高橋健三 「たそがれの記」(106)
2021.5.1〜

昨日、午後になって晴れ間の出た空も、再び梅雨空　明日から７月になる　『たそがれ』は107号へと進む
　４時ごろ目を覚まして、最近では珍しく、中々寝付けなかったが、５時頃から眠くなり、６時を15分くらい寝過ごした。お陰で、換気は15分ほど遅れて始まった。気分は爽快。
　昨日のコスモの会では、いつもの講座構成を色々変えて、少し変化を見せた。ひとみさんは、咽喉を嗄らして痛そうだった。お供の男性君が、その分張り切っていたようだ。マシン使用は何時も只なのに、今日は特別プレゼントの日になって居て、健康に良いヨーグルトの一種が送られるとのこと。いそいそと郵送のために自分の住所宛名を用紙に書き込む。嬉しくなってきた。これでは辞める訳に行かない。リハビリと両立せざるを得ない。リハビリの方を午前中に持ってくる工夫をして見よう。もう少しコスモを楽しんでみる気になった。和子が僕の髪を見て、「お父さんの髪が黒くなって来たよ」と言う。そんなバカな、と思いながら、白髪交じりの僕の髪の白黒が明瞭になって来たような気がする。ひとみさんも、そのことを予言していたのを思い出す。こりゃ何でじゃ？　ひと月足らずの間に！　僕には、まだ信じられずにいる。
　カレンダー作成の件だが、実際に作る段になって、立体的なデザインが頭の中を行き来して、なかなか纏らない。もう少し時間が必要になる。
　今、東京のコロナ情報が入ってきた。昨日は476名だった新感染者数が、今日は714名と一気に広がった。僕の悪い予測が、的中してしまった。状況は、さらに悪化して、再度「緊急事態宣言」の発令になるのではないか。お互いに十分注意しよう。

ジトっと降る雨　やっと梅雨らしい朝を観た
　今朝は悪天候というよりは、落ち着いた梅雨景色を見たと言う感じ。僕の気持もしっとりと潤いを持つ。ひときわアジサイの紫が目に映る。雨の中、ここ何日も咲き続けている。体調が悪いのか、和子は、イライラしているように見える。落ち着け、落ち着け、気持ちを無にして、「柚子湯かな」の心境を忘れるな。歳をとって行く心境は、自分で体得する以外に手はない。
　和子が、「パット見て、日にち、曜日が分かり、前後の予定の参考にもなるカレンダーが欲しい」と言い出した。そんな便利な代物は、カレンダーのお店でも売ってない。「そんなのが欲しいなら作ってやろうか」と、うっかり言ってしまい、しまったと後悔している。土台になる厚紙に窓をいくつか開けて、後ろにポケットを付けて、交換できるカードを潜ませる。年号、月、日にち、曜日（何回目かも入れる）のカードたちを用意する。その日に捨てられるごみの表示も加えれば、最高だ。ある意味で生活の指針にもなる。大ぼらを吹いたかな、と後悔したが、言った以上はと、手を付け始めたら、やっぱり、未だ手先の運動神経が上手く動かない。カードのイメージ作りをしているだけで、くらくらし始めた。「まあゆっくりやろう」と、ごまかして、密かに構想だけを考えた。どんなものが出来るかと思うと、寒気がする。
　二日休みがあった「コスモの会」が今日はある。６月最後の「サービスの日」と言う特別の日になるらしい。和子は参加したいと粘っている。厄介な仕事をごまかすにも良い口実になる。僕も参加することにして、仕事を中断した。ホッとしている。そんなカレンダーが出来れば、僕の遺作にもなる。単なる言い訳の種に利用するつもりだ。彼女はお使いに出かけてしまった。僕は昨日から、リハビリのレッスンを再開し始めた。可成りきついが、外周の基本コースを、断固実行するつもりだ。足がすっかり鈍ってしまっている。

薄靄晴れ　大荒れの予想に反してこちら平穏、荒れるのは九州方面か
　Ｙ兄から指摘があり、昨日の２節目に訂正すべき記述があるとのこと。最近僕のWordでは、変換時にミスが出る。勿論僕の打ち間違いと言うのもあるし、キーを打つ手元は大いに怪しい。ミスの見逃しも充分に有り得る。文章の知識不足もある。ミスに気付いた方は、遠慮なくお知らせくだされば、適宜修正するよう努力するつもりだ。
　後２日で、７月に入る。何とか生き延びてきた。もっと生きたい気持ちは溢れてくる。あの104歳の女性に負けず努力してみたい。一度死んだつもりで頑張ろう。「たそがれ」も、来月から107号になる。

曇り
　「晴天」が散らばっているのか、「雲」が散らばっているのか。僕の書いた文章で、Ｙ兄の指摘があり、問題になった。常識的には、散らばるのは雲だ。空はずっとバックにある背景なのだから散らばる訳には行かない。しかし平面的な模様に見ると、「雲地」に青空が点々と言う場合だってあるし、今朝はまさしく、そう見えた。しかしこの表現はないように思う。いやでも立体的な雲と空が頭にあるからだろう。厚みのある雲とそのバックになる青空が前提になって居るからだろう。朝から勉強してしまった。
　インド型の変異とオリンピック開会の重なりが気になっていると指摘したことがある。そんな時期が近づいているようだ。厳重な注意を要する。観客皆無は勿論、参加選手や要員の厳密な検査の実施も義務付けられるだろう。報道によると、インドネシアでは、中国製のワクチンを打ち終えた医療関係者が多数亡くなっていると言う。変異したコロナの強力さには十分注意しなければならない。
　104歳の老女が、長男に支えられて、オリンピックのトーチリレーに参加したのをテレビで見て感激した。しかも現役の床屋さんだと言うから、ますますビックリ。今もバリカン、剃刀、鋏を自らこなしている。手足、指先、手首などまだまだ達者だ。足首や手足の筋肉なども、毎日の生活の中で、こまめに動かしている。見習う所が山ほどあった。
　続いて、３時過ぎからの、追悼立花隆番組を、固唾を呑んで見守った。彼の友人である画家の作品を辿って、あの戦争の悲惨さを、嫌でも思い起こさせる。立花隆は、戦争の悲惨な記憶が無くなる時、再び、あの戦争の悲惨さを、人間たちが繰り返すことに、強い警告を発している。僕自身が、あの画家の、絵の一つである、日本海に身を沈めている無数の骸骨の顔を、忘れることが出来ない。
　コスモの会は、今日明日とお休みである。この期間にその後僕がどうするかを決めたいと思っている。もし参加を止めるなら、自分の体のリハビリを再考して、今日見た老女を見本に、過激ではないが持続性のある、細やかな運動を工夫してみようと思っている。僕にも長生きに執着したい理由がある。特に和子が今余り調子が良くないので、力になってやりたいと思うからだ。僕の病気の看病で消耗した分を、回復させたいと願っているからだ。

あちこちに散らばっていた青空が、雲を一掃して、一時快晴となったが、午後になってまたもや曇天に戻る
　コスモ会の継続が決まった。付いていた条件を上回り、７月への継続実現について、ひとみ講師から報告があった。あんなに人数不足が伝えられていたのに、立派なものだ。参会者の大きな拍手が起こった。僕と同様、期待していた人は多い。懸命に口コミに努力した人たちも多いのだろう。新講座が始まるのは、７月10日過ぎになるようだ。僕がどうするかは未定。体調を考えて決めることにする。リハビリに手抜きが出ていたので、両立できるか調整してみる。ひとみ講師には、講座の完了を予期して、６月で終了する予定で、挨拶だけは済んでいる。７月に継続できるとなると、また未練も出て来る。あの雰囲気は、気に入っている。頑張って欲しいし、自分も、和子も元気が出る。リハビリと両立できれば、体も元気な証拠だ。前向きに検討しよう。兎に角、６月一杯は、今までの繋がりとして出席することにした。
　午後になって長時間日本の各地の山を案内する番組があったので、美しい画面に見惚れて３時を過ぎてしまった。山の番組を見ると、どうしても「口惜しさ」が付きまとう。どんな楽なコースでも、もうこの身体では歩けない。見知った山の姿が出て来ると、思い出だけが眼前に現れ、仲間たちの顔が浮かぶ。会えなくなっているその人たちも、今はどうしていることか。

どんよりと曇り　外国でも日本でも住宅崩壊が起こっている　原因は何？
　どうやら僕の鼻血は、夜中に少しずつ出て溜まっているらしい。それが朝になって、枕や顔を汚すことになる。鼻の治療（蓄膿症）は、もう手術は無理なので、薬で治療を続けているが、完全良化は無理なようだ。噴霧薬を使っているが、ほぼ効き目はない。和子の治療法は、お酢を浸した綿栓を詰めてしばらくおくことだ。結構一時的だが効いている。朝起きて、枕や敷布が汚れていることがあるが、血は止まっている。これが何回か繰り返されて、やがて止まる。ワクチン接種以来３度くらい起きている現象だ。その前にも、一度位はあった。不気味だ。多分これで止まって行くと思う。この方法は、彼女の育った富山の家庭での伝来の治療法だそうだ。耳鼻科の薬も切れているので、近々通院するつもりだ。
　コスモ治療集会のひとみさんは、回復能力をもった自然体に戻る医学を推奨するが、今の人間の体は、現代医学を加えられて、ずたずたになって居る。ここへ来て、たとえ電子の力をもってしても、静かに寝かせてあげるような手当で、回復するのだろうか。理論的に回復することが分かっても、祈るような気持ちで待つことになるような気がする。それも立派な治療のようにも思える。僕位の年になれば、そう言う気持ちにもなれそうだが、働き盛りの人間にとって、そんなゆとりのある治療が可能だろうか。害毒があることを承知の上で、現代医学に寄り掛かるより仕方がない宿命なのではないか。ワクチンの副作用を恐れて、コロナも怖いが、ワクチンも怖くなっている人のように…。怖いものだらけだからこそ、コスモを覗いてみたくなる誘惑にかられる。
　ここ４日間の新人会員の加入数が、気になる。120人以上にならないと、武蔵藤沢のヨークマートで行われて来た、コスモ電子治療器を使用しながらの講演会は６月で終了する。「たそがれ」の写しを、手渡して読んで貰うのもこれが最後になるだろう。僕は、良い記念になったと思っている。
　コロナに対する天皇としての心遣いが、発表されており、オリンピックが本格的に開始してコロナへの影響は大丈夫なのかと言う、一国の天皇として、当然のお心遣いだ。それを「余計な事を言うな」と言うような批判とか、政治に口をはさむのは、一線を侵すと言うような、いちゃもんを付けている連中がいる。これは「人間天皇のヒューマンな姿勢にケチをつける」ものだ。もっと大らかな目で彼を見るべきだと思う。人間天皇を認めているんだろう。だったら一緒に考えるべきだ。彼の仕事であれば発言は当然だ。

雨残る　週末に台風５号接近
　台風５号と言っても、日本列島にとって、台風は今年初めてだろう。南に寄れば、逸れてしまうし、北上すれば上陸まである。列島もかなり草臥れているようで、水害にも土砂崩れにも弱くなっている。充分注意を要する。もうすぐ七夕も近付くし、暑い夏も迫ってくる。地震にも警戒が必要だ。台風の季節も本格化する。
　今日は、コスモ治療の集会が、７月にも継続されるか、６月で終了するかが決まる日だ。幹部会との申し合わせでは、新入会者61名の不足が指摘されている。頑張って増やしても最終的に、10名前後は足りないのではないか。一利用者の病人である僕には何も言う権利はない。藁にもすがりたい、不調を持つ人間も多いだろう。駄目なら６月一杯出席して、サヨウナラするしかない。多分、参加者への情状酌量はないだろう。20日以上も、和子と、学校の様な気分で参加してみた。講師も良い人だったし、名残惜しいが、また何か学校のような所を探したい。
　オリンピック開催を契機に、インド系のコロナが、攻め込んでくることにならないだろうか。23日には、東京で619人もの新患者が出ている。これは、前週同曜日に比べ118人増の数字だと言う。しかしひと頃よりも、危機感が鈍化している。酒を出せ、出すなの議論などに終わっている。危機は自分たちの心の持ち方に始まることを忘れないようにしよう。
　中国の若者たちの、自国への誇りとか、自分の生き方への希望とか憧れなどに、ニュースで接することがあるが、「寝そべってゆっくりしたい」らしい。ここにも大人への不信と生活への倦怠感、夢の膨らみに期待できず、ささやかな生活に追われ、人生への諦めが見て取れる。資本主義に無感覚になって、道を切り開けずに我々の周りにたむろする若者との類似性にびっくりする。社会主義も成熟すると、虚無を生み出し、香港の青年のように、変革を求めてデモを繰り出すようになるのだろうか。社会主義国家権力が、これを実力で叩き潰すのだろうか。「生きようとする力」が、そうさせるのなら、余り早々と、その実現形態を決めてしまわない方が良いのではないか。共通の知恵を寄せ合い、支配被支配ではなく、力を出し合うことで、平等な人間関係を作り上げ、ともに強くなって行ける共同体を目指したいものだ。国家権力と言うものをしっかり分析してみる必要がある。自由と民主主義とを研究してみる必要もある。経済と政治の本質を十分に理解することも重要だ。

濃い雲の合間から青い空が覗いているが、どう変わるかは不明　ポリごみ処理
　予報を参考にすると、余り良い方へは向かわない。雨の季節だ。梅雨の神の思う様にすればよい。しかし、度を越さないようにして欲しい。調和のとれた四季ほど素晴らしいものはない。最近は、どこか壊れてしまったようだ。人間の気まま勝手な暮らしぶりの見返りが来ているのだ。人間の不始末なら、人間の力で修正を試みるべきだ。
　この頃は、歩くのにも余裕がなく、写真を撮りながらの歩行訓練も余りしていない。カメラを持ち歩かなくなった。「たそがれ」にも映像が見られなくなっている。努力してみよう。ベランダのアマリリスも、花の時期を終え、固い実を付けた。屑野菜から再生した薬味用の細ネギが、プランターで元気に育っている。朝顔を育てたいが、世話が出来るかどうか。今度スパーに行った時に種を探してみよう。
　尊敬していた学者の一人、立花隆さんが亡くなった。ご冥福を祈る。
　オリンピック開催で、外国人が、多数来日することになりそうだ。上限１万人の観客を認めると言うことだが、観客の定義が判然としない。選手なのか、付け人なのか、純粋に観客なのか、政府要人なのか、ジャーナリストなのか、オリンピック委員会の人間なのか。接種は終わっているのか。何型の接種をしているのか。どこでこれらを確認するのか。この人達が区別なく入国、入場するのだったら無防備と同様としか言いようがない。これから防備の原則を詰めていって欲しい。東京都の小池さんが、過労で公務を暫時離れた。良く頑張っていたのに、同情する。早く復帰して欲しい。一人でも我を張る知事を大切にしたい。橋本さん丸川さんの線だけでは、丸過ぎる。骨のない経済派では、コロナに勝てない。首相にも堂々と我を張る人を大事にしたい。
　僕の鼻血の事を心配して、Ｙ兄がメールをくれた。まだ薄い鼻血が混じるが、心配いらないと思う。Ｎ兄の髭剃りと同様、血をサラサラにする薬が、脳梗塞の飲み薬には入っているのを心配しているのだ。同じ理由で、降圧剤は飲むのを中止している。本流の治療薬まで辞めてしまうのは怖かった。血圧測定でも数値はさほど高くはなって居ない。しばらく様子を見るつもりだ。心配してくださる皆さんには、心から感謝する。

段々梅雨らしい朝が多くなって来た　未だに曜日とゴミの分別が一致しない人が居る
　今朝は、５時半に起きてしまった。たっぷり時間的ゆとりをもって換気。久し振りに、朝っぱらからパソコンを弄り回した。しかも６時前から。７時15分には、「アグリ」が始まるので、和子の知らせが入る。僕が腰を上げるまで、アグリが「連呼」される。その後が「モネ」だ。朝のテレビも結構忙しい。「ショウヘイ」さんのサイクリング姿の登場を見てやっとテレビの前を立つ。登山番組があると、またまた立てなくなるのだ。朝も楽しく忙しい。
　制限が緩み、日本は、再びコロナに晒される。ワクチン接種の伸びに気を許し、酒の販売の形も時間もコロナには有利になる。更にオリンピックの動きが加わり、コロナにしてみれば、巻き返しのチャンスになる。充分に警戒して欲しい。コロナ対策がどの様な力で、動いているのか、オリンピックの開催がどのような力で動いているのか、不思議な思いで見守っている。国民の生命第一と思っていたが、どうやらそれだけではないらしい。国民が何人か死ぬことよりも、もっと大切なものがあるような口ぶりのお偉方も居られるようだ。自分の国が自分の命を守ってくれないと知ったら、戦争中と変わりないと感じるだろう。
　ただ飲めれば良いと喚いている国民もいるのだから、仕方ないかもしれない。どっちもどっちなら、このまま滅亡して行くしかない。それでは余りにも生きていることが惨めすぎる。現実をしっかり見つめ、ごまかすことなく自分の姿勢を決め、少しでも光を取り込みながら生き抜いて行くことが出来ないものか、余命いくばくも無くなって、まだそんな迷いの中で、息をしている。

晴れ掛った曇り空から、梅雨を忘れた青空へ
　朝から鼻血を出してしまった。Ｎ兄が言って居たように、血液サラサラの薬のせいで血が止まり難い。チリ紙でそっと抑えてある。しばらく安静を保つことにする。ワクチンの注射のせいだろうか、いろんなことが起こる。そろそろ安全圏になるかと思っていたのだが…。
　多喜子から電話が入り、恒ちゃんの退院が伝えられた。僕はこの間の「癌ではない」の報告の時に既に退院しているものと思っていた。まだ病院に居たようだ。いずれにしろ、朗報ではある。お互いにもう一度元気になろう。コロナを抑えきれれば、元気になる条件も増えてくる。もう一度、平凡な、毎日が戻ってくれば、友人たちの顔も見れるし、聞き取れないながらも声も聞ける。そうなってから、ゆっくりさよならをしたいものだ。

風がやや強い　空は暗く微かな雨が降り続く日曜日
　比較的よく眠れ、目を覚ましたのは、６時20分。遅ればせの換気に起きる。家の中が可成り汚れている。今日は掃除の日にしよう。「老人の家」にはしたくない。しかし、体がなかなかツイて来ない。和子も同じ気持ちだろうと思うのだが、「納屋」（物置部屋の意）が、中々無くならない。この呼び方は彼女が命名したものだ。どの部屋もごった返すよりは良かろうと思い一部屋だけ同意したが、この分では、子供らの世代、（いや孫か）に任せることになりそうだ。老いの時代にも、知らなかったことが沢山出て来そうだ。
　テレビで、養老孟司氏の、愛猫との生活を観た。個性的な東大名誉教授である。僕には、悟りきった主観的個性的な科学者に思えて、近寄りがたい存在だ。昔っから虫好きな僕は、関心があって、氏名までそっくり覚えていた。18年一緒に暮らした「まる」が死ぬまでの生活を克明に写していた。やはり彼は僕より猫に近い存在のようだった。僕より４、５歳若い年齢の生物学者だと思う。
　今日になって、僕の両腕に、蕁麻疹の様な、痒い赤い腫れが出来てきた。注射でアレルギーは起きた事がなかったが、それかも知れぬと気にしていた。少し経つと治まってきた。大丈夫そうだ。
　今日は、コスモ治療集会は休みなので、家でじっとしている。今週21日〜24日の４日間で、新入会者一日30名を勧誘できることを継続条件にしているようだ。今まで来ている参加者が、買い物仲間たちを勧誘して、これに成功すれば、来月も延長してコスモ治療集会が持てることになる。和子は、僕を勧誘した実績が認められているが、僕は未だ単なる無料会員に過ぎない。病気で倒れた僕には呼びかける相手が居ない。病気の患者でリハビリ中の人間が、誘える相手は探せない。一先ず動きを注視しているだけだ。

降っていなかった雨が、また降り始める　やはり梅雨
　Ｙ兄が、２回目のワクチンの副作用をとても心配している。鼻歌でも歌いながら受けて来て下さいと励ましておいた。僕のは自分の副作用なのか、もともと持っている病気なのか分からないのだ。どうやら、その後ケロッとしているから、本物の病気ではなさそうだ。病気にも、ただちょっぴり思い出す類のものもあるのだろう。彼は僕なんかより頑健な体の持ち主だ。
　昨日は、和子と待ち合わせの時間をミスマッチしてしまい、コスモ医療講座の会場で別々になってしまった。いつものように時間を過ごしたが、和子は次の時間帯に姿を見せた。僕は５時からのに出席と思っていたのだが、和子は、６時からと思っていたらしい。例の会期延長の問題は、16日に決まらず、持ち越されていた。21日〜24日の４日間に120名の新会員獲得を達成する必要がある。この所既にかなり増えて来ているように感じられるし、１日20名までは、出来るかもと言う印象だったが、30名まであと一寸と言う感じ。働きかける相手もいない僕としては、ギブアップするしかなさそうだ。道ずれの元気な方々と、今日まで、ご一緒できたことだけでも感謝しなければならない。田舎街での痛快な住民活動に出会った気分である。
　ミャンマーへのブレーキを、国連が掛け始めているが、中国などの抵抗が見られる。平和デモの犠牲者が新たに600名以上も出ているようだが、細かな話し合いをする条件として、武力弾圧を停止させなければならない。そして国連内の足並みをそろえる動きを工夫することが必要だ。中国の内政干渉反対論も、一般論ではなく、具体的内容で、合意が成り立つ部分もあるのではないか。そうでなければ,右翼クーデターも、労働者の決起も同じになってしまう。幹部同士の腹を割った話し合いが不足なのではないか。ミャンマー国民の事を第一に考えるべきだ。

また斑のある薄絹快晴に戻ってしまった　気温はやや低め
　昨日のワクチン接種は、無事終了。後遺症も軽い。只、夜中に僕は喘息症状を起こし、咳込んだ。和子に薬の世話をして貰って、何とか収まった。和子自身は、体の全体に、筋肉痛が出たらしい。注射痕だけではなかったようだ。これで我が家のコロナ劇も一段落つくのだろうか。
　コスモ医療講座では、ひとみ講師に所望されていた僕のブログの写しを、２日分追加して手渡した。男性の担当の方にも読んで貰えるように、手渡しを頼んでおいた。講座継続の成り行きを見守りたい。
　険悪な殺人事件とか、カラオケ個室乗っ取り女性監禁事件が流行り出している。これもコロナの創り出した状況が、人間の意識を限られた空間に閉塞している、鬱屈した状況を作り出したためだろう。人間の見苦しい部分だけが、ことさら暴露されて出て来る。早くコロナを抑え込むことが必要だ。広々とした場所で、存分に体を動かし、自らの可能性に満足している状態がないと、人間は不幸な動物になってしまう。と言って、やみくもに選手たちが体を動かせばよいと言うものでもないだろう。それを取り囲んで、応援したり、驚嘆や賛美の声をあげたりする存在が居ないと人間の正常さは保たれない。オリンピックの強行が、只、コロナを優勢にするだけの結果を生み出せば、悲惨な悲劇を量産することになる。日本は今、極めて難しい局面に立たされている。

珍しく、朝からしっかり降っている　ワクチン接種に出かける
　いよいよ梅雨らしくなってきた。今日の降り方は、大人の梅雨を感じさせる。ワクチン接種の日に、あいにく梅雨が本格化するなんて言うのは、皮肉な話だ。コロナのせいで、めぐり合わせが悪いのだ。杖があるから、傘が邪魔でしょうがない。普通ならこういう日は出かけない。
　あまり視聴率が上がらない「おかえりモネ」の物語も、段々周りが見えるようになってきた。配役の良さも少しずつ理解されるのではないか。僕には、妹との対比、モネが気になっている男性の先生の性質などが興味深い。山と海との関係や気象の話、森の木の扱いや、カキの養殖、種ガキの育成の話などが興味深い。モネの硬い殻が、どのように大人になって行くのか、段々楽しみになって来る。
　10時過ぎに、準備をして、和子と市民会館へ出かけて行った。今日必要になる書類を昨夜遅く仕上げ、何度も点検して、所持した。２回目は少し反応が重いと聞いているので、不安もあった。しかし現在の状況を見ると、無事２回目を通過しそうだ。和子も一回目よりは多少の反応があったようだが、二人とも無事通過できそうだ。一つだけ異変が起こったのだが、この件は報告しないことにしておく。体の異常とは無関係だし、余り名誉ある報告事項ではない。
　未報告の事項に関連して、僕が異常に疲れ、５時からのコスモ講座を休もうかと思ったが、和子の熱意に押されて、結局は参加した。来月も講座継続が今日決まるかと思ったが、上役の決定は未だおりていないようだ。新しい条件は、月末までに、新会員の伸びを、今までの一日20名から、一日30名にまで増やせないかと言うのだ。クチコミによる宣伝方式では、会員が会員数を伸ばすことになるので、参加者に懸命に呼びかけている。

梅雨の見本のような朝　暗くて湿っぽく閉ざされている
　換気のために、サッシュや窓を開けて歩くと、湿っぽい空気が侵入してきた。確かに季節は変わってきた。梅雨の臭いとでも言うか、長い人生で自分の記憶にも染みついた忘れられない季節の臭いだ。
　世の中は、ワクチンで大騒ぎをしているが、打っても効果のないワクチンがあると言う。免疫が無効のまま、世の中に出回っている種類のワクチンがあるらしい。そんなワクチンが公認されることが可笑しい。故意にではないにしても、製薬の水準を世界共通の理解の上で公認していないためだろう。変異株が次々に現れる現状で、質的共有が、極めて重要になって来る。商業上にせよ、政治的にせよ、競争ではなく、協力と確認が重要なのだ。ここにも対抗意識のマイナス面がむき出しになって来ている。恐ろしい結果すら予測できる。我々が人間であることを自覚しよう。僕らは、明日２回目の接種を受ける。
　今日は、ひとみさん達がやっている「布教活動に近い」医療活動が、継続できるか、中止を余儀なくされるかが決まる日だ。僕の今の体は、存続を望んでいる。不安が薄れ、期待感が成長するからだ。生きることに光が見えてくる。終わりが近付く僕の人生に、大きな明るい光などはもうない。しかし、孫や子供たちにも、光は必要だ。苦しみからの解放は、少しでも必要だ。温かく、どんと座れる「コスモドクター」が力になる。電子機械が買えなくとも、考え方が、僕の姿勢をしゃんとさせる。
　オリンピックの事前合宿の破約など、こちらの都合だけでなく、参加チームで生じた変更も出て来そうだ。卓球やボートなどの事前合宿だ。これからもこうした変更は出て来る可能性が大いにある。主催国としての莫大な損失も考えなければならないだろう。運営上の了解が不透明なままだと、後になって色々なごたごたが発生するのではないか。気になり始めている。

薄絹の掛った晴天　でも梅雨とは縁遠い感じ
　かなりの新人さんが参加している雰囲気で、コスモ医療講座が始まる。縦に一列治療椅子が増えている。ひとみ講師の意気込みも違っていた。疲れの消えた勢いがある。16日の決定が良い方向に向かっているのではないか。電子の波の組み合わせが人間の体にどのような影響を与えるのか、苦しんでいる人は何も分からない。しかし、じっと座り込んでいると、苦しみの一つ二つが、知らないうちに消えて行く。思いだすのは、元気な声と、豊かな表情での励まし。ユーモアのある体の動き。電子よりもこっちが効いているのではないか。集まってくる人たちはどっちだっていい。消えて行く体の辛さが、一つでも少なくなれば、生きる勇気も湧いてくる。それが、ひとみさん達の生き甲斐にも通じる。彼女らの生活が行き詰まるようなことがあってはならない。判決は明日降りる。
　２回目のワクチン接種が、明後日に近付いた。体調を整えておきたい。医療関係者は全国接種のピッチを上げるために、奮闘している。オリンピックをやるもやらないも、この作業が基本条件だ。また和子と出かけてくる。
　オリンピックの役員が動き出した。日本到着後、実施の線は固く、日本の役員は、実施の旗のもとに右へ倣えになるだろう。インド型のコロナが増えそうなので、警戒を要す。

雨　やっと梅雨らしい朝の空に遭遇　手すりの雫まで絵になって居る
　朝、早々、Ｙ兄から、メールが入り、ワクチンの接種をしたとある。会場まで行くのに乗ったタクシーの運ちゃんが不愉快な奴で、料金も吹っ掛けられたと、ご機嫌斜めで、彼らしい不機嫌さが伝わってきた。でも注射による副反応はあまりなかったようだ。注射をしてくれた女医さんの優しさに気分を直している彼が、絵に描いたように思い浮かぶ。記憶はもう遠い昔のことなのに・・・。僕も17日には２回目の接種をしに行かなければならない。接種会場は、前回と同じ市民会館だ。
　コスモ医療の集まりがある。集会終了後、ヨークマートの特売日でもあるので、買い物の持ち帰りも頼みたいと、和子に頼まれたので引き受けた。リュックを背負ってのリハビリ治療兼買い出しだ。ラッキーなことに雨は止んでいるようだ。
　テレビで、関東甲信越の梅雨入りが正式に発表になった。これからも余りじとじとした雨期にはならないだろうが、予報によると、激しい雨や、強風の予報が出ている。雷や雹などにも注意を要する。展開の中身を十分に検討して行動する必要がありそうだ。

成行き不明の薄曇り　梅雨入り宣言も出たようだったが…
　医療費が倍増するかと思えば、今度は年金が減らされるらしい。今も昔も公務員は、政府の懐に繋がっている。自分の懐が冷えて来ると、自由に必要に応じてかき回される。Ｙ兄から、情報が入った。いつも彼からの通報が早い。一歩遅れて騒ぎ出すのが僕だ。しかし騒ぐだけで手の出しようがない。塵が積もって大きくなった怨みは怖いぞと言って見た所で、破れ提灯すらビクとも動かない。豊かな国とは、国民が安心して生活の出来る国の事だ。コロナとオリンピックのつけが回って、しばらくは、最期の苦労が続くだろう。
　先日、記録送付が一日遅れた時にも、Ｎ兄は、僕に異常があったのではないかと心配したようだ。この世がどんな状況の時に、僕はこの世を去るのか、自分にもそのような気遣いが出来て来たような気がする。少なくとも、やれコロナだ、やれ疫病だと言う雰囲気で最期を迎えるのは嫌だ。平和な隙間をスルーと抜け出したい。出来ることなら、マスクが無くとも良い状態で終わりにしたい。僕は口を塞がれるのが大嫌いだ。

薄曇りからスタート　好転の可能性あり　今日は和子の83歳の誕生日
　苦労を掛けた和子ちゃんにも、せいぜい長生きして欲しい。５つの差を詰めて前に出て欲しい。富山の女子の意地にかけても頑張れよ。最近不調が目立つが、まだまだ頑張れるはずだ。「誕生日おめでとう！」
　昨日は、Ｎ兄に「たそがれ」を送るのを忘れてしまった。「コスモ」に渡す書類を作るのに、気を取られてしまった。15、6日の期間の記録から、10日分を引き抜き、関係事項の下に赤線を引いて、プリントしておいた。売り込みではあっても、理論と愛情を感じて同席するようになった縁を大切にしたい。邪魔かも知れないが、手渡しておいた。「たそがれ」の方は、今日、２日分を一緒にして送ることにする。
　和子は朝から所用があり、出掛けることになるようだ。やや遅くなる可能性もあるので、今夜の「コスモ」の参加は、6:00の予定。この会の継続の有無の決定は、確か16日と言っていた。ワクチン２回目の翌日だ。続いている限り、僕も参加させてもらう。

全体として晴れだが、薄絹のような雲が広がっている
　明日は、和子の満83歳の誕生日だ。どこかでお祝いをしてやりたい。夢庵でも、イオンの２階でも良い。高齢のスタートラインが還暦だとすると、彼女もすっかり年を取ってしまったものだ。彼女には、僕の病気の看病を散々させてしまったので、頭が上がらない。高齢で、体の不調があちこち出て来ているので心配だ。今は、耳鼻科のアレルギーが、一番心配の種だ。咽喉と鼻がいつもごろごろしている。鼻は僕も悪いのだが、僕は在職時代からの蓄膿症で、一度手術も経験済み。かなり危険な手術なので、今の耳鼻科では、僕がしり込みしたのか、向こうが逃げたのか、兎に角棚上げにしてしまった。香りの良いものが皆立ち去ってしまったので、人生の面白みが半減した。鼻が恨めしい。嗅覚どころか、視覚も、聴覚も、物を噛む歯まで失って総入れ歯、後は生きていることを喜ばなければならない。まさに、「目、鼻、耳、歯も無うなりて　柚子湯かな」の心境も一段と進んだように思える。

快晴　また梅雨空は消えてしまった　空梅雨にもそれなりの災害がある
　梅雨に続いて、台風の災害が来る。天恵にもなり、災害にもなるものを下手に人工的に解消しようとすると、逆に災いを招くこともあるから、科学の力万能は避ける必要もある。科学的に処理する場合は、悪影響の面も充分に考慮しなければならない。２周りも３周りも大きな視点が必要だ。
　今日のような天候には、天日干しが最高だ。冬場より日光も強まり、温度も高くなっているので、短時間で夜具をすっきりと日光浴させることが可能だ。暖房よりも乾燥と清潔がテーマになってきた。夫婦二人の分担が決まっているので、ベランダと寝室を窓越しにモノを出し入れし、能率よく日向干しして、仕上がったものを取り入れて、寝室の整備をする。疲れる前に仕事は終了するから、老人二人だが、作業は何とか無事に続いている。コロナの方は、何とか数字が落ち付いているが、20歳台の若い世代で勢いを増している。インド系のコロナが浸透して来るとヤバイと思って居る。オリンピックの行事との重なり合いが、極めて危険だ。
　近くのヨークマートの２階で無料でやっている、コスモ医療器の使用経験会が毎日続いているので、もの好きで、和子と一緒にこのところ毎日参加している。中々感じの良い解説員なので気持ちが良い。人数があまり伸びなければ、途中でカットの指示が上から出るそうだ。でもこれまで35年も売れてきた器具だと言うから、真面目な製品ではあると思う。販売員たちの死に物狂いの努力は充分に通じるものがある。解説の技法もなかなか上手だ。そろそろ終わりになるかも知れないので、今日もご高説拝聴と出かけることにしようかと思っている。

晴れ　やはり梅雨は未だのようだ　それとも今年は空梅雨なのだろうか
　コロナの数字が、ややダウンしてきた気配が感じられるが、どうだろう。昨日は、東京の新患者数369人だ。はっきりしたことは言えない。オリンピックの方も、いよいよ追い詰められているようだ。
　パソコンの写真の扱いは、どうも扱い方が分かって来ない。アルバムに収まるようになった経緯がどうしても思い浮かばない。パソコン会社の方で、勝手にやったのではないか。それともやはり僕の病気のせいで忘れてしまったのか。もう少し時間をかけよう。
　ワクチンを他国のためにも用立てることは当然なことだ。政治的な利用は頭に置かず、ヒューマニズムによる助け合いが重要だ。政治的な目的があると、とかく争いが起こる。人の命を助けるための助け合いは、利益抜きに実行しよう。医療が利益に利用されるのは、「金を出せば助けてやる」のセリフと同じで、人間の言葉ではない。利益抜きの助け合いこそ、地球と人間の危機を救う力だ。
　写真の作業が少し前進した。入梅時期に因んで撮った写真の在処が、分かって来た。しかし、写真機の方には入っている絵が、パソコンのファイルの何処に収まってしまったのかが、また分らなくなった。僕のパソコンには交通信号が必要だ。これだけは文書にコピーしておいたから、「たそがれ」の方に送れる。奥に見えるのが、内の団地だ。

晴れ　まだ入梅ではない　好天気高温　でも昔から空梅雨と言う言葉もある
　和子が茶碗を落とすことが多くなった。食事の場所から、使った茶碗を運びきれず落とすのだ。僕も握力が無くなっている時にはよくあることだ。手足の痺れとでも言うか、力が余りはいらない。コスモ治療のひとみさんが毎回質問する症状だ。確かに、発病後、僕にも続いている症状だ。調子の悪い時には、気を付けないと事故を起こす。和子もそんな歳になって来ているのか。現役の主婦だから、危ない仕事は山ほどある。最近は、食事後、直ぐ食器を運びやすいように重ねるとか、運び易いように食器を積むとか気を遣っている。最近は自分で運んでしまうことも多い。注意しても事故は起こるのだ。気を付けよう。怪我と、火の元には特に注意を要する。
　コスモヘルスの集会は、今月の末日まで開かれ、更に出席希望者が多ければ、引き続き継続されるのだろう。一般論としては、普通の医療活動との違いは、高齢者の体に対する一般的な広い領域の老化への対策という意味で、良く練られた医療法と言えるのではないか。洋式の行き過ぎへのブレーキにもなる。やたらに薬に頼るやり方の人には十分意味があると思う。具体的な症状を無くす根気強さも大きな励みになる。もう少し様子を見て、僕も終わりにするだろう。生きる希望を持たせる意味でも大いに推奨したい医療活動の一つだと思う。

曇り　梅雨入りは昨日だったらしい　棟の北側に見事なアジサイ発見
　アジサイを写真に撮った。気になりだしたその日が、梅雨入りだなんて、いつも予報に先を越されるのに、珍しいことだ。高校生の頃、天気図を描くのに夢中になり、天気予報の真似事までやっていたものだ。天文気象部に籍を置いたこともある。怠け者だった僕は、勉強があまり好きではなかった。今思うと、何をやるにも気が小さすぎたのが、弱点だった。学童疎開で苦労して来たにもかかわらず、大胆不敵な所が微塵もなかった。その性格を一生背負ってしまったようだ。何をやるにもびくついていたように思う。趣味の上から、今の朝ドラ「おかえりモネ」に、一寸関心が向かっている。
　性格分析は置いておいて、パソコンいじりは、また写真に目的が絞られてきた。大きなソフトをつぶしたので、余裕が少しづつ増えて来ると思う。小さなカメラと直結して、撮っては印刷がすぐできるようにしたい。プリント重視の接続を考えている。接続の仕方が問題だと思うのだが、今は未だ、他のソフトのルートでも、自分流の接続でも成功していない。すでに焼いてある写真の焼き増しと、パソコン内にある出来上がっている写真のみ印刷が可能なだけだ。もう少し研究が必要だ。今所有しているアルバム、「HONEYVIEW」「フォト」「GASUKE」を参考に調べてみたい。どなたか使い良い、焼きつけし易いソフトをご存じの方、いらしたら教えて下さい。

曇り　完全に梅雨の空模様なのだが、梅雨入り宣言は聞いてない
　梅雨の宣言はなくなったような記憶もある。いろんなことで、記憶が曖昧になって来る。思い違いも増えて来ている。昨日の事が、うろ覚えになる。やはり可成りいかれてきているような気もする。気を付けないと危険な目に遭いそうだ。米寿に浮かれていると、痛い目に遭うかも知れない。要注意！
　午前中に、テレビの前で寝転がっていたら、うとうとしてきて眠ってしまった。やはり米寿がやって来た到達感のような、ある種の疲れが出たのだと思う。力み返ってはいけないと、言い聞かせているのだが、楽な気持で居られるゆとりが必要なのだろう。楽な気持ちで、毎日を過ごそう。
　年賀状作成の古くなったファイルを消して、少し余地を広げようとして、パソコンを弄り始めた。自分に知識が余りにも乏しい事を再確認しながらやっているから、なかなか前に進めない。それになかなか良い絵があって、捨てきれない場合もある。名簿は、「筆自慢」があるので、他には作ってない。年度違いで２種類あるから、結構場所を塞げていると思う。まあ焦らずにゆっくりやるつもりだ。

曇り　どんよりと重い空　来週の土曜が和子の誕生日である　83歳になる
　昨日は、米寿の誕生日で、朝は教員時代に世話になった共済組合から生花アレンジメントが届き、散々お世話になって居る友人Nから電気髭剃りのプレゼント、車で自在に動き回る鳥博士・工藤さんからは狭山茶（僕の耳が聞こえなかったため、家で留守番していながら、コールを聞き落してしまったらしい。後で聞いたら、こんな時節だから、あえて呼び出しボタンを押さずに、品物をドアにかけて引き揚げてしまったようだ。彼らしいな、と思う）。陳平君からは元気な声の電話（この時には、風呂に入っていて、掛け直しをさせてしまった）と、全部すれ違い。Ｎ兄からの荷物は、配達人が不慣れで、何度も電話で道を聞いてくる始末。嬉しい事がみんな耳なし芳一（僕のこと）を苛めることになった。大騒ぎが一幕終わると、ジンワリと有難さと嬉しさで、目頭が熱くなってきた。こんな感激的な誕生日を迎えたことはない。早くコロナをやっつけて、お会いしてお礼が言いたいし、一杯やりたいものだ。それも僕が歩けるうちにだ。皆さん本当にありがとう！あと２年頑張れば、90歳に手が届く。想像もしていなかった歳になる。しかし夢想に近い。
　中国と台湾の関係を考えてみる。台湾はあくまでも革命中国から逃亡した落伍者だ。これをどう扱おうと、勝ち組の勝手だ、よそ者には何も言わせないと言う考え方がある。しかし民族の統一より、同意する個人の集まりが国家を作ると言う考えがあっても当然だと思う。それを無理やり屈伏させて、首に縄を付けても従わせる、と言うのは、現代離れした中世臭い思想に思える。逃げ延びた連中が台湾で固まって生きて行きたいなら、それはそれで良いではないか。敵対する訳でもないし、別の平和な道があっても一向に構わないと思うのだが、古き時代の帝王の様に、何故あくまで完璧な征服に拘るのだろうか。自分の道が正しければ、征服などしなくとも、若者たちが成長し、留学しに来たり、帰化して来ることだってあるだろう。そうなって初めて革命も成功したと言えるのではないか。発端は別にして、最期まで暴力によって従わせると言うのは、ゆとりのない血なまぐさいやり方だ。生産と分配の新しいやり方で、どの国よりも豊かな自由な国へと発展することが、最大の説得力と言えるのではないか。血なまぐさい暗雲を引きずりながら、人間社会の本当の革命は進まないと思う。

僕の米寿の誕生日　病中も今も支えてくれている方々に感謝　心から有り難う！
　予定通り、旧共済組合から生花のブーケが送られてきた。僕の米寿のお祝いである。生憎の雨の予報で心配していた。こじんまりとセットされた色とりどりの生花と、木の実木の葉をアレンジしたブーケだった。ありがとう。いろんなことがあった教職員の生活が、数えきれない教え子たちや友人との出会いが、次々と思いだされる。その出会いが今もなお僕を支えてくれている。皆さんありがとう。もうパソコンを弄ること位しか仕事の無くなった机の上に、この花束をでんと置いて思い出に耽っている。病気で倒れて、生き延び、まだこんな幸せを感じられる生活をしている。周り中に感謝しなければならない。
　今朝明け方の３時半ごろ、寝ていて右足のふくらはぎに鋭い痛みを感じた。しばらく姿を消していたこの痛みが姿を現した。いわゆる「攣る」と言うやつで痙攣をおこすのだ。物凄い痛みで目を覚ます。実は今やっているコスモヘルス療法の対象にも入っている老後の病の一つだ。潜んでいたこの病が、こともあろうに88歳の誕生日に現れるとは、皮肉な話だ。「ひとみ」講師にも報告の要ありだ。しかしこの病は、またしばらくは姿をひそめると思う。そう心配はいらない。
　この頃は昔の写真をアルバムやパソコンで眺めては、焼き付けて観たり、大きく拡大して眺めたりして、思い出を楽しんでいる。結構楽しい思い出が沢山あったのを思い起こして時を過ごしている。学生時代の活動や、教員の生活、友達関係、教え子との交流。失敗や思い上がりの記憶。演劇を観る会の活動の展開など、あの世への土産話はどっさり出来た。いい人たちに沢山巡り合えたのはラッキーだったと思っている。

薄日の差す曇り空　好天に変わるか　降れば雨量が異常に増えそうだ
　今まで梅雨は鬱陶しいが、温和しかった。これからの梅雨は、いつ暴れ出すか分からない。日本は水害に弱い。台風の季節を迎え、早めの防備が必要だ。特に地方では、土砂崩れが頻発する。地盤が緩んで来てあちこちでもたなくなって来ている。土砂崩れで下を歩いている女学生が潰されたこともある。様々な環境の変化が、思ってもみなかった災害を引き起こしている。地震や津波も警戒が必要だ。救助や避難体制の整備も充実させる必要がある。真剣に考えて欲しい。気象の変化を先読みして、悲惨な災害が、日本の文化のスクリーンを台無しにしないようにして欲しいものだ。雨も、梅雨も、七夕祭りも、大切な文化のスクリーンなのだ。
　未だにオリンピック開催の有無の結論が出ていない。切羽詰まっての中止にでもなれば、その責任が全部日本に被さって来るのではないか。もう際どい所に来ている。JOCが態度を明白にしてないのは、IOCが高飛車に開催を呼び掛けているために、中止の提案を出すのにびくついているのではないか。下手に開催して、病人が沢山出る様になり、その対応が無責任になれば、もっと責任重大になる。日本の国民と自らの判断に責任をもって断固たる決断を下すべきだと思う。

この頃、朝の空は、いつも曇り、その後の変化は？付き　ポリごみ大袋に二つ処理
　今日も、はっきりしない天候が続く。６月に入るからには、梅雨も考えなければならない。雨とアジサイのシーズンに入る。
　コロナの発生と、病原菌の研究の問題が、対中国問題として、相変わらず取り上げられている。意図的研究と言えば、細菌戦や、サリン戦、猛毒ガス戦など、物騒な事を国が政策に取り上げることは考えられない。核戦争と同様、残虐な発想だ。「人間の犯罪」と想像しただけで、生きているのが嫌になる。作っておいて、有害副産物の捨て場に困っている核の問題とも似ている。人間の犯罪性なのだろうか。医療の問題も、エネルギーの問題も人間の科学的進歩の問題である。進歩して、それを戦争に利用するのでは、行く先は地獄だ。地球上の人間同士の争いが無くならなければ、ヒト属ヒトも死滅種族の仲間に入ることになる。広島を中心に広がった原水禁の運動は、影が薄くなりつつあるが、どうしても擁護しなければならない。人の不幸に無神経な人間ほど恐ろしいものはない。
　天気予報によると、米寿祝にブーケが着く予定の４日の天気は荒れるようだ。西からの低気圧のため大雨が予想されている。配達の難しい日になるのではないか。運が悪いとしか言えない。台風まで近づいているようだ。

雲がかなりあったが、晴へと向かう　でも複雑な天気になりそうだ
　朝っぱらから、Ｎ兄に、昨日の訂正をお願いする。助詞一字の違いだが、致命的なので、お願いした。Ｙ兄からも指摘があった。
　昨日は、僕が紛失した眼鏡の件で、和子が、問い合わせてみたら、似たようなのが届けられていると言われたというので、健康センターまで確かめに行ったが、全く違う品物だった。もう諦めていたので、さほど悔しくはない。バスに乗ったり歩いたのは、リハビリの替わりと割り切っている。
　今日はリハビリのつもりで、家中に掃除機をかけた。和子は耳鼻科に行っていたので、文句言われることもなく、あちこち片づけた。さすがにかなりの運動量に最近になく疲れを感じた。体力が無くなっているのを痛感する。耳鼻科の先生が、和子に、２回目のワクチンは、前のより痛みが残るかも知れませんと予告していたと言う。接種する前に、少し家の中をきれいにしておいた方が良いかもしれない。
　さっきニュースで聞いたのだが、テニスの大坂なおみ選手が、メンタルな病気を告白して、全仏大会への不参加を発表したと言う。日頃の彼女の社会的姿勢などに関心して居た僕も、今度の事が、病気が原因とは思っていなかった。早く大事を取って、全快して欲しい。闘病にも強烈なボールを！なおみ、頑張れ！

切れ切れに覗く青空　天気の行く先は？　５月も今日で終わり
　いよいよ５月も終わり、僕の米寿の月に入る。昔の教員組合の更新組織から米寿祝いのブーケが送られてくることになって居る。６月４日の午前中に届く予定だ。楽しみにしている。満88歳の年に入る。皆さんの世話になりながら、ここまでやっと生き延びた。一緒に動いて来た親しい友達も、先輩たちも可成り亡くなっている。何人かの教え子たちにも先立たれた。だんだん寂しくなるが、心して生き抜こう。
　結局、コスモヘルス講習の評価の結論は出ず、二日休みに入った。ひとみ講師も、やっと仕事を離れ、楽しんでいるだろう。和子も一息入れているように見えたが、今日は、コーラスの集まりに出ると言う。復帰できる体に戻ったとは思えないのだが、休んでいると寂しくなるのだろう。亭主との会話も通じないことが多いのだから。僕自身は、もう聞こえない世界に馴染んできた。と言うより、手足を縮めて畳んでしまったように感じている。寂しさにももう慣れて来たのか、聞こえないことが平常になりそうだ。聞こえない世界で一人ぼっちにならないことがこれからのテーマになりそうだ。自分も変わって来るのだろう。怖がってばかり居られない。
　ワクチンの注射が、遅れていると聞きながら、たくさん残ったとも聞く。と言うことは、辞退した高齢者が多かったと言うことか。それともクーポン券の配布が不確実で、すべての住民の手まで届いてないと言うことか。予約制に問題があったのか。とにかく、公の仕事には、「滑らかさ」が欠けている。特に非常事態下の施策にパイプの詰まりが生じがちだ。仕組みが錆びているとしか思えない。
　オリンピックに関しては、そろそろ外国の選手団が動き始めた。ワクチンを打ち、行動規範を決めてやってくるようだ。中止が難しいとなれば、もう無観客実施、人的接触を最小限に絞り込み、すべての競技や演技をテレビ放送にゆだね、純粋な記録会の扱いに縮小するしかないだろう。実行役員は、最小限に絞って、重装備で、言葉なしの合図だけで運営に対処するしかない。それでも実行すべきと言うのなら、絶対に一人も犠牲者を出さないと言うのが条件になるだろう。オリンピックの参加は自己責任と言う報道もある。国や、委員会には責任がないと言うのだろうか。国の代表権をどう考えたら良いのか。コロナに関係のある事故が起きた場合には悲惨なことになる。どの国も、オリンピック参加をもっと真剣に考えて発言して欲しいものだ。

最近は朝曇りから微妙に変化する　今日は俄雨も日差しもあった　梅雨はいつ来る？
　山田兄から、研究の労作が届いた。前に表題の決定に相談を受けたことのある作品だ。専門的なテーマで、とても僕には手助けしようもない国文学（古典）の研究だった。その労作が出版されたようだ。その抜き刷りが、昨日届いた。ゆっくり腰を据えて読ませて貰うが、とても理解までは難しそうだ。テーマは、“抄物における助動詞「べし」の変容”だ。現職は去ったが、熱心に研究を続けて来て、現在、女子大の名誉教授だ。領域もだが、レベルが違うのだ。とても僕の手には負えない。記念に保存しておきたい。今後ともご活躍を祈る。Ｙ兄からも、僕が理解し易い様に、その後も参考資料が届けられている。有難いことだ。
　コスモヘルスの集会が休みなので、僕に運動させようとする和子の計らいなのだろうが、久し振りに特売の買い物に付き合った。重めの買い物の中には、僕の好物であるお酒（医者のアドバイスにより、日本酒は避け、24度の焼酎）も入っている。これを超薄いお湯割りにして焼き鳥や肉などと一緒に食することにしている。最初に飲んでいいかと医者に聞いた時は、怒鳴られるか、殴られると思っていたが、にやにや笑って、「どうしても飲みたかったら、焼酎がいい」という答えが返って来た。だから旨い肴がある時は、中位のグラスに10度程度に薄めた「博多の華」のお湯割りをネダルことにしている。勿論調子の悪い時には、そんな元気もない。内緒に飲むことは全くない。すべて和子の許可を取っている。

瞼が重ったるい曇り空　天候の好転は不明
　昨夜は、一度も起きずに６時起床、換気実行で理想的な朝を迎える。こんな朝には、コスモヘルスの効果を信じたくなる。ひとみ講師の顔が浮かぶ。６月にも引き続き通ってみようかと言う気持ちになる。コロナワクチンの注射の痕も殆んど感じないほどに回復した。紛失した眼鏡は諦めて、一昔前のメガネを引っ張り出して曇り止めの薬を塗った。視力はもう大差が無くなっている。マスクの土台にしているだけだ。曇ると全く見えなくなってしまう。曇り止めの効き目は尊敬に値する。コロナ襲来の時期には目の悪い人には必需品になって来る。リハビリの時にも必携となる。視力に差の無くなった眼鏡には未練はなくなった。しかし身に着けていたものが見付かれば嬉しい。市役所で、２回目の注射の時には尋ねてみよう。
　今日は、山田先生の労作が届く日だ。楽しみにしている。
　今日でコスモヘルスが10日目になり、一区切りつくことになる。変化なしだったり、調子が良かったりと、いろいろあったが、調べているうちに大きな特徴に気づいた。毎日つけている血圧グラフのこの10日間にある変化が出ているのに気づいた。いろいろ問題はあるにせよ、一定のリズムで続いていた上がり下がりが、この10日間、大きく崩れているのだ。それが何を意味するのかは全く分からないが、型にはまった何かが突き崩されているのだ。講師への報告で公にしてよいものやら考え中だ。商品宣伝に無料で参加していて、その活動に影響のあるような発言は拙いのではないか。今日で一区切りつくので、身を引く時が来ているのかも知れない。偶然の発見で、特別な因果関係はないのかも知れない。或いは、治療に繋がる良き結果なのかもしれない。いずれにしろ素人判断は危険だ。

雨上がりの曇り空　明るくなって行きそうだ
　昨日の注射跡が腫れぼったく、痛い。今迄のインフルエンザの予防接種よりやや反応が強いという感じ。和子は、僕よりも軽いと言っている。さすが女傑。僕の方も今日がピークだと思う。それより失くした眼鏡の行方が気になって居る。こういう時僕は実に踏ん切りが悪い。いつまでも諦めきれない。
　コスモヘルスの会合は、来月も継続と発表された。今月の30日、31日は休みになると言う。来月も和子は通うと言っている。僕は考え中だ。和子が体に不安があるなら応援はしてやりたい。効果は小さくても確実であるなら励ましてやりたい。
　昨日のコロナの拡散情報。新たな全国の感染者数は4140人。内訳は、東京684人、北海道570人、愛知394人、大阪309人、沖縄240人、高知38人などで、高知は過去最多だった。死者は、大阪30名、愛知15名、兵庫12名等で、計119名だった。オリンピックは不安のうちに準備が進んでいる。ストップの声は掛らない。むしろ外国の批判に反論して強行説を唱える責任者が多いようだ。

朝から徐々に強まる小雨が降り続く　コロナワクチンの接種、11時市民会館
　市民会館で、コロナワクチンの接種を受けて、午前中に第一回目接種を終了し、２時前には帰宅した。エレベーターを使い、３階に亘って移動しながらの流れはなかなか上手に組まれていて、市役所の企画は成功しているなと痛感した。それにしても高齢者の群れがここまで集まり、付き添いの動きと合わせると心を打つような絵になると胸を打たれた。耳の聞こえない僕などは、その老いた大衆に飲み込まれてしまう。和子の通訳を通してやっと流れが終了でき、ワクチン接種第１回目が終了した。和子は、続き番号で、自分の分も終わらせながら、僕の面倒を見て行くので大変だ。スタッフの人達には、自然に頭が下がる思いだ。
　眼鏡が無くなってしまった。何処で失くしたか判然としない。接種後昼食をした所に問い合せてみたがはっきりしない。検査ルートの途中で置き忘れたかもしれない。出掛ける前に曇り止めの薬を塗ったりしたのは記憶しているから、必ずかけて行ったのは確かだ。また失策してしまった。ぼんやりと行動していることは確かだ。
　無くなった眼鏡の事を気にかけながら、コスモヘルスグループに参加。今日で８日目になる。そろそろこの活動の評価を出して、今後どうするかを決めたい。今日は、メガネが気になって、うわの空で治療を受けていた。

空は雲で覆われているが、日差しもある　明日は市民会館で、ワクチン接種
　ワクチン接種には予約で苦労したが、やっと実施にこぎつけた。沢田医院を希望していたが、早々に満杯となってしまい、バスで出掛けなければならなくなった。しかし何度も催し物で出掛けたことのある市民会館に決まり、ほっとしている。日本のワクチン接種の企画は決して素晴らしい企画とは言えない。あちこちで問題が起きている。ワクチンの準備、接種場所の計画とその規模、接種担当のスタッフの組織など、目を見張る素晴らしさは一つもなかった。日頃の医療衛生活動の鈍さとしか言いようがない。挙句の果て、世界で一番手際の悪い先進国の例にされている。WHOにも、極めて、改良をするべきところが多々あるが、日本の現状では、まずわが身を見直さなければならないだろう。オリンピックとの関連で、これからまだまだ批判されるところが目立ってくるのではないか。身の震える予感がする。
　現状から考えて、参加するアスリートや関係者が罹患した場合、すべて日本委員会が責任を取らされるのではないか。彼らの安全を誰が保証するのだろう。ワクチンの接種計画が、杜撰な所を見ても、左程見事な対処を期待する訳には行かない。優れた選手たちの生命にかかわる事故でも起きれば、責任の取りようもなくなるではないか。平和と安全が保障されてこそのスポーツ祭典ではないか。立場上力みかえっている役員の皆さんも、良く考えてみて欲しい。

しばらくぶりの快晴
　夜具が湿っぽいので、日光に晒すことにした。何時もの要領で、寝室とベランダをそれぞれ分担し、窓を経由して夜具を運び、ベランダは満艦飾となる。湿っぽい気分まで晴れそうだ。天気よ、続いてくれ。２時頃には、寝室の掃除が済み、夜具もすっかり新鮮さを取り戻していた。いつも一緒に寝起きしている縫ぐるみたちも、すっかり元気を取り戻して部屋に戻って来た。和子は、友達とお茶を飲むと言って出かけて行った。お喋りの後、コスモヘルスの教室で落ち合うことになって居る。今日で６日目になる。気の長い話で、自然回復のように道は長い。箇条書きにすれば、無数にある症状の中に良化したポイントがあるかと思えば、良化していた別の症状が元に戻ったり、しているのだ。明日で参加して１週間になるが、そろそろ講師ともお別れの時期だろうと思っている。お礼を言いたいことは沢山ある。個性ある指導も非常に面白かった。僕の人生でもう少し残りがあるのなら、ゆったり構えてお付き合いしたいが、そろそろ終わりも近付いているので、やっておきたいことが気になって来た。またgoing my wayに戻りたいと思っている。経験したことは充分に生かして行くことをお約束してお別れする。
　次兄や兄嫁たちも、頑張っているのだろう。その後便りは来ていない。持病と同時に、コロナとも戦っているのだから、大変なことだ。自由な往来が許されているなら、頻繁に会いに出かけるのだが、今は違法行為になってしまう。もうしばらく大人しくして居よう。

高曇り　天気好転の見込みあり　午後になり逆に雨になりそうな模様
　コーツ発言で、オリンピックの開催問題は、論議を呼びそうだ。日本人も大いに発言するべきだ。ソフトバンクの孫社長の勇気ある発言は立派だ。当事国の置かれている状態をしっかり掴んでものを言って居る。日本人も見栄や外聞ではなく、すべての国の恐れおののきの基盤で発言して欲しい。巨大な損失は仕方ないのだ。何処の国が当事国になって居ても当面する困難なのだ。参加国すべてが当事者になって考えるべきだ。それが今後オリンピックを長く続けて行く真の力になる。
　Ｙ兄のメールの刺激を受けて「お帰りモネ」をお昼の時間に見た。なかなか面白い展開になりそうな気がして、見続ける努力をしようと思い始めた。フランスの画家のような名前にも関心を持った。その彼女の関心は、今、林業に向かっているようだ。若い漁師の青年も登場して来た。時代は、景気がどんどん良くなった頃のようだ。若者たちが何になろうかと迷った頃だろう。さてどんな流れになって行くのか。モネの将来に、強い関心のある父親が、この地に姿を見せ、モネが決めようとしている林業への就職を引き留めようとしている。この父は、若いころ音楽好きだった銀行員のようだ。娘の進路にも、大きな迷いを感じているらしい。
　この後、またコスモヘルスに顔を出してみる。今日で５日目になる。1週間は経験してみてからものを言おうと考えている。

朝、明るくなり始めた雨上がりの空　外の手すりの雨滴が恨めしそう　そして今は快晴
　「コスモヘルス」の考え方が分かって来た。「治療から予防の国へ」をスローガンに展開されている「家庭用高圧電位治療器」の会社なのだ。勿論商売なのだから、商品の宣伝が中心なのだ。しかし考え方としては、とても面白い。人間の体が、生まれてから死ぬまでに様々な病気にかかる。特に老化の過程を分析して、その予防を重視している。何か、僕にとって貴重なものが拾えるかもしれない。もう少し通ってみるつもりだ。
　梅雨入りが早いと聞いていたが、梅雨入りは未だ、と言う説もある。気象現象も難しくなってきているようだ。これも地球の老化現象なのだろう。地球の老化も見逃さずに、補修を繰り返しながら、大事に、長く使わせてもらおう。我欲で無理やりに利用することは止めなければならない。地球上のあらゆる地域が協力しなければできないことだ。その為にも、戦争や争いは無くす努力をしなければいけない。各地の資料を持ち寄って、地球を診察、研究しよう。
　そう言えば昔から、様々な現象を見て、天気を予測するのが上手な人が居る、と言うことを聞く。カエルの鳴き方や、トンボの飛び方を見て、気候の変化を予告する人もいる。最近登場して来た「朝ドラ」で気象予想の名人の男性と、難しい個性の女性？の話が始まったのをうろ覚えに覚えている。まだ本気に見ようと思っても居なかったので、登場人物もうろ覚えだ。この所、ドラマもあちこちで、新旧は別として、入れ替わっているようだ。今の所続けて観て居るのは、「あぐり」と、お札の有名人「渋沢栄一」位なものだ。いつも、和子に「始まったよ！」と怒鳴られて、慌ててテレビに向かっている。他の作品も整理しておかないとわからなくなりそうだ。

雨、典型的な梅雨空　滅入っている時の僕のようだ
　和子に言わせると、友達の中で、Ｕちゃんが強そうに見えて、一番気が弱く、Ｏさんが、小柄だけど一番気丈に出来ている、という。本人の和子は、気性は激しいが、やはり寂しがりやだと思う。最近のように集まり難くなると、三人とも堪らなく寂しくなるようだ。和子も、体調を崩してから気が弱くなっている。三人とも連れ合いが元気な頃は、分からなかったが、Ｕチャンの旦那が亡くなり、僕が脳梗塞で倒れ、Ｏさんが、身内に体の不自由な人が増えて来ると、みんな気弱になって来るのを精神的に防備するようになるのだろう。最年長者のＯさんはさすがに強い。ワクチン注射にも、びくりともしなかったようだ。昨日、一番手で注射を済ませている。皆さんの長生きを願っている。
　４時過ぎに、また、「コスモドクター」に行ってくる。第４日目になる。まだ良い兆候が表れたわけでもないが、講座担当者の熱心さに打たれている。少なくとも１週間は続けたい。微かな兆候で良いから,発見出来たらハッピーだと思っている。彼女たちが、ドクターと言うより、医療関係の啓蒙活動家のような気がする。体に気を付けて頑張って欲しい。

雨、ベランダの手摺りに雫の列
　昨日も「コスモドクター」に、和子と参加。３、４０分電磁療法を受ける。際立った良化の兆しは未だない。リハビリの延長と考えて、ファミリーマートの二階まで行き、楽な気持ちで治療を受けながら、話を聞いている。講師たちも大変な労力を使っている。宣伝だから、無料である。聞き手が口コミで商品を宣伝してくれるのを期待しているのだろう。何かプラスがあるような気がして、椅子に座って話を聞いている。今日はたまたま自分のメモとして、すべての体の不調を書き出して（10項目近くになる）、その変化を記して行こうと思い、葉書状の紙にワープロで印刷したものを持参したら、話題に取り上げられてしまった。宣伝のお手伝いをしてしまったようだ。１週間は、続けて見なければ、正確な評価は分からない。しばらくリハビリの延長と考えて「電気椅子」？に座ることにしよう。
　入間市でのコロナ患者は、600人位いるのだ、という噂を聞いた。正式な発表ではないから、何とも言えないが、この近くでもかなり警戒は必要なのだと思う。今日の東京では、新患者は649名とやや落ち着きを見せているが、高止まりの域を出ていない。生温いやり方の繰り返ししかできない現状が、それを象徴している。

引き続き曇り空　北側に植わっていたアジサイの株が無くなっているのに気づいた。6月にカタツムリが這いずり回る地味な植物だが、アジサイの花には、カタツムリを取り込んで見事な風景画に仕上げてしまう力がある。
　昨日は、最近になって、和子が通っている電磁波療法の宣伝教室について行った。新人を紹介すると見返りがあるので、この辺りで結構評判になって居るらしい。老化全般に起きる病的な症状に幅広く効くと言う説明がなされている。解説者はなかなか達者な女性だった。少し通ってみるのも良いかもしれない。一概に眉唾と言いきれないものがある。騙されてる気でしばらく通ってみようと言う気にもなって居る。自分の不健康な点を書き出しておこう。好転を自覚した時にはメモしておくことにする。
　スポーツを真に愛する人々が、一番オリンピックの開催を憂慮している。この状態で無理押しして、我武者羅に開催しようとする態度は理解できない。外国の要人からの打診も遅れており、国内での検討も進まない。膨らんでいるのは、国民の「延期あるいは中止」の声のみ。強行した場合の医療の対応にも責任が持てない状態だろう。心ある人の積極的発言を期待したい。
　３時に発表された東京のコロナ新感染者数は、843人だった。まだまだ逞しい感染力を保持している。北海道と、沖縄でも脅威を与えながら、列島を咥え込んでいる。６月にならないと、オリンピックの開催に関して動きは出てこないのだろうか。ずれ込むほど動きがとれなくなるのではないか、大いに心配である。　

目には定かでない雨足　梅雨到来か　思わずアジサイを探してしまう
　よく眠れた感じだ。朝から和子に整髪をせがまれた。大分伸びているし、病人臭く不揃いが目立つ。肩の痛みが取れず、鬱陶しいのだろう。朝食後の第一課題とする。僕の気分も悪くないのでやれるだろう。慣れて来ていたのだが、要領を忘れかけている。
　恒ちゃんの咽喉の奥の痛みが、悪性の腫瘍などではなく中耳炎の痛みだったことが分かり、医者の能力？露呈と同時に、本人は元気百倍だ。元気に退院してきた、と言う。多喜子からの連絡で知った。松ちゃんが取り残された形。だが、こちらも朗報があるかも知れない。励まし続けることが必要だ。久が原、頑張ろう！
　僕もこのところ余り気分が優れず、昨日久し振りに、特売日で、リハビリを兼ねた買い物に付き合った。購入品の中にコメがあったので、微力ながら付き合った。ザックを担いでの買い物になる。味噌調味料など、重いものもあるので、和子と分け合って運んだ。和子はカートを使って引っ張る。灯油の時より小型のものを使っている。ザックの重みだけは、余り苦にならない。山で慣れていたせいだろう。しかし図に乗るのは危険だ。控えめにゆっくりと移動している。今日も無事終了できた。

大気中に湿りを帯びた曇り空　事実上の梅雨宣言に思える
　思ったほどは深く眠れなかった。しかし、明け方に一時熟睡できたらしい。換気の６時を知るまでぐっすり眠っていたようだ。Ｙ兄からメールが入っていて、東村山では、ワクチンは未だと言う。彼の気持は、割り当てで良いからどんどん進めて欲しい、と思っているようだ。ここでも最初はそれでやって、都合の付かない人は再予約でやれば良かったと思う。時には民主主義よりも迅速が必要だ、と僕も思う。
　政府が考えている電子技術を利用した政治管理の高速性は、国民の生活実態を歪めて取り込む結果を目の当たりに見せている。高齢者の器具扱いの技術的レベルの低さ、高度化の基礎になる生活のレベルを向上させることが先決だ。子供のゲームやスマホの流行を見て、一般家庭の生活レベルを買いかぶってはいけない。さもないと国の行政技術も「ごっこ」レベルに終わってしまう。スマホも持て余して、コロナワクチンの申し込みが、長蛇の列を作る光景は、皮肉な風刺画になる。僕自身の姿でもある。
　そろそろ家の中で靴下はいらないかと思って、脱いでみたが、やや冷たくなって、また履いてしまった。足底の感触が分厚く鈍くなっていて、歳を感ずる。でも夏の素足が大好きだ。
　改憲の動きはなし崩しに、戦争放棄の平和論を追い詰めてきている。第９条擁護の路線が難しくなってしまう。中国の動きなどが、改憲の論拠になって来ている。敵がいるから、武装を正当化し、戦争のための道具として、軍隊の保持を認めよ、と言うのだ。攻撃性のある軍隊放棄が、平和論のもとになって居た同じ左翼系の国家の動きに端を発していると言うのでは、日本の反戦活動の陣営を論理的にも立て直す必要があるのではないか。国家間の要求のずれを、軍隊を用いて武力で解決しようと言う発想自体を否定しなければ、これからの平和論は成り立たなくなる。平和運動も一歩も進めなくなってしまう。国連が、平和運動のリーダーシップを取り、機能して行くには、大国が、武力でごり押しするのをやめ、民主的な委員会の指導権を構築することが必要だろう。そのための協定の確立が必要になる。米中ロ英仏あたりが中心になり、現実的に可能な委員会を構築することだ。ここを土台にして、協定参加国を増やすことに努めて行きたい。僕は内戦に悩む子供たちや母親の苦悶を放置できない気持ちで一杯だ。戦争をどうしても無くしたい。

一日中曇りが続く　まさに陰気なコロナ陽気だ
　今朝は少し早めに用意して、朝飯を済ませ、藤の台公民館の相談会に備える。主催は分からないままだが、Ｔさんに言われたので、行ってみる。事の成り行きを話して、まだ予約が出来ていないことを説明しようと思っている。９時頃からになると聞いている。
　藤の台市民会館へ出かけて行った。館長さんと思われる方も、事務員さんの女性もとても親切で、事情をよく聞き、二人とも耳が良くないことを理解して、申し込みを代行してくれた。こんなに困ったことも初めてだし、こんなに親切な方に出会ったのも初めてだ。予約が取れて非常に助かった。和子と二人とも第１回接種５月27日（木）11:00amより,第２回接種６月17日（木）11:00amよりに決定。涙ぐむほど嬉しかった。僕の力足らずが、救われて、和子もどんなにか助かったことだろう。僕も責任を感じていたから、ほっとした気分になれた。これでよく眠れそうだ。
　ネットの記事を読んで、オリンピックの開催を中止することが、そう簡単な事ではないのが分かった。分かったと言っても了承できると言う意味ではない。中止が合理的にやれると言う必要性は、今後も出て来ると思う。組織や開催国が、実情を発言し難いなどと言うことがあってはならないと思う。財政的な無駄は時には仕方ないだろう。生む苦しみもあれば、思い切らねばならない苦しみもあるものだ。率直に話し合える関係性を保持しておきたいと思うのだ。アメリカのようにマスクが不要になる情報もあれば、日本のように、ステージ４を彷徨っている国もある。開催国にすべてを押し付けてしまうやり方は感心しない。他の国もぜひ力になって欲しい。

薄曇り　朝からやや風がある　予報では荒れるとか
　コロナは荒れ放題だ。昨日の段階で、全国的に広がりを見せ、22都道府県で、ステージ４（爆発的感染拡大）の状況になって来た。第４波が拡大つつある。しかも僕のいる埼玉県では、医療関係者に次いで、高齢者のワクチンの予約が始まったばかり。しかも、変異株のせいか、ウイルスの好みも変わって来て、若者、子供が感染し始めた。厳重な警戒が必要だ。舐めた態度は許されない。
　僕は、今、自分の兄弟関係とも、交流が出来ずにいる。東京大田区の兄貴夫婦の顔も見られない。西武池袋線のヒバリヶ丘に居る、妹の顔もしばらく見ていない。それぞれの子供達とは勿論だ。それどころか、自分の子供らにも、団地の仲間たちにも滅多に顔を合わせることがない。大変な時代になって来たものだ。最近の体験を下手な詩編にしてみた。

　もう体温計は振れない　　森　京介

僕のいた病院が
コロナに占領された
薬を貰いに来たのに
その前の診察が出来ない
玄関から一歩も入れない
文字通りの門前払い
僕が入っていた頃は
結構のどかな休息場所だった
それがクラストに乗っ取られ
素朴な憩いの場は一時隔離された
今も玄関には番兵が居て
訪問者は魔法の鏡の前に立たされる
滲み出るように数字が浮かぶ
訪問客の体温だ
体温計と言えば
昔は前に計った人の水銀柱を
懸命に降り下げたものだ
それも昔話となった
平熱でなければ入場拒絶
病院が病人をシャットアウト
科学の裏がだんだん見えてくる
高級になれば成るほど
遠く天国に遠ざかってしまう
高級タレントのマンションのようなものだ
愛も慰めも遠のいて行く
一体ここはどこなのだ　　　（2021.5.16）

曇り
　昨日は、散々な目に遭った。Ｎ兄に「たそがれ」の原稿を送ったのは、もう夜の９時を過ぎていた。電話は混むし、ネット回線はままならないし、コロナワクチン注射の予約は未だに取れない。月曜日に下の出張所で、役所の人に出会えるチャンスを待つことにする。
　再びネットのルートを辿ってみたが、同じことを繰り返しているだけで、一向につながらない。少し飽きて嫌になって来た。電話も試してみたが、ほとんど聞こえないので、諦めた。耳が駄目、パソコンが駄目では、伝達のしようがない。耳なし芳一以上にお手上げだ。自治会でも動いているので、何とか手は見つかるだろう。

昨日の雨期の連想は消えて快晴、後稍々雲増える　気温上昇の予報あり
　ＩＯＣから日本への打診と言うのはないのだろうか。「迷惑ではないのだろうか」と言う気遣いが、当然予測されるのだが、会長からもそんな話があったと言う記事にもお目にかかっていない。尤も、やりたくて手を挙げ、指名されたのだから、今更降りるとは言い難いのかも知れない。しかし、今回のことは、決して利己的な問題ではない。各国共通に問題にすべきことなのだ。深刻な出来事なのだ。
　ワクチン接種予約の作業でまる一日潰れてしまった。しかもまだ成功していない。最初の接続の段階で、ストップしてしまう。どうしても予約センターにうまく繋がらない。繋がったように見えた時もあったが、結局失敗。２階の只野さんに相談してみたが、彼の技術でも解決しなかった。最初のコンタクトまでで、止まってしまう。自分のパスワードがどうしても認められない。だから、その後のコンタクトが不成立。その報告だけで、今日の記録は終了せざるを得ない。

どんよりとした曇り　空気も湿っぽくて　気温も低め　このまま雨期に入るのか
　目下、ワクチン予約をパソコンでやってみようと懸命になって居る。記入事項の確認やら、すっかり錆びてしまっている頭をひねりひねりの悪戦苦闘。間違いなくやろうと気張るため、一層判断を迷ってしまう。自分の分と和子の分を今日中に終わらせようと懸命になって居る。混んでいると言うから、上手く完了できるか心配だ。でも電話で聞こえない耳を酷使するより賢明だと思う。まだ練習のつもりでやっているが、それでも立て続けに間違える。かかりつけの医者の確認が、不十分だったらしく、和子から「待った」が掛った。アレルギーとの関係が気になって居るのだろう。問題ないと思うのだが、申し込みは明日に伸びる。明日で完成したら僕としては上出来だ。
　北海道、札幌でも、感染者数が700人前後と広がり、内山さんなどが心配だ。今まで少数の感染者で済んでいた県でも、急に膨張して来るから油断はできない。
　ネット情報では、５月12日現在、変異株が90％に達し、１日の新規感染者が7056人となっていると言う。重症者は、1189人で、これも過去最高を記録している。ワクチンを打っても、びくびくと効果を期待して待つと言う気分だ。兎に角、早く予約は済ませてしまいたい。注射の場所は行きつけの沢田医院にしてもらえるらしい。

朝曇り　どう変わるか　雲は黒いが、東の空は意外に明るい　狭山中央病院で定期検診　前回の診察日にはコロナに乗っ取られて閉鎖していたが、また動き出した
　今日は、東京の新感染者数が969、大阪が974とまさしく花盛りだ。しかもその中を、日本医師会の中川会長が呼び掛け人となって、100人規模の政治資金パーティを開いていた事がテレビで報道された。勿論、選挙がらみの会合だ。それが露見して、テレビでも大騒ぎ。いったい本気でコロナを阻止する気があるのか。僕もヤケになって、次のような勝手な事を考えた。
　アメリカやロシヤの発砲事件や人種差別的暴力行為、サリンを真似た日本での一家殺傷事件など、コロナをバックに陰湿な事件が目立つ。コロナを背にして生活しては暗くなる。正面から立ち向かおう。表向きの明るさでカラ元気を付けるのではなく、真正面から、真剣にコロナに立ち向かい、全力を挙げて，阻止してしまうのだ。暗くなっている暇などなくなる。一種の戦争だと思おう。リーダーなど誰だっていい。署名を集める様に膨らんで行き、頑丈な奴が自然に先頭に立つ。具体的な戦術は、スローガンのように湧いて生まれて、皆が納得する。自分の収入が無くなる恐れもなくはない。食えなくなる老人を守ってスクラムを崩さない。しばらくは、お互いに飢えても仕方ない。やってきた職業が出来ないことだってある。店が必要なら、コロナに乗っ取られない店づくりにするさ。兎に角本気になろう。ポーズではなく、戦争の様に本気になろう。焼夷弾がばらまかれた時の真剣さをよみがえらせよう。当然オリンピックどころではない。真っ先に死んで行った岡江さんや志村の敵討ちをやろう。僕はでたらめに興奮している。いったい誰がでたらめで誰が真面目だと言うのだ。今や、口もききたくない心境だ。

本格的な曇り　天気下り坂か　九州方面は梅雨入りの気配
　５月末までに80歳台のワクチン接種が終わり、コロナ新感染者数に落ち着きが見られなければ、オリンピックのゴリ押し開催の理由が正当化できず、菅内閣の政策としても失敗であり、ここまでごり押しに粘った後では、中止署名拡大を取り上げ、総辞職の方向へ沈没するより仕方なくなるのではないか。菅内閣は、重大な局面を迎えている。８日に僕の見た夢が、正夢になるような予測をしている人もいるようだ。これからの小池都知事の動きは極めて重大と言えるかもしれない。それも「自民党に対する最後の救援行動としての都知事の切羽詰まった動き」として評価を受けるかもしれない。僕に言わせれば、文字通り「夢のような話」になってしまう。
　気鬱な列島の暗い初夏を嘲笑う様に、九州地方が梅雨入りすると言う。

雲間から日差しもあるが、晴れとは言いにくい
　Ｙ兄の便りを見て、医療費が２割の範囲には、僕の年収が低すぎることが分かった。年収が低くてホッとすると言うのも奇妙な安心。しかし、本気で安心したのだ。また有難がって居られそうだ。夫婦二人の合計が、320万なのか、夫だけの年収の総額なのか、細かく調べる必要がある。山田さんのような緻密さが必要だ。僕は何でも大雑把で困る。
　中国のロケットの破片は、インド洋に落下。何事もなかったようだ。中国が一番ほっとしているのではないか。宇宙圏政策は、国連で国際委員会の共同委員会を作って、一定の統制の下で、行わないと大事故の元になる。宇宙だけでなく、地球上の気候、動植物の生存状況、伝染病対策は、すべて共同研究を進めて行くべきだ。自由競争の形で、他国を出し抜いたり、利潤追求をしたりするべきではない。後進国の医療なども、先進国が援助を進めて行くべきだ。大国は率先して姿勢を正すべきだ。
　ワクチン接種は、医療関係に次いで、一般高齢者の予約が始まった。今日から、80歳台の高齢者の受付が始まる。接種予約の手続きが、開始されたが、予想どおりあちこちで不満が起きている。予約電話の殺到で繋がらない、いくらも経たないうちに枠が一杯になるなど、様々な不平不満が発生しているようだ。僕が予想したようなことが起きている。予約開始直後は避けた方が良いと思っていた。僕は正式な担当医の許可も貰っていないので、水曜日に狭山中央病院で診察を受けた後に手続きをしようと思っている。それにしても変異株の感染力が強いのには驚いている。インドのような状況になったのでは、僕の感性ではとても耐えきれない。今日の新感染者数は、やや下がっているようだがが、いつも月曜は低いのだ。また水曜木曜と、ぐっと上昇するのではないか。

曇り　この頃、朝の天候がはっきりしない日が多い　後に好転はするのだが…
　和子が、コーラスに復帰したようだが、健康状態が良くなったとも思えない。声を出している時はあまり支障がないと言うのだが、その後に揺れ返しが来るのではないか。それを心配している。僕の蓄膿以外には、耳鼻科の異常にはあまり慣れていないので、判断に？が付く。後は、体の痛みが気になる。久し振りに夕方の買い物について行ったが、どこかぎこちないしぐさが目立つ。珍しく、静岡の歌姫や、Ｎ女史に出会う。歌姫は、直ぐ分るのだが、Ｎ女史は、しばらく見ていて判別した。向こうも奇妙な顔をしていたが、しばらくしてから、二人とも笑い出した。この頃は顔が分らなくなってしまう昔の顔見知りが増えた。しかし、今日は判別できたので、意味なく嬉しい。亡くなってしまった方も十指に余る。名前が浮かばない住民など数えきれない。長寿とは寂しいものだ。
　１時過ぎの情報では、14道県で、新感染者数を更新していると言う。英国型が猛威を振るって居り、東京で６，７割、関西で８，９割が英国型であると言う。インドのコロナも強力で、感染のスピードも高く、入院が間に合わず、路上で手当てが始まる光景が見られると言う。ニューデリーでも、火葬場が不足して、町はずれの公園や駐車場、路上などで、亡骸を燃やし始める状況もあると言う。まさに惨状目を覆うばかりであろう。特に英国型と、インド型の感染力は強く、日本に拡がる危険も充分にあると専門医は警告している。

曇り空が次第に好転、やがて快晴か
　今朝夢を見た。７割近くが考え始めた東京オリンピック延期か中止の声を代表して、小池都知事が鶴の一声を掛けてくれた、という夢だ。この圧倒的な有名行事の壁に、呻き声一つ出せないでいるお偉方たち。都知事選の時の様な意地を通して、自民党をいつでも飛び出せる様な大物は、彼女位しかいない。それが実現すれば、日本の政治風景も変わって来る。日本国中が、本腰を入れて反コロナ統一戦線に目標を絞れる。この際「壮大なる民主主義路線」を彼女の鶴の一声で、リードして欲しい。こんなでかい夢の事をここに書いておきたかった。
　僕ら庶民老人の病人にとって、一番有り難かったのは、一割保険だ。支払いをするたびに、有難かった。それが、遂に２割に上がってしまった。今朝それを知って、愕然とした。老人の治療費は倍になって来る。これから、これが３割、４割と漬物石の様に重くなって行くだろう。老人を大切にすると口にしながら、最期には切り札として切り捨てる。僕などより追い込まれる老人たちは、数知れずいる筈だ。
　今日のコロナ新感染者数は、東京1121人、大阪905人とのこと。相変わらずの高止まり。悪性患者も増えているし、コロナの方も、高止まりの期間に、感染力を増強しているのではないか。

薄曇り　陽射しは感じられるのだが…
　写真のプリントは実に楽しい。思い出の中から、掘り出すようにして、埋もれかかったイメージを思い起こす。プリントしてから初めて誰であったか分かることもある。それも親族の集合写真でさえそうなのだ。何十年もの時間が経っている。会わなくなれば記憶も薄れる。それをプリントがリフレッシュしてくれる。コロナの奴に記憶を邪魔されたくはない。人の流通は、温かい気持ちの流通でもある。思うままに流してやりたい。しかし今は我慢しよう。また北海道の患者が増え始めている。内山さん達は大丈夫だろうな。
　宇宙開発の名で、大国や、先進国の資本は利用権先取の競争を続けている。地球上だけでは物足りず、未だ取りっこをするつもりか。しかも要らなくなったロケットの屑を、地球上にまき散らすかもしれないと言うのは、実に傍迷惑な話だ。当事者が高度の技術で、大気圏内で抹殺できるか、問題なく回収する実力が着くか、回収位置を安全な位置に指定できるまで打ち上げるべきではないのではないか。今回の中国の打ち上げは、無謀だと思う。安全な回収技術を早く実現するべきだ。宇宙利用も、争いのもとになる可能性がある。一日も早く、共同開発の対象にすべきだろう。
　今、３時の報告を入手した。本日の東京の新感染者数907人とのこと。また三度頂点を目指すか。生ぬるい姿勢では、コロナに勝てない。そう思うしかない。複式路線のおみくじ的組み合わせでは、退散してくれそうにない。

曇り後晴れ
　昨夜は、主観的な表現で、「たそがれ」を書いたため、Ｎ兄から、注意を受けてしまった。最近、だんだん表現が荒っぽくなってきて、読んでくださる方に誤解されそうになることが増えてきた。気を付けよう。政府の曖昧な、揺れ動く方針に、イライラさせられて、気持ちが荒っぽくなってしまう。政治的リーダーには、今は一先ず病気との闘いに絞って欲しい。
　和子の体調がはっきりしないのもイライラの原因かもしれない。幅広く老化が進行している。僕の看病の疲れが出始めたのだろう。僕が手数をかけないこと、手伝える範囲で動き回ることが、今一番大切な事なのかも知れない。人間老いると言うことがどういうことか、少しずつ分かって来たような気がする。
　コロナの情勢は、余り良化が認められず、４都府県（東京、大阪、兵庫、京都）は、２週間〜１ヵ月ほど、緊急事態宣言が延長されるようだ。

晴れ、薄雲が散らばっている　鯉のぼりに似合う空が欲しい　今日は子供の日
　コロナよ、消えてくれ！　子供らの夢を壊さないでくれ。せっかくの連休が、台無しではないか。年寄りは散々楽しんできた。これから膨らむ子供らの夢を潰してしまっては、将来が暗くなる。コロナよ、立ち去れ！　悪い悪戯はこの位にして、立ち去ってくれ！
　大人たちは結構反則を犯しても、強引に遊んでしまう。その結果が、新感染者増加となる。今日は、天然痘が流行った時代の記録を聞いて、ぞっとした。住民の３分の１が死んでいる。物凄い力だ。その頃は、科学の力ではなく、祈祷や呪いで、病から逃げようとしていた。まさに悲惨である。ようやく、今回のワクチン注射が始められそうだ。日本製のワクチンに頼れなかったこと、コロナ到来早々に間に合わなかったこと、などが極めて残念だ。先進国と言われながらの醜態である。今日の東京の新感染者数621名(３時現在)。しかし、宣言は間もなく解除になるとの説もあるようだ。怪訝に思うのは僕だけか？

薄い綿雲が広がっているが、一応晴れ　どう動くか　「みどりの日」
　和子はリュウマチの気があるのか、背中、肩、腰、手首などに痛みが出て来た。やはり年なのだな、と痛感。日常の仕事にも支障が出ているようで、注意して見ている。軽重を問わず、物を持つのに、辛い時があるようだ。いつも注意して見ている必要がある。この冬の灯油運びなども原因になっているのかもしれない。「オールドケアラー」（テレビでヤングケアラーと言う呼び方で、親の代わりに病人を世話するので学校にも行けない子供達のことを取材していた。老夫婦同士ならお互いがこの呼び名にふさわしい）は、今の日本には、至るところで見かける。我が家も、その範疇に入って来たのだろう。看取られるのは、年上の自分だとばかり思ってもいられないようだ。お互い大事にしあって長生きするしかない。
　米紙サンフランシスコ・クロニクルが、「東京五輪は強行すべきではない」と述べて、コロナの状況はまだまだ沈静してはいない、と分析している。「世界の鎮静状態も足並みはそろっていない」と述べて、強行開催は避けるべきだとしている。オリンピックの各組織、東京の反応はどう出るであろうか。僕も自重派の立場をとっている。他の国々の反論も出ている。

この頃朝は快晴、その後微妙の日が多い　憲法記念日

　　懐かしき教え子の訃報　また一つ
　　　　米寿のブーケ　君にやりたし　　　健三
　　　　　　（「輝ちゃん」の死を知らされて　2021.5.3.）

　最近、教え子が、僕を追い越して先に逝ってしまう例が増えてきた。自殺に始まって、色々な病気が原因である。これだけは代わってあげる訳には行かず、悲しい思いをして来たが、今の様に先が見えてくると、その思いが一層強くなる。良く知っているだけに、勿体ない思いが深い。自分の触れ合いが足りなかったと思うことも多い。あの世に逝ったら、何と言って謝ろうか。
　今日のコロナ新感染者は、東京で、708人、大阪では847人になって居る。テレビで各都市の混雑状況が、報道されているが、高止まりで、様子見と言うのが実態だろう。オリンピックの延期と中止を望む人が増えているらしいが、今の所、会場国、役員会、選手参加者が三すくみになって、口が重くなっている状態なのではないか。コロナの様子見をしているのは勿論である。後で恨まれるようなことは避けたいと言うのだろう。
　僕はもっぱら自分のパソコンに保存されている画像を調べている。絵や写真あり、スライドありで、消してしまうのは惜しい気持ちが強まっている。良く考えて、処分を決めたい。

薄曇りから回復に向かうか　荒れる予報も出ている　昨日と似ている
　連休が始まったが、ややおとなしいスタートとなったようだ。それでも東京では、新しく879人の新感染者が出ている。まだまだ、油断はできない。
　という訳で、春の天皇賞も、阪神競馬場で無観客で行われた。結果、勝ち馬は、福永祐一騎手（父は福永洋一騎手）が、ワールドプレミア（ディープインパクトの子）で優勝した。一番人気のディープポンド ─ 同じくディープの仔 ─ は、２着だった。当分ディープインパクトの血が、競馬界を牛耳ることだろう。騎手の方も武豊騎手が引退すれば、福永祐一の名を耳にすることが多くなろう。

朝のうち快晴に見えたが、急に雲が増える　元気な頃のメーデーが懐かしい
　昨日来た教え子の金子君の手紙、と言ってもご老人に近づいている方だが、彼には徹の事で、いつもお世話になっている。お世話だけでなくご迷惑もおかけしている。和子と二人で、返事を書いた。でも、考えてみたら、連休なので、郵便は６日まで動きを止める。それで、一応、和子と電話でご挨拶をしておいた。
　今日のWORDは、使い心地ががらりと変わってしまった。どのファイルを使うかに迷ってしまう。中味が変わってしまったので「たそがれ」の下書きに、新しく文書２を充てる。取り合えずそれだけ確定しておこう。
　退職会の、誕生日の花束は、当日の午前中に送って貰うことにして、返事を作成した。どうせ当日の行動は、午後になってからと言うことになるだろう。近くに出るとしても、夢庵あたりになるだろう。持って出て、帰りには、お店へのプレゼントと言う手もある。家に拘るなら、そのまま飾り付ければよい。
　今日は、東北地方太平洋沖地震が、忘れるなよと言う感じで繰り返されている。ここ埼玉でも、不気味な揺れを感じた。東北では、震度５強だが、ここ埼玉では、不気味な揺れには思えたが、震度そのものはずっと低い。また東北には、地震があるのだろうか。核発電の施設があるだけに怖い。
　今日の東京のコロナ新感染者数1050人。高止まりで、じりじりと広がるという、かなり危険な兆候を見せている。