高橋健三　「たそがれの記」(1-3)
2002.1.2〜6.26

2002年６月２６日（水）霧雨絶え間なく、道路は濡れたまま
　　今朝は、早くから友人と会い、サマーフェスティバルへの参加を勧誘する。一泊なので、中々応諾が得られない。「一味」以外を誘ってはまずいのだろうか。これを機会に入会と言うことも有り得ると思ったのだが。夕方から新宿でかみさんと待ち合わせて、恒例の「合同慰霊祭」（誕生日祝いを一日で済ませる日）をまだやってなかったので、お寿司でも食べようということになり、たまたまかみさんの溜めて置いた京王友の会の購入券を利用して、グルグル寿司より少しだけ上等なお寿司で夕食を取った。お酒は、冷やをグラスに一杯だけにした。昨日と同じで、今日も夜ブラジル対トルコ戦が中継されるので、時間を気にしながらの夕食会だった。素晴らしい対戦が見られて本当に感激した。ブラジルが予想通り勝って、３０日にドイツとの決勝を迎える。日本（横浜）で行うらしい。これは絶対に見逃せない一戦となるだろう。生涯忘れられない一戦となるに違いない。

６月２５日（火）時々小雨、実に梅雨っぽい
　　午後１時半から文化センターの展示室で「女殺油地獄」の運営担当サークル会第２回（座席わけ作業）が開かれる。４０人近くの会員が集まり、意見交流の後作業を完了。その後、少し遅刻して姿を見せたNagaを伴い、宣伝用のポスター貼りを依頼しに大泉の「わらべ」に出向いたが生憎の休業。２６日まで休みのようだ。仕方なく現役時代に行き付けだった居酒屋「厚岸」を覗いてみた。まだ時間が早かったので入れて貰えるかどうか自信は無かったが、入り口で立ち働いていたのが、大泉時代に散々お世話になった厚岸のママだったので、懐かしがって直ぐに席に座らせてもらえた。一杯やりながら恐る恐るポスターの話をすると、「先生の事だから貼って上げましょう。」と言って貰えた。一式預けて退出する。ママはダイエットに成功したらしく、顔も体もスリムになって、若さと美貌は見事に維持されているのにびっくりした。「先生もちっとも変わらないね。」と言われたが、年を取ったのは、自分が一番知っている。ママのお喋りで、大泉時代の飲兵衛ぶりがすっかりNagaにばれてしまった。帰って韓国対ドイツ戦を観戦。惜しくも韓国は惜敗。

６月２４日（月）晴れたり曇ったり
　　朝、管理主任から電話。会計伝票が僕を素通りして事務所に戻ったという。印漏れが多くて担当が差し戻したのかもしれない、と彼は言う。印鑑をもって１０時過ぎに出向く。三井住友海上のスタッフが見えていて、挨拶する。Sさんという若い方が先日の僕の話の感想をわざわざ手紙にして送ってくれたようだ。押印の作業と、庭園計画の図の添付の件、階段室の塗装の時期と祭りのポスター等掲示の時期とのダブりの件（１号棟、１０号棟が４日間重なる）、コンクリート基礎の検査結果の分析についてなど、相談して今後の処理を考える。午後は、木村さんと修繕問題の審議会設置以前にやっておくべき事柄を打ち合わせたが、彼がこれまで継続審議されてきた問題点の流れを整理してくれたので、これからの動きがすっきりしてきたように思う。給水施設の改善と給排水管修理にポイントが絞られたが、１６年の大修繕との絡みをもう少し明確にする必要がありそう。
　　今朝は、グランドゴルフのメンバーが朝練の後、公園周辺の清掃をやってくれたようだ。おやつに出ていたふかしたジャガイモだけをご馳走になった。その時、諏訪さんが、七中の茂木先生と同じ種類の高齢者水泳大会で優勝したとの嬉しい報告を聞いた。彼は本当に心身共に爽やかな人だ。元気の出る人。
　　７月の理事会の問題点整理と、「観る会」の会報の原稿作りとがダブっていて、荷が重く中々どちらも手がつかなかったが、今日、２，３ページの分を仕上げた。後４，５ページのインタビューの割り当て分と、ゲネプロの記事とを纏めなければならない。明日、明後日が時間が取れそうもないので、木、金辺りで仕上げる必要がある。

６月２３日（日）曇り時々ぱらつく
　　上半期重賞レースの最後「宝塚記念」があったが、狙いのローエングリンはゴール前でダンツとツルマルに捉まってしまった。もっと体が出来て来ないと無理か。３歳の若さが充実の４歳馬に勝てなかったということか。５キロの斤量差も味方をしてくれなかった。それにしても今後が楽しみ。
　　上のT氏から電話があり、「伐採、剪定の計画」の図面は貼らない方が良いのではないか」のアドバイスを受ける。無理解な反応を誘発させる恐れを心配しているようだ。総会の決定を周知させて実施したいという意向を伝えに事務所まで出向いたが、ついでにいろいろ雑談をして来た。また次の役員会で内容確認をしてどうするかを決めたい。　
　　疲れていたのかわずかなワインに酔いが廻って寝込んでしまい、夜１０時からジョン・リードの伝記的作品である長編映画「レッズ」をビデオ撮りするつもりだったが、目が覚めたら１２時を廻っていた。「世界を震撼させた１０日間」の強烈な印象を思い出す。

６月２２日（土）曇り、薄ら寒い
　　夏祭りの各種お知らせの原案が届けられた。坂野さんからのようだ。皆忙しそう。
　　５時から「観る会」の企画の会が開かれる。２００４年の企画候補作品を大まかに絞る作業だ。首都圏からリストアップされた５０作品を内容検討し、１１作品プラスαに絞り込んだ。観て記憶にある作品、観たけど記憶の怪しい作品、誰も観ていない作品、創作団体しか分からず内容未定のものを振り分けて絞るのだから大変。２時間半程かかった。新しく委員となったNagaが初めて桜台事務所に登場。討論に加わる。これからは事務所にも練馬の文化センターにも時々出席願うことになるだろう。はるか田園調布からなので気の毒だが、ＣＰＩ活動や、インドネシア語学習と両立させて頑張って欲しい。今夜はついでに我等が「憩いの舞台」養老の滝にも付き合って貰い、われわれのグループでは珍しい生の「小」で乾杯していただいた。殆ど飲まない人だし、帰りが遠いので酔わせる訳には行かない。でも充分賑やかに雑談歓談。事務局長やユカちゃんとも仲良くなってもらえたようだ。僕らは気分上々で焼酎ボトルを２本空けることとなった。
　　韓国がスペインをＰＫ戦で破って、アジアで初のベスト４に進出。その粘り強さに脱帽。この分ではブラジルと決勝になるかもしれない。

６月２１日（金）快晴
　　この所、雨と暑い真夏快晴がちゃんぽんにやって来る。一号棟Sさんへお悔やみに出向く。事務所からお香典を用意してもらった。ご主人が寂しそうで痛々しかった。脳梗塞による急逝だったのでまだ信じられないと言う感じなのか。お二人とも定年直後で、これから晩年を楽しもうと言う時期だったのに。小机の上の遺影が今にも語りかけて来そうな写真なので、ご主人の気持が一層伝わって来る。妻に先立たれた夫の気持に生まれて初めてなったような気がする。
　　事務所に行くと谷口さんや水井さんと出会う。谷口さんは、内のかみさんと同じような涙腺の故障があると言う。通院しているとの事。水井さんは、北側ベランダの下の猫のワルサに悩んでおられた。管理主任が名案を考えてくれそうだ。
　　３時からブラジルーイングランド戦をテレビ観戦。ブラジルのアートとも言える華麗なテクニックにすっかり感激。柔軟勝つリズミカルで、格闘技を思わせるような強引さの無い最高の動きに、ブラジルが優勝するのではないかと予測した。夜のドイツーアメリカ戦はやはり今までのゲームの繰り返しのような、勢いはあるが、強引な力の勝負の印象が残る。特にアメリカはその傾向が強い。明日のスペインー韓国戦はどうなるのだろう。的確に相手を見極めたパス、ボールを足元に据えて離さないドリブル、ゴール付近での正確な判断と稲妻のようなシュートとヘディング、攻守の巧みな切り替えが織り成す見事なプレイのみが格闘技でない美しい展開を生み出すように思える。それが本当の強さではないか。

６月２０日（木）雨
　　１号棟で不幸があったとの連絡あり。通夜も告別式も終わっているとの事後連絡なので、明日規定のお香典を届ける事にした。今日は雨の中、江平さん主宰の西武ドーム観戦のある日。かみさんは駅近くのカラオケで咽喉修行なので、夕方５時から駅で落ち合い、西武球場へ向かう。かなりの雨だがドームだから、昔とは違ってびくともしない。対ダイエー戦。大いに飲んで馬鹿でかい声で応援したお陰？で、最終回で見事逆転。後味極めて良し。しかも抽選でも大当たりで、大粒のサトニシキのパックを獲得、意気揚揚と引き上げた。

６月１９日（水）晴れ
　　前進座劇場での「女殺油地獄」のゲネプロを観る。練馬からは、神田さん、洋子さん、猪俣さん、Nagaの面々が参加。嵐広也の言葉どおり「切れた１７歳」から「大人の悪」へと脱皮出来たかを見たかったが、まだ完熟状態ではない感じだった。しかし本番までには時間も有るし期待できそうだ。終了後、参加者でコーヒー屋に入り、これからの会の運営について意見交換。運営担当の会の進め方、事務所の部屋の雰囲気作り、看板の設置、など、委員会で積極的に提案して行こうということになった。渋谷に出てハーさんと一杯やる。

６月１８日（火）雨
　　かなり激しい雨の中、事務所に出向き、扉塗り替えのペンキの色の最終確認。同時に、積み立て保険の増額再契約の手続きを完了する。その後４０００万近い金額の振込み手続きに立ち会うため管理主任と共にあさひ銀行へ車で。雨は強くなったり衰えたりしている。昼食をとって事務所に戻る。三井住友海上火災の若い社員達とサッカーの話をして帰宅。
　　自宅で観戦予定だったWカップを観る。前半初めにミスをして１点許したまま、雨の中攻撃に鋭さが無く、そのまま防御体制に逃げ込まれたまま試合終了。サポーターもテレビ前も瞬間声を失った。トルコがさほど良い動きをしていたとも思えないので、どっかに無念さが残る。その分夜の韓国とイタリア戦に期待をかけていたが、期待を上回る好試合に堪能した。両者のスピードと粘りに精神力としぶとい体力を感じ、サッカーと言うスポーツの醍醐味が分かって来たような気がした。しかも新興勢力たる「アジアの虎」韓国が１−１の引き分けに持ち込んだ後、延長戦に入り、その後半に見事ゴールを決めてベスト８に進出したのだ。韓国の若者達にスポーツを超えた素晴らしい何かを感じて胸が熱くなった。特にサポータの持つアピールボードに「かって（北朝鮮が）イタリアに勝った時のことを忘れるな」という言葉が見え、政治体制を超えた民族の友情、南北の差別感の無さを知り、また、真っ赤に染まった観客席の色も僕の眼には北朝鮮のイメージを意識させるのに、同じ強烈な民族性を誇りを持って共有している感じで、金大統領の統一志向路線は近く実現するのではないかという期待が広がってきた。強さ、そして不遇を乗り越えてきたしぶとさ、僕にとっては大きな教訓であった。明日は、前進座のゲネプロに参加の予定。

６月１７日（月）曇り
　　会計伝票に押印して、事務所に届ける。修理担当から出されている大修繕に向けての審議会設置に関して過去の審議会資料を受け取り目を通す。審議会設置に当たって、Tさんの他力本願批判の文書を読み、この二の舞は許されないなと痛感。まず現理事会が建物の現状、大修繕の予定時期、法律改正の見通しと内容理解、そして立替への展望という流れを正確に読み取り、この年度にやっておかねばならない事柄を確定し、時期総会に懸けて決めておかねばならないステップを把握する事が必要だ。僕自身勉強が足りない。近々、役員会でこの問題を取り上げたい。それまでに問題点の整理がどうしても必要になる。
　　２時から吉祥寺の前進座劇場でで嵐広也と今村文美のインタビューに参加。松戸の小野さんが司会。二人とも話しが面白く、あっという間に一時間が経った。練馬からは、４人の運営委員が参加。明後日にはゲネプロが行われる。これにも参加の予定。終了後渋谷に出て、２，３用を足して、帰宅。

６月１６日（日）曇り、地面は濡れている
　　１０時から管理費問題でMさんと話す。うちの徹と同じで不況のあおりでリストラにあって苦労しているようだ。小５と中２の子供二人を抱えて大変なんだと思う。結局今までの勤めを辞め、一時金で滞納分は返済して行くという答えが貰え、バイトで繋いで次の職を見つけるまでがきついだろうと思うが、思っていたよりは雰囲気は明るかった。返済確認書通りに進めば、理事会の了承も取り付けられるだろう。彼は、自治会のお祭りで一緒に仕事をしていたのを覚えていてくれて、「あれ、学校の先生じゃなかったっけ？」なんて言っていた。子供のためにも頑張って欲しい。同時に経済状況が好転する事を祈る。
　　駐車場問題のN氏より電話で立場表明あり。隅の駐車スペースの車の限定使用を許すなら、大きさの数値的規定を作って欲しいとの事。理事会で検討してみると答えた。
　　昨日今日と予想の真似事をやってみたが、大分勘が戻ってきたようだ。だが途中で変えて外れる傾向は未だにある。踏ん切りの悪さ、自信の無さなのだろう。巨人戦は、同点になった所で放送終了。後はかみさんにラジオを任せて、僕は日曜洋画劇場で「セブン」を観る。途中で巨人の勝利を知らされる。映画は「羊たちの沈黙」に似た精神病理的犯罪もの。若い刑事役のブラピが初々しいが、余りにも暗いストーリーなので哀れになってしまった。ソドムと化した小社会で生きて来た定年を６日後にひかえた老刑事と、若い妻とこの町で生活を始めようとしている若い刑事が、この穢れた町の所産とでも言うような精神異常の犯罪者に翻弄される後味の悪い話。１２時近くまで観る事になってしまった。明日は２時から、前進座で役者とのインタビューがある。

６月１５日（土）曇り
　　６０年安保、６・１５記念日。この日に樺美智子さんが亡くなった。歴史は残酷なくらいに記憶を捨て去って行く。サッカーで燃え上がっている日本列島のどれだけの人が、あの事件を思い出せるのだろうか。僕も今日は体が疲れていて、午前中は、うとうとと半ば居眠りをしながら過ごしていたら、突然記憶がそこにフォーカスしたに過ぎない。僕自身、夜は、イングランド・デンマーク戦を眺めて、ベッカムという選手の華麗な活躍を賞賛していたのだが。それにしても日本の官房長が核保有に言及したり、すぐお隣りのインドとパキスタンが一触即発で核兵器使用を臭わせながらのつばぜり合い。これが現実のものとなれば、日本はたちまち黒い雨の雨季の中で、３度目の放射能汚染にまみれ脅える事は明らかなのだが、週刊誌が派手な見出しを付けているだけで、大新聞は極めて冷静。こんな風にして、大事件というのは、何気なくやってくるものではなかろうか。
　　お祭りの時によく一緒に働いた戸館さんから電話があり、転居する鈴木さんの替わりに理事を引き受けてくれた事を連絡してくれた。来月の理事会から正式に出て頂く事になる。
　　NagaのEメールは、まだ余り順調に動いていないらしい。設定に不十分な所があるのかも。やってくれたプロもかなり焦っていたそうだから、電源を切った状態からの立ち上げが良く確認できていなかったようだ。でも粘り強いNagaのことだ。何とか切り抜けるだろう。
　　明日は、１０時から、Mさんと管理事務所で話し合い。先日撮った自治会の関係者お二人の写真をプリントアウトしておいた。会うチャンスがあるかもしれないので。

６月１４日（金）曇り湿っぽい空気
　　事務所から連絡があり、管理費についてMさんとの話し合いのアポイントメントを明日の１０時にしたいとのこと。OKする。修繕担当のKさんが審議会スタートのプランを持ってきた。検討をしておく必要がある。
　　その後友人S君からパソコンの相談を受ける。パソコンもどんどん仕様が変わって難しくなる。周辺機との接続、インターネット接続など多様化しており、適合性の範囲がユーザーには判断がし難くなっているので困惑する。もう一度くらいは、相談に応じなければならないだろう。問題点を整理しておかねば応じきれないかも。新機種のパソコン購入に踏み切ったNagaも、いろいろと面食らっているのではないか。一応メールは繋がったようだが。

６月１３日（木）曇り時々ぱらつく
　　いよいよ本格的な梅雨模様。今日は、「観る会」の新運営委員会が発足。大沢さん、長谷部さんなど古くからのベテラン、新人の前野さんも加わっての初顔合わせ。珍しく熱気のある委員会となった。Nagaも新人の一人だが、今日はインドネシア語の教室と重なっていて、出席できないのが残念。パソコンの新設が終わるまでは、何かと落ち着かないのではないか。会議終了後、発足を祝して軽く乾杯をした。総勢１３人に祝福あれ。
　　「理事会便り」を流す。

６月１２日（水）霧雨模様で蒸し暑い
　　今日は、和子の誕生日。近くの「若竹」で昼食会をする。彼女もこれで正真正銘の６４歳。結婚して来年が４０年目になる。例会のミュージカルのように悲哀と滑稽と苦闘の軌跡を感じる。やっぱり戦友と言うべきか。
　　リオちゃんから作品のように長い直筆レターを貰った。独特の文体とセンスで、友達のスケッチが面白い。箱根の会の副産物にこのような手紙をもらえて光栄と言うしかない。リオの人となりも浮き彫りされて、今までよりは、彼女にアクセス出来て来たように思う。メールで返事を送る。

６月１１日（火）蒸し暑い
　　例会第２日。鹿田さんと鳥谷さんの二人が今日観劇。
　　MLにNagaの誕生日の祝賀メールが集中しているが、当の本人はパソコン故障中で、声なし。皆が彼女の沈黙を寂しがっている。早急の復帰を熱望している。
　　議事録係のKさんが「便り」に載せる原稿を朝のうちに届けてくれた。事務所に届ける。これに写真入りのニュースを加えて、体裁を整えて欲しいと管理主任に依頼した。

６月１０日（月）曇り時々霧雨蒸し暑い
　　６月例会第一日。「I　do　I　do」というミュージカル。夫婦の人生の悲哀を歌う。ブロードウエイのミュージカル結婚物語である。村井国夫のマイケル、春風ひとみのアグネス。中々の好演である。こんなシリアスなテーマもミュージカルになるのかと感心する。
　　いつものように搬入が１２時ごろと見込んで行ってみたら、９時からやったようで、すっかり終わっていた。センターでの手伝いの前に、Nagaの新しく購入予定のパソコンの機種選びに同行した。とうとう彼女の懐かしきパソコンも寿命が来たようだ。
　　観劇後、先月は出来なかった飲み会をやった。閑古は体調が悪く観劇そのものを欠席。我が夫婦に、大内さん、小沢さん、沼田さん、Nagaの六名。例によって、僕だけが残って、事務局のグループと合流し、帰りは終電を乗り過ごしてタクシー利用。馬鹿は死ななきゃ直らない。

６月９日（日）快晴
　　日差し強く既に真夏日だが、風が在って過ごし易い。その中、今日は一日管理組合行動デーとなった。午前中は、１−４号棟のベランダガラスの破損状況の調査。南側の芝生から、双眼鏡まで利用して、破損箇所を調べる。割れ具合までスケッチして図示しながら廻る。二手に分かれてやったが、結構判別に手間取って時間が掛かった。該当は１００枚以上に上るが、全部を直す予算はない。事務所に帰って、検討して４３枚に絞る。一枚手間込みで約１万円掛かるのだと言う。
　　午後は全棟を廻って、自転車置き場周辺の敷石の整備状況を点検。あちこちに敷石の緩みや浮きが起こっており、危険な状況の所もある。石の下の土砂の流失によって、地盤が歪んでしまっているせいだ。ずれ防止の縁止め工事の予定を再点検。前回調査した時点よりも劣化が激しい。隅きりで新たに塗装する箇所も増える。見積もりも大きく変わってくるのではないか。さらに新たに自転車用のスロープを階段につける箇所や、駐車場脇の土手部分の芝の消失を復活させるために駐車場部分の車止め新設による分離。土手部分の土留め工事。極端な芝消失が見られる部分への補植。等々、課題が山積。伐採や剪定計画などと平行して進めなければならない。ツユ入りしたようで、天候と向き合いながら、緻密に進める必要がある。
　　解散したのは５時近かった。夜はWカップで、日露戦争を観戦。１−０で勝利。稲本の株が一気に上がる。

６月８日（土）晴れ
　　母の２７回忌。お袋にしては珍しく快晴の法事となった。お寺さんも坊さんもお経も抜きの略式となった。兄弟妹の身内だけでお墓参りをして、石屋で追悼会と言う形になったのも恒兄の「墓を守るという事」の動揺から来たものかもしれない。色紙に自作の俳句をプリントして墓前に供えて、皆でお墓の掃除をしてから石屋に戻る。車利用者が二人居たので、暑い日差の中の移動が大変楽になった。楠原さんと小糸さんに感謝。おばあちゃんの思い出を肴にしてビールで乾杯。お料理も美味しかった。「ははがばば 仏になりて 青すすき」という俳句が、上座に飾った色紙に書かれている。清清しい良い句だと思う。夏の香りもしてくる。ビールも一層美味くなった。アルバムが廻り歓声が沸く。ひ孫の写真や、親達の幼い頃の映像が、時間を逆転させる。母の機嫌も今日ばかりは一日中ご機嫌だったようだ。風も雨もなし。色紙に貼ったお袋の笑顔のように空は晴れていた。
　　帰りは、しげりの車で石神井駅まで送ってもらい、後は西武線で帰途に着く。到着は６時半過ぎ。直ちに７時半からの管理組合理事会の準備をする。諸議題を済ませて、９時半に解散。今日も管理主任が冷やしておいてくれたビールで、咽喉を潤してから帰る。その前しばし管理組合というもののあり方について、歓談。自由な雰囲気と気持のよい協調とを皆が望んでいるのが分かる。只のお役人にはなりたくないものだ、と言う気持が誰にでもある。
　　管理費が支払えなくて困っている方とやっと電話でのコンタクトが取れたので、水曜以降にお会いする事になった。
　　リオさんから長いメールが来る。近々私信も着くとか。その件で気になった事もあり、チンペイ君に電話。少し僕が心配し過ぎたのかもしれない。
　　明日は修繕分科会を中心に団地中を歩き回り、修理予定の敷石の状況を確認、玄関のドアの塗装の色合わせをし、１から４号棟までのベランダガラスの破損状況を確認する。さらに芝生の劣化部分の手当ての仕方も相談する。

６月７日（金）晴れ、連日の真夏日
　　各地で３３℃を記録する。もう水不足を懸念する声がある。水がめは７年ぶりの減水が起きているとか。MLのKayoからメールが入り、NagaのCPがダウンしたとのこと。しばらくは音信不通になるか。早めの復帰を願っている。
　　箱根旅行の礼状を作って投函した。関根君の住所だけが分からず、リオに問い合わせてある。さて明日と明後日は殺人的スケジュールが続く。午前から八柱でお袋の法事に参加。Uターンして帰宅し７時半から、理事会の司会を務める。明後日は、修理分科会の現状視察と打ち合わせに加わり、可能であれば、午後はイオンの大店舗建設問題の地元集会に参加する。その後、来週は月火が「観る会」の例会で開幕。

６月６日（木）晴れ、真夏日
　　階段室と玄関ドアの塗装作業の計画と手順について業者と打ち合わせ、修理分科会での徹底は９日（日）に行う。使用塗料のナンバーは、今日中に業者が確認しておく事にした。芝生を見回ったが、カタバミ系の雑草の除草剤は、効果が上がっているようだ。雑草だけが、黄色く枯れて萎んでいるのがはっきりと確認できる。修理計画のうちの敷石の整理を急いで欲しいという意見が出ているらしい。お年寄りの多いとこでは無理もなかろう。調査はベランダのガラス破損状況から入るが、業者も違うし、平行してやれるように手配しよう。
　　夜は、桜台で会費納入と文化センターで前進座の近松もの「女殺油地獄」（７月例会）の運営担当サークル会議に出席。終了後、久しぶりだったので、事務局メンバーと前進座の制作のNさんも一緒に「百味」で飲む。予定より遅く帰宅。

６月５日（水）一時小雨
　　朝のうちに管理組合の掲示用と配布用の文書を完成させてから、事務のIさんとK副委員長に仕事をお願いして、ハーさん達の会合に出る。やはり元気が出る。時にはどうしても会いたい人たちだ。８日の理事会の知らせが届いていた。

６月４日（火）晴れたり曇ったり、にわか雨あり
　　満６９歳の誕生日。後１０年という人生射程距離が見えてきて、ゆとりと厳しさの両面を同時に感じている。MLの方々からも沢山の祝メールを貰う。教え子との交流のみが僕をステイヤングさせて来た旨の感謝メールを送った。雛型を何故か蛍の図柄にしたが、飛び回る蛍の明かりが今の嬉しさに通ずる所ありと痛感した。
　　６時から、W杯の日本対ベルギー戦を観る。野球とは趣が違うので、慌しさと疲れを感じるが、この一戦について言えば、堪能できる接戦だった。１対１の引き分けだが、勝ち点１と計算されるらしい。最後の稲本のシュートは、僕の眼には有効に見えた。どこがフォールトなのか、僕には分からない。勝ったと思えたのだが。
　　試合が終わると、直ぐに管理事務所に出向き、役員会の支度をする。今日は欠席一人（Kさん）でスムーズに始る。管理人Oさんは、臨時処置として遅い時間だったので、帰って貰った。慣れて来たせいか、皆が楽に話せるようになった。８日の理事会の進め方を確認し、必要に応じて問題点の整理と詰めを行った。開始時間が遅かったので、皆疲れたのではないか。明日は、朝のうちに理事会のお知らせを回覧用と理事宛に作り、掲示板に貼るのと、配布を済ませてから、演劇の仕事に出かける予定でいる。

６月３日(月）ほぼ晴れ
　　旅行疲れが少しだけ残っている。嬉しさをMLの仲間にも知って貰いたくて、送られてきた５０枚分の写真のアルバムをMLにも送った。そっとしまって置けない性質なんだな。まるで餓鬼だ。
　　今日が６８歳の最後の日。テレビではサッカーの話題で一杯。それにしても入場券の販売網の失態は実に見苦しい。サービスで成功するのは、過剰警備だけかもしれない。
　　明日は、「虫歯予防デー」そして６０年安保闘争の第一次実力阻止行動の記念日でもある。しかし今や日本は官房長官が核保有の可能性を口に出すようになっている。仮想危機意識を演出し憲法改悪へと誘導する道は着々と進んでいる。国家と個人の矛盾を煙幕をはりめぐらす事で、個人を国家側へと締め付ける体制を作る意図が丸見えだ。

晴れたり曇ったり
　　元雪谷ベ平連の教え子達が企画した「古稀を祝う会」に出席するため、和子とロマンスカーで箱根へ。森田君の共同オーナー制の部屋を利用させて貰っての宿舎確保のようだ。「ヴェルデの森」と呼ばれる温泉宿舎。僕らの部屋は、快適な広間。綺麗な庭がガラス越しに見えて、目が休まる居心地の良い部屋だった。宴会に先立って、この部屋で、記念授業の真似事をやらされた。チンペイ君の演出らしい。出席簿まで用意されていた。参加者の名前が書かれており、呼ぶと皆が神妙に「はーい」と返事をする。一瞬雪高時代に想いは飛ぶ。忘れていた感覚だ。これまでの彼らとの接触を辿って、問題意識の変遷など、恥じも含めて語って行くと、みんなの表情があの頃へと移って行って、感謝の言葉に移った時には、目は潤み言葉も途切れた。思ったより長くなって、宴会開始の時間ギリギリまで話してしまった。
　　特別に用意された畳の会場で、ゆったりと寛いでご馳走を食べ、大いに飲み、後から駆けつけた丸谷君、金子君も加わって一層賑やかな雰囲気が広まる。漫才コンビのようなやり取りに爆笑続き。８時過ぎまで宴会は続き、お祝いやお土産まで戴く。その後僕らの広い部屋に場所を移しての二次会。もうすっかり心を許した歓談に高校時代に意識は飛んで、語っている事は現在の事でも、語り口は高校生と言う感じで、上級生下級生の区別も無く爆笑のうちに夜は更けていった。午前３時を過ぎてやっと寝る事にし、僕も意識を失う。２日になり９時ごろから朝食をとり、車に分乗して小田原城へ。城址を散策し、上手い蕎麦屋で昼食。ここで解散する事にし、電車組と車組に分かれて東京に向かう。僕らは山田君の車に同乗させてもらい、青梅・入間方面へ向かう。皆の好意で楽しく楽な旅行にしてもらえたが、さすがに疲れが出て、家に着くとすぐに眠り込んでしまった。目を覚ましたのは９時。それからやっとパソコンを開けると、例によってメールがぎっしり。その中に、常木君が作ったHP形式の今日のアルバムを案内するメールが入っていて、早速開くと５０枚の写真がぎっしりと詰まっており、早速楽しませて貰う。実に良く出来ている。こんな方式もあるのかとびっくり。２日間に渡る彼らの温かい好意が思い出され、胸が熱くなる。どんな感謝の仕方があるだろうかと、かみさんと顔を見合わせた。夢のような時間が終わり、また日常へと舞い戻る。
    小柳さんから連絡があり、七中の旧職員の集いも無事終了とのこと、近々会計精算も行う予定との事で、一先ずほっとする。出られなかったのは残念だったが、２７名の参加があり、盛会だったようだ。

５月３１日（金）曇り時々日差し
　　山田さん提案の「飯能河原で飲む会」には結局僕独りで参加。持参したホースノンガスコンロで中華なべを使って、男料理のトン汁を作り、ジョニ黒で乾杯。懐かしい４人が邂逅して、昔話、近況の交換など、運良く遠のいた低気圧のために青空さえ覗いて、暑くなく適度な天候で、快適なアウトドアパーティとなった。小学生の遠足と一緒になって、教員意識の回顧も加わり、付き添いの先生達の若さに自らの年を自覚し、思い一層深しと言うところ。かなりの酩酊で、歩き歩き知り合いに携帯で電話などかけたようだが、記憶は朧。さて、明日からの古稀記念の箱根旅行がどうなる事やら。しっかりせいや、健。

５月３０日（木）曇りがち、蒸し暑い
　　去年の今頃は、MLの人間関係で苦労をしていたのを思い出す。MLを辞めるの辞めないのと大騒ぎになっていた。今日辺りが、その辺の事情の記念日になりそうだ。高橋和己の「我が心石に・・・」などを思い出して、苦い思いをしていたのを覚えている。あれから１年。早いものだ。苦労したのが功を奏したのか、MLは立派に続いている。教え子達のメールも洗練され美しくなり、僕のHPにも良い原稿を送ってくれている。またそろそろオフ会を企画する時期になって来たのではないか。
　　昨日までで、除草剤の散布が終わり、今日は樹木の消毒が予定通り済んだ。既に予告掲示も剥がされていた。明日は、山田さん企画の「飯能河原で話す会」にかみさん共々参加する。お天気が危ないかも知れない。

５月２９日（水）晴れたり曇ったり
　　事務所に不在を告げて、携帯の番号をメモしてもらい、一日団地の事を忘れて会議に参加。夜の会にも加わり、命の洗濯。

５月２８日（火）晴れ後曇り
　　あさ９時事務所で掲示用のプリントに一部手直しをして、除草剤散布と樹木消毒のお知らせにしてコピーをとる。もう除草剤散布が始っている中を１号棟から１８号棟まで、全部で５５の階段口掲示板と通りの３つの掲示板に合計５８枚を掲示して歩いた。いつもなら事務の女性がやってくれるが、今日は、管理主任はお休みで、人手不足、種々の手続きは分かり難いので、掲示して歩く方を買って出た。やってみて全部終わるには雑にやっても１時間１０分近くかかる事が分かった。掲示板の整理や鋲の整頓などに留意したら、事務員が言うように、１時間半は掛かるだろう。心配して自治会のMさんや副理事長のKさんまで顔を出してくれた。その時に連絡してくれた人がいて、２号棟の１階段の掲示物にタバコの火で炙った様な焼け焦げが出来ている事が分かった。
　　今日は、入間ガスがカロリーをアップするための事前器具調査も同時に行われており、進行具合のチェックも気になった。
　　明日は久しぶりに演劇関係の集まりに出席する予定。

５月２７日（月）曇り後雨
　　週末の疲れで朝は９時までぐっすり寝込む。午前中に管理主任から電話があり、管理組合の仮HPが出来上がったから見てくれと言う。早速見て、中々の出来なので返事のメールを送っておいた。まだ正式に公認されていないHPだから、力も入れにくいと思うのだが、よくあそこまで勉強したなと感心した。少し経ってOさんが再び顔を出し、書類の印漏れが在って、銀行の引き下ろしに支障が在ったようだ。直ぐに押印する。
　　午後は、溜まっているメールの処理、メールの送信、HPの書き込みなどに結構時間が掛かった。「観る会」事務局に電話を入れて、総会の様子を聞いてみる。F氏もH女史も不参加だったようだ。両氏とも役員の立候補届は出ていないという。F氏はドックに引っかかったと言う連絡がIさんを経てあったという。わだかまりがあって身を引くのだろうか。そんな後味の悪い事が起きないように気を遣って来たつもりだったが、力及ばずと言う事なのだろうか。残念だ。しかし方針案と予算案は承認を受けたと言う。これからの活動の困難も沢山あるが、気分良く協力して行ける体制作りと民主的な運営の確立がテーマに据えられなければならない。運営委員は結果として数名増えたようだ。夕方になって、またOさんから電話があり、明日朝から除草剤散布の作業があり、３０日（木）には樹木消毒を行う予定だと言う。明日作業予告の作成を事務員に頼んであるが、一部補足修正して除草剤散布の予告も兼ねたらどうかという相談だった。明日、明後日とOさんは休暇になるので、こちらで手配するようして欲しいという依頼でもあった。
　　また３本１０５０円の赤ワインを復活させ、買いに行く途中で、大御所Tさんと会う。さる私立の評議員をやられているとのことで、忙しそう。立ち話でHPの話の他に芝生の雑草除去の話題が出たが、こちらからは、既に手配済みと話、１６年に予定されている大修繕への見通しについて相談に乗って欲しいとお願いしておいた。

５月２５（土）２６（日）晴れ時々曇り
　　土曜から、慶太の結婚式に参席するため、半蔵門の東条会館に出かける。富山の坂藤さん夫妻、荒尾さん夫妻が泊まっているホテルで合流。荷物などの整理を手伝い、式服に着替え、揃って
会場へ。坂藤さんは大分体が不自由なようだ。宝田さんが大島町の大物だけに、町内会の軍団が大勢お祝いに駆けつけて居り、式場は大賑わい。お嫁さんも中々可愛い人。慶太の幸せを祈る。富山の弘文と競馬の話や相続の問題での悩みなど、諸々はすべて酒のつまみで、真面目ではあるが深刻な物ではない。飯田橋の北電の宿舎まで弘文が同行しての話しこみ。外でもう一杯飲んで、彼はタクシーで帰っていった。宿舎に戻ったのは、門限の９時ぎりぎり。もはやバタンQ以外なし。夜中に目覚めて寝ぼけて、自分の居る所が分からず、トイレが無くなってしまった錯覚になり、危機を感じたが、トイレは外の共用だった。
　　日曜の朝、ゆっくりと宿舎を出て、深大寺の植物園を訪れる事になった。富山勢にとっては、初めてだし、今は花がきれいだからと、和子の提案。真っ盛りは過ぎたと言うもののバラの見事さは、予想をはるかに越えて、西武球場の国際バラ展よりはるかに素晴らしい。何せ地面についている生のバラだし、そこに根付いているから、花も葉も生き生きとしている。写真をやたら撮った。デジカメではないので現像焼付けが必要だが、いずれ深大寺バラ園特集を風船蟲にでも組みたいと思っている。帰宅４時２０分。５時から事務所でペイオフ対策小委。結局、F氏と僕だけで、積み立て保険の話を聞く。T氏とF2氏とが欠席で、煮詰めるのは、役員会に持ち越し。ただ、中途解約が大修繕との絡みで時期的に必然であり、その時の運用を考える必要があるので、大修繕の大まかな進行をも検討する必要が出てくる。場合によっては、審議会設置が問題になるかもしれない。こちらの方が本題なのかも知れない。心身ともに疲れ切って就寝。

５月２４日（金）晴れ
　　朝、管理人のOさんが戸口に立って、役員会のお知らせの内容を見てくれという。６月４日の夜８時半に変更した役員会だ。誕生日だが仕方が無い。その後団地中の南側庭園を見回ったら、もうホームレスの野宿跡は撤去されていた。Oさんが作業員に頼んだのだろう。
　　和子は、田舎の親戚を迎えに出た。明日の結婚式参列のために、坂藤さん夫妻が出て来る。土日にかけて留守にするので、会議を調節したが、イオン大店舗建設の問題で行政をよんで訴える会だけは、午前９時半からなので、どうしても出席出来ない。それと土曜に予定されている「観る会」の総会には、Nagaが出てくれることになった。ほっとしている。沼田さんにも無理を頼んだが、俳句の方の幹事もやっているらしく、土曜は埋まっているようだった。
　　好い加減なお昼を済ませてからは、新しくダウンロードを試みたソフトにデータを食わせるのにあっという間に７時を過ぎていた。９時からの「さとられ」というドラマをビデオに撮ったが、若い外科医の話のようだ。いつかゆっくりした雰囲気で鑑賞したい。

５月２３日（木）晴れ時々曇り
　　朝のうちに事務所に出向き、昨日の１８号棟の件を管理人と話した。現場にも行き、状況を見たが、あの階段の人が事情を知らずに見たら驚くだろうと、張り紙を貼る事にした。序に内装変更の承認書を１通押印。１６号棟の私邸建設の件で、S氏から要望書の返事が届いたとの連絡が該当所帯（Y氏）からあり、その返事のコピーが添付されていた。進展なし。これ以上譲歩なし、の内容。文面も硬い。
　　管理人のOさんも自分のHPを製作中とのこと。楽しみな限りだ。それが練習台となって、行く行くはこの団地のHPも作られるかもしれない。
　　午後になって、また連絡があり、近藤園の主人が来ているのであって欲しいと言う。今度は芝生の管理の問題だ。雑草が目立ってきたという声が出ていると言う。そこで１８棟の南側の庭園を全部点検してみた。成る程、丸い葉のカタバミ科の雑草が、まだ背は低いが、黄色い花をつけている。小さな雑草だが、結構根は深い。６月１日の清掃デーまで放置するとかなり大きくなるだろう。
除草剤散布が去年も行われている。除草剤の使用については、強く反対した理事会もあったのだが、結局その年には雑草が蔓延ってしまい、また除草剤使用が再開した経緯がある。手での除草が住民の手で確実にやれれば、薬品を使わないことも考えられるが、勤労奉仕のイメージがあり、今の人は、管理費を納めているのに何でこんな事までやらせるのかという気持もあるようだし、清掃参加は今だって徹底はできない。それを定期的に動員するのは先ず不可能。業者が人手を雇えば人件費が高くつくから、これもOKしないし、こちらの負担も膨らむ。
　　結局、芝の刈り込みをしてからの除草剤散布は、芝自身も影響を受けるので、刈り込みはせず予定より早めに丸葉カタバミ用の薬品散布だけを行う事にして、夜分庭園担当のF副理事の了承を取って、発注する事にした。積み立て保険の検討は、２６日の午後５時からと言う事にF氏と打ち合わせた。今日は団地中を見て歩いたが、こんな立場にならないと気付かないような発見も多い。１１号棟の東側庭にホームレスがダンボールハウスを作っているのも発見した。明日除去作業をする。自分がホームレスを新宿駅から追っ払った都庁の役人のイメージとダブってくる。

５月２２日（水）晴れ
　　午前中に管理事務所から電話が入り、１８号棟のコンクリート部分の材質検査に立ち会って欲しいと言う。初めて聞く話だが、１８号棟（徹の所）でもあるし、号棟の立会人がT氏だと聞いて、急いで食事を終え、出向く。若い職人が二人来ていて、T氏を伴って状況の説明を受ける。この件は、T氏によると、２，３年燻っている問題で、はっきりした原因の追求が行われぬまま、もう少し様子を見ようと引きずって来たのだという。T氏は明らかに今までの管理組合の姿勢に批判的であった。彼は、水漏れが原因で、漏れた水が表面を伝わるだけでなく、コンクリの材質に染み込み、土台の材質自体を劣化させているとすると危険だと言うのである。業者にその可能性を問うと、そのような劣化は起き得ると言う。掲示板の下の表面に現れている虫食いのような腐食状態が気になるし、北側ベランダ下の爆裂状態の捲れも気になる。団地全体の建物構造物の材質劣化状態を再調査してみる必要があるのではないか。築後２８年、立替の目途とか、大修繕の周期の設定は、本当に適切だったのだろうか。問題の箇所からコアを切り抜いて持ち帰り、試薬を用いて劣化の進行状況を検査するという。結果は３，４日かかりそう。T氏の予測が正しいと、これは大きな問題になるだろう。明日管理主任とも協議しておこう。
　　午後は、パソコン付属のマイクの音質と感度が悪いので、カラオケにも使えるダイナミックマイクをデジタル向きに加工したものを、エコー効果の付けられるアンプを通して繋げて見た。最初どうしても音が出なかったが、設定を弄っているうちに何とか音が出始めた。音量も結構あるので、使う時はボリュームに留意する必要がある。夜は、巨人戦と内田康夫のドラマを見る。ニュースは相変わらず外務省問題ばかりで、大使館前の光景が何度放映され続けている事か。テレビの映像は、隠された真実も暴くが、世論操作の影響力の怖さをも今更のように痛感する。
　　チンペイ君から電話があり、古希の箱根旅行で、４５分ほどのレクチャーをやれという。今更大きな顔して講義など出来る資格も力もないが、彼の「例えば」と言う注釈つきで並べられた項目から見ると、雪谷ベ平連時代から老いた現在にいたるまでの心境変化を、つまりは生き様の恥じを語れと言う事らしい。「共産主義と僕」とか「教員生活から得たもの」とか「今更何故競馬なのか」とか「生徒達とのふれあいの中で得たもの」と言うような例が上げられていたようだ。いずれにしても恥ずかしさなくして語れない。着飾ったコメントでなく、裸になって古希を語れと言うことなのだろう。さてしばらくはこのことが頭から離れなくなるだろう。

５月２１日（火）晴れたり曇ったり
　　午前中にOさんから電話。改めて伐採問題の意見を伝えられた。一応了解してもらえたが、これからの宿題と捉える。かなりベランダからの眺めがすかすかになってしまったと感じられるようだ。伐採予定の木の移植による補植が可能ではなかろうかと言われた。東大農学部の樹木管理をお手本にして、ここの業者にも勉強して欲しいとも。剪定の方法にも再度注文がついた。やはり業者を含めて剪定の学習会を開く計画を立てよう。
　　夕方から桜台で運営委員会。財政問題は、一応総会に向けて結論を出したが、F氏は、予算の提案者になることを辞退。決算予算ともIさんが提案する事になった。慶太の結婚式参加のため僕が出席できないので、沼田さん、黒田さんに参加をお願いしてみる事にする。事務局長は、「一味」から運営委員の補充が出来ないかと打診があった。今年度は僕があまり活動できない状況にあるからではないか。黒田さんは総会参加も運営委員のことも協力してくれる意向のようだ。
　　連荘になるので今日は真っ直ぐ帰るつもりだったのが、養老でメートルが上がり、ジンロを瓶でとったせいか。酔いが廻り、、終電で気が付いたら稲荷山公園。乗り過ごしに気付いたが、歩いて帰るのに便利なためもう一駅先の入間市で降り、ふらふらと真夜中の散歩と相成った。携帯電話で実況中継をしながらのご帰還であった。

５月２０日（月）晴れ
　　午前中にA氏の電話の件で管理人と話し、やはり伐採の件だろうと言う事になり、理事長が直接話をした方が良いだろうということになり、電話をしてみたが、O氏もA氏も夜にならないと戻らないとの事。こちらの都合もあり、先延ばしも拙いので、私信の形で事の経緯と、判断と実施までの流れを説明し、整備計画の大切さは充分に分かっているが、今回の処置については、止むを得なかった点。事前の了解を得なかったのは、理事長としての判断が的確でなかった事を詫び、今後計画の正確な実施、とやむを得ぬ変更に当たっては事前の意向打診に留意する旨書いて届けてもらった。批判は熱心さの表れと取って、大切にしたい。
　　夕方から桜台の会議に出かける。毎回焦点がボケたまま、終わるので、痺れを切らしたのか、武さんが、問題点を整理して置いてくれたので、比較的手際よく進んだ。Fさんを中心にしばしば出されてきた事務局の処遇問題が民間での社員処遇センスから発しているので、その辺での留意を重視するIさんの意見も入れて、手直しされた。２５日の総会を控えて、明日の臨時運営委員会ではどうしても予算案の決着を着けねばならない。帰りは久しぶりに「養老」で一杯。CDの文字の重なりは文字サイズの縮小で解決したとか。

５月１９日（日）晴れ、薄曇、夜雨
　　久しぶりの日差しのような気がする。懐かしいお馬仲間と会い、「オークス」トークを行い、遊び程度の馬券も買ってテレビ鑑賞。一番人気の岡部ルビーは、距離不足、二番人気のキャラットはいくら強い逃げ馬でも東京では届かず、結局末足の優れた馬の選び方に迷ったが、いずれも２４００という長距離は未経験が多く、かってのレースに中長距離志向が感じられるミモーゼから行くことにしたが、気になっていたスマイルフューチャーを外した恨みで勝たれてしまった。チャペルが２着。中穴となり今回も逃す。
　　帰ってくると、旧理事のAさんから、電話があったという。想像だが、１６号棟の伐採問題がくすぶっているのかもしれない。１６号棟関係者と立案者の意向を聞いてから処置すべきだったかも知れないが、私有地の境界線で起きている問題で、管理人、庭園担当副理事も立ち会って、計画の一部変更は止むを得ないと判断し、ゴーサインを出したもので、処置の仕方としては、他の方法はなかったものと思っている。実施を急いでいたようなので事後承認の形になってしまったのは拙かったかもしれない。明日様子を確認してみるつもり。

５月１８日（土）雨後曇り
　　折角の目黒記念が不良馬場で行われた。夜は、理事会規模での業者ヒアリングが行われた。３社の代表と、予定事業の実施内容の確認と見積もりの検討、実施上の注意などを行う。居住者の意向を総会及び個々の要望などに基づいて注文を出しておいた。

５月１７日（金）晴れたり曇ったり
　　朝から電気工事の余波。どうやら昨日のTV騒ぎは、アンテナの故障が原因で、ブースターに影響の及んだトラブルだったらしく、ブースターを取り替えただけでなく、既に１５万掛かっているのに更にアンテナ代が必要になるらしい。朝、その確認に事務所に行き、アンテナ修理の状況を確認しさらに役員の名刺の件など管理人と打ち合わせるOさんから、「１６号棟の私邸建設に関する樹木伐採に関して時前に号棟の話し合いが欲しかった。」という。しかしこの問題は、委任された理事会で決定できる性格のもので、号棟協議で結論が変わるものではないと確信する。民主主義的運営と、、委託代表制との関係が混乱している結果と思われる。機会を得て所信を表明したい。
　　ハート病院の検査結果をすべて持って澤田さんに行ったら、澤田さんは、「大きな異常が無くてよかったね。様子を見てやって行こう。」と思っていた通りのことを言った。むしろ自信に満ちていた。分かった、僕もそうしよう、自覚症状に何か有っても、いや、やっぱり気のせいだ。気の持ち方で頑張ろう。何か変なのに、何も無くて、ころっと状況が変わるタイプの方が、僕としては都合が良いのだ。
　　帰って来たら、かみさんが、「気分を変えて、西武球場の国際バラ展にでも行ってみない。」と誘われ行くことにした。もともとバラの煌びやかさとハイネス性が気に食わず、素直には、近づけない。案の定商社が沢山入っていて、展覧会の性質に人工性を沢山感じた。しかし綺麗な場面は幾つかキャッチしてカメラに収めた。これはHPに活かせるかもしれない。
　　かみさんとの話で、１９日には、オークスに行く事にした。それに合わせて彼女も出かけるらしい。すっきりした自由を味わいたい。体も気持も。

５月１６日（木）曇り時折ぱらつく。
　　ハート病院へ行く前に事務所に顔を出す。その前に１６号棟前で木を切っているのが見えたので、現場に行き、近藤園のスタッフと話す。予定通りの作業に入っている。事務所では、昨夜のテレビのトラブルの報告と、便りの手直し原稿と１６号棟４所帯への理事会の意向表明、そしてビデオのカタログとを届ける。原稿は、印刷物となって配布された。「便り」は押印が必要とあって、午後もう一度来る事にして、病院へ向かう。結果は予測通り整形外科的には、異常なし。歳の割りに背骨が綺麗だと言われる。あちこちに椎間が食み出ているのではないかと心配だったが、そうでもないようだ。とすると会議中の鋭い痛みは何だったのだ。筋肉痛？筋の引きつり？軽くなったとは言え未だに残る右下腹の痛みやツッパリや疼きは何なのだ。胆石の影響だろうか。位置が下過ぎないだろうか。だとすると大腸の検査が又必要になるかも。澤田さんに考えを聞く事にしよう。ハート病院から各種の写真を預かり、澤田医院に届ける事になる。明日行って来てしまおう。
　　１時半頃、再度事務所に出向く。便りを仕上げ配布。５号棟の分を預かり、帰り際に各階段連絡員に配布。家で役員の名刺を入力して、印刷していると、「アイシン」のスタッフがブースターの新しいのが来たので、今日中にテレビのBSの系統も直せると電話が入った。しかし実際に付け替えてみると、アンテナそのものの故障ないし破損が考えられると言い出した。むしろアンテナの故障そのものがブースターに負荷をかけたためのトラブルかも、ということで今日は一先ず引き上げていった。また大きな出費になるのでは。そんなやり取りをしていたら、管理人から「Oさんが、何故計画と違った伐採をやっているのかと抗議に来た。」と電話が入る。事前の了承と言っても、新築工事に邪魔となる木の整理は、誰の目にも明らかな事で、理事会の決断に任せてもらいたいものだ。確かに「便り」が一日前に配布されていれば良かったのかも知れない。しかし、団地内部の「緑か日照か」の問題意識とは違うと思うのだが。僕の所に電話が来るかと思ったが、それはなかった。重い気分が残る。巨人も負けた。

５月１５日（水）晴れ
　　ポリのゴミ捨ての時から、今日の検査結果が気になる。栗の花が一層伸びていた。
　　結果から先に言うと、症状の原因がすっきりとは分からないのだ。しかし、検査結果の示す所によると、胆嚢に石があるということ。今の痛みや違和感とは、位置的にずれるにしろ、これははっきりとした事実。極小さな胆石である。自覚症状は、敏感すぎる僕のことだから、通常の人よりは、早く、あるいは大仰に現れることはありうる。明日、腰椎など整形外科の専門医に写真を見てもらい、この病院との縁も切れるのだろうけど、胆嚢を言い当てた澤田さんは、我が競馬予想よりは数段優れていると言わざるを得ない。多分明日は蛇足になると思う。つまり、胆石の非症状段階から、何らかの症状提示段階に入っているものと思われる。対処仕方は、「様子を見る」から「投薬」そして「手術」と分かれてくるのだろう。インターネットで様々な知識を得て考えた。最悪の場合もあるので、軽視は出来ないが、慌てる必要もない。自重しながら慶太の結婚式（２５日）と、古希祝旅行（６月１、２日）をやり過ごし、適当な時期に処置を決めるしか無さそうだ。このまま治まる可能性もあるかもしれない。でも治癒する訳ではない。どこかで決断を下す必要があるだろう。S医師のような頼りなさそうな人の実力と言ったものの存在を痛感する。
　　夕方になって、５号棟のテレヴィの画面が可笑しくなった。４０５の渡辺さんが気付き、事務所に連絡したらしい。事務所から業者に連絡し、処置に関して業者から僕に電話が来た。状況説明を聞き、即修理の方向で返事をする。７時頃、修理現場に立会い、初めてTVアンテナの仕組みを知る。アンテナから１階地下のブースター室へ配線が降り、それから１階ずつ上に上がっていくというのも新知識。３階で切れたら、４、５階と映らなくなるのだそうだ。
　　夜遅くなって、TV問題で問い合わせがあったので、慌てて各階段に臨時処置の張り紙を張りに行った。BSは２、３日は、見られないかも知れない。片時も理事長から解放されない。

５月１４日（火）薄曇り
　　片付けものの後、何とか苦労して採便し、病院へ届ける。昨日より病院の距離が身近く感じる。まさか病院がにじり寄って来たわけではあるまい。こんな具合に墓場や棺桶ににじり寄られてはたまったものではない。リズムを取って気分良く歩く。クリの花が大分長くなって来た。あの思春期を思わせるような栗林の景色を思い出す。右手に広く大きな森を眺めながら、病院に到着する。国道２４６が自然の中にぶすりと突き刺された現代文明のメスのように感じられる。まさに自然な連続を断ち斬るように大型トラックが列を連ねている。その向うに我が愛すべきハート病院がある。今日は別嬪さんの看護婦に検便を渡して、そそくさと帰途に就く。明日はどんな顔して帰るやら。
　　帰りに事務所によると、S氏や自治会の面々がまたもや仕事中。誠に熱心。管理人の伝言で、名刺用の写真を用意するようにと言う。大した数ではなし、自分で作るよと思ったが、Oさんのお手並み意見も良いなと思い了承した。帰宅後、１６号棟の日照問題該当居住者に対する理事会見解を作った。結局は管理者の免責の言い訳になっているのに気付き、恥ずかしくなる。本当に苦しみ悩むのは、いつも直接関係者なのだ。法律自身が言い訳の根拠に過ぎない。
　　夕方、「便り」担当のKさんから、原稿のフロッピーとコピーが届いた。
　　MLのNagaから忙しくなりそうなこと、髪を切ったという知らせが入る。新鮮な息吹を感じる。若い人には、どんどん活躍して欲しい。負けずに元気になりたい。

５月１３日(月）曇り
　　昨夜留守中に管理人から連絡があったというので、一番で事務所に顔を出す。先ずは、西武リニューアルの次長さんを紹介される。１８日のヒアリングを前にしての挨拶らしい。階段室の塗装工事には、玄関扉の塗装が入っており、不在家庭の問題や梅雨時期の工事中休みのことなどが出てきそうだ。色選びや塗り分け方法の話も出て、現状把握のために、近くの号棟を見て歩いた。
管理人とは、近く転居を予定している理事が居るので選び直しの必要が出てくるようだ。総務の便り担当のKさんとも連絡がつき、原稿をフロッピーで明日の夕方事務所に届けるとか。１６号棟の問題（私邸新築絡みの）で、当該号室の方々へ理事長名義の説明を出す必要、など、話題様々。
　　ややお座なりになっていた「赤い手帳」の管理業務メモを補充して、今日現在まで整理しなおす。今日のような場合理事長名刺も必要かなと思い、ソフトを使って入力してみた。どうせ始めの時期に何枚か必要になるだけで、沢山は要らないのだから自作で充分だろう。
　　３時頃からハート病院へ出発。道は思っていた通り、昔の散歩道だった。３５分位歩く。信頼の置けそうな雰囲気で好感。４時まで待って、たっぷり２時間検査。レントゲン、CT、MR、それとドクターの診察と多角的な診断方法。今日は検査だけで、診断は水曜日の午前になる。明日の朝、当日の採便を届けよとのこと。放射線関係のスタッフの話では、胆嚢にも尿管にも結石が見られるらしい。尿管結石の痛みと言われると、何故か、ドックで掴めなかった潜血検査プラスの判定のことや、鋭い痛みの理由が分かる様な気がする。さらに腰部や脊椎の状況を調べる意味で、MRを使用したようだ。内蔵（胃腸、胆嚢、膀胱、尿道）の状態は、CTの方が適していると説明された。さらにレントゲンで腹と腰の映像も撮った様だ。朝食しか取っていないので、くたくた。ぺこぺこ。歩いて帰って、ヨークマートに寄り、２００円引きになった鶏のから揚げと炊き込みご飯、それに二階堂を一本買い求めて、帰宅。よれよれの気持と体にぐっと一杯が爽やかな音を立てる。

５月１２日（日）薄曇
　　朝のうちに会計さんから、伝票が廻ってきて、内容確認と押印。直ぐに事務所に届ける。管理人と「理事会便り」の作成手順について話し、担当とも連絡を取るようにした。今日は和子も所用で出かけ、こちらもにわかに決まった観劇に出かけた。帰ったら管理人から電話が入ったと言う。遅かったので明日顔を出すことにする。MLで今日は母の日だと知る。うちの子らも独立してからは、この日を忘れてしまったようだ。一頃は花など届いたのを記憶しているが。皆自分達の生活で手一杯なのだろう。感傷とか詩心などというのも、心にゆとりがあって初めて浮かぶ物なのだろう。
　　明日午後は、いよいよ腹部のMRI検査に入間ハート病院へ行く。

５月１１日（土）曇り、時々ぱらつく
　　和子は作品作りで、墨や紙や道具を広げたままの大奮闘。僕にまでは手が廻らない。一日一人で生きる。午前中から、今夜の理事会の問題点の整理、知らない知識の吸収、今までの組合の経緯などを勉強し直しておいた。とは言うものの好きな領域ではなし、直ぐに飽きてパソコンなど弄り出す。好きな物を観たり読んだりしたくなる。まるで餓鬼。
　　３０分早く事務所に行き、支度をしようと思ったが、管理人がすべて整えておいてくれた。出席１４人欠席４人、内、届があったのが二人という状況。嬉しかったのが、若い総務の人が、きちんと議事録を取ってくれ、「たより」の発行も引き受けてくれたことだ。それに僕が強調した、住民が水周りや雨漏り、設備の破損その他の事で不安を感じたら速やかに対処できる理事会をモットーにしたい、その具体化のルートを確立したいと言う希望に、積極的な姿勢が見られたことが嬉しかった。それに「緑陰」はその任務を終えたが、きちんとした議事録態勢と広報化した形での「理事会たより」の発行が期待できるかもしれない。若い担当の人に大いに期待。
　　議題をすべて終え、用意しておいたビールの小缶で乾杯。９時半過ぎに解散した。気持のよい第１ページだった。体調不振を忘れてしまった。帰ってから戻ってきていたかみさんと夕食。

５月１０日(金）小雨降り続きひんやり
　　遠足に出かけたみどり会の方々には気の毒に、朝から雨が降り続いている。午前中から検便の容器を持って澤田医院へ。診察を受け、血圧１５０の８５「特に問題はありません。」と言われ、３，４週間ほど前の血液検査の数値を眺めながら「肝臓にも問題があるとも思えないが」と首をかしげる。「とにかく検便の結果を見、腹部に限ったMRテストをやってみましょう。MRはここでは設備が無いので、ドイトの近くの「入間ハート病院」で受けてもらいます。直ぐに予約を取り紹介状を書きましょう。」と言われ、腹部腰部の打診触診が行われた。まだ胆嚢の疑いもありそうだ。朝起きた時に感じる痛みや体のよじりに伴う痛みからの予測のようだ。ともかく二つの検査がはっきりすれば、腹部内臓の異常の有無ははっきりするだろう。
　　帰ってくると、専用部分の修繕、改修についての「承諾書」への理事長印の押印文書が投函されていたので、即押印を済ませ、事務所に持参する。明日は理事会があるので、来合わせたT氏から意見を聞く。ペイオフ絡みの預金の処理や銀行に対する信用の問題、保険積み立て増額の問題、立替と大修繕の問題、敷地内の私有地に私邸が新築されるに当たって影響を受ける号棟への対応の問題など、事務終了時間一杯話をし、１６号棟の該当号室にSさんが居るのを知って、直ぐに電話をかけて状況を聞いてみた。建築側への４所帯連名の手紙のコピーも受け取った。ただその処理がどうされ、どういう結論が出ているのかは、質問者たちも知らないらしい。
　　明日昼間、議題の整理と内容の確認をやっておく必要がある。
　　山田さんから「飯能河原で語る会」の企画について電話があった。石井さんとの相談で、２４日か３１日が上げられていたが、どちらも翌日が慶太の結婚式と古希祝の旅行が詰まっていて、忙しいが旅行は気が軽いので、かみさんが駄目なら僕だけでも参加しようと思い、３１日の方を選んでおいた。しかしいずれにしろ、診察結果を見てみないとどうなるか何とも言えないのだ。不安が単なるお笑いに終われば、こんなに嬉しい事は無い。

５月９日（木）曇り時々小雨
　　いつ降ったのか分からないように地面が濡れている。桜台行きは無理になりそうなので止めにして午後になって管理事務所に出かけ、明日のみどり会のハイキングも参加を中止する手続きを取った。明日は澤田医院での検査に集中できるように配慮した。検便の用意はできた。細かな症状については頭の中で纏めてある。肝臓を検査するとなると血液検査も必要になるだろう。
　　事務所では自治会の新スタッフが活動中。事務担当専従が居ないから、出だしからオオワラワの状態のようだ。組合とは違った大変さがある。M会長が頑張っている。帰りにTさんを訪れ、HP関係のツールをお渡しする。立派なパソコンが羨ましい。僕のやりたいことがすべて可能なペンティアム４、ハードディスク８０G、メモリー５００MBという素晴らしさ、画像、動画、音楽、何でも可能だ。
お土産に美味しい赤ワインを戴いて帰って来た。明日を意識して、グラスに１杯だけ味わう。

５月８日（水）曇り後晴れ
　　八時半に目覚める。右の背中から右下腹への重ったるい感じが取れず、特に寝起きの一時間位は、ビクンビクンとした痛みが時折走る。そして動いているうちに次第に遠のくのだ。朝快適な気分で起きられないのが頭の芯を暗くする。ともかく澤田医院で言われたことの続きを連休明けで実施しなければと思っている。胆嚢の薬も無くなるまで飲んだので（効果らしいものはなし）、明日は休診でもあり、今日と明日の朝採便をして、明後日の金曜日に行ってみる事にする。内臓異常だとすると正確な診断と早い治療が必要だ。観る会の方は、しばらく行けそうにない。土曜ごとに日程が詰まっている。変更になった２５日の総会も慶太の結婚式とぶつかっている。６月に入ると、１日２日は古希で箱根行き。８日は昼が法事で、夜は理事会が入る。１日は役員会になっているが、これだけは融通をつけてもらうつもり。明日でも半日でも会費納入の手伝いをしに行かねばならないかも。使えるようになった雛型を利用して、美しい夜景のメールができた。気球で夜空に旅立つの図である。
　　５号棟用の回覧印刷物が配布された。三つの階段の当番を確認しなければならない。夜は久しぶりに夏樹の作品のTVドラマを観る。来週は内田康夫ものが放映されるようだ。

５月７日（火）時々小雨
　　朝ゴミを捨てる時から霧雨が降っていた。大町君から謝礼が送られてきた。お礼のメールを出す。最近雛型が上手く使えなくなっていたので、MLに教えを請う。既に試みたものもあったが、結局手順ミスで書式からではなく、メッセージから、雛型を選択しないといけない事が分かった。見事に動くようになった。序に新たな雛型を２，３ダウンロードして使ってみた。中々良い作品がある。久しぶりにAnother　Worldに新作一編を加える。繭作りを止めた蚕の話。運営委員会があるので、観る会の５月分会費を納入。自作CDを事務局にお土産に持参したが、忙しそうで見てもらえなかった。会議は、例によって財政問題が中心になるが、F氏も原則的な気持は変わらぬものの当たりは柔らかくなり、選択肢の可能性も感じられるようになっている。しかし全体的雰囲気は何となくしっくりしないものがあって、やや重い。時間が遅く、そのまま帰宅。１１時半過ぎ。お稲荷さんにかぶりつき、メールを覗き、風呂に入って息をつく。　

５月６日（月）晴れ
　　昼前に帰宅し、滝沢さんから届いた会計の伝票に目を通し捺印。事務所に届ける。序に三つの会社のヒアリングの通知案が届いていたので、曜日の間違いなどを訂正して、印刷に廻す。
　　有価証券についての論文のような英文に関して質問箱にメールが入る。複数の節が絡み合っている文章が、正確に読み取れないらしい。早速返事を書く。和子の帰宅は８時近く。２泊の外泊に苛ついていたようだが、思ったより機嫌が良かった。溜まっていたメールの整理、とって来たデジカメ写真のアルバムへの取り込みなどを済ませる。有意義だった会の終了後、腰痛の再発を思わせるような痛みを感じたが、どうやら事なきを得たようだ。

５月４日（土）晴れ
　　昼頃事務所に寄ってみると、今朝方電話連絡が入り、１２号棟で水漏れがあったという。１１日の理事会の知らせが配布された。６日には、１１日のための資料の検討をしておくために在宅する必要あり。今日から、２泊で、ハーさん宅で、合宿。シナ研の呼びかけで観劇と最近の映画の動向について、特に韓国の作品に詳しい講師を招いての意見交流会。６日の朝に帰宅する。

５月３日（金）晴れ、憲法記念日
　　この所体調優れずにいて、やっと少し食欲や排便などの回復が見られ、散歩などに留意していたので、和子が「昭和記念公園にポピー見に行ってみないか。」と誘われ、気分転換になるかと思い腰を上げた。パソコンの前ばかりよりは良かろうと、立川の駅付近で弁当を買って、ツツジの植え込みが続く道路を歩いた。広い公園には子供連れ、車椅子に老人を乗せた人など、いろいろな構成の家族連れで満杯。食事をゆっくりと済ませて、花の写真を撮りながら、あちこち歩く。連休の競馬は変則開催で今日明日になっている。今日のメインは京都新聞杯とプリンシパルステークス。購入申し込みをしておいて、公園でラジオを聞く。電話をかけるギリギリに動揺して目を変更すると、大抵的中を外れに変えてしまうことが多い。買い間違えの目が当たっていたりするのと逆だ。今日もプリンシパルの方で、「動揺型」ミスを犯して、２１，５倍のオッズを不意にした。しかしポピー見物に紛れてストレスは残らない。明日はNHKマイルカップがあるから、また予想瞑想に耽る事が出来る。体調によっては、府中まで出かけてみるのも良いかも知れない。今日は「水漏れ」に気を使わずに済んだ。それでも何事も無かったか、という意識がどっかに残っていたような気がする。損な性分だなと思う。

５月２日（木）晴れ
　　連休は絶好の行楽日和になりそうだ。体調は少しずつ持ち直しているようだ。朝起きる時は、あちこち気になる所もあるが、何かに打ち込んでいる時には、気にならなくなった。午前中から、休暇の筈の管理人が訪ねてきて、昨日の水漏れの件で、調べて貰って原因が分かって来たと言う。空室になっている２階の配水管のひび割れが原因だったようだ。早速業者が調べている現場に行ってみた。修理にハツリを入れて修理しなければならないから、５，６万はかかるだろうと言う。でも原因が掴めたのでほっとする。下の住人もほっとしただろう。空き部屋が原因なんてミステリーみたいなもんだ。管理人ものんびり休暇が取れなくて気の毒だ。
　　午後は、腰のリハビリを兼ねて、図書館へ本の返却に、マツモト電器にはジャストルッキングに、一時間ほど歩いてきた。パソコン関係で新しい映像関係の周辺機器はもう殆どがUBS接続に様変わりしており、力量的にもウィンドウズ９５プリインストール機種では使えなくなっている。暴力的なIT技術の進展で、過去の製品を見放し、上級機を買わせ、ゴミの山を築かせるつもりなのだろう。そんな形で本当に市場は景気を回復するのだろうか。大店舗が中小の店を食い潰しながら、息の通っている人間の町の構造を壊して行くのとよく似ている。これが資本の論理なのだろうか。
　　毎月第二月曜日に、大協和が団地の水質検査をしてきているが、取水家庭を１３日から、我が家が利用される事になる。前の週の金曜に在宅確認の電話が入るそうだ。大切な事なので協力する事にする。自治会の方も急がしそうで、事務所で誰かしら仕事についている。今日は谷口御大にも会った。

薄っすら晴れ
　　メーデーだと言う事を今朝まであまり意識していなかった。それよりも腰の事が気になっていた。困った物だ。新聞の小さな写真でその様子を知った。テレビで見る機会も失ってしまった。社会の動向のバロメーターのようだった労働運動や労働組合、また学生運動や全学連、全共闘など大衆的な運動が、その影をひそめて久しいが、最近は、ジャーナリズムの中でも特にTVがその役割を占めているように思える。それを迎え撃つように出されたのが、個人情報保護法と人権擁護法と呼ばれる、「取材制限法案」の提出。確かに弱い者苛めの取材も目にあまる事はあるが、これは明らかに政治的な意味を持つ制限法に間違いない。大衆運動が高揚した時に出された、破防法とか、遡れば治安維持法と基調を一にするものだ。新しい顔の若い権力志向には充分注意を払わねばなるまい。
　　腰をゆっくり休めようと思っていたら、また水漏れ報告があり、現場の状況見聞と写真記録、
事務所での事後処理など、丁度管理主任が休暇の日なので、事務員に頼んで業者や主任への連絡を済ませた。結局、明日一番で業者が出向くことになった。この連休無事である事を祈っている。２８年の老朽化が水漏れに顕著に表れている。１６年の大修繕まで持つのだろうか。
　　MLのYasueの所から「八丈の風」が届いた。今度は旦那のNamiheiさんが、島酒について書いてくれた。やや遅れて更新する。また写真だけ送り忘れ、Nagaから警告あり。

４月３０日（火）晴れ
　　今日は、神妙にしていたのだが、じっとしているのは、決して良いことではないと思い、郵便局でフロンティアと和子の国民年金の払込を、さらに三月分の国民年金を市役所の支所で、ついでに図書館で本の借り継ぎをしようと思ったが、休館していた。帰り際に管理事務所に寄って、情報収集。管理主任は３日程留守になりそうなので、なるべく顔だけは見せるようにしよう。ゆっくり歩いたのだが大丈夫そうだ。腰椎間板周辺の鬱血ではないかと思う。多少の運動は必要だろう。ただその後は静かにしていた。食欲もあるし、寝られる。二、三日このようにして様子を見よう。
　　やっと宗男の身辺に検察の手が廻ったようだ。宗男まで伸びるのも時間の問題だろう。しかし政治的バランスを取るために辻元にも加藤にも、下手をすると、おタカさん周辺にも影が差すかもしれない。バランスそのものが「政治的」なのだから。早く寝る。

４月２９日（月）晴れ
　　今日は昔の天長節。その後天皇誕生日、みどりの日と変わってきた。祭日の謂れはともかく緑が美しい季節である。気分の晴れ晴れする季節なのに意外と体の不調を訴える人が多い。器官が盛んになる季節を迎えて機能のアンバランスが起こるのだろうか。昔から５月病などと言われる様に精神的にも不安定を起こす季節でもあるという。僕もその例に漏れず、右側下腹部の異常が薄らいで来たら、今度は腰痛になった。かみさんと昼食を珍しく外でということになり、新しく出来た「寿司ランド」という何でも一皿１００円という回転寿司で、何でも在りと言う顔をして廻ってくるさまざまなネタに「これも寿司か」と仰天しながら食事を済ませた後産業文化センターへ一人で出向く。そのイオンの説明会で発言直後に腰に刺す様な痛みを覚え、ぎっくり腰のように腰が曲がらなくなった。少し経ったら一応歩けるようになり、そろそろとマツモト電器まで辿り着き、休息がてら商品を眺めてから、恐る恐る歩いて帰ってきた。
　　説明会は、大御所たちの参加で、迫力倍増。やはりこの団地には、厚みのある緻密な発言力のある方々が多いのに、今更のように驚く。色とりどりに個性的でもある。
　　夕方、管理主任から、管理費の未納入の件で電話が入り、近く相談にのって欲しいとのことで、相手方の動きを見て、配慮すると返事をしておいた。それぞれに事情は考えられるが、事態だけははっきり掴んでおきたい。
　　とにかく今度は腰の痛みが気になって、疲れもどっと出て、気休めに一寸だけ飲んで床に就いてしまった。腹があまり気にならなくなったのも変だが、まるで神経質な不定愁訴みたいで気が引ける。この記録も翌朝になって記録している。

４月２８日（日）晴れ
　　去年を思い出して、かっての馬吉を誘って三人で府中に出かけ、一日芝生の上でのんびりと過ごした。競馬場は花盛り。大画面で天皇賞の出走馬の素晴らしい馬体に惚れ惚れする。マンハッタンに確信を持った。これと武の乗ったポケットとで５４０円。的中でもこれではね。京都１０Rの朱雀特別を初めてワイドで買ってみたが、大外れ。スウィートピー特別は芝生のポカポカ陽気にぼんやりしているうち買いそびれてしまった。暢気なレース観戦。終わってしばらくはお喋りで過ごし、予想の反省をしながら、少し飲んで帰る。久しぶりの邂逅なので、帰宅は１０時過ぎ。今夜予定されていたイオン大店舗の対策会議には不参加を外から電話で事務所に入れておいた。明日の産文での説明会には出るつもり。少し空腹だったので、味噌握りを作って食べる。美味なり。

４月２７日（土）晴れ
　　管理人さんが、朝顔を見せ、朝取りの独活（ウド）を持って来てくれた。夜ヌタにして摘みにしたがその香りの良い事、濃くのあるそれでいて爽やかな新鮮さと歯あたりの清清しさに土の感激を味わった。午後２時からの役員会前の各種予習（相変わらず一夜？漬け）に時間がかかった。欠席２名。総務が二人とも欠席なので、議事録、「理事会便り」の発行手順などが確認できなかった。
理事会の運営、各分科会の運営体制の確認、業務委託契約の手順、委託業者とのヒアリングの日程、発注予定、などを含め年間計画の当面の仕事の確認を行う。また前年度よりの申し送り事項（給水施設の件、ペイオフ対策、未実施修繕工事など）について意見交換。最後に出席者全員で、１６号棟北側の私邸新築にともなう植木の伐採について現場検証を行う。４時半頃解散。懇親会は体調不調の人が多いため先延ばし。
　　帰ってきて、青葉賞の結果を見ると、ブリザードは３着止まりで、ワイドにしておけば、２４３０円ほどついたのに、馬連で押したためにまたもや損失。明日の天皇賞は、カフェから狙おうかと思っている。ウドの酢の物で、二階堂を飲んだが、最近は堪らないほど眠くなり今夜もダウン。１時に目覚めて、時ならぬ床屋を開業、僕の散髪とかみさんの髪染めの交換ボランティアが終わったのが、かれこれ３時。そして今パソコンを開ける。

４月２６日（金）晴れ
　　今日は、地元を離れてゆったりと寛ぎたくなり、事務所に断り、携帯の番号を主任に教えて、電車に乗った。電気店、本屋、コーヒー店、図書館と歩き回り、池袋でハーさんを呼び出し、様々なソフトの話になり、乗りに乗って気分爽快。酒は控えめにして帰る。団地は何事も無かったようだ。明日は２時から初の役員会。今後の体勢を固め、当面の問題点を整理する。

４月２５日（木）晴れ
　　３号棟から水漏れの連絡があったと事務所から電話。９時半頃だったが、直ぐに出向く。自分の家以外は入ったことがないので、作りも部屋割りも違うのでやや面食らう。水漏れの場合、どこから水が入ってくるかの判断が想像以上に難しい。入る場所と出る場所が近いとは限らないからだ。排水の過程で起こる場合も、吹き付けられた雨が壁の目地から浸水することもある。そして連絡は概ね天気になってからが多い。また内部構造上の欠陥だと、コンクリート部分を壊して工事しなければならない。その都度対処する事が、出来ない場合が多いのだそうだ。しかし現に壁を雫が這っていたり、床に溜まる水を何枚もの雑巾で吸い取ったり、床にグランドシートが敷いてあったり、天井付近の壁に黒いしみが広がっているのを見ると、直ぐにでも何とかして上げたくなる。築後２８年近くになるのだからこんな修理要望は今後続発するだろう。対処の仕方を再検討する必要がありそうだ。
　　午後は、産業文化センターでイオンショッピングセンター（大店舗）説明会に参加。大量の車の通行量増加で、道路が麻痺してしまう事、団地内道路のバイパス化、子供や老人の交通事故の懸念、２４時間営業による騒音や風紀問題などを訴えて再考乃至改良を訴えた。参加者は詰め掛けたと言う感じはないが、それでも近くの住民の切実な声が聞けたと思う。
　　帰って来たら、ぐったりで、二階堂で寛ぎ、そのまま仮眠。今は夜中。これから風呂に入り寝直しをする。

４月２４日(水）晴れ、緑が綺麗
　　昼近く管理事務所へ行くと、午前のパートの犬竹さん（始めて出会う苗字）が、午後の杉本さんが途中所用で出かけるので、留守番して欲しいと言っていたので、２時ごろまた来ると伝えて、郵便局へ行き、往復はがき５０枚を購入。早速入力してあった七中の会の出欠返事用の文面をプリントアウト。それを持ったまま事務所へ行く。留守番をしながら、葉書を折り、投函に備える。その時大協和という会社が、訪ねてきて、、給水施設の定期点検だという。いつもは報告だけで済んでいるというので、「僕は新米なので、立ち会いたいから」と言って、ポンプ室まで車に同乗する。ポンプは三つ並んでいて、両端のNo1とNo３のポンプが作動している、No２は予備だという。修理中などに利用するそうだ。右端のNo3ポンプはパッキングの磨耗が進んでおり、既に見積もりの段階に入っていることを始めて知った。入り口の樹木の枝の剪定をして欲しいとの事。事務所に戻ると、もと自治会のS氏が来て、身辺状況、わが世代の昔話など話す。非常に近い世代を感じる。お歳の組合員がお二人見えて、競馬の話が進んでいる。しばし仲間に入る。当たらないからもう止めたというので、でも推理の面白さを大事にしてくださいよ、と言ったら、天皇賞は買うような勢いで帰っていった。一度空っぽの自宅に帰り、用意してあった握り飯と、沸かした味噌汁で、軽い夕食を済ませる。その時に気付いたのだが、あ、俺、食欲が出て来てる。お腹は相変わらず違和感が残っているが、これだけは、明らかに良化と言える。シラフで食欲が無い俺なんて見た事も聞いた事も無かったのに最近の俺ったらと思っていたんだ。もしかしたら良化の兆しかも知れない。
　　２５、２９日とイオンのスーパー建設の説明会があるとの事。二日とも顔出しをしてみたい。大資本が中小資本を食い潰してゆくのを国家が平然と見逃して、国民と中小資本の犠牲で、大資本の延命を保障して、直接消費者と大資本とをぶつけ、一層の大衆収奪を強める構造で国家を救って行こうとする政治姿勢はもはや誤魔化しようもない。しかし地元の自治会には温度差があり、理解の仕方にまだまだ相違がある。人間は困った時点で初めて新しい哲学が生まれる。
　　楽しさを一生懸命作りたい。まだまだ僕の人生は終わりは見えていないのだ。

４月２３日（火）薄日、やや涼しい
　　管理主任が、土曜日の役員会の資料を見せられた。５月１１日の第一回理事会の報告討議のレジュメである。よく纏まっている。総会で出ていた発言の内容を確認するために主任と現場を見て歩く。成る程、そこで生活する人でなければ、中々実感できない事だ。この仕事は、理屈ではなく現場を見ることだなと思う。しかし、解決策は、それぞれの分野のプロ知識が無ければ、対応できないものが多い。どうやらその道のプロ（特にこの団地に住む）の技術者集団の諮問的な援助をお願いできるシステムが必要なように思う。事務所では、自治会の主婦たちがパソコンを使って名簿の整理をやっているのだが、使い勝手が分からないようで大騒ぎの状態。でもこういうところまでIT化が進んでいるのだなと痛感する。皆懸命だ。
　　CDコピーを作る必要があって、久しぶりに「焼き込み」をやったのだが容量を忘れていて、CD-Rの生盤を２枚無駄にしてしまった。１００回記念のCDを作るのに良い練習になった。１００回記念の方は、現在スライドショーを加え、音声とBGを付けているが、場面転換がどうもスムーズに行かない。もう少し研究が必要だ。良い物を残したい。
　　体調はいまだ不安。胆嚢の投薬は、あまり効果を感じない。見立てがずれているのかも知れない。自覚症状としては、腸ではないかという気がする。腸壁のどこかに異常が起こり、排便機能やガスの移動を妨げていて、お腹が張るのではないか。一昨年検査した大腸癌検査を思い出すのだが、あの時は、異常なしの結果だったが、自覚症状も皆無だった。今回は初めての症状が出ているので、しっかり調べなければならないと思っている。

４月２２日（月）曇り時々日差し
　　予定通り１０時に管理事務所へ。生類の準備をしてから、大沢さんと車で銀行周り。一行でも待ち時間があるため、結構時間が掛かる。あさひ銀行についてから僕の身分証明となる、免許証を持って来なかったことに気付き、Uターンして取りに帰る。ここを済ませて、所沢へ。三井住友。ここは個人的にも良く利用している所。お昼を廻るが、昼食はすべて終わってからにしようということになり、UFJを済ませ、帰り道で昔の第一勧銀、今のみずほ銀行を済ませて事務所に帰り着いたのが、２時半過ぎ、取ってあった出前の弁当を食べ、家に帰ったのが３時半過ぎ。銀行の空気、巨額の金額が並ぶ通帳。何度も何度も押される、管理組合理事長高橋健三というゴム印と印鑑、身分証明としてコピーされる免許証。自分が自分でないような、それが自分には無意味さを就き付けられているような、これから先この二重性に苛まされそうな、詩想が枯れて行くような、空しさとなって疲れを倍増させる。お腹が突っ張る。
　　帰ってから、我武者羅にCD作成に取り組む。ほぼ完成した。途中で、更に複合機能を持たせて、スライドショウ機能も持たせたくなった。自分で舞台写真を好きに探せるコースと、放って置いても次々に写真が流れて行くコースとを持たせる。これが出来上がれば、いよいよCDの焼き込みに入る。ただオートラン機能を付加するには、蔵衛門のニューバージョンの到着を待つ方が良さそうだ。明日は七中の会の連絡第二報を往復葉書でプリントアウトし、２５日以前に発送する。
　　夜は、清張の「死んだ馬」のテレビドラマ化を観る。高瀬梨乃が圧巻の悪女役。萩原聖人の若い建築家の純情を破壊して行く。蟹江の堅物会計士が嫌らしい中年男に堕落して行くのも、梨乃の過剰成熟とニヒルな歪んだ哲学のため。こわーい女の話。その周辺に、僕が昼間歩いた銀行や税務署の世界が壁紙のように張り付いている。

４月２１日(日）一日降り通し
　　雨の日曜日。管理組合の総会は無事終了。理事長以下ほっとしたようだった。さて今日からは僕らの出番である。新理事長の挨拶を述べる。言葉だけならどうにでもなる。これからの一つ一つの対応が大変だ。勉強も必要。マンション管理法の改正、マンション建築についての構造的な知識（給排水施設、塗装、鉄部腐食、水漏れ、ゴミ置き場の構造と利用状況、建替えの見通し、庭園のあり方、樹木芝生管理など）を吸収しなければならない。
　　午後は、事務所で事務引継ぎ。。理事長から印鑑、鍵、カードキーなどを受け取り、業務内容の引継ぎ要綱の印刷物を三者（新旧理事長と専従管理人）の捺印で、引継ぎ確認。１時間ほど意見交流。その後、みどり会の方にも顔を出したが、既に総会は終わっていて、役員が新たな同好会の設立について話し合っていた。短時間仲間入りして帰宅。やや疲れたので２時間ほど昼寝。頭はクリアになったが、まだお腹の方は違和感が残る。気にし過ぎなのかとも思うが、もう１０日ほどになるのが、不安。明日は、大沢管理人と預金の名義書換のために銀行回りをする。住友の定期の満期が来ているので、これも普通預金に直さなければならない。ペイオフ対策の一つ。土曜日の第１回役員会までに問題点（引き継がれた業務、総会で出された要望など）の整理をしておくことにする。会計総額約２億の住民組織だから、緻密さが要求される筈。でも力まないようにしよう。
　　閑古からメール。彼女も体調を崩しているという。季節のせいなのか。

４月２０日（土）晴れ後曇り
　　和子は書道の作品を持って、先生の所へ。富山県朝日町大家荘（おいのしょう）のアスパラが届くからと言っていたので、家を空けられない。確かにあそこのアスパラは美味絶妙である。繊維を感じないほどの柔らかさ。徹底した有機栽培だそうだ。高桜さんと荒尾さん二人から送られてくる。それは良いのだが、配達人が、一回チャイムを鳴らした位で、軽く戸を叩いたくらいで、留守と勘違いして帰ってしまったりするので、耳を澄ましていなければならない。パソコンに夢中になっていたりすると聞き逃してしまうのだ。大いにパソコンの仕事は捗ったのだが、何とか貴重な野菜も受け取った。CDの構造を複線型のリンクにしたので、製作に倍の労力が掛かる事がはっきりしてきた。仕上げは、もう少し先になりそうだ。七中の会の往復はがきの印刷の方を、先にやらねばなるまい。明日は、管理組合とみどり会の総会が午前午後と続くし、事務引継ぎもあるので、落ち着かない一日になりそう。お腹はまだ気になるが、気持が落ち着かないので、ワンカップを買ってきて、チンして飲んだ。少し落ち着いた気分になった。明日の総会での挨拶に何を言うか、草案は出来てないが、ぶっつけになるかもしれない。
　　新しい画像で、１００回用のCDのデザインをやってみた。事務所への寄贈分として事務局の人や、松戸の小野さん、こんにゃく座の相原さんが打ち合わせをしている図柄にした。綺麗に仕上がったが、問題は、使い勝手の良い、オートランスタイルのものに出来るかどうかだ。

４月１９日（金）薄曇時々薄日
　　来週は出難くなりそうなので、ハーさんと会って今後のシナ研の事で意見交換。体調がはっきりしないので、飲むのは控えた。帰りに池袋のビックカメラでCD-Rのラベル用紙を購入。空ディスクは昨日松本電気で購入済み。CD作成に備えた。トリワークスから蔵衛門のバージョンアップの知らせが来たが、その中にオートランCDの作成機能がついたとかで、魅力あり。デザイン性も向上するというので、少しお金が掛かるが、優待価格でもあるので注文する事にした。気持と体調がちぐはぐな一日となった。

４月１８日（木）曇りがち、降りそうで降らない
　　今日は、神経が割りに集中でき、例のCD作りが捗った。大型画面のHTMLページ化はほぼ終了した。また欲張りの癖が出て、年代目次を作って、１年ごとに小画像を並べ、その画像をクリックすると大画面ページにリンクするような仕組みにしたくなった。これだといきなり総目次からも、年代別の小画像目次からも、大画面ページに辿り付けることになる。あの１００枚の舞台写真とこのCD作成は、観る会への僕からの大きなプレゼントになりそうだ。
　　お腹の違和感は、まだ続いているが、胆嚢の薬を１０日ほど服用し、胃腸薬なども食後に併用しながら様子を見て、その後に潜血検査の準備に掛かろうかと思っている。その間重い飲酒と過労は避けるが、なるべく普通の生活をして行く予定。今日もマツモト電器と本屋まで散歩に出かけ、両手を大きく振っての歩行に努めた。少し体が軽くなったような気がする。図書館からの借り出しの継続も済んだし、また仕事と気持を整理し、集中度を取り戻さなくてはいけない。健康不安でたじろぎの時間ロスは、避けたい物だ。

４月１７日（水）曇りがち、汗ばむ
　　俳優座劇場で「高き彼物」を観る。失意の若者を励まし、誠意を持って接する元英語教師の篠原。交通事故の呪われた思い出から、立ち直りつつあった青年修一は篠原の家で生活をするようになる。彼の前に、尊敬する篠原のありのままの姿が次第に明らかになる。何故彼が教師を辞めたのかの理由までが。一瞬不安と不信と自己崩壊の危機が修一を襲うかに見えたが、過去のスキャンダルの相手の青年が自分の娘の恋人として姿を見せるに及んで、舞台は一気に清らかさ、信頼感、爽やかさを取り戻して幕となる。好感の持てる作品。役者たちは、懸命に個性を作り上げようと取り組んでいる。祖父、娘、警察官、修一など、篠原を取り巻く一つ一つの個性が屈託の無い明るさで、篠原の内面を支えている。ややオーバーになる面も感じるが、ギリギリの所で抑えている。むしろ篠原の役作りの難しさ、僕自身にも分かる「生徒に向かう時の自分の内部世界に生ずる自己矛盾」というような、自らを語ろうすれば呟きになり、人を励まそうとすれば自分をも声高に叱咤するような、内面の推移を高野長英氏は、苦悩しながら作ろうとしているように思える。
　　終演後、桜台により、財政小委員会に出席。どうやら形が見えてきたように思える。終了は１０時。空腹も感じたし、疲れても居たので、武さんと二人で軽く飲む。脇腹の違和感が気になるので、早めに帰るつもりで居たが、話が弾み、終電一つ前。

４月１６日（火）曇りがち
　　春眠暁を覚えずと言うが、暁どころか９時近くまで眠りこけていた。今日は、団地の有識者グループとの会合が在るので、その前に図書館の返却、借り直しと、澤田さんで、最近の体調不振の」相談をして来た。診察結果は、こちらの退職前後からの既往症の報告を受けて、それにもたれるような診断で、胆嚢の機能促進剤と、腸を調べるための検便の容器とを渡された。もう７０近い人間の不調と言うのは、変事のうちには入らず、自然の内なのかもしれない。医者も患者も慌てず騒がずという心境にならなければいけないのかも。実に良く眠ったと言う実感の一日。

４月１５日(月）晴れ、風強い
　　観る会例会第１日目。朝起きると妙に食欲が無い。無理に朝食を済ませ、大道具の搬入を手伝いに行こうと準備中に、右足のふくらはぎに激痛。いわゆるコムラ返しで、コチコチに攣ってしまった。拙いぞと、力仕事は断念し、写真のロビー展示だけは手伝おうと、２時過ぎに文化センターへ。庭園にあるつつじ園が例年より早く満開。色とりどり、大小多種類のサツキの花が咲き誇っていた。写真に収めた。展示の道具が揃うまで、駅に食事に出かける。一人での昼食。食欲が無かった反動で、駅ビルの寿司屋でランチを食べる。大きな長いアナゴの付いた中寿司１人前、鯛の御頭の入った味噌汁付きで８８０円。値段の割には美味いし、豪華。会場に戻って早速写真展示の飾りつけ。石井さんは一度帰宅したとか。神田さんが後からやって来た。
　　ゲネプロを観ているので、今日は二度目の鑑賞だが、やはり中々の出来。終演後、先日の井上さんの講演のビデオ記録をコピーしたいという会員さんに会った。
　　今日は僕の一方的な理由（疲れていて体調が優れない）で、合評会は止めにした。皆に先に帰って貰い、片付けがすんで、一人で帰りの電車に乗る。何かいつもと違って物寂しい気分。明日は団地の集まりのために参加できないせいもあるのか。それでも帰宅は１１時少し前になった。

４月１４日（日）晴れ
　　遅い朝食を食べ、１０時からの自治会の総会に出席。委任が多かったのだが、最近出席者数が多くなっているのに気付いた。管理組合と違って、加入の義務は無いので、参加率は９４％で止まっている事が取り上げられ、当番で代議員になるのを嫌がったり、介護や高齢のために役目が果たせないから、会費は払うけど仕事は出来ないという人が多い階段の実例などが報告され、相互扶助の精神だけでは解決しないと訴えている会員が居た。環境の担当が良く活動して、ゴミ処理や不法駐車の改善に役立っていると強調されていた。いい雰囲気で時間内に終了。
　　皐月賞はゆっくり見られるな、と帰って来たが、それが大変な皐月賞になってしまった。本命のギムレットが３着で終わったのだ。しかも勝ったのが、人気薄だったノーリーズン。２着に入ったのも
人気薄のタイガーカフェ。馬連で５万３千円以上。単勝でも万馬券。ギムレットの追い込みは素晴らしかったのだが、距離が足らず届かなかったのだ。東京でのダービーなら確実に取れる。今日の仕掛け遅れは、四位ジョッキーの自信過剰が原因のように思う。「強いて弱点を挙げれば、負けていないということだ。」なんて格好の良い言葉をレース前に言っていたのを覚えている。それ以外の有力馬はすべて馬群に沈んだ。血統的には、BTとSSで１，２着。馬が替わっただけ。競馬予想というものは、目の前にある材料で、懸命にオリジナルの虚塔を築き上げ、しばしナルシシズムに耽り、レースになるや、瞬時にその塔が何の意味も無く音を立てて崩れ去るのを自虐的に楽しむ娯楽なのだと思う。今日の皐月賞はまさにその典型であった。
　　目先を変えるために、１００回記念のCD作りの仕事を進めた。こちらは空しくは無いが、面白くない。明日、明後日と観る会の４月例会、井上ひさしの「国語元年」が上演される。

４月１３日（土）晴れ
　　今日は、「マイラーズカップ」の予想に散々振りまわされた挙句の惨敗。本命で予想して、穴で買って、などという節操の無い姿勢が惨めな結果を生み出した。明日の皐月賞はそんな事の無いよう正々堂々と立ち向かおうと思っていたら、今日のTVの画面を見たり、評論家の言葉にまたまた惑わされて、細かな所では修正したくなっている。「男の癖に」と女に笑われる夢でも見そう。そこで、最終の予想をここに記す。中心は、やはりタニノギムレット。�Jからローマン、モノ、チアズへの流しを主力に、バランス、メジロ、タイガーまで薄く広げて流す。気の弱い「決断」である。もう変えない。午前中に、団地自治会の総会があるので、考えている時間も無い。タニノには是非とも勝ってほしいものだ。

４月１２日（金）曇り時に日差しも
　　いつも春は体調が崩れる。最近は風邪で熱を出すことは滅多になくなったが、気だるさや胃腸の不調や、肩や腕の筋肉痛、首の凝りのような形で現れる。今年もそんな季節に入ったようだ。右下腹のツッパリ感と右腕の痛みが気になっている。和子もやや風邪気味。
　　久しぶりにMLに競馬予想を載せた。１４日の皐月賞予想だ。今年は強豪揃いで絶対に面白いレースになることは確実。その面白さを増すのが、予想と推理のぶつかり合いだ。タニノギムレットの中心は外せないにしても、即対抗はチアズシュタルクという風には行かぬのではないか。バランスオブゲームやローマンエンパイアにも勝機まであると思う。ローマンから流す穴狙いも充分スリルがあるのではないか。予想の反応はまだ現れない。ついでにマイラーズカップは。ダイタクリーヴァ本命、ミレニアムバイオ対抗、マグナーテン単穴、ローズバド４番手と考えている。明日明後日は一人でテレビ前の観賞となる。「ナルキッソスの鏡」が中々読み進まない。雑用を頭の隅に置いている為に集中力が乱れるようだ。分散、各個完成の姿勢が大切。

４月１１日（木）晴れたり曇ったり
　　和子が慶太の結婚式用の貸衣装を決めに、君子と一緒に出かけると言うので、今日もまた一日留守になる。久しぶりにハーさんとマチネを観劇、お宅にお邪魔して、鶏肉料理と鱈豆腐スープを作って、取って置きのワインで乾杯。酒量を押さえているので、適当な時間で暇を告げた。最近右下腹のツッパリが気になっているのだが、ワインの味は素晴らしかった。温かみのある彼の言動は、小説の受け止め方や、物の考え方や人物批評にも良く出ていて、ワインの味まで引き立ててくれる。さて今度の日曜日には、団地自治会の総会、、次の日曜日には管理組合の総会が控えている。それが終わると、いよいよ僕らの理事会の出番になる。スタート時期にやるべきこと、造園に関する保守スケジュールなどを、しっかりと消化して置かなければならない。ペイオフの研究もしておかないといけない。予算書もしっかりと読み取っておかないといけない。苦手などと逃げてはいられない。観る会の方も、全く手放してしまう訳にもいかなそうだ。体調に気をつけよう。

４月１０日（水）暗い曇り日
　　菜種梅雨だと天気予報が伝えている。今日は降らなかったが、はっきりしない曇天で汗ばむような、薄ら寒いような、妙な陽気。明日の夜は雨になるとか。今日は、和子も一日留守で、食事も昼夜と自作自演で、のんびり過ごす。パソコンを開けたり閉めたり、横になって瞼を閉じてみたり、テレビを見ながら、居眠りして筋が分からなくなったり、巨人が負けるのを確認したり、阪神が１０戦９勝で、甲子園で気炎を吐いているというテロップが流れるのを目にして、元野村監督の顔を思い浮かべたり、取り留めの無い一日を送ったものだ。微熱は取れたようだ。
　　丸谷君からメールが入り、西荻北に転居とのこと。とうとう青梅を離れたと言う。でも勤める大学は名古屋なんだから大変な事だ。新幹線で通勤かな。

４月９日（火）鬱陶しい曇り空
　　朝は遅めの食事。MLと２，３のメールを書く。昨夜の飲酒のせいか気分があまり良くない。午前中パソコンに向かったが、午後になって気分転換で東久留米の写真屋と所沢の銀行に出かけた。駅までの往復と所沢や東久留米を歩き回ったので、体のしこりがほぐれた様だ。テレビのサスペンスドラマを２本見て、少しだけ居眠り。割りに出来の良いものだったので、後味は悪くない。巨人戦が始ったので、どうも７時から９時半ごろまではそちらに向かってしまう。仕事をする場合は、今まで以上の集中度を要する。見なければ見ないで済むのだが、やはり一種の惰性なんだろう。元来が怠け者だからな。今日と明日はゆっくり家で過ごすことになる。

４月８日（月）晴れ
　　朝のうちにパソコンの調整を行い、ADSLモデムの設定の点検を行ってみると、意外な事に気が付いた。スタートで付けたチェック印が３箇所外れてしまっている。これを修正してやってみたら、何と接続が簡単に可能になったのだ。しかしチェックが外れた原因は不明である。それと更新した書留帳をアップロードしようとしたら、今度はホスト側のファイルの一覧表がダウンロードできない。ヘルプを参考にホストの設定の拡張タブで「PASVモードを使う」にチェックを入れたら回復した。これも何らかの理由で、チェックが外れてしまったのではないか。原因が不明なだけに不気味さがつのる。通信再開をMLに連絡した。
　　夕方から事務局での定例運営委員会に出席。途中で銀だこでタコヤキを買い、局員と空きっ腹をほんの少し宥める。古谷氏は既に来ていた。この方は時間が時間が正確だ。やはり論点は財政・予算つくりに集中。未払い金を埋めてしまい、一気に予算の正常化を図る方向での論議になったが、指摘されているのは、総会の席でこれまでの流れをどう説明するか、未払い金を累積させてきたことの責任、局員の急激な所得増加の課税面での専門家の意見の諮問が必要。事務局頼りの姿勢の是正、事務局側の説明不足なままでの運営姿勢の改良などが指摘されている。もう一度小委員会を開き、諸問題を検討の上、予算案の基本点を確立して、計理士の意見を付記して、次回の運営委員会に諮ることにする。大仕事になるが、管理組合をスタートさせる仕事との兼ね合わせが大変になりそうだ。

４月７日（日）朝のうち雨、早めに回復。
　　（この日の記述も追記されたもの。）朝のうち酷い土砂降り。しかし急速にお天気は回復、馬場共々良化に向かう。桜花賞が始る頃は良。コース取り、雨などが条件として取り沙汰される中、なんと勝ったのは、若いジョッキー池添が手綱を取るアローキャリーだった。２着がブルーリッジリバー。大方の予測を裏切って大穴。悪戯に少し買っておいたのはパーになった。来週は皐月賞がある。

４月６日（土）晴れ
　　（今日の記述も後で追記されたものである。）和子が、京都方面の一泊旅行に出かけるので、一緒に４時起きして、車で駅まで送る。バスの始発が遅いので、こういう時に不便だ。戻ってきてコンピューターをいじってみたが、依然通信は駄目。これでは馬のデータも開けないし、仕方なく午後は飯能河原で散歩をする事にして、帰途スポーツ紙を１３０円出して購入。明日は桜花賞があるのだが。乱戦桜花賞なのでどれが勝ってもおかしくないレース。疲れていたせいか、直ぐに眠くなってしまった。

４月５日（金）晴れ
　　（これから後の記述は、月曜日の朝になってから追記された物です。）夜、団地みどり会の役員会が開かれ、短時間で総会の議案書の検討が行われた。新役員の中で副会長が僕で留任の形で提案されていたので、辞退を申し入れたが、適当な後任者が見当たらず、管理組合の理事長をしている事を前提に動いてもらうからということで「名誉職？」的扱いで了承した。

４月４日（木）晴れ、強風
　　昨日から、Hideが奇妙なクイズを出している。考えて見たがどうもヒントが掴めなかったのだが、今日になって何とか見当がついた。特徴を掴むという判断力も一寸視点がずれてしまうと、闇のように何も見えなくなるものだ。競馬の予想と似た所がある。はっきりした兆しが出ているにも拘らずそれが読み取れないと言う事がしばしばあるものだ。澄み切った状況、１００％の反射光、反響音と言うような精神状況が必要になるのだろう。完敗であった。
　　今日は、観る会のお知らせを一味の会員さん達に郵送した。「国語元年」の通知である。全員１５日の夜の部になる。CD作成継続。体調回復。

４月３日（水）曇りのち晴れ
　　団地みどり会の花見。恒例の稲荷山公園で２１名参加。花はもうほぼお終いで、盛んに花びらが降りしきる。ビールや酒の中にもひらひらと舞い込んでくる。桜の木々がソフトに色づいているのは、残った花と赤みを帯びたガクのせい。これもまた思わぬ風情で好評だった。普段無沙汰にしているので、話が弾む。只野氏とも色々と話した。今期一緒に理事会をやる方や教育畑に居られた女性会員さんとも、土曜日が学校がお休みになることなど、現在の教育問題が話題となった。往きも団地から歩いていったが、帰りも公園を抜けてぶらぶらと数名で談笑しながらのそぞろ歩き。歩くほどに酔いも回り、帰宅する頃には疲れが出て、かみさんが帰るまでぐっすりと寝込んでしまった。

４月２日（火）雨
　　事務所に４月分会費納金。井上さんの講演会のビデオをカメラごと持参し、事務所の接待コーナーにテレビとセットして置く。会費納入に来た会員さん達が見られるようにして池袋へ。出ついでに本屋やビックカメラなどで、ジャストルッキング。教え子に出会って、軽くドリンキング。

晴れたり曇ったり
　　尿酸の薬を取りに澤田医院へ。血圧、聴打診は異常なし。待合室で久しぶりに清水昆のお色気画集を見る。例のカッパタッチだが、源氏物語や江戸ものなど上手にこなしていて、まだまだ健在。
　　本章を紛失したかと思ったが、カバンの小ポケットに入っていた。スーパーで必需品を買い、郵便局で観る会会費を下ろした。明日は納金の手伝いに事務局に応援に出かける。井上さんのビデオを事務局で流してみたい。委員会便りが届く。徹の所の鍵問題で憲子から電話。１８号棟まで出向く。周囲の人たちは中々親切。１００回記念の仕事継続。
　　色つきのチューリップが花開く。MLでクイズをだして置いたら皆応募してくれて殆ど良い線で回答。二度に亙って咲き具合を報告。開花時では分からない開花後の成長が、花にはあることをこの歳で知って感激。何でもそれらしくなるには必要な時間が在るものなのだ。エイプリル・フールなるも、悪戯何もなし。寂しき限り。悪戯は日常化し過ぎたるや。

３月３１日（日）曇り時々日差し
　　あまりはっきりしない天気。２日遅れの本の返却に図書館に行く。新たな小池二冊と、久しぶりに黒井千次の短編を借りてきた。時間を上手く使って本は読み続けたい。途中マツモト電器に寄ったが、４月５日から上得意向けの特売が始るので、買わずに帰る。（蛙に蛙？）
　　産経大阪杯とダービー卿チャレンジトロフィーに挑戦したが、狙い目はいいのだが、なかなかコンテストの得点には繋がらない。興味をそそるような馬券の買い方が増えてくるようだが、伊崎氏曰く、「当てるのが難しい方に人気があるのはどうしてなんだ？」。そりゃ配当が高いからに決まってる。銀行の低金利にしろ、不景気の時のイライラは、いつも貧乏人の射幸心を煽り、収奪をさらに深める。気分だけは僕にも充分分かる。推理は只だが、儲けようとしたら損をするのは必定。お楽しみは程々に。
　　巨人、、阪神に連敗。星野監督になって阪神は生まれ変わるのか。仙一さんはマジシャンなのか。野村監督がどんな気持で見ていることやら。
　　１００回記念のCD作りは、３０回まで進んだが、インデックスの前に総表紙を入れて、ディスクを入れるとオートランで動き出すようにしたいが、それにはプログラムの知識が必要なんだろうな。だれか教えてくれる人を探したい。

３月３０日（土）晴れ
　　昨日の雨が嘘のよう。チューリップの蕾が一気に大きくなり、色がほんのり見え始めたが、まだ確定は出来ない。でもかなり大きな花になるような予感はする。五つほどが近々開花すると思う。毎朝ベランダに出てみたくなる。今日の土曜競馬は、重賞はなく、予想コンテストの方も新たな回が始まるので、明日から的中率を確保したい。どうしても無印のからむレースでは、◎が当たっていてもなかなか点数には繋がらない。とにかく４頭に纏め上げないと点数には換算されない。今度から実際の馬券では、「馬単」というのが出来て、１、２着をきっぱりと当てるのだという。これだと穴馬が入った場合は、かなり高額配当になるようだ。また「３連複」というのも新設され、上位３頭を着順に拘らずに当てるというもの。これは確立が高いが、配当は低い。馬連だけでも大変なのに、馬単は難しそうだ。２頭上げて、ひっくり返したものも買い足しておく人が増えるだろう。投票用紙も新しい様式になる。これで売上を上げようというのか。僕は役に立たない。
　　夜は、管理組合の集まりがあり、新役員に対する説明会が行われた。殆ど現理事長の話を聞くだけ。２、３質問が出たが、総会後の新体制でのスタートの会の日程だけを押さえて、早めに終了。帰って来たら、巨人阪神の開幕戦は、３対�Tで巨人の負け。今年の阪神は強そうだ。

３月２９日（金）朝から一日中雨
　　一昨日よりも酷い雨の一日となった。その雨を衝いて夫婦とも外出。僕は映画「メメント」を観る。コッポラーが賞賛した若手の監督と言うので期待したが、手法が僕の苦手の「時間切り張り」型のもので、ストーリーを繋げるのに疲れてしまう。初めて読んだ時の大江健三郎の文体みたい。もう少しこの手のものに見慣れないと、すんなりとは行かない。保険の調査員がインシュリンの打ち過ぎで妻を殺してしまった件を調査中に自分の妻を強姦殺害されたしまった。そのショックで１０分しか記憶が持たない異常記憶喪失となってしまう。その状況で犯人を捜し求めるのだが、ぶつぶつと途切れる記憶を繋いではストーリーを展開して行くので、観客の意識もフィルム編集のようにずたずたに切り苛まれてしまい、再構成された意識の中にストーリーが浮かんでくるような仕組みなのだ。しかし僕には、能力不足か、訓練不足か、この再構成が上手く行かず、感動が薄れてしまう。同じような手法は軽い程度であれば、「ビューティフル・マインド」にも３８度線で起きた事件調査をテーマにした映画でも使われているのだが、もっと効果的に使われていたと思う。ただこの映画の場合は、新しい記憶が１０分後には失われると言う目まぐるしさが、パズルのような混乱を引き起こすので、思考がジグザグ状況を呈してしまって、再構成が困難になる。
　　鑑賞後、軽く一杯やって話し合ったが、同行者たちは僕よりは理解していたようで、どうもこちらの力不足もあるようで、軽はずみな批評は避けておこう。次には、「ブラックホーク・ダウン」が観たいなという話が出て、解散した。

３月２８日（木）晴れ
　　日本列島は一転して冷たい高気圧の中に入る。しかしこの青空もまた明日は雨空に変わるようだ。出かける日に限って降るようなめぐり合わせになりそうだ。
　　今日は、小池の「懐かしい骨」を読み終える。全般は大きな期待をもたせるストーリー展開だったが、後半はだれて緊張感が続かず、結末もリアリティを持たせようとしたためにか、力なく萎んでしまった感じだ。息子と娘の妄想の相手が少しずれてしまったというだけで、母親と自分たちの追想の世界とを護ろうとした二人の葛藤が尻切れトンボになっているのが残念。
　　１００回記念CDの仕事を少し進める。今夜のポエム（３４）を送信。

３月２７日（水）朝から一日雨、夜になって上がる
　　珍しく一日甘えが降り続いた。早咲き桜ももはやこれまで。来年度の活動の中心を管理組合に置くため、シナリオ研を一時降りることに関して、ハーさんと相談。状況を見て時折顔を出せればと言う事になった。今までのように気侭に泊まったりする事はなくなるだろう。夜になっても不在と言う状態はまずいので、何があっても翌日には対応できないといけないのだと思う。寂しい気もするが一年間だけと思えば良い。観る会の方も極力動きを控えさせてもらう事になる。いろいろ落ち着いて考えるには、雨の日もまた良いものだ。充実と落ち着きを感じながらかみさんより早く帰宅。

３月２６日（火）晴れ
　　鈴木宗男の追求の急先鋒に立っていた社民党の辻元清美代議士が辞表を出した。政策秘書の給与の問題で不正があったというのである。週刊新潮がすっぱ抜いたのがきっかけだ。この問題が出てきてから、自民党の動きが活発になり、鈴木加藤問題が影を薄くし、野党の攻勢をかわして逆転に出ようとしていた。何故か、辻元の歯切れが悪くメディアの反感を受けていたが、これは社民党内部での思惑との戦いがあったのではないかと推測する。何も分からなかった彼女に秘書などの世話をした先輩議員や先輩党友がいたはずだが、彼女はその名を明かせずにいる。その苦悩が僕には伝わってくる。無党派市民運動として活動してきた彼女のセンスは、もともと党利党略的な発想は嫌いな筈だ。しかし今は党人として動き、援助も受けて現在に到ったという経緯もあって、ピースボート時代のようには気侭には振舞えないに違いない。しかも社民党に打撃を与えるような事実が今表に出れば、自民党が非常な有利に立つ事は明らかだ。その内部葛藤が今回の初期の逡巡になって現れたのだと思う。しかし、この手の違法な資金調達は、多かれ少なかれ蔓延していて、裏技的手法となっているに違いない。今回いち早く証拠隠滅に奔走した議員も結構多かったのではないか。辻元というキャラクターをこのような事情で失う事も社民党にとって大きなマイナスになるであろうし、自民党も鬼の首を取ったようにさらに攻め立てながら、攻撃こそ防衛というと言う論理で有利な展開を追う事となろう。辻元という才能は、再び復活する力を持っているし、社民党も再度手を差し伸べるだろうが、辻元が社民党路線で復活するかどうかは疑問だと思う。冷却期間の中で、再び自らの手を縛る復活路線を望むかどうかは疑問だからだ。
　　しかし魅力的な若い才能が構造的な汚濁にまみれて敗退するのを見るのは辛い。彼女の苦悩が見えるだけに熱い思いでテレビを見守った。そんな気持で彼女のHPをさがして、メールを送った。ここにもそれを載せておきたい。

　　　今、テレビを見ていて涙が出ました。辻元が辞めるんだ！僕にはショックでしたよ。あの歯切れの良い大阪弁。今までの政治家にないスタイルの出現。鈴木宗男の闇の部分に迫るあのひたむきな追求。今回議員は辞めるけど、社民党は辞めないという決断。そこでの再生への抑えた気概を感じ、頑張ってまた出て来いよ、と大声で怒鳴りました。
ピースボートの辻元さんとしては、もっと切りたい部分、社民党の中の体質まで切開したい気持を辛うじて抑えての今回の記者会見。政策秘書問題には、どの党でも使っているウラ技的な資金調達の抜け道があるに違いない。あなたはその問題を、自分が所属する党を含めて切りたかったのではないか。土井さんへの敬意と自分流の流儀とのハザマで悩んだのではないかと胸の中を熱い物が流れ落ちて行きました。つまりあなたが辞めなければいけないのなら、半数以上の国会議員が辞めなければいけないような、そんな際どい中で政治と言う世界が成り立っているという事実こそが問題なのだと思います。そんな状況の中で、清いものがいびり出される形での辞職は、いかにも無念だと思います。でも良く決断してくれました。これを政治不信を取り除くための最良の身の処し方と考えれば良いのです。心配なのは、ここで社民党を含めて、与党追及の手を緩めて、すべての議員が自らの保身へ保身へと身支度を始めてしまうことです。これでは清美が活きて来ないのです。
清美さん、あなたの正義感と行動力、国際理解そしてさらには人間理解（これはこれからでしょうが）、を信じています。必ず再生の道は残されています。今回の事もその道普請が始ったのだと思ってください。ご自分の再生と、日本の政治の再生の道普請が。
僕は、間もなく教え子達に「古希」の祝いを贈られようとしている６９歳の元教員です。埼玉県に住んでいます。あなたのこれからの「あなたらしい生き方」をじっと見守っている事にします。体には充分気を付けて、お母さんを大切にして、頑張ってください。

３月２５日（月）晴れ
　　和子に誘われ、国立のお花見に出かける。あの街はまさに「桜の街」。膨大な数の桜が街の道路の周辺を起点にして、町全体を染め尽くしている。この町に住む彼女の友人石川さんを呼び出して、一緒に安いフランス料理を食べ昼食をすませる。その後、勧められるままに石川宅を訪問し、お茶をご馳走になる。落ち着いた気分の良いお住まいである。高台の環境はとても静かで住み易そう。４時ごろ和子を残して、僕だけ帰宅。一息入れて、直ぐに桜台事務所に向かう。
　　石井さん、洋子さん、高橋君と４人で、予算問題の整理をしてみる。基礎会員数をどう見込むか。鑑賞会の費用の実態と今後の見通し。支出項目での問題点。人件費、特に専従者給与の見直し、未払い金の扱い、などが主な論点となる。素案を立て、各自の主張点を再度持ち寄る事でお開きとした。「決意」に基づいて、即帰宅しようと思って、電車賃だけを持って家を出たのだが、「軽く食事をして帰りたい。付き合ってもらえる？」という高橋君の申し出に、脆くも応じてしまい、いつもの奴を数杯飲んで帰途に着く。

３月２４日（日）晴れ
　　日曜日。のんびりと過ごす。HP用の素材集のコピーを作ってみた。非常に時間が掛かるが立派に出来上がった。ラベル印刷もしてオリジナルのCD-ROMを３枚も作った。
　　高松宮杯とマーチステークスがあったが、どちらの予想も中途半端。老齢で頑張った馬（スマートボーイ）と、老齢で落ち目がはっきりした馬（トロットスター）とが対比的。自分を思う。
　　折角、１００枚の舞台写真を作ったのだから、これを索引でリンクできるCDに纏めておきたいと思い、一枚一枚の写真のHTMLファイル化を進めている。これが出来れば、コピーを取って、事務所にも置けるし、会員さんにも実費販売くらいは出来るのではないか。ただ、写真の著作権の問題が残るので、販売までは無理かもしれない。
　　もう少し体調を整えておきたい気分だ。でも明日はまた予算作成の方向討論のため観る会事務局に出かける。

３月２３日（土）雨時々上がり、日も差す
　　桜がもう完全に満開。新聞でも２週間も早くなった開花に温暖化の不安を示唆している。動植物の異常には充分気をつける必要があるだろう。今日は一日家にいて、管理組合の文書や記録に目を通したり、今日明日の馬の予想をしたりメールを書いたりして、ゆったりと過ごす。疲れは取れてきそうだ。明日もう一日、昼寝をしたりボーっとしていたら、かなり元気になると思う。
　　夕食を食べずに７時半からの現管理組合理事会を傍聴。昔、副理事長で参加した頃の雰囲気を思い出す。明らかに不得意な分野である。数字、表、金額、硬い表現、等々。しかし今日の参加は、馬で言えばレース感覚を思い出すためと、新の３役と顔を合わせて、改めて新しく始る「仕事」の認識を共有することだ。近々、お近づきに一献酌み交わしましょうか、という発言もあった。気心を知り合う事が、良い仕事に繋がると思う。あまり飲まないようにしようと思う傍から、こんな発想が付き纏う。引継ぎ総会は４月２１日になる。そこからがスタートだが、やはりこの数年の組合の動きを前もって復習し、この一年の主なテーマを掴んでおかなければならない。

３月２２日（金）曇りのち雨
　　大きな行事が終わり、打ち上げがあり、疲れ切って宴の後。いつものコース。これでまた時間を稼いだ訳だ。周辺の人たちの協力が本当に有難かった。今朝は二日酔い気味。しかし、お墓参りの日なのでのんびりはしていられない。松戸１１時集合である。八柱霊園は桜が満開でお花見気分の墓参りになった。いつも通り綺麗にしたお墓の前で、オハギ、お好み焼き、ビ−ルで歓談。兄妹夫妻と夏ちゃんとの６人。墓守の話になって、兄の風葬と墓及び墓守意識廃止の提案について議論が沸いた。悦は充分にやれるし、気持もあるのだが、クンちゃんの実家のお墓も継ぐことを考えれば、負担は重い。悦が放棄すれば、うちの潤が継ぐことになるが、今までが疎遠になっているので、不安は残る。本人の気持を確かめてから結論を出したいというのが、兄貴の気持のようだ。兄としては、時代の変化を知り、負担を後世に残したくないという考えなのだろう。すべてのお骨を風葬処理し、墓は、単なる象徴的モニュメント的場とし、子孫の思い出のための邂逅の場として保存するという構想のようだ。僕は深刻に考えた事のない問題なので、面食らった。死者をどう扱うかは、生きているもの心の位置によると思うので、死んだ後に負担を残したくないという点では、僕も兄と同じだが、余りに変わった指示を残して居なくなる事は、これまた負担を残す事になるのではないか、これが僕の危惧だが、妹はそれは無責任だという。枯れたススキに覆われた手入れ放棄のお墓をあちこちに見ながら、もう一度ゆっくり考えてみたいと思う。
　　７時過ぎに帰ると、管理組合の３月の定例理事会への新年度理事３役の出席要請の通知がきていた。これで明日の大泉高MLのオフ会には出席できなくなった。残念だが仕方ない。明日の午前中に議題の事前検討をする事にする。

３月２１日（木）晴れ
　　宴の後、これもまたわずかな反省と多大な空しさを生み出すものなり。とにかく疲れた。でも皆が良く働いてくれた。３０分で準備できたのだから。しかし展示が剥がれて落ちてしまうのには参った。井上さんに失礼だったと思う。多分原因は貼った木のサンが真ん中にくぼみがあったために接着面が少なかった事、気温が急に高くなった事などだろう。ビデオの整理など残っているが、とにかく一先ず終了した。皆さん本当にご苦労サンでした。

３月２０日（水）晴れたり曇ったり
　　ビデオカメラ、AC用電源コード、三脚、１２０分テープなどを用意。明日に備える。演壇に向かって右手後ろに台を置き、その上にカメラを据える予定。準備の時間が３０分程しか取れないために非常に忙しくなりそう。同時に１００回公演記念の写真展の展示もやるので、会員さんたちにもお手伝いを願う事になる。１２時半には会場に着く様にしなければならない。
　　七中の職員ＯＢ会の第一次お知らせの印刷をする。既に小柳さんには目を通してもらってある。

３月１９日（火）晴れ
　　明日の講演会のビデオ撮影の準備として、８ミリビデオを使う。ハーさんのところに預けておいたカメラを取りに行きがてら、シナ研を繰り上げる事になった。遅くなって結局泊り込み。

３月１8日（月）曇り時々日が差す
　　かなりに強風が吹く。Wind in March.というからな。「どん底」「シラノ」「国語元年」の写真を焼いて、これで全部終了。それを持って事務所に寄り、１時間ほどいて、練馬区役所へ廻る。こんな立派な建物になっているとは知らなかった。一階玄関の大ホールは区民の避難所にも指定されているという。真ん中にでんとグランドピアノが据えられている。建物の構造は町との一体化が見られるが行政の中身はどうだろう。多目的ホールは、入り口は一階だが、本体は地下になっているなかなか素晴らしいホールだ。約一時間をかけて、設備の使い方の説明を係員から受ける。ビデオの撮影は設備が無く、自前でやらなければならないとのこと。一段高い壇を置き、その上に三脚を据えねばならないだろう。壇上の横断幕は、なかなか目立つ。室内ぐるりに１００回の写真をはりめぐらして、その中で井上さんに講演をお願いする。外のロビーには、ドリンクコーナーを設けて、終了後の歓談に備える。別に交流会として、会費１５００円で、近くのレストラン「ビルディ」を会場にして、首都圏と練馬の会員の希望者に参加してもらう。
　　会場の下見が終わってから、交流会会場も下見しようという事で、５６０円でセルフサーヴィスのカクテル飲み放題というのを利用して、かなり飲んだ。ベースがウォッカなので、酔い方がいつもと違うので、一寸面食らう。ふわふわという気分で帰ることにした。

３月１７日（日）晴れたり曇ったり
　　２時から１００回記念展示物の作成作業が事務所で行われ、６時過ぎまでかかった。ずっと立ちっぱなしの仕事が多く、知らないうちに腰が疲れていたみたいだ。即帰ってきたのだが、帰宅は７時半。おまけに家は空。飲み物もなく、小銭をかき集めて二階堂を買いに行く。飲みながら、メールを開く。やっとほっとする。８時半頃になってかみさんが帰宅。飯を済ませると片付ける気にもならず一先ず一寝入り。夜中の２時に目覚めて、これを書いている。さらにメールが増えている。大町君からも二つ目の質問が来た。関係代名詞のことだ。直ぐに答えておく。Nagaはお腹が不調、Hideは家の修理でコブだらけになってるらしい。アッチンは大好きテレビ番組が無くなって失意のどん底？らしい。井上さんの講演会に、鳥谷さんから不参加の連絡あり。中嶋さんにも連絡して確かめたが、ご主人が出て、旅行中とのこと。伝言を依頼する。皆それぞれ忙しそう。

３月１６日（土）晴れ、風がある
　　フラワーカップの予想が、岡部のスマイルトウモロウがずばり来て、大当たり。勿論買ってないから、予想コンテストの点数が上がるだけだけ、気を良くしていたら、「観る会」のSさんが乳癌を宣告されたと知らせてきた。外国生活を予定していたのが延期になるという。明るい元気な人なのに気の毒だ。でも最近は手術で殆ど治癒できるからそう心配は要らないだろう。入院待ちが３週間掛かるというのが、本人の気持になったら堪らないだろう。日本の病院の実態は本当に酷い。脱税、医療ミス、政治家の利権汚職など、どうして大衆に「痛み」ばかりを皺寄せしてくるのだろう。Sさんには、是非綺麗に直して、また元気に頑張って欲しいと心から願っている。入院までは普通の生活なので、明日事務所に姿を見せるかもしれない。

３月１５日（金）雨後曇り時々日差し
　　朝道路が濡れていた。朝食が終わる頃日が差し始めた。ゴミを捨てに行くとハクモクレンは雨に濡れて一層艶を増していた。優しい雨のようだ。
　　月狂ひと一緒に借りた本がもう一冊あったのをうっかり忘れていた。今日は、遠い方の図書館に行く事にして、途中マツモト電器でフォトプリント紙を購入。財布が空になった。本は小池を二冊、笹沢佐保を二冊借りてきた。佐保のエロチシズムは小池のそれに比べると、どぎついだけで品が無い。行為の説明に過ぎない。文体と言う物が左右していると思うが、同じ行為の説明でも、内面の描写がどこまで掘り下げられるか、そこらが違うのだろう。
　　１００回記念の残った一つを新聞記事の写真から再現する。網の目がはっきり出過ぎてもう限界のようだ。それなりの面白さはあるのだが、いかにも鮮明さに欠ける。仲代と中原のリア王と道化の場面で、中々良いショットなのだが、我慢するしかなさそうだ。
　　鈴木宗男がテレビで泣いている。離党会見の場面だ。鬼の目にも涙と言う所だが、「女の武器」とどれだけの違いがあろうか。人のための涙ではなく、所詮はエゴイスティックな涙に過ぎない。これで真紀子とアイコデホイだ。しかしあれだけ怒っていたうちのかみさんが、目をうるうるさせていた。日本的涙だなと痛感。悪者にも多少の同情が出来る余裕はあっても良かろう。
　　閑古から、会費の送金あり。１年分一括納入。

３月１４日（木）晴れ後曇り
　　天気は下り坂のようだ。今のうちにという感じで、月狂ひの返却かたがた散歩に出た。ハクモクレンが満開。ユキヤナギなども例年通り綺麗に姿を見せた。人間も毎年現れるようになると面白いのに、なんでずーっと顔を出しているんだろう。これだと良さが分からなくなってしまうし、毎年生まれ変わるとすれば、もっと一生懸命生きるようになるのではないか。
　　猫石のある家の壁には、銭湯で見たような大きな富士山が壁一面に描かれていた。上部の壁も真っ青に空の色に塗られている。見事だったので、MLの皆にも紹介しておいた。
　　この所質問箱の訪問客が来なかったけれど、今日新しい若者の訪問があった。早速の解答にお礼のメールが入った。夢一杯だ。期待に応えたいものだ。

３月１３日（水）晴れ
　　今日は、シナ研の後、教え子との会合の打ち合わせに出向き、夕方から新宿紀伊国屋ホールで井上ひさしの「国語元年」を観る。中々の出来で、佐藤B作の好演が目立つ。それにしても井上ひさしという作家は、民衆のエネルギーと権力とを両極に置き、その中での人間の姿をリアルに、しかも笑いの手法で舞台化することに於いて天才だと思う。この芝居もお役目で国語＝統一語の研究を命じられる役人が、どの方言を共通語の下敷きにするかで苦心した挙句、自ら奇妙な新語を考案し、それを実践して見る。多くの出身地からの使用人を沢山抱えており、彼等が懸命に主人を応援するが、それが笑いの渦を巻き起こす。その内、本人も知らぬうちにこの御用の筋は廃止されてしまう。失意の果てに彼は頭がおかしくなってしまう。権力に利用され、力を見せよう、取り立てられたいと努力するうちに、精神が壊れてしまうという点では、「ビューティフル・マインド」と同じだが、支えているものが、妻というような個人ではなく民衆のエネルギーなのだ。しかもそれは凝り固まった正義感などではなく、滑稽さあり、無茶苦茶あり、欲や狡さなども含めた裸の人間達である。文字通り彼の文化観は人を笑いの側面から捕捉することを基盤に成り立っているかのようだ。
　　眠気など全く出ず、終わりまで笑いこけて観ていた。帰宅１１時。我が家は田舎なり。

３月１２日（火）晴れ
   　家中の掃除機掛けをやる。ついでに室内に置いてある植物の配置換えをして、ベランダに殆どを出すことにする。冬型から春型への模様替えだ。ポリ箱に植えたチューリップの芽がまさにぐんぐん伸びている。春のエネルギーは怖いように激しい。折鶴蘭は傷んでいて、枯葉を綺麗に除くのに時間がかかった。でもこれでベランダ自体が春めくのだ。水を遣る。土が黒く息づく。緑が増す。明日への期待が膨らむ。
　　プリントが出来ずに居た舞台写真「払えないの？はらわないの！」をプリントアウトして、鬼頭さんの送ってくれた本と共に事務局に届ける。事務局の議論は、財政問題だが、懸案だった古谷提案を巡って率直な討論が出来、どうやら体勢は、未払い問題に関して、事務局職員に対して何らかの配慮を加えて解決して行く方向に進みそうだ。勿論彼等には厳しいものになることは明らかだが、財政が３年後あたりにすっきりした形になって、古谷さんでも安心して会計が遣れるようになることが、健全な財政の会ににするという意味においても大切だと思う。必ず方法はあると確信した。
　　今日は、Nagaが、MLのメールに「考える足？」のオブジェを出した日であることを明記しておきたい。奇妙な個性が、「鈴木宗男」喚問の日の翌日に、MLを飾った。

３月１１日（月）晴れ
  　七中の会の案内状の文案を作り、葉書のファイルに保存した。同時にプリントしてファックスで小柳さんに送り、読んでから連絡をしてと、お願いしておいた。第一報を３月末、返事つきの往復葉書で４月末に第二報を送ることになっている。僕は当日参加できない（雪谷の教え子の古希祝い旅行のため）ので、準備だけして、小柳さんにバトンタッチするつもり。
　　鬼頭さんから井上ひさしの母親の井上マスさんの書いた文庫本「人生はガタコト列車に乗って」が送られてきた。井上さんの講演会にちなんで、事務所に置いておいて皆で呼んで欲しいとのこと。嬉しい申し出に感謝。早速メールでお礼を出す。留から久しぶりにメールが入った。大ちゃん復帰後初めてだと思う。それ以外はMLは静か。
　　久しぶりに「今夜のポエム（３３）」を書く。心象が素直に出てくる気分になっている。「月狂ひ」読了の影響かもしれない。小説家というのは詩人よりは早く老けてしまうのではなかろうか。ふと、そんな感じがした。

３月１０日（日）晴れ
　　何の会議も入らず、気侭な一日だった。新宿御苑前のシアター・サンモールで朋友の「女たちのジハード」を観る。前に見たのとは本が変わっていて、舞台の印象は全く違っている。全体的に気品があるし、装置の転換も工夫されていて良くなっている。女たちの個性も一人一人が生き生きと描かれていて、流れも整理されて、きびきびしたリズムを感じる。これだとうちでも例会に乗せられるかも知れないが、大ホールとなると心配も残るか。
　　電車の中と、帰ってきてから、一気に「月狂ひ」を読了。小池の恋愛観の基本が提示されていて、「恋」などより分かりやすい。ドキッとするような表現、場面などがあちこちに飛び出してくる。

３月９日（土）晴れ
　　和子のぎっくり腰はまだ良くならない。今日も新宿での仕事は休むという。夕方の買出しは一緒に行って、荷物運びをやる。長引くと大変なので、重いものは持たせられない。症状から見て、それほど重症とは思えないが、無理は禁物。気をつけながら様子をみるしかない。

３月８日（金）晴れたり曇ったり
　　臨時のシナ研へ出掛けようとしていた時に、和子が洗面所でぎっくり腰を起こした。外出が続いていて疲れが溜まっていた所へ、昨夜遅くまで書道の作品を書いていたのが、引き金になったのではないか。書道は休む事にした。姿勢は自由にならないが、何とか動く事は出来るので、僕は予定通り出かけることにした。いつも通りハーさんの家で遅くなる。ビューティフル・マインドが話題になる。分裂病と闘いながらノーベル数学賞を受賞した天才的数学者の人生を描いたものだが、ゴールデン・グローブの4賞を受けているだけあって、中々の見応え。クロウという俳優のヒューマンな持ち味が生きている。ストーリーはサイコサスペンス的な運びと手法が用いられていて、音楽も素晴らしい。天才的な数学者が、その特異な才能と発想を認められ、最高のコースを歩み始めるが、辿り付いたのは、国家の諜報部の暗号解読を専門の仕事にする組織だった。冷戦時代のため米国はソ連を相手に諜報合戦を行っており、暗号解読の研究に最高の才能と技術を投入していた。学生時代の自由な発想での学校生活の描写は、いささか作りすぎの感があるが、緊張を強いられる諜報機関の中に入ってからは、見せ場は多く、米ソの特務機関の間での軋轢が、彼の柔らかな神経を歪め、やがて分裂病を病むようになり、絶えず３人のキャラクターの幻覚に悩まされるようになる。愛妻の献身的な愛に支えられ、幻覚とともかくも折り合いをつけられるまでに回復して行く。彼を育て、彼をエリートの場へと送り出し、精神病へと追いやったプリンストン大学でかっては教鞭をとったこともあるが、発病後は相手にもされなくなる。しかし妻の助言や大学側の好意もあって、彼は大学に通い続ける。彼の数学の理論は、人間行動学や社会学、経済学などにも広範に応用できるもので、それが評価されノーベル賞の声がかかるようになる。栄光の授賞式の場で、かって妻から貰った刺繍の付いたハンカチを握り締めて涙ぐみながら、病気との苦闘を短い言葉で語り、心からの感謝の言葉を妻に語りかけるのだった。
　　これは国家と政治に押し潰されようとした人間の闘いの物語であるが、冷戦時代という時代設定にも拘らず「ロシア」が携帯用の核爆弾を開発して、アメリカ本土のどこかに密かに仕掛けるという、まるで同時多発テロを想起させるような置き換えが行われている。アフガンに対する情け容赦も無い空爆、多数の市民の殺傷、自国の兵士の戦死など、テロという幻影に分裂病的症状を呈し始めたアメリカという国家の象徴のようにも思えてくる。この国も立派な自由の足跡を歴史に沢山残していながら、何度も深く重い分裂病に悩まされてきた病歴の持ち主なのだ。

３月７日（木）晴れ、暖か
　　春近しの感が深い。空にも木の芽にも土の香りにも風の訪れにもそれを感じる。いくら歳を取っても、それらしく春は迎えるものだ。感覚の底深く春は胎動している。歳相応に。
　　尿酸の薬を貰いに行くつもりでいたら、また耄碌で、木曜日は澤田さんはお休み。仕方なく七中の名簿を午前中に完成させてしまった。午後井上さんの横断幕を作りに材料を束ねて桜台に向かったのだが、ここでまた耄碌を確認。会費を持つのを忘れて一度帰り、納金記録の手帳を忘れて２度帰り、ちゃんと出かける前に、３キロほど無駄歩きをしてしまった。運動と思えばどうと言う事なし。でも３度目の正直とは良くぞ言ったものだ。
　　４時半頃までかかって、看板を仕上げ、事務局長と話して、１００回の準備活動の確認。その後練馬まで歩いて、中野行きのバスに乗る。かみさんが心配していたバスもすいすいと行って、５時半には中野に着いてしまった。昼も食べていなかったので久しぶりにグルグル寿司に入った。シャリが貧弱だったけれど、具は中々の物。値段はまあまあで、動物的満足感１００％。
　　インターネットの試写会参加募集なんて初めて応募したのだが、見事当選。アメリカ映画、ゴールデングローブ賞４賞受賞という「ビューティフル・マインド」。余り期待していなかったので、出来栄えの良さと内容が孕むアメリカの矛盾が強烈だったので、超満足で帰ってきた。印象批評は後日纏めたい。もう少しいろんな人と話してみてから、自分なりの気持の置き所を決めたいのだ。

３月６日（水）次第に天気回復
　　朝９時半から集会所で自治会の代表達と共に石田、対馬両議員と協議。グリーンヒルの生活環境問題として、イオン（ジャスコ系資本）ショッピングセンター建設問題を取り上げ、１１日から始まる市議会に向け、代表質問の中にどのように取り入れるかを意見交換。交通問題、道路問題を中心に、終夜営業による風紀防犯問題、地元商店街の利益問題、なども取り上げられた。
　　昼も食べずに、「夢見る女」のゲネプロを観に三越劇場へ。山田邦子だから、予想はしていたが、あの無理な脚本を懸命にこなしていた。ああ言う印象を作り上げてしまった人だから、その型を崩すのは難しいのかもしれないが、思い切って第二の山田邦子を作る気持で舞台を創った方が良いのではないか。脚本が女性アニメを下敷きに使ったような作品だから、余計に従来の「山田邦子」丸出しなのだ。結構、脇には名の知れた役者が顔を出しているが、いずれも役が体から離れているような感じがする。やはり脚本の弱さではないか。
　　七中職員OB会の通知準備として、５０名ほどの名簿作りに着手。

３月５日（火）曇り、今にも降りそう
　　お腹の調子が悪く、頭もすっきりしないが、朝５時に目が覚めてしまい、起きて井上さんの講演会のステージ上の横断幕看板の糊張りをやってしまった。パソコンの印刷が、文字ではなく画像扱いで拡大したため、むらが出て、輪郭もぎざぎざが目立つ。これは事務所で広げて、マジックで修正するつもり。受付掲示は、字がやや小さいが鮮明で、これで勘弁してもらう。
　　勢いがついた所で、確定申告に取り掛かる。基礎計算は出来ているので、清書が中心。中身が出来上がったところで、郵便局で観る会の会費を払い出し、大型封筒を買い込み、かみさんに頼まれていたお米と緑茶もぶら下げて帰ってきた。そしてもう一度郵送に郵便局まで、いやはやご苦労ご苦労。肩の荷が下りた気分だ。
　　ほっとしている所へ自治会から電話がかかり、大店舗建設問題で、明朝９時半から集会所で市会議員と話す会を持つとの事。全く浜の真砂と何とかは・・・、だな。

３月４日（月）晴れたり曇ったり
　　落ち着かない一日。灯油売りを待って、買い込むのと、大店舗建設問題の自治会主催の会議を待ち受けるのとで、耳を澄ましている感じ。灯油は隣りの号棟まで走って、運んできた。嫌な業者で愛想もこそもない。イオンの折衝員も若手の出世社員のようだが、環境破壊まで了承させた上での握手外交、夜の店舗の副社長を住民から採用するとか、一階の店舗には地元店舗から採用とか、甘い汁ばかり並んでいる。しかしどう考えても交通事情が悪化する事は明らか。バスが駅に到達できるのはどれだけ遅れることか。道路の改良とか、もっともらしい御託は並べるのだが、それが守られた試しはない。参加者の切実な不安は伝わっただろうか。
　　流石に谷口さん、武田さんの発言力は立派なもの。長老（ある人曰く「４悪人」）だけの事はある。若者が地元を変えようとしない現代は、もう一度長老部族制度が復活しても仕方ないのかもしれない。
　　確定申告を仕上げるのを止めて、井上さん講演会の看板と受付の張り紙とを作ってしまった。昨日元７中の吉村君からOB会の会場確定の電話が入ったが、事前事務はすべてやる、当日は出席が出来なくなった旨伝えておいた。雪谷の教え子企画の古希祝を優先せざるを得ない。吉村君にしてみると、何で教え子優先なのか首を傾げるかもしれないが、僕はそうする。そのように生きてきた。その後、Nagaと電話のやり取りあり。

３月３日（日）曇り
　　桜台で１００回記念の実行委が開かれ、、井上さんの講演会の細部を詰める。舞台看板の印刷や張り紙の用意、当日の会場整理、展示作業などが僕の仕事。抽選参加者１００名の抽選も行われた。「一味」の３名が落選。残念だが、遣り繰りするしかない。疲れていたのかいらいらする事が多く、一寸した行き違いで感情的なトラブルを起こしてしまった。この頃細かな所で感覚的なずれを感じて、上手くない。これも老いの一つか。会議後斎藤さんが２年間インドネシアに行くので送別会を事務所で引き続きやった。朝食しか食べていなかったので、酒の廻りが速く、完全に酔って帰ってきた。デジカメも事務所に忘れてきた程だ。パソコン操作も怪しくなったので、風呂に入る余裕もなく、床につく。

３月２日（土）曇り時々晴れ間
　　わがML創始者大ちゃんが帰ってきてくれた。皆大喜び。誕生日祝いと復帰祝いの色彩メールが飛び交っている。
　　午後集会所で「イオンSP建設」の対策会議が開かれる。事前に配布された交通関係の調査書を読んだが、交通の渋滞、道路事情の悪化は明らか。企業にも行政にも強く要請して、対応を迫るか、対応が出来なければ計画撤回を迫るべきだろう。大店舗立地法で、要求できる範囲が縮小されほぼ受け入れざるを得ないのではないかという、弱気の意見もあるが、先ずは率直に不安をぶつけるべきだという結論に収まった。２段階目として行政に対して、企業の立場ではなく、あくまでも住民の立場を尊重して対処すべきである点を要求する必要があるだろう。「お店が出来て便利」と言う声もあるそうだが、もうそんな段階ではなく、過密な街つくりを警戒して、住みにくい住宅地にしない運動こそが大切だと思う。皆の不安をしっかりと受け止めて動くべきだろう。
　　夕方から桜台で「雪国」の運営担当サークルのまとめの会があったが、参加者がチーム以外からは二人という惨めさ。でも先輩芹沢さんを加え、桜子ちゃん、平田さんと話は２時間近くに及びお菓子を摘みながらの雑談はなかなか楽しかった。事務局長は仕事で不在、ユカちゃんが仕事の傍ら精一杯部屋の中を片付けてくれたようだ。あの部屋も少しずつムードが出来つつある。
　　流石に帰りは疲れて、そのまま帰宅。家の近くで「二階堂」を１本買い求め、家路を急いだ。一口飲んで体を温め、カレーライスをかっ込んで、パソコンに向かう。

晴れ
　　ハーさん帰りに空を見上げると、もう春の雲が浮かんでいる。輪郭も朧になり、柔らかくゆったりと浮かんでいる。ベランダのチューリップを思い出し、MLを止めた大ちゃんを思い浮かべた。そろそろ戻って来ないかなと。暖かい一日だった。
　　自治会のSさんから配布された大店舗建設の内容文書に目を通す。環境破壊の面を分析しておかねばならない。明日１時から会議。
　　MLと大ちゃんにメールを出す。カムバックを期待している詩文にした。雛型は「春を呼ぶ女の子」にしたが、何故か箒に乗った女の子が登場しない。使用要領が違っているのかな。誰か教えてくれないか。
　　１００回観劇会記念の舞台写真集をCDにする準備にあわせて、HTMLファイルにして、第何回や創造団体名で呼び出せるようなプログラムも一緒にしたい。
　　今日も確定申告は手付かず。歳とともに横着になる。

２月２８日（木）小雨後曇り
　　お昼過ぎに文化センターに出向き、直ぐに仕事の分担にかかる。昨日に比べると参加人員も多く、３０人ほどで、分担は楽に決まる。元気はいいが、一寸集中を欠くきらいがないでもない。今日は僕も集中して観劇。ビラと協力要請のお陰で多数の搬出要員が出てくれて、搬出はスムーズに終了。江平さんや中嶋さんも参加してくれた。中嶋さんは来年度本部委員になったとかで、火曜日が会議日で、例会と重なるため、一年間だけ退会したいとのこと。残念。でも「国語元年」は観たいという。４月までで退会と言う事になる。またカムバックしてもらうつもり。終了後、ハーさんともんじゃにでも行くつもりだったが、自宅でゆっくり飲もうと言う事で、結局重労働のお化けが出て、動きたくなくなり、そのままダウンした。一山過ぎるといつもこんな具合だ。家に電話すると、自治会のS氏から、２日に会合が入ったとの電話があった事をかみさんから伝えられる。例の近隣に大型店舗建設の件のようだ。４日に予定されていた会議との関係は不明。

２月２７日（水）晴れ
　　今日明日と２月例会が始まる。また戦争のような騒ぎ。１２時から、大道具の搬入。ところが運び手の動員が効かず、事務局以外は僕ともう独りだけ。大道具は大型で多量。道具方は大勢来ているのだが、ステージまでの運搬は人海戦術で鑑賞会が責任を持つのが一応のルール。搬出の時もこんな状態では、道具方が切れると言われたとか。搬出は動員を効かせないとヤバイと言われた。ビラを作って流すのと、運担サークルにお願いして動員してもらう事にする。終演が９時半、それからサークルの人たちと飲んで帰宅は終電。

２月２６日（火）晴れ時々曇り
　　アッチンからメールが入り、退院した事が確認できた。喉頭炎だと言う。かなり激しい症状のように思える。しばらくは自宅休養が可能らしいけれど無理は危険だ。Hideにしてもアッチンにしてもあの時期が一番心配なのだ。もう少し自分を大事にしないと。Nagaは少しずつ分かってきているようだ。
　　今日は、家計の遣り繰りでかみさんにも相談されたが、生きている間に使いこなすと思えばそれでいいではないか、もう何年も無いよと言っておいた。
　　教え子の加藤のお店が見たくて、かみさんを連れて大泉に行ってみた。あいつらしい小奇麗な店を作り上げていた。掲示物の貼り方一つが加藤らしくて、何だかジーンと来るものがあった。肉も上等でヘルシー、すべてがお客の気持を考えている誠意が感じられ、大泉の街づくりの中心に据えたいようなお店だ。それにしても大泉の再開発のプランは誰が主導でやっているのか、あれでは、街づくりがエゴの妥協になっていて、訪ねる者に好奇心をそそる何物も無くなってしまう。初めて街の中に入った僕はもうたじろんでいる。その中での加藤君との再会は実に爽やかな後味だ。彼のお店に対するポリシーは、街づくりの構想にも通じている。今日は年賀状の再利用で、まるで只みたいにご馳走になった。練馬の仕事がある時に時々仲間を連れて寄りたいものだ。加藤君の健闘を祈りたい。

２月２５日（月）晴れ
　　チューリップの芽が目立ち始めた。水をやる。大きな球根の花が楽しみだ。午後から、確定申告書に手をつけたが、今までとは手応えが違って、年金の所得よりも控除額が大きくなってしまい、税の対象外になってしまうのかもしれない。課税対象になる所得額がマイナスになってしまうのだ。これって凄く貧乏と言う事なのだろうな。
　　やはりアッチンは入院していた。でも今日退院したようだ。咽喉の閉塞が起きたらしいのだが、原因ははっきりしない。学年末なので、一先ず出てきたのではないのか。咽喉は教員の職業病でもあり、とても心配。検査をしっかりやって適切な処置を講じて欲しい。これもNagaが苦労の末電話してくれたので分かった事だ。本人からは、まだMLにメールは入らない。

２月２４日（日）晴れたり曇ったり
　　ここ数日、春を兆すのか暖かな日が続く。そのせいか、やたらに眠い。今日一日は溜まっている疲れを癒すための日という感じ。のんびりと過ごす。回復が快い。春も近そうだ。
　　アッチンの情報が入らない。入院しているのではないだろうか。心配する人も増え始めた。僕からの電話では、大げさになったりしても困るだろう。誰か近くの友人が連絡を取ってみてくれる事を期待している。

２月２３日（土）晴れ時々曇り
　　出掛けに桜台による。「女たちのジハード」を平本嬢に廻す。先日受け取らずに帰ってきた写真原稿とFDとを受け取り、シナ研の友人と会う。頼まれていた「アロエジュース」２本手渡す。話の中に出てきたのだが、イラン映画「カンダハール」の出来が素晴らしいとのこと。機会があったら観てみたい。

２月２２日（金）晴れ、今日も温かい
　　昨日、一昨日の気分を背負って過ごしてしまった感じ。急いでいるのに好きでない仕事を後回しにして、何となく気になっていた「たそがれ」の点描画帳と風船蟲のプチポエムを更新した。プチポエムには、二つ笠を被った富士山に詩をつけ、点描には、白鳥群の写真に俳句をあしらった。考えてみると随分長い事放っておいたものだ。もう少しまめにならないと錆付いてしまうぞ。
　　かみさんの留守に観ようと狙っていたTVで渡の「タクシードライバー」を観る。まあまあの出来か。それに教え子がやっているもんじゃ焼き「わらべ」の年賀葉書の外れくじを利用した抽選の当たり番号を調べたら、沢山当たっているので、２月中に一度顔出ししておこうかな、などと暢気なことを考え出した。

２月２１日（木）晴れ、温かい
　　夕方から事務局で運営委員会。一時間早く行って、フロッピーに入れた総会の運動方針案の原稿を手渡す。昨日の会合の関係もあって、直接CP送信が出来なかった。その後直ぐにその内容の検討に入り、全体通して数ヶ所の表現修正がなされた。前回の臨時委員会の足並みの乱れと性格の確認不足が話題となり、例の「便り」問題もちらほら。古谷さんが欠席だったので、財政に関する４提案は、次回優先議題とすることに決定。それを踏まえて来年度予算案の作成に取り掛かる事になる。このところ文章作成を頼まれ過ぎて、粗製濫造になっているのか「健爺の文章は難しい。」という批判をKさんから戴いた。この手の批評は前々からあるけれど、皆との現実認識がずれているとは思っていないのだが、表現が詩作の影響で素直でないのかもしれない。分かりやすい文章を書かねばとは、いつも思っている事なのだが・・・。帰りは養老の滝経由で、終電となる。

２月２０日（水）晴れ
　　定例のシナリオ研。今日締め切りの原稿を抱え、休憩時に手直ししながらも、個人的な話や作品の内容など、十分に楽しむ。食べながら、飲みながらのひと時もいつも通り。ただ、やや胃の疲れを感じるので、休肝日の必要を感じた。ハーさんに「ストロングわかもと」などという古典的な薬を飲ませて貰って、少し落ち着く。

２月１９日（火）晴れたり曇ったり
　　一気に「女たちのジハード」を読了。お陰で総会に向けての運動方針の原稿は手付かず。確定申告も領収書などが揃わず、戦意喪失。それにしても現代のOLの結婚願望はこんなに強いものだろうか。一方で、生き甲斐とか、人間としてどう生きるかも考えているのだが、それがどちらもそんなに甘くないと悟りながら、軌道修正してゆく葛藤として描かれているのだ。女の目で見る男というのは、こんなに滑稽なのだろうか。微笑ましい者なのだろうか。無邪気なものなのだろうか。それに比べると女は計算高いくせに、突如純情に崩れたり、崇高な使命感に燃えたり、暴力的になったり、性的に大胆になったりと、男より遥かに高級な複雑な変身を見せる。小池などの美意識の目とは恐ろしく違っている。でも僕が求める女性像とは、いずれもかなり隔たりを感じる。
　　うっかりしてYasueが送ってくれた「八丈の風」をHPに載せずにいた。慌てて今日組み込んだ。アッチンが酷い風邪で入院するかも知れないと昨日のメールで知った。ご主人の怪我入院などで疲れが出たのではないか。

２月１８日（月）晴れたり曇ったり、冷え込む
　　ブッシュ来日。小泉と明治神宮参拝、流鏑馬を観る。新新安保体制の象徴。許せぬ。　

２月１７日（日）晴れ後小雨
　　今週は良く出歩いたものだ。今日は、観る会の運営委員会の合同観劇会で、千石にある三百人劇場で、漱石の「それから」を観る。狭い舞台ながら左右上部に３分割された空間を駆使して地味なストーリーが暗転の繋ぎの中に苦悩したり立ち止まったりしながら、日本的なテンポで展開して行く。経済的にも独立できず、書生と共に実家への寄生的な生活を続けている自分とその親友と、共に愛情を感じている独りの女性との関係が隠微にその輪郭を明らかにし、そして崩れて行く。当時の「不倫」行為は、現代ほど軽くは考えられない重いテーマだっただろう。「三四郎」、「それから」、「門」へと続く漱石のテーマは、義侠心的友情、自我の目覚め、そして新たな門出へと続く人間とそれを取り巻く社会の近代化の苦悩を描くのだが、この芝居のラストシーンで、真っ赤な稲光の中をよろめきながら、「世界が動いて行く」とうめくような独白は、現代の僕等には少々大仰に響いてしまう。現代には誠実さを求めて呻吟する気風が衰弱しているせいであろうか。観劇後、コーヒーを飲みながらの感想には、現代自嘲とでもいうか、「今だったらどうだろうか。」といった話題が展開された。それはその後「やっぱり酒にしよう。」と残った６人が入った居酒屋にまで持ち越された。今だったら、お前なんかに彼女を渡せないと言い合って喧嘩になるだろう。いや、彼女の方が、私には他に好きな人が居るわと、宣言するだろう。いや、二人に愛を告げられた女は、時にはAを、時にはBをと二人を使い分け、操るだろう。いや、経済力のある方と結婚し、人間的な方と不倫を続けるだろう。こんな現実的な、しらけた話が続くのだ。変わったのは、女の強さだけであり、人間の資質はむしろ後退しているのではなかろうか。今時、漱石にまともに取り組む若い脚本家の作品だというが、力のこもった演出と共に、その情熱を買いたいと思う。家の近くまで来て、気付いたら、何時の間にかコートのポケットにほかほかと懐炉のように温かい肉まんが二個入っていた。行列していた饅頭屋で列に入り買い求めたのだったと思い出した。

２月１６日（土）晴れ
　　朝方かみさんが出かけ、僕の方は、桜台事務局の模様替えの写真を会報に載せるためにあらためてデジカメを事務所に持ち込んだ。事務コーナーと団欒・会議コーナーとを並べて見えるように５，６枚撮影して、都心に向かう。今日は、閑古と木場の都現代美術館で「森真理子」というアーティストの展覧会と、「若手８人展」とを見る。多分３０台位の若手の作品展だと思うのだが、仮面をつけるか、顔なし、という感じで、「肉」が感じられない。何でもっと肉声を発する事が出来ないのだろう。閑古曰く「最近の傾向として、評論家の発言におもねて、「自分の内部を生で出すのは古いのだ」という感じで、テクニックとか、表現の方法論だけで、作品を作ろうとする、のだそうだ。テクノロジー、CGなどの応用、など僕には実体が感じられない。方法論はそれで良いのだが、芸術の生命と言うのはそんなものだろうか。中身喪失で、仮面や顔なしのお化けが流行するのであろうか。
　　閑古の足が辛そうだ。頑張って歩き続けて欲しい。戦友たちといつまでも頑張れる事を願っている。木場の美術館の健在を祈って飯田橋で乾杯をした。

２月１５日（金）晴れ、寒さ厳しい
　　暖冬のイメージがここ２、３日で一変。記念行事用の写真５枚を追加印刷。「どん底」「ジプシー」
「４０カラット」「わがババわがママ」「人生一発勝負」。それを持って、郵便局と銀行に寄りながら、事務局に早めに着く。少しでもソフトな雰囲気の会議にしたくて、早めに掃除とテーブルや椅子のセッティングなど、部屋の中を整える。平本さんがコーヒーとお菓子の用意。まだまだ片付けが完了していないので、どっかに物置臭が残っているが、近くもっと改善したいものだ。事務コーナーとリビング風の会議室という構想にしたいのだ。デジカメを忘れてしまったので、模様替えの室内を会報に載せるという事務局長の意図に添えなかったので、、明日の午前中に寄って、撮影する事にした。印刷所への「投げ込み」ぎりぎりのようだ。
　　会議は、丁度テーブルを目一杯に取り巻く参加者があり、やや硬く始まった話し合いも、次第に解れ、コーヒーを啜りながらのおしゃべりとなった。会員の増加の困難さをどこのサークルも痛感しているようだ。どこかに突破口が欲しい。「雪国」はその線に沿う作品と言えるし、１００公演行事も有効な引き金なのだが、取り組みがどこまで行くかが問題だ。３月２１日の井上さんの講演会なども大いに活かしたい所だ。

２月１４日（木）晴れ
　　昼間はシナリオ研に出席。実作を踏まえて有意義な意見交流。夕方から「大森七中教職員OB会」の準備会。久しぶりに顔を合わせた面々。それぞれそれなりに歳を取っているようだ。中でも隊長は大病をしたとかで顔にやつれが目立つ。梅さん、サブちゃん、小柳さん、酒匂さん、たけもっちゃん、それにツーさんは、近くで会議とかで書類だけ引き継いで帰った。今回の準備会は、小柳、武本、太田、吉村、高橋の五人。吉村責任者、小柳会計、高橋事務、武本司会、太田サブと言う分担で、６月１日（土）３時から６時まで（お年寄りも増え、昼間の方が良かろうと配慮）に決定。会費は写真代込みで８０００円。介護人の参加もOK。第１報を３月下旬、本通知を４月下旬、返事の集約、５月１５日。こんな手順で進めるが、事務担当を引き受けたので、これまた忙しくなりそう。.

２月１３日（水）晴れ
　　Nagaに、お母さんに供えてと、心ばかりのお花をおくる。その足で桜台の事務局へ。総会を控えて、準備と問題点の整理。２１日までにやる事が出てきた。遅くなったが、養老の滝で骨休め。帰宅は深夜１時頃になる。

２月１２日（火）晴れ、寒い
　　８時過ぎから動き出す。所沢で、引き落とし寸前に資金を預け入れ。帰りにサンメリーでレーズンクッキーを６枚、買う。我が家の好物。それを持ったまま澤田医院へ寄る。血圧、１４０の８２で適正。前回の血液検査も特には問題なし。ただし検査前３日ほど薬が切れていたために正直に尿酸値が上がっている。これだけは服用を続けないと駄目なようだ。一応帰宅した後、郵便局で観る会の郵便物を郵送。その足で、下の図書館まで歩く。借りっぱなしだった小池を返し、「月狂い」という作品と、柄にも無く「金融の仕組み」などという本を借りて来る。一息入れて、確定申告の知らせの封を開けた。書き方が変わっていて、何だかとっつき難い。途中で嫌になり、伸びすぎた髪の毛を切って貰う。沢山仕事したような感じだが、一日はだらだら終わったという感じ。
　　今日は、Nagaのお母さんのお葬式。最後のお別れをしっかりやって来るというメールが入った。

２月１１日（月）晴れ
　　結局今までやれていたオアシスからMS-DOS化したファイルをメールに載せる作業が出来なくなっている。それがMeになったせいなのか、FDの内容がおかしいのかがわからない。この確認で疲れてしまい、一旦夜中まで一寝入りして、夜中からワードを使っての再入力に取り掛かった。３時過ぎに完成して、添付ファイルとして、文書も画像も難なく送れることが分かった。そろそろオアシスとは縁の切り時かもしれない。
　　この作業の途中でNagaからの訃報が入っているのに気付いた。１２時過ぎにお母さんが亡くなったようだ。老衰で入院中だったが、衰弱が激しくなっていたと聞く。昨日の息子さんの問題の直後だけにNagaの心労は並々ならぬものがあるだろう。MLの皆に知らせた後、お通夜、葬儀ととびまわっていることだろう。お兄さんが余り健康でないから、どうしてもNagaに負担がかかってくるのが、気の毒。
　　昨夜、笹本氏より電話があり、近くにJasco系の大店舗が建てられ、交通渋滞、環境汚染など住民への影響が大との懸念から、対策を講ずる必要性がありそうだと言う。自治会を中心に今朝９時半から早速会合がもたれ、市議会の議員や近隣自治会、商店街代表などと今後の取り組みについて意見交換。来年度の管理組合の責任者として参加を要望された訳だ。大駐車場を備えたスーパー、娯楽施設、レストランなどが出来るようで、道路、出入り口周辺の混雑、バス路線の混乱など身近なトラブルが予想される。次回の会合を決め、散会。
　　午後、「観る会」の例会通知を印刷、封筒詰めを済ませ、、明朝郵送する。新手帳が入るので送料がかかる。明日は、銀行振込、通知郵送、確定申告の書類作成などを終わらせる予定。

２月１０日（日）晴れ
　　昨日、Nagaの所で心配なことが起きたようだ。次男坊の反乱である。若い人の現実放棄は良くある事だが、振り回されるのはいつも古い人。古い人の中でも、一番若い人と距離が近い人が苦労する。MLでの報告には半分達観した苦悩が感じられる。でも比較的ラッキーな決着を見てよかったと言えるだろう。
  今日は、一日がかりで会報の原稿を仕上げた。しかしそこでどうにも手の付けられないトラブルが起こった。今まではオアシスで作った文書がMS/DOSに変換してメールで送れていたのだが、それが出来ないのだ。それどころか変換ディスクが読み取れないのだ。Meのせいなのだろうか。今までは読み取れていたファイルがすべて壊れているように思える。ファイル名と内容がずれていたり、文字化けしていたりで訳がわからない。ともかく事務局とは連絡が取れて、画像２枚だけは遅れたようだ。文書は未だに処置なし状態だ。

２月９日（土）晴れ
　　急ぎの原稿が半分終わった。後は明日にする。テープの聞き取りを何とかやったのだが、たいした中身は無い。メモを取り何とか二つは形になった。後、「雪国」関連で見開きを一組書き上げる。芝居の中身と、準備過程の記録だ。明日中には何とかなるだろう。
　　確定申告の仕事がまだ手を付けていない。鑑賞会の２月例会のお知らせと、新手帳の送付も終わっていない。原稿を仕上げたら急いで取り掛かろう。
　　恒ちゃんから、ペイオフ問題で、理事会が組合員との間でトラブルを起こしている団地が増えているとの連絡があり、毎日新聞がファックスで送られて来た。プリント不鮮明で、再度郵送を頼んだ。預金の切り替え方法を、総会で過半数で決めずに理事会決定でやっているのが、問題にされているようだ。切り替えた先が破綻したりして損失が出た場合に、理事会が責任を問われるのだという。うちの場合、今度の総会に何らかの方向付けがなされると思うが、内容を十分吟味する必要がある。任期を引き継いでからでは遅くなる可能性も出てきそうだ。重い、が実感。

２月８日（金）晴れ
　　昨夜の飲酒が利き過ぎて、体の動きままならずだらだらとおしゃべりをしながら夕方を迎えてしまった。帰宅後、パソコンを開く気力もなく風呂に浸かっただけで寝てしまった。すべてを明日の宿題にして。
　　特記すべき郵便物二つ。一つは、嗣永典チャンの先日の発表会を記念するテレカが３枚。それぞれ主な出し物の衣装姿で見事なポーズ。自分の夢を着実に実現して行く彼女の姿勢には、素晴らしいものを感じる。もう一つは、八丈のYasueからの速達。頼んでおいた田村安の新聞記事を送ってくれたのだ。ついでに島の観光パンフと先日の大学講座の案内とHideが作ったという講座のレジュメのコピーが入っていた。島に住み、生活に根ざした先進的な学習活動を旦那と一緒に続ける彼女もまた立派なものだ。観光パンフを眺めて、この島の空気と光と海の世界に、そして緑の霊気に打たれに行くぞと思った。８枚も貼ってあった動物切手を記念に保存する。

２月７日（木）晴れ
　　マツモト電器に写真用のプリント用紙を買いに出る。和子の友人達へのプレゼント用に使うものだ。その時にCDラベルや他のラベル類の製作ソフトの付いた「ストンパー」なるものを見つけた。自分でプリントした糊付きラベル用紙をただ押し付けるだけの原始的なもの。廉価なので買ってきた。
Hideに負けずに自作CDでも作ってみたい。音楽CDではなく画像CDになるだろう。
　　夕方から久しぶりに閑古と飲む。学校の事、家族の事、色々と問題を抱えて居そうで、飲み方もやや荒れ気味。２軒廻って遅くなってしまい実家泊まりとなる。

２月６日（水）朝のうち小雨、後晴れ
　　珍しく天気予報ずばり的中。早朝は濡れていた道路も直ぐ乾いて陽が差した。１０時ごろから出かけて午後のシナ研に参加し、夕方から桜台の臨時運営委員会にかなり遅れて出席。僕だけでなく、遅れる人早く帰る人中抜けする人など、忙しく入れ替わりがあって落ち着かない。纏まりの悪い会となり、懸案事項の集中討議は、軌道に乗らなかったようだ。遅れて参加した僕自身大きなことは言えないが、皆忙しいのに無理して臨時会に賛成したのかな。会の雰囲気にはやや苛つきが感じられたが、でも熊谷さんなどは、整形外科の帰りに寄ったということで９時に姿を見せてくれた。忙しいのと、熱心なのと体調と混ぜ混ぜになって、いろんな参加の仕方になっている。予定の討議は出来なかったけれど、一般活動の話し合いは進んで、次の定期会には、ゆとりが出るだろう。悲観的には取るまい。焦るな焦るな。準備中の原稿について平田さんと打ち合わせ、総会の議案書作成の予備討議を３役会でやると言う事にして、事務所を１０時過ぎに出る。比較的温かい夜であった。僕の気持も落ち着いている。気分が膨らんでいる。

２月５日（火）晴れ後曇り
　　また天気は下り坂。昨日の新聞に富士山が二重に笠をかぶっている写真が出ていた。太平洋側から湿った風が吹き込んでいるらしい。今夜から明日にかけて降るかも知れない。明日は、シナ研なので、余り有難くない。夜は桜台で運営委員会がある。また財政問題で揉めるかも知れない。まだ会報の原稿が完成してないので今夜はもう少し粘る事になりそう。午前中に手を付け始めたが、テープの聞き取りが困難でなかなかまとまらない。それに３種類のミックスになるので、資料が不十分でもある。一日締め切りを延ばしてもらうつもり。
　　植木を外に出して、家中掃除機をかける。新しい機械は好調だが、吸い口の種類が少なく、前のは太さが違うので使えない。鑢をかけて細く出来るかな。
　　石井さんからメール。彼もパソコンで苦労しているらしい。山田さんが、春になったら河原での釣りパーティーをやろうと提案しているとか。懐かしい。
　　展示用写真の「アイ・ゴット・マーマン」差し替え用を仕上げる。
　　MLにいた大ちゃんからメールが入った。アドレス変更連絡の返事だが、たそがれを読んでくれてるようで、歯医者の話題などが書かれていた。久しぶりで懐かしい。ML関係では、Kayoはもうイタリアから帰っているようだ。元気そう。Nagaが体調不振らしく、一寸気になる。

２月４日（月）晴れたり曇ったり
　　温かいのか、冷えるのかよく分からないような陽気。これは多分に自分の体調とか精神状態にもよるのかもしれない。一日が何となく気だるいのだ。どっちを向いても物足りない、そんな感じで一日が経った。かみさんが８時には出かけたので、それに合わせて朝食。送り出した後、朝のメールで「たそがれ」がおかしいと言われて、開けてみると、成る程Not Foundである。そこで思い出したのは、InfowebからNiftyへの引越しの事。Infowebの籍は確かに抜いた。Niftyの会員資格もとりFTPアカウントもFTPサーバー名も送られてきた。ただ実際に「たそがれ」のファイルは送ってなかったので、実質的な登録による引越しは未完成だったのだ。ところがFFFTPを使って、ファイル群を送ろうとしたら、今までと全く違う感触で、アップロードを拒否されてしまった。そこでQ&Aで調べてみたら、「パッシブモード」がどうとかこうとか書いてあるので、それに拘っていたら一向に進展しない。後で分かったのだが、FFFTPはこのモードの機能は備わっていたのだ。ホスト側の準備をきちんとしないうちに、ファイルをアップロードし始めたためのミスだったようだ。この作業に疲れてしまったのか、その後の予定が気分的になり、アドレス変更のお知らせメールをメル友全員に送っただけで、実にだらだらと過ごしてしまう。会報原稿もまだ手付かず。割り振り用紙も見たくない。夕飯は早めに一人で食べてしまった。空腹を感じた時に食べてしまわないと無性に呑みたくなるので、今日は休肝日にしたくての英断。今日は早くたそがれて（つまりこの記事を書いて、風呂にでもゆっくりと入りたい。

２月３日（日）雨
　　久が原の実家で目を覚ます。昨日２日から実家での新年会にでるために泊りがけでやってきた。圭一と伸小糸夫妻、クンちゃん夫妻と子供たち、若い参加者は、こんな所。潤や徹が居ないのは一寸寂しい。しかし人数的にはこの辺が限界かもしれない。これにうちの孫たちが加わって動き回ったら収拾がつかないかも。大人たちは、恒ちゃん夫妻、うちの二人、晶子ちゃん夫婦、久保木夫妻。
　　持ち寄りのご馳走が、大変な量になった。僕はあいも変わらず飲む一方。兄は犬を買い始めた。精神的な安らぎとしてもとても良いことのようだ。「花子」という名前の柴犬だ。なかなかの美女。兄貴に言わせるとだんだん色気が出てきたと言う。悦と一緒に散歩に連れ出してみた。犬にもご近所があって、小太郎君なんて友達が他所の門前で待っていた。そろそろボーイフレンドにも気をつけないと純粋血統を傷つけることになるとか。純粋と言うのは、何でも面倒なものだ。血統書などを見せられて雑種の身贔屓をしたくなる。
　　いつもより早く布団に入り、たっぷり眠れた。今朝は８時は暇を告げ、入間に向かう。１０時からの管理組合主催の庭園維持問題の公聴会に出席。来年は理事長でもあるので、住民の気分をよく知っておかなければならない。予測どおり、日照権要求と、緑と日陰要求とが、特定の一本の木についても、対立する有様。広報などに対しても強い要望などが出される。勉強になった。
　　久しぶりに競馬、共同通信杯を観る。京都、小倉などのメーンを予測してみたが、東京だけが大当たり。他は本命印は連帯したが、勝ち馬は無印から出てはずれ。
　　観る会の会報の原稿締め切りが近づいている。そろそろ取り掛からねばならない。
　　夜は、やや気恥ずかしさを感じるようになってきた節分の豆撒き。しかし今頃止めるのも癪で、いつも通り声を張り上げる。鶏年の「年男」が侘しく祝うワンカップ大関一本。ちびちびと夕食を済ます。兄貴のところでは、本物の年男と「年女」とで２頭が元気にいななきを上げたのだろうか。
　　MLに節分用のメールを送った。後に続くものを信じずに。

快晴
　　朝から、今日のテーマは「歯」一色である。この寂莫感を一掃しなくては、姿勢まで前屈みのくにゃくにゃである。自分が格好ばかり気にする人間なのかといささか情けないが、事実無性に気になるのだから仕方が無い。午前中に強引に見てもらおうと電話もせずに押しかけた。混んでいるので午後２時からにしてくれと言われたが、かみさんが強引に頼み込む。恥も外聞も無い、と僕には思われるのだが、女は強い。女の涙ではない、女の「押しの一手」なのだ。何と間もなく番が回ってきて、三つ並んだ治療椅子の向こうの端とこっちの端に分かれて座って、治療の開始だ。医者は、あっちへ行ったり、こっちへ来たりで、多角治療。僕の傍に来た医者は、開口一番こう告げた。「もうそろそろそう言う時期ではないかと思ってたんですよ。」何？壊れると思ってた？成る程、あるメールが「入れ歯だって電気器具と同じで当然壊れるよ」と書いていたのを思い出した。１５万円を支払ったくらいで、俺は死ぬまで持つのが当然と思い込んでいたような気がする。貧しい貧しい愚かさよ。呪われてあれ！因みに修理代は、１６００円だった。これからは、いつ壊れても当然と思えるだろう。今日は、これ以上に大事件は起きないと判断して、全く前例にはないが、午後６時前に一日の記録を書き終えてしまった。
　　貞子さんは、就任を断った。川口になるだろう。総理より、今の政治家の誰よりも日本の政治を見通しているのが、貞子さんなのではないか。

１月３１日（木）晴れ
　　政界は、やはり真紀子更迭の問題をどう収拾するかで、マスコミュを使って攻防戦が展開されている。「正常路線」を歩もうとしない真紀子を切って、アフガン政策の矛盾を覆い隠すことが主目標であるのに、問題が構造改革とその具現化の一部である予算案の審議を阻まれるのが困るから小泉が涙を呑んで、真紀子を切ったという浪花節的小泉擁護論が語られている。反対意見も多くは外務省の役人に議員が圧力をかけることの不当さを衝くだけに留まっている。この事も重要ではあるが、NGOに対する外務関係の一般的評価の問題で、今後のアフガン政策の基本的問題を左右することになる事こそ問題なのだ。民間の「好ましくない」団体の活動を排除する動きが意図的になされるような事があれば、これは正しく政治的圧力としか言えないだろう。
　　予想通り緒方さんは大臣就任を渋っている。賢明なり貞子さん、である。川口環境相の鞍替えも考えられるが、小泉が一番残念がるだろう。この問題をどっちが嘘を言っているかだけの問題にしてしまっては小泉の決断も乙だったというような印象を残し、彼に軍配が上がってしまう。
　　午後になって、軽い煎餅を齧った途端、入れ歯の前歯がころりと落ちてしまった。噛みそうになったが、直ぐ気付いた。しかし口にはぽっかりと黒い穴が空き、虚ろに咽喉の奥へと広がっている。喪失感と寂莫感とで、明後日に久が原に出かけるのも意欲が消え去り、入れ歯の全面的な作り直しになれば、またも１０数万円の出費かと恐れおののいていた。寝酒を飲んだが、変に酔いが回り、明日自分も治療があるから一緒に歯医者に行って見ようというかみさんの提案が出るまで何とも惨めな感じで、愚痴のようなメールばかり書いていた。今年はついていない年になるのか？

１月３０日（水）晴れ
  　政界は真紀子更迭で大揺れ。野上も更迭。鈴木も辞任。巨泉は議員を辞任。ジャーナリズムは、小泉の決断をめぐって、ほぼ非難が７割、小泉内閣の支持率低下を予告する声大。反小泉派のクーデターと考えるのが妥当だと思う。予算案審議を控え、橋本派が官僚と組んでの生贄（後でいくらでも救済できる）覚悟の大芝居。もともとアイディアだけのタンレント総理がこれをどう処理するか。すでに反対派に歩み寄りの結果が、真紀子の首切りに現れている。自分の首を繋ごうとすると
ますます支持率を低めるという宿命が見え始めている。NGOの活動が議員の干渉により阻害されたという本質的問題が、首のすげ替えの問題にすり替えられようとしている。そこがぼかされて外務省の体質問題だけに矮小化されてはならない。民主主義の基本的問題を指摘する事で、小泉内閣を糾弾し、次の政権狙いを企む更に悪質な自民党旧勢力の復活を阻止するのが、真の野党の目標とならなければならない。
　　中学生が、ホームレスを集団で暴行、死亡させたという事件。朝日生命の専務が自殺したというニュース。雪印の詐欺行為の発覚。株価が再び１万円割れ。落ちる、落ちる。日本が落ちる。
　　今日は、高橋事務局長の奥さん、浜根由香の琴と弾き語りのリサイタルが、夜７時から上野の東京文化会館で行われた。地唄舞のNagaを誘って、鑑賞。なかなか澄んだ声、爽やかな撥捌き、素晴らしい出来だった。近代楽器との合体など、新しい試みにも挑戦している浜根由香は、高村光太郎の智恵子抄のような分野をもっと推し進めてみたらどうだろう。邦楽の中にある「音無き世界の音」の追求に僕は憧れる。琵琶の音と訴えるような悲しい歌を思い出した。彼女の声は、そのような悲しい響きと説得力を併せ持っている。近代詩文に自分で作曲する道を歩むのも面白そうだ。

１月２９日（火）曇りがち
　　明け方になって、やや眠れた感じ。頭が軽くなった気がする。図書館に借りたままの本が一冊だけある。期日を書いた紙をなくしてしまったようだ。午前中に返しに行くつもりだったが、気が重くなり、１００回記念写真に取りかかってしまった。前回の要領を忘れてしまい、少しロスを出したが、何とか完了。事務所に保存しておき、来訪者に適宜観てもらえるように、スライドショー的に操作できるような仕組を残したい。今までの会の記録もアルバム形式で保存した。鈴木宗男が外務省に圧力をかけて、あるＮＧＯのアフガン救済の活動を妨害したという問題が問題になっている。その騒ぎの中、国会状況と自党である民主党の自衛隊派遣問題に対する統制的やり口にあきれ返った大橋巨泉が辞表を叩きつけたようだ。見通しの甘い巨泉は、日本の政治を「ハッパフミフミ」程度に考えていたのだろうか。辻本君まで、懸命に思いとどまるよう説得していたのが印象的。朝日生命の専務が自殺。今、入ったニュースだが、遂に小泉が真紀子を更迭したという。揺れるが良い。
野上次官も更迭と言うから、両成敗でお茶を濁そうというのか。官僚と永田町は相変わらず伏魔殿。こんな首相を７０パーセント以上の人が支持してるなんて、国民はどこまでお人好しなのか。

１月２８日（月）快晴
　　今朝は、３時前から目が冴えて眠れなくなった。起きてしまって、５時頃までかけて、未記入だった「たそがれ」と２，３のメールを書く。朝風呂に入って体を温め、寝直して見たが、気分は余り優れない。酒が続いたせいも考えられるので、今日は休肝日とする。
　　尿酸の薬が切れて３日目になる。これ以上は、尿酸値を上げることになるので、澤田さんに午前中に出向く。すると突如採血、採尿をすると言われ、今日は日が悪いなと思ったが仕方なく応ずる。飲み続けているのが血圧に出るかなと思ったが、１４０と８２ということで正常。ほっとする。薬代と検査費で、〆て８００円。帰ってから、先日来ていた前委員のＳさんのメールのことを思いだし、事の真偽と事務局の真意を確かめるメールを武さん当てに出した。僕はまだまだいろいろな考えで、「観る会」の足腰に力をつけて行く時期だと思っているので、集められるだけの力を結集させて、１００回記念、財政問題、会費納入問題、会員増加の問題に取り組みたいと思っているのだが、内外でどんよりした雰囲気を感じるとどうにも切なくなってくる。すっきり出来ないかな。
　　１００回公演記念用の補足した写真を入力する準備をした。また、宣伝用の写真で間に合わせておいた分も、本物の舞台写真に置き換える。すべて揃った段階でＣＤにに焼いて事務局保存にしたい。
　　Nagaから、昨日のテレビで「オレテン」（俺達は天使じゃない」の俗称）を観たというメールが入ったので、うちのレパートリーの一つだと言うことを知らせておいた。勿論１００作品のうちの一つで、写真も揃っている。

１月２７日（日）雨、雪が軽く積もっている
　　みどり会の新年会だが、昨夜の酔いが、酒の席を敬遠したくなる気分を残しているので、気が重かったが、この所茶話会や行事などの参加をおろそかにしていて、副会長としては、自責の念にかられていたので自分の背を押すようにして公民館へ出かけた。久しぶりに加藤さんや只野さん、その他の女性会員さん達とおしゃべりをした。カラオケが歌われ、話があちこちで弾んでいる。「お珍しい、お元気でしたか。」などと声を掛けられ、恐縮。向かい酒のようなお酒が少しずつ進んで、やっと気分も乗ってきて話の輪に加わる。最後の片付けまで残り、雑談に花を咲かせたが、料理の折り詰めには手をつけず、お土産のように持ち帰る。はじめの頃は、はらはらするような場面も見られた会であったが、３０人を超える参加者の様子を見ると、立派に機能している会に育ってきているようだ。関係者諸氏の努力に感謝。来年は管理組合の仕事も重なり、うまくこなして行けるかどうか、不安も残る。

１月２５日（金）晴れ時々曇り　１月２６日（土）曇り後雪混じり雨
　　２５日に和子が昭子のお付き合いで泊りがけのお出かけ。それに合わせてこちらはシナ研のハーさん宅にお邪魔し、パソコンなどでお楽しみ。翌日そのまま吉祥寺の前進座での「雪国」舞台稽古に出向く。木村光一さんじきじきの演出振りを拝見出来て、光栄。もう完成しているのだが、子役の演技指導などで、木村さんの丁寧な指示が繰り返されて、とても参考になる。雪の中で転んで膝を痛めて歩く場面や、芸者衆とのすれ違いの場面、おことの手を引いて島村の部屋を出るときの仕草など細かく指示を与えていた。その後通し稽古が行われたが、川端文学が、しっかりと現代的な女性観で作り直されている。川端には情緒的で無自覚的な傍観者の目が在ったのだろうが、宮本研の脚本では、それを駒子、葉子の確執や怨念を通して、島村の立場をくっきりと浮き上がらせている。最後に雪の中に呆然と立ち尽くす島村の姿は印象的だ。篠田の演技は、無芸の芸とでもいうか地で勝負している感じ。駒子は、やや役作りが上ずっていると言うか、オーバーになっていて葉子に比べて軽薄さが見えてしまう感じ。二人の確執が、最後まで二人の性格から来ているように見えそうで「お荷物関係」を耐えている女二人の間に生まれてきた必然的な関係と言うのが、最後になって少し浮かんでくるが、弱いような気がする。それにしても人間の「誠実さ」とは何かを付きつけている作品としては、かなり成功していて、僕の生き方などにも突き刺さるものを感じた。
　　帰りに桜台の事務所によって、「１００回公演記念」の実行委に参加。石井さんを中心に具体化が進められた。井上ひさし講演会の構想も固まってきたようだ。写真展の未プリント分と、舞台写真への置き換え用の写真を受け取った。非常な疲れを感じ、事務局メンバーと養老の滝で、一杯。前進座を出る頃は、雪雲も見え、かなり冷え込んで「雪になるのか」というような会話もされていたが、酔いが廻って帰途につく頃には、雪混じりの雨となり、道は、酔った足には辛い状況となった。降った雨が道路に残る雪に囲われて至る所に水が溜まり、短靴はぐしょぐしょになり、冷たさが靴下を通して伝わって来る。空腹を感じて、夜食用に即席うどんでも買おうと入ったスーパーでタイル状の床に滑って転倒。危うく怪我をする所だったが、運良くかすり傷一つ無かった。老醜的行為を恥じることしきり。

１月２４日（木）晴れ
　　今日はのんびり過ごそうと朝から決めていた。画像のＣＤ−Ｒを作る練習をしてみた。「観る会」用の記録アルバム三部作を作ってみた。これを事務所に置いておいて、パソコンを使って、訪問客に見てもらうのも良いのではないか。コツを掴めなかった時には、生のＣＤ−Ｒを無駄にしてしまったことがある。また他のＣＤ−ＲＯＭドライブでも見られるようにするには、「ディスクを閉じる」モードにしておく必要があるようだ。その代わり、閉じてしまうと、容量にゆとりがあってももう追加書きこみは出来なくなる。ＣＤ−ＲＷの方が扱いが楽だが、値段が高くなる。
　　会報の原稿の締め切りが気になるが、平田さんからの編集詳細を待つことにしよう。明日は、僕もかみさんも早くから出かける。かみさんは富山から昭子が来るので、観光に付き合い、宿泊先に同宿して、語り明かす予定らしい。僕は、ハーさんとでも語り明かそうか。翌日は吉祥寺の前進座で「雪国」」の舞台稽古を見る。昼頃会場前に集合、世話係りはまた板橋の方だとか・・・。

１月２３日（水）晴れ
　　シナリオ研に出かけるときに玄関でＮＨＫの集金係りに出会い、ＢＳの視聴料の確認をしていると言われた。集合アンテナのついた集合住宅の住民からの徴収に手を焼いているようだ。特権ではなく、スクランブルとデコーダー方式にすれば、確実に見ている人から確実に徴収できるだろうに。民間テレビ群の中のＮＨＫの存在は、将来どうなって行くのだろう。サッカーの放送は、誰でも絶対に観ると決めてかかっているようだ。
　　風邪の兆候は、横ばい。寝て起きたときの咳が酷い。鼻もおかしいが、熱が出そうな気配は、今の所ない。座ったためか、池袋で乗り越し、大塚からＵターンして戻った。風呂は敬遠して就寝。

１月２２日（火）晴れたり曇ったり
　　転機回復、雲は多いが、日差しあり。２時半に練馬・大江戸線の改札で神田、平田諸氏と落ち合い、森下にあるスタジオ倉庫「ベニサンビル」に向かう。しばらく待たされてから、インタビューが始まる。板橋のＩサンが世話役だったが、あまり司会らしいことはやらずに、１２，３人の参加者が各自の質問を行った。僕も写真を撮る側に回っていて、質問らしい質問は出来なかった。全体的にあまり活発な質問も出ず、篠田さんの方からしゃべり出す感じだった。「駒子」も傍を通っただけでインタビューには、応じてくれなかった。着物姿の篠田さんは、なかなか粋で、着物が良く似合う。島村はもう少し遊び人風の方が合うのではないか、と言う人も居た。どんな舞台になるか楽しみだ。２６日には吉祥寺の前進座で舞台稽古を見る。インタビューが済んで、グループ毎と全員での写真を撮る。７時少し過ぎに帰宅。写真をアルバムに入力。インタビューの録音も神田さんから預かって来た。

１月２１日（月）雨、次第に酷くなり、大時化となる
　　予想通り雨となったが、強風を伴い、雷まで暴れ出して、一時は台風のような大荒れとなる。昼頃から練馬文化センターで運担サークル会議に出席。３０人ほどの参加者で賑わう。結構発言も活発で、なかなかの纏まりを示すサークルもあるし、お年寄りばかりでようやるなあ、という感じの所もある。会員減の中での悩みをそれぞれ抱えているようだ。座席分けの作業を無事に終えて、大雨の中を散会。みんな頑張って！と帰って行く会員さん達の背中に心の中で声をかける。
　　そのまま桜台事務局に移動。近くのラーメン屋で一人の昼食を済ます。夕方からの運営委員会のための企画に関するアンケート資料を纏める仕事にかかる。コピーを取ってもらう頃、ボツボツと仲間達が集まってくる。病気上がりのＫさんが欠席のようだ。今日は冒頭から「運営委員会だより」という印刷物の中身についてＩさんから疑義が出て、Ｆさんからは先に懸案事項を取り上げて欲しいとの要望が出た。新しく加わった積極的なメンバーだが、まだ一人一人の気質や癖や表現の真意までは掴めない部分が多いので、感情的になり過ぎるきらいがある。焦りも感じられる。気持ちは充分わかるのだが、長年やってきた僕らには流れ続けてきた集団の歴史的な限界もあり、焦りすぎると現有勢力の結束力まで削いでしまう可能性もある。やはり民主的な組織的な構造改革も必要だが、現実の動きを発展させながらの整備、基本的な考え方の再構築が大切なのではなかろうか。何よりも仲間に対する謙虚な信頼感と自分の責任意識を土台に据える必要がある。事務局から運営委員会が自立性を強めることは大切だが、対立意識だけが先行しては建設的に事は運ばない。決ったことを具体的に推し進めて行きながら、歪の部分の手直しをして行ければと願っている。すべて人間関係が原動力なのだから。終了１０時半と大幅に遅れた。息継ぎで終電ぎりぎりまで飲んで帰る。
　　ＭＬを見ると、何とＨｉｄｅが悪天候のため飛行機が欠航して、八丈行きが駄目になったらしい。好天続きの中のアンラッキーな偶然。こんなこともあるんだな。

１月２０日（日）晴れ
　　ペチに続いて、Ｈｉｄｅが「パリ・３」の原稿を送ってきた。明日から八丈に先生の助手役として飛ぶのに、例の頑張りで書き上げてしまったらしい。それを受けて僕の方もハッスルして、直ぐに風船蟲「タビたび旅」を改造更新して、ＭＬの皆に知らせた。
　　その仕事をやっつけて、夕方から、集会所での管理組合新役員の会合に出席した。役割分担の会で、いつもだと３回も４回も繰り返される。自己紹介は、まるで全員が病人か、猛烈社員、遠距離通勤者か、介護者を抱えていたりという具合で、僕もその例外ではないのだが、現理事長の「高橋さんの司会で、役員選出の件を進めてもらえないか。」の一言で大勢は決してしまった。結局投票は最高点を取り、次点の人に理事長を頼んだが、受け入れられず、かくなる上はと引き受けざるを得なかった。自分向きの仕事ではないだけに不安は一杯だが、女々しいのは嫌だし、やることにする。来年に向けて、軽く見ることの許されないこの仕事を中心に身辺整理が必要になる。ファイルなどの整理もきちんとやらねばならない。日ごろだらしのない自分に発破をかけねばならない。
こんな覚悟をした所で、知れているのかもしれないが。分からないことは見栄を張らずに聞くこと。そうだこれで行こう。二階堂をちびちびやりながらの決意。

１月１９日（土）晴れ
　　ペチから写真説明が送られて来た。それを使ってもう一度レイアウトをやり直す。やっぱり本人の完全オリジナルとなると気持ちが良い。Nagaの地唄舞の時の気分が蘇ってくる。ペチも嫌いな文章を懸命に作ったのだと思う。満足していただければ有難いのだが。Ｋａｙｏから早速「見たよ。ぱちぱち。」と応答があった。Ｈｉｄｅは旅行だし、Nagaはお兄さんとご対面で、ペチへの反応は、明日になりそう。満足してもらえばと、心から願う。
　　「１００人の村」のことがＮＨＫで扱われていた。口承で長くなってきたと言う点が、強調されていただけで、内容的には上っ面を撫でただけという感じで、良い印象は持てなかった。あれでは取り上げた動機が全く理解できない。
　　ＮＨＫの視聴料の取立てが厳しくなってきたようだ。玄関口で「テレビのスイッチを入れて、リモコンを持って来い」と要求されたそうだ。特に見てもいないＢＳの視聴料取立てがアンテナの有無だけで取り立ての根拠になって来ている様だ。大企業に対する国家的擁護傾向が強まる中で、警戒すべき動きだ。

１月１８日（金）晴れ
　　モニターが入荷したとの連絡が、マツモト電器より入って、急遽、徹に連絡し、車を借りて運んだ。何せ重いので一苦労。回転台の接続部分がデリケートで、気を使って設置したので、へまをやって右手親指に血豆を作ってしまった。何とか無事に設置できて、画面を調節し、完了。これまたローンを組むことになったが、これで一応今回のパソコントラブルは解消した。
　　和子の風邪は快方に向かっているようだ。昨日は事務局に行けなかったので、短時間一っ飛びで、桜台まで会費納入に行って来た。事務局の労作のカレンダーを数枚貰ってきた。５時には帰宅。ペチの「デジカメ展」のレイアウトに取りかかったが、もう少し彼自身の説明なり感想が欲しかったので、その旨メールする。その後、Nagaから一部説明の入ったメールを指摘され、参考にするべくプリントアウトしておいた。
　　モニター初使用を祝って、お清めに二階堂を一本買ってきて祝杯。２杯ほど飲んだ所で、ビンがどこかに隠されてしまった。例によっての神隠し（かみさんが隠す）だろう。

１月１７日（木）曇り時々小雨
　　今日で会費納入期間が終わるが、和子の風邪が思わしくなく、出かけるのを止めた。明日にでも様子を見て、届けに行くつもり。電話だけで事務局と平田さんと話す。武ちゃんが何か苛苛しているようだった。２２日に雪国のインタビュー、２６日に舞台稽古見学（ベニサンピット）になったようだ。一日ごたごたとせわしない。合間を見てパソコン。ソフト「ＴＡＲＧＥＴ］が上手く動かない。たそがれの「特集」にNagaの「１００人の村」と、Ｈｉｄｅの英文版とを織り込ませて貰った。それに先立って池澤夏樹氏のＨＰ「新世紀にようこそ」の紹介を目次に載せ、最新号のメール２回分を別ページに組み込んだ。彼の文章を一人でも多くの人に読んで欲しい。
　　ペチが「九州旅行」の写真を、風船蟲のデジカメの組み写真ページに載せるのをＯＫしてくれた。いつもながら謙虚な姿勢に脱帽。明日から取りかかる。

１月１６日（水）曇り後雨
　　定例シナリオ研。テーマは、「現代における愛の条件」。各自が作品化する基礎とするための討論だが、数回の積み重ねが必要になりそう。雑談に入って、「１００人の世界」も話題となる。文明の衝突が取り上げられている世界状況の把握の仕方として、分かりやすい表現だと思う。このＨＰの「特集」欄で取り上げたい。またビンラディン氏の行方も話題に上り、生存している場合は国家規模での庇護の可能性があるとか、空爆によって志望した場合、部下による密葬により永遠にその死は伝えられず、イスラムの伝説となって生き続けるのではないかと言うような、憶測が飛び出した。埼玉からの参加は、いかにも遠出で、特に帰り道は長く感じられる。１時前後の帰宅となる。

１月１５日（火）晴れ
　　和子が風邪気味でいつもの元気がない。鼻と咳で伏せがち。こちらは、パソコン各ドライブのクリーンディスクをしたり、バージョンアップ時のファイルの未整理などを処理して、二重になっているファイルなどを一本化し、使いやすくした。所が、ＭＬの皆の話では、メールに極端な遅れが目立ち、メンテナンス時のものなのか日常的混乱なのか区別がつかないような状況を呈し始めた。２時間近くはＮＩＦＴＹでは、普通のように遅れる。前は、ＭＬの自分への返信は、あっという間に戻ってきていたものだ。今では、木霊のように行ったきり。これではＡＤＳＬも自慢にならない。それなのにもう外国でもどこでも１分５円というネット電話などを売り出して、宣伝している。現在の質を高めるのも重要なサービスだと思うのだが。

１月１４日（月）晴れ
　　今日は特別な事もなく、のんびりと過ごす。管理組合から、新役員の打ち合わせが、２０日の日曜日にあることが伝えられた。２７日には、みどり会の新年会がある。このところご無沙汰しているので参加せねばなるまい。管理組合の方は、あまり要職には、就きたくない。やる事が多すぎて無責任になってしまう。演劇のほうに力を入れたい。
　　去年もそうだったが、各地の成人式が荒れている。今年は沖縄那覇で逮捕者を出したようだ。青年は一番弱い所、矛盾の蓄積した所で、抵抗するのが当然。国家が「成人」のあり方を規定しようとする傾向が強くなれば、反抗も大きくなる。日本の矛盾を背負っている沖縄の青年たちが不安に駆られた行動をするのは、良く分かる。同じテロ事件でも、沖縄での受け止め方は、深刻だったろう。大人が脱税や汚職に明け暮れ、戦争への不安を掻き立て、碌な手本も見せずに行動の過激さのみを非難して、偉そうな演説や警察力で鎮圧しようとしても、テロと同様、すんなりと収まりっこない。若者たちの反抗が、説得力ある形に組織化されることを望む。
　　ソフトの適応が、おかしくなっている部分を手直ししているが、２，３修正が終了した。どうやらファイルの置かれている場所が、不適切になっているようだ。もう少しファイルを整理した形で保存するようにしないといけない。

１月１３日（日）晴れ、好天続き
　　遅くまで話し込む。男料理ながら、結構豪華な食事を用意して、たっぷりと話し込んだ。デジタル画像のこと、ビデオ撮影のこと、ハーさんも偶々観ていた「金色の嘘」のことも話題となり、、映画としての出来は別として、登場人物の分析など結構話題は弾んだ。夕方、かみさんから携帯が入り、帰途に就く。充実した二日間が終わる。

１月１２日（土）晴れ
　　和子が県人会関係の日帰り旅行に出るというので、５時起きして、大内さんと二人を駅まで車で送る。車がすっかり徹の家族のために整備し尽くされていて、チャイルドチェアなどが助手席にも後部座席にもしっかりと備えられていて、二人の女性は、隙間に挟まるように座っていた。そうだ、昨日もマツモト電器に行くのに、ストーブや掃除機を積み込むのに苦労したっけ。今日は、研究会ではなく個人的にハーさんのところに泊りがけで遊びに行く。その前に思いついて、「金色の嘘」という映画をブンカムラで観たが、自分の問題意識とはずれているので、あまり関心は持てなかった。「橙色の嘘」とか「真っ赤な嘘」と言った表現につられてみたが、期待外れと言う所か。ついでに「クリムトからシーレまで」（ウィーン分離派）を観た。シーレの生が沢山観られて収穫だった。シビアな、わが身に突き刺さるような線が強烈。

１月１１日（金）晴れ
　　疲れていたのか、目覚めたら８時半。石油ストーブの調子が、完全におかしくなった。加熱が酷くなるのか、点火して一時間も立たぬうちに、自動的に電源が切れてしまうようになった。まだ室温が高まらぬうちに消えてしまうので、かみさんが先ず寒がる。どうしようもなく既に壊れて使い辛くなっていた掃除機と合わせてローンを組むことにした。ボーナスの無い生活は、融通がきかない。電化製品と言うのは、壊れ時に周期があって、一度にあれこれと駄目になることが良くある。今回はパソコン関係も合わせると大変な出費となる。モニターも三菱のフラットタイプに決めたが、これもローンにするつもり。マツモト電器まで車で２往復して新品を運び、廃棄する古いものも処分を頼んだ。自分で運べば、処理費は無料になる。しかし使い染めで掃除機を使ったが、やっぱり快適に動くし軽くて移動にも体力がいらない。楽々と家中に掃除機をかけた。ストーブも快適な燃焼音でさわやかに燃える。老人の喘ぎが、若者の息吹に置き換えられたような感じ。消費の嬉しさなんてこんな所にあるのかもしれない。土日とかみさんが続けて出かけるので、僕も泊りがけで友人の所に出かけることにした。公認の小旅行みたいなもの。

１月１０日（木）晴れ
　　協力してブランチのために飯を炊き、味噌汁を作り、鮭を焼いて、美味な筋子も加えて、豪華な食事となる。午後、直接桜台事務所に出向き、事務局長と話し合う。鑑賞会を運動としてどう捉えるか、と言う点で、最近の運営委員会の状況を、不安に思っているようだ。会費の納入に振込みの導入を特殊な場合の方法として考えることが、一般化へと広がることへの危惧、会員を増やす動きへの異論が発言されていることへの疑問など、これまでの「運動」としての本質にかかわる方向に向かう危険性を述べていた。劇団後援会のような「お客様」に見せてあげる会を運営する、単なる事務手続きとしての事務局になってしまうことを心配しているようだ。手作りの演劇鑑賞会、サークルを基盤にして、みんなで観て、みんなで考え合う、そして創造団体へも刺激と力を与えて行くような組織活動。このようなイメージを失ってはならないと僕も思う。個人の主観ではなく、運営委員会の総意で、会の方向付けをして行く必要がある。持ってきたお握りを食べ、グレープフルーツをつまんで、軽い夕食とする。
　　夕方から、文化センターに移って、担当サークル会議に出席。担当サークルの３割３分ほどの参加率。２０名ほどの勉強会になった。地人会の制作の友谷氏の話と話し合いでの発言が雰囲気を盛り立ててくれた。川端作品の冒頭部分の読み合わせも、事務局長を「駅長さん」にして、大成功。会員の老齢化。つまりサークルの老齢化。サブカルチャーの参画による演劇文化の世代的分科、など会員増加に対する壁がいろいろと指摘された。その中でも、芋づる方式で会員を広げている貴重な実践も垣間見られる。やはりサークルの活性化にどう取り組めるのか、が問題なのだと思う。終了後、「百味」で飲む。平田さんが前向き姿勢なので心強い。終電の時間となり、一人だけ店を飛び出す。

１月９日（水）晴れ
　　桜台事務所に展示用写真を届ける。ユカちゃんには、予想以上の出来と言われた。平田さんと明日の「雪国」担当サークル会議の進行について打ち合わせる。原作の冒頭の部分の読み合わせなどを取り入れることにした。連絡事項などの確認後、シナリオ研に出向く。
　　研究会後は、お正月気分の継続で、飲んで四方山話に花が咲き、常連で泊まりこむ。

１月８日（火）晴れ、雨上がり
　　今朝起きて、ごみを捨て、恐る恐るパソコンのスイッチを入れると、始めは、昨日いやという程見せ付けられた画面がまた現れて、真っ暗画面の縦線ギラギラ。またかと見ていると、暗闇の中から、いつものパスワードウィンドウが現れて、ギラギラ縦線は薄くなり画面の荒れが落ち着き始めて、やがていつもの正常画面に落ち着いた。その隙間に書けるだけ書いておこうと、ＭＬへのメールそして昨夜は書けなかったたそがれなどを記入した。
　　１１時近く、マツモト電器より、店員が貸し出し用のモニターを積んで車でやって来た。僕の状況報告に従って、どうやらモニターのトラブルと見当をつけたらしかった。ずばりその通りで、モニターを付け替えたら、すっきりと動き始めた。何でも、今のパソコンセットの寿命は、４，５年だという。僕のマシーンもそのくらいだ。修理すると、５，６万、新品を買うと３万程度だから、買いなさいという。これがリサイクルを阻害し、ごみの山を築くシステムの基本なのだ。馴染んだモニターは持ち去られ、処分にかかる費用は、新品を購入してもらった時に精算するという。典型的な消費の論理。ごみ再生産の論理。それに従わないと、損をするのだ。僕も例外ではない。
　　ともかく、もうトラブルの話題は自分でも飽きた。ＭＬにしろ、たそがれにしろ、もっと道具を離れた話題を展開しなければいけない。道具より中身が大切だ。
　　夕方から、１０日の「雪国」運営担当サークル会議の進め方について、平田さんと打ち合わせをした。ついでに年末から正月にかけてプリントした８０数枚の写真を持参した。予想よりも綺麗な仕上がりという印象を与えたようだ。帰りは真っ直ぐに、７時１５分には帰宅。明日の研究会に備える。

１月７日（月）曇り夜雨
　　実は、翌朝になって記録を書いている。夕方から夜にかけてパソコンの具合が悪くなり、にっちもさっちも行かなくなって、画面は真っ暗で、真中縦にギラギラと光る２センチ幅の縦線が走る状態で、動かなくなってしまい、その後何度繰り返しても同じ。松本電器にも電話を入れるなど、大騒ぎ。明日コンタクトを取ることで、不て寝をしてしまった。

１月６日（日）曇り時々晴れ、寒い
　　長男の潤たちとの約束で、奏の成長振りを見に出かけた。浅草橋までは、結構遠い。道々、、１歳半では、人見知りで、泣きっぱなしじゃないのかなと、話しながら行ったのだが、泣いたのは、始めだけで、直ぐに慣れ、はしゃいで動き回った挙句くたびれて、自分で掛け布団を指差して眠りたいの意思表示よろしく、座布団の上にうつ伏せに横たわったまま、むにゃむにゃと眠ってしまった。その後掛け布団で覆われて、われわれが退去するまで目を覚まさなかった。立派なものである。大人たちは、ワインで乾杯し、素子手作りのお料理と持参したお土産とで昼食会となった。潤たちも大分大人になって、すっかり親の姿勢が決ってきたようだ。自然を感じるほかない。元気に育ってくれることを願ってお暇する。二日に会った徹たちと比べると、やっぱり兄貴かなという印象が残る。

１月５日（土）晴れ時々曇り、お天気雨あり
　　二人とも正月になって始めての外出。明日は潤の所に奏の顔を見に行くので、絶対に遅くなるな、泊まってくるな、というお達しがあったので、早めに帰ったものの久しぶりにハーさんと話して、寿命が延びた感じだ。自分の家よりも疲れないし、言葉は最小限で済む。癒しの雰囲気はあるし、多弁になるときは、空想に遊ぶとき。良い友人を得たと心から感謝している。今年も頑張ろうと乾杯した。良い作品良い思索を残したい。
　　nul.Reとかいう怪しげなメールが届いた。大泉ＭＬの山浦からもヴィールスに充分気を付けるようにと警告があった。大体こちらから出した記憶も無いのにＲｅがおかしいし、添付ファイルもあるので、開封せずに削除した。　

１月４日（金）晴れ
　　３が日も終わり、今日から仕事始め。一気に展示用写真コピーの仕事を片付けた。１０１枚のうち８５枚を仕上げた。後１６枚は、まだ原画が揃っていないので追加の仕事になる。出来栄えは原画の良いものはかなり良い仕上がりになっているが、小さな原画、ピンぼけのカラーなどが、伸ばすと欠点が拡大されて見栄えがしない。まあ、壁に貼ったときは、左甚五郎の竜ではないが、何とか見られるだろう。それにしてもインクの計算を間違えて多く買い過ぎてしまったようだ。プリントもＡ4版の写真ともなると、待ち時間が１枚に付き４分近くかかるので、間をつなげるのに、ついつい一杯飲りたくなるので困った。テレビは相変わらず芸能人やプロ野球選手などのドンチャン騒ぎが続いている。明日は久しぶりに都心に出る。

1月３日（木　）晴れ後曇り
　　昨日から残っていたHPの完全アクセスとカウンターの設定は何とか完了した。SWEET　HPからアット・HPへ移籍することにした方が、サービスの点で有利なので、今日オンラインで申し込みをした。一度消してしまったファイルをホスト側から取り寄せたときにHTML文書の中に混乱が起きていたらしい。表紙を新しく作り変え登録しなおしたら、アクセスもカウンターもスムーズになった。従って一月後には、アドレスも変わるのではないか。自動的に新アドレスはお客様に知らされるようだ。これで何とか、すべての面で復旧工事は終了したと見て良かろう。ADSLも頗る快調。周辺機器の動きも問題無し。
　　もんじゃ焼きの加藤からメールが入った。持ち前のセンスを発揮して、店の経営に全力を尽くしているようだ。とにかく頑張り屋だったから。近く顔を出して見たい。
　　大晦日に来ていたKUROちゃんの質問に答える。彼本当に上達した。thinking before writing
に大進歩が見られる。
　　今日から、展示用の公演写真のA4版コピーに取り掛かった。既に３０枚近くを完成した。こちらはプリンターの傍について酒を飲みながらの監督だけ。楽チン楽チン。一寸インク買いすぎたかなと思ったりしながら、昔を思い起こしている。

晴れ
　　どうしても姿を現さなかった「たそがれの記」が表紙を書き換え、登録をし直すことでやっと復旧した。２９日を書き込んだまま更新不能となって、年末年始を過ごしてしまった。どうやら消えてしまったローカルファイル群をホスト側からUターンさせたら、HTML文書の所在指定が複雑となり、読み取れなくなっていたらしい。しばらくはそのまま修正しようと粘ったが、面倒になりINDEXのページだけを書き換え、他のページとリンクさせたら、簡単に復旧した。一先ず変な表現だが「借りは返した」という気持ちだ。うぬぼれではないが、このHPを楽しみにしてくれている人もいるらしいので、心からお詫びしたい気持ちだ。
　　暮れの「観る会」事務所の模様替え大掃除と、自分のパソコン大騒動と、年賀状作成、自宅の大掃除と神経と体を総動員し尽くして、３０日には首筋と右の肩が石のように固まってしまい、買い薬の痛み止めとプラスターシップで、何とかしのいだという感じ。今は大分楽になっている。一月の悪戦苦闘の結果であろう。でも４万近い出費は無駄にはならなかったようで、ADSLも順調、その他のパソコンの機能も完全に回復している。プリンターの動きも完全で、１００回公演記念の写真展の準備にも支障をきたさずにすみそうだ。先ずはほっとしている。
　　今日は次男の徹が嫁さんと永実と奈々を連れて遊びに来た。孫と楽しく遊んだのはいいのだが、息子の現状認識（自分の生活のピンチを救ってくれた人たちの援助や思いやりに対して、感謝の念が軽すぎる態度や発言に苦言を呈したのがもとで、言い合いになり「俺もう帰る」「ああ帰れ」という状況になったが、嫁さんにいなされ夫婦揃って詫びを入れるという結末になり、一件落着。こちらも「喧嘩のできる親子で良かったよ」とホコを収めた。自分を厳しく見ることの重要さを教える良い機会だったと思う。飲んだ酒も覚める正月二日であった。