高橋健三 「たそがれの記」(115)
2022.11.1〜

意外に乱雑な群雲が、空一面に散らばる　本当に上天気になるか　今年最後の日

　明け方に、珍しく３時間近く眠れない時間が過ぎたが、いつの間にか眠りこけていた。再び目覚めた時の気分では、大丈夫そうだ。短く、深く、睡眠を補充できたようだ。
　朝のテレビで、イッセイ尾形のウクライナ散歩を見た。品の良いルポで、今は戦場と化している「文化国家ウクライナ」の知性の高い文化の香り豊かな風土を感じさせる作品を味わった。歴史的にロシアの支配下にあり、次第に対等になってきて、ロシア贔屓の支配者が追放され、自立意識が強まってきているのを、ロシアに嫌われ、今度のような不幸な局面を強いられている事情が、誰にでも感じ取ることが出来るようになった。ロシアも他国の認識を正しくする機会が来ているのだと思う。直ちに戦争を打ち切り、平等な関係を育てて、ウクライナを早く復興させるために協力すべきだと思う。ウクライナも、殺し合うことより、国の平和と繁栄を復興する方向を求めて、交渉を開始するべきだと思う。その方向で国連にも、他国にも、アピールして行くべきだ。トルストイなどの文豪を輩出しているロシアも気品ある態度でこれに応じるべきだろう。もう残酷な兵器を作り出したり、それを使っての殺し合いなど早くやめて、建設に取り掛かろう。
　皆さん、来年には、世界が平和になれるよう、お互いに身を正し、助け合い、地球の平和と存続のために協力し合う関係を作り上げましょう。お元気で！　

ちぎり絵のように並んだ雲の隙間から青空が見え、光が差す

　７時近く目覚める。昨夜のトイレは２度、よく眠れた方だ。「お酒が切れているから、今日マーケットに買し足しに行って来よう」と、和子から誘われている。やはり多少はないと、気分も滅入るので、賛意を示す。これも重い買い物の一つだ。今年のボッカ協力も今日が最後か。大晦日にはゆっくりしたい。「紅白」もあるし、除夜の鐘もしみじみと聴きたい。大掃除の締めくくりもしたい。
　今、暮れのボッカから帰って来たばかり。店はとてつもなく混んでいて、清算を待つ客の行列で大変。みんなはどんな暮れとお正月を期待しているのだろう。ほとんど出来上がったお料理が、わんさと店に並んでいる。しかし、さほど食欲をそそらない。みんなは暮れを、どのように過ごすのだろう。わが事ながら、90歳間際の男の正月なんて想像も出来ない。孫でもそばに居れば、遊んで貰えるのに（逆？）。
　恒・松子夫妻が亡くなってから２度目の正月になる。何故か、居なくなった寂しさは、今年の方が、重い。心の中の寂しさは、時間が経って、少しずつ重くなるものらしい。一番長く身近に意識していた肉親と言える。あと残されたのは、僕と多喜子だけだ。疎開児童だった僕ら二人だけが残された。戦時中は、何時そうなるかとびくびくしていたのを覚えている。妙義山の山の中で、二人だけ生き残る運命になったらと、何度か想像したことがある。生々しい恐怖を感じていた。ウクライナではないが、戦時の子ども達の恐怖だったろう。今、その時想像した状況に置かれているのだが、もう僕は90近くまで生きた。それぞれ傍には家族もいる。それでも尚且つ寂しさは深い。深い深い沼のような意識が、深々と忍び寄ってくる。

ここに来て好天気が続く　美しい初日の出が見られそう

　朝から一寸失態をやらかした。老いての失態は、あまり書きたくない。しかし内蔵の調節と言うのは難しいものだ。便秘をしてしまうと、それなりに辛いが、今度は下剤でそれを緩めようとすると、突然みっともないことをしでかしてしまう。酸化マグネシウムと言う下剤がある。その使い方で制御が出来なくなってしまう。これ以上書くのはやめておこう。調整に十分気を付ける必要がある。自然な自己調整が、一番なのだ。
　年賀状の準備は、僕も、和子も、何とか間に合ったようだ。後は、どうなるか、虚礼廃止を宣言したものの、いざ、知人の賀状を見ると、懐かしさが募ってくる。しかし教員の場合、その数は馬鹿にならない。昔を思い出す便りには、弱いものだ。懐かしい教え子の顔が、忘れられない。しかし、病身になると、とても応えきれない。
　ガラス磨きが、途中になっているが、一応の水拭きは終わっているので、その段階で止めておくかも知れない。疲れの段階なら、休めば治るが、どこか病的な故障が起きるのは避けたい。家の中に、多少見苦しいところがあっても、それは仕方ない。病人の影が薄い方がいいに決まっている。寝たきりになって居た頃を思うと、今ははるかに明るい。
　朝から、和子には、敷布や、大布団の上掛けなど、手間のかかる大物ばかり洗濯させてしまった。疲れ気味なのに気の毒な事をした。うちの様な老人夫婦だけとか、さらに一人になってしまった家庭がものすごく多くなっているのだろう。団地でも、そんな老人の買い物客が増加している。この団地でも、初めは、若い夫婦の買い物客が目立っていたが、次第に老人夫妻が目立ち始めた。そのうちに、どちらかが杖を突いた老人組が増え、日曜だけ若い人も混じった集団となって居た。最近は、助け合って買い物をする老人ばかりの街になって来ている。その変化は目を見張るほどだ。35、6歳で、ここに住み着いて、半世紀も経てば、そうなるのも当然だろう。

朝の群雲が多いが　一日の天気予報は難しい　　今年も、あと３日

　次男の家は、皆それぞれに仕事が忙しいらしく、富山から送られて来た暮れの品を受け取りに来る暇もないらしい。和子が届けることになったようだ。皆、体には十分気を付けて欲しい。息子も忙しい思いをしているに違いない。皆元気で正月を迎えたい。長男も元気だろうか。このコロナ騒ぎで、親戚の皆にもなかなか会えない。コロナ騒ぎは、人間関係をバラバラにしてしまうと言う意味でも、病気を超える危険な存在だ。集団の意思疎通を、おろそかにしない事が大切だ。電話でも手紙でも、手真似や手話でも、怒鳴り声でも、意思疎通を重視して行くことに気を遣おう。気持ちの伝達が途絶えた状態は、集団を滅ぼす。家庭も社会も同じだ。
　昨日、久しぶりのガラス磨きを始めてみて、健康な時の働きと、病気になってしまった時とでは、雲泥の差が生じることを痛感した。仕事がはかどらないうちに、疲れて、動けなくなってしまう。やり過ぎての病状悪化も怖い。とにかくはかどり方が、まるで違うのだ。健康な時は、１日で終わる仕事も、不調の体では３日もかかりそうだ。残り時間がないとすれば、「ハショル」しか手はない。つまり、まったく「ハショレ」ば、やらないことになるのだ。それも仕方ないではないか。
　お正月の２日に、今年も箱根駅伝がある。今年の各大学の作戦はどうか、走り手の秘密兵器はいるのか。楽しみにしている。人の懸命な姿を見て、自分の気持ちの代償にしているようだ。

早朝は、上空にくすんだガスが薄く感じられるが、水蒸気で天気には無関係

　よく眠れた。ひとりでに目覚めたのが、６時５分。夜中の１時にトイレに行ったのを覚えているが、それ１回だけで、あとはよく眠ったようだ。肉体の疲労と、神経的な消耗とのバランスが、睡眠時間に関係がありそうだ。生活のスタイルを、工夫して、一種の体操のようなつもりで、毎日を過ごしている。睡眠状況は、そのバロメーターのつもりになっている。その成果として、一日でも、「たそがれ」の命を伸ばしたい。
　今日は、元気な頃やっていた窓拭きに挑戦してみるつもりだ。疲れたら止める。決して背伸びはしない事だ。
　こうしている間にも、ウクライナの戦況が気にかかる。ロシアがまた戦線拡大を図るのではないかと心配している。国家としての意地の張り合いではなく、両国の国民の生命と存在の名誉のために、両国の指導者たちは、努力しよう。

クリスマスも終わり、いよいよ大晦日に急接近

　お正月が来ると言う前に、大晦日が来る、と言った方が、我々庶民には、ぴったり来る。一年を締めくくると言う「後始末」が大変だからだ。少し大げさな掃除があり、し残してある仕事に、一つのけじめを付ける。気持ちの上でも、いろいろな事柄に、新しいスタートと段取りをつけ、新年に構える、という姿勢を作ろうとする。長いこと繰り返してきた、生活上の習慣なのだろう。その努力をしていないと、これから先の目途に支障をきたす、という暗黙裡の哲学でもあるのだろう。先人の教えと思ってもいい。精々外の世界が良く見えるように、窓のガラス磨きから手を付けようか。
　富山からの荷物の番をしていないと、また届け物を持ち帰られてしまう。重要書類の場合に、何度も遠くの本局に行かせられることがよくあった。耳が悪くなって、訪問者を知らせるチャイム音と玄関口の映像装置の音がよく聞こえなくなったので、聞き落してしまうことが何度もある。年寄りになると言うことは、厄介なものだ。パソコンに向かっている時が一番チャイムが聞き取りにくい。和子が外出中は、余計に目が離せないと言うわけ。今日もそんな感じになりそうだ。
　国内での殺人事件が増えていると思いませんか。自動車事故の死者が増えているのは勿論、殺人事件も目立つ。最近は殴り殺すと言う残虐性が、頻度を高くしているのは何故だろう。ウクライナの戦争のせいか、人間がイライラしているのかもしれない。

クリスマス　大雪情報に懸念を持っている時に、そぐわない好天気が続いている

　今の僕のパソコンでは、大変事が起きているのだが、なかなか実感では受け取れない。丁寧なお勧めだったり、脅かしの様なおすすめだったり、ばか丁寧で、日本語訳はあまりうまくない。いろんな手続きの説明など訳が分からないこともある。手続き上の段取りも、ガイドの段取りがおかしいので、理解に困ることもある。何のために、手順を変えるのかわからないこともしばしば起こる。壊れてしまったかと思うほど調子が悪く、次に使うときに、ばかにすいすいと動くこともある。誰かに意地悪されているような気になることも良く起こる。何時間もかかって何もしていないこともある。空しい時を過ごす時には、何だか、泣きたいような気分になる。
　友人たちの応援があって、励ましてくれるので、僕の「たそがれ」は、何とか継続しているのだ。書きたいことが沢山あるのに、いざ書き出してみると、途中でストップがかかるようなことが多くなり、嫌になってしまうこともある。どうか初心者を、舐めるような態度はとらないで欲しい。年末で係員も忙しくなり、ユーザーに対して、対応が雑になり、扱いが乱暴になるのかもしれない。言いたいことを書きすぎたかもしれませんが、「初心者にも分り易く」をモットーにして欲しいものだ。よろしくお願いします。

快晴　クリスマスイーヴ　絶好の上天気

　年末調整の書類や扶養家族調査など、大事だが厄介な書類の届けを出すことになっている。これ一つで、医療費が１割で済んだり、２割になったり、変わってくる。数字に弱い僕の泣き所だ。朝から和子と、ああでもない、こうでもないと、やり合って文書を作り上げ、郵送した。結果に自信はない。
　「筆自慢」を使おうとしたが、今までのようにうまく使いこなせない。文章の方は、何とかなりそうだが、宛名書きの方の使い方が、上手く行かず、前の様にこなせなくなっている。手がこわばってうまく動かなくなっているが、いっそのこと手書きでやって見ようかなと言う気になっている。今日はもうかなりの悪戦苦闘で、疲れているから、明日以後になる。知り合い全員は、既に出すのを止めますとお断りしてあるので、親戚と特殊な少数の関係者だけにとどめておく。
　北国が大雪で苦しんでいると聞く。こちらは皮肉なくらいに、上天気で、こんな素晴らしい紺青は、今冬初めてだと思う。

快晴　地方によって大雪の予想が出ているのに、こちらは見事な青空

　昨日はＮ兄への、記事の送付が、出来なかった。葉書の作成などが、障害になって、「たそがれ」は、手付かずに終わってしまった。読んでくださる方々に、心配させてしまうので、今朝、昨日の分だけ送稿しておいた。
　僕の意識のせいか、頭の中で、いろんなことがごっちゃになって、ぐるぐる回っているような気分だ。時々、日常的な事柄が、スポッと抜けてしまう。やろうとしていたことをやらずに済ませてしまう。「忘れた」という意識もあまりなく抜けてしまうのだ。やはり「脳の弱化」なのだろう。充分に注意しよう。パソコンのキーは、まだ問題なく叩ける。
　一人で留守番をしている時、電話がかかってきて、電話の相手が誰であるか、どうしても分からない時が多い。これでは、和子が帰ってきて、誰から電話があったのかを報告も出来ない。非常に困る。こんなことはしばしば起こるのだ。事情を話して、もう一度かけてくれるようお願いするのがやっとだ。僕にはわからないのに、妙に親しげに声をかけられたりすると、益々面喰らって、狼狽してしまう。今生活していて一番困ることの一つだ。せめて相手が誰であるかわかっていれば、何とかごまかしながら、重要な用件だけは、記憶にとどめることがだきるのだが…。相手が？である場合には、どうにもならない。スイッチを切り替えて、事情を説明し、要件をテープに録音する装置が欲しくなる。そんなものを注文する価値があるほど生きているかどうかも分からない。修行であると心得て、精々うまく切り抜ける技を身に着けるしかないのだろう。
　和子は、前歯が折れてしまって、歯科医通いに苦労している。もう立て続けに、入れ直しに通っている。本格的な入れ歯にして入れ直すまでは、つなぎの治療なのだろう。僕も彼女の齢の頃には、同じような治療に通っていた。女性だけに、神経的にも、いらいらしているようだ。しっかりした入れ歯が完成するまで、辛抱が必要だ。

雨　傘なしのごみ捨て　髪が少し濡れる

　いつもの、「明け方の深眠り」で、和子に起こされる。こういう時は、起きるのが辛い。しかし、７時が近づいている。無理やり起きるうちに、目が明いてくる。これも修行の一つだ。
　今日は、確定した賀状から、印刷にかかろうと思っている。和子の分から、手掛けるつもり。手元に普通の葉書がなくなっているために、昨夜は、入力した内山さんへの葉書が、プリントできなかった。今日買いに行ってくる。
　普通葉書を買ってから、内山さんに礼状を書こうと思っていたが、葉書用に用意してある白紙があるのに気がついて、自家製の葉書を作る気になった。入力してある文面を印刷して、買い物に出かける和子に投函を依頼した。遣りたいことがやっと完了して、気持ちはすっきりした。明日から、親戚関係だけ、賀状を作成することにした。こんなことをしているうちに、卒業生も含めて、今までの知り合いすべてに出したくなってくる。分け隔てなく出すと大変な労力になり、一度止めることにした「制度的お付き合い」の復活になるので、病人を自覚して、思いとどまることにした。

快晴　かなり灰色の雲が散らばっている　好天への変化の可能性は不明

　パソコンの文書の保存が継続できず、あっちこっちになってしまい、ごっためしの様な下書きノートになってしまった。しかし利用価値はあるので、継続している。
　やや疲れ気味ではあったが、掃除・換気の作業を平常通り終わらせる。その後、年賀状の見本の画面を見ながら、ウサギの大酒飲みの絵で、「笑門来福」の文字のある見本に惹かれてプリントしてみたが、礼を失する？図柄になりそうで、使えそうもない。やはり自分の心境だけで、年賀状は決まらない。そろそろ、枚数を確認して、図柄の印刷をしなければならない。
　昨日、教え子の内山登志子女史から、きれいなクリスマスカードと一緒に、恒例の北海道カレンダーが届いた。毎年のことながら、美しい自然に目を洗われる思いだ。彼女は、母親の面倒を見るために、ご主人を自宅に残して、ひとり故郷に戻っているらしい。ご主人は近く北海道から神奈川の方に転勤の予定らしく、少しでも近くの方が安心できるようだ。御主人の面倒が見られず、さぞ気掛りだろう。カレンダーの封筒には、可愛い微笑ましいビスケットが同封してあって、印象的だった。実に彼女らしい。そう言えば、教え子から数通ほど親の喪中の知らせが届いている。僕が自分の終わりを意識し始めているのだから、当然なことだ。その教え子たちも、僕の子供らと同じ年頃なのだろう。うちの子供らも、もう６０台に近づいている。時は顧みることなく、無情に先へと走って行く。

快晴　寒い　空は青く気分良し

　また、WORDの調子が変わり、正規の使い方は、まだ良く分からないが、僕に使える範囲の使用を続けるつもり。昨日は、買い物の応援の約束があったのに、和子が忘れていて、すっぽかされてしまった。こちらは、リュックを背負ったいでたちで待っていたが、何も知らない顔をして、第一弾の買い物から帰ってきた。この頃二人ともボケが進んで、時々だが、とんでもない不祥事が起こる。仕方ないことだが、大事につながると大変なことになる。充分に注意しよう。
　WORDの使い勝手も、メールの扱い勝手も変わってしまったような感じになってきた。ばらばらの、その場しのぎの使い方で、いつ消えてしまっても仕方ないと言うような不安定なメモになってきた。10年を超す歴史も、そろそろ終わりになるのであろうか。行き着くとこまで誠実に！をモットーにして努力しよう。
　年末の最後の買物と思ったが、もう一度は確実に必要になると和子は力説する。空いている午前中に、ヨークマートに連れ立って出かけた。リュックも小型だし、運び手は、馬力のない病気上がりの老人だし、今日も２往復になった。ボッカの経験のない和子には、担がせるわけには行かない。
　間もなくクリスマスを迎えるが、ウクライナの戦況が心配。まだ簡単には、停戦を迎えるわけには行かないだろう。メリークリスマス！ は、いつ来るのか???。

朝のうちかかっていた薄い黒雲は早々に消えて快晴か　北国は大雪の予報

　早めに起きて、朝の支度を始める。和子の手間を少しでも軽くしておいてやりたい。昨日は雪のために新幹線に、事故が起こり、混乱したらしい。今日も予報を見ると、またトラブルが起きそうだ。大雪にならなければよいが…。次第に平地にも降る傾向が出ていると言う予報が目立つ。雪になれていない地方で対策にまごつく傾向が生まれるのではないか。
　和子は富山の農家の出で、雪には慣れている筈だが、不向きに生まれ付いたのか、寒がりやだし、子供の頃から東京に憧れていて、大学も東京だったし、最初の勤めも東京で、知り合った時には、僕より東京に詳しかった。僕は東京の庶民の家に生まれたのだが、余り出歩かなかったので、東京を良く知らなかった。富山生まれの彼女に付いて歩いていた記憶がある。東京生まれの東京知らずが、独り歩きできるようになったのは、成人してからである。
　なお、僕の母は江戸っ子だが、父は福島県人であった。二人は苦労して所帯を持った。子供は４人出来て、末の子が僕の妹の多喜子だった。末で早生まれの妹と、男兄弟の末であった僕とは、抜きつ抜かれつの成長ぶりで、僕の成長は遅れてしまったようだ。生活も大変だったらしい。その身内も、今残って居るのは、僕と妹の二人だけとなった。しかし、僕の両親は、僕の目には、頑張って歩んだ人生だったと思う。兄弟たちもみな懸命だったが多少の行き違いもあって、今の僕の目から見ると、避けられたかもしれない遠回りをしたのかとも思える。でも、思惑違いがあるのが、人生なのだと思う。

雲一つない快晴　北部の雪の情報の割には、あまり寒くもない

　明け方に、眠り込み、７時に和子に起こされる。まだ寝たかったが、無理して、床を蹴って、起きることにする。パソコンに新しい動きがあるので気になっている。お金をかけずに、良化したいので、小さな切っ掛けにも注意をしたい。「かんたん」年賀状の採用が切っ掛けに、補強出来るなら協力したい。監理者側が代表一本で、交渉してくれれば、答え易いのだが、各ソフトが一斉に、奪い合うように攻めて来たのでは、僕のような素人には、方向の定めようがない。
　ウクライナの戦争は、まだ停戦にはたどり着けないようだ。ロシアの方では、新たな攻撃プランがあって、来年には、その作戦が始まりそうだ。ウクライナの指揮官もこれを受けて立つ立場に変更はなさそうだ。また両国の死者が増えてゆくのだろう。ロシアの考え方が変わらない限り、この争いは、とめどなく続きそうだ。期待した第三国の調停は、モノにならないうちに新年を迎えることになりそうだ。ロシアの電力施設破壊の戦法を、ウクライナ側が、我慢強く耐える姿勢に出ているため、電力攻めを武器にした攻撃がもっとひどくなりそうだ。来年はもっと酷い状況になるだろう。国連は、平和擁護の方針の舵が取れずに、途方に暮れているのではないか。

どんよりとした空だが、雲の切れ目から青い光が漏れている　気を持たせる空模様

　急ピッチで、2022年が去ろうとしている。新しい年は僕をどこまで迎えてくれるのだろう。入口で「はい、そこまでよ」はないぜ。暮れの大掃除めいた仕事もたくさん残っている。あまり無理も出来ないが、気持ちも新しくしたい。今日は暮れの方針を確認して、作業の手順を少しでも明確にしたい。
　今日は、特売日で、ポーター出動の日だ。空いている朝のうちに、と言う作戦で、11時前から出動した。土曜日でもあり、昔一緒に活動していた仲間の顔も見られた。皆かなり老けていて、和子に紹介されないと、判別出来ない位に変わっている。恐らく僕も同じだろう。帰りにすれ違った時には、にっこりと笑みを交換した。
　重いものばかりをザックに詰め込んで、背負ったが、重さは適量だったようで、余り辛くはなかった。まだ背負えると安心した。この間、灯油を買いに行った時が辛かったので、実は内心不安だったのだ。まだもう少し頑張れそうだ。
　「KADOKAWAの世界一かんたん定番2023年賀状」という、世界一長い名前の付いたソフトを弄り始めたのだが、簡単にしただけ難しくなったのではないかと思いながら、使い始めた。あ、ほんとだ、と思いながら、始めたのだが、なかなか前へと進んでくれない。簡単に見本が印刷できたので、思わず笑みが浮かんだが、どっこいそう簡単には、進めてくれなかった。目下研究中。

空の広い範囲に雲が存在するが、一応晴れ

　2022年の年賀状用のソフトを入手したが、うまく動作してくれない。「筆自慢」のＣＤと入れ替えて、いろいろやってみたが、使える兆候がない。僕のパソコンには、いろいろ詰まっているので、もう限界なのかもしれない。かなりの画像が入っていることはわかっていたが、こんな仕打ちをされるとは、心外だ。もう少し研究してみる。
　Ｙ兄から、あの新聞脚色の葉書が届いた。今度のは、子供の俳句特集にしてあって、中々みずみずしい作品が取り上げられている。ここでもご紹介しておこう。

　　　　　高柳克弘選
木の芽風きれいな花が咲く予感
　　　　　　　小学校五年 I.M.(江東区)
　　（選者評）木の芽を見つけたとき、やがて咲く花を心に思い浮かべることが出来る作者は、すばらしい詩人ですね。「木の芽風」とは、木々の芽吹きの頃に吹く、春を実感させる風。味のある季語を、見事に使いこなしています。


風花やショパンのしらべのごとくふる
　　　　　　　小学校四年 T.N.(兵庫県)
　　（選者評）意表をつかれましたが、納得の比喩表現でした。風花はたしかに、ショパンのピアノ曲のように、かろやかに降ってきますね。本来は耳で聞く「しらべ」を、目で捉えた「風花」に感じ取ったところが、詩的でした。

　選者共々、僕も感心している。おめでとう。選者の評も、誠に適切で、子供の感性を、浮き彫りにしていると思う。
　昨日、「KADOKAWAのかんたん定番年賀状」を手に入れた。お葬式のムードとさよならがしたくて、年賀状の対策の準備を始めた。ソフトの内容は、間口を広げて、やや質が落ちたと言う感じだ。中でも、良かろうと言うサンプルを引き出して、見本をプリントしてみた。もう沢山は来ないと思うので、控えめな準備にとどめた。僕自身も、喪中明けしたばかりだから、控えめにしておくつもりだ。

東の地平に黒雲が屯しているが、　気温も少し緩んで、全般的には晴れ

　年金支給日だが、あと何回受給できるだろう。年末の年金関係の書類が来たりすると、そんなことが気がかりになる。経済的なことは、和子に任してあるので、通帳関係にも、僕は関心が薄い。しかし、この世を去った後の、和子の生活費のことは大いに気になっている。その日暮らしのサラリーマンだった僕に、蓄えが沢山ある訳はない。何とか頑張って欲しい。彼女の友達たちも、同様に年を重ね、いろんな苦労をしているようだ。身につまされて、いろいろ聞いた話を僕に報告するが、僕はそれを聞きながら、彼女の身に被せて想像し、あれこれと心配になる。経済的なことが、大変なことだけは解っている。庶民はみんな辛い。今や彼女は、コーラスのメンバーの中の最長老になっている。今日はさっき耳鼻科に出かけて行った。帰りは昼過ぎになる。今の咽喉の症状が気がかりだ。長く医者にかかっているが、鼻と咽喉とのつながりが、微妙なのは、僕の蓄膿の症状で良く分かるのだが、あまりに長く続くので、心配だ。慢性化したのだろうか。コロナのような病気が流行る時世に、気味の悪い症状だ。元気でいてくれないと、僕まで気落ちしてくる。５つの若さの協力のお陰で、ここまで生き延びてきた。二人で頑張ろう。

今日は低気圧は去って、晴れ　朝の気温はかなり低かった　ポリごみ処理

　この所、ちょっと体調が乱れたが、今落ち着いている。特に不安はない。外は良い天気だ。寒さは一段と増したが、北海道の青年が、マイナス温度の中を半袖夏衣装でいるのにびっくりした。寒さも慣れなのかと驚嘆した。その姿を見ているだけで、鳥肌が立つ。
　テレビの番組で聞いたのだが、ソ連崩壊後、ロシアでは恐ろしいことが起こっていると言う。極右翼の会社が出来て、プーチンと組んで、国政に参加していると言うのだ。戦争を仕事にして会社を経営している男がいるのだ。兵器を作っていると言うだけではない。あちこちで戦争のプランをてて、紛争の地を儲け口にして生計を立てていると言うのだ。夜「クラブ」を経営して、ここでいろいろと商売のネタを育てているようだ。社会主義国崩れが集まって、金になる争いごとを演出していると思われる。ウクライナで、戦争に参加した兵隊の中に、監獄から出獄した兵士を、かき集めたのも、この一味だと言う。さすがにそんな仕事に、現実に、プーチンが、公職についている身で公然とは加われず、親友として接触して、ウクライナ戦争にも役立てているらしい。少しづつ、社会主義連邦が崩壊した後の結果が、極めて怖ろしい結果を招いていることを知った。僕が、早く停戦にして欲しいと願っている戦争が、そんな風な、因果のもとに多数の人たちをあの世に送り込んでいるとは、夢にも思わなかった。同じ人間が演出して作り上げた修羅場だったのだ。終幕はだれがどう演出することになるのだろう。
　また寒い冬の訪れを迎えて、値上げされている灯油を焚いて暖をとる季節になった。今日、去年と同じに、カートにポリタンを積んで、スタンドに購入に出かけた。しかし、去年のようには体が動かないことを知って愕然としている。去年は、運ぶのに息切れがして、辛かったのを覚えているが、今年は、息切れよりも、運ぶ筋肉そのものが落ちてしまい、腕が即痛くなると言う状態なのを知った。情けなくて、悲しくなったが、仕方がない。無理をせず、助けも借りて、ゆっくり運ぶことを目標にして、仕事を可能にすることにした。一冬を何とか乗り切ることが出来るかどうか。努力して見るしか仕方がない。

今日は低気圧通過のため、一日雨の模様　気温は和らいでいる

　昨夜は、懐かしい年末の「忠臣蔵」があるのに気づいて、慌ててテレビのスイッチを入れた。なかなかの名キャストだ。大石内蔵助ら赤穂浪士47士の敵討ちの物語。あの感動性は封建主義の感性に呼び出されるものではなく、立派なヒューマニズムの感動性に支えられたドラマだと思う。歌舞伎の忠臣蔵の舞台から始まって、今では立派な現代劇が、存在している。そそっかしい僕は、暮れの忙しさの中で、忘れそうになっては、何とか毎年見続けている。封建時代ではあるが、あれは、いい加減な悪徳権力に対する、立派なレジスタンスの物語なのだ。
　中国の対コロナ政策が、民衆の批判デモに修正を余儀なくされて来たが、これは立派なことだと思う。しかし、皮肉なことにそれを契機にして、コロナが勢いを増すこともありそうだ。国民は敏感にそれを感知して、不安も持っている。決して、民衆は、ただ政府に、無暗に反抗しているだけではないのだ。勿論、他国の政治勢力による扇動ではない。政府の硬直した権威主義的政策よりも、率直な意向の活用を採用することを考えた方がずっと良い。所謂「反革命的」という表現をやたらに使って、警察が動くのは、政府にとっても得策ではない。国民との滑らかな意見交流に努力して欲しいと思う。国民は、コロナが、流行ることを喜んでいる訳ではないのだ。彼らはもう警戒しているほど、敏感なのだ。僕らにはその気持ちが良く分かる。民主主義とは、政府に楯突くためにあるのではない。国家の取る道を、国民の責任において積極的に決めて政府を後押しする制度なのだ。政府だけでなく、広く国民全体が、政治に関与しうる制度なのだ。欠陥も多々存在するだろう。それを補い合って進むのが、人間の知恵なのだ。

朝から快晴　昨日も午後に天気は回復した

　月に着陸して、生活するスタートラインが始まりそうな雰囲気が感じられる。いよいよ月面の生活権利の取りっこが始まるのだろうか。NASAの大きな第一歩だ。しかし、これからは、国家の競争と言えば聞こえが良いが、私的権利の取りっこが目標になるに違いない。戦争が持ち込まれるかもしれない。ウサギが心配しているだろう。進歩は困難の始まりだ。人間の方が、もっと進歩しなければ、滅亡を招くことになる。共同作業と愛こそが、進歩を支える。人間たちは、それを書く事は出来るだろうが、自分の存在に取り込むことは出来そうにない。それを確かめずに、僕も生きている足跡を消す事になる。
　今朝は、素晴らしい映像をテレビで見た。北の大自然の中で、大群で移動を繰り返して、生きているカリブーの姿を記録した作品だ。その男性カメラマン自身北の果ての地で、猛獣に襲われて死んだ。経験したことのない感動に揺すぶられて、僕は朝食の箸を止めたまま、長時間テレビを見つめていた。

薄い雲の群れがあちこちに広がり、昨日の好天気は望めそうにない

　昨日は、「私は晴れ女！」と、和子が思わず叫ぶほどの好天気だった。病院の帰りに、「夢庵」で昼食をとる時、僕は思わず浮かれて、いつもより日本酒を大目に飲んでしまった。帰宅してから酔いが回り、夕方までぐっすり寝込んでしまい、起きた時には、「寝ぼけ」の状態だった。小さな羽目だが、外してしまったのを反省している。和子に保護された形で、通院するのも、もうかなり長くなる。それだけ人を縛っているのだから、申し訳ないことだと思っている。
　今日は、ありがたいことに、WORDが、好調なので、またノート利用を再開した。

今日も上々の天気　寒くはなって来たが・・・

　今日は、狭山中央病院での定期検診の日になっている。例によって朝から和子に連れられて、バス・電車を乗り継いて、狭山まで出かける。行ってくると、すべて完了した後はぐったりする。僕の体力も随分減退したものだ。
　和子の予定では、8:50頃のバスに乗り込むと言っていた。電車を乗り継いで、狭山市の駅から、病院の小型送迎バスに乗り、ほどなく狭山中央病院に到着する。倒れて1か月入院した病院だ。今思うと懐かしい感じがする。
　午前中にすべての検診を終わらせ、帰途に就く。次に来るのは、２月の末か、３月に入ってからだ。その頃になると、春も近づく。今より元気でいたい。しかし、ウクライナでは、ロシアに、発電の施設を攻撃されて、マイナス20度の冬を過ごしていると言う。大統領にしてみれば、ロシア本土に攻撃を向けたくなるのは当然だ。しかし、そうなると、核戦争を誘発される可能性が十分にある。悲劇が起こる。それを押しとどめるためにも、妥協ではない、懸命な道を見つけ出すことが必要になる。ウクライナを、独りにさせず、世界中が彼らのことを考え、ロシアに停戦を呼び掛けることが必要だ。広島長崎の悲劇を世界のどの国にも起こしてはならない。

外は寒くなったが、空の様子は澄んで気持ち良くなってきたようだ

　４時前に目覚め、眠れなくなったが、明け方になって眠り込み、結局起きたのは、７時少し前。コンピューターはもう使えないかと思っていたが、あちこちの操作を使って、プラスして行くと、まだまだ僕のやりたいことには、利用できそうだ。
　最近の世相を見ていると、「人心の荒れ」を感じる。国内でも、人の接触にとげを感じ、起きていることにも、今までにはなかったような、傷つけ合いが拡がっているように思う。それは、国内だけでなく、国際的に起きているように思うし、個人的生活だけでなく、政治的にも反映されているようだ。イランやドイツなどの政治的な対立は、暴力的になっているし、他を比較考慮することのない勝手さだけが目立つ。個人的な類推を機械的に拡大する事は出来ないが、全体的に、破壊的、個人的決めつけから発送しているように思う。プーチンの「兵士の母たちとの話し合い」などの情報を見ると、リーダー格の人間が、言うべき言葉とは思えない会話をしている。「必ず何かで死ぬのだから、戦場での死を悲しむな」というような暴言をしていると言う。日本の中だけでも、もっと思いやりのある心情が通用するようにして行きたいものだ。

今日も上天気　寒い　予報では、昼間は暖かくなるという

　朝６時前に起床。何よりも先にパソコンのスイッチを入れてみる。いつも通りの表紙が出るではないか！ それぞれの分野がすべて元に戻っている。万歳！ 一体、昨日は何だったのだ。しかし、WORDだけは、空白になっている。何か使い方に行き違いがあるのかもしれない。なんせ、指示の文章で、関係詞節が接続的に訳してあるくらいだから、日本語訳がこなれてない。保存が出来なくても何とかなるだろうと、楽観的に考えた。

安定した晴れ　久しぶりに夜具干し。

　和子が、天気を見て、急に「布団を干す」と言いだした。ふさわしい天気だと判断したのだろう。窓越しの布団リレーが始まった。寝室も丁寧に掃除機をかけ、寒くなって来たので、厚手の毛布に取り換えた。これでこの冬万全だ。
　朝から、パソコンの入り口のデザインが、例の、ソフトが全部絵になっている奴に突然変わってしまい、思うように動かなくなってしまった。こうなると僕には手に負えない。いよいよ、これまでかと、半分観念した気分。しかし相当時間が経ってから、電源を切り、気持ちを落ち着けてから、再びパソコンを点けなおすと、また懐かしいスタートの画面に戻っていた。「今日の記録は送れないと、Ｎ兄にメールしておいて、総合的に使えるかどうか、調べた。「たそがれ」は大丈夫か、WORDは使えるか、これが難しいと判断して、今日明日の記録が途絶えると覚悟して、元通りに戻せるかを検討することにした。メールは使えそうなので、控えは取れなくとも、直接メールに原稿を書き、Ｎ兄に送ることは出来ると考え、よし、頑張ってみようと、覚悟を決めた。そして、その後も、パソコンの修正活動に専念した。しかし解決を見ることは難しかった。

所々黒ずんだ雲が広がっている、どう変わるかは不明　すっかり寒さが増した

　今朝も６時前に起床。朝の準備に掛かる。パソコンは例によってパッとしないが、何とか一日が始まるように準備する。今年は、今迄経験したことがない位に正月が待ち遠しい。もう12月になったことすら信じられない位だ。「早くこいこいお正月」と言う童謡が懐かしい。卒寿祝いが待ち遠しいのかもしれない。
　急に本格的な冬の気温に変わった。東北、北海道では、１メートルを超える雪が積り、スキー場の本格的準備が、急速に進んでいる。突然の変化に僕の体は、慌てふためいているのが良く分かる。風邪をひいてはならぬと体中が叫んでいる。
　今日一日中、書留郵便を待っていたが、目当ての郵便物は届かなかった。重要な書類を待っているので、不安も募る。早くこの手で確認したい。明日こそ本命の日になるのだろうか。もう一日こんな思いをするのかと思うと、うんざりだ。嫌なことは早く終わりにしたい。

朝の空模様の判断が、最近は難しい

　黒みがかった雲がかすれるように空を覆っていて、隙間から青空がちらつく。そのあとの空の変化も複雑になっている。そのまま曇ってしまったり、さらに落ち込んで雨になったり、急転して青空に代わってきたり、駄々っ子の様に気ままに変わる。午後になって、やっと落ち着くことがざらにある。その時もどんよりと曇っている。世界のあちこちでは、地震が起きたり、火山が噴火したりが目立つ。地球も苛立っている。
　家庭でも、販売車で石油を売りにきたり、比較的近くのスタンドまで、買いに行かなければならなかったり、その時は、重いカートで運ばねばならず、郵便物を確実に受け取るには、聴こえない耳で、玄関の呼び鈴が鳴るのを耳を澄まして、待たなければならない。下手にトイレに立つのも我慢しなければならない。留守番一つ気楽には出来ない。年を取るのも楽ではないと、最近つくづく思う。
　Ｙ兄のメールが来て、僕の「たそがれ」の文章を読んで下さるようで、最近何回かの文章を褒められた。専門家だし、著作も色々ある、文章の専門家に褒められるのは、全くの素人で、ただ書くのが好きで、道楽にやってる僕としては、照れくさくて恥ずかしいが、よし、もう少し生きて頑張ろうと言う気にはなってくる。「たそがれ」の世話をしてくれているＮ兄に、「つまらん御世辞にいい気になるな」と言われそうだ。ただ、なんか自分を表現したくて、呑気に手を動かしているだけだ。

空模様の局面が、たびたび変わり、曇りとも晴れとも判断が付け難いまま午後になる

　朝起きたのは、６時。昨日は、パソコンの扱いに手古摺って、大事な記録にも支障をきたし、そのまま今日にもつれ込むじれったさ。しかし、生活のペースは乱されず、朝の６時起床はいつも通り。体調もそれほど変わらず、睡眠不足もない。昼からの「のど自慢」は、和子の田舎、富山からの中継で、久しぶりに剣岳をバックに見ながら、富山の香りのする舞台を楽しんだ。参加者の合格者の顔はいつ見ても、ハッピーそのもの。ツンボの僕には、音は聞こえないが、雰囲気は十分に理解できる。知ってる曲だったら、口の動きで、曲が聞こえてくる。若い頃の気分を思い出して、浮いた気分になれる。
　中国のデモの波は、相変わらず続いているが、弾圧する政府の姿勢にはあまり変化はない。多少弾力的にはなっているようだが、政府を刺激する言葉は使えないと言うので、民衆は白紙を掲げて行進している。医療政策の対決が、原因なのだが、思想や政治的対立が、露出していて、あれでは、政府も黙ってはいられず、弾圧的な姿勢になるのだろう。若い人たちがデモの中心になっている。外部的な扇動者もいないとは言えない。デモ側でも、配慮の余地はありそうだ。医療体制の問題としてアピールしてゆけば、冷静な対応も可能なのではないか。それにしても、政府の国民に対する姿勢としては、もう一工夫すべきだろう。
　ロシアでは、プーチン氏の指導性は大きな問題がありそうだ。ウクライナ戦争の中で、ロシア兵の残虐行為、人権無視が２万件も指摘されている。今後、国連の証拠固めを経て、不法行為として取り扱われるのではないか。このことも、停戦を邪魔する要件として、浮かび上がっている。アメリカのバイデン氏などが、間に入る話も出ているようだが、このような現時点では、なかなか纏め難くなって来ていると思う。しかし僕は早く停戦の糸口に取りついて欲しい。戦争自体「殺し合い」なのだから、何としてでも一秒でも早くこの大犯罪を停止して欲しい。ロシア側10万名前後、ウクライナ側１万名以上の死者が見込まれていると言う。恐ろしい現実なのだ。しかもこれから冬の時期になり、寒さや電力不足などのために、地域の生活危機が予想されている。まるで地獄だ。現実の地獄を放っておく訳には行かない。

毎朝、空を覆う黒雲が気になる　割れ目から陽が差し、天気好転もあるが、そのままどんよりの日も多い

　昨日から、気温がぐんと落ちた。和子が買い物から帰る時間になって、寒い思いをしないようにストーヴに点火する習慣を思い起こした。燃料を節約するため、室内温度と、外の温度、そして目指す上昇温度とをよく見極めながら、ストーヴを調節する。換気の作業と一緒にやっている。血圧測定と同じで、病後の僕のやる冬の仕事の一部となっている。
　ロシアが、その気になれば、アメリカも停戦の話し合いを進める援助をしたいと、バイデンは発言しているようだが、本当にそんな時期が来るのだろうか。戦争の進展の計算など僕に分かる筈はない。人殺しは早くやめるべきだ。日本の「軍隊」も、憲法を無視して、核兵器の敵地報復の予算まで、国会で論議される時代がまた来てしまいそうだ。じりじりと、戦争のイメージが近づいてくるような予感がする。まるで、人間が存在し、進歩を続けるには、領地や富の取っこや、支配従属の関係や、戦争による決着が、必然であることを証明しようとしているかのように見える。この流れを少しでも薄め、無くして行く努力をするように務めて欲しい。

引き続き重ったるい曇り

　また３時頃から眠れず、６時前に起床。不燃ごみを捨てる日なので、ゴミとしては少量だが、使えなくなったボールペンなど捨てる。相当数溜まっていた。
　俳優、渡辺徹さんが亡くなった。思いがけない若さだ。61歳。勿体無いとしか言いようがない。大好きな人柄だった。回復しない敗血症だと言う。病気だったのも知らなかった。運命というのは、怖いものだ。
　良いニュースも書いておこう。サッカーのＷ杯、対スペインの試合に、日本代表が勝利した。今朝朝早い時間だったようだ。スコアは２：１だった。これで決勝戦に参加できる。これも嬉しい知らせだ。
　中国の政府が、国民の批判に応じる姿勢を見せているらしい。少なくとも、聞く耳持たぬの姿勢は、戴けない。いろんなことに慣れてゆくには、人間誰でも時間がかかる。一国の文明は、そうして築かれてゆくものだ。その過程で本物を掴んでゆく。首を横に振ることが一切禁じられていては、集団の意思は結集する事は出来ない。もし本当なら、政府の態度に賛意を示したい。
　また、ウクライナ戦では、ロシアの取っている蛮行が問題になっている。２万件の非行が、指摘されているようだ。今後その一つ一つが明らかにされるのだろうが、兵士一人一人の戦争に対する姿勢によって、人間性の醜さが露骨に表れる。指導者の醜さも反映されてくる。戦場の後は、人間そのものの足跡となるのだ。戦争は、加わった人間の心をそのまま映しこんで、惨状を呈していることがある。

重ったるい曇り空

　昨日は、銀行に緊急の手続きが出来、和子と一緒に、小手指迄出掛けた。大分手間取ったが、要件を済ませて帰ってきた。もう昼も過ぎ、昼食は、いつものラーメン屋で済ませた。夕方から、丁寧な室内掃除と換気を行う。この頃は、疲れてくると腰や上腕部が痛むので、時々休むことにしている。自分のことよりも和子の物忘れや体調のことが気になっている。
　いよいよ12月になったなと言う印象が強い。時間の経過に神経質になっている。時々、秒針の動きを数えながら見つめることがあるが、時計の秒刻みの印とずれてしまうのが気になる。時計の秒針だからズレるはずはないのだ。見ているのが、柱時計だから、見る角度で、ズレて見えることもあるだろう。つまらないことを気にするのは止めようと思う。
　教え子たちの家族の訃報が、毎日のように届く。あの子たちの両親が、そんな年齢に届く時期なのだろう。僕らとほぼ近い年になってきているようだ。去年、不幸にも連続して僕を襲った兄と義姉喪失の悲しみは、僕には痛い重圧だった。若い教え子たちが、悲しみから早く立ち直れるように祈っている。

曇り時々小雨　ひどく降る時ありと予報

　幼稚園の不祥事がまた起きている。「逆さの宙づり」「叩いてあざを作る」「いろいろな脅迫的折檻」。相手が子どもだと、指導法上の免許など無視されてしまうようだ。たとえ幼稚園児指導でも、教育という理論に則って行われている筈だ。対象が子供なら、暴力でも何でも構やしない、と言う理論でもあるのだろうか。幼稚園バスの点呼の不実施による死などが問題になっていたが、「専門家」という言葉が泣き出しそうな、お粗末な事件だ。世論がうるさ過ぎると言うのも、指導者を潰してしまうことがあるが、遠慮が過ぎるのも、親の怠慢だと思う。家庭と幼児教育の場とは、血のつながった教育過程なのだ。どちらが歪んでいても、子供を壊してしまう。
　明日から12月。また新正月の準備に入る。僕も元気に新年を迎えられるのだろうか。

青空をバックに、薄黒い雲がまばらに散らかっている　赤い雲もあちこちに散在

　複雑な空模様。天候がどちらに転ぶか、見分けは難しい。中空には、黒みがかった雲も集まっている。予報はまだ確認していない。ハワイの世界最大級の火山が噴火という情報が入っている。詳しい情報を知りたい。最近地上の異変が目立つが、それらは大事な資料としてすべて保存されるべきだ。今後の地上異常の研究が、すべて役立つ可能性がある。地上異常局とでもいうような部署があっても良いように思う。
　中国の「ゼロコロナ」政策が、国民の政策批判となって、跳ね返って来ていると言うニュースが、これまでになく強い響きで報じられている。共産主義国での、この種の反対運動は、良く報じられることのないまま、押さえつけられてきたように思うが、今回は民主主義との対比で、「民衆の考えを圧殺するな」という「自由と民主主義」の問題として捕えられているのが新しい側面だ。共産主義には、良い面が沢山あるが、国民の考えを「邪魔とか妨害とか反革命」というとらえ方しかしないのが、僕にも異議のあるところだ。もっと国民を信用するべきだ。同僚の政治家に対しても、異論を直ぐ「反革命」にしてしまう中央の態度は、挙国体制を作る力を自ら壊してしまうことになる。圧殺は反発をより強くするだけだ。考え直して欲しい。

薄曇り

　昨日は、パソコンの操作の問題で、一日作業が滞った。「たそがれ」には、影響が表れていない。膏薬療法で救われたようなものだ。めげずに続けて行こう。昨日は、サッカーの試合と相撲の千秋楽とが重なり、相撲の方は、期待されていた高安が負け、同情されていた貴景勝も負け、今場所力をつけてきた阿炎が優勝を決めた。巴戦の様相が予想されたが、そこまでは荒れなかった。サッカーの方は、大きな期待を裏切って、コスタリカに敗れた。ドイツ戦とは、対照的な負け方だった。勝負はなかなか思った通りにはならないものだ。今度スペインに負けると、今回は敗退することになるらしい。
　この頃、体の動きが鈍ったのか、ミスが目立つ。今朝も、しまい忘れていた電球が、しまい忘れたものか、既に使えなくなり、捨てそびれた電球かを確かめてくれと言われて、風呂場で点検中に手元が狂って下に落とし、粉々に砕いてしまった。後でまだ使える電球か新品だと分かり、自分がトロくなってしまったのに、がっかりした。こんな鈍化が、どんどん進んでいるかと思い、愕然としている。年を取ったのはわかるが、判然とした老化の証拠が出てしまうと、情けなくなってしまう。情けない状態が起こるのを予測し、その通りになってしまった時の絶望感は酷い。こんなことが度重なると、生きているのが辛くなる。我慢を重ねて戦うしかない。誰と？　当然、自分自身とだ。

快晴　今日はサッカーの対コスタリカ戦がある

　朝から手古摺ってしまった。昨日送った「たそがれ」の原稿に写真を入れたのが悪かったらしく、その写真が何かに抵触したらしい。理論的には、僕には全く分からない。11月16日の記録の終わりの部分から、昨日までの記録が、真っ赤に染められてしまった。少し前に、今日の記録を書き始めたが、やっと今までの書体で、黒の活字に戻った。ほっとしたが、不安だらけだ。取り敢えずここまでを、Ｎ兄に送っておく。
　その後、気が付いたのだが、過去の記録も並びが大きくずれ込んでいた。ダブりも発生している。何かの罰則かとも思うが、それにしても枠をはみ出したやり方のように思う。
　ワクチン接種時の、僕の失態はともかく、和子の歯の治療の件が、残ってしまったが、年も取っているし、歯の治療は、体の健康にも触る。総入れ歯にするには、時間も金もかかるし、相談に乗ってくれる良い歯科医が居ないかと探索中だ。医者選びは患者の感想が重要だ。しかも近くで見つけなければならない。この近辺では、廃業する医師が多く、これも気になっている。
　サッカーの試合が、夕方の５時頃から放送、と知って、今日は自分の目で確かめられると、ほっとした。回りが騒ぎすぎて、第２回目の試合にミスが出るのじゃないかと、心配になって来た。しかし不安ながら、年甲斐もなくドキドキしている。

昨日の大騒ぎが収まり、何時もより左腕が痛い

　昨日は、悪夢を見ているようだった。今は何時もより注射跡が痛いだけで、落ち着いている。自分の体が弱ってきている証拠を見せられたようで、悔しさを味わっている。自重しながら、体調を整える様にしよう。昨日のことは内緒、内緒、という気持ちだ。
　Ｙ兄から、連絡が入り、また例のキリ抜き葉書登場とのこと、楽しみに待とう。僕の今回の失態について、慰めてくれた。40分や１時間は、100歳でも、歩き続けられるようにしていたい。しかし、昨日の様な見苦しさでは、人に見られたくなくなる。　
　それは置いといて、五島列島の自然は美しい。素朴な住民、ここで生き延びた、信仰を追い求めながら、権力の弾圧から避難した人々。厳しい自然は、力強く生き抜いた人々の心を映し出して居る。テレビの映像は、僕の心を動かした。

水蒸気の幕を感じる青空だが、快晴　コロナ接種の日

　大変な思いをして、予約を取った今日。いよいよ５回目のワクチン接種の日だ。先日実踏をしてきた実施会場へ出かける。かなり昔、行ったことのある建物だが、そのころ病院ではなかったと思う。比較的最近出来た産婦人科なのではないか。3、40分歩く必要がある。
　２:00に出かけることにしていたが、ひどく時間でもかかるといけないと考え、早めに家を出た。案の定、息切れがして、スピードは出ない。マイペースで歩いて、やっと開始時間10分前あたりに、病院の前に出た。足はくたくたになっていて、エスカレーターで２階に上がり、３階の病院の入り口にたどり着いた。その道筋も、３階に上がる経過もよく覚えていない。こんな体調で接種が大丈夫かと心配になったが、今まで異常を起こしたことはないので、窓口で手続きを済ませ、坐って順番を待った。この待合室に入って、スリッパに履き替える時に、自分の小さな靴ベラを持ってきて使ったとばかり思っていたが、これが幻想だったらしい。接種を終えて、靴に履き替える時に、靴ベラなど持っていないことに気づいた。病院関係者に探してもらう騒ぎに迄なったが、途中から、これが幻想的な思い違いなのだと分かってきた。靴ベラの件は取り消して、詫びを繰り返しながら、帰途に就いた。瞬間的に、意識がおかしくなったのかもしれない。和子が、どっかお店で休んで帰ろうか、と勧めてくれたが、とてもそんな気には、なれなかった。早く家に帰って眠りたかった。来た道を、同じペースで黙々と歩いて、家にたどり着いた。後で知ったのだが、この日は、和子の方でも、出がけに食事で、硬い食物を食べ、継ぎ歯を折り、歯欠け婆さんの状態だったらしい。気にして、僕の面倒を見る状態ではなかったようだ。やっとの思いで帰ってから、歯医者に連絡して出掛けて行ったようだ。僕は短時間横になって、意識を取り戻してから、これを書き始めている。
　とにかく、右往左往してしまってお恥ずかしい。昨日も、僕に大失敗があり、とても書く気にはならない。という訳で、今日の、５回目のコロナ予防ワクチン接種はとんでもない恥ずかしい場面に終わった。

やや黒みがかった薄雲が感じられるが、快晴

　昨夜は、ドイツとのサッカーの試合が楽しみだったが、時間が遅いので、勝敗確認を和子に任して床に就く。深夜になって、気配で目覚め、和子に聞くと、「勝った」との返事。「２：１の逆転勝ち」だと言う。予測をいろいろと聞いていたが、相手が相当に強く、まず難しいと思っていたので、眠気が飛んだ。これは相当なビッグニュースだろう。しばらくあれこれと想像を巡らせていたが、いつの間にか眠っていた。
　明日25日は、コロナの予防接種予定日だ。体に、新たな異常は見当たらないので、予定通り接種をして良さそうだ。今日は、風呂に入り、アルコール類は厳禁。明日は、時間厳守で、会場に集合する。
　新しいトイレの使い心地は、ＯＫ。排水の量が、今までと比べ、少なく、勢いがおとなしいので、何か頼りない感じだが、十分に流されているようだ。業者の説明でも、昔のシステムは、かなり無駄な量の水が使用されていたと言う。その上の水漏れだから、水道の使用量が倍になっても不思議はなかったようだ。

濃厚な曇り、予報では雨

　今日は、トイレの水洗器具の修理に来る。朝からだから、自分がやる訳でもないのに、せわしい気持ちだ。人が家に来ると言うのは、例え、職人さんと言えども、落ち着けない。
　今、和子たちのサークルの案内状を作っているが、例によって、葉書デザインとして句歌とカットを考えている。いつものことだが、「下手の考え、休むに似たり」と言う通りなのだが、「蝋梅」がテーマにならないかと、考慮中。
　天覧山の蝋梅を見て思ったのだが、花に「香りがしている」ということは、貴重な要素なんだ、と思った。艶は必要だが、ただテカテカしているのは芸がない。そして色より香りが、生きていること、優しさ、血の通い、個性、命を感じさせる。

快晴、今日の空の青は澄んでいる

　６時40分ごろ目覚めて、熟睡感充分。
　水道料金の謎が解けて、少しホッとする。しかし、またかなりの出費が出そうだ。我が家の家計には大きな痛手になる。明日午前中に工事に着手。
　話の次元が変わるが、海面上昇による災害が、深刻に表れ始めている。地球温暖化の現象の一つだ。地面が沈下して住めなくなることが現に出始めている。地球生活条件が変わって行くのに、対応手段の研究や、生き延びる手立ての具体化も進めて行かねばならない。地球の取り換えがそう簡単に行くはずはない。協力して、犠牲を最小に食い止め、今後の人間の生き延びる手立てのために、必要なのは、人類の協力体制が、どこまでできるかを考えることだ。戦争などしている余地は全くない。現に東南アジアの地方では、住民の生活地盤が海に沈み始めている地域が増えつつある。その地域の人々をどう救済するのか。台風やハリケーンの凶暴化、長期の大雨、洪水、台風発生、進路の変質、火山噴火の予知、地震地帯のそれぞれの特質の把握、活動の周期把握と予想など、長期にわたる研究と体制の確立が必要になる。そんな時の争いごとは、何よりも障害となるのは言うまでもない。研究内容と、組織化こそ、地球と人類を守る重要な行動目標になる。ミサイルの研究よりも、核兵器の作成よりも、一義的に重要なことだと考える。何度でも言わせてもらいたいことだ。人種差別などは、こうした実践の中で、自ずと解消して行く。すべて急がねばならないことばかりだ。

現在道は雨上がり、空は曇天　それが午後には一気に快晴に変る。

　水道の消費量が、急に倍に上がって居るのでおかしいと、和子が言い出して、水道局に問い合わせ、見に来てもらった。今日、4:00〜6:00に専門家に調べてもらうことになっている。原因はトイレにありそうだ。一旦水の流れが止まってから、少したって、またちょろちょろと流れ出す。これがメーターに記録されているのではないか。今迄の１ヵ月分のほぼ倍の量が記録されている。はっきりさせたい。
　ウクライナ戦争はこのままでいくと、国民の食糧も、電力などのエネルギーも、下手をすると、核の害毒迄しょい込むことになりかねない。真面目な統率力だけでなく、国民の現実生活の救済にも十分配慮するべきだ。荒野が残るだけでは駄目だ。祖国を人間ごと救おう。
　やはり、うちのトイレは、故障だったようだ。水曜日に修理をお願いする。

現在まだ軽い曇り空、予報では雨の予定

　日曜は、いつもの朝ドラから解放されるので、気が楽。僕が見忘れることが多いので、和子がいつも「朝ドラ、朝ドラ」と声をかけてくる。それも有難いが、逆に、放送のない日曜にはほっとすることもある。
　今日は朝から、イオンとヨークマートへ和子と出向き、纏め買いの買出しに出かけた。かなりの重さではあったが、却って気分がすっきりした。一度家に帰り、買い物の整理をして、和子は、友人とのおしゃべりに出かけ、僕は家で、一人仕事に取り掛かる。
　今日は日曜日で、のど自慢もあれば、ＮＨＫの取材番組で、女子シングルフィギュアー記録も見せてくれる。相撲も中日になる。お楽しみに事欠かないが、自分の気持ちを整理して置きたいことも、いろいろあって、気持ちが落ち着かない。25日の金曜には、ワクチン注射にも出かけなければならない。来月の10日には、狭山中央病院の定期診断の日にもなっている。その頃になると、もう年越しのあれこれも考えなければならない。90歳になる年に入り、６月を迎えなければならない。と言っても、それまで命が持つかどうかも自信がない。第一真冬になるので、寒さも募って来る。寒さは和子も苦手な方だ。いろいろ庇ってやることも必要だ。石油の購入手順に工夫することも必要だ。いよいよ、９０歳まで粘ろうと言う生きる姿勢が必要になるのだろう。掃除機の不調も修理する必要がある。やることが沢山そろっているのだ。整理しながら、自分の体を励まし、生きる力を生み出さなければならない。ボケっとした生き方をしていてはならないと思っている。

空はやや鈍い色だが、快晴

　体調がすぐれず、気分が重いが、また一日が始まる。あまりよく眠れていない。何度も目を覚ました。一日過ごす中で、適当にやりくりしよう。昨日は、教え子の鈴木明君から、喪中の知らせが届き、お母さんが、７月に95歳でなくなったと、お知らせがあった。明君は、細君も、お母さんも、うちの女房と同じ、和子という名前だったのを思い出した。長寿を全うなさっているが、100歳まで生きて欲しかった。ご冥福を祈る。教員時代の記憶が、朧気ながら、懐かしく蘇って来る。
　NHKフィギュアー女子シングルフリーの実況が始まった。もう顔見知りの選手は殆どいない。しかし競技には興味があるので、真剣に見始めた。相撲とフィギュアーとでは取り合わせが妙だが、暇な時は面白ければ、何でも見る。要するに暇人なのだ。知らない選手ばかりだと、出来栄えに吸い付けられる真剣みが違ってくる。結弦君などの現役の頃は、何時間でも食い入るように見ていたものだった。

雲が多く、雲間が青く染まり、地図を描いている

　最近の自分の記録を眺めていると、病気の症状を気にしながら、懸命に生きようとして、記録を書き続けているのが分かる。だが、別に価値あるものを残そうとか、名分を書こうと意図している訳ではない。いつ消滅するかわからない命を前において、今何をなすべきかがわからず、足踏みをしているだけなのかもしれない。自分の体調がどうなるのか、気にしながら、妹のこと、子供らのこと、孫たちのこと、後に残される和子のこと等が、漠然と気になっている。先々を心配して、健康に気を使い、良い仕事をして欲しいし、幸せな人生を続けて欲しいと願っている。取り敢えずは、僕も頑張って生き抜こうと言う結論になって、今日から明日へと歩みを進めている。これからは、人間が自重して、人への愛を大切にして、戦争など起こさないように、助け合っていけますようにと祈っている。壊してしまったら、協力して、前より素晴らしい環境づくりを実現して欲しい。今祈りの数珠を手にしている自分を感じる。しかし、将来に絶望する必要はない。
　祈りを裏切るように、北朝鮮が、北海道近くの海面に、ミサイルを落下させた。もうこれを何十回も続けている指導者の良識を疑う。僕の気持ちの中でも次第に、怒りに代わってきている。まるで暴力団のような国家が存在している。国連は、これまでの歴史を点検しつつ、世界の国情を理解しながら、平和を壊す人間の存在矛盾を解きほぐし、全ての存在環境の改良に力を注いで行って欲しい。

快晴、その後曇る

　久しぶりに、和子の買い物の手伝いに出た。例の「ポーター」の仕事だ。まだ担げるか、と気遣って頼みに来たが、引き受けた。段々きつくはなっているが、ゆっくり運べば大丈夫。今日は味噌とか、調味料の水物が多いらしいが、コメはないと言う。特売日の割引を和子は狙っているのだろう。公務員の年金生活者としては、利用したくなるのが、当然。担ぐくらいは当たり前のことだ。歩き回って、品物を決め、あれこれと選び直したり、結構いい運動にもなる。時には、好物に出会って、楽しめることもある。和子の友達と出くわして、時ならぬご挨拶になることもある。もちろん声が聞き取れないので、聴こえるつもりで、ご挨拶するのだが。この頃会話する機会がないので、何となく気分が弾む。考えてみると、近所の人と言葉を交わす機会は、ほとんどない。自治会の会合にも、全く出席しない様になっている。サークルも辞めた。僕のオヤジも年を取ってからは、耳が駄目になったのを覚えている。遺伝かもしれない。御袋が大声で話していたのが今でも目に浮かぶ。和子が富山の出身、僕は東京だけで育った。言葉のリズムも食い違う。和子も苦労しているに違いない。

快晴　中空に少し濁りを感じる

　夜中のトイレが３回あった。余り増えると、眠りの深度が浅くなる。２回くらいが限度だ。体調のバロメーターにはなるが、自己調整は出来ない。６時に起床した。
　相撲が始まってから、どうしても、掃除、換気と土俵観戦とが、ぶつかってしまい、３つともがいい加減になりそうな心配があるんだが、何とか楽しめている。部屋の暖房調節も絡んでくるので、なかなか難しい。まあ、あまり気にせずに楽しみたいと思うのだが、和子が買い物に出て、帰って来るのも時間がダブリ、室内の条件作りに気を使う所が出て来ている。まあ何度か繰り返すうちに、うまく気が回るようになるだろう。自分の運動にもなるので、努力してやって行きたい。
　ポーランドにロシア製のミサイルが飛び込み、死者が２名出たと言う。いったい誰の仕業か？　ロシアか、相手国ウクライナのミスか、それとも事故が起きたのか。謀略だとすると、またNATO対ロシアの対立が強まり、核兵器の使用が浮上してくる。アメリカは、現在冷静で、ロシアからのミサイル使用を、発射経路から見て、不自然とみている。いずれにしろ、冷静に事を運んで欲しい。世界的な不幸を導くことは、してはならない。

道路が黒く濡れ、まだ小雨が降っている　ごみ捨てに行き判明

　寝坊してしまい、和子に起こされる。もう７時に近かった。昨日はやや疲れていて、体の節々が痛かった。夕方の、掃除や換気も、力が入らなかった。手抜きで一応終わらせ、格好をつけた処だった。体調がきついときは、手抜きをすることに公約が出来ている。これもリハビリの一つなのだ。僕には、立派な運動になっている。
　また長時間にわたって、パソコンが使用不能になってしまった。昔使用していたソフトが更新を図って割り込んで来ることがあるのだろうか。それが通常の働きを阻害しているような現象が現れている。しかもかなり長時間やっているのだ。他の仕事が着手できない。やっと、使えるようになると、時間的には、不向きな時間になっている。そんなこんなで、大いに当惑している。やっと平常活動が可能になると、もうあまり時間は無くなっている。
　現在、国連では、相反する利害関係にある国々が、顔を合わせて話し合う機会を持っているのだが、感情を抑えて、平静に前向きの話し合いをするように努力して欲しい。特に中国とアメリカは、ロシアを挟んで、重要な立場にあるので、ウクライナのためにも、世界のためにも前向きの話し合いを進めて欲しい。アメリカにも、自国の艱難な問題があるようだけれど、今までのままでは、世界情勢は変わって行かない。為政者も気づき始めていると思うのだが、指導的大国の一つとして血の通う話し合いを積み重ねて欲しい。

青空に、見事なコントラストで真っ白い雲の塊が何個か散らばっている　特上の快晴

　どうやら、昨日、列島にかかってきた雨雲は、大したものではなく通過してしまったようだ。今日の空は「おめでとう」と言いたくなるような風情がある。和子は安心して、耳鼻科へ出かけて行った。
　今朝、僕のパソコンに異常が起き、まるで人のパソコンを弄っているような画面に代わってしまった。前にも一度、同じような経験がある。犯罪につながる、パソコンの悪戯ではないかと思っている。今回は幸い、すぐにいつも通りのプログラムが現れ、正常に復しそうだ。実は、今度の事件は、経験２度目のショックと感じられるほど真剣に立ち向かった。他に何にも要らない。「たそがれ」が、書けなくなる迄、続けられれば、それでよい。どうか邪魔をしないで欲しい。メールを使っていない人とは、そのままつながりが消えてしまうのが，何とも悔しく寂しい事件になってしまう。倒れるまで書くつもりになっているのだ。どうかそっとしておいて欲しい。「たそがれ」の担当者との間に入っているＮ兄も、大変心配してくれている。心からお願いしたい。

薄雲が散らばるが、ひとまずは快晴の部類　予報は悪化、雨になる

　昨日歩いたせいか、よく眠れた。足は少し重い位で、痛みなどはない。リハビリ強化の実現も可能なようだ。「瓢箪から駒」だったかも。10日以上あるから、精々歩いてみよう。
　テレビでは、ゼレンスキー大統領が、ウクライナ南部の重要州ヘルソンを奪回した、と公式に発表した。ロシアは戦略上の危険を避けるための後退であると弁明している。ウクライナ側は、罠を意識し、用心の上に用心を重ねて、自分の領地だったヘルソンを奪回した。ロシアは、発電所施設などをミサイル攻撃で破壊しながら後退を続けた。戦線の孤立を避けたのではないか。即時停戦を念願するものとしては、勝ち負けを論ずるつもりはない。どのやり方が早く戦争を終わりに近づけるかだけを考えている。ロシアもウクライナも、双方とも10万人前後の死傷者を出している筈だ、という分析者の言葉に、「これ以上の打撃は・・・？」とショックを受けているのではないかと思う。人間として当然のことだ。どうゆう理由付けでもいい。戦争にも、人命を奪うと言う犯罪性があることを思い出して欲しい。ウクライナ中の破壊の後を再建することを考えると、気が遠くなるのではないか。

崩れてきそうで、なかなか空模様も防御が固い

　日曜日には、東京方面も雨と言うのだが、さてどうなるか。
　今日は、新しいワクチン接種の現場である、「メディカルパーク入間」という産婦人科の建物を見つけに行ってきた。この建物なら、前に来たことがある。しかし、体力がなくなってきて、バス停２つ乗る距離の往復をまともに歩いたら、１時間半近くかかって、疲れた。久しぶりだ。やはり家のすぐ傍という条件は、僕には有利だが、今回は認められなかったようだ。くたくたになって帰ってきた。本番は、11月25日だから、それまでに少し歩きを思い出しておこう。今日あたりは、どうしても和子の後ろから、よちよちついて行く無様さだから、直ぐに息が切れてしまう。少しリハビリを繰り返しておこう。今日は情けなくて、歩きながら、涙が出てきた。山好きだった「健ちゃん」も形無しである。

上空はすっきりしないが、一応、全面晴れている

　５時に目覚め、そのまますぐ起きる。和子はまだ眠っているようだ。パソコンに向かって、今日の書き始めを記入する。今見たら、アメリカの中間選挙は、まだ結果が出ていないようだ。接戦で、最後の詰めが出来ていないようだ。トランプが大騒ぎをしているらしい。もう少し待とう。
　この結果を見て、世界情勢にも変化が起きるかもしれない。極端に強く見える国家、独りよがりな国家、有頂天になっている国家、不安な国家、が蔓延していて、まとまりがつかない状態の時には、出た手も引っ込めて、考え直す機会が作れる。中ロが考え直し、米国が自国のインフレや戦争との関わりの中に身を置き、自国の政争にも追われる身になると、現政権も考えたくなるのではないか。それも良いのではないか。いや、その方が良いのかもしれない。遮二無二突っ込んで行くよりも、冷静になれる。コロナに気持ちをそがれたり、自分の弱点に目がそれたりすると、自分が冷静に見えてくることもあるのだ。すぐ頭に来るのは、周りが見えなくなっている証拠で、却って危険である。ロシアとウクライナも、死者４、５万という数字を見て、自分も傷だらけであることを認める方が良い。素直になれる。ミサイルのことばかり考えていては、心臓迄、砲弾型になってしまう。お互いに考える時間をとろう。

早朝から文句なしの快晴と思ったが、昼頃になって曇り始めた

　上の様に、朝の天候を評価したが、昼にはもう空はすっかり曇ってしまった。青空の色の悪さが、一気に広がって立派な曇りに変身。和子は、お天気の変身などに拘らず、予定通り、グリーンヒルのカラオケ会に出かけて行った。郵便局前の「ポピー」のママのお店だ。コロナには十分注意しているお店だ。アメリカの中間選挙の開票とコロナの情報をバックに歌うことになるのだろう。どちらも文字通りの接戦を続けている。
　予想通り第８波のコロナが広がり始めた。いつになったら、おさまるのだと叫びたくなるが、じっと耐えるしかない。ワクチンや予防法の科学性を、決して放棄してはならない。ワクチンに関する論理や実践、予防に関する新事実については、いち早く国民に知らせて欲しい。経験を共有して、前に進むしか方法はない。

快晴、昨日と同種の空の色　色は褪せるが快晴

　昨日貰って来たコロナの書類を、今後の書き込みの部分に目を通しながら、紛失しないように整理した。今度の実施会場は、11月25日、前回よりも少し離れた所にある産婦人科の医師の所だ。情実が起きないように、市が決定する。直接医院には申し込めない。しかし、本当に公正に実施されているのかどうかは、不明だ。以前にも「誰を通して、申し込めば早い」という話も聞いた。僕らの足でどのくらいの徒歩になるのか、実地踏査を兼ねて歩いてみたい。希望を出しておいた一番近い医院には、今回は当たらなかった。このところ全部異なった病院に割り当てられている。和子と一緒に、事前に歩いておきたい。
　アメリカの中間選挙が行われているのだが、民主党には、不利な情勢になりそうだ。経済の状況が、ウクライナの戦争のため極端な変動が起きており、移民問題、妊娠中絶の是非の問題など、国民の要求は膨れ上がっている。政治的な立場でも、為政者と国民では、視点がずれてしまう局面にある。世界的にも大きな転換点にあり、指導者選びにも迷うであろう。世界的な政治の動きの中で指導的な立場に立つアメリカは、国中で迷う立場に立たされている。気の毒だが、状況をよく見極めて、歴史の道を正しく選んで行って欲しい。

快晴、空の色は余り鮮やかではないが、雲一つない快晴

　５回目の、コロナワクチン注射の予約に行く。Ｙ兄はもう終了しているようだ。こちら入間はやや遅れて進行している。実施は何時ごろになるのか。新型８波が、近づいていると言われている。一体何回繰り返せば、気が済むと言うのだ。コロナの流行のまま死んでゆくのもむなしい気がするし、マスクなどきれいさっぱりとサヨナラして、この世にさらばを告げたい。恒ちゃんや松ちゃんの様に、入院した病院での伝染を恐れていたくはない。ましてや、最後にウツって、死への道連れなどにしたくはない。
　何とか手続きを終え、２時ごろ帰宅した。本番は25日と先の話になる。しかしこの受付会場の雰囲気は、あまり面白いものではなかったし、能率良いとも、手際良いとも思えなかった。その会場で、Ｔ氏にも、和子の知り合いにも会えたが、特に感想も聞けず、強い批判に出会うこともなかった。初めの頃に出会った、敏感な批判性も、失せて来ているようだ。もうコロナには、真面目な関心が鈍ってきたように思う。

５時半、外は真っ暗

　４時ごろから目が覚め、眠れなくなった。５時少し前に、着替えを始め、起きることにした。寒くはない。外は、まだ真っ暗。空の様子も分からない。お茶を入れるお湯を沸かし、パソコンに向かう。６時半、群雲がかなり多い、隙間から赤味を帯びた日が差す、天気はまだ不明。大きな厚い雲が群がる割れ目から、結構強い日差しが差している晴れの状態という複雑な天候とでもいうか。なんと表現してもすっきりしない天気になった。
　ロシアの話の続きになるが、戦線の司令官が入れ替わると言う。戦況がはかばかしくなく、指揮系統を正そうと言うらしい。しかし、新しく兵士を鼓舞するために、刑務所で服役中の重罪犯を前線に立たせると言う。言ってみれば残虐な心理利用の作戦だと思う。極端に言えば、死刑囚の、「どうせ俺は死ぬのだ」と言う心理を利用して戦わせると言うのだろう。「手柄を立てたら、助かるかも」という悲惨な希望を持つかもしれない。しかし、これ以上に、人の心情を残虐に見立てた「人間利用」はないのではないか。テレビでそれを知って、僕は吐き気を感じた。これ以上の説明は止める。戦争の話とは言え、これ以上むかつく話は聞きたくも、したくもない。

刷毛ではいた白い薄雲はあるが、快晴に向かうだろう

　良い天気に続いて欲しい。しかし、秋晴れとは言うが、秋には意外に雨が多いのだそうだ。人間の期待感では、お天気は動かせない。祈りの様なものだ。
　韓国の政治家は、あの集団圧死事件の責任を取るべきだ。被害者の中には二人の日本人も含まれている。戦争や事故などで同胞を死へ送ってしまうことは、政治家として許されるべきものではない。国家は、国民を守るために存在している。自分達の利益のために、国民を利用するのは許されない。失敗は正されなければならない。戦争などで、国民が命を失うようなことも極力避けなければならない。自分たちの感情で、国民を死に導くことも避けることが当然なことだ。国家は人々の幸福のために存在している。政治家は、そのために働くエキスパートでなければならない。そのためにも事故の事実の微細に至る収集、原因の分析が必要だ。間違いを是正することが何よりも優先されるべきだ。
　ロシアでは、軍隊で厭戦的な雰囲気が広まり、上官に武器を向けられて、始めて戦場に赴くという場面が目立ち始め、脱走も増えて来たと言う。駆り集められてきた集団が嫌がって逃亡するようになっていると言う。戦場離脱も、一種の反戦活動だ。人間には、無理矢理に戦場に引きずり出して良いと言う約束事など、ない筈だ。一種の契約違反的行動ととられているのだろう。きっぱりと戦争に行くことを拒否すればよいだけだ。このような場面は、戦争の意思が、国民の中に出来ていないことの証拠だろう。悲惨な戦争が繰り広げられようとしている証拠だ。これ以上戦争状態を続けるのは、非人道的な手段となる。即停戦して、戦争状態を終結すべきだ。

どす黒い雲混じりで、空は曇りだが、やや赤みを帯びた光も滲んでいる

　朝６時過ぎに、和子に声をかけられたが、眠くてすぐには起きられなかった。熟眠していたようだ。時間的にも充分な筈だ。もったりと起き出して着替え始めた。外はやや暗く、はっきりとしない天気だ。好天に転じて欲しい。洗濯物が乾くのに充分ではないが、午後３時頃には乾いていた。
　昨日は、体に痛みが残っていたために、換気だけにとどめて、掃除機を使わずに済ませた。やっぱり今日の掃除で、絨毯にはやや汚れが目立った。寝床の埃が一番汚れやすいのだと思う。最近は、テレビ周りや、家具類周辺や衣文掛けの周りにも十分注意しているので、汚れは、若い頃よりずっときれいになっていると思う。風邪の原因になるようなことには、特に注意している。
　ロシアと北朝鮮の政治行動が、露骨に目立っている。中国が世界の紛争を避けるのに、力になってくれると、平和はかなり前進するのだが、内輪の変革途上ということに捉われているので、大きな不安が残される。台湾問題が平和的に推移できれば、大きな前進になるのだが。アメリカやウクライナの方もやたら対立意識を前に打ち出すのではなく、世界の安定を崩さずに、それぞれの夢を実現して行くことに専念して欲しい。協力して前向きの姿勢を保持して欲しい。

文化の日も終わって、今日も快晴　天気好調で気分快調

　まあまあの眠り。６時半起床。今日も一日が快適になりますように！ 和子の認知力と、記憶力が、やや落ちているような気がする。もっとのんびりと過ごしていいのではないか。少し気になる。異常に神経が細くなってきている時には、注意が必要だ。もっとゆったりと暮らしていって欲しい。世の中がピリピリしている影響なのかもしれない。イライラした体調なのに、今日も定期のコーラス練習に出かけて行った。そうしていることで、気持ちが収まるのかもしれない。
　うちの一族の寿命が見えてきて、平均的には91才のようだが、僕は、集団疎開で消耗が余分に多いと自分では思っているので、90歳が限界ではないかと思っている。来年一杯が勝負だろう。兄貴たちのピリオド91歳には届かないと思う。妹も僕と一緒だったので、ハンデは一緒で、同じだが、女性だから、さらに上乗せが期待できる。僕は下手をすると、満90まで手が届くかどうかも不安がある。とにかく精いっぱい頑張ろう。

文化の日　やや水蒸気の薄雲感じるが、この位なら、まず快晴

　５時半起床。この時刻、今ではまだ真っ暗だ。天気の判別もまだ無理。パソコンを立ち上げるまで、時間がかかる。原因はわかっているが、いろんなものが入り過ぎていて、今不用意な消去は危険だ。ゆっくりやれば良い。
　ウクライナの食糧輸送の協定再確認、ロシアが再度ＯＫしたようだ。一先ずほっとする。早く戦争をやめることだ。ロシアだけでなく、ウクライナの方も本腰を入れて停戦に向かうべきだ。プーチンの意地を収める必要がある。領地の完全返還の要求は、停戦後にもできる。お互いに人間の生命を、もっと大切に扱おう。人間が作ってきた文化的産物をもっと大切にしよう。それがすべてのスタートだ。戦争と言うと、勇ましく聞こえるが、単なる殺し合いなのだ。恥ずかしい殺人なのだ。武器を作る企業も、企業とはいっても、人殺しの道具を作る会社なのだ。恥ずかしい会社なのだ。なくなる方が良い。死刑のない社会づくりに、絞首台を量産するようなものだ。無いに越した方が良いものが多すぎる。しかし、刑罰の道具がなくなれば、人間が善良になる訳でもないだろう。
　対立の原因とは何なのだろう。歴史的怨念、文化的対立、特定分野での利害関係、勢力別の対立関係、国家関係上の利害関係、宗教的不仲、イデオロギー対立、政治的利害関係といろいろ考えられる。しかし、日常のつながりの中で、研究とか作業とか、生活上の協力関係とかで結びついていることが、全ての協力関係の基礎になって行く場合が多いだろう。人間関係でも、気心が解り合うまでは、結構大変なものだ。人間愛のつながりも極めて重要だ。しかし戦争に至るまでの不仲というのは、どちらかに無理な要求が根深くあるためではないか。日常から毎日の温かい関係を育てる努力を心がけることだ。世界から戦争を抹殺しよう。

再び青空回復　これを繰り返しながら、秋は深まる

　毎日寝起きに辛さが伴うが、起きてしまえば、気分は上々。今日も大丈夫と言う気分が高まる。気持ちと体の連携が大切だ。特にスリーピング・コースが、うまく進まなかった朝は、どうしても不調感が残る。体の動きを、上手く取り込んだ生活が大切になっているのだと思う。
　思い切って布団に入ってみたら、２時間ほどぐっすり眠れた。昨夜は眠りが浅かったようだ。もう既に午後に入っており、既に３時に近づいている。纏めて、ウクライナ情報を読んでいたら、こんな時間になっていた。
　Ｙ兄の所では、５回目のワクチン注射も、今までと同じ無料でやってくれたとの報告。僕の方は、すでに終わっているが、1500円取られている。制度に違いがあるのか、僕の方で流れを間違えてしまったのか、いずれ分かってくると思う。時期の設定も途中で変わったりしているようだ。

折角の快晴続きが崩れた　雨になるか

　今日から11月に入る。今年はいろいろな変化が起こった。いろいろ支えになってくれていた久が原の実家が、恒ちゃん夫妻を亡くして、時代変わりとなった。久が原は、信成さん・悦ちゃんの時代へと進んだ。あの優しかった兄貴夫妻は、僕の机上の写真になっている。ジジババの写真と並んでいる。和子と僕も、すっかり年を取りジジババになってしまっている。子供らも定年時代を迎えようとしている。
　平和な時代の到来を望んでいるのだが、またロシアは、ウクライナ全域にミサイル攻撃を始めたと伝えられる。人間が平和な環境を作れるのはいつになるのか。それとも人類が自滅するのが必然なのか。自らの運命を決めなければならない。恐らく、宇宙の利用の可能性は、自らの運命にピリオドを打つのと同義なのだろう。核のエネルギーには、人類の生命を終わりにする力も含まれているのだろう。３日は「文化の日」。文化とは人間にとって何なのだろう。