高橋健三 「たそがれの記」(116)
2023.1.1〜

快晴　明日から３月　早いような遅いような

　とうとう３月までやってきた。３月の末になると、妹・多喜子の誕生日になる。30日で、87歳になる筈だ。元気にしているだろうか。幼児期には、あんなに賑やかだった妹の割には、この間、久が原で会った時には、馬鹿に静かで、落ち着いていた。「どっかへ行こう！」と歌うように繰り返しながら、座敷の柱をぐるぐる回りながら、親に「どっかへ連れて行ってくれ」と催促していた妹の幼児時代が思い出される。何もかも、車窓から眺めている景色のように、過去へと飛び去って行く。
　間もなく、グリーンヒル老人会の花見の日になる。今年はもう最後になると思うので、是が非でも行きたい。開花の日取りが近付かないとプランが出来ないので、まだ誘いのプリントが来ていない。流行病のお陰で、前回が、いつだったかも定かでない。
　さっき和子がコーラスから帰ってきて、買物の前に、ひと眠りしたいと休んでしまった。玄関の入り際で、Ｙ兄からの手紙を取って来ていた。切り抜き葉書ならぬ、大判の「切り抜き大封筒」になって居た。黒井千次と山田洋次の名文だった。感想は、明日の「たそがれ」の方で書きたい。

快晴が続き、気温は楽になって来たが、風が強く、換気の時間帯がままならない

　また、WORDの調子が悪くなった。今までの下書きのつながりを探し出すのに一苦労する。理解していたはずの操作方法が解らなくなってしまう。保存されたものは、バラバラになって行方不明の下書きのメモの山。メールに直接書いた原稿は、誤りだらけになってしまう。しかし、突如、探し求める原稿が現れ、何回かは、調子よく使えることもある。ところが、突如として姿を消す。この繰り返しに泣いている。このコンピューターを使い始めて、かなり経つが、買い換えずに使ってきた。古い愛用のソフトもあり、動かなくなって来ているものがあるのも当然だ。しかし、そうそう新しく出来るほど、お金持ちではない。涙を呑んで使い続けている。
　世界が、新たに核の被害に曝されるか、ウクライナのひどい被害以上には、拡大しないで終息するかは、米中のかかわり方によるのではないか。両者とも深読みをしながら、ロシアの状況、NATO側の心証を気にしながら、結論を慎重にするべく迷っているのではないか。その迷いが極めて重要であると、僕は思う。世界を地獄の入り口に立たせてはならない。

上々の快晴　過ごし易そうな日になりそう　西の地平に富士山が…

　昨日の雨は、春を引き付けた感じ。しかし、国連の方は、中ソの反対で意見がまとまらず、共同声明は出せなかった。中国は、やはりロシアの側に立っている。発想の小さな違いは、見えなくなってしまう。トルコ地震の方が、中心になる。どちらも、莫大な人の死にかかわる重大問題なのだが。政治と言うのは、自説にこだわるだけでなく、局面と大局を見つめることも大切なのだが…。人の命を大切にすると言う基本が、崩れてきているのだろう。
　今日は、大阪マラソンがある。都会の中に入り組んだコース。コースを間違えて走りそうだ。参加者多数で、スタート一線とは行かない点はどう調節するのだろう。東京マラソンの時も同じだ。今までは、そんなことまで考えて観ていなかった。しかし、２時間以上も走ると言う運動に集中しての重労働だ。体力には自信のなかった僕には縁遠い能力だった。しかし憧れ的には、充分関心が持てた。箱根駅伝に異常な位に関心を持ったのもそのせいだろう。しかし、自分の肉体を注ぐほどの情熱は持てなかった。今、そんな情熱的思い出があったらよかったのにと、心から残念に思う。

快晴で、気温も暖かい　春の露払いか

　ウクライナの戦争は、両者腰を据えて、覚悟を決めているようで、すぐには終わりそうもない。やはり両方に意地があり、意地が邪魔して平和は遠のいて行く。これで良いものだろうか。周りの武器の援助も、ぶつかり合いの激しさを増すだけで、仏さまが、どんどん増産されて行く。国民が死んで行くのを、コメが減って行く米櫃同様に、冷然と見守って行くのか。いや、それ以下の意識しかないように見える。
　中国が、ロシアにウクライナ戦争について、問題を提起したのに、ロシアは、応じなかったようだ。かなり冷たい拒絶だったようだ。ジャーナリズムでは、いよいよ武力提供かと思ったら、どうやら、平和志向の方向性のもので拒否されたようだ。戦争を終わらせる方向のものだったのに、極めて冷酷な反応だったので、残念だ。僕はジャーナリズムの独断に反対だ。中国は、台湾には拘っているが、ウクライナ問題には、もっと幅のある見方をしているのではないか、と思っている。ロシアより冷静な判断力を保有している。なおも説得を続けて欲しいものだ。

昨日の黒雲が分散し始め、晴天への変化か

　５時過ぎに起床。外はまだ暗いが、空の変化は、良化に向かっている。３月はもう間近だ。待ち遠しい。
　昨日は、極めてご都合主義的なプーチンの自己肯定的政治宗教論の声明発表にあきれ返り、感想を投げつけるように、Ｎ兄に送り付け、適当にまとめてくれと頼んでしまった。見事に纏めていただけたので、これから自分の心の整理をしなければならない。極めて危険な情勢にあると感じている。
　ロシアの政界で、混乱は起きないのだろうか。プーチンが言えば、皆がＯＫするのだろうか。ロシアの知性はどこへ行ったのだ。その場その場の損得の技術だけに落ち込んでしまったのか。僕には信じられない。送油パイプを使った利己主義、エゴイズムの押し付け。天然資源を使っての、エゴイズムには、神も黙ってはいないだろう。しかしまず努力しなければいけないのは人間自身だ。人の苦を利用して、政治を動かすことをこんなにも見せつけながら人を動かそうとするプーチンの鉄面皮にはあきれ返る。人間全体の力で、こんな動きは変えさせなければいけない。

あちこちに黒い群雲が固まり、どんよりと暗い

　Ｙ兄から、メールで、例の「連句まがい」の句に、？マークがついた。「そうだろう」と思っていたが、現代に自信がなくなってきている僕には、普遍性が無くなって来ている「現代」に寄りかかれなくなってきている。黙って引き下げるより他に手はなしと思っている。ミサイル飛び交うウクライナが、出現したからには、次は核戦争が、出番を待っている。世界中で、広島、長崎の後を追う故郷が出現するのではないか。長崎の鐘の音が、あちこちの故郷で鳴り響きながら、半鐘の様に危機を伝えるのではないか。人間を信用できなくなって来た。ウクライナの戦争が僕を変えてしまうのかも知れない。もう記憶も切れ切れになった、トルストイの「戦争と平和」を、ドストエフスキーの「罪と罰」を、思い起こしながら、人間のことを考えている。
　学者によっては、現在の混乱は、第２次世界大戦終結の後処理に、芽を発していたと言う方も居られる。核を封ずる方策にも、その返り咲きを予感できた、とも言っている。だとすれば、転換の余地はある筈だ。しかし僕にはもう力が残っていない。微かな祈りのみが、べったりと縋り付いているだけだ。
　僕が、些か悲観的な記録を送った後、プーチンが、恐ろしい声明を出した。宗教的偏見と言っても良いような、戦争肯定の倫理観と、偏った、死と暴力肯定の論理化に基づいた声明を発した。それは当然、ウクライナ敵視の自己肯定と戦争継続と核兵器の使用肯定論をぶちまくったものであった。皆さんに、出来るだけ早い機会を作って、その内容をよく見て欲しい。ウクライナだけでなく、世界の人々に大きく係わってくる行動指針が吐露されている。僕も腹を据えて、何度も読み直してみる。僕らは、現代民主主義の世界に生存していることを忘れてはいけない。

今日も、昨日と同様な位の快晴　暖かいのか寒いのか、はっきりしない

　ストーブの温度加減に困るような、季節の変わり目になったのか、灯油の入れ加減にも迷う日が時折ある。手間がかかる灯油補給なので、暖かければ、余り浪費したくない。早く、必要が無くなれば、それに越したことはないのだが。まだまだ寒くて、満タンにしておきたい。
　昨日仕上げた、俳句を利用した「お知らせ」の葉書が、心に引っかかっている。敢えて言えば、「三連句」とでも言おうか、「独り連句」とでも言おうか、僕としても初めての試みだから、何とも言えない。評判が悪ければ止めるだけだ。和子はとても不安そうだ。

今日も快晴　空が格別に青かった。

　昨夜は、「たそがれ」の開通を見て、ほっとした。Ｎ兄に感謝。この調子で続いて欲しい。
　和子のカラオケの会の３月例会が９日に在る。僕が久しぶりに２月の会に出席した、あの会だ。例によって案内状の作成を頼まれた。いつもの付け焼刃だが、今回も、いろいろ考えた末の作品だ。
　僕の作品によるレイアウトに用いた句のみご紹介しておくと、

　　　　「引き裂かれた世界」と題して

ミサイルが　肉を引き裂き　ビル砕く
　　　瓦礫のみ　重なり合いて　土、見せず
うきうきと　花を心に　ピンでとめ

　この後に、３月の花の写真が、３つ上げられる。招待状の葉書には、写真は綺麗な色で出た。ここには再コピーが上手く行かなかったので、ご紹介は省きます。ご紹介するほどの価値はなかったかもしれない。変わった形式なので、和子は、やや不安そうだった。

快晴　快眠後の朝、すっきりした気分

　風呂にも入り、伸び過ぎた爪も切る。着替える時に長い下履きがスっと通る。頑張れ、90歳！綺麗好きな和子は、毎日のように風呂に入る。僕は、対照的に、風呂は面倒くさい方。入れと命令されてやっと入る。この頃は、気分良く入るようになって来た。けれど温泉は、子供のころから好きだった。父の仕事の関係で、箱根の宿泊所を利用することが出来、箱根だけは、子供の頃から行き慣れていた。「たそがれ」が、正常になり、ほっとした。スッキリした気分で、春を迎えることが出来る。
　血圧を朝晩測って、グラフにして保存している。時折高めに出て、危険を示す赤線を超える。しかし、直ぐに赤線の下に戻ってまたしばらくは落ち着いている。掃除や、換気の後に疲れたなと実感したり、頭がぼーっとしたりした時に起こる現象だ。少しの間、自重して、また落ち着いてから、動き始めることにしている。時折口にする焼酎のお湯割りも、姿を消したり、再開したりする。自分でも、臆病になり過ぎないこと、いい気にならないことをモットーにしている。医者にも話しているので心配はいらない。

４時頃から目が覚めてしまい、５時前に起きてしまった。

　気になっている「たそがれ」を見ようとパソコンに向かう。Ｙ兄と、Ｎ兄からメールが入っていた。ほっとして、中身を調べる。Ｎ兄からは、何と16日以降、僕からのメールは届いていなかったようだ。やはりこちらのパソコンの不調で、原稿が届いていなかったのだ。まだ真っ暗だが、直ぐに、不足分を、送る。僕のメールでは、すべて送信済みを確かめているのだが、「送った」という確認をとったメールが届いていない場合もあるのだ。今後気を付けよう。

早朝から文句なしの快晴　小気味の良い空

　どうしたのだろう。Ｎ兄からの「たそがれ」への送稿が止まっている。15日まででストップしてしまった。あんなに几帳面なＮ兄が、連絡もなしに。でもまだ２日間だが、…何処かにお出かけになったのだろうか。体調はお元気そうだったが。今迄にこんなことはなかったような気がする。２日や３日で、わいわい騒ぐのも、みっともない。僕の故障だらけのパソコンのせいじゃないかととも心配している。笑われるかもしれないが、3日分をまとめて送ってみよう。
　Ｙ兄から予告の在った「読売新聞の短歌応募」の記事で、関心のあるものを取り上げて送ったという葉書が届いた。

「高橋和巳全集」を書架より外す
　　　　青春にいざさらばする友　（東京　唐木よし子）

殺生の資格あるのか人間に
　　　　インフルエンザにかかりし鶏の　（北九州　白木典子）

正月は「祝う今日こそ楽しけれ」
　　　　係り結びを知らず歌いき　　（ひたちなか市　新山英輔）

　この３首が、Ｙ兄が推奨している作品だった。
　最初の歌は、僕が教員時代に起きた学校紛争を、学生の側に立って、徹底的に弁護して、名の知られた京大の若い教授のことで、現場で大いに役立った論理を展開していた教授だ。僕の思い出の大先輩でもある。

快晴と言う他にはない位の好天気　寒さも見事に緩んできている　春は近いの実感在り

　今日は、コメの買い出しをメーンに、重い買い物をしておくことにして、和子と一緒にヨークマートへと出動した。今回も一度では無理だったので、重点を初回において、コメの袋やみそ、蜂蜜と、瓶詰、野菜などを詰め込んで、一旦家まで帰り、リュックを空にして、もう一度店に引き返した。後は細々したものを、二人で手分けして運んだ。普段こういう買い物を、月に２、３回やっているのではないか。日常の買い物は、和子に任せてある。僕だけで買い物をすることは殆どない。この買い物の仕事は僕にとっては、リハビリでもあるし、役に立ちたいと思う生き甲斐でもある。

昨日より少し太った残月が今日も南の空に白く見えた。今日も　好天になりそう

　昨日今日の寒さはひどいものがあった。良い天気なのに、ぐんぐん気温が下がり、僕のような痩せっぽちには、辛くて、思わずストーブの温度を上げた。予想では、これを最後に、気温は上昇すると言う。春の到来が待ち遠しい。
　ウクライナから、子供を6000人以上連れ去って、ロシヤで、愛国教育（勿論ロシアの）を行っていると言う。信じられないことだ。他の民族の子供まで攫って、魂まで吸い取ってしまうやり方で、ナチスと同じやり方だ。今どき！と目を見張る。信じられないことだ。トルコを見ても分かるが、地球上の天変地異をはじめ、疫病の流行、救済を必要とする特殊な地域の出現、など世界が協力して対処する必要のある問題が、山積している今、世界の結束と協力が必要な時代に、いろんな問題をこじらせて、争いばかり引き起こすとは、信じられない。あらゆる争いを慎み、協力を呼び掛ける以外手はない。何度でも言う。争いをやめて、協力体制を組もう。国連の組織の活動をやり易くして、力を合わせよう。敵と味方ではなく、弱いものを助け、力のあるものが率先して、リードしよう。

靄の様な水蒸気を感じるが、青空が広がり、南の空に細い三日月の残月が見える

　昨日、Ｙ兄からの葉書が届いた。なるほど感激的な話が載っている。子供の成長を見守り、それを心から祝福できる親と、感謝を感じ取れる子供の話である。こんな立派な親子で、日本の人口を豊かにして行きたいものだ。政治家たちも、親子の精神的関係性もしっかり考えて欲しい。経済的要素は重要だが、それだけで十分な訳ではない。学問と同時にデリケートで温かい人間性の育成が重要だ。家庭では、何よりも愛情と最上の友人として接することが大切だろう。牛でも愛情をかけないと美味しいミルクは取れないと言う。
　トルコで、現政権への不信任の機運が強まっている。今回の地震で、対策が余りにも遅かったと言う。死者が既に５万人に近づいているようだ。事後ビルの倒壊の状況をフィルムで見てみると、高層のビルが、揺れ出すと、間もなく崩れ始めているから、恐らく住民は、エレベーターなり、階段なりに取りつくと間もなく、倒壊が始まったと思う。逃げる余地もなく、瓦礫に埋没という恐ろしい現象が起きていた筈だ。政府の活動開始が遅れたのは、分かるが、400時間近くも動きがみられないのは、理解に苦しむ。これで批判活動が強権発動で鎮圧されたら、為政者の資格は丸つぶれだ。外国の手を借りても、救助活動を組織していなければならない筈だ。中枢の致命的壊滅があったのだろうか。救助活動の動きが余りにも遅れている。
　自分のことになるが、灯油の購入をやっとの思いで、繋げてきた。４、５階の住民では、階段を使っての作業が大変になって、とても灯油を使ってはいられないと言う。うちでは、電気の冷暖房は設備として付けてはあるのだが、出費を考えて、使用を控えている。灯油使用は、酸素汚染の意味からも控えたいのだが、やはり安くつく方へと流れてしまう。老人が同じように苦労している姿も時々見かける。ガソリン・スタンドでも、同情めいた目で見られるのだが、僕たちは、リハビリのつもりで体を使っている。何か疲労が、出てきたり、器具が壊れてしまえば、即切り替えてしまいたい気持ちは十分にある。

群がる黒い雲の隙間から日差し　天候予測は難しい

　僕が発した「ロヒンギャー」の質問に関し、Ｎ兄から早速回答が寄せられた。仏教徒各派の対立はなさそうだ。ネットで読んだ資料では「暗雲立ち込める雰囲気」が感じられたが、その心配はなさそうだ。クーデターを起こした国の中の少数民族だけに、注目しておく必要はある。自由を奪われたノーベル平和賞受賞者スー・チー女史のいる国のクーデターだけに、動きが注目されてきたが、今の所、大きな動きを見せていない。ロヒンギャーは、そのミャンマーの一州に抑え込まれていると言う。スー・チーも政治的に非力にされているのだから、何とも手の出しようもないのだろう。圧倒的な仏教徒の中で、イスラム教を信ずるロヒンギャーの少数民族がどう生き延びてゆくのか、人間が「平等」の理念をどこまで実現できるのか、地球上の、未だに解決できずにいる大きな理想問題である。宗教同士の対立の解決もできてはいない。
　ウクライナでは、ロシアの大攻撃が、再開され、事態は一向に解決の糸口が見えてこない。ロシアの本国では、女性たちが愛国心を見せ始めたり、ウクライナの方でも、取られた領土をすべて取り戻すまで、戦う決意を見せている。平和が戻るのはまだ大変なようだ。ロシアの兵士たちの死者も増えていく一方のようだ。キリストでも釈迦でもよい。これからの進むべき正道を教えて欲しい。さもなければ、人間たちは、血みどろの道を歩むことになりそうだ。
　　「怪しい」風船事件は、簡単な確かめ合いで、けりがつくようなスタートで始まったが、何やらけったいな不気味さを帯びるようになった。米中戦争の口火になどなってもらっては、大いに迷惑だ。昭和８年生まれの戦争世代が何とか戦時中を生き延びて、やっと平和を迎え、「核兵器を止めよう」世代を迎え、90歳になろうとしている今、またでっかい国同士の対決が起こりそうなんて、運命の皮肉は止めて欲しい。利己主義ではなく、周辺諸国とともに、平和と豊かさを求める世界の構築を目指したい。××主義などに拘って、殺し合いに血道を上げるのをよして、持てる力を出し合って協力し、建設して行く世界を作ろうじゃないか。もう血を見るのは御免だ。

予報通り、今日は雨か。朝７時近いのに、外は暗い

　「ロヒンギャー」の民族差別と言うのを耳にして調べたくなった。ミャンマーの一州に囲い込まれているような民族らしい。民族差別問題と言うのは、厄介で、調べて見ると、人種以外にも、仏教内の宗教派閥の問題も出てきたりして、なかなか難しい。ミャンマーのラカイン州に閉じ込められ、酷い差別を受けていると言う。不勉強な僕には、初めて聞く民族名なのだが、誰か詳しい方が居られたら教えて欲しい。民族問題は、下手に飛びついてみると、テロ集団であったりして、扱いが難しい。もっとも、苛められ、差別されたら、テロに流されてしまうかも知れないし、正確に史実を追う必要があるだろう。
　「空の怪しい」風船事件が、その後も連続して起きていて、空軍がわざわざ出向いて撃墜している。何か、子供の遊びに大人が出張った感があるのだが、理解しかねる部分が大きい。第一に、空の国境と言うのはどうなっているのだろう。勝手に、犯してはならない「領域」が国際法で決まっているのだろうか。「領地」には勿論境界があるし、領海というのも度々問題になっているが、空と言うのは、どんな決まりがあるのだろう。どれも戦争などなければ陸海空自由に使えた方が便利なことは便利だろうが、国際法で決まっているのだろうと思う。これも簡単に説明できる方が居られたら、ご説明願いたい。今日は、子供のような質問ばかりして申し訳ない。

快晴

　昨夜は、目が冴えてしまい眠れなくなった。３時前後には、起きてしまいたくなったが、４時過ぎに眠ったらしく、７時過ぎるまで何も覚えていない。雪は殆ど解けており、気温もかなり上がっている。
　当然のことながら、トルコ・シリアの地震の犠牲者は、ますます増えて、２万8000名をオーバーしているようだ。現場はかなり混乱しているらしく、救援隊がただ詰めかけるだけでは、却って迷惑する面も出てきてしまうようだ。援助要請を抑える動きもある。治安も乱れ始めているようだし、国民の統率が取れなくなっても、混乱が増す一方だろう。指示系統をはっきりさせて、事後処理の手順をはっきりさせながら、国民の動きを誘導して行く必要がある。トルコとシリアの指導者たちは、国内の統率と、外国への援助の要請とを、はっきり分けて誘導してゆく必要がある。被害の上に混乱を上乗せしてはならない。
　偵察気球の戦闘機による撃破事件が、繰りかぇされているようだが、はっきりさせるべき所はどんどん話し合って解決して行くべきだ。意固地で疑惑を広げてはならない。只でも、不安定な状況が、あちこちにある時に、事を大袈裟にしてしまうのは愚かだ。

雪は止んで、快晴となる
　積雪が多い所では、雪かきが大変であろうが、この辺では、そこまで行かない。今日の気温も16度と高く、すぐ溶けてしまうだろう。道路の中央は、黒い道が残っている。歩行にはほとんど差支えなさそうだ。
　トルコ、シリアの地震被害地では、死者２万を超える悲惨な状態が展開されており、その様子は、テレビで何度も見た。援助組織の派遣が上手くいっていないらしい。瓦礫の下から運び出される幼児の遺体を何度も見せられた。たまらない気分だ。
　和子から、ヴァレンタインのチョコをプレゼントされた。チョコそのものも、包んだ包装も綺麗にデザインされていて、すぐに口に入れるのは、もったいない感じだ。取り敢えず僕の机上の「手作り仏壇」に備えておいた。ここには、恒兄夫婦の写真も飾られている。一緒に生前の恒兄夫妻の分まで祝いたい。「仲良くやれよ」と、恒兄夫妻に声をかける。
　昨日から、塩昆布と、節分の豆の残りを、同時につまみにしてお茶を飲むのが無性にうまい。和子も同意していた。久しぶりに今日は、聴こえない耳をそばだてて、いつもの５倍くらい話をしたと言う実感がある。

珍しくここらでは初めて早朝からの降雪　予想より少し早いが、大当たり

　夕方からという予想だったが、早めに降り始めた。この分だと、積もり方も予想を上回るかも知れない。朝のうちは、芝生だけが白く染まり、道路は黒さを増しただけだった。これからどう変わって行くか。期待交じりの気分で、何度も外に目を向ける。

初雪や　Ｕ国の雪は　赤と黒　　　健三（2023.2.10)

　土地と命の取り合いの様相を帯び、鮮血と闇の地獄は、終末のかけらも見せない。争いを止める人間も現われようとしない。世界は、地震の死者たちとごっちゃになって、地上は、まるで地獄だ。天変地異だけでなく、人間の世界そのものがこれでは地獄だ。
　昨日の、和子や大内さんたちのカラオケの２月ポピイー例会も、人数がコロナのために減っているが、それでも貸し切り成立で開催。時間いっぱい皆が楽しそうに歌い続けていた。病後の僕は、正式な会合に初めて参加したのだが、歌は記憶に残る物が少なくなり、歌詞の歌い回しも、上手く回らなくなってしまったので、他の人が歌うのに合わせて、時々一緒に歌わせてもらうに留めた。歌えるのがわかった時、歌いながら、涙が止まらなかった。家に帰り着いたのは、５時半を回っていた。思い出の一日になった。ポピーのママも「また来てね。」と大声で、励ましてくれた。一番良く覚えていた歌は、「長崎の鐘が鳴る」で、鐘の音が入る所で、不覚にも涙を止められなかった。矢張り、短い反核運動を含む僕の一生も、実存した僕の誠実な存在だったのだと、Ｙ兄とやり取りしたメールの文章を思い出していた。

珍しく早朝から快晴　ＧＨカラオケ会２月ポピー例会

　ポピー例会は、僕が脱落してから、初めて顔を出す。何年ぶりだろう？　まだとても歌うつもりはない。歌を忘れたカナリアみたいなもので、歌詞もメロディも忘却の彼方だ。今日は他人のを聞いて、ついて行けるかどうか様子を見るだけだ。がっかりするだけかもしれない。疲れ過ぎてもいけないから1時間ほどみんなと話して、先に帰ってくる予定だ。皆は元気でやっているのだろう。会員たちの名前も忘れた感じだ。この頃は人の名前がなかなか思い出せない。
　フィリッピンで入管に拘束されていた容疑者４名の残り２名が、今日、それも早朝、日本に送還されてきた。一昨日送還された２名とあわせ、これから取り調べになるのだろう。しかし、一味の脅しが強烈で、自白へ導く取り調べが、困難そうだ。組織に痛手を与えるような自白は、死を覚悟しないとできないように脅されているらしい。現に自白したメンバーで殺された人間も出ていると言う。大親分が残虐な奴なのだろう。これからの取り調べの技術が大変だろう。

最近の気候定型で、今日もまた「朝どんより、昼から晴天」か

　トルコの地震は、かなりすさまじい。集中した地域に震度マグニチュード７.８。救助に右往左往する人たちの動きに目を見張る。天変地異の壊滅状態も最近の戦争によく似ている。その破壊状況は目に余る。人間の存在どころではない。目を瞑って、自らの消滅を待つのみだ。救う余地がなくなってきている。地球の老衰に哀れを感じるより仕方ない。人間の文明は、人間の存在を不能にするために発展しているのかも知れない。しかし、その中でも人間は懸命に赤子を救助している。命を繋げたい情熱がどこまでも続く中で、消滅へと加速度的に接近しているのだろうか。はしゃぎたくなるほど滑稽な風景が見えてくる。文明と言うより、文化が、人間に冷静に坐り直して考えることを勧めている様に思える。

昨日の朝と同様うっとうしい曇り空　気温は生暖かい

　Ｙ兄の創作葉書の到着は今日の予定だったが、昨日のうちに入手できた。中井久夫と言う、僕の知らない著作家の文章がテーマだった。

　戦争を知る者が引退するか世を去った時に次の戦争が始まる例が少なくない。（中井久夫)という文章が引用されていた。
　昔から「幸も不幸も忘れた頃にやって来る」というが、同じ様なことだ。戦争も同じだと言うのだ。「人間は同じことを何度でも繰り返す」とも言われる。この金言が正しければ、平和は、永久にやって来ないと言うことにもなる。動乱の合間に、人間を戒めるために夢のように現れるのが平和だとすれば、平和は只の繋ぎに過ぎない。戦争の悲しみはまた必ずやって来ると言うことになる。繋ぎの時代に生きてきた僕は、一生を無意味に生きてきたことになる。今日の「Ｙ流教訓」は、僕には致命的な教訓だ。しかし、「そう思って、何度でも努力するしかない」「人間の馬鹿さ加減にあきれ返りながら、反逆してみる」ことの重要性を呼び掛けていると考えよう。戦争は単なる人殺しだと、自分にも人にも呼びかけ続けて死んでゆくものが居てもいいのだ、と取れないこともない。「人間は必ず滅びる」というのを真理にはさせない。天変地異や核戦争を含めて、人間を滅ぼす敵と、全力を傾けて戦う姿勢を保ち続けたいと思っている。中井久夫と言う方も、秘かにそう思っておられたのではないか。

早朝は濃厚な曇り　雨になるか　と思ったが、好天へと急変　今や快晴

　朝６時前に目覚め、朝の行事に動き出した。やはり動いているのが楽しい。昨日の会の光景が、あれこれと思い出され、いろんなことを考える。一人一人みんなの顔が思い浮かんでくる。「居ない」のに気付いて探したが、とうとう姿を見つけられなかった人もいる。参加者名簿にも載っているのに…。その時には何とも言えない寂しさを感じた。転居したのか、故郷に帰ったのかも知れないのに…。身の回りを見てくれる人が居なくて、施設に入った人は、何人か知っているが・・・。
　Ｙ兄からメールが入り、また「Ｙ流創作葉書」を送ったとのこと、生きている楽しみが一つ加わった。目先に郵便受けが見えてくる。
　攻撃を受けて、破壊された中国の気球の問題はその後も気まずい雰囲気が流れている。基本的に外国の情報を断りもなく探ろうと言うのが、フェアではない。もっと正々堂々と、話し合いが出来ないものか。ロシアに多少そっぽを向いても、今アメリカと中国が話し合いに向かうことが、どれだけ世界の雰囲気を和めることか、指導者たちは考えたことがあるだろうか。相手のあらを見つけて、喧嘩を売るだけが国家的権威ではあるまい。

快晴　老人会新年会に和子と参加

　皆さんお年をとられて、大きく御変わりになって居た。この３年ほどの変わりようだ。たぶん僕も同様に、さま変わりしているのであろう。
　タバコ屋の若旦那とは、計画を変えて、９日のポピーでの２月例会で会うことにした。歌を忘れた僕も、特に参加させてもらう。軽くおしゃべりして帰ってくるつもり。「ポピー」のママにも久し振りにお会いできる。今日の会合で、和子や大内さんにもその旨伝えてある。僕も歌ってみようかという気にもなるが、体を壊してから、一度も声を出していないから、多分歌にならないのではないか。「関谷の旦那」とおしゃべりして帰ってこようかと思う。２階だから、階段から落ちないようにしないといけない。今日の会は、会場は下の集会所で、コロナを警戒して、お弁当は出たが、持ち帰りのプロになって居た。
　今朝のニュースで、アメリカ上空をただよっていた中国の気球は、大統領の命令で、現地時間４日午後２時半すぎ、大西洋上で撃ち落とされ、破壊されたと言う。バイデンは、トランプ派に見栄を切って、強硬手段に訴えたと言われている。こんな対立意識だけで政治が行われるのは危険だ。今後も何が起こるかわからない。

早朝まだ雲が多く、判断は難しいが、たぶん好転しそう

　起床時にはやや疲労感があったが、着替え中に消え去った。朝の仕事にかかる。超長時間かけて、パソコンの再起動を行う。かなり改善される。最近は、毎日の記録が、あちこちで、飛び飛びになっている。Ｎ兄には送稿しているので、本番の方は、今までに途切れている個所は、極めて少ない。「たそがれ」は、彼のお陰で、続いている。
　また、例の連続強盗事件が継続して起こっている。その「指示役」としての容疑がかけられている４人の日本人が、フィリピンの入管当局に拘束されており、その送還の見通しも、一部については、まだはっきりしていないようだ。
　中国の気球がアメリカで発見され、スパイ気球の疑いをもたれている。中国当局は否定しているが、どうも歯切れが悪い。鹿児島でも発見されたことがあると言われているそうだが、スパイ的な探りは、道義上芳しくない。マスコミを使っての正統的な認知が、当然、妥当な方法だろう。
　本当に久しぶりに、「教え子の教え子」の下田さんからメールが入った。少し前に、教え子の内山さんからも連絡が入った所だ。あの、親孝行で、北海道と九州との間を行き来している女教師だ。下田さんは、そのまた教え子に当たる。皆、苦労しながら、人間らしさの探求をしているようだ。

厚めの雲の切れ目から、光が漏れているが、天候の行方はいまだ未定　今日は豆撒き

　和子はコーラスの練習に、公民館まで出かけている。かなり体は辛そうなのだが、通い続けている。
　おかしな犯罪があちこちに芽を出してきている。手軽に殺人まで引き受ける様な子分を従えた「殺人強盗集団」。すれ違いざま、刃物で人に切りつける刃傷マニア。大学教授迄被害を受けている。回転すしやで、回転中の寿司を、やおら手掴みで食い始めたり、醤油の瓶から直接醤油を飲み始めたり、異常ではないかと思うような人迷惑な不届き者。
　新聞雑誌も特集を組んだり、アンケートを実施して、世評を調べ始めたりしている。今時公然と、侵略戦争を開始する国が出て来る時代だから、仕方ないのかも知れない。しかし、核戦争を始めたり、大量戦死者を作り出すことは止めにしよう。人口の減少が進む時代に「殺し合い」などまさしく愚行ではないか。地球を長持ちさせて、仲良く良い時代を過ごせるよう、世界が協力しよう。

雲は多く、動きも忙しいが、一応晴れの予想　気温は和らいでいる

　昨日、３日が節分なので、鬼打ち豆を購入して置くように和子に伝えた。夕方の買い物で、早速入手した。豆をまく方角などを、いつも久が原の松ちゃんに伺っていたが、今はもう頼れなくなってしまった。そこで、ネットで調べたら、決め方がまるで違うので、驚いた。暦の系統で違いが出ているのかもしれない。ネットでは、玄関に遠い部屋から始めて、次第に玄関に近づくとある。ただ、どっち周りかが書いてない。もう少し調べて見たい。
　ネット情報では、松姉とは違って、「方角は特に決まっていない。玄関へと追いつめるような順序で撒いて行く」とある。これからはそれに従って撒くことにする。この方が、暦より合理的な気がする。もっとも豆まきそのものが、慣習であって、情緒の問題だ。慣習上の行事には、科学的でないものも多いが、それはそれでよい。方角に縁起を担ぐのも、その一つだろう。

まだ暗い明け方の空が、快晴を予言している　２月になった　辛抱強く春を待とう

　また崩れそうな予報だったが、この分なら大丈夫だろう。明け方、噎せるように咳き込んだが、蓄膿との関係かも知れない。和子も、明け方「洟が咽喉に回る」せいで、毎朝のように咳き込んで、苦しそうだ。ちり紙の消費がすごい。その処理に自分でものすごく気を遣っている。「鼻ウガイ」を勧められたが、上手くやれないといって、苦労している。実は僕も人に勧められたことがあるが、どうしても実行できなかった。だから、同情せざるを得ない。最近は、せき込みをうまく抑えることにも少しづつ慣れてきたようだから、少しホッとしている。お互い老いとの戦いに負けないようにしよう。
　グリーンヒルの住民の顔ぶれが、分からなくなってきたと思っていたら、老いのせいだけでなく、実際の住民が、かなり変わり始めているのに気づいた。役員としても半端な参加しかできなかったし、サークルも病気のせいで降りてしまっているので、記憶が曖昧になっているせいかと思っていたが、どうやら住民も、変わり始めているようだ。もう50年以上も経つのだから、世代が変わっている家庭もあるし、所有者が変わった家もあるのだ。床がガタピシ言い始めたり、壁紙がメロメロにすすけて来た我が家を見ても、時の変遷は明らかだ。子供らも、もう後を継ぐ気にもならないのではないか。日本国中、人の居なくなった住居が溢れ返ってきていると言う。個人所有の団地のこれからはどうなって行くのだろう。

多少の雲は目につくが快晴

　６時少し前に、目覚める。和子が６時頃起き出すのを確認して、僕も着替えにかかる。寝間着を脱いで裸になった時に、その日の温度は、見当がつく。そう寒くはない。元気に頑張ろう。今日で１月も終わる。いよいよ冬季の頂点２月に入る。５日には、団地老人会の新年会に参加の予定だ。コロナのために、ずいぶん長く中止になって居た。この間に亡くなってしまった方も居られるだろう。僕などは、忘れられてしまったかもしれない。
　こんな事を書いている時に、電話が鳴って、老人会「みどり会」で一番仲良くしていた「タバコ屋の若旦那」から電話が入り、「新年会」では、必ずお目にかかろうと言う約束をして、受話器を置いた。彼は、和子たちのカラオケ会にも入っていて、歌うのが大好きな元気な会員だ。相変わらず声が生き生きして弾んでいた。若い人は元気でいいな、と羨ましくなった。会合が中止にならないことを祈っている。

快晴続きは良いとして、また下書き文書の作成に手古摺っている

　「WORD」を見直すと言う文章を書いていた処なのに、またおかしくなり、書き直している。そこへ、テレビのロシア情報が入ってきた。プーチンが利用している企業スタイルの戦争会社があるが、その会社と国家正規軍との間で、規律や戦況評価で、対立しはじめたようだ。占領地評価などでも、ズレや対立がある、と言う。ロシア政権と、プーチンの親友の戦争会社経営者との間でも、関係がギクシャクし始めており、商取引の問題でも、中国企業を挟んで問題が起こっていると言う。国家問題に私的関係を利用するような現状が、共産主義国の「お化け」を生み出しているのだろう。一度新しい制度を利用したくらいで、人間の根性は、都合よく教育などできるものではないのだ。それは民主主義でも同じだが、歴史の苦労の中でしか鍛えられないものなのだ。だから人間はいつでもすぐ堕落してしまう。

今日も快晴　さほど寒くもない

　５時過ぎから目が覚めていた。昨日寝たのは夜９時ごろ。ほぼ８時間は寝ている計算になる。最近は、昼間暖かい絨毯の上に寝ていると、自然に眠気が出て来て、うつらうつらすることが多くなってきた。１時間前後の睡眠は、ここで取れていると思う。夜だけの睡眠時間の総計を、あまり気にする必要はない。最近は、時間を気にすることなく起きてしまうことが多い。
　Ｙ兄は、良くメールをくれる。主に近況を含めて、「たそがれ」の文章について、表現上の間違いや、より上質な表現の提案など、一般的な感想も書かれている。御返事をいただいた時には、僕の感想や意見などを返すこともある。彼はほとんど考え方や思想的なことには余りとやかくは口を出さない。短歌や俳句などの感想や意見を話し合うことは多い。彼の本領だから、とても参考になる。得意の新聞の切り抜きを葉書や便せんに貼っての、論評などは、非常に興味深い。とても勉強になる。それを元にして、「たそがれ」の新しい記事が出来ることも良くある。
　教え子からも時々は便りが来るが、とても楽しみだ。この頃は、僕の体の調子を考えてか、その数は、ぐっと少なくなった。周囲が寂しくなるのは、90に肉薄する年を考えれば、当然のことだろう。皆さんの健康とお幸せを祈っている。

快晴　寒さもやや薄らいだ

　僕にしては寝坊してしまった。気づいたら７時。「その髪で、新年会に行ったら、まるでお化け！」起きるとすぐ和子に言われた。大分髪が長くなっていた。来月５日までに簡単な床屋をしてもらう必要がありそうだ。余りに長いご無沙汰なので、皆に顔を合わせるのが怖い感じだ。最近では、ゴミ置き場で顔を合わせる人が誰なのか、分からなくなっている。浦島太郎の心境だ。
　和子の前歯が欠け始め、部分入れ歯にする為に、現在団地の近くの歯医者に通っている。仮の歯を入れながら、３連続の前歯の入れ歯を作るので、お洒落な和子は、心を痛めているようだ。虫歯予防デーに生まれた、90歳になる僕はもう上も下も総入れ歯だ。

薄曇りと言うか、雲が一面に広がっていて所々明るくなっている

　寝室の戸が、閉まりきらないために、和子が寒がる。家具の周りに、物を置きすぎるのだ。明るくなったら、家具の配置を調べて、調整しよう。邪魔なものを始末することにしよう。何度も、「チャンと閉めて！」と注意されるのも面白くない。寒くなって来たので、整頓に注意しなければいけない。建設したてだったグリーンヒルも、もう50年以上を過ぎて、貧乏長屋になってしまった。僕の老齢化と同じだ。ろくな手入れもしていないので、これから長持ちさせるのが大変だ。これも僕の体と同じだ。長持ちがやっとなのだ。贅沢など言っていられない。
　予報では、太平洋側でも雪があるかも知れないと言っている。この寒波が停滞しているうちは油断できないのだろう。各地で、一日の最低気温が、かなり下がって来ている。昼間の気温が、底冷えを感じさせるうちは、油断できない。コロナ騒ぎのランク付けも、やや格落ちになるような話が出ているが、油断をすると裏をかかれる。
　ウクライナは、戦車などの応援が、ヨーロッパからあるらしいが、その反応として、もうロシアからの攻撃が始まっている。今朝の発表だけで、戦死者が11人出ていると言う。あの森さんは、「ロシアが負けるはずはない」などと、無神経な発言をしている。最近は、該当国以外の国の発言もロシアにも、ウクライナにも伝わり、微妙な反応が起きている。無責任な発言は気を付けなければいけない。停戦に導くような発言は多いにして欲しい。

快晴だが寒い　ごみ捨て場まで歩いていくうちに、体が凍えてしまう

　昨日は「半お別れ」の言葉を書いてしまった。早速Ｙ兄は、僕の誕生日の６月４日まで何とか頑張れないかと、打診と励ましのお返事を送ってくれた。その後、パソコンのメールも、書けるようになったので、何とか、送稿手段が有効なうちは、続けてみようと決心した。昨夜メールが送れることが解った時には、内心ほっとした。このメールをＮ兄に送れることになったので、ほっとしている。一寸泣き言が早過ぎたかなと、恥ずかしさが募っている。Ｎ兄には、もう暫くお手数かけますが、宜しく。
　雪の地方が多く、電車も車もあちこちで立ち往生。気の毒に、20時間も車に閉じ込められているらしい。電車もあちこちで人詰め車両が立ち往生している。鉄道側と乗客との意思疎通が悪く、降りたい人もいるのに、閉じ込められた人もいたようだ。途中から、駅からや線路上から乗客案内係の誘導があったと言う。罪作りな雪になっている。

１月25日（水）大雪を予想していたが、快晴　その代わり、強烈な寒さだ

　大変なピンチが来てしまった。やはり基本的には、メールの操作上の故障だと思う。写しのノートが利用できなくなりそうだ。今は、直接メールに書き込んでいるところだ。ゆっくり推敲が出来なくなる。故障が治れば、また頑張れるが、様子によって、「たそがれ」の終焉を発表しようかと思っている。そのことを良く考えたい。自分を支えることが一番の目的だったように思う。あとは静かに自分を見つめながら終わらせるのも一つの生き方かもしれないと思い始めた。沢山の友人たちのお力を得て、ここまで頑張れたことを、読者の皆さんを含めて、老若男女の皆さんのおかげとだと考えている。沢山の教え子の皆さん、若い人たち、教え子の方々も含めて、便りをいただいた時には、ものすごくうれしかった。心からお礼申し上げる。もう暫くは、雪解けの様に、「「たそがれ」その後」を時々書かせていただくようになるかも知れない。何しろ長かったので、名残惜しくて仕方ない。

昨日の朝より濃厚な曇りだが、まだ雨足は見られない　北国なら雪になるだろう

　今朝は、和子に頼まれて、管理事務所にみどり会新年会の出席表を提出しに行って来た。「まだ生きています」と挨拶したら、大笑いされた。昔から顔なじみの事務員さんだ。声を聞いて、初めて記憶が甦った位久し振りだった。新年会には、筆談ボードを胸に下げて参加しようと思っている。
　元気な頃僕もメンバーであったカラオケ会のお知らせを未だに制作している。下手な句をいつも添えて、カットで飾って葉書を構成している。今回の俳句？だけ紹介させてもらう。

年男大声に照れ鬼気去らず　　健三

雨になる直前の濃厚な曇り　湿った空気　道路はまだ黒くはない

　今朝は６時過ぎに自然に目が覚めた。珍しく、和子がまだ目を覚まさない。そのまま着替えを済ませた。朝の諸行事に取り掛かる。
　今日は、「たそがれ」の記事をＮ兄に送れなかった。昨日送った記事に自信がなかったのかも知れない。僕の性格としては、暗すぎる発想で、自信が持てず、いつまでも、くよくよ考えていた。夜になっても考えていた。

黒っぽい群雲が散らばっていて、天気の行方は不明　好転の可能性もあり

　世界情勢に大きな変化はなし。ドイツの戦車をウクライナに提供するかどうかの結論が出ていないと言う。ドイツの気持ちも分かる気がするが、問題は兵器増強と言うことだけではない。それだけを問題にしていては、平和は来ない。
　世界に一つの憲法はない。だから何をやっても良いと言うことになり、あとは力ずくになる。なんでも、暴力でも、強いやつが強い。だから殺し合いに強いやつが、横車を通すことになる。倫理と言うのが、良い人間の基準になって居る訳ではない。その上、人間は、だんだん進歩している訳でもないのだ。社会主義革命をくぐってきた「ソ連」でも、悪い人間が居なくなったわけでも何でもない。強いやつが金を稼いでいる。そして金の在る奴が強い。権力を取ってしまえば、何でも通る。力を持てば、儲けにもなる。金は強いやつに集まる。革命なんて言うのも力の論理を言い換えただけのもので、少しも人間は変わってはいないのだ。綺麗に聴こえるだけ欺瞞的だと悟った。僕も含めて単純な若者たちは、それに憧れて夢を見る。人間の美しい夢は皆潰されて、ひとつの理念として文化史上に残され、生身の人間は、相も変わらず欲望一筋に生き続けるのかも知れない。文化はすべて、永久に「理想」と言う名の「排泄物」になるのだろうか。こうして戦争は続いて行く。やはり提起された貴重な問題は、いろんな角度から、何度も点検され、人間の身に付いた特性になるまで、民主的に再加工を繰り返しながら、欲望一筋に生き続けるのかも知れない。文化はすべて、永久に「理想」と言う名の「排泄物」になるのだろう。こうして戦争は続いて行く。やはり提起された貴重な問題は、いろんな角度から、何度も点検され、体験して、人間の特性になるまで磨きをかける必要を感じる。

快晴　本格的に寒い冬の陽気になるらしい　風邪を引かないようにしよう

　昨夜の「たそがれ」は、かなり遅い時間に本送稿されたようだ。Ｎ兄には、毎日の手間になるので、さぞ煩わしく、気がかりな手伝いになって居ることだろう。誠に申し訳ない。もうしばらくお願いすることになりそうだ。外の世界に繋がって居たいと思う「僕の道楽」のために、毎日お手を煩わせて、誠に申し訳ない。感謝のしようもない。
　ロシアに関する外電で、プーチン氏の癌の悪化、その結果の生死が、報じられている、との情報が、ウクライナ指導部の発言を通じて報じられている旨の報道がある。そうなら、ウクライナ戦線は大きく状況が変わってくることが予測される。さらに世界の平和の見通しにも光が差して来ると考えられる。この報道の真偽を確かめたいが、手立てがない。Ｎ兄には、この段階で、記録を発送しておきたい。

晴れ　水蒸気の壁を感じるが、空は殆ど青空

　寝覚めは正常で、６時半ごろ起床。最近の血圧グラフは、朝方が高めで、午後から夕方に落ち着いてくる傾向がある。医者にも話してあるが、測定中に、メーターにちらちらと出て来る数値は、最高で150を超えることもある。安定して、測定が終了すると、上は、高くても120か130位に収まる。下は40から50位の数値に収まる。その状況判断を、医者の口から聞きたいのだが、一度も聞いたことがない。黙って首を軽く振るだけだ。静かな方で、思っておられることが中々伝わって来ない。世間では、最近は、120や130でも高いと言う人もいるらしい。うちの和子も、上は150前後あるようだ。僕の血圧計を使っても、そうなのだから、僕がびくびくするのもおかしいと思うのだが、一向に理解は深まらない。
　ロシアは、ウクライナ戦で10万ほどの兵士を失い、その穴埋めに、何度も特別兵を招集して、強大な兵器使用の訓練をし、戦線に注入しようとしているらしい。そのために国民は、自分の出番を恐れて、反戦気分が増えつつあると言う。いくら愛国心を宣伝しても、反戦気分が拡大して、停戦を促す気分が広がっているようだ。それが人間として、当然な行動だと思う。第二次世界大戦の日本国民の行動が思い出される。プーチン氏は、それでも不安な国民を戦場に駆り立てようと言うのだろうか。自分で火をつけた戦争だが、国民の心情を理解し、そろそろ、潔く引く姿勢をとっても良いのではないか。その決心がつけば、一緒に立ち会って協力してくれる国も現れるのではないか。

東の空が赤みを帯びて、好天気の予告か。

　６時起床。外は真っ暗で、天気の見定めも出来ず。朝焼けが東の空に滲む。どうやら晴れを予告しているらしい。どんどん光の量が増して行く。今日も晴れか。最近は、洗濯の取り込みと整理の仕事は、大体僕がやっている。天候によって取り込める時間が、まるで異なる。湿っぽい日は、家の中まで洗濯物が干してある。我が家だけではないと思う。仕方ないことだ。乾燥室の設備のある家庭は、そう多くはないだろう。
　日本でも、コロナ流行の鬱屈で、殺人など恐ろしい危険な犯罪が増えているようだ。異常性も感じられる事件まである。鬱屈した生活は社会にどす黒い犯罪をもたらす。火事も増えている。病気の根源を絶つことが基本だろうが、心理的な面で、人間の精神を支える療法はないのだろうか。各方面の知恵を総動員すべきではないか。
　岸田総理の今進めている、対米、台中の外交路線は、ウクライナ戦争の陰に隠れて、いつの間にか核戦争も含めて中国革命の仕上げに反対する外国が、内戦の一方の陣営の戦争に手を貸す路線に踏み込むことにならないか。前世界大戦で、「広島長崎」という深手を負って、同じ過ちを繰り返すことの無いように誓いを立てた記憶を忘れたのであろうか。動機と経路は違っても、同じ悲劇を繰り返す危険のある道への選択になるのは間違いない。そんな道の選択が、躊躇なく行われると言うことがあっても良いものだろうか。禁断の路線を、日本の支配層が歩みたくなって、急遽付けた理屈なのではないか。内戦の仕上げを黙って見過ごすのは忍びないと言うのなら、それ相当な働きかけの方向性はあるものを、喜び勇んで、一方との共闘路線をとり、核路線へ踏み込んで行くのが、果たして正当なことだろうか。広島市民の屍の原を再現しても良いと言うのか。

　　　恨みの３句２首　　　高橋健三（2003年8月）

黙る人聞かぬ人増え原爆忌

闇忘る人に闇濃き原爆忌

街中に恨む眼満つる路の下

東京の空赤く焼け疎開地の　夜中に群れて母想う子ら

戦争の放棄誓し国なれど　命の重みいつしか軽く

東の空に黒雲残るも、西の地平迄晴れ　再び良い天気になりそう

　好天気なのに、朝から、あちこち痒かったり、背中が痛かったり、咳き込んだりして、やや不調。そのうち落ち着いてくるだろう。冷たい牛乳とあったかいお茶をチャンポンに飲みながら、パソコンに向かっている。送稿時間が乱れてしまっては，Ｎ兄に迷惑かけてしまう。時間がずれてしまう現在の状態でも、他の予定と折り合いがつかないのではないかと、気になってくる。
　今の「たそがれ」の文章は、昔の大泉高校で同僚だったＹ兄が、しばしば目を通され、問題のある個所には、直接僕に訂正あるいはより良い表現の提案をなさってくださっている。Ｙ兄は、その後、大学の教授に転身され、現在は国文学者としてご活躍、論文著作にもファイトを燃やしておられる。そのアドバイスのおかげで、僕も、安心して書き続けていられる。時には恥ずかしくなる間違いを何度もしている。

雲が千切れ千切れに散らばる　天気回復途上か　南側上空に欠けた残月

　今朝は、７時近くまで眠っていて、和子に起こされた。こんな日は珍しい。充分に眠れた。ちょっと疲れていたのだろう。背中の痛みが気になるが、灯油を運んだ後遺症だろう。２、３日すれば治る。旧式の重い掃除機を持ち歩いても肩が凝ったりする。体が鈍っているのだから仕方ない。若い頃、スポーツに縁のない生活をしてきたので、頑強な体は持ち合わせていない。学校の身体検査では、惨めな思いをしてきた方だ。それだけ長生きの条件は持ち合わせていない。良くここまで生き永らえて来たものだと、正直思っている。
　ロシアのウクライナ戦争勃発後、核戦争への拡大の論議が、密かに広まっていたが、議論は鳴りを潜め、身に降りかかる国家滅亡にかかわる危機になる故に、東も西も、簡単には踏み切れず、地獄の設計図となって、懐の怨念の様に、胸にたたまれている。人間の質と存在がかかった結論だけに、いい加減な結論は出せないのだ。再度、核を封じ込めた協定の形で、破壊から建設の時代に転換できないものだろうか。禁断の誓約書として、国連が取りまとめて、ウクライナ戦争終結と同時に封印する以外手がなかろう。別途などと保留を付けると、またメンツが目を覚ましてしまう。

雨は止んでいるようだが、空はどんより曇り空、まだ降るかも知れない

　昨日は、Ｎ兄に、「たそがれ」原稿を送ったつもりで、WORDの下書き原稿も出来ていなかったのに、気付かなかった。ぼやっと過ごしていたのだろう。今日二日分をまとめて送ることにする。ボケてきたのが、Ｎ兄にもわかってしまう。ボケでなければ、ブログ継続の能力落ちの結果と言うか、とにかく、継続しきれない状況に、一歩近づいたのは確かだ。自分でほっぺたをひっぱたいてやりたい。
　家の方でも、和子には、毎日のように聞き違えを指摘されてうんざりしている。身障者の立場に身を置いている僕としては、電話番や留守番も碌にできない状態で、情けなくなる。
　ロシアのウクライナ戦は、今年も長引きそうな、関係者の動向がみられる。今後のロシアの指導者選びがどのように決まって行くかによるだろう。プーチンが排除される可能性は出てこないのだろうか。かといって戰爭専業士？であっても困る。ウクライナとの平和交渉の中で他民族とも平和的に、人間的に助け合える人物を選びたいものだ。

予報通り空は陰気に染め変えられた　未練がましい青空もチラホラ

　６時少し過ぎたところで、自然に目を覚ます。すんなりと起きる気になった。着替えているうちに、次第に本気になる。さあ、今日も頑張るぞと思うのだが、何を頑張るのか自分でも定かではない。起きる気力を奮い立たせる掛け声に過ぎないのかも知れない。
　老人会の新年会は、今年も中止になったようだ。杉田さんにお目にかかれるのを楽しみにしていたのだが…。こういう行事は、「それじゃ来年また…」という訳にはいかない。そんな年齢になって来た。高齢になると言うことは寂しいことなのだと、つくづく思う。

予報通り、雲がぎっしりと空を覆い、天候悪化を告げている

　ごみ捨てに出たら、既に地面は濡れており、雨の到来を示して居た。天気が崩れ出してきた。今日明日は天候が悪化するとの予報だ。20日間の好天続きも、ここで終了するようだ。気温も下がると言う。春の俄か訪問も終わりとなる。コロナに注意しよう。
　換気の後始末が悪く、閉め忘れ状態を、和子に指摘され、「おかしいな、閉めた筈だが・・・？」と、いうケースが、増え始めた。僕のボケのせいなのだろうか。自分の意識では、点検をキチンと終わらせたつもりでいるのだが・・・。本格的な呆けか？ 換気も出来なくなったのだろうか。いくら、暖かい冬だと言っても、雨戸が丸々開いていたのでは、部屋中冷え切ってしまう。後始末に充分注意を払おう。それで駄目なら、お役御免にするしかないだろう。益々、役立たずに転落して行く。
　老人会などの活動をしていても、ポロリポロリと離れてゆくのは、老人病のせいで、手足の不自由、体の不調、思考力の衰弱、記憶力の弱化、極端な視力や聴力の衰弱などで、コミュニケイション不能に陥った人たちばかりだ。僕自身そのうちの一人なのだ。よく寿命の延長が話題になるが、生きているだけで、諸活動に参加できないのでは、活動する寿命には仲間入りができない。医学に携わる先生方も、この問題を解決して、本当に健康な寿命の延長にご努力願いたい。

リズム良く続く快晴　あちらの国の忌日　万事気を付けよう

　７時に起こされて目を覚ましているから、良く眠っていたのだろう。この頃、夜の血圧測定を忘れるのは、眠くなってしまうからかも知れない。体の状況を読むのが、いかに難しいか、痛感する。良いシグナル、悪いシグナルが、混交して現われるのが、人間の体だ。その見極めと判断は、自分の責任においてなされねばならない。
　縄文の時代の人間を、縄文の時代の文様から、解きほぐしている学者がいると言う。今朝のテレビで見たのだが、美的感覚の鋭さにも驚嘆するが、思考力の古代における鋭さにも驚嘆する。質的には、古代も現代も、その差はないのだろう。現代人と古代史の人物に、能力的差異はなかったのかも知れない。土台の文化に遅れがいくらあってもである。文化と言うバックの歴史的条件が違っただけなのかもしれない。個人的な能力など、そう簡単に優劣が決まったものではないようだ。
　ウクライナの戦争の早い終息を願っているが、間に入ろうとするのが極めて難しいのかも知れない。個人にしろ一国であるにしろ、核戦争をバックにおいての争いだけに、苦々しい場面がいつ出て来るか、その責任など負いたくはないのだ。個人の仲直りと同じに、有能な、温かな気持ちの所有者が条件になるので、名乗り出るのも、依頼するにも、一級クラスの能力が必要となるのだろう。

快晴まだ続く　予報通り寒さは和らいでいる

　昨日の暮れ方の冷え込みに比べ、今朝の気温は過ごし良かった。週末には冷え込んできて、雨も降るような予想になって居る。いっそのこと冬を飛び越してしまってくれれば良いと思う。
　今日は、昼から、グリーンヒルのカラオケ会・１月例会の日になって居るので、和子は「ホッピー」の店に出かけて行った。
　僕はやや疲れ気味なので、体の休養日にしたい。賀状の遅れてきた分のお礼状を出しに、重い足を引きずって、ポストまで行って来た。今日の足の調子は、やや重くて、リズムが取り難い。帰ってきて、やはりゴロリと横になりたくなる。昼食をすませ、少しごろごろして、早めに掃除を済ませる。いつもより時間は早めだ。３時半近く、換気に取り掛かる。４時半前に、換気終了。

快晴　灯油を使いきっていて、今朝の大騒ぎ　あまり寒く無くて助かった　ポリごみ処理

　昨日の天気予報によると、今日明日あたりは、気温が上がり、その後はぐんと気温が降下し、１度くらいまで下がり、その後、真冬並の気温に落ち着くという週間予報であった。その間、晴れが続くようだ。とにかく、温度変化の激しい冬になりそうだ。雪などの降り方を見ていると、あらゆる気象状況に変化が起きやすい、不安定気象が予想される。気象庁も大変だ。
　Ｎ兄からメールで、３件にわたって提案があった。特に、健康に関係のある事項に関しては、良く検討して、取り入れたい。彼は、ネット情報には、すごく詳しい。今までにも、いろいろと参考にさせて貰った。
　遅めに着いた年賀状が、２、３追加された。早速、追加対応の手筈をとる。みんな元気そうで、羨ましい。がんばれよと、思わず声が出そうになる。

マラソンの記録づくりの様に快晴が続く

　昨夜の続きで、WORDの編集様式が変わったようだ。これで落ち着くなら、この形に定着して欲しい。活字が細かくなり、左右に広がって、文字も小さめに感じられる。Ｎ兄の方の編集形式に支障が起きなければよいが。いつか、こちらの形式とは無関係だと聞いた覚えがある。僕の方ではどうしようもない。送ってみて、通用するかどうか、確認してもらうしかない。
　最近時々だが、僕が酷く噎せることがある。時々だが、かなり酷いむせ方だ。それと、酸化マグネシュウムの下剤が、下痢状態を慢性化する懸念はないのかが気になっている。病院指定の薬なので、突然やめるわけにもゆかず、Ｎ兄推奨の薬は、ビフィズス菌系の健康補助薬で、同時使用は避けた方が良いと言うことなので、切り替えのチャンスを窺がっているところだ。便秘解消の時に下痢症状が起きる時があり、変えてみようかと思うが、なかなかチャンスが作れないでいる。

快晴が、今日も続く　昨日に比べ、馬鹿に温かかったが、そろそろ冷え始めた。

　良く寝た。目覚めると、７時一寸前になって居た。飛び起きて、朝の日課に取り掛かる。僕にとっては、自分で入れた朝の緑茶の色を鑑賞し、やや熱めの味わいを楽しむのが気に入っている。和子はこのお茶に次いで、牛乳から自作したヨーグルトを飲むのが楽しいらしい。気分の良い朝のスタートである。
　精神的には普通に良好だが、体のあちこちが痛んで、動くのが億劫だ。掃除以外には体を使っていないのだが…。現在午後４時20分。また、Wordが暴れ始めた。今までにない、やり方の反発だ。僕の方もやや不調なので、今日はこの辺でやめておくことにする。中身がなくてごめんなさい。

寒いが、快晴が続く

　３時前後から目が冴えて眠れなくなった。どうせ眠れないのなら、起きてしまおうかとも思ったが、体に無理がいかないかと気を使って、目を瞑って静かにしていた。結局眠れず、５時に近づいて起きてしまうことになった。暖かい服装で身を固めたら、暖房を使わなくとも、別に寒いとも感じなかった。途中から居間の絨毯暖房には、スイッチを入れたが、パソコンルームには、ほとんど影響はない。和子が起きてくる６時前後には、部屋を暖めておこうと思っている。まだ外は真っ暗。
　明けて、今日も素晴らしい冬日和になった。好天と厳しい寒さが一緒になって、攻めてくる感じの、冬らしい攻撃的な陽気になって来た。僕は、特に寒がりではないが、一旦ヤバイとなると、猛烈な寒がりになってしまう。座布団をストーブに炙って抱きたくなるほどの寒がりに豹変する。一瞬だが、今朝は、それほど強い寒さを感じた。
　ロシア側が、一方的に、休戦すると言っておきながら、相変わらずの猛攻撃になり、ウクライナ側は、やはりデマ宣伝の謀略だった、と非難している。ロシア側は、向こうが応じて来ないから悪いのだ、と責任転嫁している。傍で聞いていると、両者ともに、停戦の意欲がないようにも見える。その間、死者も増えているのだろう。しかも、癌のため、ロシアの指導者プーチン氏の死期が迫っているとの報道もある。真実の姿が一向に見えては来ない。

晴天　早朝の空の顔は、昨日と同様　青空なのだが、渋い濁りが混じる

　朝７時近く、和子に時間を知らされる。しかし、自分でも分かっていたような気分だった。すぐ着替えを始めた。今日のカレンダーと予定を白板に書き直す。これも最近の日課に定着。和子もそれを利用している。
　年賀状の方が片付いて、ほっとしている。全部で50通近くの年賀はがきに、パソコンで、角川の賀状ソフトの中の気に入った図柄を印刷し、震えてうまく動かない手で、短文のご挨拶を書き添えた。何とかまだ書ける。しかし内容的には、どうしても偏ってしまう。一人一人に対応しなければと思っても、イメージも湧きにくいし、どうしても自分のことに偏ってしまう。所詮老人のボヤキに終わってしまったようだ。最近の僕の思考も、体の動きも、不透明な何かで、遮られていて、鮮明さに欠ける。もっと見通せる何かが欲しい。

晴天だが、余り綺麗な青空ではない　濁りが感じられる

　昨日は、年賀状のお返しが忙しくて、Ｎ兄に、記事が送れなかった。今日の分と一緒に送るつもりだ。年賀状作りでは、事務能力が落ちていて、完了の確認がなかなか判別できず、無駄な時間を浪費してしまった。和子にまで応援を頼んで、事務的な手順にも支障をきたし、配達に誤りがなかったかを心配している。ダブったり、抜けてしまったりすると、失礼してしまうことになる。とても気にしている。今朝まで、未送付の葉書が７通ほど残ってしまった。その後、残りの枚数は、お年玉葉書は２枚となった。

晴天が続いて、すっきりした気持ち　愚痴など言いたくなくなる　有り難う

　年賀状をいただいた方に、礼状を書かなければならない。和子の予定した自作の作品の分から、融通して貰ったものに、既成品の中で、上出来な作品を買い足して、枚数を間に合わせてくれた。今日明日のうちに、郵送できるようにする。みんな元気で頑張っているようだ。教え子の中で、高齢な人たちはもう60歳を越えて、現役で頑張っている。ついに自分だけでは、追っつかなくなり、和子を動員して、表書きを手伝わせてしまった。体調も良くなく、忙しいのに、余分な仕事をさせて、気が引けている。

今日も快晴が続く
　昔で言う「仕事初め」の日になった。今朝は、血圧も落ち着きを見せている。血圧グラフは、要注意曲線から離れ始めた。起床は、７時少し前。体のあちこちに痒い蕁麻疹の様なものができる。掻いた跡が傷になってあちこちに残る。ホクロも増えて、皮膚はかなり汚くなった。朝のお茶が、うまい。
　昨日のウクライナの情報が、混乱してしまった。犠牲者60万と言うのは、戦闘開始以来の死者の総合計として出された推定数で、何かの誤りではないかと思われる。今年に入っての戦闘の被害として、60数名という数字が挙げられていた。これが今年一度の戦闘の死者の数字であったようだ。訂正させてもらう。
　恐れられていた「核」に対する感じ方が、鈍くなってきていることを指摘している学者が増えているそうだ。プーチン氏も「最終的な段階」では、核使用も辞さないと言う発言を繰り返している。食糧やエネルギー源の欠乏を戦術的に利用するような非人道的感覚が、実際的に表れるようになって、この現象はますます顕著になりつつある。著名な学者の中にもこの点を指摘し、「非核」の感覚が鈍って来ていると、発言しているものも多い。当たり前のように使われて来た「反核」という言葉も、影が薄くなりそうだ。この事実を、広島の方々はどのように受け止めて居られるだろうか。活動家の方々も、わきを固めてかかる必要がある。非核の堤防のイメージは、薄れて来ていると言わざるを得ない。と言うことは。核戦争の起こる確率が、膨らんできたと言うことだ。運動の一層の拡大と質の確実化が必須になると言うことだ。

今日も、続いて快晴

　今朝は眠くて、７時頃まで、目が開かなかった。お正月酒のせいかもしれない。そろそろ診療体制に戻すか？ 血圧もやや上がり気味。つけているグラフが正直に語っている。要注意かも知れない。しかし、要注意線を越えてはいない。平常に戻れば、また落ち着くだろう。
　怪しげなウクライナ情報が入っている。ロシアが大攻撃を加え、ウクライナがこれに反撃、ロシア側が大量の犠牲者を出していると言うのだ。それが10万人単位だと言うから、信用しきれない。ロシア兵が戦場で携帯電話を使うので、所在地を知られてしまい、その結果なのだと言う。しかし実戦にそんな不用意なことがあるだろうか。ウクライナは否定している。初歩的な注意事項なのではないか。ロシアの方では、ウクライナのデマ宣伝であると報じている。この分では、新年になってからも、停戦どころか、ますます泥沼に深入りしそうだ。
　恒例の箱根駅伝の復路の中継を見る。勝ったのは、駒澤大学、２位は中央大、３位は青山大となり、10位以内が、来年の出場権を獲得した。山登りで名を成した東洋大は、ぎりぎりの10位にとどまった。選手の育成などをテーマに、番組にも取り上げられたりしており、興味深い話題にもなっている。来年は100回記念大会と言う事で、大きく扱われるのではないか。

多分快晴だと・・・？

　５時に起きた。６時になっても、外はまだ暗い。自分の視野が病的に暗くなっているのかと思うほどだ。朝はゆっくりと明けてくるのだ。和子も、朝は辛そうだ。洟が異常に咽喉に回り、息が苦しくなるらしい。洟をかみながら苦しそうに息を通している。特に寝て起きた時にその現象が現れる。呼吸困難になる程の洟が排出されるらしい。こんな異常はあまり見たことがない。耳鼻科にはずっと通っているのだが、いっこうに良くならない。
　今日は、箱根駅伝のある日だ。東洋大学の「山登り」チームの活躍した頃は、夢中で見ていたが、最近は姿を消した。あの監督さんは健在なのだろうか。青学などは健在のようだ。今気づいたのだが、東洋は16位を走っていた。良い選手が獲得できない事情があるのだろう。また何かのチャンスを掴んで、浮上してくるかもしれない。番組が終わる頃、同校は11位まで、追い上げてきたことが解った。帰路で、さらに善戦するかも。
　空は好天に変わり、洗濯物もよく乾いた。この季節、朝では一日の天候は読み切れない。東京、埼玉のように隣接していても、天気がまるで違うことがある。最近は、低気圧の出来方も、変化の仕方も異なってきているので、天気予報でも、かなり難しくなってきているのだろう。予想のべースも、大きく変わって来そうだ。

快晴だが、上空の水蒸気幕が黒ずんで見える

　年が改まり、また１月１日から歩み始める。生まれてから、90回これを繰り返すことになる。今日がその第一歩になる。御雑煮と、ナマスで、元旦の朝食を済ませた。日本酒を切らしてしまったので、缶ビールの小缶で、二人の健康を祈って乾杯した。和子が、少しだけビールか日本酒が飲めるようになっているのが嬉しかった。
　双六をやってみたい気になったが、手元には、残念ながら置いてない。百人一首は、大袈裟で手がかかる。第一、２人しかいないので、どんなゲームを持ち出しても、面白みが半減だ。昔のように、集まってきた仲間と、ワイワイがやがやと、騒ぎ始めることもない。静かに、お昼を待つことになる。
　 　「年賀状届いたかな？」と言う和子の声に促されて、郵便受けに行ってみると、ぐっと減ってしまった年賀状が、のぞき窓から、垣間見えた。少なくはなったが、数十通の賀状が届いていた。お馴染みさんばかりの名前が、ちらちらと見えている。商業関係、親戚、同僚、教え子と分類して、ほっと息をつく。僕の人生が終わりに近づくのと一緒に影を薄くしている賀状たち。忘れられない名前たちが、僕を取り巻いている。有り難うと、呟くと、さようならと答えてくる。静かな瞬間だ。「元気でやれよ」と声をかけると、「そちらもね」とつぶやきが帰って来る。間に膨大な時間が拡がって行く。人生に残された寂しい時間だな、と「さび」の香りを意識しながら、自分の机上に葉書たちを運んでゆく。間もなく昼の時間だ。