高橋健三 「たそがれの記」(119)
2023.7.1〜

晴れ　崩れ巻雲に近い雲も表れていて変化が始まっているのを知る　今日で８月も終わり、僕の仕事領域だった学校の第２学期、学園祭のある９月に入る。窓の外を学童たちが、がやがやと通ってゆく。

　気象状況の変化を心配しているが、原爆が落ちた訳ではない。地球上の気性が、地続きで変わってくるのだ。研究と実践を怠らなければ、特殊な災害のような怖さは少ない。むしろ、僕や和子の持っている病気の悪化以上に怖いものはない。このところ、二人とも余り状況はよくない。暑さの影響が出てきているのだろう。僕は関節が、スムーズな動きを見せず、突然いろいろな個所の関節がひどい痛みを伴って、動けなくなる。家の中の仕事の類では、結構動いているつもりだ。

晴れ

　考えてみると、親が二人とも病んで、子供たちが看病に来ているという風景はいくらでも見てきた。でも今のように、長男が相続というしきたりも無くなり、碌な家にも住めず、僕のように、三男で、自分で新築団地に住んでみて60年以上経った。もう家屋はガタガタ、団地そのものが、成立し続けるかどうか疑問になる痛み方である。都会周辺の団地が皆こうなってきているとすれば、親子関係と相まって、やりくりできなくなってくる家計も出てくるのではないか。「一人一人が、それぞれの生活を」というのだろうが、それには、もっと生活し易い条件を作って行かねばならないだろう。生活条件をアップしてもらうことを、為政者には訴えたい。憧れの目で見られていた「団地」も、段々「ボロ団地」に変身する。やはり介護と、家族制度との問題は、再考慮する必要があるのではないか。

晴れ

　コロナにかかり、軽く終わったが、今度は徹がコロナの前座にかかったという。コロナにもいろいろな局面があって難しい。潤は、Ａクラスに入っていたのだと思う。僕は我が家に菌がいるのかと聞いたら、医者は、今は、どこに行って、そんな現象は起こりうる。そんな特定の場所より、電車に乗って町中に出れば、誰にでも伝染ることはあるくらいに、菌の存在は一般化してしまっている。

晴れ　暑い流れの中にも、徐々に秋への転じ方が感じられる

　今日は、ぼくと徹が、和子を連れて、沢田さん行く予定だったが、徹も体を壊していて、今日のお世話はできないと連絡があった。急遽、ぼくが介護人になって、沢田医院まで連れてゆき、診察、薬との不都合のあるなしを確認して、次期の薬の調合に入り、薬局との橋渡しの書類を作成、団地への帰り道で薬局により、曜日別、三食別に、区分をしてもらう。これを、家の壁に添付してある大きな処方予定表に、組み込んでゆく。全部終わって、くたくたに疲れてへたばった。外に干したままにしておいた洗濯物を取り込んで、和子を寝床に寝かせると、急に眠気が出てきた。気にはなっているのだが、「たそがれ」の記事も送ってない。Ｎ兄も心配しているだろう。

雲の流れ早く、空のご面相の変わり方も早い　必ず涼しく、そして寒くなってくる

　一日一日の過ごし方ではなく、季節の変動の在り方が大きく変わってくるのだと思う。地球が変わって行くポイントを押えて、今後の努力目標をわかりやすく広めてほしい。

晴れだが、雲の動きが速い

　昨夜は和子が寝ぼけていて、夜中に、２度目の夕飯を食べた。やや、熱のある状態で、夕飯の支度をし始めた。これに付き合って、１時間ほど、食べたり、飲んだりしてだべって寝た。明け方には、平熱に下がっていた。37度１分ほどの微熱があったのが気になったが、本当の朝食の頃には、36度１分程に、下がっていたので、「知恵熱だ」などと騒いでしまった。よく調べてみると、やはりちょっと熱に敏感になってきているようだ。注意して様子を見る必要はありそうだ。
　今のロシヤの話題では、戦争屋で、プーチンの仕事を手伝っていて、突如反旗を翻した、何とかいう長い名前の将軍が、その後自家用のジェット機の爆発事故で、亡くなったという。ロシヤの仕返しと当然思うのだが、プーチンは否定している。他の仲間の否定的証言もある。まことに不気味なお国柄ではある。またの情報を待つことにする。目下、クリミア半島あたりで、ウクライナの反撃が盛んに行われているが、この戦争は一体どうなって行くのだろう。もう血生臭い情報は、沢山だが、僕は、停戦を心から望んでいる。

快晴、青空と雲の白との対比が、秋の空の対比に急接近　台風二つが日本へ接近中

　４つの国が、月に、有人、無人のロケットを打ち上げている。色々聞いていると、やはり早い者勝ちで、月の地下資源の占有権獲得が狙いのようだ。だから、協力体制よりも、地下資源の中で、新産業に役立つ鉱物などの所有権を独り占めしようとする拘りがあるようだ。こんな情報を知ると、もううんざりする。月に行ってまで、資源の取りっこで、また戦争するのか。もう血なまぐさいのはごめんだ。餅を搗くウサギの言い伝えを壊したくはない。占有権争いは、地球上まで広がって、今の争いをさらに拡大することになる。文明の拡大は、戦場の拡大となって、またもや血が流されるのであれば、平和も進歩も、ますます遠のいてゆく。

晴れ　道路には、雨の跡が残り、雲は東西の地平近くに屯している

　周囲のどこかに秋のサインは感じるのだが、空気の層に、したたかな熱気の層がへばりついている。今日もまた気温はかなり上がる気配。猛暑に気を付けよう。
　和子は、差し歯の治療中なので、慣れない扱いに、いらいらしているようだ。僕だって、総入歯を入れた頃、慣れるまで不快な思いを無くせなかった。今は何でもなくなっている。体調も良くないせいか、神経がピリピリしているのではないか。歯医者の技術的な拙さもあるのかも知れない。彼らも新しい技術の中で、立ち遅れなく、ついて行くのが大変だろうと思う。医者も患者も、慣れと勉強が必要な時代なのかもしれない。そのせいか、和子は、今日、歌の方はお休みだと言っている。体の回復途上で、どうしたらベストなのか、面食らっているのかも知れない。入院の直接的な原因より、持病の鼻や、歯科で苦しんでいるようだ。見ていられない感じがする。
　時間的な隙間を縫っては、パソコンに手を出しているが、どうもうまく動かず、和子たちの会のお知らせ９月分を作りかけて、途中でおたおたとしている。今まで何度もつまずいてきたことを繰り返している気がする。新しい挿絵が入るので、余計に気を使っている。早く仕上げてしまって、のんびりとしたいのだが、なかなかそうさせてくれない。

雨上がりの朝だが、もう猛暑の兆しが見えている

　昨夜は降ったらしいが、雨音も聞かずに眠りこけていた。まだまだ猛暑は続く模様。大いに警戒が必要だ。高齢者で、猛暑のために亡くなる方も可成り居られるようだ。幼児の熱射病とともに、要警戒。この頃は、殆ど丸一日冷房付けっ放しの日が多い。僕がもったいないと思って消すと、和子が点ける。その逆もある。暑いと思う時にズレがあるのだろう。感性の補い合いだと思ってもいいだろう。
　しかし、毎年、猛暑の度合いが上昇するとなると、将来はどうなるのか。毎年40℃を越すようになると、冷房を消せなくなる。気象庁の見通しはどうなって行くのか。とにかく、戦争などやめて、皆で考えよう。突如、心臓麻痺でばったりなんていうのは、いくら年を取っていても、嫌だ。その対応策の見通しは？　テレビでもジャンジャンこの問題を放送して欲しい。国連に各国代表を出して、気象異変対策委員会を構成し、各国の異変の現状調べを行い、それによって対策委員会を作り、速やかに対策を練る必要があると思う。地震、洪水被害対策も進めておく必要を感じる。研究と対策の進捗状態は、オープンにするのが当然原則であるべきだ。原子力など、危険危害が予測される対策については、別途のルートで検討を行い、了解を得られない方策については、更に公認が出るまでは、保留を原則にする。気象対策を前進させることが、大前提となる。

晴天の色鮮やかなるも、厚い雲多し

　悦ちゃんからの依頼である、３回忌へに参加の仕方だが、（兄、義姉の）塔婆代の納入に代える。今日22日、午前９時少し過ぎに送金した。無事納入を祈る。明日には着くだろう。入手次第ご連絡乞う。
　火木土の家庭ごみを捨てる日に、和子の使った鼻紙を、大包みにして、廃棄している。結構、ゴミ捨てだけでも気を遣う。ごみの種類別化でも、判断に迷うものが出て、困ることがある。廃棄用に使うビニール袋にもいろいろあって、厄介だ。間違うと、収集拒否にあうこともある。相変わらず暑い日が続いている。
　福島の原発事故の処理水の問題で、会社、政府、漁民、消費者の間で、なかなか意見が折り合わない。総理が、責任を取る形で、明後日あたりに流水廃棄を開始するらしい。漁民の気持ちも良く分かる。もっと言えば、魚の気持はどうなんだ、ということになるだろう。日本周辺の海全体が被害者なのだ。核汚染を完全に除去できた時が使用可能な時期であるはずだ。皮肉にも、中国が日本の漁業品の検査を厳しくすると言う。当然商品としての扱いにも冷酷になるだろう。原発を使用するなら、汚染の完全除去が可能になってからにすべきだろう。原子力の管理が、「世界の灯台」で出来るようになれば、理想的になる。そのためにも早く、イデオロギーの壁を取り除き、何でも話し合って、解決できるようにして行きたい。

薄曇り　今日も暑くなりそう

　昨日、悦ちゃんから、メールが入り、高橋家の両親の３回忌の連絡が入った。塔婆をどうするかとあったので、宜しく頼むと、お願いしておいた。いつもお手数をかけて、申し訳なく思っている。お墓の事は、潤が、中心でやっているようだが、祝賀的行事や仏事で、親戚関係をまとめて行く係が複雑になって、動ける人が、血筋から遠くなってしまうこともあるので申し訳なく思っている。お爺ちゃんたちの仏事には、恒ちゃんたちが、係わって来たので、こういう流れになってしまった。長男が外されているのも大きい。何だか申し訳ない。恒ちゃん一家に負担がかかってしまったのだ。悦ちゃんや、御主人に頑張ってもらっているので助かる。
　途中で、和子に電話で呼び出され、例によってマーケットボッカ。今日のは、かなりの重み。急いで取りに行って、折り返し担いできた。自分で担ぐ気でいて、ついつい買い過ぎて、自分では無理になって、電話をかけて来るのだと思う。帰りは、アベックで帰って来る。これも一つのお楽しみという所か。花見のつもりでいればよい。

晴れ　気温は、最近熱中症警告が出っ放しの感じだ

　目覚ましにシャワーを浴びる。昨日は、いつもよりやや遅く、潤が到着。薬分けだけだったので、一人でビール片手に、薬の曜日別の区分を進めていた。僕が手伝う程の手間も取らすに終了した。潤は、帰り際に、「冷蔵庫の中の汚れが目立って来てるヨ」と、一言言い残して帰って行った。
　翌朝早い時間に、和子が、冷蔵庫を少し綺麗にしておく、と言いおいて動き始めた。僕も黙って物を出し入れしたり、洗い物をしたりで、手伝った。適当に、疲れ過ぎるなよ、潤の一言効いたな、と声をかけながら、隣で手伝った。作業が終わったのは、朝方３時半を過ぎていた。僕は疲れ過ぎを警戒していたから、何事もなく無事作業を終了し、見違えるほど、冷蔵庫内は綺麗になった。ほっとして僕も床に就く。そろそろ４時頃かなと呟きながら、眠りについた。

一応晴れだが、かなり雲が残っている　暑さもあまり変わりなさそうだ

　今日は、潤が来てくれる日だ。随分長く来なかった様な気がする。頼り癖がついたせいかもしれない。皆それぞれ懸命に生きているのだ。
　８月だけあって、戦争中の思い出話が、テレビの話題になることが多い。気象上の被害や、ハワイの大火事、ウクライナ戦争は、やや大人しくなっているが、戦争が平常化してしまうのは危険だ。常に「終わりにしよう」の意識を持って欲しい。為政者たちは、ロシアの様に、自分達が進む道だけの「道ぶしん」に余念がない。どんな問題にも、平民が良識を強く持って、為政者に向上を求めて行かねば、政治は良くならない。そして、為政者は、国民の生活向上を真剣に考える。これが、共に国の質を向上させる意識を高める。社会主義だとか、民主主義だとかイデオロギーを、一義的に問題にせず、良質な部分を、共有しながら、文化的向上の共歩きに努力して行く。平和で、良質な社会を世界中に押し広めて行きたいものだ。

青空は残っているが、やたらに雲が多い

　「たそがれ」問題は、完全解決。僕に完全解明は出来てないが、Ｎ兄に励まされ、執念深く食い下がってみたのが良かったのだろう。今後、スムースに行くよう祈っている。有難うございました。
　今、ロシアでは、プーチン氏が、お抱えの歴史家を使って、国定教科書を作成中だ。もう出来上がって、教科書として使う手続きを始めている。日本でも、教科書の採用権について「国定教科書化」押しつけ反対の闘争を組合でやったことがある。日本では、採用権の範囲を縮めて、国定化が進められてきた。学校別に違う教科書を使うことの不便が指摘されたのを口実に、国定化が進んできた。
　ロシアでは、それどころではない。すべてがプーチンの好きにやれそうな雰囲気だ。批判的勢力の反撃を期待したい。ウクライナで行われている「人さらい的隔離教育」などとんでもない話だ。ロシアの皆さん、自分のお子さんたちが、プーチン流に教育されてしまってよいものか、しっかり考えてみよう。人の子を攫ってまで、配下において、好きなように教育しようという考えで、皆さんは本当に良いのですか。歴史とは、事実の記録ではなくて、考え方でどうにでもなるものだと、教えられてよいのですか。

晴れ　夏なりのきれいな景色が構成されている　台風後だけに実感が出ている

　「たそがれ」は、８月9日、10日が脱落だけで、後は、何とか回復した。理由はわからないママだ。作業中に、書体に関係がありそうと、ピンときた瞬間があったが、その後展開はない。コピー作業を使わずに、もう一度２日間だけ書き直して、送り直してみようかとも思っているが、「そんな筈はない」と言う気持が強いせいか、実行してはいない。それを実行するには、あの２日の記録を、コピーではなく、もう一度書き直して、送ってみる必要があり、面倒でもある。それをやっているうちに、勝手にコンピューターが動いて、字型を決めてしまった。僕には、文字が大きすぎると感じ取れた。兎に角送ってみる。 気温もかなり上昇　気持ちは楽になって来る

　もう一度、９日、10日の分を送ってみる。これがＮ兄の手元に届けば、万事解決のはず。いや油断は禁物。と呟きながら、「たそがれ」の該当ページを呼び出したら、何と懐かしいページが出て来たではないか。全部前向きに収まってきた。Ｎ兄に心から感謝する。元気を出して頑張ろう。僕は嬉しくって、これ以上何も書きたくない。ありがとう、Ｎ兄。言葉が出ません！

晴れ　台風７号は離れて、やや気温は下がっても、ムシムシした暑さは変わらない

　Ｎ兄に、送れていない記事は、９日、10日、それと今日16日の３日分だ。９、10日分の送れない理由が理解できない。５、６回は送ってみたが、届いていないようだ。混乱した反応まで帰って来るが、どうしてなのか根拠が解らない。今日も何度かトライするつもり。
　９日、10日の二日分は、別途午前中に送ってみた。いま書いているのが、Ｎ兄に到着すれば、今回のごたごたは一応幕引きとなる。方法よりも中身で勝負したい。解決しないとなると、又もやもやが継続してしまう。しかし先の事でくよくよしても、どうにもならない。Ｎ兄に、折角励まされたのだから、それを新エネルギーとして、頑張って先に進む事が出来れば、力も湧いてくる。奥様の明るい毎日も、Ｎ兄の力量から生まれてくるものだと信じます。みんなともに頑張りましょう。

終戦記念日　新しい日本創りが始まった記念日

　今日、昨日と、日本や世界の発展に関する、前向きの姿勢の番組が沢山放送されていた。とても勉強になって居るが、コマーシャルの影響なのか、細切れお喋りのスタイルが、ＮＨＫでも多くなって来た。しっかりとまとまって構成された番組は、内容が何であれ、心に残る。
　今日は、戦争が終わった日。集団疎開地の妙義山麓の宿舎の２階に集まって、先生たちから、敗戦の意味を説明され、これから起こることの意味が分かりやすく説明された。血気盛んな少年たちの中には、鉛筆削りで切腹すると言いだした者まで居た。ワンワン泣き出す者もいた。僕は、じっと何かを堪え、涙ぐんでいた。早く家族に会いたいと思った。東京へ早く帰りたかった。この印象は、ずっと忘れずに胸に抱えている。軍国少年のイメージを、早く捨ててしまいたかった。無性に涙が出て止まらなかったのを覚えている。その後、民主主義という言葉が、コマーシャルの様に駆け巡った。次第に新しい時代が、見えてきた。

Ｎ兄からの励ましで、前を向いて歩けるようになった　小雨　台風の影響か、ハワイで大火

　台風６号７号の襲来中。ハワイは、マウイ島でラハイナを中心に、100年来の大火に見舞われた、という。大きなニュースになって居る。発展に目を奪われていた最中の不幸なのか。まだ被害の全貌もつかめていない。だんだんに実情がつかめて来るだろう。発展の陰に潜む悲劇として、原因を徹底的に追及しておくべきだろう。
　今の日本では、お盆だと言うのに、とんでもないことがニュースの種になって居る。火葬場のラッシュ到来である。火葬２か月待ちという、仏さまには申し訳ない状況が出ている。２ヵ月冷たい氷と一緒に順番待ちになっているようだ。２ヵ月と言ったら、火葬場で友達が出来てしまうかもしれない。生産性のないものは、後回しにされ、葬式迄後に回される。とんでもないことだ。少し前に、他国でも同様のことが起こったという記事を新聞で読んだことがある。コロナ感染が盛んな頃だった。仏教国で、仏が粗末に扱われては、碌なことは起こるまい。

朝からどんよりと曇り空　台風７号接近中か

　昨日から、とにかく「たそがれ」を、回復させることに気持ちを集中。雑念を排して、努力している。いつ回復できるかは不明。当面、９日、10日、12日の３日分の回復、そして今日13日の分の追加を完成することだ。原稿を送れない原因がまだつかめてない。どうしてこうなったのか。しかし前にも同じ様なことが起こったことがある。その時には、やみくもに弄っているうち回復した。その根気を思い起こすべきだろう。ここに書いてみて、良しとなったら本文をメールに写し、Ｎ宅へ送る。それが上手く着いてくれれば、後はＮ兄に任せる。懸命にそれを続ければ、「たそがれ」は、続く。

いよいよ台風７号との対決が始まる、同時に、わがパソコンとの戦いも始まる。

　今、人々に、意見をとやかくする資格のない状態なので、送稿を止めて、下書きだけ、続けてみようと思ったが、そんな風に割り切ると、簡単に止める方へと流されてしまう。届かなかったら、懸命に届けようとするべきではないか。第一に自分のパソコンの故障や、自分の送り方のミスを考え、何度か繰り返しトライアルをしてみる、それが本道だろう。焦って騒ぎ立てるのは、事態をますます混乱させるだけだ。思考と、努力しか、自分にはないことを肝に銘じよう。

今度は台風７号が、週末、列島東部に向かうらしい　要警戒である

　Ｎ兄は、昨日はどちらかにお出かけだったのだろうか。珍しく、９日、10日と送稿の転記が遅れている。悪天候が心配だ。彼のことだから、体調を悪くしてることはないだろう。しかし、滅多にないことだから、余計に心配になる。あの頑健なＮ兄にも、大きな持病があった。そんな日突然？　いや、何か急用ができたのだろう。もう少し待ってみよう。
　日本は、これから「お盆」に入る。田舎のある人は、この時期に、故郷に戻って、家族に顔を合わせ、故郷を懐かしむ。行き帰りに、どんなに乗り物が混んでも、日本人には、誰もが、そうすることで、成長してきている。ぼくは、いわゆる「田舎なし」で育ってきたから、和子と一緒になってから、彼女の田舎帰り（富山県）に便乗して、帰郷気分を、毎年味合わせて貰ったものだ。多分、大いにご迷惑をおかけしたことだろうと、今頃になって、恐縮している。素晴らしい田舎の味わいを経験してしまった。時には子供らや、親たちも、お邪魔してご迷惑をおかけしてしまったと、申し訳なく思っている。本当にありがとうございました。この場を借りて感謝の意を表したい。

「たそがれ」の追記が、ここから途絶えている。原因にはいろいろあるので良く調べてみよう。今日は、「和子の会」があるので、僕は留守番の予定だった。

　和子の、「ポピー例会」の方は、参加者数不足が原因で、僕も誘われたが、体調の不安から遠慮していたが、久しぶりに顔を出してみた。仲間たちには、僕に昔歌えた歌を思い出させて、歌わせようと言う魂胆がある。脳梗塞発病依頼、歌を歌ったことはない。歌詞だけでなく、節まですっかり消えてなくなっている。人が歌っているのを聞くと、子供の頃の友人に出会ったような感じなのだ。藤山一郎さんの「長崎の鐘」という歌があって、これだけ、節が出やすそうな気がしていた。たまたまこの曲を聴いて居て、雷が落ちたような気がして、あちこちを少しづつ思い出してきた。留守番が、突然参加となった。

広島の後を追って、長崎被爆の日　二つの台風で、進路が複雑となり、予報も難しいだろう。

　昨日は、突然、徹が現れ、和子に何か相談していた。もう相談役は、僕ではなく、和子になって居る。こちらも車では、さんざんお世話になって来た。今回は、直ぐに引き上げたようだったが、和子からは、何も話はなかった。
　広島と同様に、今日が、原爆の悲劇を被った長崎の原爆記念日になる。原爆の悲惨な歴史は、永遠な教訓として、記憶されなければならないが、御都合主義の人間たちは、得てして都合が悪くなった事実を隠したがったり、不当な脚色で、色付けしてしまう。しかし、原爆の問題は、広島長崎の悲惨な死者たちのためにも、嘘や脚色は、絶対に許されない。人間の良心にかけても絶対に許されないことだ。嘘のほかにはお惚けと言う手もある。歴史の進行にも、保証人が必要なほど人間は当てにならなくなっている。「嘘をついてはいけない」と子供らに言い聞かせる時に、心の中で、言い訳をしている大人が沢山いるのではないか。恥ずかしい嘘になる可能性のある言葉が、広島の平和公園の石碑にしっかり彫り込んである。思い出して欲しい。石碑には、「もう二度と繰り返しませんから」という言葉が、神妙に彫り込まれている。

曇り、時々ぱらつく　台風は６号、７号の二つになって、警戒の対象となって居る。

　今朝は、家中の、溜め込んだ、使用済みの鼻紙を、大袋で、ドカッと捨てた。二人とも鼻が悪く、汚い鼻水が絶えない。慢性蓄膿症の症状は、脳の近くまで届いているので、手術で除去するのは、可成り危険な手術になるらしいので、医者は、前段迄しておきながら、その後は、手を付けずに終わってしまった。未だに、体に他の支障がある度に、この件が問題になる。恐らく一生このままになるのだろう。和子は、この症状で、何度も辛い思いをしている。今回の入院騒ぎの後も、まだ辛い思いをしている。その上、彼女は歯の治療でも、苦しんでいる。僕は古典的な入れ歯がまだ使えているが、彼女は手術で、人工の歯を植え込む治療をしたのだが、経過があまり上手くいっていない。今も治療に出かけて行った。

晴れ　何となく暑さの凄味が落ちてきたように思う

　昨日の知事選の投票率が低いのにはびっくりした。何でも直ぐ忘れる最近の僕の頭だから、正確には覚えていないが、投票率は11〜12％という酷い数字だったように思う。これでは、立候補者に失礼ではないか。民主主義も形だけでは意味がない。上意下達の社会主義と同じになってしまう。漸進的社会には、意欲的な民衆が必要なのだ。創り出す力は民衆から生まれる。余計な口出しと、友情ある意見とは、異なる筈。基盤になるのは、真剣な友情を持ち合えるかどうかなのだ。人間の社会は、今後本当に進歩して行くのだろうか。疑わしさを捨てきれない。
　耳の聞こえない状態のまま生活を続けるのは、不安だと思うようになって来た。今日、和子が、物がごたごたと置いてある寝室で、躓いて転んだ。怪我は何もなかったのだが、思わず叫んだ和子の声が、居間に居た僕に届かなかった。こんな時、病気とか、怪我で緊急事態になって居たりすると、聴こえないままでは、助かる者も助からないだろう。緊急を知らせるベルのようなものを持つ必要がある。補聴器にも限界があるので、紛失事件の後、補充は諦めている。性能も、値段の割にあまり感心しなかったので、買い替える気は起きないでいる。お互いに気を付けて事故を起こさないことが一番だ。昔、体育の先生が使っていた「呼子」なども使えそうだが、ボタン一つ押すだけで、大きな音が出る、そんな呼子がないものだろうか。

　僕の危惧通り、知事選の投票率は、数字が間違っていた。どうやら、途中経過の数字を、発表していた様だ。最終的には、23.76％だったらしい。申し訳なかった。謹んで訂正させていただく。しかし、それでも結果的には、全国のこれまでの知事選の投票率では、ドンケツの最低だと言う。恥ずかしい出来事だ。いろいろ考えてみたい。

晴れ　今日も暑くなりそう　埼玉県知事選挙日、午前十時半でこの寂しさ

　投票用紙の出来が、いつもと違い、和子の隣は、家族の欄らしく、氏名欄に点線が入っていた。すぐ下の氏名欄に記名されていたらしい。僕はいつものようにやったつもりだが、投票所で、氏名欄に点線が打ち込まれた用紙だったので、点検に懸けられてしまった。結局、問題なくパスできて、完了。無駄な汗をかいて。家に戻ってきた。いつものように共産党に投票してきたが、党の独自性を喪失しつつある現状で、ロシアの社会主義は崩壊してしまったが、プーチンなどを見ていると、ただ黙っている日本共産党でいいのか、中国に対しても、ただ沈黙という「共産党」であっていいのか、台湾問題に対しても沈黙しているだけで良いのか、ただ疑問だけが湧き出てくる。兵器の増産と進歩に夢中になっている北朝鮮の共産党、イデオロギーなどはとうの昔に吹き飛んでしまったのではないか。これでは、旧支持者は、立つ瀬が無くなってしまう。今日の投票所の空気は、まるで墓場であった。無念というしかない。
　広島の原爆記念日という重要な日に、式典のテレビ中継を見ながら、喪失感を禁じえなかった。社会主義国の国民一人一人が、しっかりした政治意識を持っていたのかという点は極めておぼろ、おぼろで、上だけの政治性に追随していただけ、という感じだ。だから崩壊の過程もつかめず、勢力争いでも簡単につぶれてしまうようなものだったのではないか。その点、民主主義にはぶつかり合いによって鍛えられた修練期間が積み重ねられている。国民一人一人もこの論争にはかなりの影響を受けている筈だ。今日は一先ずこの位にしておく。

晴れ　気温は、今日も上がり過ぎか　潤は現れるか？　明日は、広島原爆記念日

　昨日は、トイレの掃除をテーマに、少しでも合理的な方法を考えてみた。狭い、汚れ易い、不衛生、手が届かないところが出て来る。掃除の道具、衛生上の薬品類、掃除の手順などが問題になる。今は主婦には限らないが、担当する人にとっては、清掃が遣り難い場所だろう。団地などは、トイレの構造が狭く、手が届かない処や体を動かし難いこともある。床が、流しになっていると、掃除はしやすいが、保温の意味でも木の床の上に、ビニールが張ってある作りだろう。埃は溜まりやすいが、汚物を流すためのパイプなどが配置されていて、清掃の手が廻り難い。トイレの機能と居心地とを分けた構造が一番使いやすいのだが、裕福な家庭でないと、そんなトイレは作れないのかも知れない。
　空想は空想で、現実は厳しく、トイレの作業が終わると、僕の疲れたご老体は、げんなりと横たわった。でも、掃除機を担いで、家中の汚れを取って歩くよりは、体には楽かもしれない。もう遅いだろうが、楽で機能的な、建築上のシステムが、出来るのが待ち遠しい。
　明日、また広島の原爆被災記念日がやって来る。広島の体験をじかに語って、平和を守るように伝えて行く活動が、世代高齢化とともに、語り部が、不足して来ている。市では、語り部の養成を行う計画を立て、動き始めている。今朝、テレビでは、９２歳の新しい語り部の方が紹介されていた。健康に気を付けて頑張って欲しい。僕が９０だから、僕より2つ上になる。当時中学生だったという。僕は群馬県の妙義町、妙義山麓で、終戦を迎えた。広島の実情は、語り部の方たちの訴えで、原爆への知識ができ、教員になってからは、生徒を連れて、広島資料館に見学に行くことや、語り部の方たちのお話を窺がって、実情を知ってきた。何回か、修学旅行の引率に参加し、その度に、語り部の方達と接して、悲痛な報告に接していた。今は、完全に核戦争に反対している。戦争そのものを一つの大きな罪悪だと思っている。それでも核を使うと言っている国があるのは残念だが、最後まで反対を叫んでゆきたい。

和子と徹で服用薬の調整（沢田医院にて）　空はやや霞みがかった快晴　上天気、気温はあまり上がらないことを祈る

　徹との打ち合わせが、不十分だったのか、徹の要件が早く済んだのか、薬の方の話し合いは、１時間程度で終了し、お昼ごろには、要件は終了してしまったようだ。徹も昼食は、家で済ませたいらしく、早めに、昼の弁当を買い込んで、帰宅することになった。
　和子は、又、友達「梅ちゃん」との引っ掛かりで、出かけて行った。僕は独り残されて、和子が買い込んできたビールを飲みながら、昼飯にありついた。僕の要件も済んで、ひと眠りするかと、居間に枕を運んで来た。とにかく毎日毎日、暑い日が続く。この頃は、37度突破は頻繁で、楽に39度を越す日も珍しくはない。しかし、39度となると、身に危険を感じる。40度と言えば、病気の、危険な発熱である。平常でも救急車を呼ぶかも知れない。今日も続々と、熱射病の患者が護送されているようだ。

快晴だが、気温が気になる

　朝早く、シャワーを浴びた。すっきりした気分で一日が始まる。夕べは、何度も目を覚まし、その都度眠れなくなって、やや寝不足気味。出来たら昼寝でもしよう。その前に、山ほどの洗濯物を抱えている。天気は良さそうなので、早く快適に乾くだろう。
　最近、血圧測定を忘れがちだ。特に夜の測定を忘れてしまう。忘れた時には、過去の似たような前後関係を拾って、補っているが、やはり作り物になってしまう。自分で信用できない数字は、あくまでも作り物になってしまい、権威が落ちる。引き締めて行くことにする。
　ただ、僕にはこのグラフの正しい読み取りができないでいる。医者も一度も解説してくれなかった。今までの自分の自己流解釈と体調への結び付けだけである。世の中でも、人によって、どのくらいが適正血圧かは、人によって判断が皆違っている。僕もそれを真似ているだけかもしれない。適正数値は、120前後だとか、150前後だという人もいる。僕は体調と数値の変化とを比べながら、自分の場合の適正数値を予測している、とでもいうしかない、利用方法である。

曇り　雑な雲の密集　酷暑がぶり返さなければ良いが？　いや、晴れて来て、酷暑再来か

　世界の気候変化への対策は、生活習慣の変更により切り抜ける方針のようだ。重要な労働は、涼しい午前中や夜になってからに、暑い時間帯は休息や睡眠に充てる。気候の変化自身に働きかけることは、諦めているのだろう。気圧配置の誘導とか、地球に働きかけて、環境を守るような働き掛けの可能性を見出して行くことは不可能なのか。専門家の意向を伺いたいものだ。
　どちらにしろ、世界が平和で、差別を最小にして、世界を渡り歩ける自由さがないと、このような研究は進まないだろう。また自然の秩序を、物理力を使って変更させようとすることは、かなり危険なことでもある。とにかく、世界の専門家が共同で思考する場を、設置し活動を開始することが、重要なのではないか。地震などの対応も同時に取り組む必要がある。
　日本の福島での、原発事故に伴って発生した汚水の処理問題も、政治的な駆け引きも絡んで、周辺諸国は、なかなか承諾してくれない。初めてのことなので、安全な処理というのがどこ迄なのか、決着が付け難いのだろう。政治的な、嫌がらせも加わって来る。被災国日本は、決して曖昧にできる問題ではない。誠実に対処して、この問題に向かい合うべきだろう。核戦争を気ままに使えるような結果を残すべきでは絶対にない。同時に安全な核エネルギーの利用の限界を正しく知っておくことも重要だ。決して、科学的な限界を，政治的理由によって曖昧にしてはならない。

台風６号接近のため曇り　暑さは、多少楽になるか

　いよいよ８月に入った。後は、涼しくなる秋を待つばかりだ。秋は老人の友の季節といえるだろう。僕などはもう冬に近い。しかし心情的には、秋を友にしたいものだ。和子と二人、どれだけ粘って、この世に居られるだろうか。独りにはなりたくない。
　和子の回復も、あと一息というところ。気が弱くなっている面も有るのかも知れない。僕より強いところはあるのだが、まだ姿を隠している。鼻が悪く、鼻に近い咽頭部からの、痰の排出が多く、ペーパーに取る回数が多く一晩でチリ紙の箱で３個くらいが一杯になってしまう。歌ったり歩いたりは何とかやってきているが、この間は、コーラスを休んだ。本人は気張っているが、ずいぶんと辛い思いをしているのだろう。しばらく不参加にしたら、というのも辛くて、なかなか言えないでいる。他の方に迷惑をかける病気ではないので、僕も見逃している。ただ、これでは、参加していても、楽しくないだろうと、同情しているだけなのだ。
　僕だって耳が悪くなって、やめたことはたくさんある。お芝居も、映画も、理解できない。音楽関係も諦めてしまった。やることもなくただぼんやりしている毎日だ。和子の看病と、台所の仕事の手伝いに精を出している。工藤さんのお誘いにも、まだ御返事が出来ずに居る。

晴れ、確かに予報どうりの快晴　しかし必ず炎熱地獄が来るのも的中

　いつまでも身体のフラツキのために、じっとしている訳にも行かない。４、５日、外に出るのを控えていたが、昨日は、いつも通り買い物の手伝いで、和子と一緒にマーケットへ出かけた。コメの買出し程は重くならないので、ゆとりをもってリュックを担いだ。倒れることなしに、家まで帰りつけた。この辺が、40度近くの気温になるうちは、要注意だと思っている。８月いっぱい、警戒しながら、行動する必要がある。
　テレビで見たが、北朝鮮が、ロシア、中国の代表も参加した、軍事パレード型の式典を開いた。相変わらずの「勇ましさ」だ。いつでも核に手が届く新兵器がぞろりとお目見えだ。軍幹部連が、胸いっぱいに勲章を付けた、ケバケバしい派手な服装が目立つ。僕は、戦後は、勲章が大嫌いになった。北朝鮮は、無人機のデモンストレイション。これが、アメリカの新兵器とそっくりだと言う。どうやって真似るのだろう。こんなもので、ドンパチやられたのでは、堪らない。世界を破壊する目的で、こんなものを作っているのだろうか。世界中を従わせるために、国民の食糧も足りないまま、こんな危ないものを懸命に作っているのだろうか。確実な平和を作ろうとは思わないのだろうか。腹を割った率直な話し合いをして、協力しようとは思わないのだろうか。僕は少年時代の戦時体制など、もう夢にも見たくないのだ。このズレをどうしたらよいのだろう。兵器よ、死ね！

薬の補充の手順に不明確な点があるようだ　要確認　また暑くなる可能性充分

　昨日は、潤との作業中に、何処かに僕が尻をぶつけたようで、痛みが抜けない。しかし、何があったのか、記憶が朦朧。痛みだけが残る。傷はないので、大した怪我ではないのだが、注意深さに欠けて来たという、老化が深まった証拠なのだ。息子たちを見ていて羨ましい。
　世界でのすべての戦争を止めて、人類の存在を危うくする可能性が出てきた現象を、もれなく拾い出して、原因を追究し、克服する方法を世界的規模で研究し、共同研究によって煮詰め、解決の可能性があるかどうかを、突き詰めて研究し、各国の文化性に合った解決方法を探る。どんな争いでも、一旦20年は、戦争を禁止する条約を結ぶ。住み難くなる国の国民の生活については、環境の改良や、可能な範囲の移民を含め、融通し合って、共存を原則にして協力し合う。人間同士の争いは、避けて、協力共存を原則にして、当面の20年は、条約によって、戦争を禁止する。これは僕の夢である。しかも、生きている間に実現させたい夢である。皆さんの賛同を得たい。

潤が、体調回復で、久しぶりに、薬の配分の仕事を手伝ってくれた

　彼の仕事の進め方は、まさに神業的で、僕が引っかかった個所など、全然問題にせず、２週間ほどの区分を見事に終了した。年寄りには面倒な保険関係、後期高齢者の制度的な手続き、利用できるタクシーの利用券などを点検し、分かりやすく整理して帰った。とにかく、親が舌を巻く手際の良さで、和子と僕の分を、片付けて帰った。
　体調も少し悪い僕ら二人が、これからやらなければならない事をすっきりさせ、３:16のバスで帰っていった。弟の徹に引き継ぐことは、白板に書き残してある。とても分かりやすい、引継ぎだ。その間、缶ビールを１本と軽食を済ませているのだ。
　とにかく、今のピンチを、わが子二人に支えられて、乗り切りつつある。元気を出さなければならない。

昨日と同じ様な暑さが来るのではないか　要警戒

　昨日の炎暑は殺人的だった。体はふらつき、立っている足元も崩れそうだった。恐ろしい。矢張り、脳梗塞の後遺症がハンコで押すように残っている。もう一度起きたら、終わりだよと、誰かに言われたのを覚えている。逐一、日本中の気温を報道するテレビの画面も、怖かった。陽気は、今日も十分に怖い。注意しよう。天気の変動も、戦争の様なものだ。しかし、敵が人間でないのが、戦争とは違うのだ。人間達を一つに結び付ける「戦争」だ。闘い甲斐のある戦争だ。しかし、昨日感じた「一つの恐怖」は、未経験の恐ろしさを持っていた。
　和子が、最近、親友たちと一緒に撮った写真を見て、「これ誰？」に始まって、何度も何度も、「昔っから、こんな顔してた？」と、聞く。僕はそれほど変わったとは思っていない。入院当時は、もっとやつれて、生気がなく、歳も大分更けて見えたが、今のその写真は、生気も大分回復し、色艶も取り戻してきている。年も人並みになって来た。そんなに心配はいらないのに、本人は無性に気になるらしい。
　そんなことより、今日もとんでもない暑さになりそうだ。涼しくする手段を考え、気分的に負けないように元気にしていよう。皆さん頑張りましょう！

雲が出ても真夏の雲で、いかにも暑苦しい

　耳の老化で、今年の花火はどんな聴こえ方になるのか。花火の音の聞こえ方と、除夜の鐘の聞こえ方は、家族との会話以上に精神的に不安定な意識上の影響を、聴力障害に与える。

耳老いて　花火の大輪　音低く　　　健三

　また下手な俳句を、「カラオケ会」の招待状に書かされた。年々、音の世界から、遠ざかって行くのが、体が、萎れ縮んでゆくのが寂しいのと歩調を合わせて、心を支配してくる。しゃべりたくなくなる程の寂しさだ。人間も、持っている機能を発揮しているうちが、生きていることを楽しんでいられる。だんだん、朝顔の花のように、縮んで、次が期待できなくなってくる。それを恐れながら、倒れて行くのだ。
　とにかく、少しでも長く、何かできる状態で、生き延びていたい。別に贅沢な欲望がある訳ではない。
　ただ、今日あたりは、最高気温が、日本各地で、ずり上がって来ている。僕個人についても、家の中で、冷房を付けているのに、足がもつれるほどに、安定を欠き、倒れそうな錯覚に陥る。和子が買い物に出たが、手伝いどころか、外出には、身の危険を感じている。もう少し過ごし良い日が続くことを祈りたい。

今日も快晴　梅雨が明けたのは確かだ　しかし、炎熱地獄が来そう

　この分で行くと、気温が40度に迫る日が来そうだ。さらに上がる状態は来ないのだろうか。この調子で上がって行くと、地球上には住めなくなるのではないか。核などで、わいわい騒くこともなく、人間はトウモロコシの様に焼けてしまう。戦争などをして、殺し合っているのが滑稽に見えて来る。全てを考え直して、しなければならないことが山ほどあるのではないか。
　ここで僕はこの文章の書体が、元通りの読み易い文字に代わっているのに気づいた。特に、方法を思いついたわけではない。これが、僕のパソコンの現状なのだ。毎日が不安でたまらない。パソコンの能力には、敬意を表しているが、一旦背かれると、どうしたらよいかに右往左往してしまう。運営している人たちには、驚異の目を見張っているが、僕の様にややトロイ人間には、分かりやすく、使いやすく、構成して欲しい。今使っているのが、３台目のパソコンで、もう時代遅れといわれる。でももう新しいのに買い替える気はない。死ぬまでこれで頑張るつもりだ。
　先日起きた首切り事件は、娘の純潔の誇りを父親のプライドと怒りが、逆に彼女を窮地に追い詰めてしまった。気持は十分わかるが、純潔などのために、愛娘の一生を台無しにしてしまった側面もあるので、生きて行くと言うことの重要さ、真剣さも、もっと考えて欲しかった。汚れてしまった純潔さにも、価値は十分に残っているのだ。でもこれからがまだあるという考えも出来るので、気持ちを強く持って生きて行こう。御一家の将来を祈る。

快晴　埼玉は高気温の地方で、体温に迫る気温にいつも迫ろうとしている

　今日は、薬の区分の勉強に手を付けてみようと思っている。今までの区分例が、一つでも残っているうちに、仕事内容を身につけたいと思う。僕の病の特徴は、一つの経験が、良くて２時間ぐらいしか記憶されないと言うことだが、零れる様に残っている記憶もある。これが回復へのヒントになる。習慣づけの問題なのではないか。
　僕が愛読していた、森村誠一氏が、昨日、90歳で、肺炎のために亡くなった、と報じられた。他のミステリー作家よりも、内容が読みやすく、構成感覚が庶民的なのが、とても作品を読みやすくしていた。センスも江戸川乱歩などに比べると新しく感じられる。大江健三郎など、愛読していた作者がどんどん亡くなって行くのが残念だ。しかし、僕はもう読書するのも遅く、長くは続かなくなっている。限界に達していると考えられる。
　ここまで書き込んで、書体が今までと違ってしまっているのに気づいた。書体が太く、輪郭が滲んでいて、すっきりしない。文字指定をし直しても治らない。残念だが、しばらく様子を見ることにする。
　現在、巷では、29歳の娘と、59歳の父、60歳の母の３人が逮捕され、ホテルで男性を殺し、首を切断して、自宅に持ち帰ったと言う陰惨無残な殺人事件が、捜査されている。素直に考えれば、３人家族で、共謀して、旅館で首切り殺人が行われた、ということになる。しかし、余りの無残さに、そのままうなづくわけには行かない。良心的な顔をして、インテリ風に見える人たちのやる事ではない。途方もない恨みを晴らすためにしか、ふつうこんな陰惨な事件は起こさないだろう。戦争という蛮行を止められない人間が、心乱されて、半狂乱でやっているのか。人間の世が、恐ろしい世界に変わりつつあるのか？

晴れ　梅雨が晴れても夏は依然夏　34〜35度は続く

　兄の潤が、コロナにかかったと聞き、弟の徹がびっくりしていた。看護師の徹は、この病気には、特に敏感だ。職掌柄、他の人にも警戒されそうだ。しばらくは、この家も敬遠した方が良い。しかし、このうちに患者が出た訳ではないし、感染ルートも明確ではない。潤は順調に回復していると言う。しばらくは「薬屋さん」も休業にしてもらう。僕らは何とかする。
　潤がやって居た和子の薬の服用区分が、僕に出来ないかと考え、潤が使っていた薬袋と中身、それに今まで潤が区分けしていたものなどを、参考にして、朝、昼、夜の食事後に分類できないかと、材料を前にして、頭の中だけでやってみた。「出来る！」「僕にもやれる！」。注意深く、ゆっくりやれば、大丈夫だと自信が出てきた。自分の病気のコンプレックスだけで、「自分の頭はイカレている」と決めてかかっていた。急ぐことはない、ゆっくり時間をかけて取り組めば、絶対に可能だ。今週中は区分済みなので、そのあと１週間分を正確にゆっくりと仕上げてみよう。潤の様に手際良くは出来ない。しかし正確に、１週間分だけ、時間をかけて仕上げてみるつもりだ。潤には来ないでも大丈夫と言えるような、結果を出してみよう。

晴れ　「梅雨明け」の発表があり、本格的な夏になる　これからさらに暑くなるのか

　グリーンヒルの夏祭りは、コロナのために、数年開かれていなかったが、今年は、子供神輿と櫓なしの盆踊りを中心に、復活し始めた。役員たちの気遣いが解る。
　夕べは、復活第一夜が開催された。僕は耳が悪くて、太鼓の音が聞こえなかったが、文書でも知らせがあったし、外に出た時、気配を感じて、公園の方に注意を向けた。微かな音と人の動きで分かったが、耳が駄目なのを意識して、家に逃げ込んでしまった。上のＴさんも様子を見に来たらしいのだが、直ぐ帰ってしまった。例年だと、遅くまで盆踊りが続き、景品の抽選会などで賑やかなのだ。僕は、家に入り、和子とビールを飲んで、夕食に就くことにした。これが今年のお祭りだった。わびしい祭りだが、いつも通り良く寝てしまった。
　今朝は、朝起きて、うちの時計が、思い思いの時刻を差しているのが気になって、すべて集めて、電池を入れ替え、時刻を揃えた。何か気になって居たのが、これだと分かり、すっきりした気分で、午前中を過ごした。

梅雨明けの発表があった　どんな夏がやって来るのか、気象の面でも激変の予想も可能

　ワードと、メールの使い方には、最近、毎日のように手古摺っている。結局は、何とかなるのだが、毎回、「たそがれ」も、これまでかという思いをさせられる。毎回救われているので、赤穂浪士の「殿中の場」が何度も繰り返されているような気分だ。先もないのに、新兵器を購入するのは、潔しとはしない。僕が記録の執着を消せばよいことだ。書き残す内容にも未練はなくなっている。事務的につなげる手続きも億劫になって居る。その分、Ｎ兄が、苦労なさっているのかも？　包帯だらけで、場所を繋いでいる「三役力士」の様なものだ。僕は、体を見せるのも商売のうちだと思うと、怪我を含めて、哀れを誘うような姿は、観客に見せたくない。つまり僕も、もう引退の時期に来ているということだ。余りこんなことを強調すると、これまでお手伝いをお願いしてきたＮ兄に申し訳ない。出来るなら、という未練が僕にはまだ抜けきっていないのだ。ウクライナが平和になったら、というキッカケでもあれば絶好の機会になるのだが、明日はもう今場所の千秋楽になるが、ウクライナでは、戦火が続く。

黒ずんだ雲多く、雲間から日差しが差している　例年なら梅雨は、ぱっと開ける

　昨日は、カレンダーとメールの機能が、黒く塗りつぶされてしまい、元に戻るまで、ずいぶん時間がかかってしまった。こんな経験は初めてだ。自己流のパソコン学は、やはり頼りない。夕方には、修理の手続きを探し出し、元通りに戻った。どうやら、「たそがれ」も続けられそうだ。Ｎ兄、お手数かけます。宜しく。
　列島が、次第に梅雨から解放されてゆく。しかし、まだ最高気温は、30度からは解放されない。40度近くに迫って、熱射病に脅えていなくなれるのだけでも、僕の様な年寄りにはありがたい。梅雨明けの合図のょうな「雷様」は、最高気温を抑えてくれて、水害にならない程度までで、止まってくれれば、夏を迎えるスタートの合図として、気分も出る。大いに「ピカピカ、どかん」と景気よくやって欲しい。クラスター爆弾などより、遙かに平和的だ。
　今日は、珍しく午前中から、寝床で３時間近い昼寝が実現した。昼飯も、結構食べられたので、大いに元気になれそうだ。

晴れそうだった空が曇り出した　どうやらこれから雨に変わるようだ　梅雨の最後かもしれない

　予報では、豪雨が予告されている。雷が鳴って、そろそろ梅雨も終わるような雰囲気だ。水害、土石流を伴う大掛かりな雨が、続いたので、公式上、梅雨は終わったのかも知れない。いずれにしろ、気温は少し落ち着いてくれないと、僕の体が耐えられなくなる。
　今日は、パソコンの要求が多く、記述がなかなか進まなかった。とにかく、メールの機能が回復してくれない事には、Ｎ兄に、「たそがれ」の記録を送れない。カレンダーはともかく、メールの機能が回復してくれないと原稿も送れない。ここへ来て、こんなことになるなんて、予想もしていなかった。この状態が続くと、「たそがれ」も幕が下りてしまう。
　今ちょっと、明かりが見えてきたように感じる。修理方法の手掛かりがつかめたような気がした。ここで切って、これまでの記録を一先ず送ってみる。結果を見て、必要ならば、追加分を送ってつぎ足すことにする。宜しくお願いしたい。

晴れ　今日もガンガン晴れて、暑くなりそう

　このまま行くと、僕の体も限界に来そうだ。まだ本格的な夏には至っていない。豪雨の後、梅雨明けと夏の到来とがごっちゃになって居る。水の被害にあった地方の方々には、御同情申し上げます。健康に気を付けて、復旧に精を出してください。
　今日も暑くなりそうだ。我が家では、どうしたら、適切な室内の温度調節が出来るのか解らず、喧嘩になってしまう。和子が考えるやり方では、僕の体は持たない。熱の流動に好みがあるのかも知れない。微風ほど、好き嫌いがはっきりするようだ。冷房のない部屋をどうさわやかにするか、特に寝室として使うような場合、好みに合わせるのは、なかなか難しい。来年またやり直してみる夏を迎えられるかどうか、ちょっと難しいように思える。
　コロナに罹った潤から、特に悪い情報は来ていない。早くまた元気な顔を見せて欲しい。コロナも収まりかけてきた頃に罹る人たちもいるのだ。この団地では、今年は子供神輿を中心に賑やかに夏祭りの幕を開ける様だ。22日あたりから、動きが出てきそうだ。法被の貸し出しの知らせが来ていた。御神輿のリーダーシップをとって居た、賑やかな太鼓の盟主も、もう亡くなっている。
　復活の状況を、しっかりと見極めて、逝きたい気持ちもあるが、机上の私設仏壇からは、盛んに「そろそろ来いよ」の声がかかっている。でも和子を一人で置いて行ってしまうのは、心配だ。連れて行く訳にも行かないが、もう少し元気になって欲しい。潤や徹に面倒を見てもらうことになるのだろうが、本当にうまくやって行けるのだろうか。ガタピシ言い始めているこの家も、手を加えないと住めなくなるだろう。平和に上手に運営していって欲しい。相続したからと言って、得な品モノではなくなっているのかもしれない。すべて好きにしてもらって良いから、お母さんや兄弟を大事にして行って欲しい。祈るような気持ちでお願いする。

晴れ　多くの地方で、気温の記録が上がっている　不気味だ

　健康を害する気温上昇には、対策が必要だ。これからさらに上昇するようになると、これまでのやり方では対処できなくなる。科学的な研究で世界を引っ張って行く一時期が、日本にもあったが、最近はあまりぱっとしない。ロケットなどの打ち上げでも、失敗が目立っている。この気象上の対策では、日本に合致する対策が必要だ。場合によっては、緊急に必要になるかも知れない。研究者の皆さん、頑張ってください。日本の各地で、40度Ｃに迫る数値が増えているように思う。
　テーマは変わるが、ロシアのその後が気にかかっている。プリゴジンの叛乱後、彼の身がどうなっているかを含め、プーチンの独裁体制への反対の動きが、どうなっていったかを、整理してみたい。一応、大部隊が、モスクワを目指すのを反乱とされ、気をそがれたワグネルの部隊は、了解の上で、部隊を解散したように思える。しかしワグネル以外にも、反プーチンの軍が、成長しつつあり、「自由ロシア連合」という部隊が、急速な成長を続けており、プリゴジンも無言のままだ。もし、反プーチン連合という現政権に反対する連合が実って居れば、今後の動きに大きく影響するのではないかと、気にはかかっている。ソ連邦は、育ちそこないの社会主義国だったように思えて来て、種族の連合の形が極端過ぎていたのではないか。社会主義思想の理解もいい加減な形で合併したように思う。中国ですら、異民族との対立が、社会主義の進展を阻害している。プーチンの生活は、ブルジョア化していて、資本主義での大金持ちと同じ存在に見えて来る。多分庶民の全面的支持は得られていないだろう。そこに、「反乱」が起きているのだ。争いは全国的に広まって当然だと思う。さらに事態の進展を、慎重に見守りたいと思っている。

昨日以上に真夏日　昨夜も寝苦しくて、よく眠れなかった　今日の夜が怖い

　暑いせいか、知り合いからのメールや便りがない。自分だって、人への便りを記す気持ちが出て来ないではないか。ぼやーっとテレビアンテナ上の小鳥の動きを眺めていたりする。机上の写真の親たちが、「そろそろ来るかね」と誘いをかけているような気分になる。もう、この記録を読んでくれている人も、ごく少数になってしまったのだろう。怒りの反論一つ飛び込まない。
　夏から秋にかけて、夜空の星が美しい季節だ。秋も良いが、段々寒くなってきて、風邪を引く危険性がある。僕は、若い頃、気象・天文に夢中になって居た時期がある。何故なのかは良く分からない。心のどこかに、孤独なとこがあったのかも知れない。明るいやんちゃなようで、夜空のように真っ暗な深い井戸があちこちに潜んでいたのかも知れない。こんな自分を、両親は、良く面倒を見て育ててくれたものだ。二人並んで、今、僕の机上で見つめてくれている。
　最近、ひばりが丘の妹、多喜子が、体の不調を訴えて、なんでか電話をかけて来るのを思い出した。仕事や、活動で飛び回っていた彼女も、身内が僕だけになってしまい、戦争中の集団疎開の時のようになり、寂しいのかも知れない。あの時も二人きりで、戦争を乗り切った。おとなしい子であったが、踏ん張り強い、強情なところもあった。亭主も頑張っているのだし、まだまだ頑張れるはず。「青木お姉さん」も、もう亡くなっているが、希望の持てることを考えて、生きて行こう。

３連休中日　快晴だが、朝からかなりの暑さ

　また暑くなるのかと思うと、折角の快晴が恨めしくなる。冷房を使わないで室内温度は30度。室内で30度を越すと、冷房を付けたくなる。胸がむかつくような気分になってくる。僕の場合は、血圧との関係があって、眩暈に似たフラツキを感じるようになる。どうしても警戒心が出る。今度発作が起きたら危ないとも言われているので、要注意。今朝のデータでも、やや高めを推移している。今更気にしても仕方がない。
　今朝は、便通が３回もあったので、内臓の動きが良くなっているようだ。これまでも使っている下剤だが、平均して、効果が出てはくれない。気まぐれで、良い時には、すんなりと効き目が出るが、へそを曲げると数日は頑固に拒絶する。どうも折り合いが難しい。
　今日は、テレビで、仙台の七夕の様子を見ていたが、僕が想像していたのよりも、ずっと手が込んでいて、高級な作品なのだ。一度本場の飾りを見てみたいなと思った。でも、まず、この先チャンスはなかろうと思っている。
　今日あたり、潤に電話をかけて、病状を確かめてみたい。むやみな連絡は、かえって迷惑をかけるので、他の人が動ける時間帯にしたいのだが、時間の見極めが難しくて、まだかけていない。やはり夕方になってしまうか。

３連休　勿論僕は家にいるだけだ　この暑さの中を出歩くだけの体力はない

　潤が、コロナになってしまったようだ。今日電話連絡をして、初めて知った。いろいろ手助けしてもらい、出歩く機会が多くなり，感染したのかも知れない。こちらのことは心配せず、しっかり治してしまって欲しい。申し訳なかった。家族の方々にもお詫びしたい。充分に養生して、治してしまって欲しい。時々電話して様子を聞くつもりでいる。それにしても憎いコロナだ。
　欧米とロシア・中国との対立は、和らぐこともなく、世界情勢の対立意識や、戦争化する危険のある政策が、依然として続いている。大国が意識的に戦争を避け、世界の協力体制を作ろうとするならば、途上国はじめ、困難を抱えている弱小の国々の力になって、世界に助け合いの空気を広めて行くべきではないか。共存共栄こそ、平和確立の条件ではなかろうか。大国はその中核となってリードして行くべきだ。イデオロギーがすべてと言う姿勢は、改められなければならない。

典型的な梅雨空　高温予告を含みこんだ曇り空

　昨日は、カラオケ会の７月例会があった。この頃は、僕の役割は、例会通知の葉書を作る事だけで、歌に参加したこともなく、第一、昔懐かしく覚えていた歌の歌詞も節も、全て、病気以後、すっかりこの４年間ぐらい忘れてしまい、思い浮かんでこない。頭の故障は怖いと痛感してきた。「長崎の鐘」なども歌えなくなっていた。それが昨夜、又だんまりの続きだ、と覚悟を決めて、ポピーの座席に座っていたのだが、カラオケの画面に、昔だったら、覚えていた筈の曲の歌詞が流れて行くのが目に入った。それほど好きな曲ではなかった。その後引き続いて、知っていたはずの曲が流れ、歌えそうな気分になって来た。この瞬間的なショックに動転して、小声で、曲を口ずさんでみる。何とか歌えそうな気分になってくる。思わず大声で、「歌えた！」と叫んでいた。参加者の皆が、何事が起きたかという表情に変わっていた。「すごい、良かった」と言う声も混じっていた。「間違いだった」と気付くのが怖くて、表題に見覚えのある歌を、小声で、口ずさんでみた。自分でも仰天した。歌が出て来るではないか。明らかに今までとは違うのだ。隣の和子に、「歌えたみたい」と上ずった声で囁いていた。和子の表情が、一瞬変わった。それが部屋の隅々までの囁き合いに変わって行った。本当に治ったのだろうか。耳も聴き取れなくなっていたと言うのに、ボリュームが大きくなっていたせいか。しかしボリュームは、この会場ではいつも大きくなっている。信じられなかった。またすぐに歌えなくなるのではないか。４年間も歌えない状態が続いていたのだ。
　いつもは、参加してみても、最後まではおられず、途中で失礼するのが、普通だった。今日は最後まで座席を共にしていた。他の歌は、歌わずにいた。歌えそうに思えたが、歌わずにいた。今の気分が壊れてしまうのが怖かった。家にはカラオケの機械はない。家でもう一度試してみる事は出来なかった。夢が破れてしまうのが怖くて、この店にも来れなくなってしまうのではないか。夢なら、このままもう歌うのは止めてしまうだろう。

夜の寝苦しさにはたまらない　寝室に扇風機を持ち込む　冷房は居間に一台だけ置いてある

　ここ数日の夜の暑さには、この世も末の現実感を感じさせる。八王子の39度1分には、びっくりした。今年はともかく、今後どれだけ夏場の気温が上昇するのか、末恐ろしいものを感じる。決して年寄りだけの問題ではない。人類地球上の生存の不可が問題になって来る。戦争をしているべき現実などないことは明瞭だ。気象悪化対策は、予想より急を要するかもしれない。悪化は、世界が同一歩調では進まないので、協力は困難になるかも知れない。統一歩調をどうやって保証するか。まず国連の今後の動き方が重要になってくる。すでに大きく後れを取っている。世界各地の、気象変更状況を、過去に遡って、綿密に調べ、緊急な現象の現われている所から、対処療法を、考えて行くべきだ。それを、持ち寄って、中央で検討し、今後の問題を、段取りを追って検討を重ねる必要がある。

昼夜の猛暑はまだ続く気配　今日も警戒を要す

　昨日は、耳鼻科に出かけた和子を慮って、熱射病にゃられないかと心配になり、帰宅してからも、僕は、冷房の扱いや、扇風機の調節に気を配っており、精神的にも疲れ切ってしまった。本人はあまり気を使っていないようだった。何事もなく一日を終えた。今日も一日同じ様な日になるだろう。一層の警戒が必要だ。引き締まった一日になりそうだ。
　テレビでは、朝から、北朝鮮のミサイルの無断実験が問題になっており、大陸間弾道弾の規模のミサイル実験なので、大騒ぎになって居る。非常識な国が続出して、世界中に迷惑をかけている。今朝はこのニュースを、憤りながら、ずっと見ていた。余りに非常識なので、何をしようとしているのか見当もつかない。ただ愚かな、力こぶを見せようと、力みかえって見せているだけだ。自分の国の国民たちが、食べるご飯にも困っていると言うのに、それにも策を講じることもなく、威張り散して強がっている。現在、世界には、知的な反省のできる知性の国が、存在しないように思える。理性的に相談を重ねうる国家も見当たらない。これでは、新たな困難が次々と押し寄せつつある今後にどう対処して行くのか、頼れるものが、何一つ存在しない。もう戦争は止めることを前提に、すべての国で考えてみよう。
　今日は、東京・八王子で、39.1度と言う最高気温が記録された。40度となったら、体温でも、重症の高熱である。これは新記録だと思うので、追加記入しておく。

埼玉は37度まで気温上昇　熱射病警報が出た

　熱射病の注意警報が出る中、和子は耳鼻科医院まで出かけて行った。矢張り咽喉が気持ち悪く、チリ紙を山ほど使っているので、出来ることなら早いとこ直したい気持ちで一杯なのだろう。しかし歩くところも長く、耳鼻科まで行って帰って来るのは大変だ。電話が来たので、和子かと思ったら、酔っ払いがふざけているようなだみ声が聞こえて来たので不愉快に思い、沈黙のまま受話器を置いてしまった。「ポピー」の例会予定はなかったように思っていたのだが、もしかしたら、あったのかも知れない。ふざけてかけた悪戯電話だったのかもしれない。なんせ、お酒の出る席だから、どんな気分で歌っているのかは、僕には分らない。男か女かもわからないような高い声で、もしかすると、酔って掛けた悪戯電話だったのかもしれない。僕はこの手のふざけ方は好きでないので、ただ黙って切るよりほかに手はなかった。あの真面目な会が、こんなふざけ方をするのかと、嫌な気分で電話を切った。突然飛び込んだ、見えない電話ではあっても、以前は、この会で、こんな経験はなかったと思う。お正月に乱れた雰囲気になった時のわずかな経験しか記憶にはない。特に、相手に自分が誰であるかも明かさずに雑音めいた喚き声を聞かせられたのは初めてだ。和子からは、事情は聞かないで居ようと思っている。

早朝快晴　次第に雲が増えてきたが、熱射病の注意も出ている　九州北部は「大雨で緊急避難」の警報続出
　
　線状降水帯と言うのが、地域によっては、どんなに恐ろしい水害の原因になるか、埼玉に住んでいる僕にも、少しずつ分ってきた。５段階の警報のうち、最高の危険警報が出ている。「命を守れ」と呼び掛けられているのだ。しかし、どうしろという訳ではない。地域によって決められている避難所を利用、水の近くの危険区域に接近するな、と再三呼び掛けている。確かに警報は出ている。しかし、住み家と言うものはそう簡単には手放せないものだ。とにかく、命を捨てない場所まで逃げろ、と言うのか。一生かけて作ってきた生活の城を、手放せと言うのか。恨み言の不満は山ほど出て来て、手足を金縛りにしてしまうのではないか。線状降雨帯となると、雨はいつまでも降り続ける。予報当局の方も降水量の予想をじりじりと積み上げて行く。ミリ単位で、増えて行くのだ。僕らは安全地帯で、行く末を見守って居るだけだから、ただハラハラしているだけで済むが、全力を出し尽くして、家を作ってきた人たちは、絶望するしかない。地代として売り買いされている土地ではないか。家屋用として、同じ扱いをしてよいものだろうか。そんな処にゃ住まなきゃよいと言っても、少しでも安い土地があれば、マイホームを夢見て、設計図を思い描いてみたいのだろう。今後の雨季には、悪夢を覚悟しなければならない人たちが、毎年出てしまうのだろうか。

列島に線状降水帯　災害が連続している　特に西の人たちは苦労している。要注意！

　日本は雨に弱い国だ。川はすぐ氾濫する。予報しながら、みすみす洪水になる。逃げるしか手はないようだ。歯がゆい気がするが、他に手はないようだ。線状降水帯の場合も、見守るよりほかに手はない。歯痒いことこの上なし。当事者住民は、命がかかっているのだから、ただ逃げるしか手は無くなって来ている。来るのが解っていても、逃げて見守るしか手はない。「予想以上の」防御の手立てはない。首を垂れて待つのみだ。気象学従事者たちの奮起を望みたい。
　人間の周りには、さまざまな危険が、蠢いている。今の人間の力では、どうにもならないものもあるが、自分が選ばなければ、避けられるものまで、敢て選択していることも多い。戦争をすると言うことを、まず第一に指摘したい。戦争には、危険がつきものである。原爆、毒ガス、危険性が極めて大な武器も、あえて選択される。アメリカが、今回、敢えてウクライナに提供しようとしている「クラスター爆弾」もその一つだ。これは、既に僕らが経験した、2次世界大戦にも使われている。東京空襲にも使われるとささやかれたこともあった。これは、いつ何が爆発するか、もう終わりかと思っていると、まだ爆発が繰り返される、戦争知識に疎い人間には、極めて危険な爆弾だ。それを承知の上で、便宜を図る方も、それを利用する方も、当面の殺し合いに取り込もうとする。人間の残虐性は、どこまで愚かな自虐性を持っているのか。これでは、戦争は終了するわけがない。人類は、他国や他の人種にどこまで残酷に出来ているのか。人種改造が、必要なのではないかと思われるほどだ。

曇り時々小雨　午後には、小雨が落ち始め、洗濯物が乾かなくなった

　酷い雨が予告されている所も西の地方には多い　潤が現れて、会計上の疑問点や不明な個所をすっきりさせる助けになった。例によって、和子の薬の補給と分類を済ませて帰ってくれた。
　いつものように、多種類の薬の曜日別区分をやってくれた。僕も傍で見ていて、手筈はだいたい分かって来た。その手伝いで、能率を上げるアシスタントの役を黙々と務めた。そのせいかどうかは分らないが、今日は３時頃、潤は帰宅できた。前回は、５時頃までかかった記憶がある。潤は、今日もうちに来てから、和子の支払いや、通帳の記入の確認など、うちの会計としては、大切な部分の確かめ役としても力と知恵を貸してくれる。僕の記憶力が衰え、和子もその後を追っているので、大いに助かっている。情けない話だが、ちょっと時間が経つと、すぐ忘れるようなボケも出て来て、大変心もとない。早めに帰せたのだけが、今日のお手柄だったと思っている。

室内に居ても、32度を越すと、むっとした不快感に襲われる

　そうなったら、扇風機を消して、外回りの戸を閉め、冷房に切り替える。スイッチを冷房に変えただけで、室温28、28度程度に切り替わり、無駄のない室内温度に代わってくれる。全国的には、36度か37度位が最高気温になっており、熱射病に注意の警報が出ている。この辺で怠慢に過ごしていると、熱射病にゃられる危険がある。そんな時にはすぐ立ち上がり、周りの厚い戸を閉めて、27℃位の室温に設定して、小一時間ほどすれば、居心地のいい室温に落ち着いてくる。電源を切っても、かなり室温は長持ちするものだ。

七夕に５句　　　（'23.7.7）　　　　　　健三

もう一つ　俳句出来れば　冷房に

牽牛も　織女も冷房　使い過ぎ

世知辛い　七夕は　もう止めにする

七夕の　句創り迄が　四苦八苦

女房の　回復の兆し　天の川

朝のうち、雨が残っていたが、間もなく、空まで真夏の紺青色　明日は七夕祭り

　東京中心の地域は、31度くらいまでの予告だが、全国的には最高36度が予想されている。まだ、梅雨の影が残る。
　ウクライナのザポリージャ原発が、この戦争に利用されて、両者の宣伝合戦に利用されている感がある。原発の合法性を利用して、恐怖心をあおる策略なのだ。しかし実際には、どうする気なのか、「屋根に爆発物設置か」程度の宣伝は行われている様だ。実際に、ここで核爆発が起れば、国際的に大問題になるだろう。日本では、東日本大震災で起きた原発事故による汚染水の海洋投棄が大問題で、国際的にも不安の声が多い。東電では困っているが、原爆被災地の広島、長崎を抱えた日本としてみれば当然なことだ。用心の上にも用心を重ねないといけない、心を許せない問題だ。
　明日の七夕は、僕には心懐かしい祭日だ。俳句を楽しんで竹に飾り付け、夕方から星を眺める。毎年欠かさない年中行事だ。俳句は下手だが、この飾りつけは毎年の行事になる。今年はまだ飾りつけに使う笹の枝を手に入れてないが、和子が、買い物ついでに明日にでも買い込んで来ると思う。

朝からむんむんと暑い　梅雨っ気充分な真夏の暑さとでもいうか

　今朝のニュースで、中国からアメリカへ亡命する中国人は、毎年５万人以上にのぼっていると言う。そんな事実は知らなかった。政治的な不自由さがあっても、そう簡単に、祖国を変える気になるもんではなかろう。僕なんか、政権が気に食わなくとも、アメリカへ逃げ出そうとは、しないだろう。ブーブー文句を言いながら、結局一生反骨のママ、富士山や日本アルプスへの登山を繰り返して、一生を過ごしてしまうだろう。戦争中でも逃げ出したいと思ったことはなかった。それほど僕は「日本人であることを止められ」なかった。「国籍に屈辱感を持った事」もなかった。国から逃げると言う心情も持った事はない。「少国民」として育てられてしまったからだろうか。最近、先が短いせいか、いろんな妄想に浸ることが多くなった。

「夜になって考えた事」
　午後５時過ぎて、健三流に考え事を始めた。僕は何故か、少年時代に天文学に強い関心を抱いていた。望遠鏡の作成に凝って、兄たちに教えを乞い、何本も望遠鏡を作ってみた。しかし、当時のレンズは質が悪く、初めの頃はかなり酷い望遠鏡しか作れなかった。段々に口径を大きくすることを覚えて、地球以外の星に居る生物に関心をよせ、人間と文化を交流できる他の惑星の生物の存在が気になり始めた。僕が90歳になった今、テレビで、天文学者の話を聞いて、まさにその問題が、現在、大きなテーマになって居ることを知った。知的交流が可能な、別の遊星の生物との交流。僕が幼かったころの夢のような出来事。それを、ここに記しておきたかった。常識的には、戦争的に接触して、今の地球人の常識である殺し合いから始まって、ごく少数の裕福な人間だけが、我先に転居すると言う、段取りになるのだが、今の僕には、そんなことは了承できない。今の地球を長持ちさせるか、新しい地球の一部が、それ以前の住民に迷惑かけずに譲ってもらえる関係が成立するのか、それが一番気にかかっている。それに合わせてできる限りの地球の長持ちも考慮しなければならない。駄目なら潔く最期を遂げるだけだ。しかし、もう９０歳まで来ているので、残りはいくらも無いことは明らかだ。生きている限りの向こう見ずを張るだけだ。若い人たちとも仲良くやって、楽しい最期にしたいと思っている。

アメリカ独立記念日　アメリカには、イギリスの探検家が、大陸を発見して、その土地のインディアンと戦い、独立した歴史がある　先進国は、後進国を侵略して、植民地を広げていた　差別の根源はここから発している

　所謂「ネイティヴ」が人権を認められたのは、ずっと後のことである。その痕跡がアメリカにも残っていて、今でも時々騒ぎの原因となって居る。平等の権利が、認められ始めたのも、南北戦争後に、奴隷解放が始まり、有名なリンカーンの活躍が歴史に残り始めてからのことである。アメリカ自身まだこの問題で悩んでいる。理念が本当に身に着くまで、人間は、理念を定着させるために苦しみ続けているのだ。今日は、このことだけに触れておく。

昨日の予想が今日的中　本州西部で36〜37度か？　熊本地方に線状降水帯発生

　朝から、ここ埼玉でも、むんむんした熱気。和子は、今日から、コーラス活動に参加すると言う。気持ちは大切にしたいが、無茶苦茶な無理には注意しないといけない。本人にも十分注意しておいた。昨日一日で、僕自身暑さに不安を感じた。九州方面では、土砂崩れなどへの注意報も出ている。気温だけなら、冷房室があれば防げるが、全般的気温上昇は、様々な環境変化が付随してくる。後からの発見ではなく、病人など、弱点を持つ人間の体に与える影響を、早く察知することが重要だ。科学者の総合的な目を早期に光らせて欲しい。

　朝から真っ青な夏空　10時頃になると、室内で気温30度に達する

　今日は飛び切り暑くなるぞ。朝から嫌な確信みたいなものが走った。30度を、どれだけ追い越すか、地域別の追いかけっこになるかも知れない。もう梅雨は追い出されたと思う。
　体には特に注意しよう。熱射病には、「俺は暑さにべらぼう強い」なんて威張っているのが一番危ない。暑かったら、我慢せず涼しくなろう。我慢が必須の状況は、なるべく避けて通ることだ。無理な我慢をするのが一番いけない。これから、地球の問題として、暑くなるのは、地球の必然的病気なのだ。地球も可哀想だが、人間にはもっと響く大問題だ。早く研究が実るように、科学者たちを応援しよう。気象学の実践担当者を特に応援したい。功労者の手当てはどんどん上げてよい。

月が替わって、７月に入る　七夕祭りがやって来る　今日は潤が薬の区分にやって来る筈

　昨日は、和子との連絡不足のため、自治会会費納入とか、特売日の買い出しとかの打ち合わせが出来ていなかった。急遽、リュックサックを担いで、イオンまで急行。やや疲れ気味なので、コメは後回しにして、少し荷を軽くした。何とか、危険無く、家まで担いできた。和子の様子を見ていると、退院後の彼女は、やはりかなり様子が変わってきている。注意深く見守る必要を感じる。早く健康な時の状態を取り戻す必要がある。
　沖縄で梅雨が終わった時期から、急に気温上昇。31度以上になって来た。さらに上昇する可能性大だ。老人は、暑さにも弱くなっている。冷房や扇風機を使って、室内温度の調節をやっている。やたらに冷やしても良くない。居間と寝室と、多少の温度差を保って、室内温度に気を配っている。和子は退院後も、寝床で過ごすことが多い。買い物に時間をかけるのは、お店の冷房が心地好いからかも知れない。
　今日は潤が来て、又薬の区分けをする筈。和子の方も、薬の名前を覚えて来たようだが、まだ自分では、全部の区分けは出来ない。もともと素人のやる仕事ではない。薬剤師がやってくれる、重要で注意を要する仕事である。