中止したのだから、また血圧が上がってくるのは当然なことだ。上が100を滅多に越えなかったのが、薬を止めてから、半月で、130前後の上限に近づいている。これ以上続くようなら、また降圧剤を使用した方がよさそうだ。平均で数値を決めるのだろうが、一時的には、メーターの数字が150前後を指していることもある。病院の血圧計では、結構高い数値が出るのだけれど、すぐ危険な範囲を指している訳ではないが、やはり、針やグラフの線が上限の赤線を超えるのは気持ちの良いものではない。また倒れるのは怖いし、繰り返すごとに症状は悪化するとのこと。充分に警戒しよう。低すぎても歩行に安定感がなくなるし、高くなるのは、命が危ない。とかくままならないものだ。

狭山中央病院へ定期検診

　朝から予定通りに準備して、和子が決めた予定表にしたがって、行動する。狭山市の駅前から、病院の迎えのワゴンで、計算通り、病院に到着、手続き終了。
　何も特別な注意を受けないのだから、特に進行している訳でもないらしい。降圧剤を使用中止してみたことも報告する。結果としての、血圧グラフも提出して点検していただく。足のむくみの報告もしたが、「老人になると誰でもそういうことが起こる」とだけ言葉にして、「私だって起こる」と付け加えられた。「そうですか、知らなかった」と答えてみる。反応なし。和子の感想。「今日の先生は、今までの中で一番感じが良かった」。そうかな？ 僕には、内的反応しか起きない。もう僕には最後の反応しか起きないと言うことか。よし、生きるだけ生きてやれと言う、抵抗感が出て来る。少しやけになって、食事をしに、グリーンヒル近くの、「夢庵」に陣取った。腹も減ったが、ここに来ると少しだけでも飲みたくなる。富山の銘酒を舐める程度に味わう。ご飯に張り付いていたマグロが美味であった。あと何回こんなことをするのだろう。次は来年になる予定だ。
　ウクライナが、ロシヤに奪われた地域を奪還しに苦闘する中で、英国では、エリザベス女王が96歳で死去。あの世では、戦死者にどのように声をおかけになるのだろう。

所々に厚い雲が群がり良い天気は望めないと思っていたら、日差しが射し始めた

　この頃の天候は変化が忙しなく、追い付いて行くのが容易でない。ついつい季節の観念がなくなってしまう。あまり好きになれない傾向だ。酷く暑くなりそうもないのだけが有難い。十五夜の晩の予報も、当局は出しにくそうだ。はっきりしない中秋の名月にならなければ良いが。
　一寸腹の調子が悪く、今朝から４、５回トイレに通った。下剤の効き過ぎかもしれない。今はすっきりと空になっている。明日の病院行きに支障を来たさない様にしたい。１回抜けているので、大分ご無沙汰していることになる。それも病院の方の都合であったのだ。また伸ばしたくはない。

朝から雨が降ったりやんだり、夜、本降りになるらしい

　今日のビッグテーマの一つが、月曜に起きた幼稚園の女児置き去り事件だ。通園バスから降車させる際、人数確認がされていなかったため、バスに取り残された３歳の女の子が、熱射病で死亡した事件の説明会があったという。運転していた73歳の理事長や副園長の説明を聞いていると、まるで、降車地点での安全確認の不備も、職員の体制がなければ仕方ないとでも言っているように聞こえる。こうした自己弁護ともとれる言い訳を聞いて、無性に腹が立った。僕が、高校生や中学生を修学旅行に連れて行った時ですら、バスの中で、管理意識を旺盛にして見守っていたものだ。プロ意識というものが皆無だと思った。そのために可愛い子供を両親から奪ってしまっている。しかも何ら重い反省意識がない。労働条件が過酷なら、要求をして改善しなければいけない。責任を放棄して、仕事に就くことは正しくない。
　今日のトピックにもう一つ、大きな問題が提起されている。安倍元総理の国葬問題だ。ただでさえ、彼が日本のために素晴らしい政治を行ってきたとも思えない上に、統一教会べったりの関係をあちこちにばら撒き、多大な、しかし目立たない被害者を増産してきた。皮肉にも、その被害者に暗殺された安倍氏を、なぜ国葬にするのか、全く理解できない。理解の仕方を人に押し付ける気は全くない。僕には分からないと言っているだけなのだ。

昨日午後あんなに濃い快晴になっていたのに、今朝はまたどんより

　昨日の記述で、Ｙ兄のことをＮ兄と誤記する大失敗をやらかしてしまった。お詫びして訂正を依頼したが、いよいよ神経が緩んでしまったかと、がっかりしてしまった。こんな事が続くようでは、文章を書く資格がなくなってしまう。充分に注意をしよう。
　今朝は、「お茶が薄い」とか「古くなったビン詰めの蓋を開けてくれ」とか、突然の頼みごとが多く、ペンチやドライバーなどを持ち出して、悪戦苦闘。どうやら解決した。今日は気を付けた方がよさそうだ。さらに嫌なことが起こるかも？　今、長嶋茂雄が、救急車で入院したと言う情報が入った。やはり嫌な日だ。後に入った情報では、長嶋さんは、生命に危険はなかったようだ。偉大な人には長生きしてもらわないといけない。
　この頃の、事故の中には、子供が関係していたり、刃物沙汰が多かったり、並行して、役職にある者の汚職につながる不祥事が目立っている。世の中に安心感が乏しく、子供は虐待され、不安感の中に置かれ、追い込まれれば、すぐ自殺したり、放火によって、責任を抹消しようとする。社会全体に不安が覆っていて、安らぎの時間も場所も消えかかっているのだ。大人たちは利己的で、子供に対して責任が取れない。幼稚園の子供らが、熱中症にかかり、死者も出たと言う事件では、はっきりした責任意識すら、皆が持てずに大声を上げて右往左往している。お互いだが、もう少ししっかりしよう。今日は９月７日、苦難(9・7)の日だ。

何度も言うが、この頃、朝の晴天が見られない　天上の政界も乱れているようだ

　この所、パソコンに支障は起きず、気分良く使えている。「たそがれ」も、114号に入った。御手数かけている皆さんにお礼申し上げる。今後とも宜しく。
　昨日夕方、潤ちゃんから電話が入り、恒ちゃんと松ちゃんの1周忌の連絡だった。そうか、もう、あれから１年になるのか。台風が過ぎ去った後の様な感じだ。９月の19日だと言う。参加不参加は、その日の近くにならないと、体調の微妙さがわからないので、参加不参加の即答は避けておいた。その前に、10日の土曜日に狭山中央病院に定期診断に出かけなければならない。和子も今は体調がすぐれない。調子の悪い人が、半病人を連れて歩くのも容易でないだろう。よく考えて日程を練ろう。
　昨日載せた僕の写真が「確かに老いてはいるが、まだ精悍さを感じる」と、Ｙ兄が慰めてくれたが、「老いの強がり」に過ぎないのではないか。写真がいささか不正確で、縦に寸詰まりで、もう少し長めの顔が本物なのじゃないか、というような気がする。微妙なずれだけれど。とにかく、もともと、取柄のない、あんなものなのだ。
　台風11号の様に、息が長いとこちらの息がもたない。まだどっかに被害を与えるつもりか。台風一過というのだから、さっと来てさっと消えるべきだ。

朝は毎日同じように曇っている。台風は路線がやや北にズレ、この辺は無事

　九州辺りでは、被害があったのだろう。心配だ。昨日は写真で、どえらく歩いていたので、掃除と換気は、割愛した。家中の掃除と換気で歩き回る方が今の僕には、適当な運動になっているようだ。外歩きと両方はとても無理。サボらせて貰った。
　昨日撮った 、僕の写真を入れておくことにする。考えてみると、最近の自分の写真をお見せしてなかったので、マイナンバーカードの老いぼれ写真を載せることにする。恥ずかしいが勘弁してください。今、気味が悪くなるほどの快便が出たところで、気分は軽くなっている。今日一日を元気に過ごそう。
　皆さん、こんにちは！ 長いこと、文字ばかりのお付き合いで失礼しました。今の僕、こんな老人になりました。久しぶりに外の「独りで写す写真屋さん」に行って、写してきた写真です。マイ・ナンバー・カード申請のために使います。最近は、めったに自分の写真を撮りません。久しぶりに自分の写真を見て、その老体にギョッとなっています。皆さんの記憶の中の健三の面影残っているでしょうか?

同じくどんより空　台風のコースはどうなったか

　台風11号のルートを見ると、少しずつ北へ外れて、本州の並びからは、離れつつあるような気がする。そうなれば風の被害は弱まるが、雨の方は場所によるのではないか。
　「マイ　ナンバー　カード」の加入勧誘の動きが急に強くなった。岸田内閣の政策だろう。今までうちでは入ってなかったが、特に必要も感じなかっただけで、今回はかなり工夫がなされ、便利にもなっている。和子とも相談して、利用することにした。ファミリマートの前にある証明書用の自動撮影機で写真を撮り（一人６枚400円）、お店のデスクで、返信用の封書を作成して、近くのポストに投函した。後から聞いたのだが、区役所の係に申し込むと、写真代は只で済むのだそうだ。それを知って、和子が口惜しがっていた。お互い久しぶりに撮った老いの映像にがっくりしていた。しかし、この自動撮影機の扱いがわからず、結局、お店の女子店員の一人のお世話になったが、非常に親切な方で、わかりやすくリードしてくれた。年寄りの世話など面倒臭くて嫌がるのが普通だ。この写真機の係でもなかったのに、丁寧に最後まで案内してくれて、嬉しくなった。感謝の気持ちをここに残したい。
　今日は、久しぶりに歩き回ったのだが、足が大分弱ってきているのに気づいた。リハビリ運動で補強すると言うような性質の疲れではないような気がする。しかし様子を見ながら、歩く運動もできる範囲で続けたい。

最近は早朝からの晴天にお目にかかれない

　台風11号を気にしている。台風が接近している沖縄地方はもちろん、九州や西日本から東日本、われわれ首都圏周辺までもが被害をうける可能性があるという。願わくば、結果が予想はずれでも良いから、進路がずれて欲しい。しかしこの範囲では、いずれどこかの地方が辛い思いをしそうだ。特に洪水の被害には十分注意して欲しい。
　ウクライナ問題で、今気になるのは、ザポロジエ原子力発電所だ。今はロシアが占拠しているが、戦場のさなかにあり、両国から攻撃を受けているという。両国が、この危険性を知って、急所を攻めず、つまり、危ないところを避けた攻撃に意図的にしていると考えられる。両国ともそのことを公表せず、相手の無責任な扱いを責めている。そしてお互いに相手を暴挙の責任者であり、否定しているのは、嘘だと声明を出している。現在は中立的立場の国際原子力機関の専門家が調査中だ。その調査中にも、原発に近い地域で、戦闘が行われるなど、考えられない危険な状態が起きているようだ。お互いに欺瞞的な戦術はとるべきではない。仲裁に入る者が、この現場を見捨てたらどういうことになるか。極めて危険な状態にあることを重視して、早く停戦にたどり着いて欲しい。