高橋健三 「たそがれの記」(120)
2023.9.1〜10.31

一応日差しは多いが、雲の変化が目立ち、天候の急変はありうる

　今日で10月も終わり。いよいよ11月になる。年末月も控えている。怖いくらいに時の経つのが速く、僕の寿命も終わりに近づいている。2024年（令和６年）の門口も近づいている。本当にその門をくぐれるのか。世界は核戦争を避けることができ、破壊の代わりに建設の道を歩めるのだろうか。その道をまっすぐに進む人類の１ページを見て、人類の賢明さを確認して死んで行きたい。
　同時に、その先に続く僕よりも若い和子の人生の道を見守っていたい。二村兄、山田兄のご活躍の様子を見させて戴きたい。
　死の拡大の惨めさを見ながら、生を終えるよりも、明るい光の朝を確認しながら、この世を終わりたい。人間を信じたい。

快晴　今のところ、やかましく危険な雷雨の接近はない

　最近は、パレスチナと、イスラエルの最前線での接触が激しくなってきているようだが、ガザ地区の犠牲者も増え始めているようだ。解決に近付く歩みを敢えて避けているようだ。言いがかりに躓くと、曖昧な根拠を見つけて、再びドンパチが始まる。後衛に続く応援部隊や同盟国の応援軍は、控えめに引き金を引く。ドンパチと調子を合わせて、まだ、戦争は続いていると宣伝しているようだ。これでは、休戦交渉を持ち出すムードは出てこない。世界の大物が、買って出なければ、平和へは動いて行かない。しかし、買った以上は、大国にも責任がある。腹を据えて掛からねば、ならないのだ。ど根性を据えて、各国を説得しなければならない。誰が手を出すか、大国の代表は、会えて手を出すのを躊躇している。それだけの大物がいないのかもしれない。ガザ地域の市民は、大きくなったり控えめになったりする仲間の死者の数を数えて、ハラハラしている。我々もそれを見て、為す術を知らない。どうなって行くのだろう。

朝のうちは水蒸気を感じさせる晴れ空、その後上出来の晴天に変わる

　徹の職場が変わるようだ。老人の面倒を見る仕事に変わりはないが、慣れてから（来年３月あたりから）、市関係の老人ホームに変わり、６月あたりから、同系列の特養ホームが仕事場になるようだ。少しでも手当てが有利になることを願っているようだ。立派な公務員なのだから、誇りを持って働いてほしい。僕らも公務員でやって来たのだから、同じなのだ。頑張ろう！
　アメリカの武器援助も、時には、正当性を持つだろうが、もっと、戦争回避の手伝いをやってほしい。ロシアでも、いつ方針が変わるかわからない。中国も、様変わりしそうな可能性を持っている。十分な指導性を持てる条件の国が、とっかかりのつけ方を間違えて、戦争を激しくしたり、死神のような役割を果たしてしまったりするのが現代だ。先進国の条件に恵まれている国は、大いに世界の平和を押し広げる役割を果たしてほしい。

曇りがちな晴れ　予報では、雷雨などの悪天候が、予告されている

　ガザ地域の情報は、伝わりにくい。戦争の被害を憎んだり、悲しむ情報は多い。しかし、ハマスだけを憎んだり、相手の肩を持つという住民感情だけでもなく、無機質的に戦争に困っているという状況のようだ。これは悲劇だ。周囲の国家が、早く停戦状態を取り戻して、住民を安心させることが重要だ。国連の停戦活動が極めて意味を持ってくる。宗教と戦争との関係をもっとすっきりさせてゆくということも大切になってくるのではないか。イスラエルの戦争観、ハマスの戦争観など、国家と宗教との関係、そして戦争との関係を、国民ともどもはっきりさせてゆくことも大切なのではないか。同じくパレスチナも同様。勝てばよい、どっかと組んでとにかく倒せ、というのでは、良い集団は作れない。理想を持とう。

朝から雲なしの快晴、但し、超特大の雷雨が付録についてくるらしい

　朝から、わが家は、インフルエンザの予防接種準備でてんてこ舞い。和子の方もその後、いろいろと予定があって、僕まで手が回ってこない。この注射は、無料と誤解していて、思わぬ出費に「エ、本当？」てな感じ。何か勘違いしていたらしい。注射は殊更、痛かった。10時半には、沢田医院での注射を終え、帰途に就いた。徒歩での行き帰りが、えらく遠くなったものだ。自分の足だとは思えないくらい。最後まで歩き通しはしたが、老化による体力の減退に、嫌というほど打ちのめされた。和子の方は、次の現場に出かけて行ったのに、僕の方は、打ちのめされて、こんな文章を書いている。残念ながら、僕にはこれが第２の現場なのだ。

引き続き快晴、気温も上がりそうだ

　昨日は久しぶりの家族気分を味わい、和子ともども徹との半日を過ごし、僕も午後はゆっくりと午睡を取った。この記録の不都合も修正できた。現在夕方の五時半、さっき、和子が、夕飯の買い物に出かけた。今日は、リュックサックの動員は必要なさそうだ。この所、結構、動員の声がかかり、出動命令が出た。今日は、前述したように、のんびりと夕飯を迎える。明後日には、潤にも会える。明日は、コロナではなく、インフルエンザの注射をしに、沢田医院へ行くことになっている。

快晴

　昨日（25日）の「たそがれ」が空白。昨日送ったつもりでいたが、手違いがあったのか？　今は、下書きを使っていないので、もう一度書き直すことになる。この頃の僕は、記憶力が減退して、とても翌日まで持たない。日常生活の記憶がそうだから、書いた文章などは、とても思い出せない。書き直した方が速い。今は、下書きノートを使わずに書くので、問題ないが…。
　今週土曜日には、また潤の顔が見られる。今日は、徹の方が、「お願い」があるということで、やってきた。どんな要件でも、家族に会えるのはうれしいものだ。例え、それが、金策であろうと、小さなものなら、そう気にすることもない。「夢庵」で遅い昼食をとって、久しぶりの会食を楽しんだ。相変わらずこの店は気分が良い。明後日は、また潤に会えることになっている。徹の車には、再三お世話になっている。多少の金策には、応じてやらなければ、可哀想だ。最近のガソリン事情も気の毒に思っている。家族総労働者の息子家族には、手助けしてやりたい。徹頑張れ！

幾つかの白い雲が流れている。これでも立派な快晴だろう

　朝の素肌に引き締まる感覚が走る。やっと秋らしくなってきた。これからはどんどん冷気が強まるだろう。和子の体調も、落ち着いてきたようだ。僕のフラツキも収まってきた。
　前の病院で無料配布していた血圧の記録帳が利用できなくなって、今度の病院で給付が受けられるかどうか、今のところ不明なので、近くの薬屋さんに相談してみたら、お得意さんにはご利用願ってます、という上等な品を見せてくれた。和子がいろんな薬を利用している店なので、快く使えることになった。毎回というわけにはいかないだろうが、ともかく初回は無料で利用させて貰えることになった。これ迄は、忘れてしまうことも多く、ところどころ空白になっているが、これからは懸命に付け忘れのないように記録に精を出すことにしよう。十分参考になってきていたと思う。担当医も目を通してくれていた。これからも見てもらうことにする。

白黒が混じった水蒸気雲が複雑に入り混じっている　気温は下がりつつある

　中東の戦争では、民族性、宗教性が出ているせいか、反対、賛成の論議も複雑だ。民族や宗教が、争いの元では困る。それは各自の存在と、人生観に基づくものだから、認め合うことしかない。人生観の違いで、争うように見えるのは、相手を無視しているからだ。しかもそれを殺し合いの戦争にまで、合理化してしまうのは、全くの間違いだ。まず戦争することが罪悪なのだから、独断をやめて、冷静に考えてみよう。一緒に存在していても一向に問題ないことではないか。それを数多くの殺人を犯してまで、争おうとする。こんな罪深いことはない。早速、武器を捨てて、話し合いに入ろう。

朝のうち雲の動きが盛んだったが、午後になって快晴状態

　相変わらず、記録を残す操作が、思うようにならない。メールも曽てのような、滑らかな操作が出来なくなった。其れでも何とか、その日暮らし的に、原稿を送り続けている。
　ガザ地方が戦争のために食料の補給が行き詰っている。なぜか、住民の怒りが、アメリカとイスラエルに向いている、というのだが、食料の供給が必要になったのは、ハマスのガザ攻撃が発端ではなかったのか。人質問題も絡み、イスラエル側の対戦状況が、大規模になり、現在の混乱が起きている。国連は、何としてでも、ガザ地域を、大きな戦場にしてしまっては困る。戦火を、早急に消す必要がある。この地方の情報が、なかなか見えて来ないので心配している。

いつもの湿度の高い晴天から、次第に雲が厚くなり始める

　この地域も、天候が崩れ出す様だ。秋といっても、よく調べると、雨の日も多く、秋晴れの連続を期待していた人は裏切られることが多い。そのまま梅雨に雪崩込んだ年もあったと記憶している。
　和子は、気分がそう悪くない時には、じっと寝ていられなくなって、歌いたくなるようで、すぐ「ポピー」（カラオケ）に行きたくなるらしい。時には良かろうと考えて、放し飼いにすると、なかなか帰って来ない。ガキのように手におえない85歳だ。この歳になるまで、煩いことは言いたくないので、比較的自由にさせている。僕だって，動きたくないほど体調の悪いこともあるのだ。看護人と、患者の立場が、逆転してしまう場合もあるのだろう。

雲がかなり散らばる晴天　気温は上がりそうな気配

　天気予報より気温は低めで、秋に近づいているようだ。一時は夏日に近い日が連続するように報じられていたが、多少軌道修正が行われたようだ。僕は、大雨と、強い地震が怖いと思っている。特に根拠は上げられないが、世界全体の慄きというか、地球の身震いのようなものを感じるのだ。人間達の、本能的な身震いが、戦争をやりたがる気分に繋がっているのではないか。地球の極めて近い将来を占う行者でも現れないかと思っている。非科学的だ、と言われても仕方ない。
　先日、原田病院での診察以後、診察内容に反して、体調があまり良いとは、感じられない。外にも出ているし、動けなくなってもいないけれど、ゆっくりとした横揺れのような不安感を時々感じる。自分には、要注意の警報を発しているつもりだ。

昨日より水蒸気性の高い快晴

　最近のニュースを見たり読んだりして、非常に複雑で分からないことがある。読者の中に、博識な方がおられて、ヒントでも与えていただければ大変ありがたい。一言でいうと、それは、むかし「中共」と呼ばれていて、最近では、「中國」と、普通に呼ばれているのだが、この国の政治の路線に不可解と思ったり、「それが進歩」と思ったり、時にはまた昔の独裁の残りかと首を傾げたりする。土地所有の問題などの変化を見ると、変わって来たのではないかと思ったり、人事問題のやり方では、なんだ昔と変わらない、と思ったりする。ジャーナリズムでは、「中国は行きづまっている。これでは必ず破綻する」という声も聞く。問題点だけで結構なので、お教え願いたい。論文みたいな文章でなく、問題点の箇条書きで結構なので、お教えいただきたい。公の場に出したくなければ、「たそがれ」の場ではなく、私個人宛のメールでも結構です。ぜひお教え願いたい。

　ガザの病院で500人もの死者が出た事件、初めはイスラエルの攻撃と思われていたが、ハマス側の誤射と判明。地元では、人道的な怒りを高まらせている。患者たちはほかの病院に運ばれ、手当てが行われた。本格的な、せめぎ合いになれば、そしてわざわざ病院を狙ったということになれば怒りはこんなものでは済まないだろう。
　なぜ、この地域の交戦が再開したのか、詳しくは知らないが、その原因の押し付け合いからではないか。折角の平和に、また火をつけてしまったのだろう。中に入って戦いを収めた勢力が、もっと力を尽くすべきだったのに違いない。

空は、水蒸気でやや濁るが、まあ快晴　風はない

　「たそがれ」は、Ｎ兄のおかげで、どうにか続いている。新しいタイプのメールに切り替わったのか、同じものの版が変わったのか、或は、送る中身の文章を、別のソフトの下書きノートを利用せずに、直接送るようにしたので、問題が起こらなくなったのかもしれない。ただ、「たそがれ」そのものを呼び出して見ているのであって、手元に、自分の控えは残っていない。これだけで十分用は足りる。
　ガザの病院で爆発があり、500人もの人が殺された。ハマスの側も、イスラエル側も、この攻撃を公表していない。殺し合いはだんだんに人間から感受性を奪ってしまう。恐ろしいことだ。感受性には、様々な純粋な感受性が含まれている。つまり、人間が悪魔に変わりつつある、ということだ。自覚を失った人間が、この世界を統治しつつあるのだ。　

コロナ・ワクチンの注射を受ける　べらぼうに良いお天気になった

　潤が予約してくれた、近くの塙医院へ行く。10時に間に合うように着いたが、結構な混みよう。少し待って、10時27分には終了、帰宅が許された。体の動きは、これまでの中で、一番ぎこちなかったが、何とか無事終了で、帰宅できた。ただ、帰りの玄関先で、うまく靴が一人で履けず、靴ベラを使っているうちに、玄関の柱に、頭を「ごつん」とブツケテしまった。音が聞こえた位の強さだったので、心配したが、別に異常は起こらなかった。
　和子が、帰りに「イオン」で買い物をしたいというので、付き合ったが、何時もの様には、一緒に歩き回らずに、待合室で、椅子に座って、ぶつけた頭の調子を調べていた。何とか無事セーフということで、荷物を半分受け持って、ユックリと帰ることにした。コロナのワクチン注射は、これが８回目になる。記録によると、年末年始に、何時も爆発的に、患者が増えている。道理で、病院が満員になるはずだ。

青空の色は悪いが、快晴。殆ど雲なし

　今日出せるゴミは、瓶、電池が含まれていたのに、うっかりしてしまって、捨てられなかった。次の機会に譲ろう。分かり易い、市から来た、色付きのゴミ分別表が配布されてきたのだが、どっかに紛失してしまった。事務所で貰えるかどうか、確かめてみるつもりだ。
　築50年以上経つ家を守るためには、少しづつでも、傷んだところを補修してゆくことが大事だと、潤にも言われている。しかし、この家ではその前に、いらない物を捨て、身軽になることが大切だ。書籍類や、カメラ・交換レンズと、その他の付属品が、かなり邪魔になっている。買い取りの声もかかるが、僕には相場がまるで分らない。子供らの意見を聞いたり、もう少し時間が欲しい。ゴミとして処分するのはもったいない気がしている。買い取りや収集の声もかかり始めている。よく考えたい。
　イスラエルの側と、ハマスとの正面衝突にならなければ良いが、アメリカの仲裁も期待はできそうにない。中国も、ロシアとの提携ばかりが頭にあるようで、頼りにはできそうもない。「待った」の声で、背中を叩く行司役が見当たらない。

ビシャビシャと降っていた雨が、午後になってやみ、日が差し始めた

　和子は午前中に買い物に出てしまったので、家事のスタートが遅くなってしまった。帰宅してから、慌てて、洗濯機を回し、和子と二人で、干し始めた。３時過ぎに取り込めることを願いながら、効率的な干し方を、これまでも言い合いながら、覚えて来た。朝から天気が良ければ、早朝から干し始めれば、悠々３時には乾く。今日みたいな天気が、一番厄介だ。下手に生乾きが沢山できると、対策に困ることもある。乾燥室など持たない庶民生活では、すぐ夜通し座敷まで物干し場と化してしまう。今日は何とかＯＫとなりそうだ。
　昨日は、予定通り、潤がやってきた。和子の薬の２週間予定を造って行った。軽くビールも飲んだが、僕に来た、様々な郵便物を点検し、「コロナ・ワクチン接種」の予約申請や、僕の仕事である、扶養家族変更の届の提出など、大切な要件について、「忘れないように」という、注意書きを残して、帰って行った。
　最近の僕は、体の動きに安定がなくなる時が、不意に起こる。原田病院で、回復状況を褒められても、そんな不安が飛び出してくると、思わず姿勢を低くして、倒れた時に、なるべく危険のないような姿勢を保つ習慣をつけようと、意識して努力している。咄嗟に、身を低くして、倒れた時の怪我などを避けるためだ。和子にも同じような注意をするよう注意している。

晴れ間はあるが、雲が多く、接近中の台風のことも気になる

　接近中の台風は、今年最大の規模で、各地方でも風力、雨量でも記録になることが恐れられている。僕の住む埼玉の地域では、今年は、台風の被害をほとんど受けていない。
　我が家では病人が続出、親戚関係の発病が、最大の恐怖になっている。僕も、兄たちは、歳の順に亡くなってしまい、残っているのは妹と僕の二人だけになってしまった。わが子の手を借りて看病してもらい、老夫婦が寿命をつないでいる。今日も長男の潤が、和子の薬の面倒を見てくれ、３時ごろ帰宅していった。次男の徹も、いろいろと手を貸して呉れてはいるが、自分の職場の変わり目にぶつかっていて、大変らしい。早く新しい環境に慣れてくれると安心できるのだが…。
　それにしても、どうして世界は、紛争が絶えないのだろう。パレスチナとイスラエルの戦争も本格的にぶり返してしまい、ガザを中心に、ハマスの大反撃が予測されている。イスラエルの方もそれに応じる構えでいる。期限は切れているので、いつ戦火が拡大し、避難民の大群が火の渦に巻き込まれるか、もはや時間の問題になっている。日本人51名が、韓国機で避難したという情報も伝え聞いている。停戦が成立することだけを願っている。中東和平が叫ばれてから、かなりの時間が過ぎているのだ。世界平和の仕組みづくりは不可能なのだろうか。

忌み日（13日の金曜日）なのだが、早朝から、美しい快晴

　また２週間経って、明日になると、息子たちが見舞いに来る土曜日となる。和子の薬の組み換えと、僕の原田医院での診察結果の情報を知るため、それに冬に向け、コロナやその他の伝染病の情報交換の為に、集まってくる。勿論こちらも情報が入れば助かる。それと、徹の職場が、介護に変わりはないが、勤務現場に変更が起きるらしい。詳しくは僕にはわからない。それぞれの家族の安否も知りたい。
　毎朝、ハマスとイスラエル、それにウクライナとロシアなどの、戦争の状況、そして、国民たちの逃げ惑う映像、胸の痛む悲惨な姿が、これでもかとばかりに見せつけられる。その悲惨さに地震の被害までが加わって、今や地球上は、惨憺たる瓦礫、ミサイルのかけら、長距離用の発射台、長い塹壕、市民の怪我人行列や白い布に巻かれた死体などの写真で溢れている。日本で、戦争中に経験した、夜間空襲で焼け出された市民の列などの記憶が思い出される。戦争は止めて欲しい。どこの国の市民だって、そう願っているに違いない。地球をもっと住みよい、美しい世界にしたい。

心地良い秋晴れ　気温もあまり上がらない予想

　和子は、中々運営の難しそうな「老人会」のカラオケの会に出かける。ぎりぎりの会員数なので、いつも神経をピリピリさせている。頭数が足りなくなると、穴埋めに僕が駆り出される。今は音が取れなくなっているので、正式会員は、止めている。昔の仲間の顔を見に行くようなものだ。
　今日も穴埋め会員に要請されるかもしれない。今週の土曜日は、息子たちが顔を見せる日なので、それが僕の楽しみになっている。でも体調が思うようにならないので、何をするにも、ままならないことが多い。自分の体調が読めない時期に迷い込んでいる。

空は次第に好転、午後にはまず快晴の域に達する

　僕は、だんだん、よたよた歩きになっているのだが、気分は、さほど悪くない。掃除の手伝いなど、できる範囲でやっている。和子は、午前中にトイレの掃除と買い物をやってしまった。昼食には、昨日、買い集めておいた珍しい食品を、並べだした。こんな食事もたまには良い。
　再開したイスラムとタリバンの戦争で、死者が急増している。ニュースを見ていて、戦争 の無残さを痛感する。関わりを持っているアメリカあたりがもっと働きかけて、死者の急増にブレーキが掛けられないものか。子供たちの無残さを見ていられない。世界の戦争の火種を一回すっかり消してしまい、地球の人類が、再び、戦争を始めない条約を作り、世界中で、それを極力守る条約でもできないものか。一応30年〜50年程を限度にして、国連中心に監視する条約を結べたら、人間の知性の鍛錬になるのではないか。その間、各国の生活向上と文化の発展を競い合う約束をして、国連に委員会を作り、監視してもらう。やっても見ずに「無理無理」というのでは、人間の存在を考え直さなければ、ならないだろう。

雨上がりから、晴れたり曇ったりへ

　和子の薬の準備体制は、息子たちのお陰で、問題なく対応できているので、僕も和子も安心していられる。時には、和子がミスして、薬を一粒紛失したとしても、足りないのを指摘できるし、落としたのを見つければ、訂正して補うことも可能だ。みんなが安心して対応でき、とても順調に、ルールが守られている。
　僕の体のことだが、原田病院の診察では、今までの治療の評価もしてもらえたし、治癒の現状も報告され、僕もすっかり安心した。しかし、診察前に感じていたフラツキが、まだ少しあるようで、急転，不安が甦って来た。安心し過ぎは危険だ。十分に注意して、体調を自覚しながら、今の好調を保持してゆきたい。

スポーツの日　小雨だが、一日降り通す

　何とか、「たそがれ」が、書き続けられる見通しがたってきた。あとは僕の体に問題が起きないことだ。Ｎ兄や、Ｙ兄には、お世話になりっぱなしだが、今後ともよろしくお願いしたい。勿論、不都合があるときは、お知らせ願いたい。いつでも看板を下ろす覚悟はできています。
　イスラエルとハマスとの戦争がまた始まった。どうして、こう戦争色が絶えないのだろうか。再発した戦いで、既に1000人前後の人たちが亡くなっている。アメリカが大いに関係している争いなので、何とか平和を取り戻す努力ができないものだろうか。期待したい。

気温はあまり上がらない代わりに、曇って来た　雨模様だ

　かなりの時間をかけて、パソコンの自動修復を試みたが、失敗。何とか使えそうだが、中身を送れるところまで行き着けるかどうか。試みに今日の分の記事を送ってみる。
　スポーツの秋になるが、北朝鮮のルールもなにも無視したやり方には、あきれ返った。スポーツマンシップとは、かけ離れた無礼な態度だ。聞くところによると、指導的お偉方の影響のようだ。試合に負けると、選手の権利をはく奪されるとか、処罰されるとか、けんか腰の試合態度が教え込まれているらしい。試合相手の国歌が演奏されているうちは、相手国の選手たちを、わざとらしく無視、「聞く耳持たぬ」という態度だという。戦闘的というよりは、敢えて無礼な態度で臨むよう指導されているらしい。スポーツではなく、まるで喧嘩か、戦争をしているようだ、という。相手の怪我を狙っているようにも見える。審判にも失礼だし、スポーツマンシップはどこへ行ってしまったのか。特に、韓国や日本には、あたりが強いのかもしれない。

薄い雲の筋は認められるが、甘い快晴

　しかし、気温はぐっと落ち着いて来て、「寒がり和子・暑がり和子」が、最近は、首を縮めて、寒がる仕草をする時がある。気象異変進行中の地球だが、今度は、寒い方向にまっしぐらか？ 僕は寒い方も暑い方も極端なのは苦手だ。地震や津波は、さらに恐ろしい。地球の危険を予知する研究が進むことを願っている。戦争は、人間がするのを止めれば無くせることなのだが、そいつがまた一苦労だ。これも一つの質の悪い自然現象の一つになっている。人間も自然の一つで、自分で自分の方向を決めるのが、台風や、洪水と同様困難なのだ。素晴らしい文化を作れる人間が、「殺し合いだけは、やめられない」というのは、何の因果なのであろうか。

今日の晴天が一番長く続いたようだ。

　朝早くから、現在の夕方まで、低めの気温で、青空も本物。秋が、本当に近づいているのだな、と感激している。生きている限り、パソコンで、「たそがれ」を本気で続けようと、決意を固めつつある。ＭＲＩという、頭のレントゲン写真を撮って、脳ミソの状態を調べる検査で、病状が、進んでないどころか、全く転移の動きはないと医者に言われ、涙が出そうになった。もう歳が歳だから、そう長い間は無理だろうが、それでも胸が広くなる感じがしたくらい嬉しかった。もう一度パソコンの実態を調べたくなったくらいだ。Ｎ兄のこれまでの支えが、有難くなって、嬉しさがこみ上げてきた。自分の努力でできることなら、どんな努力でもしたいと心に念じている。

昨日に続いて、雨模様の曇天　伊豆の島の地方で、地震発生（震度６程度）、津波のニュースも入る

　昨日の疲れで、今日は、あまり動きたくない気分。昨日の夕方も、目を覚ましたら、午後６時になっており、夕食をやっとの思いで済ませ、早めに寝ることにした。しかし、寝て起きたばかりで、なかなか寝付けない。じれったい気分で、眠気が来るのを待つうちに、いつの間にか、眠りに落ちていた。良いこと不安なことが、まぜまぜになるうちの不安と安心の転換だったのかも知れない。

運の悪いことに雨　大したことはなく、原田病院に到着

　噂では、余り良く聞いていなかったが、実際に接する医師、職員は、むしろ好感がもてた。耳がダメなので、付き添ってもらった和子の印象も同じだった。狭山中央病院には、脳神経系の専門部門がなかったので、僕をこちらへ移すことにしたらしい。前回の医院での話がよく伝わっているようだった。何故かほっとする。早速、多角的な検査が始まった。脳ドック系・ＭＲＩ系のレントゲン撮影。ガチャガチャとうるさい音がしてびっくりする検査。（これは最初に入院した病院でもやられた記憶がある。驚くほどうるさい騒音が、相次いで送り込まれるので記憶に残っていた。映像の記憶は、あまり残っていなかったが、頭の上に小さな白い円板形が残っている。これは、以前と全く変わりはなく、傷跡だという。しかし悪化はしておらず、他の部分への転移は全く認められないという。これは大変朗報で、今のところ悪化は認められないということだ。フラツキが出たり、不安な兆候かなと思っていたので、飛び上がるほどうれしかった。今後は、一応今までと同様、２か月に１回の来院を要請された。今までは、３か月位だったと思うので、間隔が詰まってきて居る。兎に角、悪化への進行が無いと分かって、跳び上がるほど嬉しかった。和子も喜んでくれた。はしゃぎたい位の気分好調だった。僕は、かなりの、病状悪化を予想していたのだ。悪い兆候の検査結果は何も出ていなかった。血液検査もしてくれた。色が、ややどす黒く思えたが、すぐに結果が分かるものではない。次回の検診で、なんか出てくるかもしれないが、当面は、朗報のみ持ち帰ることになる。気持ちが明るくなって、帰り道のラーメン屋さんで、ラーメン餃子を食べ、祝福を受けている気持になった。今度の病院は、入間市の駅近くにあり、バスと徒歩で病院までやってきた。これからも、通院にタクシー利用の必要はなさそうだ。

早朝から、輝くような、満点の青空にお目にかかる　やっと秋になった実感

　僕自身の体が、やや辛くなり始めた。立ち上がる時にフラツキが出ているので、気をつけて立つようにしている。前のめりに倒れたりすると、大怪我の元だ。動けなくなる事を、僕は一番恐れている。這ってでも動き回りたい。
　世の中には、いやな奴らがいるものだ。他人から、金を借り、返せなくなった理由をつけて、着服しようとする。お金は一人一人が、血の出る思いをして、生活のために稼いでいる。境遇により、生活の辛さが変わっている。子供達だって、一人一人が、懸命になって生きている。それを、いい加減な嘘をついて、借りた金を騙し取る。この団地でも、最近、いやらしいウソをでっちあげて、金を借り、返えせなくなっている奴がいるという話を聞いた。もし事実なら、最も嫌らしい種類の人間だ。こういう奴らは、戦争を簡単におっぱじめる奴らと同様に卑劣な「種族」だ。仲間には、入ってもらいたくない。

この頃の朝の天気は「仮化粧」　その後の変更はどうにでも・・・

　大谷翔平という人は、立派な人だ。体ごと人生を野球に賭けた。怖かった時もあったと思う。まだ若いから、怖さは、これからも続くだろう。誰にでもできることではない。ここまで来たら、大いに記録を作り続けてほしい。命がけの大仕事になるかもしれない。僕には、それを見守る資格は、もうない。最後まで見てみたかった。父親譲りの、強靭な体質は、並みなことではない。
　ニュースによると、世界では、原発の理論が分かれていて、ロシア型のウラン使用で発電するものと、アメリカの方式で、もっと利点を持つ原子炉の運営とがあって、リーダーシップをめぐって、分裂している。ロシア方式は、アフリカの新興国の支持を得て、先行しているように見える。工程の経済性など、最後の処理の安全性などから、アメリカ方式に乗り換える国が出ることも十分考えられ、電力の開発も含めて、役立つ原子力の指導権をどこの国が手中に置くか、重要な問題になってくる。戦争との絡みを考えると、大変危険性を帯びた対立を生む可能性もある。宇宙の資源（ウラニューム等）の奪い合いへの影響などを含めると、大変危険な戦争の引き金になる可能性も増大する。戦争は断固許してはならない。

毎朝、はっきりしない薄曇りが続く　今日から10月に入る

　労働組合がベースアップの闘争を行っているが、平均43円ベースアップなどの数字にはあきれる。生活が苦しいから、している要求なのに、人間に対する回答とは思えない。労働者の生活を馬鹿にしている数字だ。平均だろうが、どんどん上がって行く生活費に対して、助けにも何にもなっていないではないか。所得の下の労働者賃金を引き上げなければ、ヒューマンな政策にはなっていない。いつまで経っても、上流ばかりが、潤って行くばかりだ。こんなやり方が、新資本主義などと呼ばれる資格はない。
　和子のコーラス衣装が出来てきたが、もう和子は参加できない。新入会者に譲ることになるらしい。いかにも悔しそうだ。こうした夢こそ、文化を支えているのだ。文化も生き物が作って、支えてゆくもの。いつかは身を引く人も出てくるのだ。これまでの頑張りを思い起こして、じっと堪えよう。

今にも晴れて来そうな薄曇り　今日で９月も終わりなのに、暑さは続きそうだ

　午後2：00時近くなって、潤登場。薬局で薬品をゲット、帰ってすぐに、遅い昼食を食べ、気付けに僅かなビールを味わって、薬品一覧にした、曜日別「朝食」「昼食」「夜食」別の一覧表の小ブクロに挿入する薬の束に分配。それを該当するコブクロに配分してゆく。結構やってみると神経を使う。調子の悪い時には、イライラしてくるような仕事だ。
　3：50近くなって、２週間分の配分が終了。見事に大きな配分表が壁に広がった。潤の今日の仕事はここまで。ご苦労さんで見送る。明日からは10月になる。

快晴　引き続き暑くなりそう　要注意

　何でも利用させてもらえれば、という気持で、昔の下書き帳に縋りつく。今日は、徹がやってきて、和子を、沢田さんへ車で連れて行った。薬の継続のための診断を受ける。１時間ほどで帰宅し、僕も同乗して、夢庵で昼食をとる。徹は相変わらず口数の少ない男だが、無口で行動に優しさがある人間というのも、気分が良いものだ。車の戸の開けたて、荷物の持ち運びなど、いちいち言われなくとも気が利いている。午前中を気分よく過ごした。明日は、潤君が来てくれる。この頃は、息子たちが来てくれる日が楽しみに感じられる。

　昨日の「みどり会ニュース」を見て驚いた。僕が脳梗塞で入院する前には、一緒に活動していた縄田さん、若井さんのお二人が亡くなっておられた。縄田さんは、８月25日に、若井さんは、８月28日に、亡くなっておられた。道で出会っても、「オー」と声を掛け合う間柄だった。僕が倒れてからは、永らくお会いしていなかった。これからも、運命とはいえ同じようなことが、いくらでも起きるのだろう。苦い酒を飲んでいるような気分だった。寂しい夜となった。